『黒執事』ヴォルフラム・ゲルツァーのまとめページです。ヴォルフラムは、緑の魔女編「狼の谷」でサリヴァンに仕える執事として登場した人物です。「狼の谷」との関係、緑の魔女の執事としての役割、サリヴァンへの想い、生まれと過去など、黒執事のヴォルフラムについて解説していきます。
『黒執事』ヴォルフラムの基本プロフィール
名前 | ヴォルフラム・ゲルツァー |
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立場 | ・ドイツ軍中尉 ・サリヴァンの執事 |
特徴 | ・戦闘能力高い ・不器用で効率悪い |
『黒執事』ヴォルフラムとは?緑の魔女の執事
サリヴァンに仕える執事
ヴォルフラムは、「狼の谷」で魔女の末裔サリヴァンに仕える執事です。纏足で自ら歩けないサリヴァンを抱えて移動するなど、常に一緒にいて身の回りのお世話をしています。
しかし、ヴォルフラムは最高に効率が悪い執事であり、料理を一品ずつ完成させるなど、一つ一つの仕事を終わらせるのにすごく時間がかかります。
また、執事としてのスキルも高くなく、セバスチャンが緑の館に滞在している間は、セバスチャンにスキルの差を見せつけrれ、豪華な食事や朝の紅茶、勉強などにサリヴァンは目を輝かせていました。
ドイツ軍中尉
ヴォルフラムの正体は、ドイツ軍中尉で、村のまとめ役であるヒルデ少佐の部下です。
「狼の谷」はドイツ軍の秘密研究施設であり、ヴォルフラムは緑の魔女の執事として常にサリヴァンの側におり、万が一の場合にはサリヴァンの処分さえも仕事のうちに入っている人物でした。
『黒執事』ヴォルフラムの性格・人物像
軍務とサリヴァンへの想いとの間で葛藤する
ヴォルフラムは軍務として「狼の谷」に入り、サリヴァンと関わっていきますが、10年という月日が流れる中、純粋なサリヴァンと触れるうちに心境が変わっていきます。
軍務に従う中でも、サリヴァンの幸せを願うようになり、サリヴァンがシエル達と「狼の谷」を脱出したときも、上官であるヒルデに、理由をつけてサリヴァンは処分ではなく確保したほうが良いと進言します。
しかし、ヒルデが躊躇いもなくサリヴァンに扮装しているシエルに戦車から発砲したことで、軍は最初からサリヴァンを始末するつもりだったことを理解します。ここで、ドイツ軍と敵対し、サリヴァンの側につくことを決心しました。
『黒執事』ヴォルフラムのセリフ・口癖
人狼だってやたらと人を傷つけたいわけじゃねぇんだ
お嬢、あなたは魔女なんかじゃない、普通の女の子です
『黒執事』ヴォルフラムの過去は?
生まれた時から軍人教育を受ける
ヴォルフラムは生まれた時から軍事教育を受けており、圧倒的な戦闘能力を有しています。
ヴォルフラムの存在は「全ては国のため」というものであり、徹底的に自我が潰され、完璧な軍人として鍛え上げられていました。
名前も持っておらず、ヴォルフラム・ゲルツァーという名前も「狼の谷」の任務に臨む際に、軍によって与えられたものでした。
サリヴァンと出会って世界に鮮やかな色がつく
戦場で駆け抜けることを期待していたヴォルフラムは、「狼の谷」で幼いサリヴァンと過ごす温かな日々に驚きます。
ヴォルフラムはサリヴァンと出会ってから、世界に鮮やかな色があること、守りたいという感情、戦う理由を知りました。
そのため、サリヴァンを守るために「緑の魔女の執事」を続けながらも、サリヴァンが意を決して「狼の谷」を脱出した際には、ドイツ軍と敵対し、サリヴァンの味方につく決心を固めたのです。
『黒執事』ヴォルフラムの主な活躍
「緑の魔女編」のヴォルフラム
「狼の谷」の緑の魔女の執事として登場
ヴォルフラムは、「狼の谷」に到着したシエル達の前に、サリヴァンを抱えて登場しました。村人達は「ヴォルフラム様」と崇めており、村の中で唯一の男性でもありました。
「緑の魔女の執事」として、緑の館でサリヴァンの身の回りのお世話を全て担当していましたが、執事にあるまじき不器用さで、最高に効率が悪いとセバスチャンに評価されています。
セバスチャンとスネイクが地下の隠し通路を見つけて扉を開くと、一瞬で背後に現れて牽制しています。
「緑の魔女の執事」の役目を確認される
シエル達が緑の館に宿泊する間、村ではよそ者を外に出すようにサリヴァンに求める声が上がっていました。
ついにサリヴァンも村人達の声に負け、シエル達を明日外に出すことを受け入れます。その会合の最後には、ヒルデが「ヴォルフラム」と呼び、自分の役目を忘れていないだろうなと確認しました。万が一の場合、ヴォルフラムはサリヴァンを処分する役割を担っていることが明らかになります。
サリヴァンは、一晩で究極魔法を完成させ、シエル達を追い出さなくてはならない理由をなくします。そして、これで自分も外を自由に出歩けるとヴォルフラムに言いますが、ヴォルフラムは外に出れないのは「掟」だと言って、それができないことを教えます。
また、明日のシエル達の「見送り」にはせめて参加したいと話すサリヴァンに対しても、優しく抱きしめ、それもできないと言いました。
逃走したシエル・サリヴァン達を追いかける
サリヴァンがシエル達と「狼の谷」を脱出すると、ヴォルフラムはドイツ軍中尉の顔をとなり、ヒルデ少佐の指示で追跡作戦を敢行します。
魔法の術式と試薬品は全てセバスチャンに破壊されていたことを利用し、処分を考えるヒルデに対し、サリヴァンは確保すべきだと進言しました。
シエル達が逃走経路を二手に分けると、ヴォルフラムはサリヴァンの匂いがする方を追いかけます。ドイツ軍の中でも最も高い戦闘能力を有しており、バルドの反撃を野生動物のような動きと驚くような速さで掻い潜り、サリヴァンの元へと向かいました。
ヴォルフラムはスネイクからサリヴァンを取り戻しますが、その人物はサリヴァンに扮していたシエルで、至近距離からの攻撃が放たれます。しかし、この攻撃もヴォルフラムは回避しました。
驚くシエルに対して反撃を仕掛けますが、助っ人として現れたディーデリヒに敗北し、そのまま樹の影に隠れます。戦車に乗って現れたヒルデが、サリヴァンに扮していたシエルに対して発砲すると、ヒルデの意向はサリヴァンの処分だと理解し、ドイツ軍に反抗する決意を固めました。
軍事鉄道でサリヴァンと心からの主従を結ぶ
一時的に身を隠したヴォルフラムは、シエル達が逃走に使った軍事鉄道に現れます。列車は既に走り出していましたが、ヴォルフラムもギリギリ間に合い、銃口を向けました。
サリヴァンは覚悟しますが、ヴォルフラムの狙いはサリヴァンを狙って反対側に現れていたグレーテであり、サリヴァンを救います。しかし、その背後から現れたヒルデによって深手を負わされてしまいます。
倒れる最後、ヴォルフラムは本当の本音をサリヴァンに伝えます。
お嬢、あなたは魔女なんかじゃない、普通の女の子です
ヴォルフラムは倒れますが、さらに背後から現れたシエルとセバスチャンによって救出され、ディーデリヒの隠れ家で治療を受け、無事に生還することができました。
そして、改めてサリヴァンと主従の契りを結び、サリヴァンの執事となります。
「青の教団編」のヴォルフラム
ロンドンの拠点でサリヴァンに仕える
ヴォルフラムはサリヴァンと共に英国ロンドンに渡り、シエルによって用意されていた拠点で生活を始めました。
サリヴァンは女王陛下の直接投資によって存分に研究に打ち込んでおり、ヴォルフラムはサリヴァンの身の回りのお世話をしています。
マナーや言語などはセバスチャンによる厳しいレッスンを受けていましたが、言葉遣いはとても荒く、とても執事らしい執事にはなっておらず、ヴォルフラムらしい執事となっていました。
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シエルが血液を抜かれたことに気付く
スフィア・ミュージックホールに単独潜入していたシエルの腕に針の跡があることが分かると、セバスチャンがシエルの体内に何かを入れられていないか診て欲しいと、サリヴァンの元を訪れます。
この際、ヴォルフラムが、シエルは体内の血液を抜かれていることに気づきます。また、ドイツ軍でも輸血の研究が進められており、成功すれば瀕死の重傷でも一命を取り留められる「奇跡の治療法」と呼ばれていたことを教えます。
そして、軍は秘密裏に実験を行って成功条件を探っていたと話し、スフィア・ミュージックホールの目的を明らかにすることに貢献しました。
青の執事編では、ソーマを看病したサリヴァン、ヴォルフラムがどのような立場になるのかとても興味深いです。最新巻までのあらすじ解説はこちらからどうぞ!
本ページの情報は2021年02月13日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。