「Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)」のオメガのまとめページです。
リューズ・シーマが墓所の遺跡の中に入った際、魂の一部をシーマの中に入れたエキドナは、徐々に体の支配を強め、聖域解放の際に世界に再臨することとなりました。
スバルの知識から「最後」を意味するオメガと自ら名付け、自らの知識欲を満たすために世界を放浪し始めます。
『リゼロ』オメガの基本プロフィール
魔女 | 『強欲の魔女』エキドナ |
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名前の意味 | 最後 |
肉体 | ・リューズ・シーマ ・混血のエルフ ・肉体年齢400歳以上 ・猫舌 |
魂 | ・エキドナの「魔女の力」を削ったもの |
容姿 | ・薄赤の髪に白い貫頭衣 |
『リゼロ』オメガとは?世界に再臨した魔女エキドナ
シーマの体にエキドナの魂を転写した存在
オメガの正体は、リューズ・シーマに魂を転写して世界に再臨した『強欲の魔女』エキドナです。
10年前にリューズ・シーマが墓所の遺跡の中に入った際、シーマの体に自らの魂の一部を入れ、徐々に支配を強めていきました。
そして、スバル達が聖域の結界を解放する際、メイエルが眠るクリスタルを回収し、他の魔女達の魂を転写して、一緒に聖域の外に出ていきます。
魔女の力を取り戻すには2〜3年必要
エキドナは、スピンクスの一件を反省しており、シーマには「魔女の力」の部分を削って転写をしています。
そのため、知識は残っていても、400年前のように魔女の力を振るうことはできず、力をある程度取り戻すまで2〜3年の時間が必要になっています。
この間、エキドナ一人ではリゼロ世界を生き抜くのは困難であるため、同行者としてコレットやパルミラ、ライサがついています。
本来はオメガの近くにいると魔女の瘴気に当てられ危険がありますが、同行者には耐性があることと、オメガを危険から守る必要があり、「憤怒の魔女」ミネルヴァも許容することとなりました。
『リゼロ』オメガの性格・人物像
「夢の城」にいた『強欲の魔女』エキドナ
オメガの性格は、「夢の城」にいた『強欲の魔女』エキドナそのものです。
再臨した後は、今はエミリア達に固執する必要はないと話し、自らの好奇心を満たすために世界を闊歩していきます。
また、コレット達と遭遇した際には男物の外套や履物を装着していましたが、これは道中襲ってきた盗賊団を、オメガが制圧して、戦利品として得たものになります。
エミリアに対してだけ心をざわつかせる
ロズワールやベアトリス、スバル、ガーフィールに対しては慈愛のような感情を持って、それぞれの行く末を気にしています。
一方で、エミリアに対してだけは、思い出すだけでも心がざわめいており、400年前に相当の出来事があったことが推察されます。
『強欲の魔女』にこれだけ嫌われるということは、エミリアがエキドナの『強欲』そのものを封じたか、『強欲』の目的を潰した可能性がありそうですね。
『リゼロ』オメガのセリフ・口癖
ああ、愛は何故、減るのだろうか
あれらに固執する必要も、今はない
こんなものが『魔女』だなんて勘違いされては、ワタシも、彼女たちも浮かばれない
『リゼロ』オメガの強さ、能力
外の世界を歩き回るだけで命を落としかける危うさ
オメガは、エキドナの姿になれば圧倒的な魔法の力を行使できますが、まだ短時間しか姿を変えられません。
自意識と実際の体のサイズに隔たりがあるため、失敗してしまうことが多く、喉が渇いて川の水を飲もうとしただけで、氷季の川に落ちて流されていってしまうこともあるほどでした。
コレットに出会い、助けてもらうことができなければ、ここで命を落としていただろうとオメガ本人も話しています。
限定的に『強欲の魔女』の姿になることも可能
オメガは、短時間であればエキドナの姿に変化することもできます。
エキドナの姿になると、より強大な魔法を行使することができ、その存在からも極めて強大な魔女のプレッシャーが発せられ、近くにいると基本的に発狂してしまうこととなります。
コレットのことを「魔女」と恐れていた村人の間違いを正すために、オメガはエキドナの姿となって村を訪れますが、村人は全員阿鼻叫喚で生涯悪夢を見る状態となってしまいました。
本人曰く、エキドナと同じレベルで魔法を使えるのは歴史上二、三人だと話しており、戦闘能力は相当に高いものと思われます。
また、オメガが「魔女の力」を取り戻すまでに二〜三年必要と言及されており、王選が終わるタイミングで、強欲の魔女エキドナとしての力を取り戻せることが明らかになっています。
『リゼロ』オメガに関する考察、ネタバレ
エキドナの目的は最初からオメガになることだった?
エキドナの聖域での行動の目的は、シーマに魂を転写し、スバルに聖域を解放させ、魔晶石に魔女達の魂を転写し、外の世界に再臨することでした。
聖域の墓所の試練では、スバルに愛情たっぷりに契約を迫る名シーンがありましたが、あの行動さえも、実はスバルをドン引きさせ、契約を断られるようにするための演技だったと明らかになっています。
つまり、エキドナにとってスバルが魅力的であることは変わらないものの、それを上回る目的が外の世界にあるということです。
エミリアに対して「今は固執する必要はない」と発言していますが、これは「いずれ固執する」と捉えることができ、王選が進んだ後、エミリアの前に再び現れることが予測されます。
エミリア達を見守る発言の真意は?
世界に再臨した後、スバル達については「影に日向に見守っていこう」と発言しています。
この発言から、オメガにとってスバル達は「経過を見守るべき人々」である一方で「今は会う必要がない=いずれ会うべき時がくる」ものだと推測されます。
エミリア達は現在王選を戦っており、スバルは「賢人」に向けて魔女因子を体内に集めている最中ですので、スバルが「賢人」に近づいたときに起きる出来事に、オメガの目的もあるのかもしれません。
オメガはロズワール達の知るエキドナなのか?
聖域を出るオメガは、「ああ、愛は何故、減るのだろうか」と発言しており、美しい花が枯れることと、美しい思い出が色褪せることを重ね、暗にロズワールやベアトリスとの思い出が色褪せていることが示唆されています。
ロズワールとベアトリスは、スバルの出会った『強欲の魔女』とエキドナと自分たちの知るエキドナは別の存在だと話しており、墓所の中で眠っていたエキドナこそ、ロズワール達の知るエキドナであることが明らかになっています。
このあたりの認識の違いは、エミリアが墓所の棺で眠っていたエキドナを見て「お姉ちゃん?」と感じていたことにヒントがありそうです。
つまり、オメガは知識として、ベアトリスやロズワールとの日々を知っているというだけで、過ぎ去りし日々を共に過ごしたエキドナではない可能性があります。
グステコ聖王国へ向かった理由は?
オメガは、聖域を出て目的地を決める際、グステコ聖王国は論外であり、建国を手伝ったカララギへ向かうと決定しています。
しかし、魔女のアフターパーティーでは、まだカララギに訪れた物語は描かれておらず、なぜかグステコ聖王国へと来ていました。
グステコは、オメガにとって生存するのが厳しい自然環境であるため、何かしら目的を持った行動であると考えられます。
ライサから「四大精霊」の一角オドグラスの居場所を聞いているため、大霊山へと向かうことになるのかもしれません。
400年前に一緒に過ごしていたであろう剣聖レイドが、好きな酒をグステコで親しまれている「火酒グランヒルテ」と話していたことから、エキドナもグステコと関連を持っていた可能性が高く、その縁でグステコに来ているのかもしれませんね。
『リゼロ』オメガの主な活躍
第四章「永遠の契約」編のオメガ
リューズ・シーマが墓所の遺跡に入った時に魂の一部を入れる
ガーフィールを助けるため、誓約を破って墓所の遺跡の中に入ったリューズ・シーマに対して、『強欲の魔女』エキドナは自らの魂の一部をシーマの中に入れます。
そして、時間をかけて徐々に体の支配権を奪い取っていきました。
聖域解放の際に芝居をうつ
聖域の最終周回では、聖域解放には核となっているメイエルを解放することが必要だと話し、自分が犠牲になる演技をして魔水晶に触れます。
核が解放されたことで結界が終わりを迎えたことは事実ですが、エキドナの目的は別にあり、その目的のために魔水晶を回収していたのでした。
魔水晶は首飾りとなり、その中に5人の魔女の魂を移します。
そして、オメガは魔女達と共に世界に再臨し、自らを「最後」を意味する「オメガ」と名付けました。
リゼロ外伝「魔女のアフターパーティー」のオメガ
寒波のクレマルディの森に薄着で降り立つ
オメガは、季節外れの寒波が訪れているクレマルディの迷い森に、白い貫頭衣一つだけで降り立ちます。
400年ぶりの世界に浮かれていたのか、十分な装備もせずに出てきており、その不用意さに対して、首飾りの魔晶石の中にいる5人の魔女から、次々に皮肉を言われました。
オメガの首飾りは、メイエルの複製施設にあった魔水晶の塊であり、上等な魔法使いが千人いても使いきれない圧倒的なマナ貯蔵量を誇り、そして、その全てのマナ貯蔵量を、5人の魔女の魂を維持することだけに使い切っていました。
魂だけになって四百年、計画を少しずつ形にして十年、聖域の盤面を自らの望む形にするため、四苦八苦して演技までしたオメガは、皮肉ばかりを投げつける魔女達に、これでは報われないと呆れます。
炎魔法を使い山火事を引き起こす
しかし、魔女達の皮肉は最もで、寒さで絶命しかけたオメガは、凍える寒さを回避するため火の魔法を使います。無事に魔法が使えたことに安堵しますが、元の体とのゲートの差は大きいと感じます。
オメガが自分のゲートの観察・分析をしている間、ミネルヴァがオメガに叫ぶように呼びかけ、横を見るように言われます。そこには、オメガの炎魔法によって発生した山火事がありました。
オメガはすぐに火を消そうとしますが、「夢の城」ではないため念じるだけでは炎は聞かず、器と魂が馴染んでいないため、火を消せるだけの水魔法を使うこともできません。
結論として、山火事を消せないと判断したオメガは、魔女全員にすぐに逃げろと叫ばれ、息を切らしながら森の中を走り抜けていきます。
山賊の集団に魔女の姿を見せる
風魔法で火の方向を操り、ようやく山火事に巻き込まれる危険を乗り越えたオメガは、今度は十八名程度の山賊の集団と遭遇します。山賊の集団は、多兎の後を追ってきた火事場泥棒、400年前の言葉で言えば「死肉漁り」でした。
盗賊団の狙いはオメガに変わり、エルフが高く売れることを伝えます。その言葉にオメガは反応し、この時代もエルフが迫害されていることを確認すると、魔水晶の中のミネルヴァが激怒し、オメガはそれをなんとか宥めました。
話が平行線であると理解したオメガは、「三十秒間自分の前に何事も立てていれば、大人しく従う」と折衷案を提案し、強欲の魔女エキドナの姿に変わります。
次の瞬間、盗賊団は全員発狂して倒れます。オメガは盗賊団から、洋服や履き物、路銀をもらい、街へと歩き出しました。
短編集6「魔女のアフターパーティー 魔女の条件」のオメガ
コレット、パルミラと出会う
足を滑らせて氷季の川に落ちてしまったオメガは、そのまま流され、川の辺りの小屋に一人で住んでいたコレットに助けられ、コレットの世話になりながら、暫く滞在して体を回復させていきました。
コレットが森の東側には魔獣がいて危ないと恐れるので、オメガは助けてもらったお礼をしに森の東側へと向かいます。しかし、そこには30程の石積みが集まる墓所がありました。
オメガの背後から、新しい石積みを作るための獣を手に持ったパルミラが現れます。そして、オメガも早く出ていかないと『獣』の犠牲になると忠告します。
「魔女」扱いされていたコレットを救う
小屋を出ていくことをコレットに話した夜、コレットはオメガの持つ輝石を持ち出し、外に出ていきます。
オメガが森の東側を訪れると、そこには正気を失った『獣』のコレットがいて、オメガが制圧しますが、コレットを守るためにパルミラも現れます。
コレットのこれまでの悲劇はエキドナが作り出したミーティア「獣守輪」の使い方を誤ったことが原因だと判明します。そして、村人に「魔女」と襲われたことで、本当に魔女になろうと儀式をしていたのだと分かりました。
オメガは、村人の誤解を解きに行くと話すと、エキドナの姿へと変わります。その姿を見たパルミラは震え上がり、村人は阿鼻叫喚の嵐の中に放り込まれました。
コレットとパルミラが旅の同行者になる
日が昇った後、オメガは小屋を出ていこうとしますが、背後から声をかけられ、コレットとパルミラが同行を願い出ます。
コレットは一人では心配だと話し、オメガが忘れていた輝石を手渡しました。
オメガは二人の同行を受け入れ、三人で世界を旅しに向かいます。
リゼロ外伝「魔女のアフターパーティー/魔女たちの反省会」のオメガ
コレット達の同行の相談とエキドナの体の状態
コレットとパルミラが同行者となり、オメガは「夢の城」でこの件について魔女達に大反対に遭います。
しかし、現在の自分は貧弱であり、あっさりと命を落とす危険性があることから、二人を連れて行くと理路整然に説明し、他の魔女達も納得しました。
オメガは、シーマの体に魂を転移しており、器にエキドナを注ぎ込むため、スピンクスの時の失敗を活かして、今度は「魔女としての力」を削っていました。その結果、知識は残っている一方で、魔女として培った力と技術の大半を失っていることが明らかになります。
また、短時間であれば強欲の魔女エキドナの姿になることもできますが、魔女達の共通の敵に見つかる可能性があるため、極力なりたくないと打ち明けました。
コレット、パルミラを連れ歩く期限
器と魂が馴染み、オメガが「魔女の力」を取り戻すための期間は、二年から三年だと説明されます。
オメガの説明を聞いたミネルヴァは、それであれば「二年が期限」と、コレット、パルミラを連れ歩く区切りを設け、オメガもそれを了承しました。
オメガは次の目的地を魔女達と相談し、全員が命を落としたルグニカは却下、極寒のグステコは論外、残りの選択肢はヴォラキアとカララギだが、建国を手伝った縁があり、400年後の変化を見てみたいという理由で、カララギ都市国家に向かうこととなります。
リゼロ外伝「魔女のアフターパーティー/One Wild Night」のオメガ
グステコ聖王国の雪山で遭難
オメガは、カララギに行くはずが、なぜかグステコ聖王国に来ており、雪に埋まっていたところをパルミラとコレットに救出されます。
吹雪の中、最後の足掻きでオメガは火魔法を使いますが、一瞬で消えて無意味となり、力尽きる寸前となりました。
そこに、巡回聖教師のライサが現れ、三人を吹雪の中から救出します。オメガが致命的な状態から回復した後、ライサに背負われ、パルミラ、コレット共に近くの教会へと向かいました。
教会には司祭の姿はありませんでしたが、近くの街の衛兵のポドソ、多腕人の旅芸人のアドモンサ、吟遊詩人を名乗るマクウィナの三人の先客がいました。
教会で謎解き
新しい来訪者トレロコが現れた直後、教会の地下へと繋がる隠し通路の先で、倒れているコアトル司祭が発見され、教会は一時騒然となります。
ポドソ曰く、付近では既に7人が犠牲になる出来事があり、コアトル司祭は八人目の犠牲者ということとなりました。しかし、オメガは簡単な聞き込みと推察により、この中に複数の事件があることを解き明かします。
その結果、二人が教会からいなくなり、全ての事件が綺麗に味付けされて解決されることとなりました。
ライサが同行者に加わる
教会を後にし、オメガがコレット、パルミラと吹雪が収まった雪道を歩いていると、コレットが姿を消したはずのライサを発見します。
オメガはライサが現れたことに驚きましたが、生きる目的を失ったと落ち込むライサに、コレットは仕事を失ったと解釈し、一緒に旅にこないかと提案します。
オメガは、コレットとパルミラの自由にさせ、ライサが新しい同行者となることを受け入れました。
『リゼロ』オメガまとめ
聖域から出たばかりのオメガは、魂と肉体がまだ馴染んでおらず、コレットと出会わなければ、危うく再臨を終了してしまうところでした。
コレットとパルミラ、ライサという同行者を得たオメガは、結晶石の中にいる魔女達と共に、リゼロ世界の放浪を続けていきます。
本ページの情報は2021年05月01日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。