「呪術廻戦」虎杖悠仁のまとめページです。
虎杖悠仁は、宿儺の器となった呪術高専一年生です。虎杖が宿儺の器になれた理由と日本三大怨霊の関係、羂索が虎杖に期待している理由、伏黒と何度も意見が交錯する「助ける理由」、虎杖の強さの秘密など、呪術廻戦の虎杖悠仁を詳しくご紹介します。
『呪術廻戦』虎杖悠仁の基本プロフィール
名前 | 虎杖悠仁 |
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立場 | 都立呪術高等専門学校一年生 宿儺の器 |
術式 | 現時点ではなし |
特徴 | ・身長173cm程度 ・体重80kg以上 ・体脂肪率1桁 ・テレビ好き ・微妙なモノマネレパートリーを持つ ・食事の好き嫌いがない ・パーカー姿が多い |
『呪術廻戦』虎杖悠仁とは?
宿儺の器となった呪術高専一年生
虎杖は、宿儺の器となった呪術高専の一年生です。
特級呪具「両面宿儺」は常人では体内に取り込めば命を落としますが、虎杖は肉体面・精神面共に両面宿儺に耐えることができ、呪術高専に「宿儺の器」と認定されました。
宿儺が受肉して世界に再臨すれば破滅に繋がると考えた呪術界上層部は、虎杖の秘匿死刑を決定しますが、五条悟の画策により、二十本ある「両面宿儺」を取り込ませてから執行した方が良いとなり、執行猶予が与えられています。
突然の理不尽な宣告を受けた虎杖でしたが、祖父の「人を助けろ」という遺言に従い、「両面宿儺」を消滅できれば呪霊による被害を減らすことができると考え、多くの人を助けて、見守られながら終わりを迎えるため、呪術師として生きていく決心を固めます。
生き様と存在していい理由に揺れ動く
虎杖の行動原理の元は祖父の遺言にあり、「手の届く範囲の救える奴を誰でもとにかく救う」というものでした。
また、祖父に理由を委ねるばかりでなく、虎杖自身もこの言葉を飲み込み、自分が救える人間を誰でも救うという生き様を選んでもいます。これは「不平等に善人を助ける」という考えを持つ伏黒とは真反対であり、当初は意見対立していました。
二人の考えは物語が進むにつれて変容していき、虎杖は自らの生き様と、自分が存在してもいいのかという理由の中で揺れ動いていきます。
『呪術廻戦』虎杖悠仁の強さ|術式
肉弾戦の才能はトップ
虎杖悠仁は、宿儺の器となる前から「異常な瞬発力」を有しており、呪術師の中でも肉弾戦の才能は禪院真希、東堂を凌ぐトップクラスにあります。
成長スピードも凄まじく、呪力の扱い方が洗練されていくにつれ、上位の呪術師や呪霊と対等の力を発揮できるようになりました。
黒閃を経験
京都姉妹校交流会で、東堂からの呪力操作のレッスンを受け、花御との戦いで「黒閃」を経験します。
呪力の核心に触れたことで虎杖はさらに力をつけ、それ以降も強敵との戦いでは黒閃を発動できるようになっていきました。
逕庭拳
また、虎杖は、五条との戦闘訓練の中で「逕庭拳」という技を身につけます。
これは打撃の後に呪力の衝突が来るもので、一度の打撃に二度の衝撃を相手に与える攻撃です。
「逕庭拳」が発生する主な要因は次の二つです。
- 呪力が追いつかないほどの虎杖の瞬発力
- 呪力を留め続ける技術の未熟さ
敵としては慣れない攻撃であるため、五条からは大きな武器になると教えられ、訓練の中で実践で使えるようになるレベルに成長させていきました。
「宿儺の術式」が刻まれる予定
また、現在の虎杖は術式を保有していませんが、五条からは時間経過と共に「宿儺の術式」が刻まれると見込まれています。
ただし、五条は虎杖の中の宿儺が、他の「両面宿儺」の場所を教えてくれると発言するなど、発言の信用性は必ずしも高くないため、本当に虎杖に宿儺の術式が刻まれるかは不明です。
『呪術廻戦』虎杖悠仁はどうなる?残された伏線の考察と最期
虎杖は日本三大怨霊「崇徳天皇」の子孫か
呪術廻戦では「菅原道真」の名前が出てきましたが、虎杖は道真と同じ日本三大怨霊「崇徳天皇」の子孫である可能性があります。
天皇家の男子につけられる「仁」の名前
虎杖の名前は「悠仁」、父の名前は「仁」と、虎杖家は二代続けて「仁」の名前が入っています。
「仁」は皇族の男系に必ず入れられる文字であり、このことから虎杖家は呪術廻戦における皇族の血筋である可能性が出てきました。「崇徳天皇」も「顕仁(あきひと)」という諱があります。
羂索が「仁」を選んだ理由
羂索は、虎杖香織との間に子供ができなかった虎杖仁と結ばれ、その間に虎杖悠仁を出産しています。
羂索が乗り移っていた人物が虎杖香織か別の人物かは不明ですが、羂索の目的は「自分以外の者から生まれた可能性」を以て人間の可能性を追求することであり、この時の配偶者の選定で一般人を選ぶことは考えられません。
特に虎杖に対して期待していると言及していることからも、虎杖の家系が特別であることが示唆され、日本三大怨霊に連なる一族である可能性を高めています。
宿儺の器たる理由
虎杖は宿儺の指を取り込む前から、天与呪縛ではない異常な身体能力を有しており、同時に宿儺の器としての肉体的、精神的強度を持っていました。
宿儺の正体は日本三大怨霊「菅原道真」である可能性が高く、日本三大怨霊同士であれば力の均衡が取れるという点にも説得力が出てきます。
『呪術廻戦』虎杖悠仁の主な活躍
呪術廻戦「高専入学編」の虎杖悠仁
育ての親である祖父を失う
虎杖悠仁は祖父と二人きりで生活しており、学校が終わるとすぐに杉沢病院にお見舞いへ行く生活をしていました。
じいちゃんが最後の時を迎える際、虎杖悠仁はその後の生き方の指針となる言葉を残されます。
- オマエは強いから人を助けろ
- 大勢に囲まれて人生を終えろ
- 俺みたいにはなるな
じいちゃんが話した虎杖悠仁の両親のことはついに聞くことをしませんでしたが、この言葉は虎杖悠仁への消えぬ呪いとなり、その後の生き様に大きな影響を与えました。
「伏黒恵」と出会い「両面宿儺の指」を食べる
病院で呪術師「伏黒恵」と出会った虎杖悠仁は、学校のオカルト研究部の先輩達が危険な状況にあることを知ります。
虎杖悠仁は呪いを視認できるようになっており、伏黒と先輩達が危険な状態になっていることを察知すると、爺ちゃんの教えに従い、伏黒の忠告を振り切って、先輩達を助けに向かいました。
せめて自分が知っている人くらいは「正しい死」を迎えて欲しいと考えていた虎杖悠仁は、呪いは呪いでしか祓えないと言われ、呪力を得るために特級呪物「両面宿儺の指」を食べます。
一瞬意識を宿儺に奪われるも、すぐに体の制御権を取り戻し、学校に蔓延っていた呪霊を撃破します。
「五条悟」と出会う
五条悟が登場後、肉体の制御権を確認するため、虎杖悠仁は10秒間だけ「宿儺」に体を明け渡し、すぐに戻します。
五条に「器の可能性がある」と認められ、千年生まれて来なかった逸材と判断された虎杖悠仁は、呪術規定による秘匿私刑に執行猶予がつき、呪術高専への入学を求められます。
宿儺に耐えうる器が今後生まれてくるかは不明であり、虎杖悠仁が命を落とした際には、中にある宿儺の指輪も命を終えるため、呪術界の上層部は20本の指全てを虎杖悠仁に取り込ませた後、処分すると判断していたのでした。
自分の死に様は既に選ぶことができない状況となっていましたが、虎杖悠仁は五条に「宿儺が消えれば間違った死を減らせる」と確認すると、じいちゃんに言われた「人を助けろ」という生き様に従い、呪術高専に入学することを決めます。
夜蛾学長に呪術師となる理由を伝える
呪術高専に入った虎杖悠仁は、すぐに「夜蛾正道」学長との面談に向かいます。
夜蛾正道からは「呪術師になる理由」を問われ、じいちゃんの言葉が理由であると主張しますが、祖父を理由にすれば死ぬときに祖父を呪うことになると指摘されます。
虎杖悠仁は、宿儺の指を食ベルことは自分にしかできないことであり、この役目から自分が逃げれば、知らないところで誰かが犠牲になる。それは許容できないことであり、自分は「生き様」で後悔したくないのだと、呪術師になる理由を定め、入学を認められます。
「釘崎野薔薇」と出会う
釘崎野薔薇が田舎から上京してきて原宿で合流すると、虎杖悠仁は釘崎野薔薇とのコンビで、呪いを祓う実地試験を受けることとなりました。
この時の虎杖悠仁は、まだ呪霊を倒すための呪力を練ることができなかったため、呪力制御のために呪具「屠坐魔」を渡されます。
人間離れした膂力を持つ虎杖悠仁は、ビルの中にいた呪霊を圧倒、釘崎野薔薇と協力しながら中に迷い込んでいた子供の救出にも成功しました。
呪術廻戦「呪胎戴天編」の虎杖悠仁
少年院内で伏黒と「助ける理由」で言い争う
虎杖悠仁は、釘崎と伏黒と共に呪胎が確認された少年院の中へ、生存者救出任務に向かいます。
中は既に特級呪霊の生得領域が展開されており、被害者を発見した場所で虎杖は「助ける理由」で伏黒とぶつかります。虎杖は学校で伏黒に助けられていましたが、伏黒は悪人を助ける理由はないと考えており、「自分が助けた人間が将来別の人間を襲ったらどうするのか」と虎杖に疑問をぶつけます。
虎杖は即座に「それならなぜ宿儺が受肉した存在である自分を助けたのか」と問い返しましたが、ここで特級呪霊と遭遇、二人の問答は終わりを迎えました。
特級呪霊相手に時間稼ぎ
特級呪霊と遭遇後、虎杖は即座に立ち向かいますが、呪具「屠坐魔」を失い左手も負傷、さらに宿儺の協力も得られないことが判明します。
理由を問わず「人を助ける」ことを生き様と定めている虎杖は、伏黒に釘崎を連れて領域から逃げるよう依頼、領域外に出て合図をしてくれれば、宿儺と体を入れ替えると伝えます。
伏黒離脱後、虎杖は特級呪霊に単独で立ち向かいますが、かけ離れた実力差に自分の弱さを思い知り、自分が生き様も死に様も選ぶことができない矮小な存在であることを突きつけられました。
目の前に迫る終わりに後悔を感じながらも、虎杖は全力を出し尽くしますが通じず、しかしここで伏黒から玉犬の泣き声で合図が送られ、宿儺と交代します。
伏黒に自分を助けた理由を聞いて死亡
宿儺は自らの体から心臓を取り出し、虎杖が復活できない状況を作り出します。
しかし、自分よりも「人を助ける」ことに重きを置く虎杖は、宿儺の予想を反して体の支配権を取り戻し、伏黒の前に復活しました。
伏黒から、伏黒津美紀の話と共に学校で虎杖を助けた理由について「善人だから」と聞かされると、虎杖はその言葉を受け入れました。
そして、心臓を失った体は限界を迎え、虎杖は「長生きしろよ」と言い残して倒れます。
宿儺の「縛り」で生き返る
虎杖は完全に命を終える前、宿儺の「生得領域」に迎え入れられます。
宿儺から伏黒を指して「近いうちに面白いモノが見れる」と伝えられ、宿儺の「縛り」の条件を飲めば生き返らせると提案されました。
- 宿儺が「契闊」と唱えたら1分間体を明け渡す
- この約束を忘れる
- 1分間は誰も傷つけない
宿儺を信用することのできない虎杖は、無条件で生き返らせることを宿儺に求めますが、折り合いがつかない二人は生得領域の中で戦い合い、虎杖が勝ったら無条件、宿儺が勝ったら宿儺の縛りで生き返ることとなりました。
そして、虎杖は負けたことも自覚できないほど一瞬で敗北し、高専の解剖室で、五条、家入硝子、伊地知の前で復活しました。
「呪力制御」を映画鑑賞で身につける
最低限、自分の身を守るための力を身につける必要ができた虎杖は、五条に鍛えてもらうこととなり、次の二つのことを教わります。
- 呪術に関する最低限の知識
- 呪力の制御
五条には将来的に「宿儺の術式」が刻まれることを期待されていましたが、今は術式がないため、肉弾戦の才能を活かした体術に呪力を上乗せした戦い方を身につけていくこととなりました。
一定の呪力を流し続けないと目を覚まして襲ってくる「学長の呪骸」を渡された虎杖は、高専の秘密の部屋で一日中映画を見ながら呪力を一定に制御する訓練を課されます。
五条と漏瑚の戦いを見学、領域展開を知る
虎杖が呪力制御を超速で身につけると、漏瑚との戦いの場に五条に連れていかれます。
見学と言われた虎杖は、五条と漏瑚の「領域展開」同士の戦い、呪術戦の最高峰を見せられ、漏瑚に勝つ力を身につけるという目標を与えられました。
今後一ヶ月間、映画鑑賞による呪力制御訓練と並行して五条との対戦を繰り返し、その後重めの任務をいくつかこなして、基礎と応用を身につけ、姉妹交流会でお披露目というスケジュールを与えられました。
呪術廻戦「幼魚と逆罰編」の虎杖悠仁
映画館で真人が改造した人間と対峙
虎杖は五条との戦闘訓練の中で「逕庭拳」を身につけた後、五条に紹介された七海に引率され、川崎の映画館の任務へ向かいます。
七海は宿儺顕現のリスクがある虎杖の存在には反対派であることを表明、リスク以上の有用性があることを示せと言われますが、虎杖は少年院での敗北、領域展開同士の戦いを経て自らの未熟さを痛感しており、強くなることを揺るぎなく決意、七海の言葉も全く動揺することなく受け入れます。
映画館での戦いも単独で見事に勝利しますが、七海が違和感を感じて制止、後に硝子から戦った相手が呪霊ではなく改造人間であることを教えられると、虎杖は「趣味が悪すぎる」と激怒しました。
七海はここで、虎杖が他人のために本気で怒れる人物だと認識、虎杖がただ危険なだけの人物ではないと考えるようになります。
吉野順平と友達になる
虎杖は七海に別任務を言い渡され、伊地知と共に「蠅頭」を使った吉野順平の確保作戦に向かいます。
人の良い虎杖は、吉野順平が学校の先生を嫌っていることを察知、先生を順平の家の前からどかすと、順平と一緒に河原に行って話を聞くこととなりました。
映画館で呪霊を見ていないと答えた順平を虎杖は問い詰めることなく信用、映画の話で盛り上がり、偶然通りかかった順平の母、吉野凪の厚意で家で食事をさせてもらえることとなります。
この時、順平からは復讐の是非について問われ、虎杖はもし自分の暮らしの中に「死」が選択肢として入り込んでしまえば、命の価値が曖昧になり、大切な人の価値も分からなくなってしまうと答えます。
虎杖の答えは、復讐に悩む順平を思い留めることに成功し、手にした力を用いないことを決心させたのでした。
帳が降りた学校で順平と対峙
学校に帳がおり、七海に電話で報告した後、虎杖は伊地知の制止を振り切って直行します。学校の体育館に到着すると、虎杖は順平と対峙、戦闘に発展しました。
虎杖は、順平が凶行に及んだ理由が分からず、こんな行動をして吉野凪に顔向けできるのかと痛烈な言葉を放ちます。しかし、その言葉に動揺した順平から自分の知らない状況があることを感じた虎杖は、戦闘を停止し、順平の言葉に耳を傾けていきました。
虎杖は全てを理解し、順平を呪術高専へと誘います。順平もその提案に揺れますが、答えが出る前に階段から真人が降りてきて無為転変で順平が改造人間にされる結果となりました。
虎杖は即座に宿儺に声をかけ、自分の体を差し出す代わりに順平の治療を依頼しますが、この提案は宿儺に断られ、順平は命を落とし、宿儺と真人に大爆笑され、虎杖は呪霊はどこまでいっても呪いなのだと心底痛感します。
七海との連携で真人の「領域展開」を破る
激怒した虎杖は、どす黒い負の感情を内に爆発させた状態で真人と対峙、本来攻撃が通らない真人にダメージを与えていきます。
真人は魂を攻撃しない限り負傷しませんが、虎杖は宿儺を常に自分の内に感じていたことで、魂の輪郭を近くできるようになっており、真人にも攻撃が通じる状態となっていたのでした。
七海が到着した後は、連携攻撃で真人を追い込んでいきますが、追い込まれた真人が「領域展開」に目覚め、七海が一人閉じ込められてしまいます。
虎杖は即座に領域を外から破壊して中に入り込みますが、真人の術式が宿儺の魂に干渉したことで逆鱗に触れ、真人は深手を負い、逃走していくこととなりました。
ここで虎杖は負傷が応えて気絶、七海に高専に運ばれ、硝子の治療を受けることとなります。
七海に呪術師として認められる
高専に並べられた改造人間の遺体を見て、虎杖は七海に「正しい死」について相談します。
自分の在り方と真逆の存在である真人に、虎杖は自らの信念を曖昧にさせられており、全くもって無意味で無残な終わりに多数触れたことで、命の価値への認識が揺らいでしまってきていたのでした。
七海は、虎杖の生き方は相当辛いものだと指摘、そして答えは自分にも分からない、だからそれが分かるまでは前を向いて進み続けなければならないと教えられます。
七海に呪術師と認められた虎杖は、これからは絶対負けないと誓い、顔を上げました。
呪術廻戦「京都姉妹校交流会編」の虎杖悠仁
サプライズに失敗しドン引きされる
虎杖は五条悟プレゼンツのサプライズ登場にノリノリで挑みますが、東京校・京都校どちらも全く盛り上がらずドン引き、特に釘崎に怒られることとなります。
吉野順平の喪失、真人との出会いによって虎杖は心境が変化しており、それに気付いた伏黒に虎杖は心配されますが、虎杖は「本当に大丈夫」と答え、もう二度と負けないと誓った言葉を実現するため、姉妹校交流会に参戦することとなります。
東堂に呪力の扱いを教わる
交流会の団体戦が開始直後、虎杖は突進してきた東堂と一対一になりますが、ここで東堂から呪力の扱い方の指導を受けることとなりました。
これは、主に東堂と虎杖が同じ女性のタイプを持っていたことが原因です。虎杖を親友と認めた東堂は、膂力や耐久力、戦闘能力の高さを評価しつつも、「逕庭拳」は特級には通用しないと指摘、全力の攻撃に呪力をドンピシャで乗せる必要性があることを伝えます。
東堂の指導を受けた虎杖は呪力の扱い方を理解、黒閃を決めるための指導を受けることとなりました。
伏黒に「大丈夫」と伝えて分かれる
会場に帳が降りると、虎杖は東堂、パンダと共に花御の元へ向かいます。
花御と対峙していた伏黒と真希は負傷しており、パンダが担いで離脱することとなりますが、少年院の時と同じように虎杖だけが残って戦う状況となり、伏黒は虎杖を止めようとします。
しかし、現在進行形で成長している虎杖は、この時は花御相手に勝利する覚悟を持っており、少年院の時に話した「頼む」ではなく、「大丈夫」と伝えて伏黒と分かれます。
花御相手に黒閃を決める
虎杖は、真人に関連する呪霊である花御を前にして、怒りのあまり呪力を乱してしまいますが、東堂に指導されて落ち着き、ベストな精神状態に自分を持っていきます。
呪力が安定した虎杖は、花御相手に「黒閃」を決め、四連続の黒閃を含めて1日五回の黒閃を発動させました。
呪力に対する理解が深まった虎杖は、東堂との連携で花御を追い込んでいき、花御に奥の手である「領域展開」を使わせようとするまでになります。
しかし、帳が消えて五条が参戦すると花御は逃走を決断、五条の虚式「茈」で地面が消失し、戦いは決着がつかないまま終了となりました。
伏黒と互いの主義の違いを認め合う
戦いを終えた後、虎杖は釘崎と一緒に伏黒のお見舞いに向かいます。
病室では伏黒に「主義の違い」について語られ、自分たちはどちらも正しく間違っており、「納得」を得るために我を通すだけだと伝えられます。そして、虎杖が強くなったことに言及され、自分も我を通すために強くなる、すぐに虎杖を追い越すと宣言され、虎杖も喜んで応えました。
また、病室には東堂が登場、虎杖にブラザーと絡み始めますが、虎杖はあの時の自分は自分じゃなかったと正気に戻っていたため、東堂から全力逃走をしていきました。
呪術廻戦「起首雷同編」の虎杖悠仁
八十八橋の呪いを伏黒、釘崎と調査
伏黒、釘崎と共に八十八橋に関連する呪いを調査、偶然関係者が伏黒の出身中学であることが発覚、八十八橋の関係者に伏黒の姉の津美紀もいたことが発覚します。
呪霊の気配も残穢も見つけられなかった虎杖でしたが、伏黒が任務の危険度が上がったことで他の術師に引き継がれることになったと嘘をつくとすぐに看破、夜に一人で八十八橋に向かった伏黒の元に釘崎と登場、友達なのだからせめて頼れと伝え、三人で攻略を進めることとなりました。
これまでの調査から「夜に」「下から」「川を渡る」ことが呪霊の領域に入る条件だと判断した三人は、無事に呪霊の生得領域に入ることに成功しますが、そこに血塗が現れ、虎杖が対峙することとなります。
呪胎九相図の血塗、壊相と対峙
東堂の呪力指導、花御との戦闘によって強くなった虎杖は、血塗相手にも戦いを優勢に進めます。
しかし、血塗の兄である壊相とも遭遇すると、背中のコンプレックスを見てしまったことで「蝕爛腐術」極ノ番「翅王」を発動させられ、猛毒の血による襲撃に遭いました。
虎杖は壊相と対峙していた釘崎を抱えて逃走、驚くほどの速さで走り抜け、距離をとることに成功します。
蝕爛腐術の術式にかかるも壊相を撃破
一息つけたと考えた虎杖でしたが、血塗、壊相の奇襲に遭って二人の血を浴び、蝕爛腐術「朽」を発動され、猛毒により残り10分程度の命となってしまいました。
しかし、虎杖は猛毒である呪いの王「宿儺の器」であるため、毒耐性は凄まじく、血塗と壊相の術式効果は分解による痛みだけであり、痛みで足止めされない虎杖は血塗にラッシュを極め、一気に瀕死状態に追い込みました。
釘崎が血塗にトドメを刺すと、壊相は涙を流し、その感情が呪霊にあったことに虎杖は動揺します。
しかし、真人、宿儺によって呪霊とは相入れないことを理解している虎杖は、「ごめん」と謝りながらも追撃の手を緩めず壊相を撃破しました。
釘崎と「共犯者」になる
戦いが終わった後、虎杖は初めて命を奪った釘崎のことを心配します。
釘崎は割り切った考え方を持っていましたが、虎杖は改造人間にされた三人の命を奪ったことを忘れておらず、今回のことも、自分が奪った命の中に涙はあったと考えていました。
虎杖のその言葉を聞いた釘崎からは、それなら自分達は「共犯者」だと言われ、二人で壊相の涙を抱えていくこととなります。
その後、特級呪霊との戦いを終えて眠っていた伏黒と合流、宿儺の指を渡されると、虎杖の手から突然口が開き、四本目の指を取り込んでしまう結果となりました。
宿儺から「共振」の話を伝えられ罪を一人で背負う
伏黒は「共振」の件を気付いて釘崎にだけ共有、虎杖には話さないように伝えます。
しかし、虎杖の方には宿儺が受肉をきっかけとして「指」が目覚めたことを伝えており、虎杖は伏黒には話すなと宿儺に伝えていました。
少年院の時に伏黒は、虎杖に「自分を助けた人間が他の人間を傷つけたらどうする」と問うたことがあり、虎杖のせいで被害が発生したと伏黒が知れば、伏黒が人知れず苦しむことになると虎杖は考えていたのでした。
呪術廻戦「宵祭り編」の虎杖悠仁
メカ丸を内通者の容疑で身柄を押さえに行く
歌姫の依頼により、東京校の虎杖、伏黒、釘崎の三人が内通者の疑いがあるメカ丸の元へと向かいます。
メカ丸にも明確な疑いの根拠はありませんでしたが、他の全員が潔白であることから、消去法で容疑者となっていました。
しかし、保護され匿われているはずの拠点にメカ丸がいなかったことで、容疑から犯人だと確定されることとなります。
呪術廻戦「渋谷事変編」の虎杖悠仁
明治神宮前駅で蝗GUYに勝利
虎杖は冥冥班の一人として渋谷事変に参戦、青山霊園で待機していましたが、明治神宮前駅にも帳が降りたことで急行、補助監督から「一般人が出られない帳」とは別に「術師が入れない帳」が降りたことを知らされます。
冥冥の偵察によって地下4Fに大量の改造人間、地下2Fに強い呪霊1体がいることが分かると、虎杖は呪霊を担当、嘱託式の帳を守護していた「蝗GUY」と対峙、一瞬で圧倒して帳を解除しました。
ミニ丸の情報提供を受け渋谷へ向かう
冥冥と合流し地下5Fへ向かった虎杖は、ホームに残った最後の一人に状況を聞こうとするも、その人物も無為転変にかけられており、真人がここにいたこと、電車に改造人間を乗せて渋谷へ向かったことを察知します。
直後、五条封印によって発動したミニ丸が虎杖に付着、渋谷に状況と五条封印の事実を伝え、虎杖に渋谷へ向かい、五条奪還を呪術師側の共通目的に据えるよう頼まれました。
冥冥を狙った呪詛士が登場しますが、冥冥と憂憂がこの相手を担当、虎杖は地上に出て渋谷へ向かいます。
七海、伏黒、猪野と合流
渋谷の帳の中に入って大声で五条封印を七海に叫んだ後、七海班と合流、同行していたミニ丸が七海に詳しい状況を共有します。緊急事態だと判断した七海により、虎杖は伏黒、猪野と共に「術師が入れない帳」を降ろしている呪詛士の撃破を担当することとなりました。
虎杖の全力の打撃でも帳が破壊できないことから、呪詛士は帳の外でリスクを高めていると判断、最も目立つ大きなタワーの屋上にいると考え、伏黒の「鵺」に乗って三人で向かいました。
屋上には、嘱託式の帳を守護していた粟坂二郎とオガミ婆がおり、虎杖と伏黒はワイヤーで粟坂を絡めて地上へ落とし、高架路の上で戦闘となります。
粟坂二郎を撃破
粟坂に対して、虎杖は玉犬と共に全力攻撃を仕掛けますが、粟坂に全くダメージがないことで術式の効果だと察知、伏黒によって粟坂の術式が「あべこべ」だと解明されると、伏黒との連携で同時に強い力と弱い力で叩くこととなり、見事に粟坂を撃破しました。
粟坂が所持していた嘱託式の帳を破壊すると「術師が入れない帳」が上がりますが、直後にタワー屋上から猪野が落下してきて虎杖がキャッチします。猪野を硝子の元に連れていくため、伏黒が一度帳の外へ離脱、虎杖は先に渋谷駅地下へ向かうこととなり、二人は「後でな」と言葉を交わし合って分かれました。
渋谷の地上では、溢れ出してきた改造人間が一般人を襲撃していましたが、狗巻棘が登場、「動くな」の一言でその場を制圧して助かります。
脹相に敗北
渋谷駅構内に入った虎杖は呪胎九相図の長男「脹相」と対峙、近中長距離全てに対応する脹相に虎杖は後手に回ってしまい、窮地に追い込まれてしまいました。
打ち手がなくなった状況でスリープ状態だったミニ丸が起動、トイレに逃げ込むことを提案され、指示に従ってトイレの中に逃げ込みます。脹相の技は最初に「百斂」で血液を圧縮する必要がありましたが、虎杖はミニ丸の指示でトイレを水浸し、さらにスプリンクラーを発動し、脹相の対外での血液操作を封じました。
ミニ丸の挑発で脹相がトイレの中に入ってくると、ミニ丸の犠牲により虎杖は脹相の背後を取ることに成功しますが、赤血操術の扱いに長けた脹相に虎杖は及ばず、最後の力を振り絞るも、届かずに敗北してしまいます。
脹相は弟達の仇を取るため虎杖にトドメを刺そうとしますが、弟である虎杖の死を感じた脹相は動揺、あるはずのない記憶が流れ出し、その場から逃げ去ってしまいます。
宿儺の領域展開後に目覚める
菜々子&美々子、漏瑚に合計11本の宿儺の指を飲まされた虎杖は、体の支配権を宿儺に奪われ、目覚めた時には領域展開「伏魔御厨子」で半径140m以内の全てが消失した後でした。
自分が存在したことで多くが犠牲となり、虎杖はその罪の重さにこれまでの言葉を曲げて、自らの存在を否定してしまいます。しかし、このままではただ多くの犠牲を出しただけだと考え、より多くを救うために戦わないといけないと考え、半ば朦朧としながら渋谷駅地下へと戻っていきました。
しかし、地下に向かった虎杖は、真人の手を胸に置かれた七海と遭遇、最後に「虎杖君、後は頼みます」と伝えられて無為転変によって散っていきます。
真人により釘崎を失う
真人との戦いを始めた虎杖は、成長した体術や呪術で戦いを優勢に進めますが、真人も攻撃手段が増えより狡猾な呪いに成長しており、戦いは均衡していきます。
改造人間によって心を抉られながら孤独を感じていた虎杖でしたが、分身体の真人と対峙していた釘崎の「共鳴り」が本体の真人の方にもダメージを与えると、虎杖は自分は一人ではないと教えてくれた釘崎に感謝、一気に真人にラッシュを仕掛けていきました。
劣勢となった真人でしたが、分身体が地上から逃走して本体の方へ合流、釘崎に見えぬように入れ替わり、無為転変を使える本体の直人が釘崎の顔に触れます。虎杖は、釘崎の「悪くなかった」という伝言を受け取り、散っていく様をみましたが、ここで虎杖の心が限界を迎えてしまいます。
その虎杖の隙を真人が見逃すはずもなく、虎杖は真人による「黒閃」を受け、呪力のほとんどを削り取られるほどの窮地に立たされました。
東堂とのコンビで真人に勝利
窮地の虎杖の元に東堂と新田新が登場、虎杖は東堂に助けられ、新田新の術式で釘崎も現場維持を保っていることを知らされます。
虎杖は東堂に対して、多くを犠牲にした上、より多くを助けようとしたのに七海、釘崎を失い、自分はもう自分の存在を許すことができないと伝えます。しかし、東堂は虎杖は呪術師であり、呪術師は個々人ではなく全員で呪術師、それぞれの死に意味を見出すことは冒涜でもあり、さらに言えば何を七海と釘崎から託されたのかと教えられます。
虎杖は七海の言葉を思い出し、呪術師として託された苦しみを背負う覚悟を決め、個人ではなく呪術師として立ち、東堂との連携で真人と立ち向かうこととなりました。
虎杖、東堂、真人の三人はそれぞれ一気にギアを上げ、黒閃や術式、領域展開など手札を出し惜しみせずに切っていきます。虎杖と東堂の連携で真人が追い込まれると「遍殺即霊体(へんせつそくれいたい)」となり別次元の存在へ進化しますが、虎杖の最大呪力出力の黒閃を東堂の助力を得て決めることに成功、真人を窮地に立たせました。
羂索、裏梅と出会う
虎杖は逃げ出した真人を追って地上へと出ますが、偽夏油によって真人が呪霊操術に取り込まれてしまいます。また、京都校の呪術師達も到着して偽夏油を襲撃していきますが、偽夏油の「極ノ番」うずまきによって跳ね返されてしまいました。
先に敗北した脹相が合流すると、虎杖は脹相に弟だと言われ、偽夏油の体を操っている最悪の呪術師「加茂憲倫」が関わっていることを伝えられます。虎杖は脹相らと組んで偽夏油から五条悟を取り戻そうとしますが、裏梅の氷凝呪法(ひこりじゅほう)「霜凪」「直瀑」で圧倒され、間一髪九十九由基が到着したことで助かりました。
九十九由基との会話の中で、偽夏油の目的は呪術の可能性を突き詰めることだと判明、呪胎九相図はその研究成果の一つであり、さらに最たる期待を抱く相手が虎杖であることが明かされます。虎杖の理解が追いつかないまま、偽夏油は真人から抽出した術式「無為転変」を遠隔術式で発動、大量の術師と呪霊を発生させてその場を去っていきました。
乙骨に敗北
渋谷事変が終わった後、虎杖は高専に戻らず脹相と行動を共にし、東京にばらまかれた呪霊を祓う日々を過ごします。自らの内にある宿儺の存在は、虎杖に存在することへの疑念と罪の意識を感じさせ、もう仲間達と一緒にいることはできないと考えてしまっていました。
二人の活動中、伏黒を狙ってきた禪院直哉、虎杖への刺客として上層部に派遣されてきた乙骨憂太が登場、虎杖は乙骨と対峙しますが、特級術師である乙骨の呪力量、身体能力、術式には歯が立たずに敗北、一度心臓を止められてしまいました。
伏黒と再会、高専に戻る
乙骨の反転術式によって即座に治療された虎杖は、羂索が母であった幼い頃の記憶から目覚め、乙骨が五条から虎杖を頼まれていたことを知らされます。
その場に伏黒も合流すると、当たり前のように自分を受け入れる伏黒に虎杖は拒絶反応を示しますが、伏黒は虎杖だけの責任ではなく、自分達は共犯であることを主張、その伏黒の言葉を聞いて、虎杖はさらに自分と一緒にいるだけで伏黒は罪の意識で苦しみ続けると考えます。
しかし、虎杖の悩みを看破した伏黒は、東堂が虎杖に話したように、自分達は既に個々の存在ではなく呪術師として在るべきだと話し、かつて虎杖が伏黒に主張したように、善悪もなくただ只管に人を助けるのだと話します。
それでも悩む虎杖でしたが、津美紀が加茂憲倫が仕組んだ「死滅回游」に巻き込まれており、まず俺を助けろと伏黒が話すと、ようやく心を定めて動き出します。
呪術廻戦「死滅回遊編」の虎杖悠仁
薨星宮で天元の話を聞く
高専に戻り、薨星宮で天元から羂索の目的と獄門彊の開封方法を教えられると、虎杖は改めてことの重大さを理解、天元の護衛を脹相と九十九に任せ、伏黒と共に三年で停学中の秤金次の協力を取り付けに、秤が賭場の胴元をしている栃木県の立体駐車場へと向かいました。
秤と遭遇
賭場に到着した虎杖は、トーナメント制の試合に参加して胴元の秤に会うことを画策します。初戦の相手は同じく秤と会いにきていたパンダで、虎杖はパンダとの八百長で勝利、見事にトーナメントを優勝して、星綺羅羅の案内で屋上のモニタールームへと案内され、秤との対面を果たしました。
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