『Re:ゼロから始める異世界生活』、通称リゼロの原作小説最新巻までのあらすじネタバレをご紹介します。
リゼロの原作小説は現在27巻まで発売されており、次巻28巻は2021年12月24発売を予定しています。
『Re:ゼロから始める異世界生活』最新巻27巻のあらすじネタバレ
城郭都市グァラルでトッドに死に戻りをさせられる
レムの治癒魔法で一命を取り留めたスバルは、アベルとシュドラクの民が王座奪還に向けて動き出すのを聞き、レムを守るため、レムとルイを連れてルグニカ帰還を目指して集落を発つことを決断します。
ホーリィとクーナが道中の護衛につき最寄りの都市である城郭都市グァラルへと向かったスバル達は、検問を突破するため城門の前でお人好しの商人兄妹フロップとミディアムに出会い、無事にグァラルに入ることに成功します。
ルグニカへの長旅の安全を確保するため、必要な食糧・資材の確保や用心棒の雇用を始めますが、バドハイム密林でスバルがエルギーナをけしかけた相手、トッドとジャマルは帝国軍の本軍がいるグァラルに戻ってきており、スバルの姿を発見、トッドの執拗な攻撃によりスバルはフロップやロウアンも巻き込みながら何度も死に戻りを発動してしまいました。
シュドラクの民の集落へ帰還
繰り返す死に戻りの中、スバルはトッドの慎重な性格を利用して隙を作り、宿に戻ってレム達と合流、フロップ・ミディアムも連れて城郭都市グァラルの脱出を試みます。ジャマル、トッドによる追撃を受けましたが、都市の外で待機していたクーナ、ホーリィの援護によって無事に脱出に成功、シュドラクの民の集落への帰還を果たしました。
集落に戻ったスバルはグァラルに帝国軍がいると知っていたアベルと喧嘩をしますが、アベルの目的は現在の状況の危機をスバルに理解させる最も効率的な手法を取ったのみと主張、二人の意見は対立、平行線を辿ります。
アベルがグァラル攻略を指針に示すと、都市への抜け道を知るフロップとアベルの交渉が始まりますが、レムの期待を受けてスバルも二人の会議に参加、女装作戦による城郭都市グァラルの「無血開城」を提案しました。
女装作戦で「無血開城」を実現
ナツミ・シュバルツによってアベル、フロップ、タリッタ、クーナにも完璧なお化粧が施され、一団は楽士団として正面から城郭都市グァラルに侵入、見事な腕前と妖艶な美貌は評判となり、グァラルに駐屯する帝国兵の耳にも噂が届きます。
帝国軍の将、二将ズィクル・オスマンのいる都市庁舎へ招聘されると、スバル達は帝国軍の幹部陣を前に見事な舞いと音楽を披露してみせ、その隙をついて場を制圧、無事に無血開城を実現してみせました。
アベルがズィクルに正体を明かすとズィクルはアベルに心からの忠誠を捧げ、城郭都市グァラルがアベルの帝国攻略の重要拠点となりました。
アラキア襲撃、プリシラと再会
都市の外側で待機していたシュドラクの民とレム達も合流した後、突如帝国九神将の「弐」アラキアが登場、アベルに対して敵対の意を示して襲撃してきます。
シュドラクの民や帝国兵、スバルやレム、アベルなどその場にいた全員でアラキアに向かいますが、戦力の差は数で埋めることは到底叶わず、アラキア一人でその場を蹂躙されてしまいました。
窮地に追い込まれたスバル達でしたが、アラキアによる攻撃が到達する直前、プリシラ・バーリエルが登場、スバル達はプリシラに救われるkとになります。
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リゼロ原作小説のあらすじ・ネタバレ
『Re:ゼロから始める異世界生活』第一章「怒涛の1日目」
「リゼロ」1巻あらすじネタバレ
主人公ナツキ・スバルが異世界転生!!エミリアと出会う
高校二年生にして不登校気味の主人公「菜月昴」は、夜のコンビニ帰りに急に異世界転生されてしまいます。
リゼロ世界に転生してきたスバルは、裏路地で貧民街のチンピラ三人衆に捕まってしまいますが、サテラと名乗る精霊術師の少女と猫の精霊に助けられました。
少女は大切な「徽章」を盗まれており、スバルは少女の「徽章探し」を手伝うことにします。
三度の「死に戻り」で自らの権能に気付く
「徽章」を求めて貧民街の盗品蔵に到着したスバルは、蔵の中でエルザの襲撃に遭い、命を落としてしまいます。
しかし、異世界転生してきてすぐの時点、果物屋の前にスバルは舞い戻っていました。その後も二度命を落とす体験をしますが、同じように果物屋の前で復活し、スバルは自分が『死に戻り』していることに気付きます。
記憶はスバルだけが引き継いでいて、サテラと名乗った少女はスバルを忘れており、「サテラ」も偽名であることが明らかになりました。
盗品蔵でエルザからエミリアを守り本当の名前を教えてもらう
自らの権能を自覚したスバルは、自分のこの力で精霊使いの少女や、盗品蔵で出会ったロム爺、フェルトを助けることを決意します。
エルザに対しては大精霊パック、「剣聖」ラインハルトの力を借りて対峙し、最後には精霊使いの少女を身を投げ出して庇い、守り抜きました。
エルザが退いた後の盗品蔵で、スバルは精霊使いの美少女の本当の名前「エミリア」を教えてもらいます。しかし、エルザの一撃が入っていたスバルは、意識を失ってしまいました。
『Re:ゼロから始める異世界生活』第二章「激動の一週間」
「リゼロ」2巻あらすじネタバレ
ロズワール邸で幸せな日々を過ごす
盗品蔵で意識を失ったスバルは辺境伯であるロズワールのお屋敷で目覚めます。屋敷では、双子のメイド姉妹であるレム・ラム、ベアトリス、ロズワールと出会いました。
エミリアとパックも屋敷に滞在しており、エミリアが王候補であること、盗まれた徽章が王選参加資格を示すためのものだったことが判明します。
エミリアを守った貢献に、ロズワールはスバルの願いを聞きますが、スバルは「使用人」として雇ってもらうことを要求し、ロズワール邸の一員になります。それから、スバルは幸せな日々を過ごします。
謎の呪いにより屋敷での死に戻りが始まる
ロズワール邸に滞在してから四日目の夜、スバルはエミリアと次の日にデートする約束をします。
明日が楽しみすぎて眠れないスバルでしたが、五日目の朝は迎えることができず、眠ったまま権能を発揮し、初日に戻ってしまいます。
皆の記憶から自分がいなくなったことにショックを受けますが、2周目の世界で「呪い」が原因だと分かると、呪術師の正体を見破ろうと動き出します。
レム・ラムのメイド姉妹からの信頼不足で死に戻り
突然屋敷に現れ、魔女の残り香を漂わせるスバルを、レムは怪しんでいました。スバルが呪術師を探るために動いていると、それを危険と判断し、スバルはレムによって初日に戻らされてしまいます。
信頼していたレムに襲撃されたことに、スバルはショックで塞ぎ込んでしまいます。しかし、ベアトリスの禁書庫に匿ってもらったことで五日目の朝を迎えることに成功しました。ただし、その朝にはスバルの代わりに呪いを受け、眠って動かなくなったレムがいました。
激しく動揺したラムにスバルは追い詰められますが、二人との優しさを思い出したスバルは、俺が全員助けてやると、崖の上で初めて自分で権能を発揮する選択を取ります。
「リゼロ」3巻あらすじネタバレ
擦り切れたスバルをエミリアが膝枕で癒す
全員を救うと決めたスバルは、徹底的な完璧主義に陥ってしまい、一度も失敗が許されないという重圧に押し潰されてしまいます。
スバルの様子を見たエミリアは、仕事中のスバルを部屋に連れ出し、膝枕で優しくスバルを癒しました。
スバルは感情が決壊し、エミリアの膝枕の上で号泣してしまいます。そして、泣き止んだスバルは、肩の力を抜いて、やるべきことに集中し出します。
レムと共にアーラム村の子供達を救い出す
呪術師の正体を突き止めるため、スバルはアーラム村へと向かい、村にいた子犬が呪いをかけていたことが判明します。
アーラム村の危機を知ったスバルは、レムと共に村へ向かい、森の中へ連れ込まれていた子供達を救出しました。
しかし、鬼化して自分を失ったレムを守るため、スバルは全身に魔獣ウルガルムの呪いを受けて、余命一日足らずとなってしまいます。
ラムと共にレムを救い、ウルガルムを殲滅する
レムは、自分のために呪いを受けたスバルを助けるため、単身森の奥へ向かって、魔獣殲滅を開始します。
レムが一人で森に向かったことを知ったスバルとラムは、レムを追いかけます。しかし、途中でラムはマナ切れ、レムは鬼化が解けた後は動けなくなりました。スバルは二人を逃がすために囮役を買って出ます。
囮となったスバルは、ウルガルムのボス相手に、覚えた陰魔法「シャマク」を放って隙をつきますが、致命傷にはならず膠着状態になります。そこに、スバルの魔法を見たロズワールが現れ、周辺のウルガルムを殲滅しました。
レムとラムはスバルを信頼するようになり、特にレムはスバルに子犬のように懐きました。
『Re:ゼロから始める異世界生活』第三章「再来の王都」
「リゼロ」4巻あらすじネタバレ
王選の会議に参加するためエミリア達は王都へ向かう
ウルガルムを撃退してからの数日間、スバルはロズワール邸での幸せな日々を噛み締めていました。
ある日、王都から来た使者がロズワール邸を訪れると、エミリア達は王選に関連する会議に参加するため、王都へ向かうことになります。
エミリアは、スバルは自分といると無茶すると心配し、スバルの王都に反対します。しかし、ウルガルム戦で負った「ゲートの治療」と「知人の安否確認」を目的として、ロズワールによってスバルも王都への同行が許可されました。
スバルがエミリアとの約束を次々破る
王都に到着したスバルは、エミリアとの約束を反故にしてまで、何とか王選に関連する重大な会議に参加しようと試みます。
エミリアのお願いを破り宿屋を脱出したスバルは、異世界転生してきた「アル」に助けられながら、王城の玉座の間に到着します。玉座の間では、竜歴石に示された「5人の王候補」が揃ったことが告げられ、王選開始の宣言が行われます。
スバルはエミリアの演説の場で、場違いにも「騎士」を名乗り、「最優の騎士」ユリウスとの決闘にまで発展します。そして、またもエミリアとの約束を破って陰魔法「シャマク」を使い、その上で何一つ報いることができずに惨敗しました。
エミリアとスバルが決別する
ベッドの上で目覚めたスバルの横にはエミリアが座っていて、スバルに「話をしましょう」と、約束を破った理由を問い詰めます。
エミリアは「どうしてスバルが必死に助けてくれるのか分からない」と聞きますが、スバルは死に戻りを口外することができず、癇癪を起こしてしまいます。
二人は喧嘩別れとなり、エミリアはロズワールと共に屋敷へ、スバルはレムと共に王候補の一人であるクルシュの屋敷で「青」のフェリスによるゲートの治療を受けることになりました。
「リゼロ」5巻あらすじネタバレ
自己満足に浸りスバルは堕落していく
クルシュ邸に滞在することになったスバルは、ルグニカ王国一の治癒魔法の使い手『青』の称号を持つフェリスから、ゲートの治療を受けます。
レムに甘やかされる時間の中で、エミリアに対して「いつか危機が訪れた時には自分の大切さが分かる」と傲慢な考えを持つようになります。ヴィルヘルムに剣の指導をしてもらいますが、強くなろうとしない本心を見抜かれ、叱責されてしまいます。
そんな時、レムが「共感覚」を通じてラムのピンチ、メイザース領の危機を知り、スバルとレムは急いでロズワール邸へ向かうことにします。
アーラム村、ロズワール邸を惨劇が襲う
リーファウス平原に白鯨の霧が出ていたため、迂回路を通ってレムとスバルはロズワール邸を目指します。真ん中手前の街フルールで、レムはこの先の危険からスバルを遠ざけるため、スバルを置いていく判断をしました。
フルールで行商人のオットーと出会ったスバルは、オットーと共にレムを追いかけてロズワール邸を目指します。しかし、途中で魔女教徒の不穏な気配を感じた地竜が進まなくなり、スバルはアーラム村近くから一人で走って進むことになりました。
進んだ先で、スバルは魔女教徒の襲撃を受けたアーラム村、ロズワール邸の光景を目にします。そして、屋敷の地下で死に戻りをすることとなりました。
魔女教、大罪司教「怠惰」が登場
直前の死に戻りの経験で、スバルは精神が崩壊して何もできなくなってしまいます。
精神崩壊したスバルをレムが献身的に支え、エミリアに会えばスバルも元通りになると考えてロズワール邸を目指しました。しかし、道中で魔女教徒、大罪司教「怠惰」の襲撃に遭い、スバルが正気を取り戻した直後にレムが喪われてしまいます。
レムを抱えてスバルはアーラム村、ロズワール邸を目指しますが、そこには前周と同じ光景が広がっており、またも死に戻りをすることとなりました。
「リゼロ」6巻あらすじネタバレ
独りよがりの交渉をして味方を見つけられない
魔女教大罪司教「怠惰」担当、ペテルギウス打倒に燃えたスバルは、王都で戦力を整えるため、クルシュ、プリシラ、アナスタシアといった王候補に助力を願い出ます。
しかし、自分の要求ばかりを伝える幼い交渉をしてしまい、スバルに協力する陣営は一つも現れませんでした。
王都で戦力を整えられなかったスバルは、ペテルギウスが襲撃してくる前にエミリア達を逃がすため、レムと二人でロズワール邸を目指します。
誰一人守ることができないスバル
ロズワール邸へと向かうスバル達は、リーファウス平原を駆け抜けて最短距離でロズワール邸を目指します。しかし、平原の中心、フリューゲルの大樹の近くで「白鯨」が出没し、レムがスバルを守るために竜車を降ります。
ロズワール邸に一人到着したスバルは、エミリアを無理にでも外に連れ出そうとします。しかし、自らの権能を口外しようとしたことで、嫉妬の魔女の影の手が、スバルではなくエミリアの方に向いてしまいました。
ベアトリスによって森に転移させられたスバルは、そこでペテルギウスと出会います。しかし、「永久凍土の終焉の獣」の姿となったパックを前に、息を引きとることとなりました。
全てを投げ出そうとスバルをレムが繫ぎ止める
自分は誰一人助けることができない、誰からも必要とされていないと判断したスバルは、レムと一緒にカララギ都市国家へ逃げようとします。
自分を選んでくれとスバルは頼みますが、レムは「スバル君はレムの英雄」だと話し、スバルが諦めることを絶対に許すことがありませんでした。
レムの絶対的な愛情に支えられたスバルは、本物のレムの英雄となるべく、事態の解決に向けて動き出します。
「リゼロ」7巻あらすじネタバレ
クルシュ陣営との同盟、アナスタシア陣営との協力が成立
スバルは、レムが秘密裏にクルシュ陣営とエミリア陣営の同盟交渉をしていたことを見抜きます。そして、クルシュの目的を「白鯨討伐」と考え、「白鯨の出没時間と場所」という情報を提示することで、同盟を成立に導きました。白鯨と因縁のあるヴィルヘルムにも深く感謝されます。
また、白鯨は商人の大敵でもあり、カララギを代表する「ホーシン商会」の会長であるアナスタシアとも協力関係を築くことができます。
相棒となる地竜「パトラッシュ」と出会い、「鉄の牙」団長リカード、副団長ミミ、へータロー、ティビーの三姉弟も討伐隊に合流します。そして、クルシュの演説後、討伐隊はリーファウス平原、フリューゲルの大樹の元へ向かいます。
絶望的な状況に陥る白鯨戦でスバルが討伐隊を絶望から救う
スバルの指し示した時間の直後、フリューゲルの大樹の下に白鯨が空から舞い降りてきます。
見事な先制攻撃を成功させた討伐隊でしたが、白鯨の防御力、二種類の霧、三体の分裂など予想外の出来事に崩壊の危機に瀕してしまいました。
誰もが膝をつき、レムでさえ諦めの感情が表情に出る中、スバルだけが絶望に抗い白鯨に立ち向かっていきます。最も弱いスバルの勇姿を見た討伐隊は、クルシュの檄もあって息を吹き返します。
ヴィルヘルム・ヴァン・アストレアが白鯨を討つ
スバルは、三体に増えた白鯨のうち、上空に漂う一体が本体であることを見抜きます。
そして、レムとの共同作戦で、上空の本体を「魔女の残り香」で地表に誘き寄せました。降りてきた白鯨は、クルシュと討伐隊の連携で、フリューゲルの大樹の下敷きとなり、身動きが取れなくなってしまいます。
白鯨の前にヴィルヘルム・ヴァン・アストレアが立ち、14年間追いかけた白鯨との闘いに終止符を打ちました。
「リゼロ」8巻あらすじネタバレ
援軍と共に大罪司教「怠惰」ペテルギウスを撃破
白鯨討伐に成功した討伐隊は勝利に歓声を上げますが、討伐隊の被害も少なくはありませんでした。
クルシュ、レム、へータローは負傷者を引き連れて王都に戻ることとなり、援軍として「鉄の牙」の半数とティビー、ユリウスが合流します。
スバルは、大罪司教「怠惰」ペテルギウスの権能を討伐隊に共有し、奇襲を仕掛けて見事にペテルギウスを討ち取りました。
第二、第三のペテルギウスが現れ討伐隊にも被害が出る
ペテルギウスを討ち取った後、部下である「指先」の拠点を次々に撃破していき、討伐隊は作戦成功の手応えを感じます。
しかし、第二、第三と、次々に新しいペテルギウスが出現してきたことで、討伐隊にも多大な被害が発生することとなります。
戦いの舞台はアーラム村にまで発展してしまいますが、ロズワール邸からはエミリアとパックも到着し、全ての「指先」を撃破することに成功しました。
スバルもペテルギウスとなりユリウスに介錯される
最後のペテルギウスをエミリアが撃破した後、スバルの体に異変が生じます。動揺したスバルは、一人で魔獣の森の奥へと進んでいきます。
スバルの異変を察知して、ユリウス、フェリス、ヴィルヘルムがスバルを追いかけますが、スバルは邪精霊ペテルギウスに憑依されてしまっていました。
かろうじて正気を取り戻したスバルは、フェリス、ユリウスに介錯を頼みます。
「リゼロ」9巻あらすじネタバレ
正真正銘ペテルギウスを撃破
ペテルギウスの正体が邪精霊であることを理解したスバルは、攻略する順番を変更し、まずロズワール邸にいるエミリアとラム、アーラム村の人々を領地から退避させます。
その後、リカード率いる「鉄の牙」を中心に、ペテルギウスの「指先」の拠点を一つ一つ潰していきました。全ての「指先」を潰した後、スバルはユリウスと共にペテルギウスと対峙します。
そして、精霊魔法を使えるユリウス、マナに直接干渉できるフェリス、嫉妬の魔女を呼べるスバルの三人でペテルギウスを追い込み、撃破することに成功します。
エミリアと確かな絆を結ぶ
討伐隊に合流したスバルは、エミリア達が利用している竜車に、大量の火の魔鉱石が積まれていることを知ります。
スバルは、「言霊の加護」を使えるオットーと共にエミリア達を追いかけます。肉体を捨てたペテルギウスが追いかけてきますが、スバルが借り物を総動員して今度こそ撃破します。そして、火の魔鉱石の爆発からエミリアを守ることに成功しました。
エミリアは、王都での質問をもう一度聞きます。スバルは、「エミリアのことが好きだから、だから助けたい。特別扱いしたい」と見つけた自分の答えを伝えます。そして、二人の間で確かな絆が結ばれました。
レムが眠り姫になり、クルシュが「記憶」を奪われる
王都へと向かったスバルは、白鯨討伐後に王都へ戻る途中、クルシュとレムが『暴食』の大罪司教に襲撃されていたことを知ります。クルシュ邸に到着すると、そこには記憶を失ったクルシュ、「眠り姫」となったレムがいました。
「眠り姫」となったレムは、一人だけ時間が止まったように眠り続け、スバル以外の仲間の記憶からも失われてしまっていました。
スバルとエミリアは、レムを襲った『暴食』を打倒することを改めて誓います。
『Re:ゼロから始める異世界生活』第四章「永遠の契約」
「リゼロ」10巻あらすじネタバレ
聖域に向かいスバルが一度目の茶会に招かれる
ロズワール邸に戻ったスバル達は、ラムとロズワールが「聖域」から戻っていないことを知ります。屋敷にいたフレデリカから青い輝石を持たされ、スバル、エミリア、オットーは聖域へと向かいました。
聖域の結界に触れた瞬間、青い輝石が光り出し、同時にエミリアが意識を失います。スバルは墓所へと転移され、そこで「強欲の魔女」エキドナによって魔女の茶会に招待されました。
スバルはエキドナに差し出されたお茶を飲み、「強欲の使徒」として墓所の試練に挑む資格を得ます。
墓所の試練でスバルが自分の過去と向き合う
聖域でロズワール、ラムと再会し、二人はガーフィールに墓所の試練を解くことを求められており、軟禁状態であったことが判明します。
墓所にはハーフの亜人しか立ち入ることができないため、エミリアが毎晩のように墓所の試練に挑みますが失敗が続き、ひどく取り乱して動揺してしまいます。
スバルは、エミリアを助けるために墓所の中に入ると、一度目の試練に招かれ、そこで元の世界で引きこもりをしていた過去と向き合うことになりました。スバルは父、母と言葉を交わして過去を乗り越えます。
ロズワール邸にエルザ・メイリィが現れる
聖域に囚われていたアーラム村の人々を帰す交渉を成立させ、スバルとオットーはアーラム村へと向かいます。
その後、オットーを村に残してスバルはロズワール邸へと向かいますが、ペトラやフレデリカの姿がなく、スバルはレムの寝室へと向かいます。
レムの寝室の扉の前まできたところで、スバルは自分の体に衝撃が走ったことに気付き、その視界にエルザを捉えました。
「リゼロ」11巻あらすじネタバレ
ラムを連れてロズワール邸へ向かう
ロズワール邸で起きた出来事を確かめに、スバルは目覚めてすぐに屋敷に向かいます。ロズワールの命令により、戦力としてラムが同行することになりました。
フレデリカを怪しんでいたスバルでしたが、ラムとフレデリカのやりとりから、フレデリカが敵でないことが分かります。
しかし、翌日に来るはずのエルザとメイリィが現れ、戦力が足らずに全滅してしまいました。
ガーフィールが聖域脱出を阻む
今度は、まず聖域の問題を片付けようと、ガーフィールとリューズに自分が第一の試練をクリアしたことを共有し、エミリアの代わりに三つの試練をクリアすることを提案します。
しかし、逆に二人によってスバルは軟禁されてしまいました。時間の経過と共に諦めかけたスバルでしたが、オットーが助けに現れ、スバルに「友人宣言」をします。
オットーとラムによってスバルは聖域の外に脱出を試みますが、獣化したガーフィールに追撃されてしまいます。そして、スバルが結界に触れると、軟禁されていた建物に転移してしまいました。
多兎が出現しスバルが二度目の茶会へ
建物の外に出ると、聖域には大雪が降り積もっており、人の気配がありません。村へ向かおうとしたスバルでしたが、途中で三大魔獣の一匹である多兎に遭遇してしまいました。
墓所の試練の中で目覚めたスバルは、二度目の茶会に招かれ再び「強欲の魔女」エキドナと出会います。そこで、自らの権能をエキドナに打ち明けることができ、スバルはエキドナを心の拠り所にし始めました。茶会では、他の魔女三人とも出会います。
スバルが茶会を終えて墓所の遺跡で目覚めると、外の世界には嫉妬の魔女が顕現しており、スバルも影に呑み込まれてしまいます。
「リゼロ」12巻あらすじネタバレ
聖域の目的とリューズ・メイエルの正体
目覚めたスバルは、記憶を頼りにガーフィールに軟禁されていた建物へと向かいます。そこにはリューズがいて、近くには大きな結晶がありました。「強欲の使徒」となったスバルに、リューズが「聖域の目的」とリューズ達の正体を話します。
聖域は、エキドナの夢である不老不死の実験場だったとリューズは話します。結晶の中にはオリジナルの「リューズ・メイエル」が眠っており、エキドナは「魂の転写技術」で夢を叶えようと考えていたと言います。
実験はサテラの出現で途中で終わり、副産物として、クリスタルにマナが溜まると、オリジナルのリューズ・メイエルの複製体が排出されるため、特別な最初の4体のリューズ達が複製体を率い、聖域を監視する目として動いていたのだと判明しました。
ロズワール邸のメイド救出を目論むが失敗
聖域の目的とリューズの正体を理解したスバルは、墓所の試練をエミリアに任せ、ロズワール邸のメイド達を救いに向かいます。
フレデリカ、ペトラ、レムをアーラム村に避難させ、自身はベアトリスの説得に当たりますが、その途中でエルザが現れてしまいます。
メイリィによってアーラム村も全滅しており、スバルはベアトリスによって強制転移させられ、聖域のリューズ・メイエルの複製施設に戻ります。
聖域に再び多兎が出現。エミリアが病みリアに変化
スバルは複製施設の外に出ますが、外はまた大雪が降ってきており、雪を降らせていると疑われるロズワールの元に、ガーフィールと共に向かいます。
しかし、叡智の書の記述にそれた世界に興味をなくしたロズワールは、ガーフィール、ラムを巻き添えにしました。
聖域には多兎が出現し、スバルはボロボロになりながらも、墓所のエミリアの元に向かいます。エミリアは追い詰められて精神崩壊しており、「病みリア」に変わっていました。スバルは、病みリアに膝枕をされながら眠りにつきます。
三度目の茶会に招かれエキドナに「契約」を持ちかけられる
目覚めたスバルは、自分では状況を打開することができないと考え、エキドナの知恵を借りようと墓所の遺跡に入ります。
しかし、スバルはそこで第二の試練「ありうべあからざるいまをみろ」に引き込まれ、これまでスバルが息を引き取った後の世界を見せられ、強烈な後悔に精神がボロボロになってしまいます。
スバルを助けるため、「色欲の魔女」カーミラがレムに扮して現れますが、スバルはレムの偽物であることを見破って激怒します。ここで三度目の魔女の茶会に招待され、エキドナはスバルに正式に契約をしようと提案しました。
「リゼロ」13巻あらすじネタバレ
茶会に嫉妬の魔女「サテラ」が現れる
魔女の茶会に嫉妬の魔女「サテラ」が現れ、他の6人の魔女の注目が集まります。サテラは嫉妬の魔女因子に適合しておらず、「嫉妬の魔女」と「サテラ」は別人格であることが判明しました。
茶会に現れたのは「サテラ」の方であり、スバルに対してもっと自分を大切にしてと言います。スバルは、これまで周囲を助けるために自分が犠牲になるという権能の使い方をしていましたが、サテラとの関わりをきっかけに、自分も大切にするという方針に変わりました。
サテラのことも救うとスバルは言って、茶会から出ていきます。エキドナとの契約は、ベアトリスを悲しませたという理由で、スバルは断りました。
オットーの熱い友情でロズワールとの一度きりの勝負に挑む
聖域に戻ったスバルは事態の打開に一人頭を悩ませますが、答えが見つかりません。その様子を見ていたオットーに激怒され、友人の自分にはカッコつけずに頼れと言われます。
オットーの協力を得ることができたスバルは、この周回で全ての決着をつけることを決意します。
そして、ロズワールと一発勝負の賭けを成立し、自分が勝利したら、叡智の書の記述から外れた世界でも、諦めずにエミリアに協力するという約束をさせました。
ガーフィールが過去を乗り越える
聖域に立ちはだかるガーフィールに対しては、言霊の加護で森中の生き物を味方にしたオットーと、ロズワールに未来を歩ませるためにスバルに協力することにしたラムが立ちはだかります。二人は奮闘しますが、ギリギリでガーフィールに軍配が上がります。
ボロボロのガーフィールは、墓所の遺跡の前でスバルと相対します。獣化までして本気になりますが、パックとパトラッシュの協力もあり、ガーフィールが敗れる結果となりました。
エミリアとスバルの勧めもあり、もう一度墓所の試練で過去と向き合ったガーフィールは、考えていた事実とは異なる真実と出会います。そして、憑き物が落ちたかのように態度が変わり、スバルとエミリアの仲間になりました。
スバルがエミリアの新しい支えになる
エミリアは、パックとの契約を失ってしまったこと、過去を思い出し始めたことから不安定な状態になっていました。
逃げ出して墓所の遺跡の中に逃げ込みますが、スバルが入ってきて、二人は本音でぶつかり合います。
激しい喧嘩の末に、スバルのどんなエミリアでも大好きで信じているという気持ちが伝わり、二人は口づけを交わしました。新しい支えを得たエミリアは、墓所の遺跡の奥のらぶれたーを読んで勇気をもらい、己の過去と向き合います。
「リゼロ」14巻あらすじネタバレ
エミリアがエリオール大森林での過去と向き合う
第一の試練でエリオール大森林に出向いたエミリアは、そこに待っていたエキドナと出会います。森は幼少期のエミリアが育った場所であり、母親代わりのフォルトナ、兄代わりのアーチ、父親代わりのジュースとの生活がそこにありました。
ある日、エリオール大森林に「拒食の魔女」パンドラと「強欲の大罪司教」レグルスが現れ、封印の扉と鍵を求めます。
鍵であったエミリアは、フォルトナとの約束を守り封印の扉を開かない決断をしますが、その結果、ジュースは「怠惰の大罪司教」ペテルギウスとなり、フォルトナは眠りにつくことになりました。
感情が爆発したエミリアは、エリオール大森林を氷漬けにし、自分もそこから100年眠りにつくことになります。
リューズの口から聖域の過去が語られる
エミリアが墓所の試練に挑んでいる間、リューズの口から在りし日の聖域が語られます。
そこには、エキドナとベアトリス、初代ロズワール、リューズ・メイエルの幸せな時間がありました。
しかし、「憂鬱の魔人ヘクトール」が聖域に襲いかかってきます。ロズワールが敗れ、エキドナが時間稼ぎをしている間に、ベアトリスがリューズを建物に転移させ、リューズが魔晶石の中に入り「聖域」の結界を展開しました。
「聖域」の目的は、本来他のリューズに伝わっていたものとは真実が異なっていたことが判明し、それは「憂鬱の魔人」の存在を隠匿するためだったと予測さレました。
墓所、リューズ・メイエルの施設、ロズワール邸の三箇所同時で戦いが始まる
リューズの話が終わると、スバル、オットー、ガーフィールの三人はロズワール邸の襲撃を撃退するため、聖域を離れて屋敷に向かいます。
第一の試練を乗り越えたエミリアが外に出てくるとラムだけが待機しており、そこにロズワールも現れ、祝辞を述べます。エミリアは、聖域の結界を絶対に解くといい、第二の試練へと向かいました。
ロズワールは大雪を降らせるため、リューズ・メイエルの複製施設に向かいます。そこに、ラム&パックが戦いを挑みます。
「リゼロ」15巻あらすじネタバレ
スバル、オットー、ガーフィールがロズワール邸の襲撃と対峙する
スバル達がロズワール邸に到着した時は、丁度エルザ、メイリィによる襲撃が始まったタイミングでした。
スバル達は総力戦で立ち向かい、ギルティラウ、岩豚ちゃんといった魔獣を撃退します。エルザとガーフィールの一騎打ちになりますが、メイリィを助けるために動いたエルザの隙を突き、初めてエルザの撃退に成功します。
ベアトリスはスバルの言葉に動かされ、ついにスバルの契約精霊、大精霊ベアトリスとして禁書庫の外に出ることになりました。契約を結んだ二人は、聖域に向かって飛んでいきます。
ラム、パックがロズワールと対峙する
ラムとパックはロズワールと対峙しますが、二人とも制限付きであり、圧倒的な実力者であるロズワールに遊ばれてしまいます。
しかし、ラムの愛の告白に衝撃を受けたロズワールの隙をつき、ラムがロズワールの懐から叡智の書を抜き取ることに成功します。本を燃やすと、普段冷静なロズワールが自分を失ってしまい、ラムに強烈な一撃を入れてしまいます。自分の行動に気付いたロズワールは、虚ろな表情ですぐにラムの治療を開始しました。
また、ロズワールが仕掛けていた天候を動かす大魔法が発動し、多兎を呼ぶための大雪が聖域に振り始めます。パックは、雪を止めるため、リューズ・メイエルの複製施設に向かいます。
エミリアが墓所の第二、第三の試練と対峙する
エミリアは第二の試練で「理想の今」を見せられます。しかし、自分を待ってくれているスバル達と、たとえ困難な未来が待っているとしても一緒に歩いていきたいと自分の考えを示し、試練を乗り越えます。
第三の試練では、「起こりうる未来の可能性」を示され、その中には多くの悲劇がありました。その問いに対しても、悲劇が起きる未来にならないよう、皆んなで協力すると答えを示し、全ての試練を乗り越えます。
エミリアは墓所の奥で眠っているエキドナと対面し、そこで聖域の術式を解放しました。また、リューズの献身によって聖域の結界の核も解放され、結界は完全に解かれることとなります。
精霊騎士スバルが多兎を撃退しエミリアの騎士となる
聖域には多兎が出現しますが、試練を乗り越えたエミリアと、契約を結んだスバルとベアトリスによって撃退されます。
裏で動いていたロズワールに対して、全員が批難を集中させます。しかし、エミリアの王選にロズワールが欠かせないこと、「誓約の呪印」で二度と味方に敵対できないことから、ロズワールを仲間として認めることになります。
全焼したロズワール邸を再建中、分家であるミロード家に身を寄せます。そこで、スバルの白鯨戦からの活躍を称して、正式にエミリアの一の騎士として、騎士を叙勲されることとなりました。
『Re:ゼロから始める異世界生活』第五章「歴史を刻む星々」
「リゼロ」16巻あらすじネタバレ
聖域から一年後、スバル達は水門都市プリステラへ向かう
聖域開放から一年後、エミリア陣営は新ロズワール邸でそれぞれに鍛錬を積んで過ごしていました。
そこに、アナスタシアからの使者ヨシュアとミミが現れ、パックの依り代にできる魔晶石が見つかったと知らされます。そして、「水門都市プリステラ」への招待を受けました。
エミリア、スバル、ベアトリス、オットー、ガーフィールは、カララギ都市国家の国境近くにある水門都市プリステラへと向かいます。
水の羽衣邸で他の王選陣営と再会する
水門都市プリステラに到着したスバル達は、その美しい景観に全員が感動します。待ち合わせ場所である「水の羽衣邸」へ向かうと、そこには「ワフー建築」という日本の旅館を模したで作られた宿がありました。
水の羽衣邸では、アナスタシア陣営だけでなく、5人の王候補の陣営全てが一堂に会します。
パックの依り代となる魔晶石は、聖域後に出会った「キリタカ」という人物が仕切るミューズ商会が持っており、オットーはその交渉へ、スバルとエミリア、ベアトリスは「歌姫」リリアナと再会するため、公園へと向かいます。
「憤怒の大罪司教」シリウスが登場
公園ではリリアナが歌っており、その歌に合わせてプリシラが情熱的な踊りを披露していました。
険悪な関係だったエミリアとプリシラの仲を取り持とうと、リリアナがリサイタルの続きをしようとします。そして、スバルにお菓子や飲み物を買ってくるように頼みます。
スバルは公園から離れて買い物に行くと、刻限塔の上に「憤怒の大罪司教」を名乗るシリウス・ロマネコンティが現れます。そして、シリウスに何をされたかも分からぬまま、スバルはシリウスの権能に巻き込まれました。
「リゼロ」17巻あらすじネタバレ
「憤怒」「強欲」の前にスバルはエミリアを連れ去られる
シリウスの攻略に3度失敗したスバルは、ベアトリスとエミリアを頼ります。シリウスに対してエミリアが対峙し、その間にスバルとベアトリスは民衆を引き付けながら人質となっていたルスベルを救出します。
エミリアの新技「アイスブランド・アーツ」でシリウス相手に勝勢となりますが、もう一人の人質ティーナを前に出され、隙を突かれてエミリアは気絶してしまいます。
その場に「強欲の大罪司教」レグルスも現れ、エミリアを嫁にすると話して連れ去ります。スバルは強欲の権能の被害に遭い、ベアトリスはスバルと周囲の負傷者の治癒にマナを使い果たして眠ってしまいます。
「色欲の大罪司教」カペラに都市庁舎が奪われる
水門都市プリステラの中心、都市庁舎に「色欲の大罪司教」カペラ・エメラダ・ルグニカが襲いかかります。
カペラによって制圧された都市庁舎には、街全体に声を届けられる放送のミーティアがありました。
カペラはミーティアを使って街に恐怖を与え、「魔女の遺骨」を差し出すことを要求します。
ガーフィール、ミミが都市庁舎で敗れる
街はずれにいたガーフィールとミミは、カペラの放送を聞いて、自分達が偵察に向かうことにします。
しかし、ガーフィールはこの直前に記憶を失っていた母親と再会しており、ミミの警告を無視して、威力偵察ではなく、より踏み込んだ戦いを臨んでしまいます。
そして、操られている「前剣聖テレシア」の加護による一撃が襲いかかり、ガーフィールを庇ってミミが深い傷を負ってしまいました。ガーフィールは自分の責任を痛感しながら、アジトとなっていたミューズ紹介へと駆け込みます。
都市庁舎奪還作戦を実行
王選陣営の仲間達が続々とミューズ商会に集まり、スバル達は都市庁舎奪還作戦を計画し、実行に移します。
都市庁舎には操られている「前剣聖テレシア」と「八ツ腕のクルガン」がおり、他に「暴食の大罪司教」ロイ・アルファルドと「色欲の大罪司教」カペラ・エメラダ・ルグニカが待ち構えていました。
王選陣営も、スバル含む6名の主戦力で臨みますが、敗戦濃厚となってしまいます。敗北が決定的になる寸前、水門から放たれた濁流が都市庁舎にも押し寄せ、戦闘が中断となりました。
「リゼロ」18巻あらすじネタバレ
ミューズ商会が「憤怒」に襲撃されキリタカが連れ去られる
主戦力が都市庁舎攻略戦に出向いた後、ミューズ商会には「憤怒の大罪司教」シリウスが現れました。
フェリス、へータロー、ティビー、白龍の鱗の奮闘で、ミューズ商会にいた非戦闘員や負傷者は脱出に成功し、濁流の水が引いた後の都市庁舎へと拠点を移しました。
シリウスの狙いは、プリステラの十人会の最後の一人となっていたキリタカでした。キリタカを確保した後は、それ以上の追撃をやめ、シリウスは自分の担当の制御塔へと戻ります。
王選陣営の仲間達が都市庁舎に集まってくる
都市庁舎には、奪還作戦に参加していたメンバーと、ミューズ商会にいた仲間達が集まっていました。
放送のミーティアを取り戻した王選陣営は、スバルが街全体に放送を流し、絶望に染まりかけていたプリステラの希望を取り戻させます。
また、ラインハルトやオットー、プリシラ、リリアナ、アルといったバラバラになっていた仲間達も、全員が都市庁舎に集合しました。
制御塔四箇所同時奪還作戦を敢行する
エミリアからの伝言など、集まった情報を元に考えて行くと、大罪司教は4つの制御塔に一人ずつ陣取っている状態だと判明しました。
水門を盾にして要求を通そうとする大罪司教に対して、王選陣営も4グループに分け、四つの制御塔の同時攻略作戦を立案します。
各大罪司教に相性の良い組み合わせに振り分け、いよいよプリステラの最終決戦へと臨みます。
「リゼロ」19巻あらすじネタバレ
スバル、ラインハルト、エミリアが「強欲の大罪司教」レグルスと対峙
エミリアとの結婚式を挙げようとしていた「強欲の大罪司教」レグルス・コルニアスに対しては、スバル、ラインハルトのコンビが向かいいます。
無敵とも思えるレグルスの権能に苦しめられますが、スバルが二つの権能「獅子の心臓」「小さな王」を見破り、エミリアが権能を打破し、最終的にラインハルトがレグルスを撃退することに成功します。
レグルスの中にあった「強欲の魔女因子」は、次の依り代としてスバルを選びました。
プリシラ、リリアナが「憤怒の大罪司教」シリウスと対峙
周囲にいる人々の感覚・感情の共有ができる「憤怒の大罪司教」シリウス・ロマネコンティに対しては、太陽姫プリシラと、歌姫リリアナが向かいます。
戦いの場となった広場は、シリウスによって操られている人々に囲まれてしまいましたが、リリアナの歌と加護によって、シリウスの権能の影響から解放することに成功します。
プリシラは「陽剣」を引き抜き、圧倒的な戦闘能力でシリウスを撃退することに成功しました。
各地で王選陣営と大罪司教の戦いが始まる
決着のついた2つの制御塔以外にも、プリステラのあちこちで王選陣営と大罪司教達の戦闘が繰り広げられます。
残り2つの制御塔以外にも、手薄となった本拠地を襲撃しにきた「色欲の大罪司教」との戦闘が始まり、偶然集まったオットー、フェルト、ダイナス達と『暴食の大罪司教』ライ・バテンカイトスとの戦闘も始まりました。
「リゼロ」20巻あらすじネタバレ
オットー、フェルト、ベアトリスが「暴食の大罪司教」ライ・バテンカイトスと対峙
スバルの放送を聞いて、自分達の「英雄」に会いに行こうとしていた『暴食の大罪司教』ライ・バテンカイトスは、偶然にも集まったオットー、フェルト、ガストン、ダイナス率いる白龍の鱗と対峙します。
オットーの加護、ガストンの流法、途中参戦したベアトリスの力によって時間稼ぎに成功し、フェルトが宿から持ってきたミーティアによって、バテンカイトスの撃退に成功します。
しかし、バテンカイトスが妹「ルイ・アルネブ」に代わると、瞬時にダイナスとオットーが深手を負ってしまいます。運良くアルネブが撤退を判断したことで、それ以上の被害は防ぐことができました。
アル、アナスタシア、フェリスが「色欲の大罪司教」カペラ・エメラダ・ルグニカと対峙
手薄になった都市庁舎に対しては、「色欲の大罪司教」カペラ・エメラダ・ルグニカが現れます。
アナスタシアの罠によって都市庁舎地下に落ちたカペラは、待ち構えていたアルと対峙します。アルは「領域展開」を使い、50回以上の試行錯誤の末、竜の姿となったカペラを都市庁舎の下敷きにし、自身は外でフェリス、アナスタシアと合流することに成功します。
それでも無傷で再登場したカペラに三人は驚きますが、福音書の指示に従ってカペラは撤退し、代わりに亜獣が三人を追いかけ回すことになります。亜獣撃退の戦力がない三人でしたが、間一髪のところでプリシラが現れ助けられました。
ガーフィールが「八ツ腕のクルガン」と対峙
ガーフィールは、都市庁舎奪還作戦で敗北必至だった相手、ヴォラキア帝国の英雄「八ツ腕のクルガン」と単独で対峙します。
二人の戦いは広範囲に及び、制御塔前の広場から始まり、塔の中、上層部、近くの避難所と、壁という壁を破壊して戦いが繰り広げられました。避難所にいたフレド、ラフィールの声援を受け、ガーフィールはクルガンの連撃を回避して一撃を入れることに成功します。
クルガンは、最後の瞬間だけ正気に戻り、ガーフィールに「見事」と告げると、役目を終えたかのように塵となります。
ヴィルヘルム・ラインハルトが「前剣聖テレシア」と対峙
「前剣聖テレシア」に対しては、夫であるヴィルヘルムが立ち向かいます。若かりし頃の王都での戦いの再現のように、ヴィルヘルム優勢で戦いが進みますが、二人の息子ハインケルの登場によって、ヴィルヘルムに隙ができて倒されてしまいます。
二人の孫であるラインハルトの到着が間に合い、テレシアを打ち取ります。最後の瞬間に正気になったテレシアに、ヴィルヘルムは、ずっと伝えることのできなかった「愛してる」の言葉を伝えます。テレシアは笑顔で塵となりました。
戦いの後、アストレア家の三世代の男達は、それぞれの考えが対立し、深い溝ができてしまいました。
ユリウス、リカードが「暴食の大罪司教」ロイ・アルファルドと対峙
『暴食の大罪司教』ロイ・アルファルドに対しては、アナスタシア陣営のコンビ、ユリウスとリカードが対峙します。
正々堂々名乗りを上げたユリウスは「暴食」の権能の被害に遭い、人々の記憶の中から忘れられてしまいます。動揺するユリウスを庇ってリカードが負傷しますが、アルファルドは福音書の指示に従って撤退します。
ユリウスは、忘れられたショックのあまり、スバルが自分のことを覚えていると知るまで、周囲にコソコソと隠れていました。
スバル達は「賢者」に会いにプレアデス監視塔へ向かう
水門都市プリステラを襲撃しにきた大罪司教から、かろうじて街を救うことのできた王選陣営は、今後の動き方について会議を開きます。
捕縛した「憤怒の大罪司教」はラインハルト、フェルトが王都に連行することになります。また、「色欲」の権能で姿を変えられた人や、「暴食」の権能で世界から忘れられた人達を助けるため、スバル達は「賢者」シャウラを求めて、大陸の東にあるプレアデス監視塔を目指すことになりました。
アナスタシア(襟ドナ)、ユリウス、スバル、エミリア、ベアトリスは、まず経由地であるロズワール邸を目指してプリステラを出発します。
『Re:ゼロから始める異世界生活』第六章「記憶の回廊」
「リゼロ」21巻あらすじネタバレ
ラム、レム、メイリィもアウグリア砂丘への同行する
水門都市プリステラを出発したスバル達は、レムを同行させるため、新ロズワール邸へと戻ります。
魔獣の巣窟であるアウグリア砂丘の突破方法を探るため、スバル達は地下座敷に匿われているメイリィに話を聞きにいきますが、メイリィもスバル達に同行して助けてくれることになりました。
プレアデス監視塔には、ロズワール邸の仲間達から、ラム、レム、メイリィも同行することになります。
アウグリア砂丘の結界、魔獣を突破する
アウグリア砂丘に到着したスバル達は、酒場の主人から、塔に向かって迷ったら「鳥を追え」とアドバイスをもらいます。
砂丘では進んでも一向に塔に近づくことができず、ベアトリスの陰魔法に近い結界が存在していることが発覚します。酒屋の主人のアドバイスに従い、鳥を追っていったスバル達は、その先で時空の切れ目を見つけて結界を突破します。
結界を突破した先には大量の魔獣が生息していました。また、さらに塔に近づこうとすると、白光がスバル達に向けて放たれてきます。白光に対してはベアトリスのアンチ魔法で対抗しますが、砂丘の結界に干渉してしまい、スバル、ラム、襟ドナ、パトラッシュが地下へと飛ばされてしまいます。
砂丘の結界に触れてスバル、ラム、襟ドナが地下に飛ばされる
地下空間にはスバル、ラム、襟ドナ、パトラッシュがいて、三人と一頭は出口を求めて、暗い道を進んでいきます。
道は途中で二又に分かれており、右に進むと鉄の壁が出現しました。スバルが触ると途端に消えますが、さらに先に進むと突然仲間割れが発生してしまい、スバルの権能が発動する事態となります。
二又を今度は左に進むと、ケンタウロスのような魔獣「餓馬王」が待ち構えており、スバル、ラム、パトラッシュは負傷してしまいます。間一髪のところで、餓馬王に白光が降り注ぎ、スバル達は危機を脱します。
「リゼロ」22巻あらすじネタバレ
プレアデス監視塔で「賢者」シャウラと出会う
地下でスバル達を助けてくれたのは、スバル達が会いに来た「賢者」シャウラでした。既にエミリア達も塔に迎えられており、六階層ある塔の一番下の階で再会します。
シャウラは自分は「賢者」ではなく、恐らくそれはフリューゲルのことだろうとスバル達に言います。
そして、スバルこそがフリューゲルであり、「お師様」と呼んで懐きます。
プレアデス監視塔の「試験」に挑む
プレアデス監視塔は、スバルが戻ったことで「大図書館プレイアデス」に戻るとシャウラが宣言します。塔には聖域の墓所の試練のように「三つの試験」が用意されており、試験をクリアすることで、スバル達が知りたい情報が手に入るだろうということが分かりました。
三階層のタイゲタの試験では、日本からの異世界転生者にしか解くことのできない問題が提示されており、スバルがこれを解いてクリアすると、亡くなった人の人生を追体験できる「死者の書」が所蔵された『タイゲタの書庫』が出現しました。
スバルが「傲慢の魔女テュフォン」を、ユリウスがかつて戦ったヴォラキア帝国の将軍の本を読みます。
タイゲタの書庫に向かったスバルが記憶を失う
二階層では、三英傑の一人に数えられる「剣聖」レイドが待ち構えていました。
試験内容はレイドに対して一撃でも入れることであり、エミリアが成功するものの、他の仲間達は圧倒的なレイドの実力を前に何もすることができません。
レイドの攻略方法を探るべく、スバルが「タイゲタの書庫」でレイドの本を読もうとしますが、そこで記憶を失ってしまいました。
「リゼロ」23巻あらすじネタバレ
記憶を失ったスバルに脅威が襲いかかる
異世界転生してきてからの記憶を失ったスバルに、プレアデス監視塔の脅威が次々と襲いかかります。
螺旋階段での出来事、スバルの件を後回しにする判断をする仲間達、剣聖レイドによる攻撃、砂漠での砂蚯蚓・シャウラの攻撃、地下空間での出来事、仲間達に襲い掛かる惨劇、謎の黒い影と、記憶を失ったスバルは絶望的な状況に追い込まれていきました。
味方に疑心暗鬼になっていく
精神をすり減らしたスバルは、味方に対しても疑いを強くしていきます。
スバル自身も自分ではない別の人格に乗っ取られる時間が発生し、味方に対して危害を加えてしまいます。そのことを怪しまれ、ラムによって捕縛された所を、再びプレアデス監視塔に驚異が襲いかかります。
驚異の中、記憶を失ったスバルに対しても、ユリウスはスバルにアナスタシアのことを任せ、ベアトリスは変わらぬ親愛を示します。襟ドナも最後にはスバルを信頼していることを伝えました。スバルは、自分は仲間達に信じてもらっているのだと気付きました。
元のスバルに体を返すことを決意する
黒い影に呑み込まれる直前でさえ、エミリアは自分のことを心配して、かつ頼ってくれます。
スバルは、『ナツキ・スバル』がどうして辛い経験を繰り返してまで頑張ってくることができたのかを理解します。それは、「エミリアのことが好きだから」であり、自分も同じだと考えました。
そして、仲間達を信じて事態を打開するための努力をし、体を『ナツキ・スバル』に返すことを決意します。
「リゼロ」24巻あらすじネタバレ
スバルは記憶喪失を全員に共有する
仲間達を信頼することに決めたスバルは、朝食会場で自分が記憶喪失になったことを共有します。
メイリィやユリウスに激しい動揺が走ります。スバルは自分から、自分の記憶よりも塔の攻略を優先しようと提案します。
レムはスバルの状態に対して、必ず雪解けの季節はやってくると話します。
袋小路に迷い込んでいたメイリィを全員で助ける
昨晩、タイゲタの書庫で自分を激しく動揺させたスバルが記憶をなくしたことで、メイリィは螺旋階段でスバルに襲いかかります。
しかし、スバルは既に事前対策をしており、エミリアや他の仲間達と協力しながらメイリィを助けます。
そして、メイリィが求める答えを自分達と一緒に探そうと手を差し伸べ、正式にメイリィがエミリア陣営の仲間となりました。
スバルがタイゲタの書庫から「魂の回廊」へと向かう
二階層の試験を乗り越えるため、スバル達はタイゲタの書庫でレイドの本を探して、読むことにします。
レイドの本を読んだスバルは「魂の回廊」へと向かい、そこで自分が記憶を失った理由である『暴食の大罪司教』ルイ・アルネブと遭遇しました。
ルイに絆されそうになったスバルでしたが、レムが現れ、スバルを叱咤したことで無事にタイゲタの書庫に戻ることに成功します。また、この時に「強欲の魔女因子」から新しい力が芽生え、「コル・レオニス」という権能を使えるようになりました。
プレアデス監視塔を5つの脅威が襲いかかる
タイゲタの書庫で目覚めたスバルの近くには、ベアトリス、エキドナ、メイリィがいました。
塔に様々な異変が発生しており、他の仲間達はそれぞれに対処するため、タイゲタの書庫を離れています。
塔を襲撃してくるアウグリア砂丘の魔獣、『暴食の大罪司教』の兄弟、シャウラが変貌した大蠍、自由に歩き回る剣聖レイド、塔を呑み込む黒い影。スバルは、塔に襲いかかってくる脅威を確認していきました。
5つ目の塔のルールとシャウラの本音が明かされる
繰り返す世界の中、四階層のバルコニーでシャウラの本音をスバルが聞き出します。
シャウラは四百年間フリューゲルを待ち続けており、この数日間の再会を心から喜んでいました。そして、自分が5つ目の塔のルール「塔のルールを破壊することを禁ぜず」を隠していたことを明かし、その理由がスバル達とずっと一緒にいたいからだと話します。
スバルは、シャウラが味方であったことに安心し、全員を救うと決めて5つの脅威へと立ち向かいます。
「リゼロ」25巻あらすじネタバレ
スバルが記憶を取り戻す
シャウラを含めて全員を救うと決めたスバルは、プレアデス監視塔を襲う5つの脅威の対抗策を見つけるため、20回以上の死に戻りを繰り返します。
新しく目覚めた権能「コル・レオニス」が、タイゲタの書庫の中に微弱な反応を見つけると、そこには「菜月昴」の死者の書がありました。本を開くと、記憶を失うまでの『ナツキ・スバル』の死に戻りの追体験が次々と始まります。
そして、魂の回廊に再び入ったスバルは『ナツキ・スバル』と出会い、そこで一つに統合されることになりました。
プレアデス監視塔を襲う脅威を退ける
記憶を取り戻したスバルは、プレアデス監視塔を襲う5つの脅威のうち、嫉妬の魔女の影を除く4つに対抗します。
『暴食』ライ・バテンカイトスにはラムが、『暴食』ロイ・アルファルドの体を乗っ取ったレイドにはユリウスが、アウグリア砂丘の魔獣はメイリィが、紅蠍となったシャウラにはスバル・ベアトリスがそれぞれ対峙しました。
一階層に向かったエミリアは、神龍ボルカニカと出会い、そこで最後の試験を突破します。それを合図に監視塔の空が晴れ渡り、シャウラは塵に変わってしまいました。塵からは小さな紅蠍の魔獣が現れ、メイリィが加護の影響下に入れて、自分の頭の上に置きます。
草原に飛ばされ、ついにレムが目覚める
4つの脅威を全て退けた一同は、負傷者は緑部屋に、その他の仲間達はエミリアと共に一階層へと向かいます。
すると、突然緑部屋に光が出現し、その後から『暴食』ルイ・アルネブが実体化して登場しました。戸惑うスバル達でしたが、ルイが現れたことで、プレアデス監視塔の下から嫉妬の魔女の影が襲撃しにきます。
影に飲み込まれてしまい、スバルは死に戻りを覚悟しましたが、一階層からボルカニカによる青い光が降り注ぎ、嫉妬の魔女の影を消し去ります。しかし、スバルが目覚めるとそこは見覚えのない草原で、近くには直前に抱えていたルイとレムがいました。
周辺を探るスバルの袖を引く感触があり、スバルが衝撃と共に振り返ると、そこには目覚めたレムがいました。
短編小説1のネタバレ、ストーリー解説
短編小説3のネタバレ、ストーリー解説
『Re:ゼロから始める異世界生活』短編小説6
「魔女のアフターパーティー 魔女の資格」あらすじネタバレ
氷季の川をドンブラコと流されていたオメガがコレット、パルミラと出会う
肉体に魂が馴染むまでには時間がかかるため、オメガが水を飲みに川に近づいた際、足を滑らしてしまい、氷季の川に落ちてしまいました。体温が低下し、動けなくなったオメガは、川沿いにいたコレットという少女に助けてもらいます。
コレットは、十二歳頃の幼い少女で、故郷の村から少し離れた川沿いの小屋で、一人で生活をしていました。体力が回復するまでの間、オメガはコレットの小屋に滞在することとなります。オメガが本物の魔女であると分かると、コレットは400年前の話を聞かせて欲しいと願いました。
オメガは体力を戻した後、コレットのつけていた腕輪について聞きます。銀色の腕輪の表と裏には幾何学模様が刻まれており、コレットは両親の形見であると話します。
また、コレットが森の東側に生息している魔獣を恐れていると話すと、オメガは助けてくれたお礼に、魔獣を撃退しようと森の東へ向かいました。しかし、そこには石積みの墓所があり、そこでパルミラという少女と出会います。パルミラは、オメガに早く出ていかないと『獣』にズタズタにされてしまうと忠告して去ります。
『獣』となったコレットとオメガが対峙する
パルミラに忠告された内容をコレットに相談した夜、夜中にオメガが目覚めると、魔女達が入っている青い輝石がなくなっており、同時にコレットの姿も消えていました。
オメガが森の東へと向かうと、墓所で『獣』となったコレットが現れます。土魔法でオメガは簡単に制圧しますが、パルミラが現れ、コレットを庇いました。パルミラは、コレットが魔女になるのを止めたかったと叫び、オメガは全て理解します。
コレットの腕輪は、かつてエキドナが弱者が身を守ることを目的に製作した「獣護輪」と名付けたミーティアでした。「獣護輪」を装着すると、マナを取り込んで肉体が強化される代わりに、意識が飛んで獣のようになってしまいます。コレットの周囲で悲劇が多発していたのは、このミーティアが原因だったと分かります。
オメガが本物の『魔女』を教える
村の人々は、コレットを「魔女」と恐れるようになり村から追い出しました。そして、コレットは、いっそ本物の魔女になろうと、エキドナが生きていた400年前と同じように、供物として森の獣を捧げていたのでした。
オメガは、森の獣で魔女になれると考えるのは子供の考えだと言い、空に手を降ります。分厚い雲が払われ、月の光がオメガに降り注ぎ、そこに『強欲の魔女』エキドナの姿が現れました。エキドナの姿を見たパルミラは、恐怖で震え上がります。
エキドナは、「魔女」を勘違いしていると教えようと村に向かうと、村は阿鼻叫喚が響き渡り、村人は生涯悪夢を見続ける事態に巻き込まれてしまいました。
旅立つオメガにコレット、パルミラが同行することになる
翌朝、支度を整えたオメガが小屋を出ると、コレットとパルミラの姿があり、オメガは驚きます。
コレットは、「オメガちゃん、一人で大丈夫?」と心配しながら、オメガが忘れていた魔晶石を渡します。
そして、コレットが魔女ではないと誤解は解けた一方で、「魔女の友達」と知れ渡ってしまったことが分かり、もう村の近くにさえいることができないと分かりました。オメガは二人の同行を受け入れると、コレットは大喜びします。
『Re:ZEROPEDIA』短編小説
「エミリーさんのメイド道」あらすじネタバレ
アンネローゼの勘違いでエミリアのメイド道が始まる
ロズワールの提案に乗り、エミリアはエリオール大森林を竜車に乗って出ます。準備がある間、分家であるミロード家に向かうエミリアでしたが、道中で偶然にもミロード家の当主、アンネローゼと家令クリンドの乗る竜車と出会い、同乗してミロード家に向かうこととなります。
アンネローゼは、エミリアをいつものロズワールの亜人趣味で送られてきた子と勘違いし、屋敷のメイドとして迎え入れます。屋敷には助っ人で来ていたフレデリカもおり、エミリアは「エミリー」と名前を間違われたまま、メイド生活をスタートすることとなりました。
また、エミリアがハーフエルフだと打ち明けた際、アンネローゼは特別扱いしない!という気持ちの良い優しさを見せており、エミリアはアンネローゼがすごくいい子だと感じます。
エミリーの険しいメイド生活が始まる
パックにメイド服と三つ編みを仕上げられたエミリアは、ロズワールが自分を試していると勘違いし、メイドの仕事に邁進することを誓います。
しかし、二日間全力で挑んだメイドの仕事は、満場一致で適性なしと判断され、フレデリカには「ここまでの子はラム以来」とまで評価されてしまいました。
その折、アンネローゼに呼ばれて三階へと向かいます。途中、クリンドとすれ違い「魂が器に見合った成長をしていない」とエミリアが本質を見抜かれ、驚きました。
アンネローゼがエミリアにチューで子供ができると教える
アンネローゼはエミリアの無防備さを心配し、「男は狼よ!」と忠告します。
そして、書庫の奥へと連れて行くと、二人で窓から裏庭を覗き込み、使用人同士が隠れて逢瀬を重ね、チューをしている現場を覗き見します。
エミリアはドギマギしますが、アンネローゼも興奮しており、ここで「男の人と女の人がチューをすると赤ちゃんができる」とエミリアに教えました。
アンネローゼが魔法の教えをエミリーに請おうとする
アンネローゼはミロード家の当主であり、三十にもなる本家のロズワールに子供ができなかった場合、アンネローゼが引き継ぐことになります。その場合、アンネローゼに求められるのは「選ばれた魔法使い」であり、アンネローゼはその期待に応えるため、最大限の鍛錬を積んできました。
しかし、九歳の頃のロズワールは、既に基本四属性の魔法が使うことができ、二年もしないうちに残りの二属性も扱えるようになっています。アンネローゼは既にマナに干渉できるレベルまでに鍛錬を積んでいましたが、ロズワールと比較すると見劣りし、そこに焦りを感じていました。
そして、エミリアがハーフエルフだと知ったことで、魔法の扱いに長けた種族であるエミリアに、魔法を教えてもらおうと考え、呼び出したのでした。
厳しい現実を向けられてもアンネローゼは平然と受け止める
アンネローゼの要請に対し、エミリアは「精霊使い」であること、パックも特殊な魔法の使い方をしていることから、教えてあげることはできないと断られてしまいます。
パックが現れ、初めて見る精霊に大はしゃぎをするアンネローゼは、自分にも精霊魔法は使えるのかと聞きますが、パックはハッキリと才能はないと言われてしまいました。
強い言葉にエミリアは心配しますが、アンネローゼは平然と受け止め、やはり進むべき道に近道はないと、魔法使いの道に邁進すると心を新たにします。その姿に、エミリアは素直に感心しました。
エミリアとアンネローゼの「姉妹」が約束をする
アンネローゼとエミリアは、手と手を合わせ、互いの目標から絶対に逃げずに立ち向かい、どちらが先に達成するか競争すると約束します。
エミリアがつい「アンネ」と呼ぶと、アンネローゼは「その呼び方を許すのは家族と親しい友人だけ」と言いますが、エミリアにも許すことにします。
その理由は、エミリアは自分の妹のようだから、と話すとエミリアがプンプンとなり、姉妹喧嘩が始まってしまいました。その数時間後、ロズワールがミロード家を訪れ、全ての誤解が溶けます。
エミリアが約束を誓う大雪を降らす
ミロード家とエミリアの誤解が解けた後、クリンドやフレデリカの態度が一変し、距離の置いた接し方に変わります。
アンネローゼも「エミリア様」と呼ぶようになり、温もりのない別れのやり取りをしました。しかし、アンネローゼが最後に「エミリー」と呼んで、約束を交わした掌を再び差し出します。エミリアは喜び、二人は掌を合わせて別れました。
エミリアは、竜車の中でパックに頼み、天候に干渉する大魔法を使い、ミロード家に雪を降らせます。そして、ロズワールに対して、改めて王様になると宣言し、ロズワールがエミリアのその覚悟を受け取りました。
ロズワールは自分の口の中だけで、「王家の病没まであと一ヶ月、ここからだ」と口にします。
本ページの情報は2022年01月18日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。