『黒執事』グレゴリー・バイオレットのまとめページです。バイオレットはウェストン校「紫黒の狼寮」のプリーフェクトとして登場した人物です。青の教団編ではスターライト4として再登場しています。「シリウス」だったバイオレットだけが知っていることなど、バイオレットについて解説・考察していきます。
『黒執事』バイオレットの基本プロフィール
名前 | グレゴリー・バイオレット |
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立場 | 「紫黒の狼寮」監督生 寮弟はチェスロック |
特徴 | ・人にモデルをさせて全く異なる絵を描く ・絵は天才的に上手い ・意外に仲間想い |
『黒執事』バイオレットとは?
「紫黒の狼寮」プリーフェクト
バイオレットは、シエルがウェストン校に入学した時の「紫黒の狼寮」のプリーフェクトです。
「紫黒の狼寮」は一芸に秀でた学生が入寮する寮であり、バイオレットは尋常ではない程美しい絵画を描くことに秀でています。
また、人をモデルにしてポーズを取らせますが、その人物を見ながら全く違う絵を描くという奇行も見せます。
スターライト4
「青の教団編」では、バイオレットはスターライト4となっていました。
後述の事情によりバイオレットだけがブラバットの思惑を把握していましたが、ロレンスやレドモンド、グリーンヒルが失った笑顔を取り戻し、楽しそうにしている姿を見て、真実を打ち明けることができませんでした。



血液型は「シリウス」
バイオレットの血液型は、人口全体の2%しかいないとされる「シリウス」です。
そのため、S4として活動する傍ら、ブラバットによる採血を受けていました。
貧血状態で激しい運動をしていたため、ステージ上でも倒れてしまう場合があります。

『黒執事』バイオレットのセリフ・口癖
あ…君か…
僕には…どうしても、できながっだ……っ!!
本物の蒼き星、彼はー…
『黒執事』バイオレットはどうなる?残された伏線の考察と最期
他のプリーフェクト3人を大切に想っていた
バイオレットは、「シリウス」の血液型であったため、ブラバットによる採血に協力していました。
スフィア・ミュージックホールの悪事を把握していましたが、自分では他の元監督生3人の笑顔を壊せないと考え、真実を相談することができませんでした。
バイオレットは現在バースで療養中となっており、レドモンド、ロレンス、グリーンヒルはロンドンで逃亡生活を送っています。
しかし、バイオレットがバースにいる可能性はシエル達との会話で察していることから、レドモンド達がバースに来る可能性があります。
もしここでバイオレットの思惑を他の三人が知ったとしたら、レドモンド達は反シリウスの旗を掲げて動き出すかもしれません。
シエル兄の正体を警察に伝えている?
バイオレットはバースの病院で目覚めており、「碧き星」について警察に言及しています。
ハッキリとバイオレットが、「碧き星」の正体の名前を出している場面は描かれていませんが、下記の状況からバイオレットは真実を伝えているものと思われます。
- バイオレットはバースの施設でシエルを見て怯えており、「碧き星」の正体がシエル兄(シリウス)であることを理解している
- シエルに止めて欲しくてチェスロックを招待しており、シエルが辿りついた時点で立場的にはシエル側についている
- 警察上層部にスフィアの客がいることを知らない
上記状況であるため、バイオレットはベッドの横にいた警察に、シリウス兄が「碧き星」の正体であると打ち明けている可能性は高いです。
ここで問題となるのは、バイオレットの横にいた警察が「警察側」か「シリウス側」かという点です。
警察上層部にもスフィアの治療を受けている人物は多いため、この警官か、警官が報告する上司がシリウス側である可能性は十分にあります。
この状況次第で、次のように対応が変わってくるでしょう。

警官が「シリウス側」である場合
警官がシリウス側である場合、バイオレットは処分される可能性が出てきてきます。
シエル兄は、「碧き星の正体はシエル弟」という筋書きを立てて戦略を進めています。
そのため、バースにおいてもバイオレットの命は奪うつもりで血を採取しており、シエルが登場しなければ命を失っていたのは、オセロの発言でも言及されています。
そのため、バイオレットの生存はシエル兄側からすると不都合な状況であり、真実が露見されれば戦略に支障が出るため、警官を通じてバイオレットの生存を知った場合には、処分に動く可能性が高いと考えられます。
警官が「警察側」である場合
警官が警察側である場合は、重要な証言者となる可能性が高いでしょう。
警官を通じて、ランドルやアバーライン、新聞社に「碧き星=シエル兄」の情報がもたらされた場合は、シエル兄は現在の地位を全て失ってしまうことになります。
そうなると、シエル弟が元の地位と名前を取り戻せる状況となるため、こちらの方が起こる確率としては高そうです。
また、ランドル卿は反シエル側、アバーラインはシエル側の立場で捜査を進めており、バイオレットの情報はアバーラインの捜査方針を後押しするものです。
もし二人共に生存した場合は、この一件でアバーラインが昇格となり、正式に警視総監としてファントムハイヴの協力者となるかもしれません。
ただ、あくまで警察は「表」を担当する存在であるため、アバーラインの立ち位置は「裏」に近すぎている感があります。
そうなると表裏のバランスが崩れてしまうので、警視総監としてはランドルの方が適任であると言えるでしょう。


『黒執事』バイオレットの主な活躍
「紫黒の狼寮」監督生として登場
バイオレットは、シエルが入学したウェストン校の「紫黒の狼寮」のプリーフェクトとして登場します。
一芸に秀でた学生が集まる紫寮を率いており、天才的な画力を持っていました。
白鳥宮では、グリーンヒルにモデルとして厳しい体勢をさせた上で、ロレンスと姉妹達を描くなど変人ぶりを見せます。また、クリケット大会では球技に興味を持たず、地面に美しい絵を描いていました。
真夜中の茶会でデリックの真実が明らかになると、他の監督生達と共にウェストン校を放校処分となります。
スターライト4として再登場
青の教団編では、元監督生と共に「S4」としてスフィア・ミュージックホールに登場します。
バイオレットは珍しい血液型である「シリウス」であったため、シエル兄のためにブラバットによって採血をされており、常に貧血の状態となっていました。
スフィアの真実を唯一知っていたため、シエルに「随分キラキラなさってるようで」と言われた際も、「そうでもないよ」と力なく返しています。
また、貧血状態で激しい運動をしたため、レッスン中や新曲披露中にも倒れてしまいました。
温泉地バースでシエルに救出される
スフィアの真実がピットによって世間に暴露された後、バイオレットは温泉地バースの拠点に連れられ、ブラバットに限界まで血を抜かれます。
命を落とす寸前でシエルとセバスチャンが現れ、かろうじて命を拾うことができました。バイオレットは、シエルの顔を見た瞬間に一度怯えますが、すぐにシエルだと分かると安堵します。
また、自分はブラバットの裏の顔を知っており、それでもP4の面々が笑ってくれたから従っていた、自分では壊すことができなかったと打ち明けます。
チェスロックに招待状を送ったのも、いずれシエルに繋がり、終わらせてくれるだろうと期待してのことでした。
シエル達にブラバットがロンドンに戻ったことを伝えると、そのまま意識を失ってしまいます。

「蒼き星」の正体を警察に伝える
バースの病院で目覚めたバイオレットの近くには、警官の姿がありました。
「碧き星」についての事情聴取をされ、そこで「本物の蒼き星は」と正体を告げようとします。
バイオレットの発言次第で、シエル兄の状況は一気に変わる可能性があります。青の復讐編のストーリーを見返したい方は、下記でまとめておりますので参考にしてください。

本ページの情報は2021年02月13日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。
