「リゼロ」加護は、世界から与えられた祝福と言われる力です。
加護と権能の違い、観覧者との関係性、ラインハルトの加護自由取捨の仕組み、主な登場人物の保有する加護一覧など、リゼロの加護を詳しくご紹介します。
「リゼロ」加護とは?
世界から与えられた祝福
リゼロの加護は、世界から与えられた祝福と言われる力です。
誕生した時から手にしており、加護を持つ者は必然的に自らの加護を自覚しています。
後天的に身に付けられるものはおらず、取捨できるのはラインハルトのみです。
観覧者による干渉
また、加護は世界を外側から観測している観覧者による「駒の配置」とも言及されています。
リゼロ世界にはいくつかの立場の観覧者が存在し、代理的にこの世界で争いが行われているという味方があります。
その要素のいくつかが加護、権能、魔女因子、賢人といったものになります。
権能の下位互換ではあるが成長する
加護や権能は、オドラグナの力の一部を利用しております。
権能はより多くの力を用いることができる一方、加護は権能の下位互換であるため、より限定した力の運用しかすることができません。
ただし、加護も権能と同様に成長余地を持っており、使いこなす毎により強力な力となっていきます。
「リゼロ」ラインハルトの加護自由取捨の仕組み
ラインハルトは観覧者と繋がりがある?
ラインハルトは加護を自由に取捨選択する力を持っています。
加護が天からの祝福ではなく、観覧者による駒の配置だという立場に立てば、ラインハルトが加護を自由に取捨できるのは、ラインハルト自身が観覧者の一人であるか、もしくは深い繋がりを持っているかのどちらかになります。
加護を取捨する際には別人格が出てくるため、ラインハルトの中に観覧者の一人が紛れていると考えるのが自然かもしれません。
周囲がラインハルトの行動を驚かない理由
また、ラインハルトが加護の取捨をする際、周囲はさも自然なことであるかのように受け入れていますが、これは異常な事態です。
そのため、ラインハルトの行動は全て自然であると思わせるような効果が発揮されていると思われます。
この効果が加護なのか、権能なのか、または別の力なのかは明らかになっていません。
スバルだけが異常だと感じられる理由
ただし、このラインハルトの異常性について、スバルだけが多少なり違和感を感じとることができています。
これは、暴食の権能から逃れられる理由と同じである可能性が高いと考えられ、スバルのオドはリゼロ世界のオド・ラグナと接続していないため、ラインハルトが発している効果の対象外となっているものと思われます。
「リゼロ」主な登場人物と所有している加護一覧
ラインハルト:剣聖の加護
ラインハルトは自由に加護を取捨できるため、無数の加護を保有しています。
特に重要なのは「剣聖の加護」であり、母テレシアから受け継いだことでラインハルトが当代の剣聖となりました。
剣聖の加護には「剣神」という人格が存在することが判明しており、このあたりの物語も今後描かれそうです。
テレシア:死神の加護
前剣聖のテレシアは、剣聖の加護以外に「死神の加護」を有していました。
これは、一度与えた傷の治療を不可能にするという凶悪なもので、この力があったが故に幼少期のテレシアはできるだけ人を傷付けないように細心の注意を払って生活していました。
白鯨大征伐に出陣する前、テレシアは止めようとするヴィルヘルムの肩を傷付けており、ヴィルヘルムが白鯨征伐を成し遂げた後、この傷が再び開いたことから、白鯨戦でも近くにいたことが明らかになっています。
メィリィ:魔操の加護
メィリィは「魔操の加護」を持っています。
魔獣の角を折らずとも自由に操ることが可能であり、同時に100体以上の魔獣を操れる力を持っていました。
基本的には事前に手駒の魔獣を揃え、計画に従って一気に手数で押し切るのがメィリィの戦い方になります。
ガーフィール:地霊の加護
ガーフィールの「地霊の加護」は、地面のマナに干渉できる力です。
足が地面についていることが発動条件であり、マナを吸い取って自らの体力を回復させたり、逆流させることで地面を隆起させて相手にぶつけることもできます。
治癒魔法を使えるガーフィールとは相性も良く、大勢が負傷した場面でもガーフィールがいればマナ切れを心配なく治療することができ、工業都市コスツールでも活躍しました。
クルシュ:風見の加護
クルシュの「風見の加護」は風を読む力であり、特別な者にしか出現しない加護の一つです。
相手の感情を風として読むことができ、交渉毎では一度も負けたことがない程に頼りになる力となっています。
また、戦少女として名高いクルシュの剣戟と合わせることで、遠隔の斬撃「百人一太刀」を放つことができます。
オットー:言霊の加護
オットーの「言霊の加護」は、生物の言葉を理解しコミュニケーションが取れる加護です。
基本的にこの加護の持ち主は精神が持たずに成長するまでに命を落としてしまうことが大半ですが、オットーは家族の温かい支えもあり無事に成長することができました。
動物や虫、地竜、魔獣とも会話が可能であり、道を聞いたり戦闘時に協力してもらったりすることができ、極めて有用な加護の一つです。
パールバトン三兄弟:三分の加護
ミミ、ティビー、ヘータローのパールバトン三兄弟は「三分の加護」を持っています。
この加護は肉体的負担を三人で分担できる加護で、一人が重傷を負っても二人が分担することで致命傷を回避し、生命を繋ぐことが可能です。
三人を運命共同体にしている加護であり、水門都市ではテレシアの一撃を受けたミミを救いました。
ラッセル:目利きの加護
ラッセルの「目利きの加護」は、物の良し悪しを見定める力を持つ加護です。
スバルのケータイが価値あるものと見抜いたのもラッセルのこの力であり、シリウスを封じるための封魔石をラッセルが見つけてこれたのも、この加護の力によるものになります。
リリアナ:伝心の加護
リリアナの「伝心の加護」は、言葉を介さずに想いを直接相手の心に届ける力を持つ加護です。
水門都市プリステラでは炎の塔に立ってリリアナは歌を歌い、言葉にならない状態でしたが、見事にシリウスの権能からプリステラの人々の心を取り戻す活躍を見せました。
ユリウス:誘精の加護
ユリウスは「誘精の加護」を持っており、精霊から好かれる体質を持っていました。
ユリウスが6種類の準精霊と契約できていたのはこの加護の影響も大きく、ベアトリスでさえユリウスに惹かれるほどに強力な加護です。
フェルト:風の加護?
フェルトは真偽不明ですがエルザから「風の加護」を持っていると言及されています。
しかし、これは正確には風の加護ではないともされており、フェルトが所有しているのはクルシュと同様に、特別な者にしか出現しない加護の一種だと考えられます。
フラム&グラシス:念話の加護
フラムとグラシスは「念話の加護」を持っており、1日に一度限りという限定条件がありますが、どれほど距離を離れていたとしても情報交換をすることができます。
フェルト陣営が複数に分かれて行動するときはフラムとグラシスが連絡役になることが多く、フランダースでの騒動の時も活躍しました。
本ページの情報は2021年11月16日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。