メイリィ・ポートルートは、様々な魔獣を操ることのできる「魔操の加護」を持った少女です。
幼い頃に森に捨てられ、魔獣に育てられた過去があり、その後、ママと呼ばれる大罪司教「色欲」のカペラの下で、エルザと共に暗殺者として過ごしてきました。
聖域編のロズワール邸での戦いでエルザが死亡した後は、ママの制裁を恐れ、エミリア陣営の下に身を寄せています。
現在は、魔獣だらけのアウグリア砂丘を越えるのに協力し、プレアデス監視塔で正式にエミリア達の仲間となっています。
本記事では、メイリィ・ポートルートの基本プロフィールと過去、「色欲」カペラやエルザとの関係、エミリア陣営の仲間になった経緯、これまでの活躍と残された伏線についてご紹介してい行きます。
メイリィ・ポートルートの基本プロフィール、過去
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髪色 | 濃い青(アーラム村では茶色に染めていた) |
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髪型 | 三つ編みのお下げ |
瞳の色 | 黄緑 |
加護 | 魔操の加護 |
森に捨てられ魔獣に育てられる
メイリィは幼少の頃に森に捨てられ、「魔操の加護」の影響で魔獣に拾われて育てられました。
魔獣の群れの女王として育ちましたが、人間の言語も分からず、洋服もボロボロ、生きていっても長くはない生活を過ごしていました。
メイリィと名前が分かったのは、その後出会ったエルザが、メイリィの服に縫われていた名前を発見したからです。
エルザが魔獣を全滅させメイリィを連れ帰る
エルザは、ママである「色欲」のカペラに、「魔操の加護」を持ったメイリィを連れ帰るように命令されます。
エルザはメイリィが女王として生活していた魔獣の群れを全滅させ、力づくでメイリィをカペラの元に連れ帰ります。
メイリィは「躾」と称して、様々な姿の生き物に変えられ、複数のカエルに分解されるなど、恐怖という恐怖を叩き込まれ、「ママには絶対に逆らえない」状態に作り上げられます。
「色欲」カペラの指示で暗殺者となる
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カペラの命令の下、暗殺者として働くようになり、エルザと組んで仕事をすることが多くなりました。
言葉や服装、話し方などは全てエルザを真似しており、姉妹のように育っていきます。
しかし、メイリィは感情が失われており、エルザに対して自分がどのような感情を持っているのかが分からない状態でした。
メイリィ・ポートルートの立場、能力、仲間
「魔操の加護」で魔獣を操る
メイリィは加護持ちであり、「魔操の加護」で魔獣を自由に従えることができます。
本来魔獣は人間を無差別に襲撃する本能を持っていますが、角を折られると、折った相手に従うようになります。
「魔操の加護」は角の役割を代わりに果たす効果があり、そのため、メイリィはほぼ全ての魔獣を従えることができます。
また、一度に操作できる魔獣の数は百体程度が限界と言われています。
エルザと一緒に過ごす時間が長い
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暗殺者時代は、カペラの命令で仕事が一緒になることも多く、エルザと共に過ごす時間がほとんどでした。
仕事のない時でも、無頓着なエルザの髪型をセットしたりするなど、世話焼きの一面も見せています。
また、自分の魔獣の群れを全滅させたエルザに復習を試みることもありましたが、エルザには「くすぐったいわ」と言われてしまい、全く通用しませんでした。
エルザ死亡後はエミリア陣営に入る
ロズワール邸での戦闘の際、エルザは屋敷の倒壊からメイリィを助け、その隙を突かれて死亡してしまいます。
メイリィは、意識を失った後、フレデリカによって屋敷の倒壊から逃れました。
仕事を失敗したことにより、ママである「色欲」のカペラの折檻を恐れたメイリィは、1年間、ロズワール邸の地下座敷牢に匿われつつ幽閉されます。
その後、アウグリア砂丘、プレアデス監視塔へ向かうスバル達に協力し、正式にエミリア陣営の仲間となりました。
メイリィ・ポートルートのストーリー
アーラム村をウルガルムと呪いの子犬で襲撃する
メイリィの初登場は第2章で、アーラム村の茶色い髪のお下げの少女として登場します。
本来、メイリィは濃い青い髪色をしていますが、この時は茶色に染めています。
子犬の姿のウルガルムをアーラム村に持ち込み、呪いでスバルやレムを何度も死に追いやりました。
森中のウルガルムでアーラム村への襲撃を試みましたが、レム、ラム、スバル、ロズワールによって殲滅され、退散しています。
聖域編でカペラの指示でロズワール邸を襲撃
第4章では、スバル達が聖域に向かった際に、エルザと共にロズワール邸を襲撃しています。
森の漆黒の王ギルティラウ、岩豚ちゃんことワッグピッグを中心に様々な種類の魔獣を引き連れており、アーラム村を含め何度もスバルに死に戻りをさせる原因となりました。
フレデリカ、ラム、パトラッシュ、スバル、ペトラのセットで望んだ場合でも、ラムを除いて全員命を落としています。
最後の周では、ガーフィール、オットーと共にスバルがロズワール邸に戻り、ガーフィールによって相棒のエルザが死亡。
メイリィは気絶し、フレデリカによって救出されて地下に監禁されます。
ママの制裁を恐れてロズワール邸の地下に幽閉
メイリィ自体も、仕事を失敗したことによるままの制裁を恐れ、自分から積極的に地下に幽閉されることを望みます。
新ロズワール邸に移動してからも、一年近く地下の座敷牢に幽閉されていました。
ただし、エミリアとスバルは「閉じ込めることが目的ではない」と話しており、あくまでカペラから匿うためと考えています。
そのため、座敷牢という名前とは似合わず、部屋には無数の本やぬいぐるみなど、メイリィが快適に過ごせるための空間が用意されていました。
スバル達がアウグリア砂丘を越えるために同行
水門都市プリステラから戻ったスバル達に相談され、魔獣が群生するアウグリア砂丘を越えるためにメイリィも同行します。
メイリィなしでアウグリア砂丘を乗り越えようとする場合、三日三晩寝ずにノンストップで魔獣を殲滅し続ける必要があり、恐らく誰も生き残れないと話していました。
アウグリア砂丘では、体長10m以上もある砂蚯蚓を手下にするなど、一同が砂丘を乗り越えるために必要な道を作り、大きな貢献を果たします。
プレアデス監視塔でスバルを殺そうとする
プレアデス監視塔では、「タイゲタの書庫」の「死者の書」の存在を知ったことで、封じ込めていたエルザへの思いが噴出します。
一人でこっそりエルザの死者の書を探そうとしていた所、スバルに発見されてしまい、その後スバルでなくなったスバルに「自分の思いに気付く方法」をアドバイスされます。
しかし、翌日スバルが記憶喪失となったことで、感情の行き場が分からなくなったメイリィは、慣れた解決方法である「殺人」を選択し、プレアデス監視塔で2度スバルを殺害しました。
正式にエミリア陣営の仲間になる
「メイリィの死者の書」を読んだ記憶をなくしたスバルの企みにより、メイリィが抱える問題は、すぐに答えが出るものではないと諭されます。
そして、エルザに対する自分の気持ちに気付くまで、スバルやエミリアが見守るという約束を交わします。
この後は、積極的にエミリア陣営に貢献しようと動くようになり、正式に仲間入りとなりました。
なお、エミリアはロズワール邸に戻ったら、メイリィを地下座敷から出して、通常の部屋を一室与えたいと考えています。
メイリィ・ポートルートに関する考察、ネタバレ
メイリィはダイナスの娘?
水門都市プリステラでの戦いで、「美食家の暴食」ライ・バテンカイトスが白竜の鱗のメンバーを食べた際、リーダーであるダイナスに対して、「故郷の汚染も、メイリィのことも、仕方のないことだったんだ。お前のせいじゃない」と発言しています。
このことから、ダイナスとメイリィは親子である可能性が疑われます。
ダイナスの故郷を襲ったのは三大魔獣の一角「黒蛇」ですが、これは幼いメイリィの「魔操の加護」で呼び寄せてしまったのかもしれません、
メイリィにアーラム村、ロズワール邸の襲撃を指示していたのは誰?
第4章の最後で、ロズワールはスバルに対して、盗品蔵・ロズワール邸の襲撃をエルザに依頼したのは自分だと告白しています。
一方で、アーラム村へのウルガルム襲撃、ロズワール邸への魔獣使いの襲撃を依頼したのは自分ではないとも話しています。
メイリィに指示をしていたのは「色欲」のカペラなのか、または別に依頼主がいるのかはまだ明らかにされていません。
ただし、メイリィによる襲撃があったことで、スバルはロズワール邸の人々の信頼を得ることができ、メイリィが仲間になったことでアウグリア砂丘を越えることができたなどの良い面もあります。
これらのことを考えると、依頼主は敵対ではなく、スバルを助けるためにメイリィに依頼した可能性があり、これが正しいとなると、性格の悪さで定評のある「賢者」フリューゲル関連な気もします。
エルザに対して抱く感情とは?
メイリィは幼少期に魔獣に育てられ、以後も「色欲」のカペラの下で暗殺者として過ごしてきたため、倫理観は破綻しており、自分の感情すらも理解することができません。
しかし、エルザはメイリィにとって人生の大きな部分を占めていた存在であり、そのエルザが失われたことで、自分がそのことに何を感じているのか、という思いがずっと胸のうちにあります。
プレアデス監視塔では、「死者の書」を読むことなど、短期間でその答えを見つけようとしましたが、スバルやエミリアの説得もあり、ゆっくりと過ごす中で自分の感情を見つけることとなりました。
スバル達と過ごす中で成長していったメイリィが、エルザに抱く感情は、きっと複雑なものではありますが親愛になるでしょう。
メイリィ・ポートルートの章ごとの活躍、動き
リゼロ外伝「アポカリプス・ガールズ」のメィリィ
エルザにお姉ちゃん宣言をされて確保される
メィリィは森の魔獣の女王として過ごしていましたが、そこにエルザが現れ、魔獣達が一掃されてしまいます。
切り札のギルティラウも使いましたが、一瞬で制圧されてしまい、メィリィは恐怖するしかありませんでした。
エルザはカペラの命令に従い、メィリィを背負って森の外に出ます。メィリィは必死の抵抗でうなじに噛み付いたりしますが、エルザはくすぐったがる程度で、メィリィは何の抵抗もすることができませんでした。
リゼロSS「エルザとメィリィ、裏家業姉妹暗殺日報3」のメィリィ
メィリィの存在がママに知られた理由
魔獣の生息地の拡大によって付近の村から人が消えた頃、森の中に入って生き延びた行商人が戻り、魔獣の住み着く森の魔境に、魔獣を従える女王が生まれたと話、近隣の村にも噂が流れ、与太話として広がっていきます。
その数ヶ月後にママの命令を受けたエルザが現れ、百を超える魔獣、ギルティラウを粉砕し、メィリィを連れ帰っていたのでした。
エルザからの愛情を受け取る
当時のことを思い出しながら、メィリィはエルザと歓談しています。当時は言葉も話せなかったと言われましたが、知らなかったのではなく、「忘れていた」のだと打ち明けました。
また、エルザが自分のことを「妹同然」に想っているという言葉にびっくりし、その親愛を受け入れます。
メィリィの三つ編みはエルザに教えられたもので、二人で一緒にいるときは、ズボラなエルザの三つ編みもメィリィが担当していました。
リゼロ外伝「オルコス領の赤雪」のメィリィ
エルザと共にイゴールの屋敷を襲撃
メィリィはエルザとは別行動でしたが、共にグステコ聖王国に来ていました。
エルザがイゴールの護衛として派遣されていた双子の神殿騎士を相手にしている間、メィリィは屋敷の二十名程度の私兵を粉砕し、部屋から出てきたイゴールも、ギルティラウを使役して撃破します。
ルグニカに引っ越し
エルザがノーラの願いを完遂すると、指名手配となってグステコ聖王国に滞在できなくなったことに嘆息しながら、エルザがくれた人形に喜びを見せていました。
グステコにいられなくなったことで、ママから怒られることを覚悟しつつも、エルザと共にメィリィもルグニカ王国へ向かうこととなります。
リゼロSS「エルザとメィリィ、裏家業姉妹暗殺日報」のメィリィ
王都の隠れ家の廃墟でエルザと合流
メィリィは、ルグニカ王都の貧民街の廃墟の中にいたエルザを発見します。
外は二十人程度の衛兵が、物々しくエルザを捜索していましたが、メィリィはそのことは気にもせず、エルザが負けたことを意外だったと話すだけでした。
傷の塞がらないエルザに、微量でも猛毒である一方で、傷が凄く早く良くなる「水蚯蚓の粘液」を塗り、応急処置を行いました。その後、エルザが廃墟が囲まれていることに気付くと、エルザが暴れた後に一緒に隠れ家を飛び出て、大通りへと向かいます。
平民街の宿で次の仕事の指示書を受け取る
メィリィは、自分とエルザを魔獣の体の一部を使って髪色を変化させ、姉妹を装って疑いを回避するため、エルザと手を繋いで大通りを歩いていきます。この時に、メィリィの髪色が茶色となりました。
メィリィが宿泊していた平民街の宿で荷物を回収すると、荷物の中に「あの人」からの指示書が入っており、辺境伯のお屋敷に仕事があることが分かります。指示書の依頼では、エルザは一回休みで、メィリィだけでアーラム村へ向かうこととなりました。
リゼロSS「エルザとメィリィ、裏家業姉妹暗殺日報2」のメィリィ
エルザと合流して山越えをして逃走
アーラム村襲撃が失敗した後、メィリィは暗い森の中を懸命に逃げ、そこで休みのはずのエルザと出会い、助けてもらいます。
いつもは「連れのお供の子」がいますが、今回は連れてきておらず、エルザに背負われて山越えの道を進んでいきました。
途中、呪犬ウルガルムの群れに囲まれ、生き残りがいたことが判明します。メィリィは、今回は互いに運がなかった、群れの数を増やして、また他の魔獣から縄張りを奪えばいい、じっと力を蓄えて機を待つことも大切なことだと、ウルガルムに優しく伝え、解散させました。
その後、エルザが前回の仕事の後から作っていた「剣聖」のぬいぐるみをもらい、大事そうに抱きしめます。
第4章「聖域と強欲の魔女」のメイリィ
2周目 | ・ギルティラウをはじめ魔獣を従えてロズワール邸を襲撃 ・ペトラの命を奪う ・パトラッシュの命を奪う ・ラムは行方知れず |
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5周目 | (アーラム村) ・ターゲットが分散したのでエルザと分断 ・アーラム村を襲撃して惨殺する ・フレデリカとパトラッシュに影獅子がやられ、数も減ったけどと話す (アーラム村の街道) ・エルザから逃げてきたスバル、ベアトリスと遭遇する |
6周目 | (ロズワール邸) ・魔獣をロズワール邸に放つ ・西棟を岩豚ちゃんで倒壊させる ・フレデリカと対峙する (エルザと合流) ・ワッグピッグが東棟に頭を突っ込む ・エルザと合流する ・魔獣がフレデリカに蹴散らされる ・ワッグピッグがガーフィールに命を奪われる ・建物が倒壊してきてエルザに助けを求める ・エルザが建物に斬撃を加えている最中に獣化したフレデリカにさらわれる ・気を失う (ミロード家) ・地下牢で監禁される |
リゼロSS「エルザとメィリィ、裏家業姉妹暗殺日報4」のメィリィ
エルザと仕事をしていた在りし日
メィリィはエルザと一緒に仕事をすることが多く、前衛がエルザ、後詰めがメィリィというのが定番の形となっていました。
その日も、二十人相手に大立ち回りを演じ、エルザは深手を負いますが、一瞬で傷が塞がります。その何度見ても見慣れない光景に、エルザは不死なのかと疑問をぶつけますが、返ってきたのは、自分は死にたいと思っていないと自分を安心させる姉の言葉でした。
メィリィは、帰り道を案内するという口実でエルザと手を繋ぎ、森の中を二人で歩いていきます。
エルザとの別れに号泣
エミリア陣営の捕虜となることを条件に、メィリィは、燃え尽き、黒焦げた屋敷に連れてきてもらっていました。
屋敷の残骸の前を何往復もしてエルザを探しますが、メィリィはその姿を見つけることができません。エルザが灰になってから回復したのは見ていないといい、同行してくれていたガーフィールに、もう大丈夫と伝えますが、ガーフからは、泣きたいときは泣いてもいいと言われます。
その言葉にメィリィの感情が決壊し、理由の分からない涙を流して号泣しました。
リゼロSS「ペトラのエミリア陣営奮闘記」のメィリィ
地下の座敷牢でペトラの愚痴を聞く
メィリィは、新ロズワール邸の地下にある秘密の座敷牢とは名ばかりの快適な部屋に滞在していました。部屋は客間と変わらない設備が整えられ、客間以上の華やかな内装がされ、エミリアが選んだ家具、スバルが作成したお手製のぬいぐるみが置かれています。
仕事に失敗したため、戻ったら命が危ないと言ったメィリィは、特にスバルに庇われ、この座敷牢に匿われていたのでした。そして、エミリア陣営の誰もがお人好しであり、一年が経過した現時点において、自分への警戒を忘れていないのは、ペトラとオットーぐらいのものだと考えます。
そのペトラも何度も座敷牢に通っており、メィリィのことを許したいと葛藤していると心情を理解しながら、西方辺境伯領会合に出発する前、またも自分の部屋に来てエミリア陣営の愚痴を零すペトラと楽しくやりとりしていました。
メィリィは、屋敷に唯一残るのがラムだと分かり、一週間食事が来ないのではと不安になりますが、ペトラには真剣に取り合ってもらえません。
結局、旅の安全を祈る白いハンカチを巻いてくれるようお願いされ、抵抗する術もなく、ペトラの言いなりとなっていたのでした。
第6章「記憶の回廊」のメイリィ
1周目 | (ロズワール邸) ・至れり尽くせりの座敷牢で、一人で人形遊びをしていた所を見られる ・「ママ」の報復を恐れて、エミリア達に匿われていた ・「魔操の加護」で魔獣の角の役割を果たし、言うことを聞かせられると判明 ・アウグリア砂丘を力付くで突破しようとすれば、1週間飲まず食わずで戦うことが必要と説明 ・多分みんな死んじゃうから、自分が同行すると話す (アウグリア砂丘) ・竜車の御者台にユリウスと一緒に乗り、付近の魔獣を近づかせないようにする ・体長20mにも及ぶ砂蚯蚓をてなづける ・砂時間を超えた場所の花畑を「花魁熊」という魔獣だと注意する ・花魁熊に追いかけられ、6匹の砂蚯蚓を地表に出して対抗 ・プレアデス監視塔の光線を浴びて死亡 |
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2周目 | ・メイリィが砂蚯蚓を地表に出した瞬間、スバルが急旋回する |
3周目 | (作戦会議) ・花畑を抜けるための話し合いが持たれる ・花魁熊は1万匹程度、自分が同時に操れるのは100程度だと話す ・歩く付近の花魁熊だけ別の場所に移動させることは可能 |
4周目 | (プレアデス監視塔 五階層「ケラエノ」) ・螺旋階段に疲れ、シャウラがおんぶしてくれる ・シャウラのポニーテール「スコーピオンテール」で遊ぶ (プレアデス監視塔 三階層「タイゲタ」) ・休憩しているスバルと雑談し、自分の生い立ちに関して簡単な説明をする ・「魔操の加護」が原因で森に捨てられ、魔獣に育てられる ・今から5、6年前に「ママ」に拾われて、殺し屋の仕事を命令される (プレアデス監視塔 二階層「エレクトラ」) ・ユリウス、襟ドナが意識不明の状態を見て、スバルに一度戻って負傷者の治療をした方が良いと提案する (プレアデス監視塔 四階層「アルキオネ」) ・翌朝、大部屋の拠点でスバルが記憶喪失になったと言われる ・昨日の夜のことも忘れちゃったの?と聞く (プレアデス監視塔 三階層「タイゲタ」) ・仲間達がスバルに記憶喪失の原因を探るが、メイリィは参加しない ・自分は正式な仲間ではないと話す ・スバルは記憶を無くしてもスバルらしいと話す (プレアデス監視塔 四階層「アルキオネ」) ・螺旋階段の淵に立ったスバルを突き落として殺す |
5周目 | (プレアデス監視塔 四階層「アルキオネ」) ・地下から戻ってきたスバルが、ユリウスに庇われながら、一撃の致命傷で死んでいるメイリィを発見 |
7周目 | (プレアデス監視塔 四階層「アルキオネ」) ・食後、通路でスバルと会い「昨日の夜の話は、どこまで真に受けていいのぉ?」と聞く ・『スバル』に一室に連れて行かれ、首を締められて殺される ・記憶喪失状態のスバルに戻り、人工呼吸と心臓マッサージをされるが死亡 ・タイゲタの書庫に「メイリィ・ポートルート」の死者の書が現れる ・エミリアが、スバルにメイリィを座敷牢から出すことを相談する (プレアデス監視塔 三階層「タイゲタ」) ・スバルがメイリィの死者の書を読む (死者の書の中のメイリィ) ・メイリィは魔獣の群の女王として生活していたが、エルザに群を殲滅されて持ち帰られる ・「ママ」色欲のカペラに怖い躾をされて、絶対服従を誓う ・エルザと一緒に時間を過ごすことが多くなり、互いに相棒となる ・エルザが死に、悲しいのか、憎いのか、自分の感情が分からない ・これまでの人生は周囲にいる人の真似をして、人形のように生きてきた ・エルザの死に自分が何を感じているのかを知りたいと、その答えだけを求めていた ・昨晩、エルザの本を探しにタイゲタの書庫を訪れた ・後ろからスバルに声をかけられ、足早にその場を去る ・知られたくなかったことを知られ、全てを台無しにしようと考え、タイゲタの書庫に戻る ・そこにいたのは『ナツキ・スバル』で、メイリィに「自分ののぞみに耳を傾けろ、そうすればやりたいことも見えてくる」と話す ・殺すはずだった『ナツキ・スバル』におでこにキスをされ、一晩ずっと自分の望みについて考える ・翌朝、スバルに昨日のことをどこまで真に受けていいのかと聞くと、別室に連れて行かれる ・「直接聞くのはルール違反」と言われ、『ナツキ・スバル』に首を締められて死亡 (プレアデス監視塔 三階層「タイゲタ」) ・メイリィの死者の書を読んだスバルが、メイリィの意識が混ざり、スバルの頭の中に想像のメイリィの人格が生まれる (プレアデス監視塔 四階層「アルキオネ」) ・メイリィの遺体捜索がされるが見つからない ・スバルに、相手を殺して死者の書を読み、その内容から自分を知ることを提案する ・深夜にスバルがメイリィの遺体を隠した場所を探すが、遺体が消えていた |
8周目 | (拠点の大部屋) ・スバルが記憶喪失となったことに強い反応を示す (プレアデス監視塔 四階層「アルキオネ」) ・螺旋階段の淵に立つスバルを突き落とそうとする ・直前で躱されて捕まる ・スバルに「エルザ」が殺人動機だと言われ、自分の心の内を暴かれるぐらいならと身投げする ・メイリィにとって、エルザは人生の大きくて大切な存在だった ・それでも、エルザが死亡し、悲しいのか、憎いのかが分からない ・分からない問題に、慣れ親しんだ「殺人」という方法で問題解決しようとする ・身投げしたメイリィをスバルも飛び込んで受け止め、鞭に二人がぶら下がった状態になる ・メイリィが抱える問題は、もっと時間がかかるものだとスバルが言う ・メイリィが今の自分の感情に気付くまで、自分も努力すると約束するから、ここは俺に預けてくれと言われる ・エミリアが現れ、その約束を三人の約束にしようと言われる ・エルザのことを忘れたくないわぁと本音をこぼす ・大切な人を忘れる必要はないと言われ、スバル、エミリアの提案を受け入れる ・全員に話が通っていたことに気付き、恥ずかしさで拗ねる (拠点の大部屋) ・メイリィが、スバルは昨夜「タイゲタ」で複数の本を広げて読んでいたと話す (プレアデス監視塔 三階層「タイゲタ」) ・レイドの死者の書をメイリィが偶然発見する ・スバルが死者の書を読み終えるのを待つ ・魂の回廊での出来事を共有される (バルコニー) ・「仕込み」をしていた砂蚯蚓を地表に出現させる ・シャウラと共に外の魔獣に対処していく |
9周目 | (バルコニー) ・タイゲタの書庫で目覚めたスバルに、シャウラの援護を頼まれる ・シャウラが大蠍になってもメイリィは無事 |
10周目 | (バルコニー) ・スバルとシャウラが話し合っている間、一人で外の魔獣を相手取る |
リゼロ原作小説26巻のメィリィ
階下に降りてきたエミリア達と合流
緑部屋を出た後、一階層へと向かっていたメィリィは、途中で大きな塔の揺れを体験します。
そこで留まっていると、ベアトリスを抱えて猛スピードで降りてきたエミリアと合流し、一緒に緑部屋へと戻りました。
リゼロ特典小説「親龍の国/迷子探査記録①」のメィリィ
「魔操の加護」の価値が跳ね上がる
プレアデス監視塔が開放されたことで、王国にとっても、魔女教にとっても、安全に通行できる約束手形となったメィリィの「魔操の加護」の価値は急上昇します。
メィリィは、エミリアに加護の力で王国に貢献し、自分と一緒に謝りに回って、許されることが必要だと諭されます。
エミリアと一緒に謝りに行くことになる
メィリィはこれまでエルザとたくさん仕事をしてきたと振り返り、許されるなんて無理だと震えます。
同じ様に、許されない罪悪感を抱えるエミリアは、メィリィを抱きしめ、自分やスバルも一緒に謝る、一人にはしないと言ってくれます。アナスタシアも、メィリィの過去には情状酌量の余地があり、許される様に口添えすることを約束してくれました。
メィリィはエミリアに顔をうずめて抱きつきます。
メイリィ・ポートルートまとめ
メイリィ・ポートルートの正体、生い立ち、持っている加護と強さ、これまでの活躍と残された伏線についてご紹介してきました。
メイリィは当初「魔獣使い」として、エルザと共に敵の立場にいましたが、聖域編でエルザが死亡した後は、エミリア陣営の元に身を寄せています。
アウグリア砂丘を越えるのに「魔操の加護」で大きな貢献をしており、プレアデス監視塔では何度かスバルを殺していますが、無事に正式な仲間になることができました。
今後、エミリア達と共に育っていったメイリィが、自分の感情にどう気付いていくのか、とても楽しみですね!
本ページの情報は2021年04月30日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。