『黒執事』ウィリアム・T・スピアーズのまとめページです。ウィリアム・T・スピアーズ、通称ウィルは、死神派遣協会「管理課」に属する死神です。管理課でありながら、同期グレルの尻拭いで現場に出ることが多い死神です。過去の発言や行動など、ウィリアム・T・スピアーズを解説していきます。
『黒執事』ウィリアム・T・スピアーズの基本プロフィール
名前 | ウィリアム・T・スピアーズ (ノアの方舟サーカス団では「スーツ」) |
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職業 | 死神(死神派遣協会、管理課、英国担当) |
「死神の鎌」の形状 | 伸縮式の高枝バサミ |
容姿 | 細長メガネ、黒髪 |
特徴 | ・丁寧な言葉遣い ・残業が嫌い ・規律、ルールに厳しい ・「悪魔」を害獣と呼び蔑視の念を持っている ・グレルの同期 ・一人称は私(わたくし) ・死神には睡眠が必要 |
『黒執事』ウィリアム・T・スピアーズとは?管理課の死神
死神派遣協会「管理課」の死神
ウィリアムは、死神派遣協会「管理課」の死神です。デスサイズは伸縮式の高枝鋏にカスタムしており、ここからミドルネームの「T」が取られています。
戦闘能力も高く、赤執事編では、背後からセバスチャンにグレルのデスサイズを投げつけられていますが、振り向きもせずにキャッチしていました。
また、負傷状態ではセバスチャンも対抗できないと判断したためか、ウィリアムがグレルを抱えて帰るのを見逃しています。
グレル・サトクリフの同期
グレル・サトクリフはウィリアムの同期の死神です。グレルからは一方通行の愛情を爆発させられており、「ウィル」と愛称で呼ばれています。
一方でウィリアムの態度は厳しく、常にグレルに対して文句を言っています。ドイツに二人で引き継ぎに向かった際には、冗談を言うグレルの足元をデスサイズで小突いたりもしていました。
回収課のグレルやロナルドのフォローをするため、現場に出てくることが多く、赤執事編や豪華客船編では物語の終盤で登場し、ピンチでのびてしまっている二人を回収しています。
『黒執事』ウィリアム・T・スピアーズの性格・人物像
ルールを重んじる
ウィリアムは「模範的な死神」であり、ルールや規則を重んじる性格をしています。
特に残業をすることを毛嫌いしており、セバスチャンやシエルによる予定外の出来事が発生すると、残業することになってしまうと怒ります。仕事ぶりはいたって真面目で、淡々と作業のように完璧にこなします。
また、死神の仕事を邪魔するセバスチャンに対しては強い敵対心を持っており「害獣」と罵った他、サーカス編で同じテントで生活することになった際には、地面に線を引いてここからは私有地だから入ってくるなと主張しました。
『黒執事』ウィリアム・T・スピアーズのセリフ・口癖
私、死神派遣協会管理課のウィリアム・T・スピアーズと申します
小さなミスが大きな残業に繋がるのだから
『黒執事』ウィリアム・T・スピアーズはどうなる?残された伏線の考察
アンダーテイカーに対する「違反者」「離脱組」発言
ウィリアムは、アンダーテイカーに対して豪華客船編では「違反者」と呼称しており、緑の魔女編では「離脱組」と表現しています。
ドイツの死神ルドガーは「離脱組はたまにいる」と発言しており、他の死神も「離脱組」と表現することが多いです。
「違反者」という言葉、70年前のアンダーテイカーが本部を半壊させ、「死神の鎌」を持ち帰ったことを指している可能性が高いです。
同期のグレルは70年前の出来事を知らなかったため、ウィリアムがアンダーテイカーの所業を知っているとすれば「管理課」に所属していることと関係している可能性があります。
死神には「お上」が存在することも明らかになっていますので、ウィリアムは「お上」とも仕事上で何らかの接点があり、そこでアンダーテイカーについて教えてもらったのかもしれません。
セバスチャンに対する「害獣」発言
ウィリアムとアンダーテイカーにはいくつかの共通点があります。
- セバスチャンに対して「害獣」と呼んでいる
- 模範的な死神
- 同期に狂った死神がいる(ウィリアムはグレル、アンダーテイカーはオセロ)
回収課と管理課で担当する役割は異なりますが、アンダーテイカーの死神時代を暗喩する存在がウィリアムである可能性があります。
もし二人に繋がりがあるとすれば、アンダーテイカーが苦手なはずの技術系の進歩を世界にもたらしたのは、ウィリアムが裏で情報を漏らしていたのかもしれません。
ドイツの死神達に「動く死体は調査中」発言
緑の魔女編では、ドイツの死神であるルドガーやザーシャに「動く死体」のことを聞かれ、「まだ調査中」であると答えています。
しかし、シエル達がロンドンに戻ってすぐ始まる「青の教団編」では、科学捜査課のオセロが登場し、ビザールドールの仕組みについて既に把握しており、グレルにそのことを話していました。
オセロが死神派遣協会に研究結果を共有していれば、管理課であるウィリアムもビザールドールの正体を理解しているはずです。意図的に情報を伏したということであれば、この点もアンダーテイカーのスパイ説の根拠になりそうです。
『黒執事』ウィリアム・T・スピアーズの主な活躍
「赤執事編」:セバスチャンに破れたグレルを回収する
ウィリアムは、セバスチャンに追い詰められたグレルの元に現れた「管理課」の死神です。
「リストにない者の魂の回収」「デスサイズの未許可使用」など、死神に関する規定にグレルが違反したことで、始末書を書いてもらう必要があり、そのためにグレルを回収しに来たと話しました。
この際、セバスチャンに対して深々とお辞儀しており、ご迷惑をお掛けしましたと謝罪をしています。
一方で、悪魔に対して蔑視の念を強く持っており、「よりによって貴方の様な害獣に頭を下げる事になるとは」と口にしました。
セバスチャンに対して「首輪がついている飼い犬な分、幾分かマシか」と話し、グレルを回収してその場を離れ、今日も定時上がりできないことを嘆いていました。
去り際、セバスチャンがグレルのデスサイズを投げてきますが、振り向きもせずにキャッチしており、力量の大きさを窺わせました。
「サーカス編」:スーツとして潜入
ウィリアムは、同期の死神グレルの謹慎期間中、尻拭いとして回収課の仕事を任命され、「ノアの方舟サーカス団」に「スーツ」として1ヶ月強潜伏していました。
潜伏中にシエル、セバスチャンが現れ、悪魔であるセバスチャンを警戒します。一方で、シエルとの契約という「首輪」があることに免じ、「近日中に大量の魂の回収予定がある」と自分の目的を共有します。
そして、シエル達がサーカス団から出ていくと、ウィリアムも魂を回収するためにケルヴィン男爵の屋敷に移動しました。
屋敷が炎に包まれた後、ウィリアムは応援としてきた死神ロナルドと共に魂の回収作業にあたります。この際、死神の確認作業とは「世界に有益となりうる存在」を除外することだと明かします。
また、「人間にそのような価値のある者など皆無に等しい」と論じ、淡々と見過ごしがないように確認作業をするだけだと言いました。
「豪華客船編」:グレル、ロナルドを回収
豪華客船編では、カンパニア号が半分に折れて沈んだ後、アンダーテイカー、セバスチャンとの戦いで伸びて海の上に浮かんでいたグレルとロナルドを回収しに登場します。
この際、アンダーテイカーを「違反者」と呼んでおり、戻ったら詳しい報告書を書くようにグレル達に申し付けました。
「緑の魔女編」:ドイツに赴き資料の引き継ぎを受ける
緑の魔女編では、グレルと一緒にドイツに向かい、ドイツの死神であるザーシャ、ルドガーから引き継ぎ書類を受け取りました。
この際、ビザールドールについてはまだ調査中であり、離脱組に関する情報があれば教えて欲しいと話しています。
青の復讐編ではグレル、オセロが死神派遣協会に応援要請を出しています。アンダーテイカー関連のことであれば、ウィリアムが出てくる可能性が高く、再登場が期待されます。
最新巻までのあらすじを下記にまとめておりますので、物語を振り返り、再登場を待ちましょう。
本ページの情報は2021年02月13日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。