『黒執事』フランシス・ミッドフォードのまとめページです。ファントムハイヴ家からミッドフォード家に嫁いだフランシスは、シエル兄との再会に驚愕します。フランシスの血縁関係の謎、アンダーテイカーとの関係、「あの日」のフランシスに迫ります。
『黒執事』フランシス・ミッドフォードの基本プロフィール
名前 | フランシス・ミッドフォード |
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立場 | ・英国騎士団団長であるアレクシス・レオン・ミッドーフォード侯爵夫人 ・エリザベス、エドワードの母親 ・ヴィンセントの妹、クローディアの娘 ・シエルの伯母 |
容姿 | ・貴族の模範的な容姿 |
特徴 | ・規律に厳しく惰性、欲を嫌う ・強さ、清さを尊ばれる ・女王陛下主催のフェンシング大会で英国騎士団長のミッドフォード侯爵を圧倒する ・約束の時間よりも早く到着し抜き打ちチェックする |
『黒執事』フランシス・ミッドフォードとは?人間とは思えない強さを誇るファントムハイヴ
英国騎士団団長の妻
フランシス・ミッドフォードは、英国騎士団団長のアレクシス・レオン・ミッドフォードの妻です。
女王陛下主催のフェンシング大会で、騎士団団長のアレクシスを「人間とは思えない強さ」で圧倒し、その強さに惚れられて結婚することとなりました。
アレクシスとの間には二人の子供を授かっています。
長男エドワード(兄)
エドワードは母親譲りの真面目な性格で、ウェストン校の緑寮のプリーフェクトを務めています。
才能ある人達を純粋に尊敬し、それに近づくべく努力をしていける「努力の天才」という才能を持っています。
長女エリザベス(妹)
エリザベスは父親譲りのお転婆な性格で、シエル・ファントムハイヴの許嫁になっています。
フランシスと同じく「稀代の剣士」の資質があり、その才能の高さはセバスチャンも驚くほどです。
先代「ファントムハイヴ」の妹
フランシスは元々はファントムハイヴの一族です。
先代ファントムハイヴ伯爵ヴィンセントの妹であり、屋敷で二人きりの時には「フラニー」と愛称で呼ばれています。
「女王の番犬」としての役割も理解しており、シエル達が幼かった頃は「スペア」を務めるシエル弟「坊ちゃん」の身体の弱さを気にかけ、何か対策を考えなければいけないと進言していました。
アンダーテイカー達とも顔見知りであることから、ヴィンセント時代の「女王の番犬」の活動にも協力していたものと思われます。
リジーに厳しい鍛錬を課す
リジーはシエルの許婚であり、ファントムハイヴに嫁ぐことが決まっています。フランシスは、ファントムハイヴ家に襲いかかる困難を知っているため、リジーに厳しい剣の鍛錬を課しました。
リジーは「稀代の剣士」の才能を持った少女ですが、幼少期にシエルが放った一言をきっかけに、もう剣の修行はしたくないと抵抗する時期が出てしまいます。
しかし、フランシスはリジーが鍛錬を怠ることは決して許しません。
ただ、フランシスは深い愛情を持っている女性でもあり、リジーを優しく抱きしめ、ファントムハイヴに嫁ぐ「あなたとあの子のために」鍛錬が必要なことであると優しく教えました。
『黒執事』フランシス・ミッドフォードの性格・人物像
常に模範であろうとする高い意識
フランシスは、英国貴族らしく、常に模範であろうとする高い意識を持った人物です。
ファントムハイヴ本邸に訪れる際には、抜き打ちチェックと称して、予定時間よりも大幅に早く到着し、屋敷の隅々までしっかりとなっているかを確認します。
シエルがフランシスの行動を予期していたことからも、フランシスの抜き打ちチェックは常習であることが伺い知れます。
また、カンパニア号でビザールドールの大群が船を襲った際には、アレクシス、エドワードと共に避難する乗客を助けるために奮闘しました。
愛情深く優しい一面もある
フランシスは「厳しさ」のある女性ですが、「愛情深い」一面も持っています。
シエルがマダム・レッドを自らの手で制裁して消沈していた際、13歳の誕生日のお祝いに訪れ、シエルを優しく撫でで「息子」と呼んでいます。この言葉に、シエルは初めて見せる子供のような表情をして喜んでいました。
リジーに対して厳しい修行を課していた際も、鍛錬を怠ることは許しませんが、優しくギュッと抱きしめ、ファントムハイヴに嫁ぐリジーに鍛錬が必要であることを教えています。
厳しさの理由に愛情がある女性が、フランシスです。
『黒執事』フランシス・ミッドフォードのセリフ・口癖
13歳の誕生日おめでとう、シエル
『黒執事』フランシス・ミッドフォードの過去は?
兄ヴィンセントを失う
フランシスは、3年前のファントムハイヴ襲撃の際に、兄のヴィンセントを亡くしています。
フランシス自体は「人間とは思えない強さ」と表現されていることからも、フランシスがあの日にファントムハイヴ本邸にいれば、事態は変わっていた可能性があります。
アンジェリーナやタナカ、リジーは、あの日の夜にどう過ごしていたかは既に描かれていますが、フランシスはまだ描かれていません。
フランシスにはまだ謎が多く残されていますので、「あの日」ともしかしたら関係があるのかもしれません。
『黒執事』フランシス・ミッドフォードはどうなる?残された伏線の考察
アンダーテイカーの娘である可能性が高い
フランシスは、血縁的に次のことが確定しています。
- 兄はヴィンセント・ファントムハイヴ
- 母はClaudia Phantomhive
- 父はCedric.K.Ros
この父の「Cedric.K.Ros」の正体がアンダーテイカーなのではと考えられています。
アンダーテイカーは、次のように、ファントムハイヴ家に対して強い愛情を持っています。
- クローディアの遺髪を「宝物」と称して持っている
- 「ただ、我慢ならなくなったんだよ、これ以上ファントムハイヴを失うのは」発言
- 「小生にとってはどっちもファントムハイヴだ」発言
- 「やっぱり君は伯爵を不幸にしかしないみたいだ」発言
- 「生まれた頃が先程のようだよ」発言
特にクローディアの遺髪を持っているということは、代々のファントムハイヴとの関わりの中でも、クローディアとの繋がりが強かったと考えられ、このことから「アンダーテイカー = クローディアの旦那説」が浮上し、フランシスが娘なのではないかと考えられています。
フランシスが娘であると確定すれば、「生まれた頃が先程のようだよ」と発言した意味も繋がります。
シエル兄に対して信じられないものを見たという顔をした理由
シエル兄が屋敷に登場した後、フランシスはアレクシスと共に本邸で再会を果たしています。
シエル兄の口から語られたのは、信じ難い出来事の一連の流れでしたが、フランシスは、生きていたと主張するシエルに対して「喜び」や「安堵」を見せることなく、ただただ「驚愕」の表情を見せています。
亡くなったと思っていた双子の兄が現れ、弟が兄を偽装していたと分かれば困惑するのは当然ですが、思いやり深いフランシスであれば、シエル兄が生きていたことに対する喜びや慰めの言葉を伝えたでしょう。
そうしなかったのは、フランシスが「シエル兄が生きているはずがない」と知っていたからなのではと思われます。
アンダーテイカーの発言の真意
アンダーテイカーは、フランシスと再会した際に「生まれた頃がさっきのようだよ」と発言しています。
もしアンダーテイカーの発言が真であるとすれば、クラウスの「アンダーテイカーより先にヴィンセントと出会ったのはディーデリヒだけ」という発言が矛盾してしまいます。
この矛盾について説明可能な説は次の通りです。
- アンダーテイカーが嘘をついている
- クラウスが嘘をついている
- アンダーテイカーはフランシスが生まれた際、表には出ておらず、影から見守っていた
アンダーテイカーにも、クラウスにも、現時点では嘘をつく理由が見当たらないため、これは三番目の理由が該当してくるのではと考えられます。
『黒執事』フランシス・ミッドフォードの主な活躍
シエルの13歳の誕生日をお祝いする
フランシスは、リジーと共にシエルの13歳の誕生日をお祝いします。
この時、シエルと狩猟対決をしており、偶発的に遭遇した熊からシエルが身を呈してリジーを庇ったことで、シエルに対して深い感謝を捧げています。また、この出来事から、フランシスのシエルへの信頼は厚いものとなりました。
また、使用人達に「これからも息子のことをよろしく頼む」と言ってシエルの頭を撫でており、マダムレッドを自らの手で制裁して意気消沈していたシエルの精神を持ち直させました。
カンパニア号でビザールドールを相手にする
カンパニア号には家族全員で乗車しており、アンダーテイカーの企みによって船内に蔓延したビザールドールと対峙します。
フランシスの高貴な精神は、夫アレクシス、長男エドワードにも受け継がれており、家族全員が英国騎士として臣民を守り抜くと宣言します。
他の人が自分のことだけを考えて逃げ惑う中、セバスチャンが助けると言うのを跳ね返し、避難する人達をビザールドールの脅威から守り抜きました。
https://pixela.co.jp/vod/blackbutler-sebastian-michaelis/
戻ってきたシエル兄と面会する
「青の教団編」では、アンダーテイカーによって蘇生されたシエル兄と対面しています。
冷静に対応はしていますが、シエル兄に対しては「信じられないものを見ている」ような驚愕の顔をします。
本ページの情報は2021年02月13日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。