「Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)」の『色欲の魔女』カーミラのまとめページです。
『色欲の魔女』の権能である「無貌の花嫁」の効果、スバルがレムと見間違えた理由、400年前の魔女としての活動と最期、「愛」にこだる理由など、リゼロのカーミラについて詳しく解説していきます。
『リゼロ』カーミラの基本プロフィール
魔女 | 『色欲の魔女』 |
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容姿 | 薄桃色の髪の可愛らしい容姿、地面に着きそうな程に長いマフラー、手首が隠れる程深い白服、肌の露出を控えている |
雰囲気 | 気弱そうな雰囲気でたどたどしく喋る |
権能 | 『無貌の花嫁』 |
『リゼロ』カーミラの立場&役割、目的
『色欲の魔女』として400年前に君臨
カーミラは、400年前の魔女の時代に『色欲の魔女』として君臨した少女です。
元々は普通の村娘でしたが、領主に気に入られ、強引に村から引き剥がされたことを契機に『色欲の魔女』として覚醒します。
カーミラの周囲にいる人々は全員「無貌の花嫁」に魅せられ、カーミラに女王の座を与えるため、戦いを拡大させていき、世界を混沌へと導きました。
「愛」を大切にする
カーミラは、許嫁や家族さえも、自分ではない誰かを自分に見ていることに深く傷付き、自分に向けられる「愛」を求めて彷徨います。
そのため、「愛」というものを非常に重要視しており、「愛」の存在を無視することは誰にも許しません。
「夢の城」でスバルが命を落としかけた時には、「色欲の権能」を使い、スバルに自分のことを想う人々の「愛」を見せ、スバルに愛されていることを気付かせました。
『リゼロ』カーミラの性格・人物像
引っ込み思案で気弱な性格
カーミラの性格は引っ込み思案で、一言で言えば気弱な性格です。
人の目を見て会話をすることも難しく、言葉もたどたどしく、スムーズに話すことはできません。
ただし、毒舌は鋭く、言ってしまえば「内弁慶気質」の妹キャラがカーミラです。
「究極の自己愛」を持ち敵対者には容赦ない
一方で、敵対者には一切容赦しない好戦的な一面も持っています。
スバルは「自己愛の塊」と表現しており、エキドナでさえも、カーミラに敵対されると全ての人々が敵に回るため、「君を敵に回すと厄介」と表現していました。
『リゼロ』カーミラのセリフ・口癖
そ、れは……あ、あなたが、そう、見たがってたから。だよ?
私、は、私に、嫌なことする人、を、……『絶対に許さない』
それ、に、私は……借りっ放しは絶対に嫌
『リゼロ』カーミラの強さ、能力
『無貌の花嫁』
カーミラの色欲の魔女としての権能は、「相手が見たいものを見せ、聞きたいものを聞かせる」能力です。
幸せな権能に見える一方で、相手に呼吸することを忘れさせ、最後には心臓も止めるという恐ろしい能力を持っています。
カーミラの権能でレムを見ていたスバルも、危うく「無貌の花嫁」の犠牲になるところでしたが、エキドナが茶会に招待したことで回避できました。
『リゼロ』カーミラの過去、魔女となった理由
寒村の平凡な村娘として家族、村の人々、許嫁から愛される
カーミラは元々は普通の少女で、寒村の平凡な村娘として生活をしていました。
他の村娘と同じように、定められた許嫁がおり、その村で一生を過ごすという人生が、本来のカーミラの人生でした。
一つ違う点があるとすれば、家族にも、許嫁にも、村の人々にもカーミラは愛されていたということです。
権力者がカーミラを欲し、村が挙兵して打倒する
寒村の領地を治めていた領主がカーミラを見初め、強引に自分のものにした所から、歯車が狂い始めます。
奪われたカーミラを奪い返そうと、許嫁を首魁として村の人々が軍団を編成します。
そして、領主を撃退し、カーミラを奪い返しました。
許嫁が率いる一団の戦火は周辺国へと広がっていく
カーミラを奪い返した後も、軍団の炎は収まらず、寒村のあった小国、その周辺国、さらには大国までも炎に包み込みます。
そして、ついには大国を滅ぼし、その城で許嫁はカーミラに愛を誓います。
しかし、許嫁の目にも、家族、村人、軍団、国の人々、誰の目にもカーミラ自身は映っておらず、全員が幻想・理想をカーミラに見ていました。
全てを捨てて失った愛を求めて彷徨う
自分が愛を失ったことに気付いたカーミラは、全てを捨てて領地を出ていきます。
しかし、カーミラが行く先々でもまた、全ての人がカーミラを愛し、その愛ゆえに滅んでいきました。
『リゼロ』カーミラに関する考察、ネタバレ
カーミラが口にした「借りっ放し」の意味は?
カーミラがスバルを「無貌の花嫁」で救い出した理由の一つとして、「借りっ放しは絶対に嫌」と挙げています。
カーミラがスバルに借りているものはないため、カーミラが借りていた相手とは、スバルを庇護している者、つまりサテラであると考えることができます。
これは400年前の魔女全員に共通しており、全員がサテラに救われた旨の発言をしています。
「愛」の存在を否定させない理由
また、スバルが「愛」から目を背けていたことにも腹を立てており、存在する愛を否定させないと怒ります。
これは、かつてカーミラが経験した愛の喪失体験から出てきている言葉だと思われます。
確かに存在したはずの愛を求めてカーミラは放浪したため、存在している愛を否定することは、自分ではないとしても許すことができないのでしょう。
カーミラは「吸血鬼」だった?
エルザ登場時、大昔の魔女にも吸血鬼がいたとガーフィールが言及しており、これはカーミラである説が有力です。
まず、カーミラという名前は、文学の吸血鬼譚の女吸血鬼の名前でもあります。そして、リゼロ世界の名称は現代知識を持った人物がつけていることが多いため、カーミラも「女吸血鬼」を意味して名付けられた可能性があります。
また、カーミラの最後は火炙りで命を落としたと言及されていますが、これも吸血鬼に関連した行いです。
これらのことから、400年前の魔女に「吸血鬼」がいたとすれば、カーミラである可能性が高いと考えられます。
カーミラの最期は?
カーミラの最期は、大火によるものと言及されています。
カーミラは愛を求めて彷徨いますが、訪れた場所の全ての人はカーミラを愛してしまい、愛するが故に全てを献上するために争い続けてしまいます。
大火の中で最期を迎えたということは、カーミラの「無貌の花嫁」の権能が無効化され、周囲に本物の魔女扱いされた可能性が高そうです。
「剣鬼戦歌」では、特定範囲を世界を切り離し、加護を無効化するスピンクスの術式が使われました。
400年前にもカーミラに対して同じ術式が使われたのかもしれません。
『リゼロ』カーミラのストーリー・主な活躍
第四章「永遠の契約」編のカーミラ
二度目の試練に発狂したスバルを救うために権能を使う
聖域の二つ目の試練「ありうべからざるいまをみろ」で、発狂寸前になってしまったスバルを救うため、エキドナに頼まれ、カーミラは「無貌の花嫁」をスバルに対して使います。
スバルはカーミラをレムだと思い込みますが、レムの最も根幹の部分を間違えたことで、偽物だと見破られてしまい、スバルに怒鳴られることとなってしまいます。
その後、スバルと共に「夢の城」に戻りますが、エキドナが嘘をついたとプンプンしました。
自分を騙したエキドナに対して敵愾心を向ける
エキドナとスバルが契約を交わそうとした場面で、ミネルヴァの次に登場し、エキドナの話したことは「本当だけど全てではない」とスバルの味方につきます。
エキドナは、カーミラにスバルの味方をする理由を聞きますが、カーミラは、エキドナが「自分を騙した」と言い、そのことを「絶対に許さない」と攻撃的になりました。
しかし、直後にサテラが現れたため、自分が傷付けられることがないように距離を取ります。
権能を用いてスバルをもう一度助ける
サテラの登場で混乱の極地に陥ったスバルを「無貌の花嫁」で救い出します。
この行為の説明として「存在する愛を否定させない」「借りっ放しは絶対に嫌」の二点を挙げました。
スバルが元の世界に戻る際には、他の魔女達の輪の中に戻り、サテラとも距離をつめます。
リゼロ外伝「魔女のアフターパーティー」のカーミラ
オメガにナチュラルに皮肉を言う
森に出て早速凍死しかけるオメガに、セクメト、ダフネが強烈な皮肉を放ち、カーミラは二人を諌めながらも、エキドナちゃんは安心しちゃっただけだと、ミス自体は否定しない擁護をします。
その後、オメガが森に火をつけてしまうと、今度は直接的に「大誤算だよね?」と苦言を呈しました。
リゼロ外伝「魔女のアフターパーティー/魔女たちの反省会」のカーミラ
魔女時代のカーミラの被害が発覚
コレットとカーミラの同行について魔女の茶会が開かれると、話の流れが400年前の魔女の話になり、カーミラの行ったことについても言及されました。
カーミラは、じっと相手を見つめ、おねだりするだけで、相手に人生を捧げさせることができ、自らが望んで命を捨てさせた人数で、カーミラに勝る魔女はいないと明かされます。
カーミラは「自分の味方」
また、議論が別れてエキドナにどちらの味方だと問われると、「わ、わたしは、私の味方……だよ?」と答え、カーミラ自身の在り方を明らかにします。
『リゼロ』カーミラまとめ
誰もがカーミラを愛し、滅んでいくという壮絶な過去が明らかになったカーミラ。
聖域でスバルを救った際に、エキドナに理由を問われて「借りっ放しは絶対に嫌」と発言しています。
これは、他の魔女同様、サテラに対して助けられた過去があると示唆されており、400年前の出来事が明らかになれば、カーミラがサテラに感じていた「借り」の内容も明確になるでしょう。
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