「呪術廻戦」御三家のまとめページです。
御三家は、呪術全盛の平安の時代に呪術師側で台頭した三つの家系です。
五条家、加茂家、禪院家の三家で構成されており、現在の時代においても御三家として呪術界に強い影響力を持っています。各家の特徴や相伝の術式、主な呪術師など、呪術廻戦の御三家を詳しくご紹介します。
『呪術廻戦』御三家とは?
呪術全盛の平安時代に台頭した三つの家柄
御三家は、呪術全盛の平安時代に台頭した三つの家柄のことです。平安時代は宿儺が代表するように、呪詛士や呪霊も非常に強力でしたが、それに対抗するように三つの家系が呪術師側で台頭、大きな力をつけ、御三家として呪術界での存在感を高めました。
御三家に数えられる三つの家柄は次の通りです。
- 五条家
- 加茂家
- 禪院家
独自の訓練施設を持つ
御三家は、それぞれに呪術を鍛える独自の訓練施設を保有しており、必ずしも高専に入学する必要がありません。
高専を拠点とせずに活動する人物も多く、その場合は「特別一級術師」など呪術界基準の等級が与えられ、渋谷事変など大きな事件があれば、呪術界から報奨金を支払う形で任務が依頼されるようになっています。
『呪術廻戦』五条家とは?
「日本三大怨霊」菅原道真を祖先とする家柄
五条家は、「日本三大怨霊」菅原道真を祖先とする一族です。
史書では、野見宿儺の末裔として菅原家が誕生、そこから枝分かれして公家の五条家が誕生しており、宿儺との関連性も匂わせています。
相伝の術式は無下限呪術であり、「六眼」と「無下限呪術」の抱き合わせで生まれた五条家の術師は、五条悟のように呪術界でも隔絶した強さを誇る人物となります。
また、五条悟の前の「六眼」「無下限呪術」を持つ術師は、400年前の慶長の時代にも存在していましたが、御前試合で禪院家の「十種影法術」を持つ当主と対峙、両者相討ちとなったことで、五条家と禪院家の関係性は非常に悪くなりました。
五条家の主な呪術師・人物
五条悟
五条家は基本的に五条悟のワンマンです。圧倒的な強さを誇る五条悟の力により、呪術界のルールをねじ曲げ、多くの人に影響を及ぼしていました。禪院甚爾と禪院直毘人の伏黒恵に関する約定や、虎杖への処刑執行、夜蛾学長への聴取など、五条が存在したことで保たれていたバランスがあり、封印後に問題が一気に噴出してしまいます。
乙骨憂太
乙骨憂太は、菅原道真の末裔であり、血筋としては五条悟の遠縁に当たります。そのため、五条家に本格参入している訳ではありませんが、家柄としては五条家との関係性が近く、五条悟とも師匠と弟子のような関係になっています。
『呪術廻戦』加茂家とは?
「陰陽師」の血統を受け継ぐ一族
加茂家は、平安時代に名前を轟かせた呪術師「陰陽師」の血族です。御三家の中でも正統派で、伝統と格式を重んじ、呪術界上層部とも関係性が深い一族になります。
一族内では血統と相伝の術式を重んじる傾向が強く、相伝の術式「赤血操術」を継ぐ者を当主とします。
加茂家の主な呪術師・人物
加茂憲紀
加茂憲紀は、現当主と妾の間に生まれた男児でしたが、正妻に相伝の術式を継ぐ男子が生まれなかったことで、本家に嫡男として養子に迎え入れられ、次期当主の立場に立っています。相伝の術式「赤血操術」を継いでおり、大好きな母を迎えに行くため、必死に当主に相応しい人物になろうと努力しています。
加茂憲倫
加茂憲倫は、明治初期の最悪の呪術師であり、羂索の術式により肉体を乗っ取られていた術師です。文化財としての呪具を多く残した功績がありますが、それ以上に呪術への知的好奇心から極めて残虐な研究・実験を繰り返す人物であり、特級呪物「呪胎九相図」も加茂憲倫が生み出しました。
『呪術廻戦』禪院家とは?
複数の相伝の術式を保有する名門
禪院家は、強力な術式を持つ呪術師達を禪院家に取り込み、呪術界の中で盤石の地位を築いた一族です。そのため、五条家、加茂家とは異なり複数の相伝の術式を保有しており、「投射呪法」「十種影法術」以外にも多くの強力な術式を受け継いでいます。
禪院家でない者は呪術師ではないと主張する禪院家至上主義であり、禪院家の地位を盤石にするため、相伝の術式を受け継ぐ者を尊重し、そうでない者は落伍者と見なし、尋常ではない酷い扱いを与えていました。
禪院家の主な呪術師・人物・組織
禪院直毘人
「禪院直毘人」は禪院家の26代当主であり、投射呪法を用いる五条悟を除いた最速の術師です。禪院甚爾との約定で伏黒恵を禪院家に迎え入れる約束をしており、五条悟封印後は、直毘人が残した遺言によって伏黒が禪院家の全財産を引き継いで27代当主となりました。
禪院甚爾
禪院甚爾は天与呪縛によって呪力からの完全脱却を果たしたフィジカルギフテッドです。相伝の術式ではなく、呪力がないために呪具なしでは呪霊が祓えないため、禪院家では極めて酷い仕打ちを受けて家を出ています。ただし、その強さは隔絶的なものがあり、禪院家が存続しているのは甚爾の気まぐれだと評されていました。
伏黒恵
伏黒恵は禪院甚爾の一人息子であり、相伝の術式「十種影法術」を受け継いでいます。領域展開を使用でき、五条家、加茂家とも関係性が良好であり、直毘人の遺言で全財産と共に27代当主に指名されました。本人は嫌がって真希に押し付けようとしましたが、真希の考えを聞いて受けることとなります。
禪院真希
禪院真希は、真依を妹に持つ双子の姉であり禪院扇の娘です。禪院甚爾と同じく天与呪縛によるフィジカルギフテッドを有しており、真依喪失によって完全覚醒、真依の願いを叶えるために禪院家を滅しました。真希の目的は禪院家に自分と真依の自然な居場所を作ることでしたが、その目論見は失敗に終わっています。
禪院真依
禪院真依は、真希を姉に持つ双子の妹です。大好きなお姉ちゃんだった真希が禪院家を出ていったことで、自らも呪術師となるべく京都校に入学します。双子が呪術にとって凶兆であることの意味を理解、自らの魂を捧げて真希の天与呪縛の覚醒を促し、全てを壊してという呪いと共に世界を去りました。
禪院直哉
禪院直哉は、26代当主禪院直毘人の息子であり、天才少年と称されていた投射呪法の使い手です。幼き頃に出会った禪院甚爾の圧倒的存在感に衝撃を受け、甚爾や五条の側に立つべく修練を重ねていきました。真依を失った後の真希と対戦するも敗北、真希と真依の母親によって止めを刺されましたが、死後呪霊化した可能性が残されています。
禪院扇
禪院扇は、真希と真依の双子姉妹の父親であり、26代当主の直毘人の弟です。秘伝「落花の情」や術式解放「焦眉之赳」を扱うなど、禪院家の中でも手練れの人物でしたが、天与呪縛が覚醒した真希に敗北し、命を落とします。
真希、真依の母
真希、真依の母親は、禪院家において不遇な扱いをされてきたため、閉塞的で塞ぎがちな人物として登場しました。しかし、その実は真希と真依の双子姉妹の娘を愛しており、二人によって禪院家が滅亡に追いやられると、「産んでよかった」と心からの言葉を呟きました。
禪院甚壱
禪院甚壱は、当主筋の血族の人物であり「炳」の一員として強大な力を有していた人物です。真希との戦いでは、禪院蘭太が真希を抑え込んでいる間に術式を発動、空から巨大な拳が降り注ぐ攻撃を繰り広げましたが、あっさりと真希に敗北します。
禪院蘭太
禪院蘭太は、「炳」の一員であり相手の動きを拘束する術式を有していた術師です。フィジカルギフテッドに覚醒した真希の動きも一時的に止められる程の力がありましたが、真希の抵抗を受け、限界を超えた術式発動をしたために倒れることとなりました。
禪院長寿郎
禪院長寿郎は、「炳」の一員であり巨大な手を出現させられる相伝の術式を有していた術師です。真希戦では長寿郎の術式で真希に奇襲を仕掛けましたが、あっさりと敗北してしまいます。
禪院信朗
禪院信朗は、高専入学前に真希も入隊していた躯倶留隊の隊長です。躯倶留隊が全滅した後に真希と対峙、禪院長寿郎と共に立ち向かいましたが、あっさりと敗北しました。
躯倶留隊(くくるたい)
躯倶留隊は、術式を持たない禪院家男児が入隊を義務付けられ、「炳(へい)」の下部組織として武芸を叩き込まれている部隊です。高専入学までの真希も在籍しており、真希が禪院扇を撃破した後、躯倶留隊全員で真希に挑みましたが、あっさりと全滅しました。
炳(へい)
「炳」は、高専資格条件で準1級以上の実力を認められた禪院家最強の術師集団です。禪院直哉が筆頭を務めていましたが、覚醒した真希に全員敗北、禪院家と共に散っていきました。
本ページの情報は2021年08月28日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。