『黒執事』ハーマン・グリーンヒルのまとめページです。グリーンヒルはウェストン校「翡翠の獅子」の監督生で、エドワードを寮弟にしていた人物です。グリーンヒルの正義感と弱点、デリック行方不明との関連、スターライト4以降の動きなど、グリーンヒルについて解説・考察をしていきます。
『黒執事』グリーンヒルの基本プロフィール
名前 | ハーマン・グリーンヒル |
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立場 | 「翡翠の獅子」のプリーフェクト 寮弟はエドワード・ミッドフォード |
特徴 | 身体能力に優れる 正義感が強い 視野が狭い |
『黒執事』グリーンヒルとは?
「翡翠の獅子」の監督生
グリーンヒルは、ウェストン校「翡翠の獅子寮」のプリーフェクトです。
「翡翠の獅子寮」は武術やスポーツに長けた学生が入る寮であり、かつてはディーデリヒも監督生を務めていました。
グリーンヒルも肉体派の代表であり、その一途な人柄にエドワード・ミッドフォードからも尊敬を集めています。
デリックの真実を知って征伐した張本人
デリックの真実が明らかになった場面では、グリーンヒルが背後からデリックを襲って命を奪っています。
真面目で正義感の強いグリーンヒルですが、思考の柔軟性はなく、ウェストン校の伝統と誇りを守るために衝動的に暴挙に出てしまいました。
その後、自分の犯した罪の重大さに気付きますが、他の監督生達に説得されてしまい、これは正しいことだったと思い込むようになります。
スターライト4として再登場
ウェストン校を追放された後は、スターライト4として再登場します。
追校処分となったグリーンヒルは居場所を無くしており、「ここしか輝ける場所はもうない」と追い込まれている精神状態を利用され、ブラバットの意のままに操られていました。
『黒執事』グリーンヒルのセリフ・口癖
もう暴力をふるわんと決めた俺に誓いを破らせた罪は重いぞ
す…全て俺のせいだ、なんてことを
ダメだ!お前らにまで罪を背負わせるわけには…
『黒執事』グリーンヒルの主な活躍
モーリスに嵌められたシエルを救出
グリーンヒルは、ウェストン校「翡翠の獅子寮」の監督生として登場します。
リジーの兄であるエドワード・ミッドフォードを寮弟にしており、その正義感と頼り甲斐のある態度、一途な性格に尊敬を集めていました。
シエルがモーリス・コールに嵌められた場面では、真実を知り、白鳥宮からすぐに駆けつけてシエルを救出しています。
この際、「もう暴力をふるわんと決めた俺に誓いを破らせた罪は重いぞ」と発言しており、過去に暴力を振るった事件があることを示唆しています。
クリケット大会で素直に青寮を賞賛する
クリケット大会では、決勝でシエル率いる青寮と激突しています。
オーケストラ打法という一見卑怯な手段で得点を重ねる青寮に対して、その手法に全く気付かず「頑張ったんだな」と賞賛し、単純な性格であるエドワードさえもびっくりさせます。
また、劉と藍猫のお色気作戦が敢行された際には、誰よりも効果を受け、純情な一面が見えました。
最終回では、エドワードを一球で仕留めたロレンスの「闇夜の梟」を「王者の聖剣」でバウンダリー6にする活躍を見せます。
しかし、最終的にはシエルの作戦に嵌められてしまい、最後の打者となりました。
デリックの真実に関与していたことが露見する
「真夜中の茶会」では、ビザールドールとなったデリックに腕を噛みつかれます。
その後の回想で、デリックの真実が打ち明けられ、グリーンヒルがデリックを襲ったのを契機に、イジメに関連していた5人の生徒と副校長の命を、監督生達が奪っていたことが明らかになりました。
デリックは王族に連なる一族の人間であったため、王族の醜聞を公にする訳にもいかず、グリーンヒル達監督生は追校処分のみとなります。
スターライト4として再登場
その後、グリーンヒルはスフィア・ミュージックホールの「スターライト4」として再登場します。
この時点で「今度こそ失敗はしない」と追い込まれており、精神的に余裕のないところをブラバットに利用されていました。
スフィアの悪事が暴露された際には、ロレンス、レドモンドと共に隠れており、シエルに見つかった際には「ブラバッドの企みについて何も知らなかった」「エリザベスにも会っていない」と話しています。
『黒執事』グリーンヒルに関する考察
グリーンヒルはつく人を選ぶべき
グリーンヒルは真面目な正義感であり、緑寮の監督生となる程に武術やスポーツに長けた人材です。
一方で、物事を正しく捉える、判断するという力は劣っており、人を率いる立場には向いていない一面があります。
また、単純な性格であるため人に利用されやすく、ブラバットなどついていく人間を間違えてしまうこともあります。
そのため、グリーンヒルが本来の能力を活かして活躍するためには、「正しい人間」の下で活躍する、というのが最も適切な在り方であるのは間違い無いでしょう。
グリーンヒルを使える人間となると、大人で社会的地位があり視野が広い人間ということになるため、「ディーデリヒ」の下につくのが最も良いかと思います。
ピットを通じてシエルがディーデリヒに電報を打っているので、もしディーデリヒが英国に来る事態となれば、ロレンスとレドモンドを含めて、ウェストン校の元監督生達を指導する立場になって欲しいなと思います。
青の復讐編では、グリーンヒル、レドモンド、ロレンスが今の螺旋を抜け出すことを期待して止まないです。最新巻までのストーリーのあらすじは下記でまとめていますので、振り返りにご活用ください。
本ページの情報は2021年02月13日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。