呪術廻戦

【呪術廻戦】最新巻・最新話までのあらすじネタバレまとめ

呪術廻戦最新巻&連載最新話までの あらすじネタバレ まとめ
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呪術廻戦』の最新巻&連載最新話までのあらすじネタバレをご紹介します。

現在呪術廻戦のコミックは16巻まで発売されており、17巻は2021年10月4日発売予定です。また週刊少年ジャンプで連載されている最新話は157話まで来ており、ついに秤と星綺羅羅が伏黒達の話を聞いてくれる場面まで描かれました。

『呪術廻戦』次巻17巻のあらすじネタバレ

第143話「もう一度」のあらすじネタバレ

乙骨は反転術式で直哉の中の毒を治療、代わりに虎杖死亡を直哉からも上層部に報告させます。

反転術式によって蘇生された虎杖は目覚めるまでの間、夢の中で赤ん坊の時の記憶を見ており、その中で父親である虎杖仁が、妻虎杖香織との間に子供が生まれなかったことが判明、代わりに偽夏油が乗っ取った女性との間に悠仁が生まれていたことが明らかになりました。

虎杖が目覚めると乙骨は安心、上層部との縛りで虎杖の命を奪うことを結んでいたため、一度心臓を止めて即座に反転術式で治癒したと状況を説明します。その場に伏黒も合流すると、伏黒は高専に戻ることを提案しますが、虎杖は自分の存在が許されるかを悩んでおり、伏黒の提案に躊躇するどころか、自然に虎杖を受け入れようとする態度に反発さえしてしまいます。

しかし、伏黒は東京が既に呪霊世界に変わっていることから、個としての存在意義ではなく、呪術師の歯車の一つとしてただひたすらに大勢の人を助けるしかないのだと、かつての虎杖の意義に合わせて話し、姉の津美紀が偽夏油の仕組んだ死滅回游に巻き込まれていることも打ち明け、虎杖に力を貸してくれと頼みます。

伏黒の助けを求める声を聞いた虎杖は立ち上がり、もう一度高専へ向かうこととなるのでした。

第144話「あの場所」のあらすじネタバレ

虎杖は伏黒と行動を共にする雨に、万が一宿儺に変わってしまった場合の処理を乙骨に依頼、乙骨もこれを引き受けます。死滅回游から津美紀を救うため、天元から獄門彊の解き方と偽夏油の目的を教えてもらう必要があり、高専に戻ることになると、このタイミングで虎杖は釘崎の安否を聞き、伏黒は視線を落とすだけの回答をしました。

高専の隠し部屋で真希&九十九と合流、真希は顔に大火傷を負うも無事でした。脹相が高専忌庫に保管されている弟達の気配を辿って世界の扉を開くと、昇降機を降りた先では11年前の黒井の血痕が残っており、九十九はこの時に歪みが生じたと感じます。

その先にある薨星宮本殿は閉ざされており、九十九は自分が拒絶されていると感じますが、一同が帰ろうとすると真っ白な空間に天元が登場しました。

第145話「裏」のあらすじネタバレ

天元から偽夏油、加茂憲倫を乗っ取った呪詛士の名前が「羂索」であると判明、九十九が羂索側であることを警戒して薨星宮を閉じていたことを明かします。また、11年前の星漿体との同化に失敗したことで天元は別次元の存在へ進化、個としての自我が消えて天地と同化したことが明らかになりました。

伏黒達の質問に対して、天元はまず羂索の目的が「人類と天元の同化による日本全土の人類の術師化」であると教えます。人類が同化した場合、人類も個の境界が消え、そこにいてそこにいない新しい存在となることが判明、一人の暴走が全員に広がる悪夢が待っていることが明らかとなりました。

さらに、進化したことで天元は羂索の呪霊操術の術式対象となっており、羂索は天元に次ぐ結界術の使い手であるため薨星宮本殿の結界も突破する可能性が高く、羂索が天元に接触した時点で取り込まれる可能性が高いことがわかります。

平安から存在するであろう羂索がなぜこのタイミングで動き出したのかという九十九からの質問については、天元、星漿体、六眼の三人は輪廻が巡っていたが、11年前に禪院甚爾によって破壊されて同化に失敗、さらに羂索に必要な呪霊操術を操る夏油傑という存在、五条悟を封印するための獄門彊も六年前に発見され、全てのピースが揃っていたのでした。

また、死滅回游の目的が天元との同化を完全にするための慣らしであると伝えると、ここで脹相と九十九が天元の護衛として薨星宮に残ることを決断、天元はこの判断を受けて獄門彊「裏」を提示、この中に五条悟がいることを教えました。裏門は特級呪具「天逆鉾」か「黒縄」で解錠できますが、五条により封印か破壊がされているため、死滅回游の東京東側の結界に参加している天使を名乗る千年前の術師の術式「あらゆる術式の消滅」で対応する道が示されました。

第146話「死滅回游について」のあらすじネタバレ

死滅回游は2ヶ月程度で完了し、10の結界から結ばれた彼岸へ渡す境界が動き、日本全土に呪いをかけることが判明、さらに術師は十九日以内に参加、さらに十九日ごとに点変動がないと術式を剥奪され、命を落とす可能性が高いと明らかになります。

非術師や死滅回游の参加に積極的ではない津美紀のような術師が回遊を抜けるためには、100点獲得時に追加できる新ルールで抜け穴を作る必要があると、今後の動きの方針が定まります。

結界が10あるため呪術師達はそれぞれ死滅回游に参加することとなりますが、真希は一度禪院家に戻って呪具を回収、虎杖と伏黒は三年の秤を味方につけに栃木へ向かい、乙骨だけが早速結界に入って情報収集をすることになります。

第147話「パンダだって」のあらすじネタバレ

夜蛾は完全自立型呪骸のパンダを作ったことで特級認定され拘束されていた過去があり、この時に楽巌寺に製造方法を問われ、無期限拘束の脅しを受けていましたが、知らないで通していました。

日下部は、妹がタケルという子供を失い生きる気力を喪失してしまった過去がありましたが、この時に夜蛾がタケルの魂の情報から完全自立型呪骸を製作、妹が生きるための心の支えとなったことで、夜蛾に対して強い恩を感じていました。その恩に報いるため、夜蛾を誘い出すために囚われていたパンダの拘束を解き、パンダは部屋を出ていきます。

パンダ脱出を知らない夜蛾は、パンダを救いに高専に侵入しますが、術師と楽巌寺学長の待ち伏せに遭い敗北、今際の際で楽巌寺にだけ完全自立型呪骸の製造方法を教えて逝きます。夜蛾からの最期の言葉に戸惑う楽巌寺のもとにパンダが到着、楽巌寺は戦闘を覚悟しますがパンダはスルー、パンダは楽巌寺と夜蛾が仲が良いことを知っており、上からの命令と理解、ただしパンダだって泣くんだと号泣を響かせました。

第148話「葦を啣む」のあらすじネタバレ

禪院家に戻った真希は直哉に詰られ、母に忌庫へ行くなと忠告されますが、当主である伏黒恵からの許可を以て真希は忌庫の鍵を開けます。しかし、同じ考えを持っていた真依が二人の父である禪院扇に既に倒されており、真希は扇との戦闘になりました。

真希の目的は皆に認められる禪院家当主となり、家に真依の居場所を作ることでしたが、真希や真依の思惑は現在の禪院家には届かず、禪院扇、甚壱、直哉は五条悟解放を企てた理由で真希、真依を誅殺することを目的として動いていたのでした。

扇は秘伝「落花の情」を居合術に転用、真希は組屋鞣造の傑作「竜骨」で迎え撃ちますが、真希は扇に敗北してしまいます。

第149話「葦を啣む-弐-」のあらすじネタバレ

真希と真依はボロボロの状態で禪院家の呪霊が蔓延る懲罰と訓練用の部屋に投げ込まれます。真依は最後の力を振り絞って構築術式を発動、呪具の剣を作ることを決意しました。

二人は夢の世界で対話、双子の呪術師が凶兆である理由を真依は昔から気付いており、呪術では一卵性双生児は同一人物としてみなされるため、縛りや利害が成立せず、真依は真希で真希は真依であるため、真依がいる限り真希は覚醒できないことを指摘します。

真依は真希に全ての破壊を託して逝き、託された真希は禪院甚爾と同じく呪力からの完全脱却を成し遂げたフィジカルギフテッドに覚醒、扇を一瞬で撃破してみせました。

第150話「葦を啣む-参-」のあらすじネタバレ

真希は、自分達の正解は真依がかつて言っていた通り、一緒に落ちぶれることだったと考えます。しかし、既に真依は失われており、真希は真依に託された破壊を叶えるために行動を取り続けます。

術式を持たない男性で構成された躯倶留隊を全滅させると、準1級以上の実力を持つ者で構成される最強集団「炳」も撃破、「炳」筆頭の禪院直哉と対峙しました。

第151話「葦を啣む-肆-」のあらすじネタバレ

禪院直哉は幼少期は天才と呼ばれていましたが、甚爾の凄まじさに驚き、甚爾や五条悟のような強者側に行こうと考えていました。

脹相戦での敗北を反省し、全力の投射呪法で亜音速を超える速度に至った直哉でしたが、完全なフィジカルギフテッドとなった真希は直哉の術式の仕組みを見抜き、直哉の撃破に成功します。

『呪術廻戦』次次巻18巻のあらすじネタバレ

第152話「葦を啣む-跋-」のあらすじネタバレ

真希は母に忌庫へ向かう際に戻れと言った理由を問うも、母は混乱して話にならず、真希は真依との約束を守るために撃破、瀕死の母は辛うじて生き延びていた直哉を背後から襲います。禪院家の滅びを前にして、母は真希と真依を産んでよかったと呟きました。

その後、真希は禪院家に向かっていた西宮と出会い、真依の体を預けて、家にいなかった炳と躯倶留隊も壊滅させます。

第153話「賭け試合」のあらすじネタバレ

秤は栃木県の立体駐車場で賭け試合の胴元をしていると天元に教えられ、虎杖と伏黒が向かい、秤と会うために虎杖が賭け試合に参加します。対戦相手は同じく秤に会いに来ていたパンダで、二人は目的が同じだと確認すると、高専関係者だとバレていない虎杖がトーナメントに優勝し、秤に会う算段をつけて八百長をしました。

秤の元には同じ三年生の星綺羅羅がおり、虎杖とパンダの試合を一緒に観戦、秤は部下にトーナメントが終わったら虎杖を屋上に呼ぶように指示を出しました。

第154話「潜入」のあらすじネタバレ

パンダと伏黒が合流すると、秤のいる屋上のモニタールームへ向かうこととなります。モニタールームには綺羅羅の術式によって近づけないようになっていましたが、パンダは秤と虎杖の相性は良いと考えており、会話する時間があれば説得が可能だと感じていました。そのため、二人が部屋に入った時点で立体駐車場を制圧、二人が話す時間を確保する作戦をとります。

トーナメント終了後、綺羅羅が優勝した虎杖を屋上に案内、この時に綺羅羅は熱い秤が好きだと明かします。一方、伏黒は影に潜入しながら見回り役を撃破、屋上でパンダと合流しますが、ここで星綺羅羅と遭遇してしまい虎杖が高専関係者だとバレてしまいました。

伏黒は秤に知らされる前に玉犬を出して綺羅羅の制圧を試みますが、綺羅羅の術式によって近づけなくなってしまいます。

第155話「熱」のあらすじネタバレ

秤は自分が「熱」を愛していることを虎杖に伝え、ダイレクトな熱のやり取りは賭けだと自分の人生観を教えます。熱は賭けで、賭けは人生、そして愛とは支配で、だからこそこの国を賭けの熱で支配したいと熱弁、虎杖をこの計画に誘いました。しかし、秤は綺羅羅からの異常事態の連絡を受け、虎杖を高専関係者だと見抜き、二人は戦闘となります。

伏黒は綺羅羅の説得を試みるも、綺羅羅は秤と共に保守派と揉めたため受け入れてもらえません。五条悟が封印されたことも信じてもらうことができず、伏黒は脱兎を出して、まず綺羅羅を制圧してから説得しようと戦闘を開始しました。

第156話「きらきら星」のあらすじネタバレ

伏黒は脱兎を使って綺羅羅の術式を解析、術式のタネは星座でありモチーフは南十字、星は五つ以上あり近づくためには順番があると一瞬で分析して見せます。綺羅羅に近づくためにはもう一つ星に触れる必要があり、伏黒はこれを発見、綺羅羅も伏黒の動きに対応しますが、伏黒はさらに先を読んでおり、綺羅羅の制圧に成功しました。

第157話「部品」のあらすじネタバレ

伏黒は完全に綺羅羅の術式を解読しますが、制圧状況を解いて土下座、誠実に綺羅羅に話を聞いてほしいと頼み、綺羅羅も承諾します。このタイミングで虎杖と秤が部屋から登場、虎杖は秤に認めさせるために攻撃を受け続けていきました。

秤は、一緒に命を懸けるお願いをするための熱を持っていない虎杖に怒っていましたが、虎杖は自分自身には熱がないことを肯定、自分は歯車であり部品だと主張します。そして、虎杖の部品としての役割は呪いを祓い続けること、そのために秤が必要なら付き纏うと、部品としての熱を秤に突きつけました。

秤はつまらないと感じる一方で、部品ではあり得ない熱を虎杖に感じており、綺羅羅が秤の熱を指摘、秤は熱に嘘はつけないと判断し、取引に応じてくれることとなります。綺羅羅は高専で人助けをしていた秤が一番熱くて好きだったと打ち明け、高専時代の秤の人間性が一部明らかになりました。

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呪術廻戦はアニメ一期が2020年10月から2021年3月に放映されました。内容は1巻から8巻冒頭までで、呪胎九相図の壊相、血塗を撃破し、一級呪術師に学生達が推薦される場面までが描かれています。

アニメでしか見られない「じゅじゅさんぽ」も番組最後に放送されており、呪術廻戦ファンの方には必見です。呪術廻戦のアニメも動画配信サービスの無料特典を活用することで、完全無料で視聴することができます。

『呪術廻戦』1巻のあらすじネタバレ

伏黒恵、五条悟と出会い虎杖が宿儺の器となる

虎杖には両親がおらず、たった一人の肉親の爺ちゃんの病院にお見舞いに行けるよう、早上がりが許されるオカ研に入部していました。爺ちゃんの最後に「お前は強いから大勢を助けろ」と伝えられた虎杖は、直後に呪術高専から宿儺の指の回収に来ていた伏黒と病院で遭遇、オカ研の先輩達に危険が迫っていることを知ります。

学校には既に呪霊が大量発生しており、伏黒は虎杖を置いて孤軍奮闘しますが、数の多い呪霊に劣勢に立たされてしまいます。虎杖は爺ちゃんからの言葉を思い出して参戦、伏黒を救出しますが、呪霊を祓うためには呪力が必要だと言われ、特級呪物である両面宿儺の指を体内に取り込んでしまいました。

虎杖の肉体に宿儺が受肉すると、一瞬で学校の呪霊を撃破しますが、すぐに虎杖が体の制御権を奪い返します。五条悟が到着すると、虎杖が本当に制御権を取り戻せることが確認され、1000年待った逸材である「宿儺の器」であることが発覚します。

呪いの王である宿儺が顕現する可能性を残しておくことは非常に危険なことでしたが、伏黒は私情を持ち出して五条悟に虎杖を助けたいと話し、五条悟によって虎杖悠仁の抹殺の無期限延期が決まりました。

虎杖が生き様を定めて呪術高専に入学

目覚めた虎杖には呪術高専に入学するかの選択肢が提示されます。二十本ある宿儺の指は放置すれば虎杖の高校のように周囲に危害を及ぼすことは間違いなく、虎杖は爺ちゃんの言葉を胸に、より大勢の人を助けるため、宿儺の指を自分が全て引き受けた上で消えることを選択します。

呪術高専東京校へ五条と向かった虎杖は、夜蛾学長と面談、呪術師になる理由を問われ、自分が戦う理由を爺ちゃんに預けてしまっていたと虎杖は自覚し、自分の生き様で後悔したくないという呪術師になる理由を見つけました。

釘崎野薔薇登場

虎杖、伏黒は五条に連れられ三人目の同学年の高専生である釘崎野薔薇と出会います。五条は釘崎が呪術師としての適性があるのかを確かめるため、原宿で合流した後、六本木の廃ビルに棲む呪霊を祓う任務を与えました。

虎杖と釘崎は協力して呪霊を撃破、二人とも呪術師としての適性があることが分かります。

また、釘崎の呪術師になる理由が明らかとなり、幼少期の体験により釘崎は自分が自分であるために高専に入学したことが判明しました。

少年院で特級呪霊と遭遇

五条悟の出張中、少年院に特級相当の呪胎が顕現、虎杖、伏黒、釘崎は補助監督の伊地知に連れられ、逃げ遅れた人物達の生存確認と救助任務に参加することとなりました。少年院の中は特級呪霊の膨大な生得領域が展開されており、三人はすぐに生存者がいないことを知ります。

遺体を前に伏黒と虎杖は持ち帰るかどうかで意見が対立、伏黒は虎杖が無差別に大勢を助けることを行動指針としていると話し、その上で少年院にいる人物は罪を犯しており、自分が助けた人物が将来人を傷つけたらどうするのかと問いかけます。しかし、伏黒の問いに対して、虎杖はなぜ宿儺が顕現する危険のある自分を助けたのかと、伏黒に反論し二人は真っ向から対立してしまいました。

任務中に喧嘩を始めた二人を諫めるために釘崎が動きますが、既に特級呪霊は近くにおり、伏黒の式神である玉犬は破れ、釘崎も地面の陰に吸い込まれて分断されてしまいます。伏黒は異常事態を感じましたが、特級呪霊が間近に現れたことで動けなくなってしまいました。

虎杖が宿儺に変わる

虎杖は自分が時間稼ぎをする間に、伏黒に釘崎を連れて少年院から脱出することを「頼む」と伝えて願いでます。時間稼ぎ程度であればできると踏んでいた虎杖でしたが、特級呪霊との間にある圧倒的な力の差は大きく、虎杖はなす術もなく死を突きつけられてしまいました。

間近に迫る死に対して、虎杖は指を食べたことへの後悔、正しい死への疑問など避けられない終わりを嘆きますが、自分の弱さを痛感し、せめて最大限の足掻きをするべく全力の一撃を特級呪霊に向けますが、全く通じない結果となります。

しかし、このタイミングで釘崎を救出して少年院の外に脱出した伏黒が玉犬(黒)で合図を送り、虎杖が宿儺に体の主導権を変えました。

『呪術廻戦』2巻のあらすじネタバレ

宿儺により虎杖が命を落とす

肉体の主導権を奪った宿儺は、特級呪霊を率いて伏黒の元へ向かおうとしますが、宿儺と相対することを選択した特級呪霊によって戦闘となり、領域展開「伏魔御厨子」を発動して一瞬で勝利します。肉体の主導権を取り戻されると考えていた宿儺でしたが、虎杖が手間取っていると感じると妖しく嗤い、少年院の外へと向かいました。

少年院の外では伏黒だけが待機しており、宿儺は伏黒と戦闘に発展、伏黒の影を媒介とした術式を評価し「布瑠部由良由良」と唱えて伏黒が奥の手を出そうとすると、宿儺は伏黒に大いに興味を持ちました。しかし、伏黒の術式が発動する前に虎杖が肉体に戻り、戦いは終了となります。

宿儺は虎杖が戻らないように心臓を取り出していたため、虎杖に残された時間は少なく、伏黒は少年院の中での虎杖からの質問に対して、自分は善人を不平等に助けたく、虎杖のような善人が命を落とすのを見たくなかった、だから宿儺の器だと分かっていても助けたと説明しました。

虎杖は「長生きしろよ」の言葉と共に倒れ、伏黒は高専に戻って釘崎に虎杖の言葉を伝えます。二人は力不足を痛感しますが、そこに呪術高専二年生の禪院真希、パンダ、狗巻棘が登場、姉妹校交流会の参加を要請され、参加するのであれば指導を受けられると分かり、二人は要請を受けることとなります。

宿儺の縛りで虎杖が復活

虎杖の肉体は宿儺の器の秘密を探るために解剖されることとなり、高専の専属医師である家入硝子の元に運ばれていました。五条、伊地知も同席しており、五条は特級案件に一年を派遣した呪術界上層部に激怒していました。ここで特級呪術師として最強の名を欲しいままにする五条が教師をしている理由が語られ、強く聡い仲間を育てることで現在の呪術界をリセットしようとしていることが明らかになります。

一方、虎杖は宿儺の生得領域の中に存在していました。宿儺は伏黒の存在を知ったことである計画を練り、虎杖に次の三つの縛りを結んで心臓を治癒させます。

  • 契闊と唱えたら1分間体を明け渡す
  • 1分間は誰も傷つけない
  • この縛りを忘れる

心臓を治癒された虎杖は解剖される前に復活、姉妹校交流会まで五条悟による訓練を受け、力をつけた上で復帰することとなりました。基礎である呪力と術式の違いを教えられた後、虎杖はまず呪力操作を身につけるため、映画鑑賞と呪骸による訓練を開始しました。

特級呪霊達が動き出す

少年院で両面宿儺を取り込んで呪胎した特級呪霊は偽夏油が宿儺の力を計るために仕掛けたものであり、その結果報告もかねてファミレスで漏瑚、花御、陀艮と会談します。漏瑚達の目的は呪霊が世界を支配する立場に立つことであり、偽夏油は勝利条件として「五条悟の封印」と「宿儺を味方に引き込むこと」を伝えます。

五条悟の封印に特級呪物「獄門彊」を使用することを伝えると、呪物の蒐集癖がある漏瑚は興奮、獄門彊を貰い受ける代わりに五条悟は自分が倒すと宣言し、五条悟の襲撃に向かいました。

五条悟が夜蛾との会食に向かう途中で漏瑚が登場しますが、五条の術式「無下限呪術」で攻撃は一切通らず、術式反転「赫」や体術によって漏瑚は圧倒されてしまいます。さらに五条は一瞬高専に戻って虎杖を連れてくるなど余裕を見せ、呪術戦の極地である「領域展開」の戦いを見せました。

漏瑚も領域展開を発動するも五条悟の領域展開には全く通用せずに敗北、この戦いを偽夏油と共に観察していた花御がによって救出され、なんとか逃げ延びることに成功しました。花御と漏瑚は、陀艮、真人、偽夏油と合流、五条悟の強さを認め、封印で動くことに合意しました。

『呪術廻戦』3巻のあらすじネタバレ

京都校の学長、生徒が東京校を訪問

姉妹校交流会に先駆けて、呪術高専京都校の楽巌寺学長が打ち合わせに東京を訪れ、東堂葵、禪院真依も東京校に現れます。

東堂は姉妹校交流会を楽しみにしていましたが、乙骨と三年生が出場しないことに不満を持ち、代役の一年生である伏黒に突っかかり、パンダ、棘も参戦して東堂を押さえ込む事態にまで発展しました。また、禪院真依相手には釘崎と真希が協力して対峙、真希と真依の双子姉妹の間にも歪な闇があることが明らかになります。

川崎の映画館で真人が活動開始

川崎の映画館で特級呪霊「真人」による事件が勃発、偶然にも薄暗い闇を抱えていた高校生吉野順平がその場におり、順平は真人に声をかけ、行動を共にするようになります。

映画館の事件は高専に連絡が入り、虎杖が一級呪術師の七海と共に調査にあたることとなりました。七海は五条と同じく上層部を嫌ってはいるものの、あくまで考え方は体制側であり、虎杖を術師として認めていないと告げます。映画館に残された残穢を追い、屋上で呪霊を撃破するも、正体が呪霊ではなく改造された人間だと判明します。この時、虎杖は趣味が悪すぎると怒りましたが、この反応を見て、虎杖は他人のために本気で怒れる人物だと七海は見直しました。

映画館の残穢は術師を誘い込むための罠であり、そのことに気付いた七海はまだ子供である虎杖を危険に晒さないため、伊地知と虎杖に吉野順平の調査を依頼し、自分一人で真人の拠点へと向かいます。

真人 vs 七海

映画館の後、真人は地下水路で吉野順平と時間を共に過ごしていきます。吉野順平の心の闇を否定し、望む復讐を実現するための力として「無為転変」を用いて順平の脳の構造を術士のものへ変え、呪力の使い方も教えていきました。また、真人も自身の術式の実験を繰り返して能力を把握していき、実験台として呪術師を誘い込む罠を張ります。

真人の誘いに応じたのが七海であり、二人は真人が拠点としていた地下水路で対峙、真人は改造人間と無為転変で攻勢を仕掛けて有利に戦いを進めますが、七海の「時間外労働」の縛りにより呪力が増加、術式開示による底上げをした上で、拡張術式を発動、真人は水路の壁の瓦礫の下に埋められてしまい、戦いはここで終わります。

七海は一度退避して伊地知にピックアップを依頼、真人は自分の魂の形を変えて瓦礫の下から脱出、様子を見に来た偽夏油と合流しました。

吉野順平と虎杖が対峙する

一方、吉野順平は虎杖悠仁と偶然知り合い、河川敷で映画の趣味が合い友達関係となります。そこに母の吉野凪が偶然通りかかり、虎杖が吉野家でご飯を食べることになると、二人はさらに親睦を深めていき良い友人になっていきました。

復讐に迷う順平は、虎杖に悪い人物と対峙した時に命を奪う選択肢を取るかと問い、虎杖はその選択をしたら、命の価値が曖昧になり、大切な人の価値までわからなくなると答えます。順平は虎杖の言葉を聞き、自らの復讐が大好きな母の魂を穢すことになるならできないと決め、復讐をしないことを決意しました。

しかし、偽夏油による策略で吉野家に宿儺の指が置かれると、それが原因で呪霊が集まり吉野凪が命を落とします。悲しみの濁流に飲まれた順平はそのまま真人に誘導されて復讐を決意、即座に実行に移し、学校の体育館で全校生徒を相手に行動を開始しました。

真人の狙いは順平と虎杖をぶつけて虎杖に宿儺優位の縛りを結ばせることであり、順平が行動を開始すると帳を降ろして学生の逃走を防ぎます。帳の発生を受けて窓から高専へ連絡が入り、虎杖は伊地知の制止を振り切って順平の学校へ向かい、二人は呪術師と呪詛士として対峙することとなりました。

『呪術廻戦』4巻のあらすじネタバレ

吉野順平が命を落とす

虎杖は吉野順平の術式「澱月」を相手に激しい戦いを繰り広げますが、虎杖が母の話題を出したところで順平の態度に異変が発生、二人は戦いを止めて起きた出来事について話し合って和解、虎杖は順平を高専に誘いました。

そのタイミングで真人が登場、真人は順平を無為転変で異形に変え、順平を救うために虎杖に宿儺優位の縛りを結ばせようとしますが宿儺はこれを拒否、結果順平は無意味に命を落とすこととなり、それを爆笑した真人と宿儺を見て虎杖は呪霊への決定的な敵対心を持つようになります。

戦いは真人と虎杖に移り、当初真人は魂を触れられない限りダメージを追わないことから余裕を見せていましたが、虎杖は宿儺を常に知覚していることで魂の存在を把握でき、真人にダメージを与えられる天敵であることが判明します。しかし、現時点の虎杖では真人に力が及ばず、無為転変による攻撃で劣勢に立たされ、魂に触れられてしまいました。

虎杖が無為転変の餌食になるところでしたが、虎杖の中には宿儺がおり、真人は自分の術式を虎杖に使用することができないことを悟ります。それでも真人優勢は変わりませんでしたが、七海が到着、戦いが仕切り直しとなりました。

真人を退けることに成功

真人は改造人間を用いて虎杖を剥がしますが、虎杖は覚悟を決めて改造人間の命を奪いすぐに戦場に戻ります。七海、虎杖の隙のない連携により真人は窮地に追い込まれますが、ここで領域展開を発動、七海だけを取り込み、七海は死を覚悟しますが歩んできた道のりに後悔はないと死を受け入れます。

しかし、領域の外から虎杖が侵入してきたことで、真人は無為転変で宿儺の魂に触れてしまい、深手を負い、かつ呪力が尽きる状態となってしまいます。七海は即座に真人を祓おうとしますが、逃走を許してしまい、虎杖が気絶したことで高専へと戻りました。

高専では、虎杖は自分で死の引き金を引いたことで、自分の価値基準に大いに悩み七海に相談しますが、七海は正面からの回答はせず、代わりに虎杖は大勢を救う呪術師だと虎杖のことを認めました。虎杖は、答えが分かるまでもう二度と負けてはいけないと、強くなる決意を胸に秘めます。

呪霊達は宿儺を味方につけるプランで合意

真人は偽夏油と共に特級呪霊達の元に合流、自ら宿儺の魂の格を知ったことで、偽夏油が提案する宿儺を味方につける案を推奨します。具体的な方法は、二十本ある指を集めて宿儺に献上するというものであり、真人も漏瑚もその結果として自分達が消滅する可能性が高いことを理解していましたが、漏瑚はこれを受け入れて承諾します。

呪霊達の意見が一致すると、偽夏油は早速高専保有の六本の指の回収に動き出し、そのために吉野順平の家に置いた宿儺の指を高専に回収させていたことを明らかにします。

京都姉妹校交流会が始まる

一方、高専では京都姉妹校交流会が始まり、虎杖が生きていたドッキリが披露され、釘崎に激しく怒られるも合流を果たします。

宿儺の器が生きていたことで、上層部に近い楽巌寺学長は京都校の学生達に虎杖抹殺を命じますが、一級呪術師の東堂葵だけはその命令を全く聞かず、交流会の団体戦が始まります。東京校の二年生は、開始直後に東堂が単身で突っ込んでくることを予想しており、全員で戦っても勝利が難しいため、時間稼ぎ要員として虎杖に東堂の相手を任せます。

虎杖に勝利は求められていませんでしたが、強くなることを決意してきた虎杖は勝つと宣言し、想定通り単独で現れた東堂に対して一対一の戦いを始めました。

『呪術廻戦』5巻のあらすじネタバレ

東堂が虎杖をブラザーと呼び始める

女性のタイプが一緒だったことで東堂は虎杖と仮想世界での青春を過ごし親友(ブラザー)と呼び始めます。楽巌寺学長による虎杖抹殺命令を受けた京都校の面々は、二人の戦闘中に割り込み虎杖を狙いますが、東堂の阻害によって加茂達は虎杖襲撃を断念、その場から散開していきました。

一方、東京校は伏黒と真希、パンダと棘と釘崎の二組に分かれていましたが、伏黒とパンダがそれぞれ京都校の動きの怪しさから虎杖抹殺を狙っていると読み、狗巻棘だけは呪霊撃破の任務を続け、残りのメンバーは全員開始地点に戻ることとなります。

その頃、二人だけになった虎杖と東堂は戦闘を再開しており、東堂は虎杖の高い戦闘能力と成長速度に恍惚となっていましたが、虎杖の逕庭拳だけは特級呪霊には通用しないと憤り、打撃にドンピシャで呪力を乗せる「黒閃」という技の修行を開始します。

真希 vs 三輪

スタート地点に戻った真希と伏黒は、加茂と三輪に遭遇、真希は三輪との一対一の戦いになります。

三輪は虎杖抹殺に乗り気ではなく真希に謝りますが、一方で、貧乏を理由に昇級の機会をいち早く得るため交流会の勝ちを譲る気はないと宣言、真希は三輪は良い奴だと感じながら戦闘を開始しました。

事前に真依から真希は万年四級術師で弱いと教えられ安心していましたが、三輪は真希の圧倒的なまでの強さに圧倒され劣勢となります。シン・陰流簡易領域「抜刀」を繰り出すも通用せず、三輪の刀を奪われて無力化されてしまいました。

伏黒 vs 加茂

一方、伏黒と加茂は戦いの場を建物内に移し、加茂は「赤血操術」、伏黒は「十種影法術」とどちらも御三家の相伝の術式での戦いを始めます。

加茂の赤血操術は、自らの血と血が付着した物を操ることのできる術式であり、遠中近どのレンジにも対応した戦い方を実現することができ、二人の戦いは拮抗していきました。

釘崎 vs 西宮

伏黒が加茂と戦闘に入る前、鵺の帯電攻撃で上空から落とされていた西宮の元には釘崎とパンダが登場、メカ丸が参戦してパンダと争い始めたことで、釘崎が西宮の相手をすることとなります。虎杖抹殺を企む西宮達に釘崎は激怒しており真依を侮辱して西宮を怒らせますが、西宮は女性が呪術師として生きることの大変さを説き、さらに御三家である真依はそれ以上の理不尽と戦っているんだと怒り返しました。

しかし、生い立ちや性別などで存在を評価することは、沙織ちゃんや虎杖のような善人が周囲から不条理な扱いを受けることを許容することと同義であり、釘崎は己の信念にかけて西宮に反発、西宮の術式「付喪操術」の対応に苦労していましたが、芻霊呪法「簪」で西宮の動きを制限、「共鳴り」で箒の機動力を奪うと、ピコピコハンマーでの一撃が入り、勝負が決まりかけました。

しかし、釘崎が追撃しようとしたところで禪院真依の狙撃が釘崎にヒット、釘崎は気絶してしまう結果となりました。

禪院真希 vs 禪院真依

狙撃をした真依の元に真希が到着すると、双子姉妹の戦いが始まります。幼い頃、禪院扇の双子の娘として誕生した二人は、特に真希が術式を持って生まれなかったこともあり、「双子は凶兆」として蔑まれて育っていきました。

それでも真希は常に堂々としており、妹の真依も姉のことが大好きで、真依はずっと手を離さないでとお願いし、真希はそれを姉妹なのだから当然だと受け応えていたのでした。しかし、禪院家の女性蔑視、相伝の術式を持たない人間への蔑視は苛烈を極め、真希は禪院家当主となり、真依の居場所を家に作るために禪院家を出て高専に入学します。しかし真依は辛い環境であれど真希と一緒にいたい気持ちが強く、自分を置いていったことにひどく傷ついていたのでした。

場面は戦いに戻り、真依の術式「構築術式」で銃の弾丸を創造して不意をつきますが、真希は術式を捧げた天与呪縛によるフィジカルギフテッドの才能を持っており、放たれた弾丸を素手でキャッチ、勝敗がつきました。

真依はどうして置いていったのかと真希に問い、真希は謝り、あのままだと自分を嫌いになっていたと答えてその場を去って行きました。

パンダ vs メカ丸

メカ丸はパンダに呪骸同士と言われたことで怒り、天与呪縛により広大な術式範囲と呪力出力を得た人間であることを明かします。

メカ丸の呪力出力は凄まじく、パンダは釘崎を庇いながらメカ丸の砲撃を受けて戦っていたため負傷を負いますが、パンダもただの呪骸ではなく、傀儡呪術学の第一人者である夜蛾学長の最高傑作、突然変異呪骸であることが発覚し、通常一つしか持たない核を三つ保有していることが判明しました。

メカ丸の砲撃によってお姉ちゃん核がダウンしたものの、お兄ちゃん核をメインにしてゴリラモードを発動、防御不能の攻撃をメカ丸に与えて勝利します。また、パンダは人間のことをキモいと思いつつも大好きだと考えており、メカ丸の望みが叶うように自分も力を貸すと話すと、二人も和解となりました。

特級呪霊花御が登場

パンダがメカ丸に借りたケータイは、伏黒の式神玉犬によって狗巻棘の元に運ばれ、狗巻から三輪へ電話、三輪が出た瞬間に呪言「眠れ」を発動して三輪を戦線離脱させます。ケータイを玉犬に戻した後、狗巻棘は危険な雰囲気を察知して警戒態勢になりますが、そこから楽巌寺学長が放っていた呪霊が登場しました。

しかし、既に呪霊は破れており、その背後から特級呪霊花御が登場、さらには真人と組屋鞣造が登場し、呪霊達の襲撃が開始されます。

『呪術廻戦』6巻のあらすじネタバレ

花御相手に学生達が奮闘

加茂と伏黒の戦いが佳境を迎えて屋外へ場所を移動した際、花御の攻撃を回避していた棘が登場、伏黒と加茂は状況の変化をすぐに察知して三人で協力して逃避行動を開始しました。同時に、組屋鞣造が嘱託式の帳を発動、五条悟が入れない代わりに他の全員が出入り自由となる効果が付与されており、楽巌寺学長と歌姫のみが帳の中に侵入、そこで組屋鞣造と邂逅します。

狗巻棘の呪言で花御の動きを止め、加茂と伏黒の連撃を与えて距離を取るという作戦で帳の外へ向かっていましたが、上位の特級呪霊である花御相手に狗巻の呪言は限界を迎え、動きを止められなかった花御によって伏黒の鵺が撃破、加茂も倒されてしまいます。最後の力で狗巻が呪言を発動し花御を吹き飛ばすと、三輪戦を終えてきた真希が登場、伏黒と真希のコンビでの戦いとなりました。

伏黒は陰から特級呪具游雲を持ち出して真希に渡し、見事な連携攻撃で花御と戦います。しかし、花御の圧倒的な戦闘能力には勝ることができず、二人とも戦闘不能状態となってしまいました。窮地に陥った二人の元に、虎杖と東堂、パンダの三人が到着、虎杖は伏黒に「大丈夫」と声をかけ、パンダが伏黒と真希を担いで外へ向かいます。

また、気絶した狗巻棘と加茂は、西宮が箒に乗せて帳の外へ運んでいきました。

虎杖が黒閃、東堂が術式で花御を追い込む

虎杖の黒閃の修行は続いており、黒閃を決めるまで虎杖が単独で戦うことになります。近接戦闘能力に優れる虎杖は花御相手でも遅れることなく戦うことができ、東堂の指導の甲斐もあって超集中状態へ移行、ついに黒閃を発動、呪力の核心を掴み呪術師として大きく成長することができました。

東堂も参戦すると、花御も二人との戦いに愉悦を感じ始めて攻撃を加速させていきます。しかし、東堂が術式「不義遊戯」を解禁すると、東堂と虎杖の連携攻撃に花御は追い込まれ、虎杖の四連続の黒閃を決められ、東堂の特級呪具游雲による全力の一撃を入れられてしまいました。

窮地に立たされた花御は、奥の手の「供花」と領域展開を発動しようとしますが、ここで帳が解除され、五条悟が参戦してきます。

五条悟が虚式「茈」を放つ

歌姫、釘崎、禪院真依の元に現れていた重面春太は五条悟の参戦を見て即座に逃亡、五条は戦況を見て花御と対峙している虎杖が成長していることを感じ、戦況的に最も危険な組屋鞣造の元に向かい、即座に行動不能の状態にしました。

その後、逃走を始めていた花御に対して、術式順天「蒼」と術式反転「赫」を合わせた虚式「茈」を花御に向けて放ち、規格外の攻撃で戦いを終わらせました。

『呪術廻戦』7巻のあらすじネタバレ

呪胎九相図一番〜三番が受肉

特級呪霊達の目的は、高専忌庫から特級呪物両面宿儺と呪胎九相図を盗み出すことであり、花御と呪詛士が帳の中で呪術師達の注意を集めている間、真人が高専忌庫に侵入し、二つの特級呪物を盗み出すことに成功していました。

呪胎九相図の一番から三番は、偽夏油と真人によって受肉を果たし、長兄である脹相の判断で呪霊側につくことを決めます。

真人達から八十八橋の呪霊が取り込んだ宿儺の指の回収を依頼されると、次兄壊相、三男血塗が向かうこととなりました。

伏黒が領域展開を発動し特級呪霊を撃破

虎杖、伏黒、釘崎の一年生トリオは呪霊討伐の任務に向かい、伏黒の出身中学で聞き込み調査、八十八橋の呪いが原因であると突き止めます。被呪対象者に伏黒の姉である津美紀もいると判明すると、伏黒は焦って単独行動に出ますが、虎杖と釘崎は伏黒の行動を見抜いており、三人で力を合わせて呪霊討伐に向かいました。

しかし、呪霊の領域に入ると呪胎九相図が登場、虎杖と釘崎が壊相と血塗の相手をすることとなります。領域の中に宿儺の指を取り込んだ特級相当の呪霊が登場すると、伏黒は八十八橋の呪いが発動したタイミングなどから、虎杖に宿儺が受肉したことで「共振」が起き、宿儺の指が目覚め始めていることに気付きました。

少年院の特級呪霊よりも強い呪霊相手に伏黒は劣勢となり諦めて奥の手を出そうとしますが、五条悟や宿儺との会話から自分の力を信じ、不完全ながらも領域展開を発動、特級呪霊の撃破に成功します。

呪胎九相図の血塗を撃破

呪胎九相図の壊相、血塗と対峙した虎杖と釘崎は、壊相の蝕爛腐術「翅王」によって追い込まれ、二人とも呪胎九相図の血液を体内に入れてしまいます。壊相と血塗の術式「朽(きゅう)」が発動されると、二人の体内で分解が始まり、その猛毒によって残り10分の命となってしまいました。

しかし、釘崎は自身に「共鳴り」を発動して壊相、血塗にダメージを与え、猛毒である宿儺の器たる虎杖は毒耐性があるため自在に動くことができ、油断していた血塗を圧倒します。壊相は血塗を助けるために「朽」を解除して勝利条件を手放すと、「翅王」を発動して二人に襲いかかりますが、ここで虎杖、釘崎の黒閃が決まり、釘崎によって血塗が撃破されました。

『呪術廻戦』8巻のあらすじネタバレ

東京校一年生、二年生が一級呪術師に推薦される

残った壊相も虎杖と釘崎の連携で撃破されますが、壊相が血塗のために流した涙は虎杖の心に残り、同時に二人が呪霊ではなく肉体があったことから、虎杖は自分の行いにある種の罪を感じ、釘崎は自分達は共犯であると一緒に罪を背負うことを決めます。

高専に戻った伏黒は釘崎にだけ「共振」のことを話し、虎杖のせいではないと庇いますが、虎杖には宿儺が既に伝えており、虎杖は伏黒が罪の意識を感じないように宿儺に口止めをしました。

その後、一年生の活躍を見て五条悟が冥冥に1,000万円を振り込むと、冥冥と東堂の連名で既に準一級呪術師となっている狗巻棘以外の東京校一年生、二年生メンバーを一級呪術師に推薦されました。

天元の依頼で五条悟、夏油傑が星漿体の保護と抹殺任務を請け負う

物語は五条悟が学生時代に移り、担任の先生であった夜蛾から天元様からの指名任務を伝えられ、五条悟と夏油傑が星漿体である天内理子の保護と抹消任務を受けることとなります。

天内理子は従者の黒井美里と共にホテルに身を寄せていましたが、呪詛士集団「Q」の襲撃が既に始まっており、五条と夏油は間一髪のタイミングで到着、「Q」の主戦力を撃破して天内と黒井を救出しました。

その様子を見ていた禪院甚爾は、孔時雨に誘われて盤星教からの仕事である星漿体抹殺任務を受けることを決意、前金を使って天内に懸賞金をかけ、五条悟を削るために呪詛士に襲撃をさせて行きます。天内の学校にも二人の呪詛士が現れ、五条と夏油が各個撃破しますが、従者である黒井が拐われてしまう結果となりました。

高専結界内で禪院甚爾の襲撃が始まる

黒井が誘拐された沖縄へ三人で向かい、盤星教信者から即座に黒井を奪い返した後、五条と夏油は天元との同化前、最後の時間を過ごす天内のために楽しい時間を用意します。元々一日だった予定も二日に延長し、この間五条は無下限呪術を常時発動し、睡眠も取らない状態で護衛をしていました。

天元との同化当日に沖縄から東京へ戻り、高専の結界内に戻ってくることができると、五条は天内にかけられた懸賞金の期限が終了したこと、結界内に戻ってきたことからここをゴールだと考え、術式を解除して油断してしまいます。

それを狙っていた禪院甚爾が五条を背後から襲撃、無敵のはずの五条に深手を負わせました。

『呪術廻戦』9巻のあらすじネタバレ

五条、夏油が敗北、星漿体が命を落とす

五条は天内達を先に薨星宮へ向かわせ単独で禪院甚爾と対峙しますが、甚爾は術式を捧げた天与呪縛により完全に呪力から脱却したフィジカルギフテッドであり、特級呪具「天逆鉾」を用いて五条を撃破します。

薨星宮では昇降機を降りた場所で天内、黒井がお別れを済ませると、夏油と天内だけが薨星宮本殿へと向かいましたが、夏油は事前に五条と相談していた通り、天内に同化を拒否して戻る選択肢もあると天内に提示、天内は初めて本音をみせ、もっと皆と一緒にいたいと夏油の手を取ろうとします。

しかし、五条を撃破してきた禪院甚爾が薨星宮に到着、黒井を撃破した後、天内の命を奪い、夏油と戦闘に発展しました。夏油は呪霊操術で紅龍と口裂き女を出しますが、甚爾には及ばず敗北してしまいます。

五条が甚爾を破り最強に成る

盤星教に天内の体を届けた禪院甚爾は、盤星教の拠点の外で撃破したはずの五条が生きて登場したことに驚きます。五条悟は絶望的な状況の中で呪力の核心を掴んで反転術式による治癒を実行、術師として大きく成長した状態で甚爾との再戦に臨んでいました。

五条悟の術式反転「赫」により飛ばされた甚爾は、予定外のことにも関わらず、自分を否定した呪術界の頂点を否定したいと考えてしまい、特級呪具万里ノ鎖と天逆鉾を用いて五条との戦いに臨みます。しかし、五条の虚式「茈」によって一撃で破れ、最後に息子の恵のことを五条に伝えて倒れました。

呪力の核心を掴んだ五条は一気に術師としての成長を進めていき、術式対象の自動選択や、術式の常時発動が可能となり、「最強」となったため、単独で任務をこなすようになります。同じく独りになった夏油は、歩みを進める五条とは反対に孤独の中で闇を深めていきました。

夏油傑が選択をする

盤星教の一件以来、夏油の中で非術師の価値が薄れていき、苦悶する中で九十九由基と出会います。九十九は、呪霊の生まれない世界を作る方法を探していると明かし、選択肢は「呪力からの脱却」もしくは「呪力のコントロール」だと夏油に教えます。

そして、後者の手段は人類全員が術師となれば済む話だと分かると、夏油は思わず非術師抹殺を言葉にしてしまい、九十九に最も簡単な選択肢と肯定されたことで動揺してしまいました。自分の本音を溢してしまった夏油は、九十九に非術師に対する価値判断を相談、九十九は何を本音とするかはこれからだと残し、去っていきました。

その後、灰原と七海が担当した任務が等級の誤りで二人が手に負えない土地神の呪霊と判明、灰原が命を落として戻ってくると、夏油は術師の道の先にあるのが仲間の屍の山である可能性に絶望していき、呪霊のいない世界により強い想いを持ち始めます。

そして、任務で向かった村で術師の双子の姉妹が非術師に不条理な扱いをしている状況に遭遇すると、夏油は非術師を排除する選択をし、自らの家族も手にかけ呪詛師となりました。五条、硝子とも別れを済ませ、孔時雨から盤星教跡地の宗教を紹介されると、その組織を乗っ取り、金と呪いを集め始め、戦いへと備えていきます。

メカ丸 vs 真人

場面は現代に戻り、歌姫の手引きで虎杖、伏黒、釘崎が内通者の可能性が高いメカ丸の元へ向かっていきました。しかし、本来メカ丸がいるはずの場所にいなかったことで、内通者がメカ丸であることが確定します。

メカ丸は自らの体を治療する代わりに内通者の役割を担っておりましたが、縛りで禁じていた京都校の人間への手出しを姉妹交流会で花御が破ったことで、渋谷事変の前に真人が治療を行うこととなります。

メカ丸の元に真人と偽夏油が現れると、真人の無為転変によってメカ丸の体が治癒され、メカ丸と真人の戦いが始まりました。

『呪術廻戦』10巻のあらすじネタバレ

メカ丸が命を落とす

メカ丸は究極メカ丸絶対形態を発動、巨大ロボに乗り込んだ状態で、天与呪縛で縛られた年月で得た呪力を放出する大破壊力を持った戦いを見せていきます。

メカ丸の勝利条件は真人を撃破し、偽夏油の降ろした帳を解除して五条悟に連絡を取ることであり、そのための準備を虎視淡々と進めてきていたのでした。通常攻撃が効かない真人対策として、メカ丸は三輪から見て盗んだシン・陰流簡易領域を込めた呪具を用意しており、真人の領域展開もこれで破ります。

しかし、全ての展開は真人の作戦通りであり、メカ丸は真人に破れて命を落とす結果となりました。

渋谷事変が勃発、五条悟が単独で戦闘開始

渋谷駅に帳が降りて渋谷事変が勃発すると、一般人の非術師が呪霊からの伝言「五条悟を連れてこい」を連呼、五条悟が単独で渋谷駅地下へと向かい、他の呪術師達が各入口を抑えて呪霊の逃亡を防ぐ役割分担で戦いが始まりました。

地下5Fでは五条悟が漏瑚、花御、脹相と遭遇、特級呪霊達の目的は偽夏油の獄門彊による五条封印を実現するため、20分程度五条を戦闘に集中させることでした。

五条悟の術式と領域展開を防ぐために、地下5Fには大量の一般人を用意しており、さらには無下限対策として漏瑚と花御は領域展延を発動しましたが、基本的な呪力操作と体術だけで五条は特級呪霊を圧倒、花御をあっという間に祓ってみせました。

明治神宮前駅から真人が渋谷へ向かう

青山霊園には虎杖、冥冥、憂憂の三人がおり、渋谷駅同様に明治神宮前駅にも帳が降りたため急行、冥冥の黒鳥操術で索敵し、改造人間が地下4F、一般人は地下5F、帳を降ろしている呪霊が地下2Fにいると分かり、三人は二手に分かれ、冥冥と憂憂は改造人間、虎杖は呪霊を相手にすることとなりました。

地下2Fで蝗GUYと対峙すると、虎杖は問題なく撃破して嘱託式の帳を破壊、冥冥と合流した際には既に一級呪術師の力があると褒められます。

一方その頃、真人は明治神宮前駅の地下5Fで一般人を無為転変で全員改造人間に変えており、列車に入れて渋谷へ向かいました。花御が撃破された後で真人が改造人間と共に渋谷に到着、改造人間による一般人の蹂躙が始まってしまいます。

『呪術廻戦』11巻のあらすじネタバレ

五条悟が封印される

一般人が少なく成ると、4階から落とされる形で補充されていき、漏瑚、真人、脹相は非術師の数が減ることを気にすることなく攻撃を初めていきました。

呪霊達の目的は、五条が現状を打破するためには領域展開を使うべきか悩ませ、この戦いに集中させることであり、同時に五条悟は自分によって非術師の被害が出ることを想定していないため、領域展開を出さずに目標の20分も稼ぐことができるだろうと考えていたのでした。

しかし、五条は0.2秒の領域展開を発動、その結果呪霊達も含めて全員意識を失い、五条はその間の299秒で改造人間1,000体を全て撃破します。その戦いへの没頭が終わった瞬間、偽夏油が獄門彊を開門、偽夏油がついに五条の前に姿を現すと、不意を突かれた五条の脳内時間で1分間が過ぎ、獄門彊の封印に五条が囚われてしまう結果となりました。五条は、最後に偽夏油の正体が夏油ではなく別の呪詛士であると暴き、封印されます。

また、五条悟が封印されたことでミニ丸が発動、呪霊達の元にいた一体は五条が獄門彊に抵抗している姿まで確認して破壊されますが、虎杖の元に一体が五条封印を伝えることとなりました。

呪霊達の勝利条件の一つである五条悟封印が成ったことで、真人は宿儺なしでも勝率が五分五分と成ったことを確認、呪霊らしく欲望のまま戦うことを提案、虎杖撃破を提示します。確実な呪霊勝利を目指す漏瑚はあくまで宿儺復活を考えており意見が対立、どちらが先に虎杖と巡り合うかで行動を決めるゲームをスタート、偽夏油以外の全員が地下を出て渋谷駅を徘徊していくことになります。

呪霊達が地下を出ていった後、四階の協力者として動いていた美々子と奈々子が偽夏油に夏油傑の体を返すように求めますが、縛りではない約束であったため、偽夏油はこれを拒否、美々子と菜々子もまた別の行動を開始しました。

戦局が動き出す

五条悟が封印されたことを呪術師達に伝えるため、虎杖が明治神宮前駅から渋谷駅へ向かうこととなり、明治神宮前駅の地下に現れた呪詛師の相手を冥冥と憂憂が担当することになります。

渋谷駅側の状況も変化が発生しており、四枚の帳が降りると共に改造人間による非術師への襲撃が開始され、帳の外で待機していた各班も帳内への突入を開始しました。術師が帳の中に入ったため、連絡網を補助監督達築くこととなりますが、要となる伊地知が裏梅の指示により重面春太の襲撃に遭い重傷を負ってしまいます。

ここでようやく虎杖が渋谷駅に到着すると、大声で五条封印を呪術師達に伝え、七海班と合流、七海は一度帳の外で五条悟救出のための手配をする間、猪野、伏黒、虎杖で術師が入れない帳の解除を担当することとなりました。

オガミ婆の術式により禪院甚爾が復活

帳は虎杖の全力打撃でも破ることができないことから、結界の外に術師がいる縛りで帳が張られていると判断、最も目立つ渋谷Cタワーの屋上にいた呪詛士オガミ婆、粟坂の元へ伏黒の鵺で向かいます。ワイヤーを用いて二人を分断すると、虎杖と伏黒が地上に落ちた淡坂と対峙、オガミ婆の相手を猪野が単独ですることとなります。

猪野は七海からすぐに準一級術師になれると認められていた術式「来訪瑞獣」を用いてオガミ婆の孫と戦闘を開始しますが、孫が時間稼ぎをしている間にオガミ婆の準備が整い、降霊術で禪院甚爾の肉体情報を降ろすと、圧倒的な戦闘能力の前に猪野は一瞬で敗北してしまいます。

伏黒、虎杖が粟坂を撃破

地上では、タワーから高架に落下して無傷の粟坂に対して虎杖、伏黒のコンビで挑みますが、特級にも通じる玉犬の爪、虎杖の全力でもダメージを与えることができない状況になります。

しかし、伏黒が粟坂の術式が「あべこべ」だと見抜くと虎杖と伏黒の連携で撃破してみせました。

『呪術廻戦』12巻のあらすじネタバレ

虎杖が脹相に敗北

禪院甚爾に敗北しタワー屋上から落下してきた猪野は虎杖がキャッチ、伏黒が一度猪野を治療部隊に預けるため帳の外へ向かうこととなり、虎杖は単独で渋谷駅へ向かいます。途中で改造人間に襲われる渋谷の人々と遭遇しますが、狗巻棘が登場、呪言で全員の動きを止めて騒ぎを収めました。

駅構内で虎杖が脹相と遭遇すると、近中遠全てに対応する赤血操術を用いる脹相と対峙、虎杖は劣勢に追い込まれますが、ここでスリープモードからミニ丸が復活、ミニ丸の提案でトイレに逃げ込んでトイレ中を水浸しにし、スプリンクラーも発動させて赤血操術の百歛の発動を防ぐ作戦をとります。

虎杖の得意な近接戦闘に引きずり込みますが、虎杖は脹相に力負けで敗北、しかし虎杖の死を直前にして脹相が存在しない記憶を思い出し、混乱でトイレから出ていきます。気絶した虎杖の元には奈々子と美々子が現れ、何かの行動を開始しました。

七海が重面春太を撃破

虎杖達と分かれた後の七海は、重面春太に襲撃された伊地知を発見、その後も補助監督が数人命を奪われているのを見ながら、その痕跡を追っていきました。

帳の中に突入していた禪院直毘人の班は、新田明が伊地知と連絡を取れなくなったことで異変を感じ、釘崎と新田明が地上へ戻ることとなります。伊地知の元へ向かう途中、松濤文化村ストリートで重面春太と遭遇すると、釘崎が重面春太と対峙している間に、新田明は建物内を経由して伊地知の元へ向か王都しますが、春太の呪具の襲撃によって新田明は負傷してしまいます。

春太を追って建物内に侵入した釘崎も重面春太の呪具に意表を突かれてダウン、窮地に立たされますが、ここで七海が到着、補助監督への襲撃に対して激怒しており、重面春太を一瞬で粉砕して見せました。その後、七海は帳の中にいて五条悟封印の情報を知らなかった釘崎達に情報を共有、自身は禪院直毘人らと合流して地下へ向かうと判断、釘崎は足手まといと同行を拒否します。

冥冥、憂憂が特級呪霊を撃破し偽夏油と対峙

明治神宮前駅地下で冥冥と憂憂は呪詛師を撃破、帳が上がったことを確認してそのまま渋谷駅ホームへと向かいます。すると、偽夏油が登場して特級特定疾病呪霊「疱瘡神」を顕現、領域展開と墓&カウントダウンの術式攻撃で冥冥が負傷しますが、憂憂がシン・陰流簡易領域で呪霊の術式の必中効果を破り、反撃態勢を整えた冥冥が黒鳥操術「神風」で呪霊を撃破、再び偽夏油と邂逅しました。

禪院直毘人、真希、七海が陀艮と遭遇

禪院直毘人、真希、七海は井の頭線から渋谷駅地下を目指し、特級呪霊陀艮と遭遇します。陀艮は呪胎から変態を果たし、直毘人達の前に立ちはだかりました。

『呪術廻戦』13巻のあらすじネタバレ

特級呪霊陀艮を禪院甚爾が撃破

変態した陀艮に対し、最速の術師である禪院直毘人が術式発動しようとする陀艮の動きを全て潰していきますが、陀艮はお腹に呪印を刻んで領域展開「蕩蘊平線」を発動、必中効果の魚の式神の攻撃で直毘人、七海、真希に攻撃を仕掛けます。領域対策を持たない七海、真希は負傷、直毘人だけは対領域の秘伝「落花の情」を発動して防ぎますが、陀艮は術式解放「死累累湧軍」で直毘人と七海を襲撃、際限なく湧き出る式神で二人を襲いました。

真希の元には陀艮が直接向かいますが、このタイミングで伏黒が領域展開で侵入、陀艮の必中効果を消滅させ、特級呪具游雲を真希に渡します。游雲での真希の一撃で陀艮にダメージを与えている間に、「死累累湧軍」から逃れた直毘人と七海が合流、伏黒が領域の外に出れば陀艮は連続で領域展開をできずに勝てると説明、領域に穴を開けて全員で脱出する作戦を立てますが、伏黒が開けた領域の穴から禪院甚爾が登場してしまいます。

禪院甚爾はオガミ婆の降霊術によって復活、孫の呪力が切れれば降霊も終わる予定でしたが、禪院甚爾は完全な呪力からの脱却を果たしていたため術式が終了せず、本能のまま強者と戦い続ける暴走状態となっていました。特級呪具游雲を真希から奪うと容易に陀艮を撃破、領域が閉じ、伏黒を次の狙いに定めて外に連れ出します。

宿儺が渋谷で目覚める

直毘人達の元には漏瑚が登場、陀艮を悼んだ後、七海、真希、直毘人は全員漏瑚の術式によって焼かれる結果となりました。漏瑚が三人にトドメを刺す前に、漏瑚は宿儺の気配を感じてすぐに現場に移動、美々子と菜々子が宿儺の指を虎杖に飲ませた現場に遭遇します。

漏瑚は美々子と菜々子を制した後、十本の指を一気に虎杖に飲ませ、一時的に体の支配権を宿儺のものへとしました。宿儺は指の本数分だけ話を聞くと提案し、美々子と菜々子は偽夏油抹殺を依頼、その代わりに指一本の在り処を教えると伝えますが、宿儺に指図したことで命を落としてしまいます。

漏瑚は肉体の主導権を得る縛りを作ることを求めますが、宿儺には宿儺の計画があると反論されて聞き届けられませんでした。しかし、指の礼として一撃でも入れられたら呪霊の下につくと提案され、漏瑚と宿儺の戦いが始まることになります。

伏黒が重面春太の奇襲に倒れる

禪院甚爾に連れ出された伏黒は、脱兎を出して家入硝子の元に向かいながら、一か八かの捨て身の作戦を立てます。その計画は禪院甚爾の天与呪縛によって破られますが、ここで甚爾が正気を取り戻し、伏黒の苗字が禪院でないことを確認した後、よかったなと言葉をかけて自ら術式を終わらせました。

その後、伏黒は硝子の元へ向かおうとしますが、重面春太の背後からの奇襲を受けて倒れてしまいます。

漏瑚と宿儺の戦いが展開

日下部とパンダの二人で構成される日下部班は、日下部が危険な地下に向かいたくないという理由により、帳の外でまだ建物内を調査しており、ここに夏油傑の意思を継ぐ呪詛士の集団が現れます。

夏油傑の肉体が羂索に奪われるまでの間は、祢木と菅田、ラルゥ、菜々子と美々子は家族同然に過ごしていましたが、夏油傑の肉体を取り戻すことに執着する美々子と菜々子に対し、夏油傑の意志を継ぐことに執着する祢木と菅田は意見が対立、ラルゥの仲裁でそれぞれ別行動を取っていたのでした。

日下部と呪詛士達の戦いが始まりかけましたが、宿儺と漏瑚の戦いが巻き込まれ、極ノ番「隕」が降り注いでしまいます。隕石の上で宿儺と漏瑚は最終決戦、宿儺は「■」「開(フーガ)」で漏瑚と対峙しました。

『呪術廻戦』14巻のあらすじネタバレ

漏瑚敗北

最後の戦いは宿儺が圧勝、漏瑚は燃えていきますが、宿儺から千年前戦った中では漏瑚はマシな方、お前は強いと褒められると、最後は涙を流して終わります。

戦いの後、宿儺の元に裏梅が現れ再会を果たしますが、魔虚羅の出現を察知した宿儺はその場を去ることを決断、裏梅は寂しがりますが、宿儺が自由になるのは近く、準備を怠るなと伝え、またなと再会の約束をして去っていきました。

宿儺が魔虚羅を撃破

伏黒は致命傷を負ったことでここまでと判断、重面春太に十種影法術の術式開示を行い、魔虚羅の調伏の儀式に重面春太を巻き込みます。伏黒は一瞬で敗北し、魔虚羅の矛先は次に重面春太に向かいましたが、宿儺が重面春太を間一髪で救出、状況を把握して伏黒を反転術式で治癒しました。

保留されている伏黒の死をなかったことにするため、部外者の宿儺が魔虚羅を撃破することになります。魔虚羅は「退魔の剣」と事象への適応で宿儺相手に善戦するも、宿儺が領域展開を発動、半径140m以内の空間の全てを消滅させ、唯一残った魔虚羅相手に「■開(フーガ)」が放たれて消滅することとなりました。

重面春太は奇跡を貯める術式を保有していましたが、七海戦で既に使い果たしており、宿儺により命を奪われます。宿儺は伏黒を家入硝子の元に届けた後、元の場所に戻って虎杖に変わりました。

虎杖 vs 真人が始まる

虎杖は宿儺が引き起こした惨劇により自分の存在を否定し始めますが、惨劇に報いるためにも、より多くの呪霊を祓おうと決心、精神的に追い詰められた状態で渋谷駅地下へと向かいます。

漏瑚の一撃を受け瀕死状態の七海は、単独で地下へ向かおうとしますが、改造人間に囲まれ、戦いの先で真人と遭遇して最期の時を迎えます。幻影の中に灰原が現れると、七海は虎杖への呪いの言葉と分かっていながらも、虎杖に後を託し、虎杖の目の前で真人の無為転変によって命を落としました。

虎杖と真人の激闘がついに始まりますが、天敵である虎杖に対し真人は冷静に戦いを進め、距離を取って改造人間を中心に戦いながら、虎杖の心を抉っていきました。

真人の無為転変が釘崎を襲う

釘崎は家入硝子が渋谷にいることを知り、新田明の制止を振り切って渋谷駅へと向かい、その途中で分身体の真人と遭遇、戦闘に発展します。

真人は釘崎の攻撃は通じないと油断していましたが、釘崎の「共鳴り」は真人に効果抜群、真人の分身体を通して本体にダメージが入り、それが分身体へフィードバックされ、虎杖の方にいる本体と釘崎の前にいる分身体のどちらにもダメージを与えることに成功します。

分身体で術式も使えないことが見破られると、分身体の真人は逃走を選択、渋谷駅地下にいる本体との合流を目指します。真人は本体と分身体をすれ違いさせ、術式を使える本体で釘崎の顔面を触り、無為転変を発動しました。

『呪術廻戦』15巻のあらすじネタバレ

東堂が参戦し心が折れた虎杖が復活

釘崎は無為転変の犠牲になると、脹相戦の敗北、宿儺による惨劇、七海の死亡、釘崎の犠牲によって虎杖の心は限界を迎え、これを狙っていた真人はここで黒閃を発動、虎杖は追い詰められてしまいます。呪力が尽きる寸前で東堂葵、新田新が登場して虎杖を救出、新田新が術式で釘崎、虎杖の処置を施しました。

虎杖はもう立ち上がることはできないと東堂に感情をぶつけますが、東堂は、呪術師は全員で呪術師であり、個人の輪廻の中に存在を語ることは冒涜であり、自分たちが立ち続ける限り、繋ぎ続ける限り呪術師は敗北ではないと教えます。そして、何を託されたのかと虎杖に問い、答えが出るまで歩みを止めないことが生きる呪術師へのせめてもの罰だと伝えられると、虎杖は自分の存在意義を呪術師という大きな存在の一つの歯車であると認定、七海の分まできちんと苦しむと決意し、復活を果たしました。

東堂も黒閃を発動、三人とも120%のポテンシャルを発揮できる状態となり、戦いは佳境へと向かっていきます。

虎杖、東堂の前から真人が逃走

真人は「幾魂異性体」「0.2秒の領域展開」を発動して攻撃を仕掛け、東堂は九十九由基直伝の簡易領域で身を守りますが左手を失う結果となります。

三人は黒閃の応酬を続けますが、ここで真人がついに魂の本質を掴み「遍殺即霊体」に変身、呪霊として別次元とも言える存在に成りました。真人の状態を見て虎杖は最大呪力出力の黒閃を決める必要があると判断、虎杖、真人もボロボロの状態になりながら最期の攻防が始まります。

進化した真人に対し、虎杖は完璧にモノにした逕庭拳でバランスを崩し、さらに東堂が連携して真人に好きを作ると、虎杖が全力の黒閃を打ち込み、真人は「遍殺即霊体」が解除、改造人間のストックもない窮地に立たされます。

虎杖は自分が歯車の一つであることを伝え、意味も理由もなく呪いを祓い続けることを誓うと、真人は逃走しますが、その先で偽夏油が現れてしまいました。

偽夏油が真人を呪霊操術で玉に変える

虎杖は偽夏油の姿を見て、五条悟を封印した獄門彊を渡すように詰め寄りますが、偽夏油の呪霊操術によって圧倒されてしまいます。二人の戦闘の隙をつき、真人は偽夏油に触ろうとしますが、躱されてしまい、真人は偽夏油の呪霊操術によって玉に変えられてしまいました。

京都校の面々が東京へ向かう

最後のミニ丸は三輪の元にあり、メカ丸は最期の時間を三輪との会話に使います。自分が弱いために方法を間違え、間違いを突き通すこともできなかったとメカ丸は話しました。メカ丸は最後に三輪への愛を告白、別れの言葉を伝えます。三輪はメカ丸との別れを全力で拒絶しますが、メカ丸は失われ、東京へ向かう新幹線の中で三輪は号泣することとなりました。

『呪術廻戦』16巻のあらすじネタバレ

偽夏油が遠隔の無為転変を発動、東京23区が壊滅

偽夏油が呪霊操術で真人を取り込んだ後、渋谷に到着していた京都校の面々の総攻撃が始まりますが、偽夏油には通用せず極ノ番うずまきを発動、真人の術式「無為転変」を抽出して自らのものとします。うずまきによって射出された呪力からは日下部がシン・陰流を用いて生徒達を守っており、パンダもゴリラモードで戦場に到着しました。

脹相も合流すると、偽夏油の姿を見て母を弄んだ加茂憲倫だと気付きますが、偽夏油側には裏梅が到着、脹相は赤血操術、パンダがゴリラモードでの攻撃を仕掛けようとしますが、裏梅の氷凝呪法「霜凪」で全員動きを封じられる結果となり、虎杖以外の人物への攻撃が発動したタイミングで九十九由基が登場、九十九と偽夏油の問答が始まります。

夏油傑が学生時代に九十九が問うた呪霊を世界からなくす方法について、九十九の選択は呪力からの脱却、偽夏油の選択は呪力の最適化と意見が対立、九十九の目的は平和であり偽夏油の選択肢は天元の結界を用いるために呪力を日本が独占することとなり諸外国との軋轢を生むと指摘しますが、偽夏油は目的が違うと反論し、自らの目的は人間という呪力の形の可能性の追求だと明かしました。

呪胎九相図は偽夏油の研究成果ではあるものの、自分の中から生みでた物では自分の可能性の域を超えられないと感じ、偽夏油は自分から離れた混沌を作ることを決断、虎杖のように呪物を取り込ませた者、術式を持っている非術師を対象に遠隔の無為転変を発動、1,000人の術師を誕生させ、命の奪い合いをさせると宣言します。

さらに、偽夏油によって1,000万体以上の呪霊が世に放たれると東京23区は壊滅、呪術界上層部は五条悟を永久追放、夜蛾の死罪、虎杖の死刑執行を決定、乙骨が日本へ戻り虎杖の死刑執行役となりました。また、狗巻棘は宿儺の伏魔御廚子に巻き込まれて左手を失い、今も呪力を封じている状態であることが明らかになります。

禪院直哉&乙骨 vs 虎杖&脹相

禪院直毘人は渋谷事変での漏瑚の攻撃から回復できず、京都の禪院家で息を引き取ります。禪院直哉、扇、甚壱の元で遺言が読まれると、直哉が27代当主と定められ、呪具含めた全財産は扇と甚壱の承認を得た上で直哉が運用することとなります。

しかし、五条悟の意思能力紛失の場合、甚爾との誓約状を履行して伏黒恵を当主として全財産を譲ると遺言状に書かれており、直哉ではなく伏黒恵が27代全員家当主となりました。禪院直哉はこれを不服とし、虎杖、伏黒の二人をまとめて抹殺するため東京へ向かいます。

虎杖は宿儺が引き起こした惨劇、計画、力の増大を感じて高専に戻らない決断、脹相と街に残り呪霊を祓う日々を送っていました。渋谷で両面宿儺を11本取り込み、真人戦を通じてさらに強くなっていましたが、禪院直哉と乙骨が登場し戦闘開始、虎杖は自分の存在に疑問符があるため最後までボルテージが上がらず、特級呪術師である乙骨に敗北、一度命を落としてしまうこととなります。

脹相は赤血操術を用いて直哉に勝利するも、虎杖を撃破してきた乙骨に一瞬で敗北してしまいました。

本ページの情報は2022年01月18日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。

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