「リゼロ」ガストンのまとめページです。
トンチンカンのトンとして登場した「ガストン」の王選での立場と役割、人物像、強さ、「流法」の能力、プリステラで存在が明かされた娘さんの正体など、リゼロのガストンについて詳しく解説していきます。
『リゼロ』ガストンの基本プロフィール
名前 | ガストン |
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立場 | ・トンチンカンのトン ・フェルト陣営 ・フェルトの『盾』 |
特徴 | ・気は優しくて力持ち ・「流法」使い ・大柄な体 ・バンダナ ・謎のネックレス |
『リゼロ』ガストンの立場&役割、目的
王都のチンピラ三人衆として登場
ガストンは、スバルが異世界転生してきてすぐに出会った、王都のチンピラ三人衆の一人です。
トンチンカンのトンとも呼ばれ、大きな体と頭に巻くバンダナが特徴的です。
盗品蔵に向かうスバルの前に、ラチンス、カンバリーと共に何度も立ち向かいますが、この場面でガストンが活躍したことはありません。
王選開始後、フェルトに誘われ陣営に参加
王城での王選開始宣言後、ガストン達はラッセルの名前を借りた仕事を失敗して王都を逃げ回っていました。
盗品蔵の跡地に潜伏しており、そこにフェルトが現れたため強請ろうとしますが、側にいたラインハルトに一瞬で撃退されてしまいます。
しかし、フェルトが何の気紛れからか、三人を陣営に招いたことで運命が変わります。
王都のアストレア邸では、王選に巻き込まれることを知って何度か脱出しようとしますが、全て爺やによって阻止され、最終的にはフェルトの「何者でもない自分を捨てられる可能性」という言葉を聞き、本格的にフェルト陣営に参戦します。
ラインハルトに鍛えられ「流法」を身につける
その後、トンチンカンもアストレア領に向かい、そこでラインハルトにビシビシ鍛えられていくことになります。
ガストンに関しては、「流法」の才能があったため、ラインハルトの厳しい鍛錬が課されます。
その結果、完全ではないものの「流法」を身につけ、戦闘員の一人として数えられる戦力となりました。
「フェルトの盾」となる
ガストンは、水門都市プリステラの時点で「フェルトの盾」と呼ばれるまでに成長します。
ラインハルトとフェルトが別行動を取る際には、ガストンが必ずフェルトの護衛として近くにつきました。
水の羽衣邸に向かう前、フェルトは水門都市プリステラの観光をしていますが、この時もガストンとカンバリーが側に控えています。
また、カペラの都市庁舎での放送があった後、フェルトが宿にミーティアを取りに行く際も同行しました。
『リゼロ』ガストンの性格・人物像
優しい力持ち
ガストンは、見た目そのままの「優しい力持ち」といった性格です。
王都ではスバルを襲撃していますが、この辺りは生きるための手段として割り切っているのでしょう。
常に一緒にいるトンチンカンの他二人、ラチンスやカンバリーに対しては情があり、誰かが傷ついて気絶しても置いていくことはありません。
また、自分に足りない頭を持っているラチンスを頼り、三人に関する判断はラチンスを仰ぐようにもしています。
ガストンのセリフ・口癖
立場わかってるみたいじゃねえか。まあ、出すもん出しゃあ痛ぇ思いはしねえよ
ほ、本気でやんのか、フェルト!相手は大罪司教だってんだぞ……!?
わかった。せいぜい急げよ、ご主人様。そろそろ、俺が大事になってきた頃だろ?
『リゼロ』ガストンの強さ、能力
王都ではスバルに気絶させられるレベル
王都時点での戦闘能力は極めて低く、スバル相手に二度も倒されるレベルです。
スバルは引きこもりの間、素振りで体を鍛えているため無駄に筋肉質ではありますが、格闘経験がある訳ではありません。
それにも関わらず、貧民街という過酷な場所で生き抜いてきたガストンが、何度も負けてしまうのは、単純にガストンにも戦闘技術がないということだと言えます。
ちなみに、作者の長月先生曰く、強さ的にはガストンとラチンスの間に、オットーがいるとのことでした。
ラインハルトに鍛えられ「流法」を身につける
アストレア領に向かった後、ラインハルトに鍛えられたガストンは「流法」という技術を身につけます。
まだ技術を身につけたばかりで熟達はしていないため、これから強くなっていく余地は十分にあります。
短時間だが防御は鉄壁
「流法」の主な使い方は防御に向いており、ガストンが流法で身を固めることによって、ほとんどの攻撃が通らなくなります。
水門都市プリステラで『暴食』の大罪司教ライ・バテンカイトスと遭遇した際にも、バテンカイトスの攻撃を無傷で凌ぎ、バテンカイトス自身も「流法か!」と驚いていました。
この防御力の高さが「フェルトの盾」と言われる所以でしょう。
攻撃は張り手
また、流法は防御だけでなく攻撃手段にも用いることができます。
現状ガストンが見せている攻撃手段は張り手ですが、ここに流法を纏わせることによって、衝撃波のような一撃が出ます。
直撃すればバテンカイトスも倒せるとガストンは見込んでいたため、相当に威力の高いものだと考えられます。
『リゼロ』ガストンに関する考察、ネタバレ
ガストンの奥さんはカリファ、娘はイリアか?
水門都市プリステラでは、フェルトがガストンに娘がいる発言をしています。
ただし、フェルト陣営に入り、アストレア領に向かう中で、ガストンの家族が同行している描写はありませんので、ガストンに娘ができたのはアストレア領後になります。
アストレア領到着から水門都市プリステラまでは1年間の期間があるため、スピード勝負でいけば娘がいる可能性も出てきますが、ラインハルトにビシビシ鍛えられている日々の中で、いきなり子供を作ることは相当難しいでしょう。
そのため、ガストンの娘とは、屋敷の前に捨てられていた「イリア」のことを指す可能性が高いです。
イリアの母親「カリファ」を見つけた際には、その美人ぶりにあたふたしている描写もありますので、アストレア領に住むことになったカリファとガストンが結婚したのではないでしょうか。
ガストンが身につけた「流法」とは
ガストンが身につけた「流法」は、まだその全容を明らかにはしていません。
体全体に漲らせ、防御と攻撃どちらにも使えるという性質から、アストレア家の独自技術である可能性が高いです。
ラインハルト始め、アストレア家にはゲートからマナを放出できないという欠陥が受け継がれます。
取り入れたマナを、身体的な動きに消費することで解消し、問題を発生しないようにしていますが、この技術のことを「流法」と呼んでいるのかもしれません。
『リゼロ』ガストンのストーリー・主な活躍
リゼロ外伝「Before Memories」のガストン
盗賊団の小間使いとして登場
ガストンは、フェルトが狙った盗賊団の小間使いであり、フェルトが捕まった時には逃すことを提案するような心優しい少年でした。
この時のガストンは体が大きくなく、ひょろひょろとした線の細い体型です。
リゼロEX「剣聖と雷光の銀華乱舞」のガストンの活躍
ホルストイ上級伯に頼まれセシルスを監視
ルグニカ王国に渡ったヴォラキア帝国のホルストイ上級伯に「金貨一枚」という高待遇である男を見張るように依頼され、ガストンはラチンス、カンバリー、その他10人強のゴロツキと共にその依頼を引き受けます。
しかし、先走ったトンチンカン以外のゴロツキが「ある男」、セシルスの前に出てしまい、ガストン達も自分達も遅れまいと出てしまったため、セシルスに圧倒され、留置場に入れられることとなりました。
ラチンスが機転を利かせ、留置場でユリウスと交渉したことでトンチンカンは無事に三人とも外に出ることができました。
リゼロ外伝「陣営結成秘話」のガストン
フェルトの誘いに乗ってアストレア邸へ向かう
ガストン達は、ラッセルの名前を使った仕事で失敗し、追手から逃げるために倒壊した盗品蔵に潜んでいました。
そこにフェルト、ラインハルト、ロム爺が現れますが、リーダーのラチンスが逃亡資金が必要という理由で三人に歯向かってしまい、一瞬で気絶させられてしまいます。
ガストンは、ラチンスを連れて逃亡しようとしますが、フェルトに誘われて、アストレア邸に同行することとなりました。
リゼロSS「フェルトちゃん、愚連隊の結成」のガストン
ラインハルト、ロム爺、フェルトが一緒にいることに混乱
盗品蔵からアストレア邸に連行されたガストンは、目の前に「剣聖」ラインハルト、「大参謀」クロムウェル、そしてフェルトが一緒に目の前にいることに混乱します。
しかし、フェルトが王様になる理由と、自分たちを誘う理由に共感し、ラチンス、カンバリーと共にフェルト陣営に入ることを決めました。
リゼロ短編集4「フェルトちゃん、ゼロから始める王選生活」のガストン
脱走を試みるもフェルトに説得される
フェルト陣営に入ると決めたガストンでしたが、一晩立って冷静に考えた結果、王選というとんでもない出来事に巻き込まれたことで正気に返り、ラチンス、カンバリーと共に脱出を試みます。
しかし、「爺や」となったグリムに毎度毎度ボコボコにされる形で阻止されていました。
結局、フェルトの「何者でもない自分を捨てられるかも」と語る姿に共感し、再び陣営に加わることを決心します。
その後、王都を離れ、アストレア領ハクチュリへと向かうこととなります。
リゼロ短編集4「ゼロから始める王選生活、『金獅子と剣聖』」のガストン
屋敷の前に置かれていた子供の母親を発見する
ハクチュリにあるアストレア邸に到着すると、屋敷の中にいた双子フラム、グラシスにチンピラと勘違いされ、ボコボコにされた上で追い出されてしまいます。
暫く屋敷に滞在していると、屋敷の前に「イリア」と名前が書かれた赤ん坊が置かれており、トンチンカンは貧民街育ちの悪知恵を働かせて母親の「カリファ」を発見し、ラインハルトを驚かせました。
リゼロ外伝「金獅子と剣聖、フランダース騒乱」のガストン
カリファと良い感じになる
ガストンは美人のカリファに猛アプローチをし、二人は良い感じの仲になっていました。
トメト祭では、ガストンはカリファに良いところ見せようと南陣営で奮闘し、カリファもそれを見守っています。
最近は、カリファの働く牧場にいることが多くなり、ガストンは「カリファ」と呼び捨てで呼ぶようになり、カリファもそれを受け入れているようでした。
「天秤」からの資格相手に「流法」で奮闘
ガストンの知らぬ間に、カンバリーとラチンスがフランダースの騒動に巻き込まれていることを知り、ガストンは暫く二人と別行動を取っていたことを反省します。
カンバリーとラチンスはお調子者なところがあり、ガストンが二人を静止する役割もあったため、三人は誰が欠けてもダメなのだと再認識をしました。
ラチンスがフェルト達と共にカンバリーを救いにフランダースへと向かいますが、ガストンはフェルトにカリファの護衛を命じられ、いつもの牧場に立っていました。
そこに、フランダースの裏社会の組織「天秤」の刺客十一人が現れ、ガストンはカリファとイリアを背後に守り、「流法」を使って立ちはだかります。
イリアは最後まで守り切ることができましたが、ガストンの奮闘虚しくカリファは連れ去られ、ガストンも意識不明の重体となってしまいました。
第5章「歴史を刻む星々」のガストン
「暴食の大罪司教」ライ・バテンカイトスと遭遇
ガストンは、フェルトの「盾」として側にいることが多く、水門都市プリステラで大罪司教の襲撃が始まった際も、宿にミーティアを取りに行くフェルトに同行します。
途中、「暴食の大罪司教」ライ・バテンカイトスと遭遇してしまい、オットー、ダイナスと共に、フェルトが戻るまでの時間稼ぎの戦いに参加しました。
オットーはラインハルトに鍛えられた「流法」を使い、攻守共に暴食にも通用する力を発揮します。しかし、その効果は持続せず、「流法」の使いすぎで血を吐いて倒れてしまいました。
倒れたガストンは、途中参戦したベアトリスに応急手当てをされ、その後はプリステラで療養となります。
『リゼロ』ガストンの戦績
vs スバル@王都の裏路地
ガストンは王都で4度スバルと対戦しています。
1周目の世界では、異世界転生によって超人パワーを身につけたと勘違いしたスバルが突然殴りかかってきて、一撃で倒されてしまいます。しかし、その後すぐに復活し、ナイフをちらつかせたラチンスと共にスバルをリンチしました。
ただ、この後エミリアとパックによって撃退され、気を失ったカンバリーを担いで退散しています。
2周目では、盗品蔵に急ぐスバルにこれまた奇襲でノックアウトされます。この時は三人とも倒されたため、スバルはそのまま盗品蔵へと向かいました。
3周目では、スバルが従順に従ってことを収めようとしましたが、突然表情を変えて通り過ぎようとしたため、ラチンスの凶刃にかかって倒れます。ガストンはスバル戦では活躍していません。
4周目では、またもスバルを恐喝しようとしますが、今度はスバルが衛兵に助けを求め、そこにラインハルトが現れたため、退散することになりました。
vs ラインハルト@盗品蔵(倒壊後)
王選開始の宣言後、ガストン達はラッセルから任された仕事でミスをして、追っ手から逃走しているところでした。
倒壊した盗品蔵の跡地に潜伏していたところに、身なりの良いフェルトが現れ、トンチンカンが強奪しようとします。
しかし、側に控えていたラインハルトに一瞬で制圧され敗北します。
vs 爺や(王都のアストレア邸)
フェルト陣営に勧誘されたガストン達は、王都のアストレア邸に暫く滞在することになります。
一日明けて冷静になったガストン達は、こんなうまい話はない、命を取られると脱走を試みますが、その度に爺やに捕獲されて庭に転がされてしまいます。
カンバリー曰く、ガストンが勝手に吹っ飛んでいったように見えた、とのことで、爺やの圧倒的な戦闘技術が描写されています。
vs 『暴食』ライ・バテンカイトス@水門都市プリステラ
水門都市プリステラでは、美食家を名乗る暴食の大罪司教、ライ・バテンカイトスと遭遇します。
ラインハルトのしごきによって「流法」を身につけたガストンは、フェルトがミーティアを取って戻ってくるまでの間、オットーやダイナス達を守りながら戦い続けます。
暴食相手に時間稼ぎができるまでに成長しているところが描写されており、リゼロファンとしては歓喜のストーリーでした。
最終的に流法の使いすぎで、血を吐いて意識を失ってしまいますが、ベアトリスとフェルト共同でのミーティアの攻撃によって、バテンカイトスを撃退します。
『リゼロ』まとめ
強面だけど憎めない、意外に優しいガストンは、あれよあれよと言う内に王選に巻き込まれ、今や王候補の一人、フェルトの盾となるまでに成長しました。
王都のアストレア邸でフェルトが言った「何者でもない自分を捨てられるかも」と言う言葉が、きっとガストンには純粋に響いたのでしょう。
「流法」の正体はまだ明かされていませんが、ラインハルト、または爺やに教わったものと思われます。
今後もフェルトの護衛としての活躍が期待です!
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