スマホをつかっていると、ほかの格安SIMへ乗り換えたいと考えることもありますよね。しかし今つかっている電話番号はそのまま引き継ぐことができるのか、わからなくて不安というかたもいらっしゃるでしょう。
基本的にスマホの電話番号は、大手キャリアや格安SIMといったジャンルは関係なく、どの事業者にも引き継ぐことができます。ただし電話番号を移行するためには、MNP(モバイルナンバーポータビリティ)制度の予約番号が必要です。
そこで本記事では、格安SIMで電話番号を移行する方法や、引き継ぐ際のポイントについて具体的な情報を紹介いたします。こちらの記事を最後まで読んでいただければ、安全に電話番号を移行できること間違いなしです!
また、記事の後半では格安SIMで電話番号を変更する方法や、電話番号を変更することによるメリット・デメリットについても解説しております。格安SIMの電話番号について、あらゆる知識を得ることができますので、さっそくチェックしてみてください!
- 格安SIMで電話番号を引き継ぐ方法
「簡単な3ステップを解説」 - 格安SIMで電話番号を引き継ぐ際のポイント
「MNP予約番号の有効期限は15日間」 - 格安SIMで電話番号を引き継ぐ際の注意点
「データSIMに電話番号の引き継ぎはできない」 - 格安SIMで電話番号を変更・取得する方法
「新規契約・譲渡・承継の3つがある」 - 格安SIMで契約する電話番号は選べる?
「基本的には選べない」 - 格安SIMで電話番号を変更するメリット
「LINEアカウントの作り直しができる」 - 格安SIMで電話番号を変更するデメリット
「サービスの契約情報変更が必要になる」
いまの電話番号がとても気に入っているんですけど、格安SIMでもそのまま利用できるでしょうか?
安心してください。いまお使いの電話番号は、格安SIMでもそのまま利用できますよ!具体的な手順やポイントをお伝えしますので、ぜひ続きをご覧ください♪
格安SIMで電話番号を引き継ぐ方法
格安SIMに乗り換えを検討する際、多くのユーザーが気にするのが現在の電話番号を引き継げるかどうかです。幸いなことに、現代の格安SIMは「MNP制度」をつかって、現在の電話番号を簡単に移行できます。
こちらではMNP制度をつかって、格安SIMで電話番号を移行する方法を解説します。
大手キャリアから格安SIMへの移行はもちろん、格安SIMから別の格安SIMへ電話番号を移すことも可能です。どのパターンでもおなじ手順ですので、ぜひ参考にしてみてください♪
【手順①】MNP予約番号を発行する
格安SIMで電話番号を移行するためには、はじめに契約している通信サービスにて、「MNP予約番号」を取得する必要があります。MNP予約番号は電話番号を他社へ移行するための専用コードで、発行にかかるコストは無料です。
ただしMNP予約番号の発行方法には3つの種類があり、手続の方法によっては2,000円〜3,000円ほどの事務手数料が発生するため注意しましょう。
ちなみにMNP予約番号を発行する方法は、「オンライン発行」「ショップ発行」「電話発行」の3つです。オンライン発行はサービスのマイページからユーザー自身が発行する方法で、事務手数料はかかりません。
一方でショップ発行や電話発行は、事業者のスタッフが発行してくれる代わりに事務手数料が発生します。そのためコストを気にされるかたは、マイページから発行するのがおすすめです。
MNP予約番号は即日発行してくれる事業者もありますが、発行に2〜3日かかるケースもあるため、乗り換えを急いでいるかたは早めに手続きを進めておくと良いでしょう。
発行手順は事業者によって異なりますが、オンラインで発行する場合は次のような順序であるケースが多いです。
- 契約しているサービスのマイページを開く
- ログイン情報を入力
- マイページへログイン
- 解約・MNP予約番号発行の項目を探す
※誤って解約をしないように注意 - MNP予約番号の発行をおこなう
- MNP予約番号が通知される
※SMSや郵送で送られる場合もある
もし「MNPワンストップ」に対応したサービスをお使いの場合は、MNP予約番号が不要なケースもあります。詳細は後述しておりますので、そのまま続きをご覧ください。
【手順②】使いたいサービスへ乗り換える
MNP予約番号を取得したら、次に利用したい格安SIMなどの通信サービスへ乗り換えをおこないます。乗り換え先では、利用している電話番号とセットで取得したMNP予約番号の提出が必要です。
たとえば多くの格安SIMはインターネット申し込みのみとなっているため、オンライン手続きをする場合は申し込みフォームにMNP予約番号を入力するスペースが表示されます。
MNP予約番号には15日間の有効期限がありますので、発行から15日以内のコードを入力しなければ、電話番号を移行できないので注意しましょう。
基本的には乗り換え元でMNP予約番号の発行をおこない、乗り換え先でMNP予約番号を提出できれば、電話番号の引き継ぎは完了です。
電話番号を移行する手続きは、とてもシンプルで簡単です。たしかにMNP予約番号を取得する手間はありますが、難しい手続きではないので、ぜひチャレンジしてみてください♪
【手順③】開通手続きと開通設定を済ませる
格安SIMなどの契約が完了し、SIMカードが到着したら開通手続きをおこないます。ちなみに開通手続きとは、新しいSIMカードで電話番号やインターネットを利用できるようにする設定のことです。
電話番号が引き継がれるタイミングにはいくつかパターンがありますが、多くの場合はスマホで開通手続きをおこなうと、新しいサービスに電話番号が引き継がれるイメージです。
そのため、電話が利用できなくなる時間は数十分ほどで、長くても1時間で済みます。ただし開通の受付時間には事業者によって差があり、設定を開始する時間によっては翌日までスマホが使えなくなる可能性もあります。
たとえば開通手続きの受付時間が9時〜20時までの場合、20時を過ぎてから手続きをはじめると、処理が完了するのは翌日の9時以降になるため、少なくとも13時間以上はスマホが使えません。
スマホをつかえなくする時間を減らすためにも、乗り換えるサービスが何時まで開通手続きの受け付けをしているか調べてから、設定をはじめるようにしましょう。
開通手続きの手順については、お使いのスマホや契約するサービスによって異なります。一般的には契約先の事業者から設定ガイドが送られてくるので、記載されている内容に沿って、スマホの操作をおこなってみてください♪
格安SIMで電話番号を引き継ぐ際のポイント
格安SIMで電話番号を引き継ぐ際には、以下のポイントを知っておくことが重要です。ポイントを押さえておくことで、スムーズに乗り換えができるだけでなく、思わぬトラブルの発生も防ぐことができます。
電話番号の引き継ぎを確実におこなうためにも、しっかりとポイントを理解しておきましょう☆
【ポイント①】MNP予約番号の有効期限は15日間
MNP予約番号は、格安SIMで電話番号を引き継ぐために欠かせない要素です。しかしMNP予約番号には、15日間の有効期限があるため、無期限につかえるわけではありません。
たとえば乗り換えを検討している段階で早めにMNP予約番号を取得しても、15日以上の期間が経過してしまえば、予約番号は無効になってしまいます。
また、MNP予約番号の有効期限が1〜2日ほどしか残っていない場合、格安SIMの乗り換えを受け付けてもらえないケースもあるので、できれば5〜7日以上の余裕をもって手続きをするのがおすすめです。
格安SIMで乗り換えをする数日前にMNP予約番号を発行しておくと、スムーズに手続きが進められるでしょう♪
【ポイント②】MNPワンストップ対応ならMNP予約番号は不要
2023年5月24日から、一部の事業者で「MNPワンストップ制度」が導入されました。MNPワンストップ制度は、MNP予約番号をつかわずに電話番号が移行できるユーザーファーストな制度です。
ただしMNPワンストップ制度を利用するためには、乗り換え元と乗り換え先の双方が、MNPワンストップ制度に対応している必要があります。
たとえば乗り換え元がMNPワンストップに対応していても、乗り換え先のサービスが非対応であれば、MNPワンストップ制度をつかうことはできません。
しかしMNPワンストップ制度がつかえない場合は、従来のMNP制度で電話番号の移行が可能なので安心してください。ちなみに2024年9月30日時点でMNPワンストップ制度に対応しているサービスは、以下のとおりです。
MNPワンストップ制度に対応しているサービス
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
- 楽天モバイル
- ahamo
- povo
- povo 2.0
- LINEモバイル
- LINEMO
- UQモバイル
- ワイモバイル
- NUROモバイル
- イオンモバイル
- BIGLOBEモバイル
- J:COM MOBILE
- mineo
- 日本通信SIM
- b-mobile
- センターモバイル
- LPモバイル
- IIJmio
- ジャパネットたかた通信サービス
【ポイント③】必要に応じてSIMロックを解除しておく
いまお使いのスマホに「SIMロック」が設定されている場合、一部のSIMカードを利用することができません。ちなみにSIMロックとは、スマホを特定の回線でしか利用できなくする機能です。
SIMロックは、「ドコモ」「au」「ソフトバンク」が2021年9月以前に発売したスマホに設定しているもので、当時のスマホをお使いの場合は他社のサービスを契約しても、電話やインターネットが使えません。
たとえばドコモで発売されたスマホであれば、au回線やソフトバンク回線をつかったサービスが使えない状態です。問題を解決するためには、SIMロックを解除する必要があります。
SIMロックの解除については、スマホを販売していたキャリアの店舗窓口やマイページから手続きができますので、新しいサービスへ乗り換える前に解除しておくと良いでしょう。
また、ショップやコールセンターで解除手続きをする場合は、2,000円〜3,000円ほどの事務手数料が発生するため、MNP予約番号の手続きとおなじようにマイページで手続きをするのがおすすめです。
SIMロックは一度解除しておけば、再び設定されることはありません。ユーザーにとってSIMロックを設定しておくメリットは一切ないので、早めに解除しておきましょう!
【ポイント④】契約するSIMカードのサイズを把握しておく
スマホに装着しているSIMカードには、3つのサイズが存在しています。スマホが対応しているSIMサイズはいずれか1つなので、契約する格安SIMで発行されるSIMサイズが、自分のスマホで利用できるか把握しておきましょう。
ちなみにSIMカードのサイズは、「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3つとなっており、もっとも新しいnanoSIMが2012年から提供を開始しているため、ほとんどのスマホはnanoSIMに対応しています。
もしnanoSIM以外のサイズに対応したスマホをお使いの場合は、格安SIMを申し込む際にSIMサイズを変更してもらうか、市販されているSIMカードの変換アダプタをつかうことで、SIMカードを装着することが可能です。
また、最近では「eSIM」と呼ばれる内蔵型のSIMカードも登場しています。スマホに内蔵されたSIMカードに、電話番号などの情報を遠隔で書き込んでもらえるサービスで、eSIMをつかう場合はSIMカードのサイズを気にする必要はありません。
SIMカードは、電話番号などの情報を記録している重要なパーツです。SIMカードなしでは電話番号を利用できないので、自分のスマホでつかえるサイズは絶対に知っておきましょう!
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格安SIMで電話番号を引き継ぐ際の注意点
格安SIMで電話番号を引き継ぐ際は、いくつかの注意点を理解しておくことも大切です。こちらでは、とくに重要な3つの注意点について解説します。
面倒なトラブルを回避するためにも、注意点はしっかりと理解して、ただしい手順で乗り換えをおこないましょう!
【注意点①】データSIMに電話番号の引き継ぎはできない
インターネットだけを利用するデータSIMにも電話番号が付与されます。しかし、いまお使いの電話番号をデータSIMへ引き継ぐことや、データSIMの電話番号を音声SIMへ移行するといったことはできません。
理由としては、MNP制度は音声SIMでのみ利用できるサービスだからです。そのため電話番号を維持するために、格安SIMのデータSIMへ乗り換えるなどの手段は意味がないので気をつけましょう。
わざわざ電話機能が使えないデータSIMに、自分の電話番号を移行することはないかと思いますが、トラブルを避けるためにも覚えておいてください。
電話番号の移行ができるのは、音声SIMだけです。データSIMに割り当てられる電話番号は、電話に利用できない仕様となっています。
【注意点②】前の回線では元の電話番号が使えなくなる
電話番号の移行に成功すると、古い回線ではおなじ電話番号がつかえなくなります。電話番号は同時に1つしか存在できないため、引き継ぎが完了すると新しいサービスの番号として固定されます。
たとえばドコモでつかっていた電話番号を格安SIMへ引き継いだ場合、乗り換えが完了したあとはドコモで発着信やSMSを利用できません。
その代わりに新しく契約した格安SIMでは、ドコモでつかっていた電話番号がそのまま継続されるので、電話やSMSサービスは新しい回線で利用できます。
ただし通話料やSMSの利用料金などは、新たに契約したサービスの価格で利用することになるので、乗り換えで値上がりする場合は気をつけてくださいね!
【注意点③】格安SIMでは電話の品質が悪くなる場合がある
電話番号の問題というよりは、音声通話の使用感についての注意点ですが、大手キャリアから格安SIMへ乗り換えると通話品質が悪くなる場合があります。
格安SIMは、大手キャリアから回線の一部をレンタルしてサービスを提供しているため、インターネットや通話の品質がスマホを利用する場所や環境に左右されやすいです。
もちろんすべての格安SIMでおなじ問題が起きるわけではありませんが、乗り換えるサービスによっては相手の音声が聞こえなかったり、こちらの音声が相手に届かないといったこともあるため注意しましょう。
たとえばですが、あまり名前を聞いたことがないようなマイナーな格安SIMは危険です。一方で大手キャリアが提供している格安SIMのブランドなどは、品質の高さに定評があるので、通話も安心して利用できますよ♪
格安SIMで電話番号を変更できる?
ここからは格安SIMで電話番号を変更したいかた向けの解説をおこないます。ストーカー被害に遭われていたり、迷惑電話が何度もかかってくると電話番号を変えたくなりますよね。
結論からお伝えすると、一部のサービスを除いて、格安SIMで電話番号を変更することはできません。
契約中に電話番号の変更ができるサービスは、大手キャリアと大手キャリアが運営する格安SIMブランドの一部(ワイモバイル・LINEMOなど)だけです。
そのため格安SIMをお使いのかたは、契約中の電話番号をそのまま使い続ける必要があります。
もし格安SIMをお使いで、どうしても電話番号を変更したいかたは以下を参考にしてください!
格安SIMユーザーが電話番号を変える方法
格安SIMユーザーが電話番号を変更するためには、一度サービスを解約して、再度契約をしなおす必要があります。新規契約をすることで新しい番号が発行されるので、正確には変更ではなく再契約というイメージです。
近年の格安SIMは解約時の違約金を請求しないものが多いので、解約のコストはかかりませんが、新規契約をする場合は3,000円ほどの手数料がかかります。
ちなみにワイモバイルやLINEMOといった、電話番号が変更できる格安SIMサービスをお使いの場合は、マイページから手続きをすると無料で電話番号を変更することが可能です。
もしショップやコールセンターにて電話番号の変更を申し出る場合は、3,000円ほどの事務手数料がかかるので注意しましょう。
電話番号の変更ができるサービスは、一部しかありません。どうしても電話番号を変更したい場合は、該当のサービスへ乗り換えるか再契約を検討してみてください!
格安SIMで電話番号を取得する方法
格安SIMで電話番号を取得する方法には、以下の3つがあります。ただし以下の方法であれば、すべての格安SIMサービスで電話番号を取得できるわけではありません。
こちらでは各手続きについて、具体的な情報を個別で解説をいたします。
状況に応じて必要な手続きをして、適切に電話番号を取得しましょう!
【方法①】新規契約
格安SIMで新しい電話番号を取得したいなら、新規契約がもっとも一般的かつ簡単な方法です。格安SIMの新規契約をおこなえば、自動的に新しい電話番号が割り当てられます。
手続きもシンプルですし、提出する情報も最低限で済むので楽です。その代わりに新規契約で取得した電話番号はだれも認知していないものになるため、なんらかの手段で必要な人物には連絡先をつたえておく必要があります。
MNP制度をつかわずに、新しい電話番号をつかい始めたいかたは新規契約がもっともおすすめです。
新しい電話番号がほしい場合には、基本的に新規契約一択になります。もっともポピュラーな方法になるので、ぜひ覚えておきましょう。
【方法②】譲渡
譲渡(じょうと)とは、家族間や親しい友人間で電話番号を受け渡す手続きです。すこし違った視点でみると、電話番号の名義変更とも言えるでしょう。
ユーザーはすでに存在している電話番号を取得することになるので、新規で発行される電話番号とは違って、一部のかたが知っていたり、なんらかのサービスに登録されているといった可能性があります。
よほど特別な事情がない限り、譲渡を利用することはないかと思いますが、そもそも電話番号の譲渡に対応している格安SIMはほとんどありません。
また、利用しているサービスや利用者との関係によっても必要書類などが変わってくるため、譲渡を希望される場合は、はじめに対象の電話番号を契約している事業者へ相談しましょう。
格安SIMで譲渡ができるサービスには、「LINEMO」「イオンモバイル」「mineo」「LINEMO」などがあります。また、大手キャリアでも対応しているので、必要に応じて利用してみてください!
【方法③】承継
承継(しょうけい)は、亡くなったかたが使っていた電話番号を引き継ぐ方法です。譲渡とおなじように、電話番号を契約しているかたの名義を変更します。
こちらもすでに存在している電話番号を引き継ぐため、新規で発行される電話番号とは違い、なんらかのサービスに登録されていたり、連絡先が出回っているといったケースが考えられます。
承継については、家族や親戚の電話番号を残しておきたい場合に利用する手続きで、基本的には大手キャリアでおこなっている手続きの1つです。
承継では戸籍謄本の原本など、通常の契約とは違った書類を取り扱う必要があるため、格安SIMで対応しているサービスはほとんどありません。承継が必要な場合も、まずは対象の電話番号を契約している事業者に相談してみてください。
故人の電話番号を取り扱う場合には、さまざまな条件を満たす必要があります。故人との関係性や電話番号が登録されているサービスによって、必要な手続きや書類がことなるため、まずは事業者へ相談することが先決です。
格安SIMで契約する電話番号は選べる?
格安SIMを新規契約する際には、自分で好きな電話番号を選びたいと思うかたもおられるでしょう。とくに自分が覚えやすい番号やラッキーナンバーを希望するケースでは、電話番号に反映できるか気になるところです。
しかし現状としては、ほとんどの格安SIMにおいて電話番号を選ぶことができません。もし選べるケースであったとしても、事業者が提示する電話番号のなかから希望のものを選ぶといった程度です。
どうしても自分で電話番号を選びたいというかたや、入れたい番号があるといった場合には、電話番号が選べるサービスを利用するのも1つの方法でしょう。
電話番号を選べるキャリア | サービス名 | 事務手数料 | 電話番号の選びかた |
---|---|---|---|
au | YOU選番号 | 新規契約:330円 | 下4桁を指定するか、ランダムに選ばれた3つの電話番号から1つを選択する |
UQモバイル | YOU選番号 | 新規契約:330円 | 下4桁を指定するか、ランダムに選ばれた3つの電話番号から1つを選択する |
ドコモ | 番号えらべるサービス | 新規契約:330円 | 希望する下4桁で使用可能な電話番号を検索 |
楽天モバイル | 選べる電話番号サービス | 新規契約:1,100円 | 好きな電話番号が出てくるまで、何度でも検索が可能 |
下4桁だけでも好きな電話番号が選べるのは嬉しいです♪
費用はかかってしまいますが、好きな電話番号をゲットしてから、MNP制度をつかって気になる格安SIMへ乗り換えるのも良いでしょう!
格安SIMの電話番号の上3桁は選べる?
電話番号にある、共通する先頭の3桁「090」「080」「070」は、基本的に自動で割り当てられるものなので、ユーザーが選ぶことは難しいです。
仮に大手キャリアであっても、先頭の3桁は自動割り当てとなっているので、格安SIMの場合でもおなじように自動的に付与されます。
ただし電話番号を選べるサービスがある格安SIMを利用すれば、先頭の3桁を希望のものにできる可能性はゼロではありません。あくまで運要素にはなってしまいますが、好きなものを選べる可能性はあります。
ちなみに先頭が「050」ではじまる電話番号は、IP電話と呼ばれるサービスの電話番号に付与されるもので、携帯電話の番号としては利用されないものです。
やっぱり電話番号を選ぶというのは難しいんですねー…。
先頭の3桁については、時代によって割り当てられる番号が変わってきており、現代では「080」「070」が主流となっています。また、利用できる番号が減ってきていることから、2024年12月ごろからは「060」が追加されるとの情報もあります。
- 楽天モバイルの詳細
- 楽天モバイル「選べる電話番号サービス」ページ
取り急ぎ新しい電話番号が必要なときの対処法
取り急ぎで新しい電話番号が必要な場合には、格安SIMを新規契約したり、IP電話やレンタルスマホを利用するのが良いでしょう。
たとえば「電話番号を開示せずに連絡が取りたい」「1ヶ月だけビジネス用に電話番号が必要になった」など、メインの電話番号以外に、別の電話番号が欲しくなるケースはあります。
もし長期的につかう見込みがあるのであれば、格安SIMを契約しておくのがコスパ的にも良いでしょう。格安SIMであれば毎月の負担も最小限に抑えることができますし、不要になったタイミングで自由に解約できます。
また通話の品質は落ちてしまいますが、IP電話(インターネット電話)を利用するのも良いでしょう。月額数百円ほどから電話番号を取得でき、割安な通話料金で電話ができます。
ほかにもレンタルスマホをつかえば、スマホ本体と電話番号の両方を一定期間レンタルするといったことも可能です。レンタルスマホなら、細かい契約内容や面倒な審査なしで電話番号を利用できます。
いずれの方法でも、通話に利用できる電話番号を獲得できるので、自分のニーズにあったサービスを検討してみてください。
そういえばプリペイドのSIMなんかもあるみたいだけど、電話番号は利用できるのかしら?
安い料金からつかえる「プリペイドSIM」は、電話番号が利用できないケースが多いので、電話番号目的での購入はおすすめできません。
格安SIMで電話番号を変更するメリット
格安SIMを利用しているユーザーにとって、電話番号を変更することにはいくかのメリットがあります。新しい電話番号を持つことで、いま抱えている悩みを解決したり、新たなサービスを利用しやすくするといったことが可能です。
具体的な内容については、以下でご紹介いたします。
スマホの電話番号が変われば、世界もガラリと変わりますよ!
【メリット①】新規契約限定のキャンペーンが受けられる
格安SIMにおいて電話番号を変更するには、サービスを一度解約したうえでの再契約が必要になります。すこし面倒な手順にはなってしまいますが、新規契約をするときには事業者が実施しているキャンペーンを利用できます。
契約するサービスによっては、月額基本料金が数ヶ月割引きになったり、大量のポイントが付与されるなど、さまざまな恩恵を得ることができるでしょう。
電話番号を変更する目的であったとしても、キャンペーンの条件を満たしていれば特典を獲得することはできますので、せっかくならキャンペーンがお得なタイミングで電話番号の変更をするのがおすすめです。
格安SIMのなかには現金のキャッシュバックや、スマホの機種代金を割引きしてくれるキャンペーンを実施しているところもあります。キャンペーンをうまく利用して、お得に新しい電話番号をゲットしましょう☆
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【メリット②】複数のLINEアカウントを新しく作れる
電話番号が新しくなれば、LINEアカウントも新しく作れます。LINEアカウントは、原則として1つの電話番号で1つのアカウントしか作成することはできません。
しかも固定電話やIP電話の電話番号は使用できないため、基本的にはスマホの電話番号をつかう必要があります。たとえばプライペート用とは別に、ビジネス用のLINEアカウントがほしい場合には、新しい電話番号が役立つでしょう。
ちなみにLINEアカウントを作りなおしたいのであれば、既存のアカウントを削除することで、おなじ電話番号でアカウントを再作成することはできます。
その代わりに登録してた友だちリストや、トーク履歴などのあらゆるデータは削除されてしまうので、データを残しておきたい場合にも新しい電話番号が役立ちます。
LINEアカウントが複数あれば、友だち専用やオンラインゲーム仲間専用など、あらゆる用途で使い分けることもできますね♪
【メリット③】迷惑電話や間違い電話を防止できる
電話番号を変更することは、迷惑電話や間違い電話を防止する効果もあります。インターネット社会になった現代では、あらゆるところから個人情報が漏れてしまうため、いきなり知らない電話番号から連絡が来ることもあるでしょう。
なかには生活に支障がでるほど連絡がきたり、強烈な精神的ダメージを負うといったケースもあります。着信拒否で解決すれば問題はないですが、不特定多数の電話番号をつかって連絡してくるなど、対策ができない可能性もゼロではありません。
そのような困った状態なのであれば、早めに電話番号を変更してしまうのがおすすめです。
電話番号を変更することによって、ほかのところに支障がでる可能性もありますが、精神的なダメージを負ってしまうくらいなら解決を急ぎましょう。
電話番号は一度漏れてしまうと、連鎖したように情報が広がってしまいます。なかには電話ではなく、SMSをつかって嫌がらせをしてくるケースもあるので、くれぐれも犯罪に巻き込まれないように注意しましょう!
格安SIMで電話番号を変更するデメリット
格安SIMで電話番号を変更することにはメリットもありますが、その一方でデメリットも存在します。電話番号を変更する場合は、以下のデメリットを理解したうえで手続きをおこないましょう。
デメリットをしっておくことで、アクシデントを未然に防ぐことができます!ぜひ内容をチェックして、対策しておきましょう☆
【デメリット①】各種サービスの変更手続きが必要
格安SIMで電話番号を変更すると、登録しているサービスの連絡先も更新しなければならなくなります。
たとえば銀行やクレジットカード会社はもちろん、登録しているSNSやサブスクリプションサービスなど、1つ1つに新しい電話番号を申請しなければならないため面倒です。
もし電話番号の申請をしていないと、サービスを継続利用できなかったり、ログインができなかったときにIDやパスワードの再発行ができなくなります。
時間がかかってしまううえに細かな作業となってしまいますが、電話番号を変更するのであれば、自分が利用しているサービスの情報は早めに更新しておくようにしましょう。
連絡先が変わっていると、大切な情報も届かなかったり、重要な連絡が来なくなってしまいます。たくさんのサービスがあるときは、まず優先度をつけてから、時間があるときに更新作業を進めていくと良いでしょう☆
【デメリット②】有料コンテンツが自動解約される可能性がある
格安SIMで電話番号を変更すると、有料コンテンツが自動的に解約されてしまう可能性があります。自動的に解約されてしまうため費用はかかりませんが、もちろんサービスが使えなくなるので、内容によっては面倒なことになりかねません。
たとえばLINEMOで電話番号を変更した場合、一部の有料コンテンツが自動解除されてしまうため、それらは個別で再契約が必要となります。
また、対象のサービスが電話番号に基づいて契約しているケースでは、新しい電話番号に情報を更新できずに、強制的に再登録が必要になるパターンもあります。
電話番号の情報が影響しないサービスだけをお使いのかたは心配ありませんが、サービスによっては契約確認がとれないと強制解約になるので注意してください。
サービス内で個別にコンテンツを購入している場合、コンテンツデータもすべて削除されてしまうことになってしまうので、よく利用されるサービスは電話番号が変わってもつかえるのか事前にチェックしておきましょう!
【デメリット③】著作権保護のデータが読み込めなくなる場合がある
有料の音楽データや動画データなど、著作権が保護されているデータは、電話番号が変わってしまうと再生できなくなる可能性があります。
著作権のあるコンテンツは、購入した証明ができてはじめて閲覧や再生ができるので、電話番号が変わることで整合性がとれなくなってしまい利用できなくなるといったことが考えられるでしょう。
なかでも外部記録媒体(SDカードなど)に保存している映画や音楽などのデータは、登録している電話番号を元に再生・起動していることがあるため、事前にスマホ本体にデータを移しておくことでトラブルを回避できることもあります。
具体的にどういったデータに危険が及ぶかは、各サービスによって異なるため、重要なデータがある場合は配信元の情報をチェックしてから電話番号を変更するか判断しましょう。
映像や音楽データのほかにも、アプリなどのコンテンツが利用できなくなる可能性もあります。一方でスマホで記録した写真や動画データなどは、電話番号に連動しないため、変更後も問題なく再生することが可能です!
格安SIMの電話番号についてよくある質問
格安SIMの電話番号について、よくある質問と回答をまとめてみました。
格安SIMで電話番号が引き継げない原因はなんですか?
MNP予約番号の有効期限が過ぎている可能性があります。
格安SIMへ電話番号を引き継ぐには、基本的に有効期限内のMNP予約番号が必要です。有効期限を過ぎたMNP予約番号では、電話番号を引き継ぐことはできません。
もしMNP予約番号の有効期限が過ぎている場合は、契約している通信会社にて再びMNP予約番号を発行してもらいましょう。
格安SIMで発行した電話番号は他社に引き継げますか?
格安SIMで発行した電話番号も、他社へ引き継ぐことは可能です。
格安SIMで発行した電話番号も、基本的には大手キャリアで発行された電話番号とあつかいは同じです。
そのため他社へ乗り換える際に、MNP予約番号を使用すれば電話番号を引き継ぐことができます。
格安SIMに乗り換えたら電話番号は自動的に変更になりますか?
格安SIMへ乗り換えても、自動的に電話番号が変更になることはありません。
格安SIMを契約する際に、既存の電話番号を利用するか、新たに電話番号を発行するか選択できます。
既存の電話番号を使用する場合は、契約中の通信会社にてMNP予約番号を発行して、格安SIMを契約する際に提示しましょう。
新たに電話番号を発行する場合は、MNP予約番号は不要です。
格安SIMで好きな電話番号を選ぶことはできますか?
基本的に格安SIMの電話番号は選ぶことができません。
事業者にもよりますが、一般的には自動的に割り当てられるか、提示されるいくつかの電話番号から1つを選ぶといった方法になります。
なかには電話番号の下4桁を選ぶことができるサービスもありますが、別途サービス料金が発生するので、こだわりがなければ利用しなくても良いでしょう。
格安SIMで電話番号を変更する方法はありますか?
基本的に格安SIMでは、電話番号の変更に対応していません。
ほとんどの事業者は電話番号の変更に対応していないため、電話番号を変えたい場合はサービスを一度解約してから、あらためて契約しなおす必要があります。
もしくは「LINEMO」「ワイモバイル」「UQモバイル」といった、電話番号が変更できるサービスを契約してから、変更手続きをするといったことは可能です。
格安SIMの電話番号の変更について、知識は身につきましたでしょうか!引き継ぎは簡単にできますので、ぜひ格安SIMへの乗り換えを検討してみてください☆
【まとめ】格安SIMへの電話番号の引き継ぎは簡単!
今回は格安SIMの電話番号について、引き継ぎかたや変更する方法をご紹介いたしました。基本的に電話番号の引き継ぎは、MNP制度を利用すれば簡単に実施できます。
インターネットからMNP予約番号を発行すれば手数料もかかりませんし、有効期限も15日間とそこそこ長めですから、希望するかたは少し早めに取得して乗り換えの手続きをすると良いでしょう。
また、MNPワンストップ制度に対応しているサービス間の乗り換えであれば、MNP予約番号なしでも電話番号の引き継ぎができます。2023年にはじまったばかりで対応しているサービスは少ないですが、手続きの手間が少ないので、もし該当していれば使ってみてください。
もし電話番号を変更したいのであれば、基本的には格安SIMを契約しなおすのが簡単です。基本的に格安SIMで電話番号の変更はできないですし、できたとしても好きな番号がつかえるとは限りません。
その点、格安SIMを契約しなおせばキャンペーンで料金が節約できる可能性もあります。電話番号を変更すると、連絡先の更新など手間がかかってしまいますが、迷惑電話の対策などができるので、状況に応じてつかってみると良いでしょう。
乗り換えたい格安SIMが決まっていないかたは、当サイトでまとめている「格安SIMのおすすめ人気ランキング」が参考になります。リアルタイムにおすすめのサービスを更新しているので、ぜひチェックしてみてください!
電話番号は連絡先以外にも役割をもっている重要な要素です。大切なものだからこそ、できるだけおなじものを長くつかっていきたいですよね♪
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