「リゼロ」の四大精霊『調停者』メラクェラのまとめページです。
メラクェラの正体、目的、生み出された過去、エリオール大森林でパック・エミリアと激突した理由、また世界の核心に触れるメラクェラの意味深な発言の考察をご紹介します。
『リゼロ』メラクェラの基本プロフィール
名前 | メラクェラ |
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立場 | ・四大精霊の一角 ・『火属性』の頂点(パックと交代) |
特徴 | ・紅の炎馬 ・人々に「畏怖」をもたらす ・審判を辞任し、世界の均衡を保つために振る舞う『調停者』 ・世界の均衡を守り、不自然な歪みを調停することが目的 ・7体の分体を生み出し世界を管理 |
特技 | ・火属性の炎 |
『リゼロ』メラクェラとは?パックと激突した四大精霊
人々から畏怖される四大精霊『調停者』
メラクェラは、四大精霊と恐れられる精霊の頂点の一角で、火属性のマナの頂点にいた精霊です。
世界の均衡を保つため、脅威となり得る存在に対しては容赦無く『調停』を行ってきたため、人類から「畏怖」される存在となっていました。
エリオール大森林が永久凍土となったことから、魔女の存在を疑い始め、森に目や分体を送ります。
世界の核心を知る存在
メラクェラは、パックがエキドナと交わした契約内容や、世界が流転している事実を知る存在でもあります。
世界は幾度も滅亡の危機を体験してきており、出来事は重複し、歴史は螺旋のように繰り返されてきたと言及していることから、リゼロ世界の謎についても知識があるものと思われます。
『リゼロ』メラクェラの性格・人物像
世界に平穏をもたらすことが目的
メラクェラは世界から畏怖されていますが、その目的は、かつての友の願いを受け継ぎ、世界に平穏をもたらすことです。
その方法として、世界を脅かす可能性のある存在に対して、一切の事情を考慮せず強制的に「調停」しようとします。
『氷結の絆』でも、最後はエミリアと魔女は別の存在だと認めつつも、それでも「調停者」としての在り方を貫き通し、星獣化したパックと激突しました。
『リゼロ』メラクェラのセリフ・口癖
汝、何故、我、存在、観測、察知可能
我、調停者、メラクェラ
『リゼロ』メラクェラの過去は?
元々は焚火の火花から生まれた微精霊
精霊は、オド・ラグナより命を分け与えられ、マナによって世界に顕現する存在です。
メラクェラも元々は微精霊であり、世界を旅して生きていた家族の、キャンプの火花から生まれました。
ある少年と一生を共に過ごす
家族は厳格な父、物腰柔らかい母、しっかりものの姉、やんちゃな弟という構成で、父は年少の弟に、野営地を決めたら火をつける役割を与えます。
少年は、火をつける時には「火よ、火花よ、友達よ」と必ず言い、少年がつけた火と共にメラクェラは現れ、少年の人生に寄り添いながら過ごしました。
少年は青年、父、祖父となり、最後まで家の暖炉に火をつけ、「火よ、火花よ、友達よ」と呟き、家族の安寧と平和を祈って息を引き取ります。
友の願いを叶えるために自らの在り方を決める
メラクェラは、友であった少年が、生涯をかけて「火は全てを守る力」だと証明した想いを受け継ぎ、世界に平穏と安寧をもたらすことを、自らの在り方として定めました。
そして、少年の名前を取って、自らの名前をメラクェラと決めます。
『リゼロ』メラクェラが残した伏線の考察
メラクェラはパックの契約内容を知っている?
パックはエリオール大森林に現れたメラクェラに対して、「約束は守るよ。君も、約束は守りなよ」と発言しています。
この発言は、パックがエキドナとの契約を遵守する代わりに、きちんとメラクェラも約束を守れと言っているように聞こえます。
つまり、パックとエキドナとの契約の間に、メラクェラも何らかの関与があったものと考えられます。
また、メラクェラはパックを「四大の異物」と表現していたことからも、パックの成り立ちを知っていることは間違いないでしょう。
世界が何度も流転していると発言した理由
メラクェラは、歴史は螺旋を繰り返し、何度も流転し、同じ流れが重複していると言及しました。
この発言は、微精霊として誕生し、四大精霊にまで上り詰めた悠久の時を生きてきたメラクェラの体験から出てきた言葉と思われます。
幾度も世界は破滅の危機に陥ったと言及していたことからも、400年前の嫉妬の魔女の災厄以前にも、リゼロ世界は危機に陥った過去があったものと思われます。
エミリアと魔女の出自が同じという発言の意味
エミリアは魔女と出自が同じであり、だから危険だとメラクェラは言及していました。
この「出自が同じ」という言葉は非常に意味深で、単純にエミリアがサテラの生物学的な娘ではないという証拠になると思われます。
サテラの娘であれば、出自が同じという表現は使わないため、同じ方法によって生み出された存在であり、その成り立ちにサテラが関与していると考えるのが自然でしょう。
『リゼロ』メラクェラの主な活躍
リゼロ外伝「氷結の絆」のメラクェラの活躍
エリオール大森林の魔力から魔女の存在を疑う
エリオール大森林が永久凍土に変わり、異常な魔力を検知したメラクェラは、森に目や分体を送って魔女の存在を探ります。
送った目や分体はパックによって打ち消され、永久凍土にしたのは自分だと言われて追い返されます。
しかし、魔獣「雪荒らし」に対抗するため、禁忌とした力をエミリアが使って暴走しかけたため、メラクェラは魔女の存在を確信しました。
チャップと融合してパックの結界を通り抜ける
メラクェラは、ルグニカの五大都市の一つである鉱山都市ガナクスへと向かい、エミリア・パックと揉めた集団の上役である男から、エミリアの存在を聞き出します。
そして、エミリアに撃退されたチャップに融合を持ちかけ、パックが森に張っていた結界をすり抜け、森の湖の湖底に沈んでいた黒蛇の毒を森に放ち、エミリアとパックに決戦をしかけました。
エミリアと契約し星獣化したパックに敗れる
七体の分体を生み出し、圧倒的な火力を放つメラクェラの攻撃に、パックはオドに衝撃を与えられる程のダメージを受け、戦況はメラクェラに傾いていきます。
しかし、パックは誓約に反してエミリアと契約して星獣化し、その圧倒的な力で、メラクェラの分体を撃退しました。
エミリアの叫びに、メラクェラはかつての魔女とエミリアの在り方の違いを認めます。しかし、最後まで世界の平穏を守る『調停者』であり続け、パックに敗北しました。
『リゼロ』メラクェラまとめ
メラクェラは、パック以前の火の頂点の精霊で、四大精霊の一角だった大精霊です。
『調停者』として世界に平穏と安寧をもたらすため、世界の脅威となる存在と対峙し続け、エリオール大森林でパック&エミリアのコンビと激突することとなりました。
メラクェラの発言はリゼロ世界の核心に迫るものが多く、考察が非常に重要なキャラクターでもあります。
外伝小説以外にも、劇場版『氷結の絆』でメラクェラが登場したエリオール大森林が描かれていますので、まだ見ていないかたはこれを機にチェックしてみてください。
本ページの情報は2021年05月01日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。