『黒執事』ジョン・ブラウンのまとめページです。ジョン・ブラウンは、ヴィクトリア女王の馬丁兼執事として登場した人物です。ジョン・ブラウンが人外である可能性、ファントムハイヴ本邸襲撃事件との関連性、女王陛下が持つ特別な力との関与など、黒執事のジョン・ブラウンについて解説していきます。
『黒執事』ジョン・ブラウンの基本プロフィール
名前 | ジョン・ブラウン |
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職業 | 女王の馬丁 |
容姿 | アイマスク、鞭 |
特徴 | ・アルバート人形を持っている |
『黒執事』ジョン・ブラウンとは?女王に付き従う従者
女王の馬丁
ジョン・ブラウンは、ヴィクトリア女王の馬丁兼執事を務めている人物です。
常に女王陛下の側におり、女王が騎乗する馬のお世話をしています。Wチャールズとも行動を共にすることが多く、サーカス編や幽鬼城事件編にも登場しました。
正体は人外の可能性が高い
ジョン・ブラウンの正体は人外である可能性が高いとされています。
- イギリスとドイツを短時間で移動できる
- 目を隠すサングラスをしている
- 「世界を変える蝶」を見れるヴィクトリア女王の側にいる
また、ヴィクトリア女王に何かを相談されることも多く、これは女王がジョン・ブラウンに「お願い」をしている可能性もあります。
『黒執事』ジョン・ブラウンのセリフ・口癖
ボクアルバートダヨ
陛下からのお手紙をお届けに上がりました
『黒執事』ジョン・ブラウンはどうなる?残された伏線の考察と最期
イギリスからドイツに短時間で移動できた理由
緑の魔女編では、女王陛下からの手紙を届けに「狼の谷」の森に現れ、セバスチャン・スネークと遭遇しています。
セバスチャンが狼の谷の植物と治療薬のサンプルを英国王室に届けた際、チャールズ・グレイが「どうやって運んできたんだ」と不思議に感じており、人間では短時間で移動できないことが示唆されています。
チャールズ・フィップスによる調査結果を見た女王は、ジョン・ブラウンに手紙を渡してシエルに届けさせますが、これも人間では無理な時間での移動でした。
また、この時も馬を一緒に連れてきておりますが、森の悪路を「愛馬に走らせる訳が無い」と発言しています。
上記のことからも、ジョン・ブラウンは人外であり、それ故に人間では無理な移動でも可能だったと考えることができます。
アルバート人形の意味
ジョン・ブラウンは、ヴィクトリア女王の夫であるアルバート公を模した人形を持っています。そして、女王が夫を思い出して膝をつくと、ジョン・ブラウンがアルバート人形で腹話術を行い、女王が元気を取り戻すというお約束のやりとりがあります。
アルバート人形は純粋に女王陛下を励ますための可能性もありますが、アンダーテイカーがクローディアの遺髪入れを大切に持っていたことを考えると、蘇生と繋がる可能性もあるのではと考えられます。
- アンダーテイカーはクローディア・ファントムハイヴの遺髪を宝物として大切に持っている
- その人の一部(例えば髪の毛)でも残って入れば、最終的には蘇生できる可能性がある?
- アルバート人形の中に、アルバートの髪の毛が組み込まれている可能性は否定できない
- ジョン・ブラウンとの契約を履行できれば、蘇生する約束をされている可能性がある
ただし、この説は根拠薄弱で相当に可能性が低そうです。
遺髪入れは「その人を忘れずに大切に想い続ける」ために持つものであるため、アンダーテイカーがクローディアの遺髪を宝物として持つのも、蘇生のためではなく、純粋に「大切なクローディアを想い続ける」ためのものと考えられます。
アルバート人形にも、もしかしたら髪の毛などが組み込まれているかもしれませんが、それは女王陛下が夫であったアルバートを愛しており、大切に想い続けているという動機になるでしょう。
ジョンが目を隠すサングラスをかけている理由
ジョン・ブラウンは女王陛下の執事であることから、お洒落でサングラスをかけていい立場ではありません。
そのため、ジョン・ブラウンが常に着けているサングラスには「必然的な理由」があり、かつ「女王陛下も理解している」ことが必要になります。
サングラスをつける必要性で考えられるものは次の通りです。
- 目の色や形状を見られたくない
- 光が眩しすぎるなど、サングラスがないと外が見られない
- 日の光を直接目で見てはいけない
例えば死神であれば目の色が異なり、悪魔であれば本性を現すと目の形状が変わります。
これらのことから、ジョン・ブラウンは自らの正体を隠すためにサングラスを着用しているものと想定されます。また、より重要な点は、「女王陛下がそのことを理解している」ということです。
つまり、シエルとセバスチャンの関係のように、女王陛下とジョン・ブラウンは契約関係にあると考えられ、女王陛下の思想から鑑みると、女王の思惑の実現に対し、ジョン・ブラウンが暗躍するという状況が生まれるのは自然なこととなります。
ジョン・ブラウンはファントムハイヴ本邸を襲撃した人物である可能性が高い
上記の推測から、ジョン・ブラウンはファントムハイヴ本邸の襲撃に関与した人物である可能性が高いと考えられます。
黒幕が女王陛下である場合には、次のようにストーリーが繋がります。
- ヴィンセントは「『英国の伝統ある名前なんか古臭い』と言われる時代がそう遠くないうちに来る」と発言しており、伝統そのものである英国王室に反抗する意思を示唆している
- 自分が敗北した時のことを考え、ディーデリヒに「もし私に何かあっても」とシエル兄弟のことを託している
- ヴィクトリア女王はヴィンセントの目論見を把握し、ファントムハイヴ伯爵を子供に代替わりすることを考える
- 10歳の誕生日当日、ジョン・ブラウンら人外の秘書官によって計画が実行される
- 女王の目論見通り、二人の双子によって悪魔が召喚され、ファントムハイヴ伯爵が誕生する
- 戻ってきたファントムハイヴ伯爵に「おかえりなさい」と歓迎する
女王陛下の英国安寧のためには手段を選ばない性質は幾度も描かれており、「女王の番犬」としての役割をヴィンセントに期待できなくなったと判断すれば、容赦無く頭をすげ替える決断をすることでしょう。
その場合の実行犯は、女王陛下の執事であるジョン・ブラウンとなる可能性が高いです。
『黒執事』ジョン・ブラウンの主な活躍
「黄執事」編のジョン
ヴィクトリアの付き人として品評会に登場
ジョンはヴィクトリアの付き人として品評会に登場し、同時優勝を宣言しようとしていた審査員の元から、優勝のトロフィーを鞭で絡めて奪い取ります。
ヴィクトリア女王がアルバート王を思い出して膝を屈すると、アルバート人形を出して励ますなど、不思議な主従関係を見せました。
去り際、シエルの気付かぬ内に袖口にヴィクトリア女王の手紙を忍ばせており、「ノアの方舟サーカス」のチケットを渡します。
「サーカス」編のジョン
ジョンは、女王陛下の執事二人を引き連れ、燃え盛るケルヴィン男爵の屋敷を見ていました。
二人はシエルの失態に対して言葉を発しますが、ジョンは何も話しません。
「ファントムハイヴ城事変」編のジョン
ジョンはフィップスと共に、ウッドリーを連行してきたグレイを迎え、馬車を走らせます。
グレイが途中でウッドリーを刺しますが、ジョンもフィップスも何も言いません。
「寄宿学校編」のジョン
女王から怪物が怖いと言われ、アルバート様に代わって必ずお守りしますと話しています。
「緑の魔女」編のジョン
緑の魔女編では、ドイツから送られてきた植物と回復薬の成分解析結果を見て怖がる女王陛下に対して、ジョン・ブラウンはアルバート人形で慰めています。
その後、女王陛下のお使いで、狼の谷の森に馬と一緒に現れ、セバスチャンに急ぎの手紙を渡しました。
また、シエルとサリヴァンが女王陛下とのお茶会に招かれた際には、シエルに対して「どんどんパパに似てきたね」と話しています。
ジョンブラウンはファントムハイヴ邸襲撃に関わっている可能性が高く、シエル兄が復活した「青の復讐編」ではその真相が明らかになることが予想されます。黒執事の最新巻までのあらすじを振り返りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
本ページの情報は2021年02月13日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。