鬼滅の刃

【鬼滅の刃】煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)とは?心に太陽のような炎を宿した偉大な炎柱

鬼滅の刃心に炎を宿した偉大な炎柱 煉獄杏寿郎 母・瑠火の教えと約束
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「鬼滅の刃」煉獄杏寿郎は、心に太陽のような炎を宿し、死してなお鬼殺隊の運命を大きく変えた偉大な炎柱です。

杏寿郎の名言「心を燃やせ」の元となった母・瑠火の教えと約束、鬼殺隊入隊から柱になるまで、強さと呼吸、日輪刀、人物像など、鬼滅の刃の煉獄杏寿郎を詳しくご紹介します。

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『鬼滅の刃』煉獄杏寿郎のプロフィール

名前 煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)
立場 炎柱
家族 父:槇寿郎(元炎柱)
母:瑠火
弟:千寿郎
呼吸 炎の呼吸
誕生日 5月10日
年齢 20歳
身長 177cm
体重 72kg
出身地 東京府荏原郡駒澤村(世田谷区桜新町)
趣味 能、歌舞伎、相撲観戦
好きなもの さつまいもの味噌汁
特徴 ・面倒見が良い
・好きな弁当のおかず:鯛の塩焼き
・好きなご飯:さつまいもご飯
・さつまいもを食べるときは「わっしょいわっしょい」と言う
・千寿郎のスイートポテト(レシピは蜜璃)でも「わっしょい」と言う
・鎹鴉の名前は「要(かなめ)」、雄、炭治郎を煉獄家へ導いた
CV(声優さん) 日野聡

『鬼滅の刃』煉獄杏寿郎とは?

太陽のような炎を心に宿した炎柱

煉獄杏寿郎は、太陽のような炎を心に宿し鬼舞辻無惨を撃破する運命に導いた炎柱です。

煉獄杏寿郎は少年時代に母・瑠火を亡くしますが、母には「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務」と教えられており、悪鬼を燃やし、人を照らす、心に太陽のような炎を宿した炎柱になるようにと約束していました。

大好きだった母との約束を心の大切な場所に置いた杏寿郎は、瑠火を失ったことを契機に冷たくなった父・槇寿郎が稽古をつけてくれなくなっても、三冊しかない炎の呼吸の指南書を熟読し自らを鍛えに鍛え上げて炎柱に成長、人を深く愛する強く気高い精神を持った柱として、鬼舞辻無惨を撃破する運命に鬼殺隊を導いていきます。

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『鬼滅の刃』煉獄杏寿郎の人物像・性格

人を優しく照らす深い愛情

煉獄杏寿郎は、人を愛し太陽のように優しく照らす気高い精神の持ち主です。

元来環境を選ばず歪むことのない強い精神の持ち主でしたが、少年時代の母・瑠火の教えと約束が杏寿郎の心に芯を入れました。たとえ誰からも認められず惨めであろうとも、人を守るという鬼殺隊の責務を全うしており、無限列車では200人を超える乗客を文字通り命を賭けて守りきっています。

また、人の感情の機微には敏感で気遣いができるため、柱からも好かれ、隊士からは兄貴分として慕われていました。時透無一郎が霞柱となった時も共に頑張ろうと温かく励ましており、無一郎は記憶を取り戻した後、杏寿郎の鍔を見て人知れず涙を流しています。

魘夢の夢では、炎柱になっても父・槇寿郎は喜んでくれなかったため、千寿郎を抱きしめて兄弟二人で寂しくとも頑張って生きていこうと伝えており、父の態度に杏寿郎の心が傷付かなかった訳ではなかったと明らかになっています。杏寿郎の優しさは傷付くことを知っているからこそであり、善逸が聞いた音でも「傷付いた心を叩いて叩いて立ち上がってきた人」だとされています。

心を燃やして自らを叩き上げる

また、杏寿郎は自らの心の炎を燃やし自分自身を叩いて叩いて鍛え上げてきた人物です。

幼少期に母・瑠火に聞かされた理想の炎柱像に近づくため、自分自身の弱さ、不甲斐なさに何度打ちのめされても、心を燃やして進み続けきました。

杏寿郎の強く気高い精神は無限列車の戦いを経て、炭治郎や伊之助、善逸、禰豆子へと次代に受け継がれていきます。杏寿郎が残した言葉・生き様は死してなお何度も炭治郎達の心を励まし続け、これが炭治郎達の成長を促し、鬼舞辻無惨を撃破する未来へと繋がっていきました。

面倒見が良い

煉獄杏寿郎は一見とても風変わりな人物に見え実際そうですが、鬼殺隊の隊士からは慕われ柱からは好かれています。

面倒見の良さは凄まじく、かつては甘露寺蜜璃を継子として育て、無限列車では炭治郎達を全員まとめて自分の継子にして鍛えてあげようと提案しました。隊士達からは兄貴分として頼られており、当時継子がいなかったのは他の柱と同様に稽古が厳しすぎてついていけないからであり、変な人だと避けられていたからではありません。

人を率いる能力も高く、無限列車では状況を即座に判断して自分も含め誰がどう動くべきかを判断して指示、さらに自分の失態を素直に受け止め反省する資質も持ち合わせていました。

頭の切り替えが速い

煉獄杏寿郎は即座に結論を出したい性質と頭の切り替えの速さという資質を持ち合わせています。

頭の切り替えの速さは尋常ではなく、感情の持ち越しもないため、柱合会議では炭治郎・禰豆子の存在を断固反対していましたが、一度お館様の意見を受け入れ炭治郎達の存在を認めると、無限列車ではすごく良い笑顔で対応、継子にしてあげようとまで提案しています。

また、結論を出すのが速いため「日の呼吸」について聞かれても即座に知らないと伝えて話題を終了、炭治郎を置いてけぼりにしました。

煉獄杏寿郎の話題の切り替えの速さについていけないことは頻繁に発生しており、どこを見ているか分からない目の効果もあり、周りには人の話を聞いていないのではと思われることもありますが、本人は至って真面目に聞いています。

『鬼滅の刃』煉獄杏寿郎の名言

老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ

胸を張って生きろ、己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと、心を燃やせ、歯を喰いしばって前を向け、君が足を止めて蹲っても時間の流れは止まってくれない、共に寄り添って悲しんではくれない

『鬼滅の刃』煉獄杏寿郎の呼吸・強さ

炎の呼吸

煉獄杏寿郎は「炎の呼吸」の使い手です。

煉獄家は代々炎柱を輩出する歴史ある鬼狩りの一族であり、歴代炎柱の書とは別に「炎の呼吸の指南書」が所蔵されていました。

母・瑠火が亡くなってからは父・槇寿郎の指導を受けられなくなったため、杏寿郎は三冊しかない指南書を熟読、鍛錬に鍛錬を重ねて炎の呼吸を極めるに至っています。

鍛え上げた肉体と精神

また、肉体と精神は鍛錬に鍛錬を重ねて叩き上げており、柱の中でも上位、炎柱になる前の状態でさえ不死川実弥の猛攻を涼しい顔で完全に防いでいます。

十二鬼月・上弦の参「猗窩座」からは杏寿郎が練り上げた闘気が「至高の領域に近い」と絶賛されており、もしも杏寿郎が生存していた場合は「痣」や「赫刀」はもちろん「透き通る世界」にも容易に入れるようになったと思われます。

煉獄杏寿郎の日輪刀

煉獄杏寿郎の日輪刀は、燃えたぎる炎のような赤色の刃をしたものです。

鍔は炎の形を模しており、形見として千寿郎が受け取りましたが、炭治郎に受け継がれ継国縁壱の日輪刀に装着されました。

『鬼滅の刃』煉獄杏寿郎の主な活躍

鬼滅の刃「煉獄零話」の煉獄杏寿郎

誰かのために最期まで戦う立派な人物になると誓う

煉獄杏寿郎は、父・槇寿郎に杏寿郎も千寿郎も大した才能はないのだから炎柱などには慣れない、夢を見るなと冷たく当られます。

杏寿郎は父の言葉を受け、誰からも認められる才能がなければ夢を叶えようとする努力や、誰かを助けたいと考える想いには何の価値もないのだろうかと疑問に思いました。煉獄杏寿郎は鬼殺隊となって初めての任務へ向かいますが、出発直前に熱心に鍛錬に打ち込んでいた千寿郎の言葉から、最終選別で助けた力のない同期の姿を思い出しました。

同期の鬼殺隊隊士は、煉獄杏寿郎が初任務で向かった鬼が撃破した九名の鬼殺隊隊士、四名の童の中に入っていましたが、命を終える直前に指文字で鬼の能力を伝えており、杏寿郎はこれによって鬼の血鬼術にかからず勝利を得ます。

父の言葉を受けて浮かんだ疑問は霧消、例え才能がなくとも努力や想いは尊く価値があり、だからこそ煉獄杏寿郎は生存、自分も散っていった仲間達と同じように、いつか誰かのために最期まで戦う立派な人物になりたいと誓いました。

鬼滅の刃「煉獄外伝」の煉獄杏寿郎

十二鬼月・下弦の弐「佩狼(はいろう)」を撃破

煉獄杏寿郎が継子として鍛えた甘露寺蜜璃が半年で最終選別を突破、久しぶりに煉獄家を訪ねてきた甘露寺に稽古をつけ鬼殺隊隊士となったお祝いの羽織を贈ります。鎹鴉からの伝令で炎柱に柱合会議の招集がかけられますが、父・煉獄槇寿郎は行かないと主張、代わりに杏寿郎が産屋敷邸へ向かうこととなりました。

柱合会議では半年前よりも柱の人数が減って柱不足が議題と上がっており、煉獄槇寿郎の状態について問われます。杏寿郎は槇寿郎が母・瑠火を亡くしてから気力を保てなくなったと報告、古参の柱の槇寿郎が現状戦力にならないことに柱からも不服を唱えられますが、杏寿郎は自分も炎柱になれば父もきっとやる気を取り戻すと主張しました。

柱を軽んじられたと見られた不死川実弥が杏寿郎の腕試しをしますが、杏寿郎は実弥の攻撃を全て防ぐことに成功、産屋敷耀哉から柱となるために帝都付近に出没しているという噂の十二鬼月の撃退を命じられます。煉獄杏寿郎は甘露寺蜜璃ら10名程度の部下を連れて帝都を捜索、父・槇寿郎に恨みを持つ十二鬼月・下弦の弐「佩狼(はいろう)」と対峙しました。

影を操る血鬼術で無数の銃火器とダイナマイトを用いる佩狼に杏寿郎は苦戦を強いられ、人間の弱さを惨めだと罵られますが、杏寿郎は例え認められず惨めでも鬼から人を守るために戦うのが鬼殺隊であり、自分はその責務を全うすると主張、心の中に母・瑠火の言葉を思い起こし、心を燃やして佩狼を撃破、この勝利によって炎柱となります。

鬼滅の刃「柱合会議編」の煉獄杏寿郎

柱合会議で炭治郎、禰豆子の処分に賛同

柱合会議が開始される前、炭治郎が気絶から目覚めると胡蝶しのぶが炭治郎に対して、これからここで裁判を受けると説明しますが、煉獄杏寿郎は鬼を庇うことは明らかな隊律違反であり、裁判など不要で鬼もろとも炭治郎を処分することを提案しました。

お館様・産屋敷耀哉が現れ炭治郎と禰豆子に対して説明を行うも、悲鳴嶼、宇髄、伊黒、不死川と同様に煉獄杏寿郎も親方様を心から尊敬するも二人を鬼殺隊として認めることに反対します。

しかし、不死川実弥と禰豆子のやり取りを通じて禰豆子が人を襲わないことが証明されると、柱も禰豆子の存在を認めざるを得なくなり、柱合会議を経て竈門兄弟の存在は鬼殺隊の中で公の存在となりました。

鬼滅の刃「無限列車編」の煉獄杏寿郎

無限列車で炭治郎・善逸・伊之助と合流

牛鍋弁当を「うまい!うまい!と快活に叫んでいた杏寿郎の元に炭治郎・善逸・伊之助が合流、炭治郎に「ヒノカミ神楽」のことを聞かれますが、杏寿郎は歴代炎柱の書を読んでおらず全く知らないと答えて話は終了、そんなことよりもと自分の継子にして鍛えてあげようと提案します。

列車が動き出すと伊之助が興奮、善逸が外に出ようとする伊之助を止めていると、この列車は鬼が出るから危険だと諭し、既に40人以上の行方不明者が出ており、だから炎柱の自分が来たのだと状況を説明しました。

魘夢の血鬼術により夢を見る

車掌さんが杏寿郎達の切符を切ったことにより十二鬼月・下弦の壱「魘夢」の血鬼術が発動、杏寿郎達含め無限列車の乗客は全員眠りについてしまいます。

夢に入った杏寿郎は無限列車に巨躯の鬼が出て壱ノ型「不知火」で撃破、炭治郎・善逸・伊之助が自分を慕って継子になる夢を見ました。

その後、夢は煉獄家へと移り、杏寿郎は父・槇寿郎に炎柱になったことを報告しますが、槇寿郎は背中を向けて寝たままで、俺もお前も大したものにはなれないんだ、くだらないと突き放します。

部屋を出た杏寿郎の元には、父に認めてもらいたい希望を持つ弟・千寿郎がやってきて、炎柱になった兄を父は喜んでくれたかと聞いてきますが、杏寿郎は正直に父は喜んでくれなかったと伝え、しかし千寿郎には自分がおり、自分は千寿郎を信じている、寂しくとも共に頑張って生きていこうと抱きしめます。

無意識領域に侵入した少女を本能で止める

魘夢の作った縄で少女が杏寿郎の夢に侵入してくると、杏寿郎が千寿郎に熱心に剣を指導している間に無意識領域に侵入、熱く燃える領域の中で真っ赤な「精神の核」を発見されました。

杏寿郎の現実の肉体と夢の意識は切り離されていましたが、精神の核を破壊されれば戦闘不能になると本能で察知した杏寿郎は、現実の肉体が眠ったまま少女を拘束、この結果無意識領域に入った少女も身動きができなくなり、膠着状態に陥ります。

禰豆子に起こされ炭治郎達に指示

炭治郎が目覚めた後、杏寿郎は禰豆子の血鬼術「爆血」で切符を燃やしてもらったことで夢から覚め、自分が眠っている間に十二鬼月・魘夢が列車と融合して乗客全員が襲われていると理解します。

自らの失態に穴があったら入りたいと恥ずかしがるも束の間、列車全体に細かい斬撃を与えながら移動、炭治郎・伊之助・善逸達の元へ向かい、八両編成の後方五両は杏寿郎、前方三両は善逸と禰豆子、炭治郎と伊之助で鬼の頸を探すように指示を伝えます。

魘夢は乗客を捕食して力を高めようとしましたが、杏寿郎が悉く阻止、逆に魘夢を追い詰めるほどの力を発揮して驚愕させました。

魘夢を撃破した炭治郎と合流

炭治郎、伊之助が魘夢の頸を撃破すると列車が荒れ狂い横転しますが、杏寿郎が多数の技を出して乗客を守り抜き、人的被害をゼロに抑えます。

放り出されて動けずにいた炭治郎の元に向かうと、「全集中の呼吸・常中」が使えることに感心を示しつつ、呼吸は磨けばより多くのことができると、呼吸による破れた血管の止血方法を炭治郎に伝授しました。

戦いは終わったかのように見えましたが、ここに十二鬼月・上弦の参「猗窩座」が登場、姿を表すと同時に炭治郎に向けて攻撃を放ち、これを杏寿郎が炎の呼吸・弐ノ型「昇り炎天」で防ぎます。

十二鬼月・上弦の参「猗窩座」に鬼になれと勧誘される

猗窩座は、杏寿郎の練り上げられた闘気は「至高の領域」に近いと褒め、鬼にならないかと提案します。

杏寿郎が「至高の領域」に入れないのは人間としての寿命の短さ、老いによるものだと指摘、鬼となれば何百年でも鍛えることができ杏寿郎なら「至高の領域」に入れると熱心に求められました。

杏寿郎は当然断固拒否、老いて死ぬことは人間の美しさであり、愛おしさや尊さの理由だと主張します。また、猗窩座が弱者と侮辱した炭治郎は決して弱くないと主張、強さは肉体を指してのみ使う言葉ではないと唱えます。

煉獄杏寿郎vs猗窩座

主義主張の対立が明らかになったところで戦闘開始、猗窩座が術式展開「破壊殺・羅針」を発動した所で、杏寿郎は炭治郎が目で追えないほどの速度の壱ノ型「不知火」で突撃します。

最初の衝突で猗窩座が宙に浮かび上がると、虚空を殴ることで攻撃を飛ばす中距離攻撃「破壊殺・空式」を発動、杏寿郎はこの攻撃を肆ノ型「盛炎のうねり」で防ぎ、距離を置かれることは不利だと理解、一瞬で猗窩座の眼前まで間合いを詰めました。

猗窩座は杏寿郎の剣技、速度を賞賛、改めて鬼に誘われますが拒否、ここで炭治郎が杏寿郎を助けるために動こうとしますが、杏寿郎はこれを察知、傷口が開けば致命傷になると待機命令を出します。自分だけに集中しろと唱える猗窩座が近距離の乱れ攻撃「破壊殺・乱式」を発動すると、杏寿郎も伍ノ型「炎虎」で対応、二人は拮抗した戦いを続けていきます。

しかし、鬼である故に即座に負傷が回復する猗窩座に対し、人間である故に負傷が回復しない杏寿郎は、既に左目を失い、肋骨と内臓にも致命的なダメージ、命を終える寸前の状態となってしまいます。猗窩座は杏寿郎に「死ぬな」と懇願、鬼になることを求めますが、杏寿郎は人間として自分の責務を全うし、ここにいる全員を助けると主張、猗窩座を倒すための最後の一撃を練り上げていきます。

炎の呼吸奥義・玖ノ型「煉獄」を放つ

高まる杏寿郎の闘気に猗窩座は大興奮、杏寿郎は炎の呼吸の奥義・玖ノ型「煉獄」を発動、対する猗窩座も「破壊殺・滅式」で対抗し、二人の衝突は巨大な土煙を発生させます。

煙が晴れた後には、杏寿郎の攻撃により左腕・左側頭部を負傷した猗窩座がいましたが、猗窩座の右腕が杏寿郎の胸を貫いており、選ばれし強き者のお前は鬼になれ生き延びろと猗窩座に請われました。

杏寿郎の脳裏には母との会話が映し出され、母から教えられた自分が強く生まれた理由、使命、託された想いが思い出されます。想いを強くした杏寿郎は致命的な状態でなお日輪刀を振るって猗窩座の頸に届かせ、猗窩座の左腕の攻撃も捕まえ、絶対にここで猗窩座を仕留めると日輪刀に力を入れていきました。

朝日が迫り脱出を図ろうとする猗窩座に対して、杏寿郎は掴んだ腕を絶対に離さず、日輪刀に力を入れて頸の半分まで届かせます。伊之助と炭治郎も援護に向かってきますが、猗窩座が地面を蹴り付けると杏寿郎が握っていた猗窩座の腕が千切れる形で上空に脱出されてしまい、そのまま逃走を許してしまいました。

炭治郎が猗窩座に対して卑怯者と激怒し、煉獄さんの方がずっと凄く強い、誰も彼も守り抜いた、戦い抜いた、煉獄さんの勝ちだと主張し、やるせなさに叫ぶと、杏寿郎は初めて笑みを見せ、炭治郎を手元に呼び寄せて最後の会話を始めます。

炭治郎達に託して命を終える

杏寿郎は、炭治郎が質問してきた「ヒノカミ神楽」について煉獄家にある「歴代炎柱の書」に何か記載があるかもしれないと教え、弟の千寿郎、父の槇寿郎への遺言を伝えます。

また、杏寿郎が母から信じ託されたように、炭治郎・伊之助・善逸・禰豆子が強者に成長して弱者を守る柱となることを信じる、そのために、今後どれだけ打ちのめされようと、心を燃やし、前を向き、胸を張って生きろと伝えました。

最後の瞬間、杏寿郎の視界には母が現れ、杏寿郎は果たすべきことを立派にできたと笑顔を向けられます。杏寿郎は安心したかのような笑顔となり、命を終えていきました。

▼▽▼鬼滅の刃全巻・外伝あらすじネタバレ▽▼▽

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本ページの情報は2024年05月13日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。

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