フォルトナは、エミリアがエリオール大森林で生活していた頃の育ての親であり、エミリアの実の父親の妹です。
エルフの集団のリーダーである「守り人」を務めており、エリオール大森林にある「封印の扉」を守る役目を担っていました。
本記事では、フォルトナの生い立ちとエミリアの育ての親となった経緯、担っている役目、虚飾の魔女パンドラとの関係、ジュースとの恋、残された伏線についてご紹介していきます。
フォルトナの基本プロフィール、生い立ち
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エミリアにどことなく似ている女性。凜々しい目つきとショートカットが特徴的な美女ですね。本編での役割は、はたして……?#rezero #リゼロ pic.twitter.com/c9FCUgixTV— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) September 4, 2017
髪 | 銀色の単発 |
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瞳 | 紫紺の瞳で切れ長 |
種族 | エルフ |
エミリアの父の妹
フォルトナは、エミリアの父の妹であり、一緒にいることができなくなった実の両親から託され、エリオール大森林でエミリアを育てています。
フォルトナがエルフであることから、エミリアに父親がエルフ、母親が人間であることが分かります。
また、エミリアの美しい要望は母親似であるとフォルトナは話しました。
封印とエミリアを守る「守り人」でありエルフのリーダー
フォルトナはエリオール大森林の中にエルフの集落に住んでおり、50人の集団のリーダーを務めていました。
「守り人」という役職についており、森の中にある「封印の扉」を守る役割を担っています。
フォルトナにとっては、封印の扉とエミリアを守ることが、兄であるエミリアの父親と最後に交わした約束でした。
ジュース曰く「本来もっと厚遇されるべき一族」
エルフの集落には、日常生活に必要な物資を届けるため、ジュースが定期的に訪れていました。
ジュースとの会話の中で、フォルトナに対して「本来もっと厚遇されるべき一族」と表現されています。
このことから、エルフは過去に世界の試練に対して活躍をした可能性が高く、それは嫉妬の魔女となったサテラに関連する可能性が高いものと考えられます。
フォルトナの立場、能力、仲間
フォルトナはエミリアの育ての親
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フォルトナ、幼いエミリア、そして……ジュース!
本編での活躍をお楽しみに……!#rezero #リゼロ pic.twitter.com/tL8wYPcie5— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) September 17, 2017
エミリアにとっては、母親はフォルトナのことでしたが、フォルトナ自身は「預かっているだけ」と強く強調しており、実の母親は別にいるのだと優しくエミリアに伝え続けていました。
しかし、その愛情は本物であり、「虚飾の魔女」パンドラや、「強欲の大罪司教」レグルスが襲撃してきた際には、自分にエミリアの母親として振る舞うことを許し、優しく「リア」と呼んで抱きしめていました。
エミリアが驚くほどの攻撃能力
パンドラやレグルスの襲撃の際には、フォルトナは極大の氷魔法を放って対抗します。
聖域の墓所の遺跡の試練「まず過去と向き合え」でその様相を見ていたエミリアは、パックがいてもこの威力の魔法を放つことができるか分からないと感じるほど、フォルトナの攻撃力は圧倒的なものでした。
エルフの集団の中でも、最も戦闘能力が高いのがフォルトナです。
次代の「守り人」はエミリアの兄のような役割を担っていた「アーチ」であるため、アーチも成長していくとフォルトナ並みの戦闘能力を有したのかもしれません。
ジュースに恋心を抱いている
フォルトナは、ジュースとは幼い頃からの付き合いであり、ジュースに対して淡い恋心を抱いています。
ただし、エルフの長という立場があるため、自分の心に素直になることができず、生きている間に一緒になることができませんでした。
エミリアの聖域での第二の試練「ありうべからざるいまをみろ」では、フォルトナとジュース、エミリアが湖畔にピクニックに行く姿が描かれますが、ここでジュースもフォルトナを大切に想っていることが明かされています。
フォルトナのストーリー
兄にエミリアを託されて育て上げる
エミリアの父であり、フォルトナの兄は、最後の最後でフォルトナに頼ってエミリアを託したという描写があります。
そこに至るまでにフォルトナが意地を張っていたとも表現されているため、当初はフォルトナと兄で方向性に衝突があったのかもしれません。
兄がいなくなった後は、フォルトナが育ての親としてエミリアを立派に育てていきました。
兄の仇であるパンドラと遭遇し戦闘
「虚飾の魔女」パンドラがエリオール大森林を訪れた際には、「兄さんに詫びろ」と発言して攻撃を仕掛けています。
このことから、フォルトナの兄、エミリアの父はパンドラによって命を奪われたか、何か特別な状況に追い込まれたものと考えられます。
パンドラの権能によりジュースの攻撃が致命傷となり死亡
魔女因子を取り込んだジュースとフォルトナは、二人でパンドラを追い返すために奮闘します。
しかし、封印の扉の前で、パンドラの権能によって、ジュースがフォルトナをパンドラと見間違えてしまい、見えざる手によって貫かれてしまいます。
結果として、この一撃が致命傷となってフォルトナは命を落とし、ジュースは魔女因子に塗り潰されてペテルギウスとなり、エミリアは興奮してエリオール大森林を永久凍土に変えました。
エミリアは、花の髪飾りをつけていますが、これはフォルトナの形見になります。
フォルトナに関する考察、ネタバレ
「守り人」が守っていた封印の扉の正体
フォルトナはエリオール大森林で「守り人」の役割についています。
次代の守り人に「アーチ」を指名していることからも、エルフが代々受け継いできた役割であることが分かります。
そうなると、封印の扉は随分昔から存在するというものであり、フォルトナが生きていた時代から300年前の、嫉妬の魔女の顕現と関連するものと考えるのが自然でしょう。
ジュースの話した「本来もっと厚遇されるべき一族」の意味
ジュースは、フォルトナに対して「本来もっと厚遇されるべき一族」と話しています。
プレアデス監視塔でボルカニカがエミリアをサテラと見間違え、「全てをサテラに押し付けてしまう」と悔恨していたことから、エルフ/ハーフエルフの一族は、世界に対して貢献をするために、自らを犠牲にしてまで動いていた可能性が出てきます。
結果として、サテラが魔女因子と適合せず、「嫉妬の魔女」の人格が生まれたことで、エルフ自体も世界の人々から嫌悪され、エリオール大森林の森の中で生活せざるを得なくなったのかもしれません。
エミリアとずっと一緒にいるという「約束」
フォルトナは、パンドラ達の襲撃の際、アーチに対してエミリアを森の外に逃すように託します。
この別れの際には、「リアとずっと一緒にいる」という約束をして、花の髪飾りを渡しています。
エミリアを氷漬けから起こしたパックが、エミリアに対して「君を一人にした」と泣いていたことから、人工精霊であるパックの元はフォルトナに関連している可能性もあるかもしれません。
パンドラとの因縁
フォルトナの兄も、フォルトナ自身も、「虚飾の魔女」パンドラによってその存在がエミリアの元から消えることになりました。
禁忌の魔女が世界の裏側で暗躍していることは間違いなく、エミリアの父に対して何をしたのか、嫉妬の魔女とどのような関係なのか、物語が進むにつれて明らかになっていくことでしょう。
フォルトナは「憤怒」の大罪司教シリウスなのか?
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なんと『憤怒』の大罪司教・シリウス登場です……!#rezero #リゼロ pic.twitter.com/pRjDOZlsm6— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) September 13, 2018
水門都市プリステラでは、大罪司教「憤怒」担当、シリウス・ロマネコンティが登場します。
シリウスは「怠惰」担当、ペテルギウスの妻を自称しており、金髪の容貌をしていることから、フォルトナが作り替えられ、シリウスになっているのではと話題になりました。
しかし、シリウスはエミリアの姿を見た時に感情を沸騰させ、「ペテルギウスを奪った女」と認識しています。
エミリアは怠惰戦では、直接ペテルギウスと相対してはいないため、シリウスはエミリアとフォルトナを見間違えて認識している可能性が高いです。
このことから、「憤怒」の大罪司教シリウスの正体は、フォルトナではないと考えることができます。
フォルトナの章ごとの活躍、動き
リゼロSS「エリオール大森林チーム、雪解けの季節を待って」のフォルトナ
エミリアのお腹痛いお芝居に付き合う
ジュース会いたさで、お腹痛いと大嘘をついたエミリアに対して、フォルトナは大問題に発展させ、大人達を巻き込んで嘘はいけないことをエミリアに優しく教えます。
疲れ果てて眠ったエミリアをジュースが背負い、三人で家に帰る姿は家族そのものでした。
また、この時に、フォルトナが子供だったのは「何十年前」であることが明らかになっています。
第4章「聖域と強欲の魔女」のフォルトナ
6周目 | (エミリアの試練) ・エミリアの父親の妹 ・育ての親として幼少期のエミリアを守り育てる ・「守り人」としてエリオール大森林の「封印」と「鍵」を守る ・定期的なジュース達との交流があり、ジュースとの仲も良い ・エミリアとジュースが手を繋いで現れたことを怒る ・扉の封印に近づいたエミリアに約束の大切さを教える (レグルス・パンドラとの遭遇) ・パンドラに対して「兄さんに詫びろ」と氷魔法を放つ ・一度ジュースを置いて集落に戻る ・エミリアと「ずっと一緒にいる約束」をする ・アーチにエミリアを森の外に逃すよう託し、ジュースの元へ戻る (vs パンドラ) ・封印の扉の前で、エミリアと一緒にいるパンドラに攻撃を仕掛ける ・約束を守ったエミリアを褒めて優しく抱きしめる ・パンドラの権能によって、見間違えたジュースの見えざる手の攻撃が入る ・エミリアに最愛の言葉を投げかけて命を落とす (エミリアの第二の試練の世界) ・ジュース、エミリアと湖畔にピクニックにいく ・ジュースとの仲が集落中で噂になっている ・幸せそうな時間を過ごす |
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フォルトナまとめ
フォルトナはエミリアの育ての親であり、エミリアにとっては「母親」そのものです。
エミリアは「フォルトナ母様」と親しみを込めて呼び、フォルトナも最後には母である自分を受け入れ「リア」と愛情を込めて呼びました。
虚飾の魔女パンドラの権能の前に破られますが、「ずっと一緒にいる」という約束、パンドラとフォルトナの兄との関係については、まだ明らかになっていません。
物語の根幹、始まりに関係してくる人物であるため、今後明らかになってくる情報が楽しみですね。
本ページの情報は2021年04月21日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。