『黒執事』ブラバット・スカイのまとめページです。ブラバットは、スフィア・ミュージックホールの占い師兼管理者として登場した人物です。シリウス達「お星様の名前を冠する方々」との関係、セバスチャンを違うと見抜けた理由など、黒執事のブラバットについて解説していきます。
『黒執事』ブラバットの基本プロフィール
名前 | ブラバット・スカイ |
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立場 | ・占い師 ・「お星様の名前を冠する方々」に仕える人物 |
特徴 | ・シリウス達のためにスコットランドヤードに捕まるとも厭わない ・セバスチャンが人間でないことを見抜ける ・占いは対象者の情報を事前に得て行うもの |
『黒執事』ブラバットとは?ミュージック・ホールの占い師
スフィア・ミュージックホールの占い師
ブラバットは、スフィア・ミュージックホールの占い師です。集会に訪れる人の血液型を調べ、血液型ごとに形状が異なる銀のブレスレットを渡す役割を担っていました。
当たる占い師として評判でしたが、占いは「相手の事前情報を掴んでから話す」という裏のあるもので、占いの能力はありません。
ただし、セバスチャンについてだけは「違う」と一目で見抜いています。
「お星様の名前を関する方々」に仕えている
スフィア・ミュージックホールの奥には「お星様の名前を冠する方々」が4人おり、ブラバットはこの4人に仕えていた人物でもあります。
スフィアの活動も、実際に動かしていたのはブラバットでありましたが、その目的は4人に必要な血液を供給するというものでした。
『黒執事』ブラバットの性格・人物像
シエル兄に忠誠を誓っている
ファントムハイヴ本邸では、自ら捕まることでシエルを道連れにしており、シエル兄のためであれば自己犠牲も厭わないほどに忠誠を誓っています。
シエル兄に忠誠を誓う理由として考えられるものは次の通りです。
- 思想に心酔している
- 蘇生技術を対価として出されている
ブラバットとシリウスの関係は明かされていないため、なぜブラバットがここまでシエル兄に忠誠を誓うかは明らかになってはいません。
『黒執事』ブラバットのセリフ・口癖
のんびりしてると終わりは結構あっさりきてしまうものだよ
にははっまあ僕はこれも仕事のうちだからね
でも君のことは見た瞬間わかったよ“違う”って
『黒執事』ブラバットの過去は?
元々は「当たらない」と評判のしがない占い師
ブラバットは、元々は「当たらない」と評判のしがない占い師でした。
そこから、蒼き星の輝きに魅せられて今の立場になったと話しており、シリウスとの出会いからまだ日が浅いことが分かっています。
「蒼き星の輝き」がシエル兄の存在、または目的と読み解くことができれば、ブラバットは少なくともシエル兄やアンダーテイカーが何を成そうとしているかを知っているということになります。
ブラバットはスコットランドヤードに連行されますが、そこでランドル卿やアバーラインと向き合い、シエル兄との出会いを話す可能性もあります。
『黒執事』ブラバットはどうなる?残された伏線の考察と最期
セバスチャンを「違う」と見抜けた理由
ブラバットは、占いは事前に相手の情報を調べていたことを認めますが、セバスチャンを「人間でない」と見抜いたことは違うと言っています。
ブラバットは一目見て分かったと話しており、これはヒースフィールド男爵の「見る」行為と似ています。このことから、暁学会では既に「相手の魂の形を見ることができる」技術が確立されている可能性があります。
上記の技術があることが正であり、ブラバットやヒースフィールド男爵に与えられている場合、その理由として考えられるものは、「肉体を失った人物の蘇生」である可能性があります。理由は次の通りです。
- ビザールドールは死神によって「魂」は刈り取られている
- 記憶(レコード)のある肉体に、エピソードを繋ぎ合わせることで、魂の失った肉体が「まだ生きている」と勘違いして動き出す
- 一方で、肉体は既に命を終えているため、常に血液の循環が必要
つまり、アンダーテイカーの蘇生技術は「肉体が残っている」ことが条件で、しかもまだ不完全であるということになります。ここに「見る」行為が入ってくることで、次の仮説が立ちます。
- 仮説として、レコードの編集が可能であるのなら、レコードの書き換えも可能になる
- 「魂の形」が似ている相手であれば、レコードを書き換えても拒絶反応が起きにくい
- つまり、「似た魂の形」を持っている生者を探し、その人物のレコードを蘇生させたい人物のレコードに書き換えることで、肉体が消失した人物でも蘇生できるようになる
- また、アンダーテイカーによってレコードが保持されている人物であれば、上記の技術で蘇生が可能になる
アンダーテイカー達の目的が上記のものであれば、ブラバットが忠誠を従う理由は「生き返らせたい人物がいる」ということになるのではないでしょうか。
ブラバットとシリウス達“お星様”の関係
ブラバットは「お星様の名前を冠する方々」に忠誠を誓っていますが、元々は当たらない占い師で、偶然蒼き星の輝きに魅せられて従うようになったと話していたことから、出会いはこの3年以内ということになります。
短期間で自己犠牲を払うほどの忠誠を誓っていますが、これは前の項目で考察した通り、ブラバットには「生き返らせたい人物」がおり、アンダーテイカーやお星様方に協力し、技術が完成して4人に適用された後、ブラバットの望みも叶えられるためだと考えています。
ただし、上記の考察に対する反証として、カンパニア号の中でアンダーテイカーがビザールドールに対し「他人の魂を自分のものにできるわけがないのにね」と発言していることがあり、実現できるとしても厳しい諸条件がありそうです。
その条件こそが「魂の形が似ている」ことであれば、辻褄が合いますが、正解かどうか分かるのは随分先となるでしょう。
「スカイ」と「シエル」に関係はあるのか
ブラバットの家名は「スカイ」であり、「シエル」と意味が似ています。シエルはフランス語で「空、天」という意味なので、どこかシエルと繋がりのある名前となっています。
アンダーテイカーが直前にフランスに渡っていたことからも、フランスにいたファントムハイヴの血筋の人間である可能性もありそうです。
ブラバットの目的と予想される今後の動き
ブラバットは、使用人達によって馬車が破壊された後も、その場から逃げることはせずにアバーライン警部に再び捕まっています。
直前のシエル達との会話で「これも僕の役割だからね」と話していたことから、ブラバットの狙いは警察内部に入ることだと分かります。
現状はブラバットの計画通りとなっており、警察内部や裁判所でどのような動きを見せるのかは期待したいところです。
軍上層部や貴族の重鎮にもスフィアのお客様はたくさんいたので、この辺りの人々も関わってくるかもしれません。
『黒執事』ブラバットの主な活躍
スフィア・ミュージックホールで「当たる」占い師として活躍
青の教団編では、スフィア・ミュージックホールの占い師として登場し、集会の参加者に大いに人気となっていました。
エドワードに連れられ集会に参加したリジーにも占いをしており、シエルに関する悩みをズバリと言い当てています。
また、その後潜入してきたシエルとセバスチャンも占っており、セバスチャンに対しては一眼で「人間ではない」と見抜き、シエルには「のんびりしてると終わりは結構あっさりきてしまうものだよ」と話していました。
ファントムファイヴが登場した際に「お星様の方々」と話をする
シエルがファントム・ミュージックホールを開いて「ファントムファイヴ」でスフィアの集客を奪っていくと、ブラバットは焦っていきます。
スフィアの奥の部屋で「お星様の名前を冠する方々」と話をし、決断を迫られてしまいました。
その後、スフィアによる被害者が急増したことを受け、ピットとセバスチャンが現場を抑えて新聞社に流し、悪事が世間に暴かれてしまいます。
温泉地バースに建設した2号館に向かう
事件が明るみに出た後、ブラバットは英国有数の温泉街バースに建設していた2号館へと向かい、そこでスフィアに寄付していた軍の上層部や貴族院の重鎮を終わりにします。
この際、次のような発言をしていました。
終わりなき夜照らすのは青く輝く一等星、我らの光捧げよう、永遠のきらめき守るためにも
全ては蒼き星のためにある
貴族達は全員命を落としてしまいますが、若かったバイオレットだけはかろうじて命を取り留め、その後施設を訪れたシエル・セバスチャンによって救出されています。
ファントムハイヴ本邸でシエル弟を「シリウス様」に仕立て上げる
ロンドンに戻ったブラバットはファントムハイヴ本邸へと向かい、突入してきたスコットランドヤードによって、屋敷の地下に潜伏していたところを発見されます。
そして、スフィア・ミュージックホールが崇める「シリウス様」の正体はシエル弟であると指差し、濡れ衣を着せました。
シエル、セバスチャンと同じ馬車に乗せられ、ロンドン署まで連行されていきますが、その中で、占いは事前調査で当てたものだが、セバスチャンが人間はないと分かったのは「見た」からだと話しています。
その後、フィニアンら使用人達によって馬車が破壊され、シエル、セバスチャンは脱出しますが、ブラバットはその場に留まり、アバーラインによって発見されています。
黒執事の最新巻までのストーリーあらすじは下記の記事でまとめています。ブラバットの続きが気になる方は、ぜひ参考にしてください。
本ページの情報は2021年02月13日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。