ソフトバンクからahamoへ乗り換えるメリット/デメリットと手順を紹介

ソフトバンクからahamoへ乗り換えを検討しているものの、乗り換え方法が複雑ではないかと不安だったり、乗り換えのデメリットが気になったり、なかなか踏み切れない人も多いでしょう。

結論からいいますと、ahamoへの乗り換えはオンラインで簡単に手続きできる上に、以下5つの大きなメリットがあります。

この記事では、ソフトバンクからahamoへ乗り換えるメリットだけでなく、乗り換えの準備や、申し込みから初期設定までの手順も併せて説明します。

ソフトバンクからahamoへ乗り換えるメリット

ソフトバンクからahamoへ乗り換えるメリットは以下の5つです。

• 月額料金がソフトバンクよりも安い
• 5分以内の国内通話かけ放題が無料で付帯
• 海外でもデータ通信が無料
• 速度制限時も最大1Mbps
• dカード払いで特典がもらえる

月額料金がソフトバンクよりも安い

ahamoはソフトバンクと比較すると料金プランがシンプルで安いのが特徴です。ソフトバンクは料金プランのほかに割引後の価格が複数提示されており、分かりにくいのが大手キャリアならではのデメリットだといえるでしょう。

データ容量	ahamo	ソフトバンク
1GB	ー	3,278円(ミニフィットプラン＋)
2GB	ー	4,378円(ミニフィットプラン＋)
3GB	ー	5,478円(ミニフィットプラン＋)
30GB	2,970円	7,425円（ペイトク30GB）
50GB	ー	8,525円（ペイトク50GB）
110GB	4,950円(大盛りプラン)	ー
無制限	ー	9,625円(ペイトク無制限)
	ー	7,425円(メリハリ無制限＋)

＞＞ahamoの料金プラン詳細

ソフトバンクには毎月データ容量をあまり使わない人向けのミニフィットプラン＋がありますが、1GB以下のプランでも3,278円(税込)と、ahamoの30GBプランよりも308円高いです。

ソフトバンクには家族割・おうち割・PayPayカード割などで月額料金の割引がありますが、ほとんどの場合はahamoのほうが月額料金を抑えられるでしょう。

5分以内の国内通話かけ放題が無料で付帯

ahamoでは、5分以内の国内通話かけ放題オプションが無料で付帯しています。

ソフトバンクにもahamoと同じく5分以内の国内通話かけ放題オプションは存在しますが、月額880円(税込)が必要です。

5分以内の通話であれば通話料金もそこまでかかっていないように思えますが、頻度が多ければ月額料金は嵩みます。そのため、家族への用事などで電話を掛けることが多い人はahamoの方が月額料金の節約にも繋がるでしょう。

＞＞ahamoのかけ放題や通話品質の詳細

海外でもデータ通信が無料

ahamoは、海外でも毎月30GBまで手続きや追加料金なしでデータ通信を利用できます。※大盛りオプションに加入していても30GBまで

なお、日本人の渡航先98%のエリアをカバーしているため、ahamoは世界中どこでもそのまま使えるといえるでしょう。

一方、ソフトバンクを海外で利用するには、「海外あんしん定額プラン」または「海外パケットし放題」の有料オプションが必要です。

そのため、出張や旅行で海外に行く機会が多い人であれば、気軽に海外で利用できるahamoは特におすすめです。

速度制限時も最大1Mbps

ahamoは速度制限がかかっても最大1Mbpsでデータ通信が可能です。

1Mbpsは、画像が多いSNSや高画質の動画の視聴は少々読み込みに時間がかかることがあるものの、基本的にはストレスなく利用できます。

一方、ソフトバンクは速度制限がかかると最大128Mbpsまで速度が落ちてしまいます。128MbpsはLINEなどテキストベースのやり取りは可能ですが、検索エンジンのトップページが開くまで1分以上かかるなど、普段使いに支障が出る速度です。

また、速度制限がかかった場合は追加データの購入で制限を解除できますが、ahamoは1GB 550円(税込)なのに対し、ソフトバンクは1GB 1,100円(税込)です。そのため、追加データの料金面からもahamoのコスパに軍配が上がります。

＞＞ahamoの通信速度の詳細

dカード払いで特典がもらえる

ahamoの支払いをdカードまたはdカードGOLDでおこなうと、さまざまなお得な特典を受け取れます。

また、貯まったdポイントはショッピングはもちろん、ahamoの利用料金にも充当できるため、ahamoと併せてdカード・dカードGOLDを利用するのもおすすめです。

ソフトバンクからahamoへ乗り換えるデメリットや注意点

ソフトバンクからahamoへの乗り換えはメリットが多いですが、少数ながら気になる部分もあります。

• 店舗でのサポートが有料
• 無制限プランがない
• 留守番電話サービスがない

店舗でのサポートが有料

ahamoは、申し込みやサポートをオンラインに特化することで運営コストを削減し、低価格を実現しています。

そのため、乗り換えなどの相談はドコモショップで対応してもらえるものの、3,300円(税込)が必要です。

有お料サポート	内容
ahamo WEBお申込みサポート	ahamoの新規契約や他社からの乗り換え、料金プランなどのサポート
ahamo WEBお手続きサポート	ahamo契約後の各種手続きの申し込みに関するサポート

しかし、ahamoのオンラインサポートはボットが回答してくれる自動チャットだけでなく、有人チャットでも対応してもらえます。

そのため、オンラインでの操作に苦手意識がある人でも、困ったことがあれば有人チャットで相談すれば解決できるでしょう。

無制限プランがない

ahamoにはソフトバンクのようなデータ通信無制限のプランがありません。

毎月のデータ利用量が多い人にとっては足りなくなるのではないかと不安になるかもしれませんが、ahamoの大盛りオプションを追加することで、毎月110GBまで利用できます。

なお、ahamoの大盛りオプションとソフトバンクのメリハリ無制限＋の月額料金を比較すると以下の通りです。

ahamo 大盛りオプション：4,950円(税込)

ソフトバンク メリハリ無制限＋：7,425円(税込)

ahamoの方が約2,500円安いため、毎月のデータ利用量が110GB以内に収まっているのであれば、ソフトバンクよりも毎月の通信費が節約できるでしょう。

留守番電話サービスがない

ahamoには留守番電話・転送電話・割込通話などのサービスがないため、ソフトバンクから乗り換えると使えなくなります。

しかし、Androidには「伝言メモ」という機能があり、留守電のようにメッセージを残すことができるほか、iPhoneでもiOS 18.0で留守番電話機能が追加されました。

留守番電話の機能がないと困る場合は、OS標準アプリの機能を活用すれば、電話に出られない場合の保険としては十分だといえるでしょう。

ソフトバンクからahamoへ乗り換える事前準備5つ

• ahamoに対応している端末を準備
  • iPhoneはほとんどの端末で対応しているものの、Androidはahamo公式サイトで確認が必要
• SIMロックを解除
  • 2021年9月30日以前に発売かつ、ソフトバンクで購入したスマホの場合、My Softbankから手続きが必要
  • 2021年10月1日以降に発売されたスマホであれば不要
• dアカウント・本人確認書類・支払方法の情報を準備
  • dアカウントはドコモユーザーでなくても作成可能。1回線につき1アカウントが必要
  • 契約手続き時に本人確認書類のアップロードが必要
  • 支払先として設定するクレジットカードや金融機関口座情報の入力が必要
• データのバックアップを作成
  • 機種変更をしない場合は不要
  • iPhoneなら「iCloud」、Androidなら「Google One バックアップ」または「Googleドライブ」で作成するのが手軽
• MNP予約番号の発行
  • 取得方法は電話・My Softbank・ソフトバンクショップの3通りで、有効期間は15日間
  • ソフトバンクとahamoは「MNPワンストップ方式」を導入しているため、MNP予約番号を取得しなくても手続き可能

ソフトバンクからahamoへ乗り換える手順

ソフトバンクからahamoへ乗り換える手順は大きく分けて3STEPです。

• ahamo公式サイトから手続き
• 開通手続き
• 初期設定(APN設定)

ahamo公式サイトから手続きをする

ahamo公式サイトでの手順は以下の通りです。

工程は多く感じますが、ほとんどが選択で入力事項はそこまで多くないので、乗り換え手続き自体は15分程度で完了します。

なお、申し込みからSIMカードが届くまで、手続き完了日から3～5日かかります。そのため、開通までにかかる期間を考慮し、余裕をもって申し込み手続きをしましょう。

開通手続き

ソフトバンクからSIMカードが届いたら、商品が間違いないかを確認し、開通手続きをします。

開通手続き自体は24時間いつでも可能ですが、受付時間は午前9時～午後9時のため、午後9時以降に申し込むと開通は翌朝となるので注意しましょう。

初期設定(APN設定)

開通手続きが完了したら初期設定(APN設定)に進みますが、iPhoneとAndroidで手順が異なるため、それぞれ説明します。※APN設定とは：スマホをインターネットに接続するために必要な端末の初期設定のこと

なお、Androidの場合はメーカーによって表示画面が異なるため、メーカーの公式サイトを確認した方が安心です。

iPhoneの初期設定

iPhoneはネットワーク通信の自動設定が可能なので、届いたSIMカードをスマホに取り付けるだけで新しいAPN設定が完了します。

ただし、iPhoneのAPN設定はプロファイルのインストールによって設定するため、端末内に古い構成プロファイルが残っている状態では不可能です。そのため、開通手続き前に古い構成プロファイルを削除しておくとスムーズです。

自動設定が完了しなかった場合はiOSを最新バージョンにアップデートしましょう。

iOSアップデート：「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」

Androidの初期設定

Android端末では手動でAPN設定をする必要があります。

設定アプリ内の「モバイルネットワーク」の項目から可能ですが、各項目の名称はメーカーやモデルによって異なります。

また、端末によってはAPN設定を選択できるものと、直接入力するものがあり、いずれの場合も「spmode.ne.jp」であるのは同様です。

APN設定：モバイルネットワーク→詳細設定→アクセスポイント名→「spmode.ne.jp」

なお、APN設定の方法はドコモの公式HPでも詳しく解説されているので参考にしてください。

ソフトバンクからahamoへの乗り換えに関するQ&A

ahamoに乗り換えた人の口コミ評判！後悔した人の意見も

ahamoは時間帯によっては通信速度が遅いと感じる声もありましたが、これはahamoに限ったことではなく、回線が混雑する時間帯や人口密度が高い場所などでは通信速度が遅くなってしまうことがあります。

しかし、ahamoに乗り換えた人の口コミは、「月額料金が安くなった」「海外利用が便利」「大容量使える」など、さまざまなニーズに応えるサービス内容を高評価する声が多く挙がっていました。そのため、ahamoは後悔なく乗り換えられるブランドだといえるでしょう。

まとめ：ソフトバンクからahamoに乗り換えれば通信費の大幅節約！

ソフトバンクからahamoに乗り換えると、月額料金が安くなるだけでなく、至れり尽くせりなサービスが盛り沢山です！

なお、ソフトバンクからahamoへの乗り換え手続きはオンラインで簡単です。ahamoはオンラインサポートが基本ですが、自動チャットだけでなく有人チャットでオペレーターに直接相談も可能なので心配無用です！