『黒執事』カノープス様のまとめページです。カノープス様は、青の教団編のスフィア・ミュージックホールで登場したお星様の名前を関する人物です。カノープス様の正体、目的、町屋敷でアグニを襲った人物説、今いる場所など、黒執事のカノープス様について解説・考察をしていきます。
『黒執事』カノープス様の基本プロフィール
名前 | 不明 |
---|---|
立場 | カノープス様 |
『黒執事』カノープス様とは?
ブラバットが仕える「お星様達」
カノープス様は、スフィア・ミュージックホールの奥の部屋で登場した、ブラバットが仕える「お星様方」の一人です。
シリウスの次に血液型が少ない「カノープス」であるため、ベガやポラリスとは異なり、まだ自由には単独行動できない描写がされています。
カノープス様の部屋の状態
セバスチャンがスフィア・ミュージックホールに潜入した際に、お星様方の部屋を全て開けて中を確認しています。
カノープス様の部屋には、次の特徴がありました。
- シンプルで簡素な部屋
- 汚れていない洗面台
- 血のついた包帯
幽鬼城事件編では、シエルがセバスチャンの部屋を見ており、カノープス様の部屋はその時の部屋の簡素さに似ています。
ただし、ベッドの上などに血のついた包帯が置かれていることから、何かしらの負傷を負っている人物であることが予測されます。
カノープス様の血液型
カノープス様の血液型は「B型」です。
現実世界では全体の10%程度がB型であるとされており、黒執事の世界においては、カノープス様の血液貯蔵量も全体の10%程度となっておりました。
『黒執事』カノープス様の性格・人物像
お星様達の中で一番冷静
カノープス様は、お星様方の中では、最も冷静な性格をしているように描かれています。
ファントム・ミュージックホールに2割程度の集客が奪われてしまった際には、焦るブラバッドに対して、「もう迷ってる場合じゃないんじゃない?」と声をかけています。
ブラバットがカノープス様に対して、畏怖を抱いている表情をしているため、カノープス様の実力や位階は相当に高いことが想定されます。
『黒執事』カノープス様のセリフ・口癖
もう迷ってる場合じゃないんじゃない?
『黒執事』カノープス様の正体は?伏線と考察
カノープス様は今どこへ?
ベガ、ポラリスがシリウスの食事を調達に外に出ている中、カノープス様については言及がされていません。
シエル兄がカノープス様が執事になるのはどうかと提案していないことからも、現状カノープス様は「自由に動けない状態」であると考えられます。
カノープス様が自由に動けない原因には次の場合が考えられます。
- 血液量が足りていない
- 体の負傷のため自由に動けない
考察の結論としては、どちらも該当するが、主に後者の理由のため長時間の活動はまだできない、ということになると考えています。
治療中ということであれば、カノープス様がいる可能性がある場所は次の通りです。
- ファントムハイヴ本邸
- 別のアンダーテイカーの拠点
現状最も大切なシリウス(シエル兄)がファントムハイヴ本邸にいるため、護衛の一人として、カノープス様も本邸の一室に寝かされている可能性が高そうです。
本邸の使用人はタナカしか残っていないので、ブラバットに代わり、タナカがカノープス様の身の回りのお世話をしている可能性もありますね。
血液量が足りていない
まず、全体の40%程度を占めるベガ、ポラリスとは異なり、カノープスは10%程度であるため、ブラバットが集めた血液のストックは十分とは言えません。
そのため、シリウスに近い状態であると考えられ、必要な時以外は眠る形で血液の消費を節約する必要があるものと考えられます。
体の負傷のため自由に動けない
次に、カノープス様は部屋に血のついた包帯があったことから負傷しているものと考えられ、この負傷が原因で自由に動けないものと考えられます。
アンダーテイカーは、ビザールドールの傷跡に関して、シエル兄には「継ぎ目も分からない」と話しておりますが、他のビザールドールは継ぎ目がハッキリとあったことから、時間をかけて治癒すれば見えにくくなることが判明しています。
上記の状況から考えると、カノープス様はまだ体の治療中であるとされ、そのために自由に動くことができないとも考えられそうです。
この考察が正の場合には、カノープス様は比較的新しくスフィア側についた人物であることが分かります。
そもそもカノープス様はビザールドールなのか?
作中では、カノープス様がビザールドールであるという明確な描写はされておらず、あくまで可能性の高い「推測」の域を出ません。
もしビザールドールでない場合には、何かしらの怪我を負った人物になりますが、作中で大怪我を負って生存している人物は描かれていないので、シエルが寄宿学校やドイツにいる間に怪我をしたことになります。
しかし、これは流石にご都合主義が過ぎるので可能性が低そうです。
カノープス様の正体は?
カノープス様の正体として考えられるのは次の通りです。
- 治療に時間を要する深手を負った死者
- 治療に時間を要する深手を負った生者
- 死神などの人外
- 別の手法で再臨したもの
この4つのケースについてそれぞれ検証していきましょう。
治療に時間を要する深手を負った死者
カノープス様がビザールドール、つまり「治療に時間を要する深手を負った死者」である場合には、あり得るケースは「自らの再臨を交換条件にされた協力者」です。
まず、カノープス様はブラバットに対して「もう迷っている場合じゃないんじゃない?」と声をかけていることから、シリウスに対して協力的であることは明らかです。
シリウスに対して協力的である理由は次の通りです。
- シエル兄に近しい人物で純粋に好意から助けたいと考えている
- シエル兄が完全復活した暁には、同様の手法で自分も再臨してもらえると約束されている
前者の場合は、シエルの親族に近い人間になります。この条件に該当するのは「アンジェリーナ」のみです。アン叔母さんの葬儀の際には、アンダーテイカーも葬儀場にいたため、火葬ではなく土葬をされていた場合は、アンダーテイカーが持ち帰った可能性も考えられます。
後者の場合は、全く新しいキャラクターの登場になるでしょう。ブラバットが「お星様」と称して仕えていることからも、カノープス様はシエル兄復活に重要な役割を果たすと見られる人物、ということになります。
治療に時間を要する深手を負った生者
カノープス様が生者である場合、シエル兄に近しい人物で考えられるのは「リジー」のみです。
シエル達の親族や近しい間柄の人物で、深手を負っている生存者はいません。
リジーの場合は、カノープスであることは明らかになっており、部屋の簡素さも精神的なショックの現れと受け取ることができます。
血のついた包帯は判明情報からは説明できませんが、シエル兄を助けるために何かしらを捧げた可能性があります。
死神などの人外
カノープス様の部屋の簡素さがセバスチャンの部屋に似ていることから、カノープス様が死神などの人外である可能性も考えられます。
もしカノープス様が死神である場合、負傷している状態を考えると死神派遣協会から離脱した「離脱組」である可能性が高いものと思われます。
この離脱組の死神が、シエル達の父であるヴィンセント・ファントムハイヴである可能性もあるのではと思われます。
- シエル兄に協力をしている
- 本邸襲撃の際にレイチェルを抱きかかえたまま亡くなっている不自然さ
もし本邸襲撃にシエル兄が関与していないのであれば、ヴィンセントが死神となり、息子であるシエル兄に付き従っているシナリオも可能性としては残されていそうです。
別の手法で再臨したもの
本サイトでは、クリス・ヒースフィールド男爵が「魂の形が似ている女性」を探していたことから、似た魂の形をしている人物に対してであれば、シネマティック・レコードの焼き直しができるものと考察しています。
アンダーテイカーがディーデリヒに対して、ヴィンセントは体が失われたと発言した際に、「まだファントムハイヴ伯爵はいる」と発言していたことから、魂ないしはシネマティックレコードはアンダーテイカーが保持している可能性が残されていると考えられます。
これを、ヴィンセントと似た魂の形をした人物に焼き直しをすることで、別の肉体でヴィンセントの復活を目指しているものと思われます。
そのため、カノープス様は、別の肉体にヴィンセントの魂を焼き直した存在である可能性もあると考えることができます。
アグニを襲ったのはカノープス様か?
ロンドンの町屋敷でアグニの命を奪った人物は、フードを被っており正体は明かされていません。
正体を明かすヒントは次のものになります。
- アグニとの戦闘において使用したナイフ
- ナイフで部屋の壁に刻んだシエルへのメッセージ
- シエル兄を制してアグニに立ち塞がった際の発言「ここは私が」
ナイフを使用していること、壁に文字を刻んでいた奇行から、アグニを襲った犯人はポラリス様である可能性が高いと考えられます。
しかし、この説には次の点が矛盾点があるように思われます。
- スフィア・ミュージックホールで声を震わせていた態度と「ここは私が」と落ち着き払った態度と違いが大きい
- ポラリス様はシリウスの食事を集めに別の場所へ行っている発言
上記のことから、シリウスと同行していたであろうカノープス様が、アグニを襲った人物である可能性も出てきます。
そして、アグニを圧倒していたことから、これは「リジー」である可能性も出てきてしまったのではないかと思われます。
ビザールドールは痛覚などがなくなるため、生者の時よりも力強くなるのは、ウェストン校の副校長で実証済みです。
しかし、戦闘能力自体が高くなるものではないため、アグニを妥当しうる人物は、人外に近しい者、悪魔や死神、もしくはセバスチャンに賞賛されたリジー、フランシスあたりなのではないかと思われます。
カノープス様は「青の復讐編」での再登場が期待されます。最新巻までのストーリーを見返したい方は、下記の記事もおすすめです。
本ページの情報は2021年02月13日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。