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本作は、地球と宇宙の勢力間での壮大な戦争を描いた物語です。
アムロ・レイやシャア・アズナブルといった多様な魅力を持つキャラクターたちが、それぞれの信念や戦いを通じて成長していく様子は、見る者に深い印象を与えます。
これらのキャラクターたちの戦いや心情に共感しながら、壮大な物語の展開を楽しむことができます。
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NETFLIX | ひかりTV | auスマートパス | スカパー! |
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アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦」の見どころ
シャアとアムロの因縁と決闘
一進一退の攻防を繰り広げる二人の戦士、シャアとアムロの対立は緊張感を高める
ニュータイプとしての覚醒を経てさらに深まる二人の理解と確執が物語の中核をなす
視聴者はこの宿命的な戦いに感情移入し、彼らの心情変化について深く考えさせられる
ララァ・スンの運命とその影響
ララァは予知能力を持つ不思議な少女として登場し、シャアとアムロに大きな影響を与える
特にアムロとの出会いと最終的な戦闘での彼女の運命は物語の感動的なハイライトに
ニュータイプとしての彼女の死はシャアとアムロに残された深い悲しみと教訓を与え、視聴者にも強い印象を残す
シャア・アズナブル、光と闇の二面性
シャアのカリスマ的リーダーシップと彼の過去、過酷な戦場での生き方は魅力的に描かれる
父の死と家族との複雑な関係を背負いながらも、ニュータイプ理論に苦悩し続ける姿が描かれる
その多面的な人間性は、物語を通じて深い洞察を提供し、視聴者に深い感銘を与える
ブリティッシュ作戦の恐怖とドラマ
ブリティッシュ作戦は衝撃的な展開であり、戦術とペースを劇的に変化させる
この一大イベントは人々に対する影響が甚大で、登場人物たちの運命を大きく変える
緊迫の中でのキャラクターたちの決断や成長は、視聴者を画面に釘付けにする
ア・バオア・クーの戦いとそれに至る道程
ア・バオア・クーでの決戦はシリーズ最も高まるクライマックスの一つとされる
シャアとアムロの対決は最終決戦にふさわしい感動と緊張を生み出す
この戦いを経てキャラクターたちの運命がどのように変わるかが、評論家的見地から見ても非常に興味深い
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』の感想・評判
アムロの成長物語としても魅力的で、彼が壮絶な戦場を生き抜く様子には心から感動します。
ララァを巡る彼の心情や行動は、物語に感情的な緊張感をもたらし、彼のキャラクターを一層魅力的なものにしています。
これら未来的な要素が絶妙に融合されており、科学技術と人間ドラマが絡み合うことで、見る者を夢中にさせます。
友情と裏切り、愛と憎しみが交錯するストーリーには引き込まれるし、クライマックスに向けての盛り上がりが最高です。
それぞれのキャラクターが持つ独自の技能やモビルスーツが戦う姿は、壮観でありすべてのアニメファンにお勧めしたい逸品です。
アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦」のPV・基本情報
放送開始日時 | 2017年9月2日 土曜日 |
---|---|
話数(放送済) | – |
制作国 | 日本 |
制作会社 | サンライズ |
監督 | 安彦良和 |
著者・原作者 | 矢立肇/富野由悠季 |
キャラクターデザイン | 安彦良和/ことぶきつかさ/西村博之 |
キャラクター:声優 | シャア・アズナブル:池田秀一|ララァ・スン:早見沙織|デギン・ソド・ザビ:浦山迅|ギレン・ザビ:銀河万丈|サスロ・ザビ:藤真秀|ドズル・ザビ:三宅健太|キシリア・ザビ:渡辺明乃|ガルマ・ザビ:柿原徹也|ランバ・ラル:喜山茂雄|クラウレ・ハモン:沢城みゆき|タチ・オハラ:北沢力|クランプ:近藤浩徳|コズン・グラハム:丹沢晃之|ミゲル・ガイア:一条和矢|マッシュ:土屋トシヒデ|オルテガ:松田健一郎|マ・クベ:山崎たくみ|ドレン:白熊寛嗣|デニム:大畑伸太郎|スレンダー:川原慶久|コンスコン:竹田雅則|アムロ・レイ:古谷徹|ブライト・ノア:成田剣|セイラ・マス:潘めぐみ |
公式サイト | 機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦公式サイト |
Wikipedia | 機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦Wikipedia |
あらすじ | 世界の人口の半数を死に至らしめたブリディッシュ作戦・コロニー落としを実行し突き進むジオン公国軍。それに対し、劣勢を挽回すべく圧倒的な戦力で挑む地球連邦軍。サイド7で平穏に暮らすアムロやフラウの日常生活にも暗い影が訪れようとしていた―。引用元:U-NEXT |
ジャンル | SF |
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アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』の主なキャラクターと声優さん
シャア・アズナブル(声優:池田秀一さん)
本作においては、アムロと並ぶ「もう一人の主人公」として描かれている。キャスバルがエドワウを経てシャアと呼ばれるに到るまでが本作における重要な過程となる。父ジオン・ズム・ダイクンの死をザビ家による謀殺だと信じ(その実、信じてもいないし父を憎んでさえいる[要出典])、ガルマを謀殺する。やがて父の唱えたニュータイプ理論が正しかったことを実感するが、それが連邦軍のパイロットから出たことをなかなか認めず、ガンダムのパイロットに対する憎悪と執着に繋がった。
声優:池田秀一さん
- 名探偵コナン 緋色の不在証明
- BIRDIE WING -Golf Girls’ Story- Season 2
- 機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096
- まじっく快斗1412
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ララァ・スン(声優:早見沙織さん)
インド出身の少女。出目を予知する能力を買われギャンブラーに雇われていた。カジノでシャアと知り合う。能力を見込まれギャングが彼女の引き渡しを要求。用心棒の寝返りもあってシャアは窮地に陥るが予知能力で命を救った。不当な扱いを受けるララァをシャアは救い出して身柄を宇宙に移し、フラナガン機関に預けていた。兄妹が多く仕送りをして実家を支えている。ララァが人がましい生活を送れるようになったのは言葉通りシャアのおかげで、彼を愛するようになった事情も恩義による部分が大きい。
声優:早見沙織さん
- 声優と夜あそび 2022
- 声優と夜あそび 2020
- 声優と夜あそび 2021
- 魔法科高校の劣等生 追憶編
- 宇崎ちゃんは遊びたい!
デギン・ソド・ザビ(声優:浦山迅さん)
元は、ジオン独立運動の創始者ジオン・ダイクンを影で支えてきたとされる、ムンゾ自治共和国内の実力者の一人。同共和国の最高学府「Munzo University」の学部長であったとされ、最高知識人の一人でもある一方、老獪な政治家で、自らの政治権力基盤を確実なものとするために、議会・軍の要職を自らの血縁のみで固める手法をとっている。
声優:浦山迅さん
- 忍たま乱太郎 第21シリーズ
- サマータイムレンダ
- ルパンは今も燃えているか?
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦
- ヴィンランド・サガ
ギレン・ザビ(声優:銀河万丈さん)
デギン・ソド・ザビの嫡男。元々はダイクンに私淑する活動家で弟のサスロやランバ・ラルらと共にダイクンの拘束を目論む連邦側からダイクンを護衛していた。その後、ダイクン党の運動部長からムンゾ共和国議員を経て、ジオン公国総帥となる。明晰な頭脳を持ち、人命を全く省みない。TV版では鉄面皮で感情を表には出さないが、本作では怒ったり苛立つとこめかみに青筋を立てるほど感情豊かに描かれている。卓越した政治手腕を持ち、共和制下のジオンにあっても議会工作に秀で「ダーク・コロニー」でのMS開発や艦艇建造の予算を捻出するなど戦争準備には積極的に取り組む。平時はガーデニングを趣味とする。OVA版では囲碁のシミュレーションゲームに興じているシーンに変更されているが、これはOVA化にあたってコミックを見直した安彦が、庭木の剪定などつまらないと考えて変更された部分である。他に骨董品の収集も趣味で、執務室には刀剣や鎧などが置かれている。独裁者までのぼり詰める過程において、プライベートでも何か戦略的トレーニングになるものをしているとしてチェスや将棋より深いものとして採用している。
声優:銀河万丈さん
- 銀魂
- 日常
- モモキュンソード
- 食戟のソーマ
- 食戟のソーマ
サスロ・ザビ(声優:藤真秀さん)
デギン・ソド・ザビの次男。ダイクンが教授職だった時代は兄同様にシンパとしてダイクンを護衛する活動家。その後、ジオン党国民運動部部長。ダイクンの葬儀からの帰路に暗殺される。キシリアによる謀殺説もあるが定かではない。原典アニメ版の構想を記した、通称「トミノメモ」や小説版に名前のみだが登場しており、本作オリジナルのキャラクターではない。政治手腕に長けるなどの設定はそのまま使われている。ことに情報統制に通じマスコミを利用して人心をコントロールする役割を担っており、短慮に逸ってキャスバルを拘留しようと目論んだキシリアを叱責して彼女のプライドを汚した。弟のドズルはサスロを尊敬している。
声優:藤真秀さん
- ルパン三世TVSP #25 ルパン三世 イタリアン・ゲーム
ドズル・ザビ(声優:三宅健太さん)
キシリア・ザビとともに大きく年齢設定が変えられた。ムンゾ自治共和国時代、首都島防衛隊司令少佐。ダイクン議長死亡時28歳前後。のちジオン士官養成学校校長時には大佐。一年戦争開戦時は中将で、年齢は38歳前後。本作では、キシリアよりも「年齢的に上」であると明確に描かれている。原典アニメ版と比べ、校長としての訓示やルウム戦役での指揮ぶりなど、優れた指揮官、武人としての側面が強調されている。情け深い面も多く描かれ、尊敬する兄サスロの横死を忘れぬために顔面に負った傷をわざわざ残したり、政争に巻き込まれ不遇を託っていたランバ・ラルを表舞台に復帰させるため極秘任務に抜擢したり(このことが「ドズルには男にして貰った恩がある」というラルの台詞に繋がる)、ラルの復隊との交換条件でハモンと今際の際にあったアストライアの対面をお膳立てしたり、「暁の蜂起」で学業相談にかこつけて彼を拘束したゼナ・ミアを事件後に妻にしたり、「ブリティッシュ作戦」に反感を抱いて職を投げ出したラルの言葉を熟慮して自身の行った行為の残酷さが愛娘ミネバにもたらされる過酷な未来を想像して後悔・慟哭するなどという面や、宇宙に散った敵に対し哀悼の意を示して黙祷を指示したりと、ザビ家の中では非常に感情豊かで利他的な面の強い人物となっており、ザビ家内の権力争いを嘆くなど家族愛、人間愛はザビ家では誰よりも強い。ギレン、サスロ、キシリア、ガルマに比べ頭が悪いとコンプレックスを抱くが、その分、ヒューマニストでお人良しな性格が彼に数奇かつ苛酷な運命を辿らせた。また、ランバ・ラルやシャア、黒い三連星を使い、モビルスーツ開発を主導したのもドズルである。最期は、孤立無援となった宇宙要塞ソロモンと運命を共にするのは原作と同様であるが、その事態を招いたのが連邦軍との対決よりも政治的保身を優先し、勝利の為の機会を浪費したギレンとキシリアの政治的策動の結果であると断言し、「あの政治かぶれどもがジオンを滅ぼす」と怒りを爆発させて非難した。
声優:三宅健太さん
- 灼眼のシャナ
- ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- 未来編
- オーバーロード3
- BLASSREITER -ブラスレイター-
- お伽草子
キシリア・ザビ(声優:渡辺明乃さん)
ドズル・ザビとともに年齢設定が大きく変えられた一人であり、ジオン公国軍を動かしたキーパーソン的役割を担って、読者の目にわかりやすいように描かれている。本編の黒幕であり、様々な陰謀に関わっている。
ガルマ・ザビ(声優:柿原徹也さん)
気性が他の兄弟たちに比べて優しく、ザビ家勃興の混迷期を幼少で過ごした事情もあって気骨には欠けている。ただ、そうした己の弱さを自覚し克服しようとする克己心もあり、並々ならぬ努力家。負けず嫌いであり、士官学校でシャアをライバルと認め、なにかと張り合おうとするが、ことごとく一枚上を行かれる。末子ということもあり、父のデギンに溺愛されている。連邦政府の怠慢により隕石(OVAアニメでは冒進した連邦軍艦艇)のコロニー衝突で人命と生産区画に深刻な被害が出た際、シャアの扇動で決起部隊の中心人物に祭り上げられ、シャアの徹底した作戦計画により連邦駐屯軍の施設を武装占拠する「暁の蜂起」を起こす。このことで一躍ジオン国民のヒーローとなる。一度は野に下ったシャアが軍に復帰しドズルに抜擢され、月面でガンキャノン部隊を殲滅して破格の昇進を遂げたことに嫉妬する。だが、お手盛り昇進は望まず、参謀部への人事を拒絶。その後のルウム戦役における地上戦での活躍を認められ、地球方面軍司令として昇進する。WB隊が占領地に舞い込み戦いを繰り広げるが、アムロにより攻撃部隊は壊滅。ドップで出撃していたガルマは挑みかかるも翼を切り落とされたうえ、シャアの細工で遭難しかけるが、辛うじて帰還する。WB隊との「ミード湖」の駆け引きではマチルダの介入で苦杯を舐める。ロスでWBを追い求めるが、結果的にそれを利用されてシャアに謀殺される。
ランバ・ラル(声優:喜山茂雄さん)
ラル家の総領息子。高潔で非常に武人としてのプライドが高く、聡明な仁愛の人。反面、政略的な立ち回りが不器用で能力・功績の割に実績に結びつかない「万年大尉」。先に戦死の経緯であるガルマ仇討ち部隊としての活躍と壮絶な戦死とが描かれる。シャア・セイラ編以降、ジオン側の開戦経緯に密接に関わる重要人物であり、前述のドズルと双璧を成す物語の主役。もともとはダイクンシンパの活動家としてギレンやサスロとは同志として行動を共にしていた。その後、ムンゾ防衛隊で大尉となる。やがて、ダイクンが権力の中枢を担うようになるとザビ家派とラル家派とに分かれ、ダイクンの死後は深刻な政争劇に発展する。人情派であり、後に仇討ち部隊として行動を共にするハモン、コズン、クランプ。そしてラル仇討ちで活躍するタチとは正に古い馴染み。ハモンについては彼女の少女時代から知っている。また、護衛のためダイクンと行動を共にしていたため、理想と現実とのギャップに苦しむダイクンが政治に無縁なアストライアに癒やしを求め、男女の仲に到った事情も知っている。幼いキャスバルとアルテイシアにとってラルは父親か兄のような親しみを持てる存在だったことは原作同様の事実で、ダイクンの死後はザビ家との政争を制することより遺児二人と父親の身の安全を選択し、危ない橋を渡ってハモン、タチの協力で3人を地球に逃がした。そもそも父ジンバが主張したザビ家によるダイクン暗殺には懐疑的。ラル家は潰され、要職を解かれて一時期はハモンの酒場に入り浸りになり、やさぐれてつまらない喧嘩をするなど荒れていた。そんな彼の不遇を救ったのがドズルであり、MS開発計画という最重要機密に彼を抜擢した。そこで兵隊ヤクザだった旧知のガイア、マッシュ、オルテガらと共にモビルワーカーに毛が生えた段階の試作MSに搭乗して正に命掛けでテストパイロットとして腕をならした。先行採用機のプロトタイプザク(ブグ)に搭乗し「スミス海の戦い」で名を上げた。開戦後、MS熟練者として「青い巨星」の異名をとるが、ドズルから持ちかけられた「ブリティッシュ作戦」への参加要請には「悪魔のすることだ!」と異を唱えて軍を離れ、ザビ家に私物化されつつある祖国の状況を憂慮しつつもジオンにとって天下分け目の戦いであるルウム戦役にクランプ、コズンたちが従軍するのを見送った。
クラウレ・ハモン(声優:沢城みゆきさん)
原作およびランバ・ラル編、ジャブロー編前編ではラルの内縁の妻で軍籍を持たない身でありながら、最愛の腹心としてラルを支え、彼の戦死後はタチと共に仇討ちを決行しリュウ・ホセイのコア・ファイターとの空中衝突で戦死する。だが、シャア・セイラ編以降の重要人物で主役の一人。不良少女で夜遊びに明け暮れていた時代に年齢詐称して働いていた酒場「エデン」で純粋な心を持つ歌姫アストライアと知り合いその人生が一変する。アストライアがダイクンに見初められたことでハモンは子供ながらに二人の間を取り持つためキャスバル誕生でも重要な役割を果たす。またアストライアの後を受けた歌姫としてバーテンダーのクランプと共に「エデン」を切り盛りする。
タチ・オハラ(声優:北沢力さん)
少尉→中尉。原作では単にラルに心酔し、ハモンのラル仇討ちに力を貸すだけの存在。本作では重要な役所をこなす。ジオン共和国時代に、常連として通っていた店の歌姫ハモンに入れあげ、「用心棒役」となっていた。色仕掛けで彼女に協力し、ジンバ・ラルとキャスバル、アルテイシア兄妹を貨物便で地球に送る。当初は頼りない青年士官であったが、「ルウム編」では情報部所属の軍人として再登場。開戦後はキシリア機関の目を掻い潜りセイラと接触。彼女にキャスバル(エドワウ)とシャア・アズナブルの入れ替わりを匂わせる情報を届けている。
クランプ(声優:近藤浩徳さん)
ラルの副官。長らくクラブ「エデン」のバーテンダーに身をやつしていたが、ムンゾ防衛隊時代からラルの部下。ルウム戦役で軍に復隊した。仇討ち部隊が編制されるとハモンと共に参加した。白兵戦では艦橋制圧のため外部から爆破・侵入しようとするも、キッカの姿を見て驚き退くよう促す。ミライがキッカを庇い、割れた窓から侵入しようとした際にミライに撃たれて戦死。
コズン・グラハム(声優:丹沢晃之さん)
クランプと同様にムンゾ防衛隊時代のラルの部下で仇討ち部隊にも参加。階級は曹長→准尉→少尉。ブリティッシュ作戦に憤ってラルは軍を抜けたがコズンはルウム戦役に参加。その際にザクバズーカの一撃で戦艦を撃沈するシャア中尉の活躍を見て自身の予備弾を委ねようとするが、「従軍出来なかったラル大尉の分まで働け」と諭されている。
ミゲル・ガイア(声優:一条和矢さん)
黒い三連星のリーダー。階級は軍曹(過去)→少尉(テストパイロット時)→中尉(スミス海での戦功)→大尉(ルウム戦役での戦功)。三人の中では一番常識的かつ紳士的だが、見た目重視で三連星のマークが好き。貫禄がありヒゲが特徴。発足当初のMS隊において指揮官となったラルへの敬意も抱いている。開戦後、ルウム戦役でレビルを捕虜にしてジオン十字勲章の栄誉に輝くが、凱旋後は三連星の活躍以上に華のあるシャアが持て囃される(オルテガは憤るがガイアは気にしていない)。主戦場が地球上に移行するとジャブローでの作戦従事のため、地球に降下。高機動型ザクIIからドムに機種転換する。WB隊との偶発戦闘(ドムの慣熟訓練中だった三連星が戦闘区域とは反対側に急行中のギャロップと遭遇し、異変に気付いて接近した)でガンダムと交戦。決してガンダムを侮っていたわけではなかったが、切り札である「ジェットストリームアタック」を仕掛けた際にマッシュが戦死した。オデッサ前哨戦ではマッシュの弔い合戦とばかりにガンダムに復讐戦を挑むが6機から成るドム隊はニュータイプに覚醒したアムロのガンダムの前に壊滅(この戦いから倒した敵の数を数えるようになった)し、ガイアも戦死を遂げる。
マッシュ(声優:土屋トシヒデさん)
三連星の一人。階級は軍曹→准尉→中尉。右眼の古傷は昔からある。普段は寡黙だが、オルテガ以上に口が悪くシャアが男妾まがいの真似をして男好きの上官に取り入って出世したなどと本人を前に言っている。WB隊との戦いでガンダムにジェットストリームアタックを仕掛けた際、ガイア機を踏み台にしたガンダムが後続のマッシュ機にビームサーベルを突き立て、コクピットを貫かれて戦死した。
オルテガ(声優:松田健一郎さん)
三連星の一人。階級は伍長→准尉→中尉。三人の中で一番背が高く、長い顔とダンゴ鼻が特徴。腕は立つが口が悪くすぐ手が出る荒くれ者。WB隊との交戦時はガンダムを上空援護していたミデアによって崖下に突き落とされそうになり、激昂して操縦席を叩き潰してマチルダを戦死させた。オデッサで復讐戦に挑みガイアと共に全滅し戦死。
マ・クベ(声優:山崎たくみさん)
ジオン軍将校。階級は中将。ジオンきっての地球通とされて南極条約調印交渉に全権大使として臨んだが、かねてから近づいてきたキシリアの手配によってレビルの脱出と演説とで和平交渉が頓挫すると地球降下作戦の指揮を執り、その後、地球方面軍総司令官となる。高い技術力を誇るが鉱物資源に乏しいジオン本国のため、欧州東側のオデッサに司令部を置き、地球攻略と並行して資源採掘を行って独立戦争を支える。原典アニメ版にはキシリアにおもねる人物だったが、『ORIGIN』ではキシリアよりも階級が上であり戦争継続を望む真意を明かされ、それに従ったが私淑してはいない。ガルマがマ・クベ麾下に入った事情はザビ家がマ・クベを使い捨てないという証。そもそもザビ家にもダイクンの思想にも全く関心がない、いわゆるノンポリ。軍閥闘争やキシリアとギレンの争いにも全く関心がなく、祖国を勝利させることしか考えていない。連邦軍によるオデッサ包囲作戦(オデッサ・デイ)では頼みのエース部隊であるガイア隊が前哨戦においてガンダムとの戦闘で全滅。エルラン中将の内通情報によりビッグトレー級バターンがレビルの旗艦だと知り、囮であるモルトケに攻撃を集中させる一方でバターンを南極条約違反の核攻撃で撃破しようとするもアムロに察知されて作戦は失敗した。戦争の大局を小人物に委ねたことを後悔。その後、ギレンから命じられていた大都市への弾道ミサイル攻撃を反故にし、多くの将兵をザンジバルで宇宙に逃がしたが自身は地上に残って最新鋭MSギャンでグフ隊を率いて退却戦を戦う。その際、「ギャンは量産させるな。マ・クベの名はギャンと共に記憶されるべきだ」と唱えている。擱座後、核融合炉の爆発に海上封鎖中の連邦海軍艦艇を巻き込んで盛大に爆死した。最期の台詞については原典アニメ版と同様に「ウラガン、あの壺をキシリア様に届けてくれ、あれはいいものだ」だった。
ドレン(声優:白熊寛嗣さん)
最終階級は大尉。ルウム戦役でたまたまシャアの乗艦勤務であった。兵卒からの叩き上げ軍人であり、若いシャアに対して古参兵たちが快く思わない中、見所があると評価し好感を持っていた。かたやシャアも裏表のないドレンを気に入っていた。ドズルからルウムでの抜群の戦果を評価され、その引き立てで最新鋭ムサイ級ファルメルと共にシャアへの餞として部下として与えられると、シャアは即座にドレンを艦長に抜擢した。
デニム(声優:大畑伸太郎さん)
ファルメルMS隊のパイロット。階級は曹長。シャアの部下の中では古参。その信頼も厚く、サイド7強行偵察作戦では部隊の指揮を執る。ガンダム1号機との戦闘で3機のザクが相討ち同然に撃破され、撤退を決断するも味方の損害と手柄を焦ったことで新兵のジーンが暴走。ジーンがコロニー内で無差別攻撃を始めると止めるために追って入る。だが、ジーン機がガンダム2号機に撃破されると逆上したデニムも戦闘に及び撃破され、戦死した。
スレンダー(声優:川原慶久さん)
ファルメルMS隊のパイロット。階級は伍長。サイド7強行偵察作戦では報告のために命令に従って帰還した。結果的に強行偵察部隊唯一の生き残りとなるが、シャアと共に出撃した際にビームライフルに撃ち抜かれて戦死。展開が異なるため原典アニメ版ではビームライフルを装備したガンダムを見て「自分はあの武器は見ておりません」→「当たらなければどうということもない」だったが、『ORIGIN』では「あの武器でアッシュ軍曹が一撃でやられました」→「当たらなければどうということはない」に改変された。
コンスコン(声優:竹田雅則さん)
ジオン軍将校。階級は少将。
アムロ・レイ(声優:古谷徹さん)
15→16歳。V作戦の責任者でアナハイム・エレクトロニクスRX計画担当部長テム・レイの一人息子。幼少期に「宇宙を体感させたい」というテムの意向で、地球に残った母カマリアとは別れて事実上父子家庭も同然の生育環境で育つ。生活力は皆無で放っておくと部屋はゴミ溜めと化し、風呂にも入らず、食事も忘れる。V作戦従事のためサイド7に移住した父に従い移住。人間関係の構築に消極的で能動的に作った友達はいない。押しかけ女房同然のフラウ・ボウや隣人のハヤト・コバヤシ、留年で同級生となったカイ・シデンに加え、フラウに開戦前から懐いていたカツ、レツ、キッカとは知り合いだがそれ以上でもない。父親の不在を良いことに未明まで自室で調べ物に没頭しており、学校でもいつも眠たそうにしている内向的で目立たない少年。テムのコンピューターから最高機密であるガンダムの情報を調べ、その設計図や仕様(おそらくは操縦方法を含めた技術情報)などを知っていた。 サイド7へのシャアの強行偵察で一年戦争に巻き込まれ、ジーンの行った無差別攻撃で多くの人々が死ぬのを目の当たりにし、ジオン軍への憎悪を募らせガンダム2号機(RX-78-02)に搭乗し、緒戦でザク2機を撃墜したことから民間人ながら正パイロットに抜擢される。しかし、軍人としての心得を教育されたわけではない為、艦長代行に抜擢されたブライト・ノア中尉への露骨な反感と実戦での恐怖体験などを理由に我が儘にふるまい、大人への不信感を強く持つひねた騒動屋として問題を起こし、ブライトにとっての頭痛の種となる。 転機となったのはマチルダ中尉との出会い、ランバ・ラル、ハモンとの邂逅と死闘、リュウの戦死。マチルダには恋心を抱き、ラルを乗り越えなければならない強い大人(理想の父親像)を意識。リュウの戦死で初めて身近な人間の死を体験。更にマチルダも戦死したことで親しい人たちを失う心理的苦痛を乗り越えての成長を遂げ、同時にそれまで兆候こそあったニュータイプ能力が覚醒する。 因縁のシャアについては終盤においてサイド6で対面するまでアムロの側で一方的に知っている(ルナツーで本人とその素顔を目の当たりにしている)関係。シャアを強敵だとは認め、彼の存在を察知するがニュータイプだとは対ジオング戦までみなしていない。実際のところシャアとの交戦では劇中2度完敗を喫している(一度目は緒戦。二度目はテキサスコロニーでのゲルググとの一戦。緒戦では手玉に取られたがガンダムの性能で命拾いし、二度目は先のシャリア・ブルとの戦いでエネルギー残量に余裕がない上に、自身の反応速度がガンダムの性能を凌駕した結果)。またガンダムがメンテナンス中で使えない最中にジャブロー侵攻戦が発生し、ジムで出撃して苦戦し、ウッディのファンファンによる支援を仰いでシャアのズゴックを撃破している。
ブライト・ノア(声優:成田剣さん)
WBの二代目艦長。初登場時は中尉。後に大尉。任官したてではなく、それなりの軍歴を持ち合わせる。艦長代理として苛立ち当たり散らす性格はより顕著。艱難辛苦を乗り越えてのジャブロー到着で正式な艦長を拝命し、軍功も十分として大尉に昇進。また改装後に強襲揚陸艦への大規模改修作業を受けてからは対空防御の指揮が飛躍的に向上した。 ミライへの恋愛感情はジャブロー到着時点で強く。ゴップからフィアンセの存在を聞かされて心中穏やかでなくなる。プロポーズを意識し出したのもこの頃であるようで、ミハル潜入時にブライトの私室をかき回した際にデスクの引き出しに指輪ケースがあるのが確認出来る。サイド6寄港は正に不本意で「命令でなければ誰がこんなところに」とボヤく場面もある。 艦長代理時代は未熟さ故にアムロと衝突したり、ミライの助言で作戦立案をする、索敵を怠ってリュウが自主的に索敵を買って出て戦死するなど、周囲に支えられていたが、苦くもつらい経験の数々が彼の優れた素質を磨き上げていったことで正式拝命後は後に名提督と呼ばれるほどの器量を備えてくる。 ア・バオア・クー戦に際し、大々的な訓示を行ってパイロットたちを送り出すが、「堕とすまで帰還するな」はいくら何でも言い過ぎで、実際のところエルメス撃墜後にガンダムは換装・補給のために帰還している。
セイラ・マス(声優:潘めぐみさん)
最終階級は曹長。ダイクンの遺児。『ORIGIN』では彼女の幼少期から描かれる。少女時代は子猫の「ルシファー」を可愛がっており、ランバ・ラルはアルテイシアに頼まれて自宅からダイクン邸に搬送。ジンバ、キャスバル、アルテイシアの脱出行に同行した。「ルシファー」はテキサスコロニー移住後、アストライアの死を追うように亡くなり、母の墓石近くに埋葬された。アストライアから月が百回丸くなったらまた一緒に暮らせると言われ、それを信じて手紙を送り続けていた。キャスバル(エドワウ)の出奔後、公式発表された彼の死を疑いながらも墓石を建て墓参りをしていた。少女時代から慈善活動に熱心でテアボロが連邦政府の難民高等弁務官という肩書きだったこともあり、難民救済に力を注ぐ。ジンバ襲撃に際しては伝染性疾患を疑われる病身で寝ずに看護していたエドワウが襲撃に気付いて彼女を護った。長じてからは医師の卵となり、ルウム首都バンチの学校に進学していたが、テアボロの容体悪化で帰省し、養父の死を看取った。その際に暴徒たちの銃撃に応戦し、銃撃戦を戦った。こうした経験が「女傑」という人格形成に寄与し、サイド7襲撃に巻き込まれホワイトベースのクルーとなってからは冷静かつ的確なオペレーターで白兵戦時は銃をとって勇ましく戦い、戦闘後は医師の卵として衛生兵に混じって治療や応急処置をするといったように多方面で活躍しクルーの信頼を得ており、ブライトの信用も高かった。ところが、ランバ・ラル隊との交戦で捕虜となったコズン・グラハム少尉に個人接触してシャアの動静を聞き出そうとしたことが問題視され、スパイ容疑で監査部に取り調べられた後、アムロと同様に独房入りとなる。だが、利敵行為は認められなかったため釈放され、その後はシミュレーター訓練をこなした後、コアファイター(コア・ブースター)のパイロットとなる。飛行時間40時間程度ながらオデッサ前哨戦の索敵任務中に敵機を撃墜する活躍でスレッガー中尉に認められる。その後、テキサスコロニー内での戦闘時にシャアとの個人的会話がカイに傍受され、二人の正体がジオン・ズム・ダイクンの遺児キャスバルとアルテイシアだと判明してからは自室謹慎処分となり、ソロモン戦には参加出来なかった。しかし、マグネットコーティング処理後のガンダムとのハイレベルな模擬戦をこなすなどパイロット適正は高く、ア・バオア・クー戦では新型機として貴重な装甲強化型ジムを与えられる。機体の擱座放棄後、要塞内で捕虜となるがアルテイシアだと正体を明かし、ダイクン派の将校たちを味方につけて反乱決起し、内部を攪乱。その後、アムロの危機を察して反乱部隊を離れて、アムロ、シャアの決闘場面に立ち会い、シャアが立ち去った後、アムロと共に要塞からの脱出を図るも戦闘の混乱ではぐれ、アムロのニュータイプ能力に助けられてカイ、ハヤトに発見され保護されて脱出した。 戦後は養父の資産を継承し財団を立ち上げて戦災孤児の救済活動に熱を入れる。ジオン本国への帰還を求められつつも、政治利用されるのを拒み、連邦政府の保護下で活動をしている様が描かれた。 立場上明確に出来ないものの養父のテアボロ・マスのことは実の父のように慕っており、彼に協力していたロジェ・アズナブルにも信頼を寄せていた。二人が居なくなったことで、テアボロが信頼を寄せていたシュウ・ヤシマを頼ってサイド7に渡る様子が描かれている。 母の復讐のため危険を冒してムンゾに赴いた兄キャスバルに理解を示しつつも、そのために本物のシャア・アズナブルが死ぬことになり、息子の栄達にその実苦しんでいたアズナブル夫妻や、実の息子のように愛を注いだテアボロがエドワウの死に心労で病を患ったことなど、キャスバルが恩人たちに対して行った惨い仕打ちに心を痛め、キャスバルのとった行動についても矛盾に満ちていると指摘。兄妹の悲劇とは無関係なアムロに対する憎しみなど明確に反発し、最後まで兄の助言には従わなかった。一本筋の通った女性であり、正体を明かしても仲間意識を変えないホワイトベースのクルーたちに信頼と安堵の念を抱き、やっと本当の仲間になれたと述懐する様も描かれた。
カイ・シデン(声優:古川登志夫さん)
ホワイトベース隊のパイロット。伍長→軍曹。不良少年団の団長として登場。「留年のカイ」(ダブリ-)として級友たちに知られる。同じ学校のハヤトやアムロを誘い出して開発区に重機を使って侵入してしまい、連邦軍に処罰されてしまう。しかし、その際はアムロだけはテム・レイの息子として寛大な処置を受けたことでアムロを「軍属の子」だと誤解することになる。 原作通り、サイド7での戦闘で避難民に対する態度を新参者のセイラに咎められ「軟弱者」とひっぱたかれる。これをフラウに愚痴っている。その後、ザクを仕留めたガンダムのパイロットがアムロだと知って民兵として志願。リュウから訓練を受ける。シャアの補給阻止作戦で初陣を飾るが、発艦時にあわや大破という危なっかしいザマを見せ、またガデムのザクIとの近接戦で損傷を負うなど「壊し屋カイ」はこのときから発揮する。民兵上がりとしては成長株(ジョブ・ジョンは兵役)でパイロットとして活躍するが出撃時から危なっかしいなどメカニック泣かせ。また年中外すと揶揄されてもいる。 性格は軽薄でニヒリスト。反面、情にほだされるタイプで男気にも溢れる。コメディリリーフとして物語を盛り上げる役。感情表情に乏しいアムロとは比べるべくもない多彩な表情を見せる。アムロ同様の騒動屋でブライトの頭痛の種。ただし反抗的ではなく「あの白目なしに殺される」などと恐れている。リュウの戦死に際してはアムロとハヤトの喧嘩を仲裁し、「悲しいのはみんな同じだ。チビたちも泣いちまった」とアムロを諭している。アムロとのやりとりに関してはほぼ原典アニメ版と同様。『ORIGIN』ならではなのがオムルたちメカニックとのやりとり。鹵獲したコズンのザクIIにガンキャノンの頭部をくっつけた「キャノンザク」はカイの発案でオムルたちに急造させた。マゼラアタック程度なら訓練に丁度良いとビームライフル装備で出撃するが、タチ搭乗のザクIとの交戦時に頭部が破壊され接近戦の末に拘束し、ガンタンクのバルカン砲で仕留めた。ギャロップの特攻阻止のため、MS隊と共に働き一応活躍した。 ミハルとのエピソードでアンチジオンの想いを強くするが、それ以前に連邦軍に対する不信感が強く、軍に対する帰属意識は低い。特にレビルに対しては「ルウムの敗戦将軍」だと毛嫌いしている。
ハヤト・コバヤシ(声優:中西英樹さん)
ホワイトベース隊のパイロット。最終階級は兵長。日系スペースノイド。日本文化と精神美学に傾倒。柔道を練習する少年として登場し、カイの仲間でアムロの同級生として登場する。通称「ジュードー」。その腕前は確かで格闘訓練でリュウを相手に「背負い投げ」を決めるなどして師匠と仰がれている。また中立地帯のクスコでジオン兵たちから愚弄されると体格と人数に勝る相手をちぎっては投げの活躍で撃退し、黒い三連星の目に止まる。 第一話でアムロに対し、「アイツの親父は軍属だから」という誤解に基づく台詞は、過去にカイに連れ出されて進入禁止の開発地区に忍び込んで連邦軍から銃撃された際にアムロだけ扱いが違ったことによる。ガンダムで活躍したアムロに触発されてカイと共に民兵に志願した。訓練の教官役となったリュウから「愚図だけど憎めない可愛いヤツ」だと愛され、コンビを組んでガンタンクを操縦する。砲手専門なのでパイロットとしては下っ端だが、リュウの戦死後も引き続き愛されキャラという位置づけ。ただアムロへの対抗意識は露骨でソロモン戦では「急場凌ぎのカンオケ」と悪評高いボールで何度も出撃し、負傷リタイアした。リュウの戦死に際しては依存心を露わにしてアムロから殴られた(逆にアムロ側のトラウマとしてジャブローでの負荷実験時に露呈した)。ア・バオア・クー戦ではスプレーミサイルランチャー仕様のガンキャノンに搭乗し、カイとのコンビでホワイトベース直援任務を完遂した。 後日談である「アムロ0082」では悲願の日本旅行にアムロ、フラウ、カツ、レツ、キッカと共に赴く。主に出雲大社、鳥取砂丘といった山陰地方を旅した。キッカたちから養父として認められるようになり、フラウとの結婚も決まったことでアムロに土下座してフラウを貰うというエピソードが追加された。しかし、実はア・バオア・クーでの出撃に際し、アムロが二人の仲に気を利かせ、フラウにハヤトのガンキャノンでの出撃を教えて励ますように示唆している。
リュウ・ホセイ(声優:田中美央さん)
ホワイトベース隊のパイロット。階級は軍曹。民兵、新兵の集まりであった「サイド7組」の鬼軍曹で精神的支柱。リュウを中心としたこのグループは結束が固く、彼の戦死後もスレッガー隊などの補充兵たちとは一線を画す。強面の血気盛んな古参兵で皮肉屋かつ事情通。「戦争屋」とまでは行かないが出撃には異常にこだわり好戦的。ブライトやアムロに当て擦りのようなことを言う場面も多く、言い様も遠慮がない。原作ではわりと寡黙でホワイトベース内でのモメ事を鎮め、ブライトを影ながらサポートする役割だったが、『ORIGIN』では彼自身がブライトの頭痛の種で騒動を起こす側。整備兵や衛生兵相手に怒鳴り散らす場面も多い。ルウム戦役にセイバーフィッシュ型の索敵機(通称カモノハシ)で参加しており、赤い彗星や黒い三連星に精通しており、彼らの実力を肌身に知っている。アムロ、カイ、ハヤトといったホワイトベース隊ではリュウによる一睨みや鉄拳制裁が恐れられており、アムロの脱走に便乗して逃げだそうとしたカイ、ハヤトらは激怒したリュウに追いつかれ、お仕置きされて連れ戻された。また、ハヤトとの関係は柔道における弟子。格闘訓練で小柄なハヤトに投げ飛ばされ、認識を改めると共に弟子入りした。ランバ・ラル隊との白兵戦時にセイラを救出しようとして負傷。クスコで退鑑しての治療を経る。その後、マチルダ隊の提案によるジャブロー所属の陽動部隊の支援でジャブローに向かう際、霧の中での航行で索敵を怠ったブライトに憤り、コア・ファイターで自主的に索敵出動。帰還時にラル仇討ち部隊と遭遇し、クラウレ・ハモン搭乗のマゼラトップと空中衝突して戦死する。戦死の経緯について関わった人物たちが悔恨の弁を述べ、依存心の強いハヤトとそれに怒ったアムロが殴り合いをすることになった。また、ジャブロー到着後の任官式で特例による3階級特進により少尉に昇格し、これに不満を感じたアムロが抗議する騒動にもなった。
ミライ・ヤシマ(声優:藤村歩さん)
ホワイトベースの正操舵士。階級は准尉→少尉。ヤシマ財閥当主シュウ・ヤシマの一人娘。父から後継指名されるほどの才媛で秘書替わり。時系列順での登場時期は比較的早く、ジンバ襲撃事件で巻き添えに遭ったテアボロを案じたシュウが中米にあったテアボロ邸を見舞う場面で既に登場している。同年代ながらダイクンの遺児という事情で安穏に暮らせない兄妹を憐れむなど、慈愛深い性格はこの頃から発揮している。また、病床のテアボロがミライという名にFortune(未来)という意味を見出して感動するエピソードもある。軍需にも手を出していたヤシマ・カンパニーの性格上、かつてはテム・レイもヤシマ・カンパニーの社員だったが、アナハイム社の引き抜きに遭う。その後、ヤシマ・カンパニーは軍需部門から一切手を引き、コロニー建造部門という民需に専念した。父親の事業により宇宙暮らしが長く、ほとんどスペースノイドだと述懐している。飛び級で大学卒業するなど才気煥発でスペースグライダーのライセンス取得など、将来は宇宙飛行士になるのが夢だった。ヤシマ・カンパニーがかつて軍需にも手を出していたことから連邦軍でも年配の将官をよく知っており、パオロやゴップとは面識があった。計画段階で頓挫して進まないサイド7の建設現場を視察するため親娘で移り住む。コロニー公社勤務のカムラン・ブルームとは親同士が決めた許嫁。 サイド7襲撃でシュウが死亡。避難民としてホワイトベースに入るも、操舵士の不足を補うため志願。正操舵士となる。ニュータイプとしての片鱗はこの頃から発揮し、勘が鋭く大抵の場合当たっており、それがシャアを苦戦させた。操舵士のみならず、作戦参謀的な役所をこなして艦長代理のブライトを支えた。マチルダの戦死やスレッガーの戦死についても予期していた。 金持ちの娘でインテリという割には家庭的で庶民的。また、セイラとは親同士(セイラの場合、養父)が親しかったことと無関係に信頼し合い親友とも呼べる仲。セイラのスパイ容疑についてはブライトの煮え切らない態度に幻滅している。母性本能が強く、実際に戦災孤児のカツ、レツ、キッカの面倒を見ていたり、アムロに対しても包容力を持って接する。その様をもってスレッガーがミライを「WB隊のおっかさん」と評した通り。原作通り、カムランの登場で心乱れ、事態を静観するブライトに対し、男らしい態度で接するスレッガーに愛情が傾きかけたが彼の戦死で慟哭し、一時期職務を離れる。ララァを誤殺して茫然自失となっていたアムロを気遣いフラウに声をかけさせるなど、アムロの孤立を防ぐ。ホワイトベース退鑑に際し、ブライトから事実上のプロポーズと受け取れる言葉で謝意を伝えられた。 戦後はブライトのプロポーズを受け入れて結婚し、専業主婦となる。後日譚となる「アルテイシア0083」では長男のハサウェイ・ノアを出産し育児に専念している。
フラウ・ボゥ(声優:福圓美里さん)
サイド7に移住後のアムロのガールフレンド。お節介なほどの世話好き。同級生のアムロの生活破綻ぶりを案じて度々、家事を請け負っている。母親不在のアムロの母親替わりを自認しているが若干疎まれてもいる。ボランティアの民兵としてホワイトベースに乗艦した避難民たちの世話役となる。後に養母となるカツ、レツ、キッカたちとはサイド7で平穏に暮らしていた頃からの知り合いであり、同級生であるカイ、ハヤトとも知り合い。委員長肌でカイやハヤトにとってもお節介な女の子だと認知されており、幼年学校生から「ボゥおばさん」と揶揄されて激昂する場面もある。サイド7での戦闘で肉親である母親と祖父母を殺されておりジオンを憎んでいる。生活能力に乏しいアムロを溺愛しており、アムロもその愛情にはなるべく応えようと努力している。芯の強さも持ち合わせ、そうした個性をアムロ、ミライやセイラからも理解されている。 避難民の世話役という立場から下艦要求を艦長代行のブライトにつきつけた際の「人質」にされるなど痛い目にも遭っているが、全く懲りてはいない。この際にアムロはフラウのことなど全く気にもかけていなかったが、その事実はハヤトの配慮で本人には伝わっていない。アムロの真意を知る立場に置かれており、大気圏突入で一人で取り残される恐怖を味わったことでアムロが出撃拒否をした事情も知り、脱走劇についてもアムロが一人煩悶し、どうにか生粋の軍人たるランバ・ラルの脅威から仲間たちを護ろうと煩悶していた様を理解しようとせず、一方的にガンダムを取り上げようとしていたブライトやミライを非難。不器用だが仲間思いであるアムロを追い詰めたことを糾弾し、一人で捜索に向かう。結果的にはそれが裏目に出て、アムロとは再会を果たすが尾行されてWBの所在が突き止められる原因となった。フラウが招いた危機を見過ごせるアムロではなく、グフの撃退を成し遂げるが、帰還後に即座に敵前逃亡罪で独房入りした。その際にそれまで溜め込んでいた自身への不当な扱いをここぞと訴えたが、誰も聞く耳を持ち合わせていないことを本人が全く理解していないことで「馬鹿な子」としてフラウも突き放す。しかし、リュウがアムロを鉄拳制裁すると勘違いして立ち塞がるも迫力に気圧されている。ラルとの白兵戦や仇討ち戦を通じ、アムロが優等生的にブライトの命令に従うようになるとかえって立場をなくす。また、年上のマチルダ中尉に入れあげるアムロの想い(初恋)に気付いて婉曲に詰っている。ジャブロー到着でWB隊のエースパイロット、連邦軍の英雄という自覚に少しずつ目覚めていくアムロを「遠くに行ってしまった」と子離れにも似た感慨を持つようになる。むしろ、そんなアムロを追いかけようと足掻くハヤトに情が移る。ジャブロー到着でパイロット候補生となったセイラにかわりオペレーターと医療ボランティアを兼務するようになる。アムロが特別な「ニュータイプ」なのだと言葉の上では理解でき、相変わらず献身的に世話を焼くが次第に言葉の真意を理解出来なくなる。やがて、その愛情はアムロの背中を無理して追うハヤトに完全に移ってしまった。そうしたフラウの心変わりをアムロから直感的に理解されており、むしろハヤトと結ばれることがフラウの幸福だと思われるようになったことで、アムロが逆にフラウが離れて行くことを甘受するようになり、むしろ後押しするようになる。だが、流石に同じニュータイプ同士として敵兵のララァと精神的交流をしながら殺めてしまったことにアムロが落ち込むと、察しの良いミライに促されてアムロを見舞う。 戦後はハヤトの純粋な想いを受け入れ、カツ、レツ、キッカを養子として受け入れる度量を示したハヤトと結ばれる。フラウ、ハヤトとの日本旅行を通じて、自身が味わった一年戦争を振り返ったアムロとはその人間的成長を認めて冷静に懐古に付き合っている(アムロ0082)。
オスカ・ダブリン(声優:江口拓也さん)
オペレーター。
マーカー・クラン(声優:河本啓佑さん)
オペレーター。
カル(声優:鈴木晴久さん)
カイの不良仲間。
ハワド(声優:志賀克也さん)
カイの不良仲間。
マクシミリアン(声優:福田賢二さん)
カイの不良仲間。
パオロ・カシアス(声優:沢木郁也さん)
WBの初代艦長。老齢により予備役に退いていたが逼迫した情勢により新造艦艦長に抜擢された。老練の軍人であり、士官学校で後進育成を担っていた。教え子の一人としてルナツー司令官のワッケイン少将が挙げられる。ルウムの英雄シャアに目を付けられて新型MS受領のため寄港したサイド7で戦闘となり正規士官が迎撃戦で相当数犠牲になった。パオロ自身も突撃艇でファルメルに肉薄攻撃した際に重傷を負い、指揮官代行をブライト・ノア中尉に任せた。軍律に縛られず、才能のある人間を抜擢するという現場判断がアムロ、ミライらの活躍を生んだ。ルナツー到着後にワッケインに対し、ブライトらへの穏便な措置を願い、彼らに未来を託して逝去し宇宙葬にふされる。
ヨハン・イブラヒム・レビル(声優:中博史さん)
ルウム戦役での連邦宇宙軍総司令官。この戦いで旗艦アナンケが撃沈させられ黒い三連星によって捕虜となる。ジオン公国となる以前からサイド3のムンゾ自治共和国とは因縁深く、彼らを監視する目的も担っており、ジオンの将官とも内通していた(御前会議の内容も窺い知れるほど。結果的にはティアンムのレビルへの信頼と偽情報が裏目に出てルウムの大敗を産んだ)。ムンゾ士官学校設立に際しては貴賓として招かれている。また、「暁の蜂起事件」では事後処理を巡ってギレン・ザビやドズル・ザビとの交渉役となり、連邦軍側の隕石衝突事故の原因や、蜂起の引き金となった治安出動などについて非は一切認めなかったが、一躍英雄となったガルマを若者として責任を問うことをせず、指導監督すべき立場のしかるべき大人が「ハラキリ」するという方法を提案。ギレン、デギンもこの提案に賛成した(結果的にドズルが校長を引責辞任。真の首謀者たるシャアが一兵卒に格下げされて士官学校の履歴も抹消された上での予備役となった)。根っからのアースノイドではなく、スペースノイドにも一定の理解を示す面があり、デギン公王からも信頼を寄せられた。だが、彼自身はあくまでも地球統一政府としての地球連邦政府に忠誠を誓う軍人であり、内心停戦を望んでいるデギン公王から因果を含められて脱走を見逃されるも、エルラン中将子飼いの特殊部隊に救出された後、「ジオンに兵なし」の演説をぶって地球連邦軍を鼓舞し、デギンからは「裏切り者」として罵倒される。また、脱走行の事情を知らないシャアに看破されたが見逃している。結局はキシリア・ザビと内通して戦争継続を企図したエルランにまんまと利用された。敗将から一転して英雄となり、制服組トップの地球連邦軍総司令官となる。 政治向きの事柄は苦手のようでそちらはジャブロー司令のゴップ大将に一任している。寡黙で腹の内を読ませない男であり、良くも悪くも物事に頓着しない。占領した施設の不備などはお構いなしという一方で、WB隊が意外に使えるとみなすや「正規軍相当扱い」とするなど柔軟な思考を見せる。もっとも非情ではなくマチルダ輸送隊に支援を命じており、ベルファストでは自ら出向いて彼らの労を労っている。 オデッサ・ディ(オデッサ作戦)はジオンの生命線と言える鉱物資源採掘基地を最重要作戦目標として虎の子の最新鋭量産MS部隊を中心とした陸海の連邦地上軍で包囲攻撃するというものであった。ルウムでの苦い教訓(自身のアナンケが撃沈されたことで指揮系統を喪失し、ティアンム艦隊が戦力投入の機を逸して撤退を余儀なくされた)を生かし、ビッグトレー級の同型艦「バターン」と「モルトケ」とを使いアウトレンジからの砲撃によりジオン地上軍を攪乱。だが、この情報は敵将マ・クベに漏洩しており、マ・クベはバターンが旗艦だと知って敢えてモルトケへの攻撃を集中させる一方で、南極条約違反の核攻撃で最高指揮官のレビルを亡き者にせんと図る。しかし、作戦の途上でかねてから疑念を抱いていたエルラン中将の言動に不信感を抱き彼を拘束。モルトケ援護を命じていたWB隊のアムロが命令違反を承知でバターンへの核攻撃を察知してこれを防いだことで戦勝した。謀略を看破されたマ・クベは敗戦を悟り、ギレンから命じられた弾道ミサイルによる大都市攻撃を反故にし、自ら最新鋭MSギャンで退却戦を戦い核融合炉の爆発に海上封鎖中の連邦海軍を巻き込んで壮絶な戦死を遂げる。 「ソロモン攻略戦」では自身ではなくルウムでの雪辱に燃える盟友ティアンムを最高司令官に抜擢。ジオンのお株を奪う正面艦隊を大掛かりな囮とし、切り札であるソーラレイでソロモンの宇宙港を炎上させて趨勢を決するという内容になった。ドズルはティアンムが艦隊決戦ではなく決戦兵器の使用に踏み切ると判断したことで敗戦を悟り、MAビグ・ザムで特攻してティアンムをも道連れにした。「星一号作戦」は本来はソロモン要塞を占領後にア・バオア・クーとグラナダを牽制しつつ、サイド3の制圧に向かうというもので主力艦隊はその航路を進軍していた。この情報を知ったデギン公王はレビルに和睦を申し入れるためにグレートデギンで赴き、デギンの窮状を察して受け入れようとするも、ギレンの切り札であったソーラレイ(コロニーレーザー)で両者ともに犠牲となる。これによって最も優秀な指揮官だった彼と共に精鋭の主力艦隊を喪失した連邦軍は互角に近い態勢を強いられたことで作戦変更の必要に迫られ、急遽牽制部隊をもってア・バオア・クーを揚陸占拠するという犠牲の大きい作戦を強いられることになってしまう。
ワッケイン(声優:森川智之さん)
ルナツー駐留艦隊司令官。階級は少将。連邦宇宙軍の反攻拠点となるルナツーを守備するためジオンとの積極交戦を望まず、その態度から「ルナツーの不戦提督」と揶揄される。サイド7から避難民と共にやってきたWB隊に対して厳格な軍規適用でブライトら士官を拘束した。しかし、恩師パオロの死後、「最低限の措置」としてリード大尉のサラミス一隻を護衛につけてジャブローへと送り出す。 オデッサで地球での優勢を決定づけた連邦宇宙軍がソロモン攻略を企図すると囮艦隊である正面部隊の指揮に非凡な才能を発揮。正面戦力が意外に頑強だと判断したドズルは艦艇出撃で正面艦隊を排除しようとするがソーラレイの一撃で駐留艦隊はほぼ壊滅に陥る。敗戦を悟ったドズルは正面艦隊でなくソーラレイを照射したティアンム艦隊本隊への特攻を敢行。直属上官であるティアンム中将はこれで戦死した。 その後、「星一号作戦」発動でア・バオア・クー牽制艦隊の指揮を任されるも主力艦隊がレビルと共にソーラレイ(コロニーレーザー)で消滅させられ、作戦内容を変更したゴップの指示でア・バオア・クー攻略総司令官に抜擢される。ア・バオア・クー攻略を「宇宙世紀におけるノルマンディー上陸作戦」と位置づけ、MS隊によるア・バオア・クー上陸占拠に一縷の望みを託して作戦を実施する。しかし、防空戦力として配備された宇宙空母ドロスの砲撃により旗艦は撃沈される。全滅の危機回避のため縁あるホワイトベースにア・バオア・クー強行上陸を指示しようとして戦死する。ワッケインの意を汲んで事実上、その後の指揮を担ったブライトが艦艇による強襲揚陸を残存艦艇に指示したこと、ギレンの横死で一時的に防空能力が低下したこと、セイラが「アルテイシアの叛乱」を要塞内部で扇動したことで戦局は一変。ギレンを誅殺したキシリアがア・バオア・クーでの防衛戦にこだわらず劣勢とみなして脱出を決めたことで趨勢は決した。
ゴップ(声優:楠見尚己さん)
ジャブロー司令官。階級は大将→元帥。典型的な戦略家で、特に政戦両略に対する理解力は優秀極まりない軍政家であり、ギレンにとっての真の敵手だったと言える人物。 普段は温厚で常識的かつ良識的な人柄を連邦政府からも信用されるが、ジオン公国との戦争の危機を察知するとMSの優劣が戦の趨勢を決めると「スミス海の戦い」の教訓から判断し、アナハイム社のいち部長に過ぎないテム・レイに権限を与えてジオン軍の主力MSザクを上回る性能のMS開発を彼に委託する。これが正に「V作戦」であり、並行して連邦軍総司令部のジャブローへの移転改革を急がせるなど、後日の連邦軍勝利の戦略を戦前の時点で確定させた。 さらに、ジオン脱出後の演説で連邦側の士気高揚を成功させたレビルに連邦軍制服組ナンバー1の座を譲る形で、総司令官に押し上げて連邦軍をより実戦的な組織へ変革し、レビルの指揮と決戦兵器たる量産型のガンダム(ジム)の実戦投入によって一年戦争の趨勢を決した。ジャブロー攻略戦では潜入部隊を指揮するシャアには急所を狙われるも、主力部隊を率いて空からのジャブロー攻略を指揮したガルシア・ロメオ少将をレビルと共に手玉にとり、開発区に誘い込んで戦死に追い込んだ。 レビル戦死後は事態を不安視する連邦政府幹部の説得にあたり、ソロモン攻略戦で囮艦隊の指揮に非凡な才能を発揮したワッケインをレビルの後任としてア・バオア・クー攻略戦の最高司令官に任じている。
ガルシア・ロメオ(声優:家中宏さん)
階級は少将。ジャブロー攻撃軍司令官。感情を面に出しやすく異常に僻みっぽい性格で、上官であるマ・クベのことが気に入らずネチネチと嫌味を言う。シャアについても快く思っていない。ザビ家には徹底的にゴマを摺るという小人物。軍令部に女性をはべらせるなど軍を私物化している。またそんな頭でよく出世できたものだというほどに察しが悪く、ガルマを戦死させたWB隊については「たかが輸送艦」、ジオン兵ならその恐ろしさを知るガンダムについても「たかが試作機」といった程度にしか認識していない。黒い三連星が配下に着任していたにもかかわらず自分の事は棚にあげ、バカンス気分だと非難。また、シャアから事前にジャブロー潜入の予定日を知らされていたにも拘わらず、符丁に気付かず決行日を危うく逃すところだった。 出撃前には演説をぶち、「マ・クベを顎でこき使ってやるわ」などと気勢を上げるが、全くの小物。ジャブローの開口部が開かれたことでガウの大編隊を出撃させ、自らは移動砲台アッザムでジャブローに攻め込む。だが、事前に前線基地が襲撃されているという情報を得ていたにもかかわらず、連邦の新型量産機ジムに圧倒されてザクII中心のMS隊は大苦戦。定見のない攻撃で迷路のようなジャブロー内を迷走した挙げ句、レビルとゴップの誘導策にひっかかり開発ブロックに誘い込まれ、人工的な落盤でアッザムごと押し潰されて戦死した。この失態によって今後の戦局を左右するほど膨大な数のジオン側MSが遊兵状態のまま連邦軍に一網打尽に破壊・鹵獲されてしまい、ジオンの敗北を(最悪、数か月分は)早めてしまうという結果となった。そのお粗末さでレビルからは「定見のない男」と酷評された愚物。 『ガンダムエース』の元編集長古林英明がモデル。その憎めないキャラクターから読者の人気は高く、2004年8月28日にバンダイミュージアムでガルシア追悼式が行われている。 後に公式ガイドブックでトニーたけざきにより「死後の世界」の彼が描かれたが、ここは天国なのかと思っていたところ、額に風穴が開いているギレン、デュラハンのように首を抱えているキシリアの2人から、今度は直接にこき使われる羽目になる。
ドノバン・マトグロス(声優:小形満さん)
ア・バオア・クー司令部付警護中隊長で、階級は大尉。要塞に侵入、虜囚の身となったセイラをアルテイシア本人と確認し、ただちに臣下の礼をとりその名の下で戦うことを誓うが、ア・バオア・クーの中央制御室に仕掛けられた爆弾からセイラを庇って戦死する。かつてランバ・ラルの部下であった。漫画原作版『シャア・セイラ編』には姿を見せないが、アニメ版『THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』に少尉時代のいくらか若い姿の彼が登場している。
リノ・フェルナンデス(声優:前野智昭さん)
アニメ版『THE ORIGIN III 暁の蜂起』に登場。原作のムラタに相当するキャラクター。本物のシャア・アズナブルのハイスクールからの友人で、士官学校で性格・能力共に急変したシャアを訝しみ、その正体を探り当てる。元よりザビ家独裁に不満を抱いており、キャスバルを救国の英雄と認めて協力を申し出るが、その軽はずみな言動から心からの信頼を得ることができず、連邦軍との乱戦の中、キャスバルの名を棄てたシャアの手によって謀殺される。
ウィリー(声優:小松史法さん)
ガンダム02号機(のちのアムロの乗機)のテストパイロットで、階級は中尉。自機に向かう途中でザクの攻撃により死亡。 若いながら冷静で隙のない人物で、秘密兵器のコードネームである「ガンダム」の名を口にしたアムロを警戒し、連邦の機密が開発計画主任のテム・レイの自宅で漏れていたことを察すると防諜担当者をレイ家の邸宅へ派遣させ、テム・レイが自宅に持ち帰っていた資料や機材の全てを回収させた。
エルドゥシュ(声優:福田賢二さん)
アニメ版『THE ORIGIN IV 運命の前夜』に登場。フォン・ブラウン基地を拠点とするガンキャノン部隊「鉄騎兵中隊」指揮官で、階級は中尉。搭乗機はガンキャノン最初期型。 ミノフスキー博士の亡命を支援するべく部下たちと共にスミス海に出動し、ランバ・ラル旗下のジオン軍MS部隊と交戦するが、ジオン軍部隊の猛攻の前に鉄騎兵中隊は一矢も報いることが出来ず全面的に敗北、自身も戦死する。史上初のMS戦を体験した連邦将兵のひとりである。
アストライア・トア・ダイクン(声優:恒松あゆみさん)
ジオン・ズム・ダイクンの妻でキャスバル・アルテイシア兄妹の生母。元はサイド3のナイトクラブ「エデン」の歌姫だったが、当時一介の政治活動家だったダイクンと出会い恋仲になる。同じ店に勤めていたクラウレ・ハモンやクランプとも旧知の仲。死の直前、連邦政府からの圧力に追い詰められていくサイド3を率いる夫のダイクンが連邦との決定的対立を決意し、それを演説で表明しようと決断していた状況に子供達の暗い将来を感じ取り、煩悶していた。 しかし、そのダイクンが急死し、ザビ家によるムンゾ簒奪が始まるとローゼルシアによって、また、ローゼルシア死後はザビ家によって幽閉状態に置かれ、地球へ逃れた子供達のことを案じ続けるが、再会することなく心労の為に半ば衰弱死するような形で病死する。このことがシャアのザビ家に対する憎悪を増幅させることとなり、アニメ『THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』の終盤において、キャスバル・アルテイシア兄妹の別離の原因ともなった。 原典アニメ版製作当時の富野喜幸による構想を記載した通称「トミノメモ」に「トア」の名前で登場し、その後に出版された小説版にも登場していたが、本作で初めてフルネームが付けられ、姿も描かれた。
ローゼルシア・ダイクン(声優:一城みゆ希さん)
ダイクンの正妻でありパトロン。独立運動の理論家として活躍したダイクンの古くからの同志であり、彼を愛していたが子供を授からなかったことから、彼の子を産んだゆえに妻となったアストライアを激しく妬み憎んでいる。資産家でありダイクン邸は元々彼女のものである。現実よりも理屈を優先させる性格らしく、ダイクン死後にムンゾの実権がザビ家に奪われていく状況を理解していないまま、アストライアを離れの塔に幽閉する。 心臓の持病を抱えており、アストライア幽閉から間もなく発作で死亡するが、すでに家の内部に入り込んでいたザビ家の手先によって家を乗っ取られたも同然の状況にあった為、ローゼルシアが死んでもアストライアは解放されることはなかった。
テアボロ・マス(声優:巻島康一さん)
キャスバル・アルテイシア兄妹の養父でアナハイム社を商売敵とする実業家。ヤシマカンパニーCEOのシュウ・ヤシマとも個人的な親交がある。旧知のジンバ・ラルと、共に地球に逃れてきたキャスバル・アルテイシア兄妹を引き取って養子にする。これ以降、キャスバルとアルテイシアはマス姓でエドワウとセイラを名乗る様になった。 兄妹を引き取ることに当初あまり乗り気ではなかったが、妻に先立たれて商売一筋に生きていた彼は、エドワウ・セイラの2人を実子同然に可愛がるようになり、2人を無理矢理担ぎ出してザビ家に反抗しようとするジンバを強く諌める。兄妹を監視するザビ家の手の者によりジンバが暗殺された際、自身も重傷を負ってしまい子供達を守れない己の無力さを嘆くが、シュウ・ヤシマの薦めで、ザビ家に恭順の意志を示すため、サイド3に近く監視の目が届きやすい「テキサス・コロニー」へ移住する。初登場時からかなりの肥満体で、時間の経過と共にどんどん太っていく。そのためか、晩年期は病気も患っていた様で、セイラがテキサスに帰郷した際には医者の卵となった彼女の指導を受けながら摂生に励む予定であった。しかし、一年戦争の勃発とサイド2「ハッテ」の住民がジオン軍に虐殺されたことを受けて、テキサスコロニーでも連邦派とジオン派の住民が激しく衝突する暴動が発生。連邦派住民による襲撃の混乱の中で、病状が悪化し息を引き取る。セイラはテアボロを父として強く慕っており、彼の死後感謝の言葉を述べている。
シュウ・ヤシマ(声優:牛山茂さん)
ミライ・ヤシマの父親でヤシマグループの長。テアボロの友人で、彼らの移住先として紹介したテキサス・コロニーの所有者でもある。それまで軍需産業を請け負っていたヤシマカンパニーを民生企業へ転換させ、その第一号としてサイド7の建造を進める。これにより同社にいたテム・レイは社を離れ、アナハイムに転職している(友人であるゴップ曰く「根が良い奴だから仏心を起こした」との事)。 サイド7で連邦軍が新モビルスーツ開発を行っていることは何も知らないようで、「資金・資材・人員に何の問題もないのに、建設工事の遅れが尋常ではない」と不審がる。責任者を締め上げるという趣旨の発言をするが、その後、連邦のV作戦に気付いたのかは不明。 物語序盤、ザクIIのサイド7攻撃により死亡。
シャア・アズナブル(本物)(声優:関俊彦さん)
原典アニメ版ではキャスバルの変名のひとつであり、この名前のほうが知られているが、本作においてはキャスバルとは別人として本物のシャアが登場する。富野喜幸著の小説版では、上記「マス家」とともに「アズナブル家」とだけ名前が出ていた。 テキサス・コロニー管理者であるロジェ・アズナブルと妻ミシェルの息子。エドワウ(キャスバル)と瞳の色を除いて瓜二つの容姿を持つが、性格はやや軽薄。 ルウムの寄宿学校に通っているが、ジオンのプロパガンダに影響されて地球連邦政府とアースノイドを激しく憎悪し、スペースノイドの選民思想に染まる。両親やマス親子の前で連邦とジオンの全面戦争を望むような過激な発言をし、父から叱られている。その後、ジオン士官学校を受験し合格する。しかし入学のためジオンに向かう途中、同行していたキャスバルの策略により彼とすり替わる形でテキサスコロニーを出る事になる。この結果、その身代わり策の為に「エドワウ・マス(キャスバル)」としてキシリア機関に謀殺された。なお、士官学校の入学許可証は「すり替わり」の際にキャスバルがシャアの鞄から盗み取り、当のシャアはジオン行きの連絡船の中で許可証が無いことに気づいたものの、それがキャスバルの手に渡ったことを知らぬままだった。 一方のキャスバルは許可証を手に「シャア・アズナブル」になりすまして無事ジオンに到着し、士官学校へ入学する。その際に、瞳の色の違いについてどう弁明したかは直接の記述は無いが、瞳の異常によりサングラスをつけているとの本人の弁がある。のちに級友(アニメ版ではリノ・フェルナンデス)からプレゼントされたマスクを着用する。
ロジェ・アズナブル(声優:宗矢樹頼さん)
本物のシャア・アズナブルの父親でテキサス・コロニー管理者。心優しい温厚な人物であるが、ザビ家のプロパガンダに煽られてジオン士官学校に進学しようとする息子にはかなり批判的で、連邦との全面戦争を望む発言をする息子を大声で叱り飛ばしている。テキサス・コロニーでエドワウとセイラの正体を知る数少ない人物で、2人の境遇を気の毒と思いながらも兄妹の将来のため、テアボロと共に尽力する。 ルウム戦役時に妻ミシェル(声 – 進藤尚美)と共にジオンに移住する際、ルウム首都バンチ「ミランダ」の宇宙港を皮肉にもシャア(キャスバル)の駆るザクに攻撃されると、乗船のシャトルも出港中に巻き込まれて、妻とともに死亡。出発の直前にセイラにはこれまでの生活の感謝と、戦後息子を連れて共に再会することを約束していたが、叶わなかった。 妻共々、進学後のシャアとキャスバルが入れ替わっている事に最後まで気付く事は無かった。しかし、軍人としてシャア(キャスバル)が高い評価を受けている事に関してはやや困惑気味であり、「自分達の子供とは思えない」とセイラに発言している。 マス家のテアボロやセイラと家が隣同士で家族ぐるみの付き合いがあり、テアボロが体調不良になったときもロジェがセイラに電話して連絡を入れて、セイラが駆けつけた。
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』に関するよくある質問
アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦」はどこで見れる?
アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦」は、見放題配信している動画配信サービス「DMM TV」で視聴することができます。30日間無料の無料お試し期間もありますので、1話から最新話まで「DMM TV」で見逃し視聴するのがおすすめです。
アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦」はいつから放送?
アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦」は、2017年9月02日からで毎週に放送されます。
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』の続きは?
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』は放送終了しており、VODサービスで配信中です。
次シーズンの発表がありましたらこちらに追記致します。
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』の原作は?
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』はコミックスが原作となっています。
アニメの内容を詳しく知りたい方や、続きを読みたい方は原作コミックスも手に取ってみてください!。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』のアニメの再放送予定は?一挙放送はある?
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』は現在再放送や一挙放送の予定などはありません。
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本ページの情報は2024年08月23日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。
サイド7の日常が戦火に包まれる瞬間、運命に抗う若者たちの姿が衝撃的です!