本記事では、エリオール大森林でエミリアの兄貴的ポジションで登場した「アーチ」について、アーチとエミリア、フォルトナとの関係、託された「守り人」としての役割、たまに浮上するパック説への考察、黒蛇との戦いの最後についてご紹介していきます。
アーチの基本プロフィール
種族 | エルフ |
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エミリアとの関係 | 兄的ポジション |
役職 | 次代の「守り人」 |
アーチのストーリー
エリオール大森林のエルフの里に登場
今リゼロラノベ読み返してるけど、、、辛すぎて、泣ける、、、
これは考察だけど、、、もしフォルトナがシリウスなら救われなさすぎて酷い。ジュースも同様に。
個人的にはアーチの死に方が1番辛かった#リゼロ #エミリア pic.twitter.com/guwXTY7Yi5— はるさめ (@lDnYifCSUUGsP3q) September 1, 2020
アーチは、エミリアの墓所の試練「まず過去と向き合え」に映し出される、エリオール大森林のエルフの里に登場した若い少年エルフです。
フォルトナやエミリアとも仲が良く、エミリアの兄貴的ポジションに立っており、エミリアを心配して、お姫様部屋に入るときには、お菓子などをあげて脱走しないように気を配っていました。
また、ジュースが物資の配給に来る時には、フォルトナの代わりに物資の分配の指揮などをしており、エルフの副リーダーでもありました。
エミリアの兄貴的立場で次代の「守り人」
続けてとらのあな様は特典SS小冊子!
なんと、早くもエリオール大森林の3人が登場です! 幼き日のエミリアと、彼女の過ごした世界はどのようなものだったのか。こちらも楽しみですね!#rezero #リゼロ pic.twitter.com/iOLcD1Lrnl— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) September 17, 2017
アーチは、若い少年エルフながらも、フォルトナに「次代の守り人」と言われており、本人もその期待に応えようと鼻息を荒くしています。
幼少期の頃のエミリアは、アーチが厳しくなったと感じ、お姫様部屋を脱走したり、封印の扉を探したりする際には、フォルトナとアーチの二人の目を気にしていました。
パンドラ、レグルス襲撃時はエルフを指揮して対峙
「虚飾の魔女」パンドラ、「強欲の大罪司教」レグルスがエリオール大森林を襲撃した際には、フォルトナとジュースが里に不在だったため、アーチがエルフの民を率い、ジュースの部下と協力しながら魔女教徒の襲撃に対応します。
しかし、準備万端で奇襲を仕掛けてきた魔女教徒の前に状況は劣勢となり、戻ってきたフォルトナにそのことを報告します。
フォルトナからエミリアを託され「守り人」を継承する
!?!?
フォルトナとジュースが表紙……?
す、すまない 俺はもうダメだ
嬉しさでもう倒れる…#リゼロ #リゼロ14巻 pic.twitter.com/PXDlrOzXa4— Rezelia (@rezeliaSaber) August 27, 2017
状況が悪いことを感じたフォルトナは、エミリアをアーチに託し、森の外に逃がすように伝えました。
また、この時にフォルトナからアーチへ、「守り人」の役目も継承されます。
フォルトナはこの後にジュースのもとに戻りますが、アーチに全てを託していたことから、自分の命を捧げて、エミリアが逃げる時間稼ぎをするつもりでした。
アーチもフォルトナの覚悟を理解しており、涙を呑んでエミリアを担ぎ、森の外へと走り出します。
森に現れた「黒蛇」に命を奪われる
#リゼロ#幼女エミリア#アーチ pic.twitter.com/BTJvYQRm3a
— アニメ・映画LOG (@anime_eigaLOG) January 12, 2018
アーチはエミリアを連れて、森の外に逃げて行きます。
途中、ロマネコンティ一族の人間、ジュースの部下の副リーダーと合流しますが、彼は黒蛇の攻撃に遭って粉々に砕け散ってしまいます。
ジュースはエミリアを抱えてなおも逃げますが、黒蛇の舌が足に触れてしまい、少しずつ石化が始まってしまいました。
最後は、エミリアに、森の外に向かって振り向かずに走るよう伝え、笑顔で見送ります。
エミリアが逃走するための時間稼ぎをして、黒蛇によって最後を迎えました。
エミリアの第二の試練の中で再登場し「お兄ちゃん」と呼ばれる
アーチは、エミリアの墓所の遺跡の第二の試練「ありうべからざるいまをみろ」で、湖畔の塔の上に現れます。
エミリアが、理想の今ではなく、辛い現実に戻る判断をしているのを見て心配しますが、「ありがとう、お兄ちゃん」と言われ、エミリアの覚悟を受け入れます。
また、この後にアーチの姿はエキドナに変わっており、アーチの登場はここで終わっています。
アーチの主な活躍は原作小説14巻になります。14巻のあらすじ・考察については下記でまとめていますので、宜しければご確認ください。
アーチの強さ、能力
エルフの里の次代のリーダー
アーチは「次代の守り人」であり、エルフの里の副リーダー的ポジションに立っていました。
現在の守り人のフォルトナの戦闘能力がずば抜けていたことから、それを継ぐアーチのポテンシャルも相当のものであると考えられます。
極めて高い精神力
また、黒蛇の攻撃に遭って全身が石化していく中、エミリアが心配しないように最後まで笑顔で見送ります。
体が砕け散っていく中でも、叫び声一つあげることなく、黒蛇に対して時間稼ぎを敢行したことからも、相当に高い精神力の持ち主であることが分かります。
アーチに関する考察、ネタバレ
アーチがパック説はあり得る?
パックはエキドナによって作られた人工精霊であり、その元となった人物はまだ明かされていません。
そのため、アーチがパックなのでは、という説も浮上しています。
しかし、この説は時間軸を根拠として否定することが可能です。
パックはベアトリスの前に造られた人工精霊であり、それ故に「にーちゃ」と慕われています。また、エキドナとは袂を分けており、聖域の結界が張られる前の時点で、エキドナの隣にパックの姿はありませんでした。
ベアトリスは400年間禁書庫にいたため、聖域の結界が張られたのは400年以上前のことになります。
エリオール大森林でのパンドラ襲来は100年程度前のことなので、パックが造られた時点で、アーチも健在(もしくは誕生前)であるため、アーチがパック説は否定することができます。
アーチが継いだ「守り人」の役割とは?
アーチはフォルトナに「守り人」を継承され、エミリアを託されて森の外へと逃走を開始しています。
エリオール大森林には「封印の扉」と「鍵」となるエミリア、二つの守るべきものがあり、「守り人」とはこの封印を守るための存在であることが分かります。
本来は扉とエミリア、二つとも守ることが望ましいですが、パンドラの襲撃により、鍵であるエミリアだけでも守るという判断を下し、フォルトナはアーチに託したものと考えられます。
アーチの章ごとの活躍、動き
リゼロSS「エリオール大森林チーム、雪解けの季節を待って」のアーチ
エミリアの大嘘作戦に悪戯する
ジュースと会いたいがため、お腹痛い作戦を敢行したエミリアに対して、アーチはいきなり「フリじゃなくて?」と核心を突きます。
動揺するエミリアをよそに、周囲の大人達が演技でエミリアが亡くなることを悲劇的に悲しむと、アーチも兄としての優しさが満ちた表情で「もっといっぱい遊んであげたらよかったな。ごめんよ、エミリア」と自分の目頭を覆いました。
第4章「聖域と強欲の魔女」のアーチ
6周目 | (エミリアの夢の中) ・エミリアの「兄」のような存在 ・フォルトナの次の「守り人」 ・エミリアを守るために動きを見守っている (レグルス、パンドラ襲撃後) ・フォルトナから次の守り人としての使命を託される ・エミリアを森の外に逃すように頼まれる ・黒蛇の邪舌に囚われてしまう ・エミリアに真っ直ぐ前を向いて走って、と告げて命を落とす |
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アーチまとめ
本記事では、エリオール大森林でエミリアの兄貴的ポジションで登場した「アーチ」について、アーチとエミリア、フォルトナとの関係、託された「守り人」としての役割、たまに浮上するパック説への考察、黒蛇との戦いの最後についてご紹介していきました。
エミリアを優しく見守っていた兄的立ち位置のアーチですが、三大魔獣の一角「黒蛇」の襲撃によって身体が粉々になってしまいます。
ただし、完全に命を落とした描写はされておらず、黒蛇の影響は「マナを溜め込んだ魔晶石」で解消できること、エリオール大森林がマナの充満した土地であることを考えると、万が一にでもまだ生存している可能性を信じたくなりますね。
エリオール大森林は、現在エミリアの影響で凍土と変わっており、粉々になってさえいなければ、瀕死状態ではあるものの、仮死状態で留まってくれている可能性もあります。
凍土が溶けるのは随分先になりそうではありますが、アーチが生存しているのか、楽しみに待ちたいと思います。
本ページの情報は2021年04月21日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。