Re:ゼロから始める異世界生活

「リゼロ」原作小説16巻あらすじネタバレ、考察【水門都市プリステラ編、開幕】

リゼロ原作小説16巻ネタバレ
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「リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)」原作小説16巻を、ネタバレありであらすじ解説・考察をしていきます。

16巻では、聖域解放から1年後、スバル達の元に来訪者が訪れるところから物語が始まります。

15巻のあらすじ・ネタバレ解説はこちら

リゼロ原作小説15巻ネタバレ
「リゼロ」原作小説15巻あらすじネタバレ、考察【聖域編完結!!】「リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)」原作小説15巻を、ネタバレありであらすじ解説・考察をしていきます。 第14巻では、エミ...

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リゼロ原作小説16巻1章「始まりはいつも来訪者から」あらすじネタバレ

スバルとベアトリスが契約を結び、聖域を解放してから一年の時間が過ぎました。

スバルは、裏山の中に作った「秘密特訓施設」での特訓に励んでいます。

  • 秘密特訓」という言葉に反応したガーフィールが本気で手伝う
  • 秘密特訓施設として活用しているのはスバルとガーフィールのみ
  • 近くの街の子供達はアスレチック施設として楽しんでいる
  • ミロード家に長く仕える執事「クリンド」が設計
  • クリンドはスバルから「お師匠さん」と呼ばれるほど様々なものに精通しているが「幼い純粋無垢な魂」に惹かれる変人

特訓を終えたスバルに、ベアトリスが労いの言葉をかけて、ペトラから預かった冷たいタオルをスバルに渡します。

一年の間に、スバルとベアトリスの仲もさらに深まり、日頃から互いに親愛の情が溢れていました。

二人の元に、ペトラが現れます。

  • ロズワール邸に突然お客様がくる
  • エミリアのスバルも同席して欲しいというお願いを伝えにくる
  • 来客の一人は、ピリッとした男の人
  • もう一人は、可愛い猫ちゃん

三人は、急いでロズワール邸に向かいます。

アナスタシアのお誘い

ロズワール邸に戻ったスバル達は、王選候補者であるアナスタシア・ホーシンの使者と会います。

アナスタシアの使者
  • ミミ:白鯨・魔女教討伐戦の戦友。再会を喜んでスバルの顔にダイブして抱きつく
  • ヨシュア:ユリウスの弟。兄への尊敬が激しく、兄のこととなると空気が読めなくなる

ヨシュアが、アナスタシアからの用件、「水門都市『プリステラ』のパーティーへの招待」をエミリアに伝えました。

そして、パックの依り代となる高純度の魔晶石を見つけたと説明し、その話にエミリアが即断で招待を受けることにします。

プリステラ行きの相談

色好い返事をもらえたヨシュアは、すぐに主に報告をしようとすぐにロズワール邸を後にします。

ミミが、特別にガーフィールにだけ親しみのある言葉を告げ、ヨシュアと一緒に去っていきました。

夜になった後、エミリアとスバルは二人でプリステラ行きの相談をします。

プリステラは、ルグニカ王国の五大都市の一角で、カララギ国境に近い湖の上に作られた街です。ルグニカ王国は、王都を中心とした五芒星の頂点の場所に五大都市を設けています。

西方貴族との会合 ロズワール
ペトラ(勉強)
フレデリカ(ペトラの指導係)
ロズワール邸 ラム
レム(眠り姫継続中)
水門都市プリステラ エミリア
スバル(一の騎士)
ベアトリス(スバルのパートナー)
ガーフィール(武官)
オットー(文官)

エミリア陣営の動きが決まり、二人はパックとの再会を楽しみにします。

オットー泥酔

エミリアとの会議を終えたスバルは、オットーを慰めに私室を訪れます。

オットー泥酔
  • 自分を介さずにエミリアが独断で交渉事を決めてしまった
  • エミリアは純真無垢
  • スバルは世間なれしていない
  • 交渉事は自分が入らないといずれ痛い目にあう

プリステラへも、自分が行かないと酷い外交になると言い、同行することに同意します。

オットー兄」と呼ぶまでに親しくなったガーフィールは、リューズへの手紙を書いていました。

リューズの今
  • リューズは複製体に「人生の意義」を教えることを使命とした
  • 前の屋敷の近くにあるアーラム村に滞在
  • 空っぽの複製体達に生きることを教えている

ガーフィールは、プリステラでは一番危ないオットーを守るよと、泥酔するオットーを慰めます。

スバルは、武官と文官、二人の心強い友人との時間を楽しんだ後、夜の日課に向かいました。

レムとお話

スバルの哀切が溢れるその行動を、ロズワール邸の面々は全員が理解し、優しく見守っています。

  • スバルは毎晩一日の終わりにレムの部屋に訪れる
  • その日に会った出来事をレムに話ている

今日の話は長くなるぞと、レムの寝台に腰掛けて、スバルはゆっくりと優しい声で話し始めました。

リゼロ原作小説16巻1章の考察、ネタバレ解説

アナスタシアが各陣営をプリステラに招待した理由

アナスタシアは、プリシラを除く各陣営を「情報」や「」を代価にプリステラに呼び出していましたが、商人であるアナスタシアが善意だけで行うはずがありません。

オットーが言及したように「貸しを作った」可能性が最も高いですが、リカードが諜報活動に出ていることからも、プリステラに迫る危機を理解しており、迎撃戦力として王戦陣営を招いた可能性もあります。

後者であれば、この時点ではアナスタシアはプリシラを信頼しておらず、魔女教側であることを疑っていた可能性もあります。

ミミがガーフィールに親愛を示している理由

ミミは、部屋に入る前にスバルと玄関で会い、スバルに「この一年間で大人の女になった」と自慢していました。

この発言は伏線であり、部屋に入って見つけたガーフィールに一目惚れしたというのが、ミミのガーフに対する態度の真相です。

リゼロ原作小説16巻2章「水門都市プリステラ」あらすじネタバレ

エミリアとスバルは、翌日ロズワールの執務室に報告にいきます。

  • 各メンバーの動きをロズワールは承諾
  • 西方貴族の会合にはアンネローゼクリンドも参加することを伝える

ロズワールとの関わり方も、1年前と比較してそれぞれ変わっていました。

ラムとの間には互いに「理解者」としての信頼感が、他のメンバーとの間には無遠慮さを通しての誠実さが表れています。

水門都市プリステラへ向かう旅程

水門都市プリステラへの旅程は、およそ10日程です。

  • 竜車の荷台を引くのは「パトラッシュ」と「フルフー
  • オットーが計画を立て、野営はなし。宿場町を経由して進む
  • スバルが条件付きで御者の役割をオットーに任されるレベルになる
  • ガーフィールは、外を走ったり、竜車の上で見張りをしたりする

道中、ロズワールからの指示を受け、エミリアに王選候補としての自覚を持ってもらうため、オットーは1年間の各陣営の話を始めます。

エミリア陣営 白鯨、魔女教徒討伐で名を上げる
・「多兎」討伐は、証拠の信憑性がないため公の功績となっていない
・西方貴族の会合で、ロズワールが地盤を一気に固めるところ
プリシラ陣営 ・領地はヴォラキア帝国付近で諍いが多発
・なぜかヴォラキア帝国が沈静化する
・領地周辺も含めて土地が一気に豊かになる
・周囲から「太陽姫」として崇められるようになる
フェルト陣営 ・当初は「ラインハルト」がいるという強みしかなく、諸侯も懐疑的だった
在野の才能ある人物を見出し、領地の各箇所に適切に派遣
・領地が繁栄していく様をみて、徐々に地盤が固まりつつある
クルシュ陣営 ・当初は王選の本命で、白鯨討伐で勝負あったかと思われた
・クルシュが白鯨戦後に精彩を欠くようになり、今は先代が出てくる始末
アナスタシア陣営 ・当初は本命の対抗馬で、失策が一度もない
・「財力」という強靭な武器で、商人を牛耳る
・現時点で最も有力

そして、オットーはそのアナスタシア陣営に招かれ、借りを作らされる状態だと話し、自分の胃痛の原因を理解して頂けますか、とエミリアに恨みがましく問いました。

エミリアは、初めて状況の説明をしてくれたことに喜びつつ、状況を理解し、これからも頼りにしているとオットーに伝えます。

オットーは、エミリアとスバル、主従揃って人たらしなのか、と思いました。

いざ、水門都市プリステラへ!

ロズワール邸を出発してから12日後、一同は水門都市「プリステラ」へ到着します。

プリステラの形状
  • ルグニカ王国とカララギ都市国家の国境を流れる「ティグラシー大河」の支流が流れ込む湖の上に建設されている
  • 上から見ると丸い形状をしており、外側は高い防壁で囲まれている
  • 横から見ると真ん中が一番低く、外側に行くにつれて高くなる高低差がある都市
  • 都市の真ん中から大きな運河が縦横に流れ、都市を4つの区画に分けている

スバル達は、入口の「大正門」で荷物検査を受け、都市法の合意手続きを行い、いざ、水門都市プリステラに入ります。

目の前に現れた美しい水の都の景観の美しさに、全員が言葉を失いました。

ふと、ベアトリスがプリステラの歴史について解説します。

  • プリステラは400年前の技術を集めて建造した都市
  • 元々は何らかの罠のために作られた

スバルは、ベアトリスの説明について「監獄みたいだ」と思いつつも、その思いも目の前にある美しい景観の前にすぐに消えます。

一同は、竜車に戻り、待ち合わせの「水の羽衣亭」を目指します。

  • 水路の竜車は、地竜ではなく水竜が引いている
  • 水竜は、地竜よりも人に懐きにくく、卵から育て、成人になってようやく主人と認めてくれるレベル

一同は「水の羽衣亭」に到着すると、美しい水の都の景観と全く合わないワフー建築の「日本の旅館そのもの」の建物に驚いて呆然とします。

オットーが地竜を厩舎に預けに留守にした瞬間、旅館の石垣の向こうから、悪戯っぽくアナスタシアが顔を出し、驚く一同を見て喜んでいました。

ミミの恋

再会を喜ぶ挨拶を交わしたエミリアを見て、アナスタシアは一年でのエミリアの変化を見抜きました。

話し声を聞きつけてか、旅館の戸をバッと開けて「ミミ」が登場し、ガーフィールの腕に抱きついて、無理やり旅館の中に引きずり込んでいきました。

驚くエミリア陣営の一同でしたが、目の前で空気の変わったアナスタシアに最大限の警戒をします。

そして、アナスタシアが、「ミミを誑かした子やけど、どんな子なん?ちゃんとした子ぉやろね?」と口にしました。

スバルは、アナスタシア陣営で溺愛されているミミが、ガーフィールに恋をしていると知り、これからの心労を思い憔悴しました。

そこに、オットーが戻ってきます。

「荒地のホーシン」

「水の羽衣亭」の一室で、エミリア陣営は待機しています。

ワフー建築に代表する「カララギ式」について詳しいスバルに、ホーシンとプリステラの関係が説明されます。

  • ホーシンはプリステラ建造に関わった一人
  • カララギに建築、文化、思考など重大な影響を与えた
  • プリステラはカララギの国境近くであり、その影響が残っている

スバルは、「荒地のホーシン」も間違いなく異世界転生してきた人物だと考えました。

エミリアの探し物のありか

エミリア陣営が待機している部屋に、アナスタシアユリウスが顔を出し、互いに自己紹介を行います。

  • ミミはガーフィールに首ったけ
  • へータローが慌ててミミを追いかける
  • 場を収めにティビーが向かう
  • リカードとヨシュアは別件

途中、ユリウスの「誘精の加護」の影響で、ベアトリスが誘惑される場面が描かれます。

アナスタシアとオットーの牽制が終わると、エミリアが本題である「パックの依り代となる魔晶石」について聞きます。

アナスタシアは、「歌姫に心を奪われた男」と呼ばれる大商会の跡取り息子が持っていると話しました。

ヨシュアとの再会

水の羽衣亭の前にいるスバルとユリウスの元に、ヨシュアが帰ってきます。

  • アナスタシアの指示で商会に挨拶
  • エミリア陣営が滞在中に利用できる「竜船」を手配

そこに、エミリアとオットーが、旅館中を走り回っていたガーフィールを見つけて戻ってきます。

ミミに連れて行かれた後、すぐにへータローから追いかけ回され、ガーフィールはずっと逃げていました。同じシスコンの誼として、反撃はしなかったようです。

エミリア陣営は、ユリウスとヨシュアにお礼を告げ、竜船に乗って商会を目指します。

吟遊詩人リリアナとの再会

竜船が出発してすぐ、スバルは船酔いでダウンし、船を降りてベアトリスに慰められています。

アナスタシアが絡んだ商会との会合であったため、エミリア達は先に水路で向かい、その後から陸路でスバル達が追いかける形となりました。

リリアナとの再会
  • ベアトリスと共に陸路を進むと、美しい噴水のある緑豊かな公園に到着する
  • 視界の奥に人だかりが見え、美しい歌声が聞こえてくる
  • スバルとベアトリスが足を向けると、そこに吟遊詩人リリアナがいた

リリアナは、かつてアーラム村・ロズワール邸に滞在していた吟遊詩人です。詳しくは短編集1「ゼロから始める英雄譚」で紹介されています。

歌姫と「歌姫に心を奪われた男」の正体

リリアナが「歌姫」であることが判明し、魔晶石を持つとされるエミリア達の交渉相手が「キリタカ」であることが分かりました。

  • キリタカはリリアナのストーカー
  • 短編集1「ゼロから始める英雄譚」で登場
  • ミューズ商会の跡取り息子
  • 一年でプリステラを牛耳る商会の当主となっていた

また、リリアナは、一年前に行われた白鯨・魔女教討伐の論功式を話題に出し、「本当に英雄になられたのですね」と喜びます。

  • スバルは、英雄なんかではないと、レムのことを胸に想って言葉を返す
  • 全てをやり遂げてから、英雄と呼んでくれ
  • その時は全て話す、と伝える

リリアナは、スバルのその言葉を聞いて歓喜します。

リリアナの目的は「世界で最も新しい伝説、できれば英雄譚」を歌うことであり、エミリアとスバルをそのターゲットとして見ていました。

そこに、スバルが自分に話をしてくれると約束したため、これで自分の願いは達成されると喜んだのです。

リリアナの口添え

リリアナは、スバルやエミリアがミューズ商会との商談に向かうと話すと、自分が口添えすると言ってくれます。

  • ミューズ商会の応接間に到着
  • リリアナがキリタカの話を聞かず、一方的に話を進める
  • スバルが止めようとリリアナを掴む
  • リリアナに触れたスバルに怒り、キリタカが魔晶石を投げつける
  • 応接間が吹っ飛ぶ

こうして、エミリア陣営とミューズ商会の1日目の交渉は失敗に終わってしまいました。

リゼロ原作小説16巻2章の考察、ネタバレ解説

フェルトの能力はフーリエと似たものか?

フェルトは「在野の才能ある人物を見出す力」を発揮していると言及されました。

フェルトが王族の息女である場合、フーリエ殿下同様「数代に一人現れる傑物」である可能性があり、ファルセイルが持っていたような「直感力」を身につけていた可能性があります。

プリステラは何のための罠として作られたのか

ネタバレ解説となりますのでご注意ください。

傲慢の魔女テュフォン」は、最後は大水に沈んで終わったとアルが言及しています。

そのため、水門都市プリステラは「テュフォン」を倒すために荒地のホーシンによって建造された都市であることが分かります。

ただし、この説にはいくつかの矛盾点があります。

  • 嫉妬の魔女に滅ぼされたという伝承と異なる
  • 荒地のホーシンがテュフォンと敵対する理由がない
  • プリステラはそもそもカララギではない

この辺りの真相は400年前の真相と大きく関わってくるため、明かされるのはずっと先のこととなるでしょう。

リゼロ原作小説16巻3章「意外な再会、来るべき再会、意図せぬ再会」あらすじネタバレ

キリタカの護衛、以前ロズワール邸で出会った、元「白竜の鱗」のリーダー「ダイナス」が、キリタカの暴威を謝罪します。

そして、今日の交渉は無理だから、明日また来てもらうように頼みました。

スバルの邪魔に対し、交渉を仕切っていたオットーが憤怒します。

  • 交渉は順調に進んで、細かい条件を詰めているところだった
  • スバルのせいで明日の交渉で条件が釣り上がる

エミリアがオットーを宥めると、何とか落ち着きを取り戻し、プリステラで人脈を作るといってエミリア達と分かれました。

スバル達は、陸路で水の羽衣亭へとのんびり歩き出しますが、エミリアが背後にいた男とぶつかってしまいます。

  • 全身真っ白の服装
  • 髪の色も、肌の色も真っ白
  • 自分が妻にしようとした人と似ていたから、避けるのが遅くなってしまったと話す

スバルが、男の異様さに危険を察し、すぐに話を切り上げて歩き出しました。

エミリアは、「どこかで会ったことがあるかも」と感じ、ガーフィールは「歩きや動きから危険はない」と判断します。

スバルが曲がり角を曲がるときに確認すると、男は不気味な視線でこちらを見ていました。

男は魔女教大罪司教「強欲」レグルス・コルニカスの可能性が高いです。エミリアは墓所の遺跡の第一の試練で、レグルスを見ています。そして、レグルスはフォルトナを妻にしようと思っていたと発言しているため、「妻にしようとした人と似ている」とも発言が一致します。

また、レグルスは絶大な権能を用いて戦うため、戦いのプロとしての身のこなしはありません。よって、ガーフィールの判断とも一致します。

水の羽衣亭での再会

スバル達は、水の羽衣亭の前で、ヨシュアとチンピラ風の男が言い争っている場面に遭遇します。

スバルが、チンピラ風の男は「チン」だと言いました。

チンとは
  • 王都のチンピラ三人衆トンチンカンの中くらいの背の男
  • 王都の1日編ではスバルに権能を発動させている
  • 再来の王都編では、プリシラに絡み、アルに敗北した

チンは、呼ばれてきたと主張しますが、過去の行いがバレて状況不利と悟り、手を上げて降参ポーズをとります。

そこに、「ラチンス、遅いじゃないか」とチンを呼ぶ男が現れ、その瞬間スバルの後ろにいたガーフィールが最大限の警戒を出します。

  • ガーフィールが腕を部分獣化して獣爪を出す
  • 本気の一撃を男に向けて放つ
  • 男は腕一本上げただけでそれを止める

赤い髪をした男、『剣聖』ラインハルトは、「久しぶりだね」とスバルに親しみの笑顔を見せました。

  • エミリアがすぐにラインハルトに謝罪する
  • ラインハルトは攻撃を気にも留めずにエミリアと談笑する
  • ガーフィールを「エミリア様の盾」と賞賛して握手を求める
  • ガーフィールが後ずさりしてしまう

ラインハルトは、ガーフィールの反応に残念がりながら、チンとの関係をエミリア達に説明しました。

  • トンチンカンは、今はフェルトの従者となっている
  • トンとカンはフェルトと一緒にプリステラを見て回っている
  • チンにフェルト様と合流して旅館に来るよう伝えてと指示する

ヨシュアはラインハルトに頭を下げ、一同を水の羽衣亭の中に案内します。

  • ガーフィールが後ろで浮かない表情をしている
  • ベアトリスが「自分より強い男がいる」と知る良い機会だから放って置けばいいとスバルに話す
  • また、ラインハルトは自分に「猛毒」だから近づけないで欲しいと話す

ラインハルトは、スバルに「白鯨戦」の話を詳しく聞かせて欲しいとお願いします。

スバルは、ラインハルトヴィルヘルムは孫と祖父の関係で、ユリウスの発言から何か因縁があることを知っていました。そのため、ラインハルトのお願いも快く承諾します。

ヨシュアが、待合室の扉を開けると、そこには「ヴィルヘルム」がいました。

意図せず、剣聖の孫と、剣鬼の祖父が再会を果たします。

大広間に王選主要メンバーが集結

大広間では、王選に関わる主要メンバーが一堂に会していました。

アナスタシア陣営
  • アナスタシア
  • ユリウス
  • ヨシュア
  • ミミ・へータロー・ティビー
  • リカードは別件で不在
エミリア陣営
  • エミリア
  • スバル
  • ベアトリス
  • ガーフィール
クルシュ陣営
  • クルシュ
  • フェリス
  • ヴィルヘルム
フェルト陣営
  • フェルト
  • ラインハルト
  • トンチンカンは大広間には不在
  • ロム爺は別件で不在

アナスタシアは、情報交換で各陣営に声をかけており、同じ日に集まったのは偶然だと話します。

また、プリシラ陣営がいないのは、独自路線であることと、「お土産」に何を用意すれば分からなかったからと話しました。

スバルは、レムに関わる「暴食」の話題が出たことで空気を一変させますが、既にクルシュからの願い出があり、スバルにも情報が届くように手配されているとのことでした。

また、アナスタシアがこの旅館には「大きなお風呂」がついていると話します。

すると、フェルトとエミリアの目の色が変わり、女性陣は全員でお風呂に向かい、男性陣は夕方まで自由行動ということになりました。

海の幸!浴衣!湯上り!

スバルが夕方の時間になって大広間に戻ると、そこに湯上がりでほんのり火照った女性陣が、浴衣姿で待っていました。

ティグラシー大河の近くにあるプリステラだからこそできる、水の羽衣亭の名物料理であるお刺身、活け造りが出てきます。

スバルは大興奮し、醤油のような調味料をつけて、色っぽいエミリアに食べ方を教えながら、その絶品料理に舌鼓を打ちました。

幸せなプリステラの初日の夜の時間が過ぎていきます。

月夜の庭園に佇むヴィルヘルム

スバルは、契約を締結してから基本的にベアトリスと同室で睡眠を取っています。

オドからマナが生成されるのは就寝中であることが多いため、多い時に少しずつマナ徴収をしてベアトリスの中に貯めている

ベアトリスを寝かしつけて、夜の旅館を散歩していると、中庭の庭園で浴衣姿で佇むヴィルヘルムの姿ありました。

  • スバルがヴィルヘルムに奥さんの話題を向ける
  • ヴィルヘルムが全力で惚気て、恋をしている表情をする
  • スバルは、ただ純粋にヴィルヘルムに憧れる

しかし、ヴィルヘルムが、自分の死に際について語ると、スバルが感情的になってしまいます。

スバルは、エミリアやベアトリスが心配するほど、知人の喪失に過剰に反応するようになっていました。

スバルのその姿を見て、ヴィルヘルムは妻テレシアとスバルの共通点について話します。

  • テレシアは、スバルと同じように自分に近い範囲のみを大切にしたいと思っていた
  • しかし、テレシアは「剣聖」であり、願う範囲よりも手の届く範囲が広かった
  • スバルも同じで、願う範囲よりも、手が届いてしまう範囲が広い
  • 一人では成し遂げられないことを、様々な人を繋いで成し遂げてしまう
  • いずれ、誰もが、スバル自身も、それを分かるだろう

スバルは、ヴィルヘルムは自分のことをなぜこうも過大評価してくれるのだろうと不思議に思いました。

二人が話を切り上げて部屋に戻ろうとする時、意を決してラインハルトとの関係に踏み込みました。

  • ヴィルヘルムは、過去にラインハルトに酷い言葉をぶつけてしまった
  • その後悔はずっとあり、謝ろうとしても怖くて勇気が出ないと話す
  • スバルは、ラインハルトは白鯨の話を聞きたがっていたと話す
  • ヴィルヘルムが奥さんの仇を討ったことを知っているはずだと
  • それに、許してもらいたいからではなく、謝りたいから謝るのでしょう、と話す

ヴィルヘルムは、スバル殿には敵いませんなと苦笑いしました。

リゼロ原作小説16巻3章の考察、ネタバレ解説

オットーが会いに行った人物は?

こちらはネタバレ解説となりますのでご注意ください。

オットーが会いに行ったのは、水門都市プリステラにいる「復元師ダーツ」です。ダーツは灰からも本を復元することができる加護を以っており、オットーは聖域で拾った「叡智の書に最も近い本」の復元を頼もうと考えていました。

ただし、オットーは悪巧みを考えているのではなく、ロズワールが過去に自分達がまだ知らない悪巧みをしていないか確認しようとしています。

トンチンカンがフェルト陣営に入っていた理由

王選開始の宣言後、フェルトはラインハルトと共に盗品蔵へと向かい、そこでトンチンカンと遭遇し、ラッセルから逃げていた三人を味方に引き入れました。

フェルトは貧民街の住民の「強かさ」をあてにしており、トンチンカンは「自らの運命を変えられる」という誘い文句に乗ってフェルト陣営に参加することとなります。

ベアトリスにとってラインハルトが「猛毒」である理由

ラインハルトは「マナに愛されすぎている」存在であり、大気中のマナは全てラインハルトの方に向いてしまいます。

「猛毒」と表現していることからも、ラインハルトが近くにいると、ベアトリス自身も引き寄せられてしまうのかもしれませんね。

リゼロ原作小説16巻4章「うるさい静寂」あらすじネタバレ

翌早朝、エミリア陣営は中庭に集まっていました。

ただし、ラインハルトを前に思い悩むガーフィールは、珍しく朝の会に顔を出しませんでした。

  • エミリア陣営は移動中も旅先でも毎朝必ずラジオ体操をする
  • メイザース領ではラジオ体操がブームとなっていた
  • 今日の予定について話し合い、午後にオットーがガーフィールとミューズ商会を訪れ、再交渉の約束を取り付けにいく
  • スバルとエミリア、ベアトリスは、昨日の噴水公園にピクニックに行くことにする

今日の予定が決まると、フェルトとラインハルトが合流し、二人の仲の良さを見せつけます。

スバルは良い一日になりそうだと感じました。

アナスタシア陣営の異変

朝食会場である大広間に入ると、「着物」を着たアナスタシアが歓迎してくれます。

エミリアがその可憐さに驚き、ユリウスがキザな言葉で賛辞を続けます。

そこに、ヨシュアからの報告を受けたユリウスが、アナスタシア陣営の異変を報告しました。

  • リカードが今朝になってもまだ戻らない
  • ガーフィールを付け回しているミミが昨夜から戻らない
  • ミミの不在を知り、ヘータローティビーが今朝旅館を飛び出す

アナスタシアは報告を受け、へータローに頼む予定だった、大切な手紙の受け取りをヨシュアに依頼しました。

そして、まずは腹ごしらえだと、カララギ名物「ダイスキヤキ」、日本の「お好み焼き」の朝食が始まります。

リリアナが「剣鬼恋歌」を歌う

慣れないお好み焼きパーティーに、朝食会場は大盛り上がりを見せます。

上手に作れる人 スバル、オットー、ラインハルト、フェリス、クルシュ
炭焼き職人 エミリア、ベアトリス、アナスタシア

スバルが、お好み焼きに苦戦するヴィルヘルムに対して、ラインハルトと会話するよう目配せをします。

ヴィルヘルムが目を瞑って逡巡し、意を決した瞬間、タイミング悪く「放送」が始まってしまいました。

  • 「放送」は都市庁舎からミーティアで届けられ、プリステラ全体に響き渡る
  • 有事の緊急避難の時に活用するもので、放送を聞く習慣をつけるため毎朝放送されている
  • ミーティアの寄贈、毎朝放送の提案はキリタカによるもの
  • キリタカ有能説を信じないスバル達だが、放送がリリアナに対する熱狂を見せたことで信じる
  • リリアナが放送に登場する

そして、リリアナが、タイミングが悪いことに「剣鬼恋歌、二幕」を歌い始めます。

静寂に包まれる大広間

大広間は、先程までの喧騒、美しい歌声の放送が嘘のように、ただお好み焼きが鉄板の上で焼かれる音だけが響き渡っていました。

全員がヴィルヘルムに注目する中、覚悟を決めたヴィルヘルムが動きます。

  • ラインハルト、と孫の名前を呼ぶ
  • うまく、焼けそうにない。コツがあれば、教えてもらえないだろうか
  • ラインハルトは、目を見開いてヴィルヘルムを見つめる
  • 「はい、分かりました」と返す
  • そのラインハルトの表情は、誰が見ても満面の笑顔だった

スバルが二人の雪解けを喜んだ瞬間、大広間の戸が開き、酔っ払いの男が現れます。

そして、ヴィルヘルムに向けて、「そりゃないぜ親父殿。今更都合が良すぎるじゃねぇか」と言いました。

三世代のアストレア

尊敬するヴィルヘルム、友と呼んでくれたラインハルトの、長年のわだかまりが雪解けを迎える瞬間を最悪の形で邪魔され、スバルが憤慨します。

大広間の一同も、感情的にならないよう冷静さを保っていますが、ハインケルに対して敵視の目を向けました。

ハインケル
  • ヴィルヘルムの息子、ラインハルトの父親
  • 「ヴァン」の称号は授かっていない
  • 王都の守護を任されているが何も働いていない
  • 近衛騎士団副団長

あまりの横暴さにヴィルヘルムが声を荒げ、ハインケルを止めようとしますが、ハインケルはすぐにその声を遮ります。

  • 白鯨討伐の悲願を叶えたというのに挨拶もさせてくれないのはあんまり
  • ラインハルトも、自分のせいで失わせた「前剣聖」の仇を討ってくれた爺様に感謝の一つでも伝えたいだろう
  • ヴィルヘルムにだけは、自分の言葉を罵る資格はない
  • 当時、ラインハルトに酷い言葉を一番にぶつけたのはヴィルヘルムなのだから

黙ってしまうヴィルヘルムとラインハルトに対し、スバルは驚きを隠せません。

そこに、エミリア、フェルト、アナスタシア、クルシュが「何しにきたのか」と、王の威容をまとった空気で言外に帰れとハインケルに告げます。

ハインケルは王候補の1年での変化に恐れ慄き、ユリウスに何も言わずに帰るのが無難だと諭されます。

プリシラ、アルが大広間に登場する

ハインケルが狼狽えている大広間に、プリシラ・バーリエルアルが現れます。

ハインケルを連れてきたのは自分だと告白するプリシラに、スバルは突っかかっていきますが、それをアルに止められてしまいます。

意図が読めないと嘆くアナスタシアに、プリシラは来訪の意図を伝えます。

  • 自分と競う王候補の面々には凡骨とは思わずに戦う
  • 諜報の結果、プリステラで自分を除く会合があると判明したので来た
  • 場をかき回すことができたので満足

フェルトは、自分達の地盤であるアストレア家の領主がハインケルであることを話し、自分達を追放する気なのかと警戒します。

ハインケルは、自分が誰についたか分かったかと言いますが、その態度にプリシラが激怒します。

  • ハインケルを一閃して意識を奪う
  • どこからともなく「太陽剣」を出現させる
  • 間一髪でアルが止める
  • 瞬きの間に「太陽剣」を消失させる

そして、執事のシュルトにハインケルを連れていくように命じ、ぶち壊しになった大広間の空気に満足して帰っていきました。

ユリウスが語るアストレア家の物語

スバルとユリウスは、朝食後、旅館の庭園でバッタリ会います。

  • ユリウスが、自分の代わりにハインケルに怒りを現してくれたと感謝する
  • スバルは、自分が怒ったのは自分が怒ったからだと突き返す

スバルが、本当にハインケルが近衛騎士団の副団長なのかと、不満の目を向けると、ユリウスが王国とアストレア家に関わる物語を話し始めました。

ヴィルヘルムの過去
  • 前近衛騎士団の団長
  • 15年前の王族皇女の誘拐事件の捜索を担当
  • その間に白鯨討伐戦が行われ、妻を失う
  • その後、近衛騎士団団長の座を降りる
ラインハルトの過去
  • 一時期ハインケルに盲目的に従う異常な時期があった
ハインケル
  • 近衛騎士団の副団長
  • お飾りであり、実務を行なっている姿は見たことがない
  • 上から下からも忌み嫌われている
  • しかし、ラインハルトの異常な時期を知っている王国は、アストレア家に叛意を持たれないようにするため、ハインケルを厚遇している
  • ただし、15年前の皇女誘拐事件に関わりがあると疑われていた
  • 白鯨討伐戦は本来ハインケルに任命された仕事だったが、自分の代わりに母である前剣聖テレシアを立てた

スバルは、アストレア家に跨る複雑な状況を理解します。

ユリウスは、騎士としての立場から難しく考えますが、スバルは「ユーリ」になってラインハルトの友達として考えて、動くことがあってもいいのではと提案しました。

リゼロ原作小説16巻4章の考察、ネタバレ解説

「ヴァン」の称号とは?

ハインケルは「俺はヴァンをもらっていない」と言いましたが、「ヴァン」は一般的には貴族に与えられる称号です。

騎士を叙勲された者に与えられることもあるため、ハインケルは近衛騎士団副団長でありながら、正式な騎士を叙勲されていないものと考えられます。

プリシラが諜報に使ったのはシノビか?

プリシラの屋敷の地下にはヤエが囚われており、ヤエは「シノビ」であることが明かされています。

ヤエはアルによって捕らえられ、プリシラの関与せぬ所で地下に封印されましたが、「諜報」に使うため、プリシラが再びヤエを外に出した可能性が出てきました。

プリシラの出した「陽剣」とは?

プリシラの出した「陽剣」とは、ヴォラキア帝国の王にだけ出せるとされる剣です。

ヴォラキア帝国とプリシラの物語については、7章と短編で詳しく語られますので、読み進めていきましょう。

ラインハルトがハインケルに盲目的に従っていた理由

ラインハルトがハインケルに盲目的に従っていた時期は、剣聖となった後である可能性が高いと考えられます。

ラインハルトは5歳の時にテレシアから「剣聖」を引き継ぎ、10歳でユリウスと出会った時には「既に完成されていた」と言及されています。

剣聖を受け継いだ後は、祖父ヴィルヘルムに酷い言葉を投げられ、父ハインケルはより堕落したため、自分の在り方を見つけるまでの期間、ハインケルに従っていた可能性があります。

ちなみに、ラインハルトの在り方は「正しさの模範」であることと語られています。

リゼロ原作小説16巻5章「劇場型悪意」あらすじネタバレ

スバルとエミリア、ベアトリスは、午前中に予定していた噴水公園へのピクニックに出かけます。

  • エミリアに「リリアナ」が昨日いたことを伝える
  • リリアナの歌が聴ける可能性があることが分かり、エミリアが喜ぶ
  • 公園に近づくと、リリアナの歌声が聞こえてくる

しかし、観衆の様子は昨日と異なって拍手と歓声が沸き起こり、リリアナが奏でる曲も情熱的なメロディーでした。

スバル達が観衆の中に入ると、その原因が分かります。

プリシラが、リリアナの曲で情熱的な踊りを披露していました。

プリシラがリリアナに理解を示す真意

歌が終わり、感動に包まれた観客が去った公園の中で、スバル達はプリシラ・リリアナと再会します。

プリシラは、リリアナの歌を高く評価していました。

  • これまで聞いた歌声の中で一番
  • 価値があるから自分も興が乗った
  • リリアナに自分に仕えないかと提案する

リリアナは、吟遊詩人としての誇り高い在り方を説き、お誘いに喜びながらもそれを断ります。

プリシラは、リリアナの誇り高さに納得し、理解を示しました。

スバル達がプリシラが自分の意見を引っ込めたことを以外に思うと、プリシラが説明します。

  • この世の全ては妾のもの
  • この世界は妾の庭である
  • よって、価値あるものはそこにただ在れば良い
  • 場所や庇護を与えることは無粋である

スバルは、初めてプリシラの真意に触ることができたと感じます。

リリアナの親睦リサイタル

リリアナが、エミリアとプリシラの間で微妙な空気が流れていると感じ、自分の歌を聴きながら親睦を深めてはと提案します。

エミリア、プリシラ、ベアトリスはリリアナの歌が聴けると分かり、仲良く横並びに座ります。

リリアナに言われ、スバルは歌の後の親睦のため、お茶菓子と飲み物を買いに出ました。

大罪司教「憤怒」シリウス・ロマネコンティが現れる

スバルはお茶菓子と飲み物を買い終え、エミリア達の元へ向かいます。

時間を知らせる役割を持つ「刻限塔」の前で、「チン」と出会いますが、その時にそれが起こります。

  • 周囲がざわつき、刻限塔の上を見上げる
  • 刻限塔の屋上に包帯で全身をぐるぐる巻きにした人物が現れる
  • 大罪司教「憤怒」担当、シリウス・ロマネコンティと名乗る

最初、魔女教徒名乗ったシリウスに対して、スバル、チン、周囲50人程度の民衆全員が警戒心を露わにします。

優しい口調でシリウスが語り出しました。

  • 皆さんの不安はわかる、魔女教は悪い印象を持たれている
  • それでも、手伝って欲しいことがあって、こうして現れた
  • それは「愛」についての確認作業

シリウスの語り口に、周囲は警戒から安堵に変わり、道化じみたシリウスに対して軽口を飛ばす空気になっています。

シリウスは、それを恥ずかしそうに受けながら、愛の確認作業について説明します。

  • 包帯を巻いて拘束した少年「ルスベル」を前に出す
  • ルスベルは、幼馴染ティーナを庇ってここにきていると告げる
  • 勇気のある少年だと

ルスベルは涙を流していますが、スバル、チンを含む観衆は、ルスベルの勇気、愛に感動して叫びを上げます。

その姿を見て、シリウスは「愛」は確かにあると、なんて優しい世界なんだと叫びます。

ルスベルの最期と共に観客も終わりを迎え、スバルは1年ぶりの権能を発動しました。

水門都市プリステラの試練が始まる

目覚めたスバルに、リリアナがお茶菓子と飲み物を買ってくるように話します。

スバルは、権能が発動したことを自覚し、直前のことを思い出して気持ち悪さを感じます。

  • 自分が自分でなくなる精神の汚染
  • 悪徳への嫌悪

こうして、水門都市プリステラでの試練が始まりました。

リゼロ原作小説第16巻のストーリーの流れ

続きの17巻のあらすじ・ネタバレ解説はこちら

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本ページの情報は2024年08月21日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。

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AndroidTVやTVチューナーなど、テレビ事業関連の上場企業である株式会社ピクセラ及びグループ会社であるbiz・Creave株式会社のVOD・電子書籍のメディア編集部のエンタメうさぎ。 VODが大好きで、仕事が終わるとすぐに家に帰り、お気に入りのVODサイトで映画やドラマを観ることが日課。新しい作品を発見することがとにかく好きで、VODサイトのおすすめ機能をよく活用したり、各VODの新作・オリジナルが配信されたとあれば、くまなくチェックしにいくタイプのうさぎ。 また、映画館にもよく足を運び、最新作を見逃さないようにしている。映画やドラマを見ることで、現実を忘れ、新しい世界や物語に没頭し、リラックスしている。 小説も好きで、映画やドラマの原作を読んだり、原作から始めて映画・ドラマを見直したり。もうとにかく物語の世界に浸ることが大好き。 夢はDMM.comグループの亀山会長とごはんに行くこと。
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