「呪術廻戦」獄門疆(ごくもんきょう)は、五条悟でさえ封印することができる特級呪具です。
獄門疆の効果と発動・開門条件、源信と元ネタ「往生要集」の考察&解説、裏門と解除方法、五条悟が封印されている中の状態と場所など、呪術廻戦の獄門疆を詳しくご紹介します。
『呪術廻戦』獄門疆とは?
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「獄門疆」は封印効果のある特級呪具
獄門疆は、どんな人物でさえも定員一名まで封印することのできる特級呪具です。
拘束した相手は呪力、肉体の力が奪われ、抵抗できずに封印されることになります。
羂索から獄門疆は「源信」の成れの果てだと明かされており、今なお生きている結界だと言及されています。
「源信」とは
源信とは、平安時代の仏僧であり、日本の浄土教の祖ともいわれる人物です。
法然や親鸞にも影響を与え、浄土宗、浄土真宗へと繋がっていきました。
源信が獄門疆となった理由については、後述の「獄門疆の元ネタを考察付きで解説」の章で解説していきます。
獄門疆の発動・開門条件
獄門疆の封印条件は、開門後、封印有効範囲半径約4m以内に対象を1分間留めることです。
1分間は現実時間ではなく「脳内時間」が対象となっているため、1分以上の思い出を相手の脳内に流すだけでも封印することができます。
獄門疆の中は修羅道?
獄門疆の中は物理的な時間は止まっており、五条悟は暗闇の中で大量の髑髏に囲まれていました。
源信は六道を説いた人物であり、獄門疆は本来往来ができない六道を渡るための呪物であると考えられるため、ドクロに囲まれている描写も考慮すると五条悟が封印されたのは人間道の次の修羅道ではないかと考えられます。
修羅道は無限の戦いを要求される場所であるため、襲ってくるドクロに対して無下限呪術で接近を防いでいるというのが五条悟の現状ではないかと思われます。
『呪術廻戦』獄門疆の元ネタを考察付きで解説
「獄門疆」の言葉の意味
獄門疆という特級呪物に対する理解を深めるため、まず獄門疆という言葉の意味を見ていきましょう。
「獄門」の語源
獄門疆の「獄門」は獄門打首などで使われますが、これは平安京の左右にあった「獄の門」の前に晒し首を置いていたことが語源です。
「疆」の意味
次に「疆」とは、「境」など区切る意味の言葉になっています。似た漢字に「彊」がありますが、正確には「疆」ですのでご注意ください。
二つの言葉の意味を見ていくと、獄門疆とは「此岸と彼岸を区切る門」という意味の言葉で使われていることが分かります。
源信の著書「往生要集」が元ネタ
ではなぜ、平安時代の仏僧である源信が獄門疆になることができたのか、源信の著書「往生要集」から見ていきましょう。
往生要集とは
「往生要集」は、平安時代に流行した歴史の教科書にも書かれている有名な書です。
人間は「此岸(この世)」での生を終えた時に「地獄」か「極楽」のどちらかへ行くこととなり、地獄がいかに恐ろしいか、浄土がいかに素晴らしいかが説かれています。
徳川家康公の旗印にも使われた「厭離穢土欣求浄土」は、この源信の往生要集が元となっており、浄土へ行くためには修行や念仏が必要であるとされています。
此岸と彼岸に「境」を作った
「往生要集」がもたらした劇的な変化は、此岸と彼岸に明確な区切りを設けたことです。
当時の「彼岸」に対する認識はより身近で、彼岸という場所が地続きの先、山の向こうにあると信じられており、往来ができるという認識がされていました。
しかし、源信の「往生要集」ではこの世は極楽浄土と六道輪廻に分類されており、この世での生を終えた人物の魂は他の六道に向かうか極楽浄土へ向かうかで、従来の認識のようにこの世界の山の向こうに向かう訳ではないと主張しています。
- 天上道
- 人間道
- 修羅道
- 畜生道
- 餓鬼道
- 地獄道
永遠の苦しみから解放されて極楽浄土へ向かうためには「南無阿弥陀仏」と唱えましょうというのがこの教えであり、現代では考えられない不条理な世の中で生きてきた平安時代の人達の心の支えとなり、この認識が定着することとなったのでした。
源信が獄門疆となった理由
源信が獄門疆となったのであれば、上記の通り五条悟が封印されたのは異なる種類の世界であるため、彼岸の世界へ向かった五条悟が自分の力で此岸の世界に戻ってくることはできません。
そして、五条悟でさえ脱出することのできない封印が可能な獄門疆を、当時平安時代に生きていた源信がなぜなったのかを考えると、これは同時代に生きていた「宿儺」が答えになるものと思われます。
宿儺が死後呪物となったことを考えると源信の宿儺を封印するという目論みは失敗に終わっていますが(宿儺を封印できなかった、又は封印には成功したが解かれた)、現代において宿儺が復活するのであれば、1000年の時を超えて源信の想いも成就することがあるかもしれません。
『呪術廻戦』獄門疆を偽夏油が所有していた理由
天元の結界の外、海外に封印
獄門疆は、何者かの手によって天元の結界の外、恐らくは海外に封印されていました。
天元は羂索の動きを察知し、獄門疆の居場所を探られないようにするため、「獄門疆・裏」を封印して表の気配を絶っていましたが、6年前に羂索に発見されてしまっています。
羂索は虎杖香織の後で呪霊操術を持つ夏油傑を狙っており、夏油の側にいて機会を窺っていた可能性が高いことから、羂索が獄門疆を発見したのは、夏油傑がミゲルと出会ったアフリカの可能性がありそうです。
『呪術廻戦』獄門疆の解除方法
開門権限は羂索が保有
獄門疆には羂索が保有している「表」と、天元が保有している「裏」があります。
どちらの開門権限も「表」を所有している羂索が保有しており第三者では開門することができません。
そのため、獄門疆を開門して五条悟を救出するためには、まず獄門疆の術式を無効化できる呪具・術師のいずれかが必要になります。
獄門疆の解除・五条悟の救出方法
現在判明している獄門疆の解除方法・五条悟の救出方法は次の通りです。
特級呪具「天逆鉾(あまのさかほこ)」
特級呪具「天逆鉾」は、発動中の術式を強制的に解除できる呪具です。
12年前に禪院甚爾が万里ノ鎖の先端につけて五条悟と対峙したのが最後の登場シーンとなっており、この後で五条悟によって封印又は破壊がされたと言及されています。
特級呪具「黒縄(こくじょう)」
特級呪具「黒縄」は、ミゲルの祖国アフリカの術士達が長い年月をかけて編み、術式を乱す効果を有している呪具です。
百鬼夜行の後、五条悟に捕まったミゲルは乙骨と共にアフリカへ向かい「黒縄」の残りを捜索しましたが、故郷には既に残りがなくなっており、現在は存在しない呪具となっています。
千年前の術師「天使」の術式
死滅回游では、東京の東側の結界(コロニー)に天使を名乗る千年前の呪術師が参加しています。
天使の術式は「あらゆる術式を消滅させる」というものであり、天使の術式であれば獄門疆・裏を開門できるとされています。
天使は東京の東側、東京第2結界にいるとされていましたが、虎杖悠仁・伏黒恵が参戦した東京第1結界で伏黒恵の前に姿を現しました。これは天使の術式が死滅回游の結界にも有効であることを示唆しています。
獄門疆の関連記事
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羂索(けんじゃく)
五条悟(ごじょうさとる)
天使(てんし)
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11巻90話 | 羂索による獄門疆開門・五条悟封印 |
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17巻145話 | 天元が獄門疆・裏を出す |
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本ページの情報は2022年02月17日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。