「リゼロ」パックは、エキドナの人工精霊であり、エミリアを世界一大切に想う四大精霊の一体です。
パックとエキドナの契約、パックが四大精霊の一角となった天地赤日、エミリアへの愛情、今後の復活の可能性など、リゼロのパックを詳しくご紹介します。
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『リゼロ』パックの基本プロフィール
名前 | パック |
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立場 | ・四大精霊(火のマナの頂点) ・エミリアの契約精霊 ・エキドナの人工精霊 ・ベアトリスの兄的存在 ・永久凍土の終焉の獣 |
特徴 | ・氷魔法を主に使う ・切り札は「星獣化」 ・四大の異物 ・エミリアだけを守る存在 ・毛並みが良い |
『リゼロ』パックとは?
エミリアの契約精霊
パックはエミリアの契約精霊です。
本来はエキドナとの契約でエミリアの契約精霊となることは禁じられていましたが、四大精霊メラクェラからエミリアを守るために危険を冒して契約をしました。
契約の条件として「毎日のリアの髪型や服装を決める権利」をもらっており、エリオール大森林で100年の眠りにつき成長したエミリアが、大人になった自分の姿を見て傷つかないように守っていました。
永久凍土の終焉の獣
パックの二つ名は「永久凍土の終焉の獣」で火のマナの頂点に立つ四大精霊の一角です。
前任の四大精霊はメラクェラでしたが、エミリア&パックのコンビで撃破しており、以降はパックが四大精霊に数えられるようになりました。
また、エリオール大森林を永久凍土に変えたのはエミリアですが、世間的にはパックの仕業と認識されています。
エキドナの人工精霊
パックは強欲の魔女エキドナによって創られた人工精霊です。
襟ドナの次に創造され、三番目に誕生したベアトリスからは「にーちゃ」と慕われており、深い親愛の情を向けられています。
正体は明らかになっていませんが、パックは400年前の元人間で、エミリアを守るための寿命と力を得るためにエキドナに人工精霊にしてもらった可能性が高く、契約の際には望みを叶える代償として「エミリアとの契約禁止」の条項を設けられていました。
一方、パックも自らの目的が果たされずにエミリアが命を落とした場合は、世界を救おうとしているエキドナに対立する形で、世界を終焉に向かわせる「終焉の獣」となり、ラインハルトに討伐されるまで世界を氷漬けにする宿命を持っています。
異世界転生者疑惑
パックはスバルと同様に異世界から来た人物であることがほぼ確定しています。
スバルと出会った王都では理想の勤務時間は9:00~17:00だと、リゼロ世界の時間の概念とは異なり、異世界の時間単位の話をしています。
また、ロズワール邸では、スバルの呼びかけに対して「呼ばれて飛び出てにゃにゃにゃにゃーん」と叫んで登場しており、リゼロ世界にいては知ることのできない「ハクション大魔王」のリアクションをしていました。
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『リゼロ』パックの性格・人物像
エミリアだけを守る存在
パックにとって大切なのはエミリアだけです。
普段はエミリアに協力するスバルやロズワール、屋敷の使用人達とも友好的な態度で接していますが、エミリアを守るためであれば、友好的に接していた人達でさえも容赦無く見捨てます。
存在理由の全てはエミリアにあり、万が一エミリアが世界から失われるようなことがあれば、パックは世界を滅亡させるために星獣化することが明らかになっています。
エミリアと出会うまで幸せを感じたことがなかった
また、パックはベアトリス以前に創造された人工精霊であるため、エミリアと出会うまで400年程度の時間を過ごしてきたと考えられます。
そして、この再会の時が、パックが生まれて初めて幸せを感じた瞬間だったと言及されています。
そのため、パックはエミリアと出会い、共に生き、守るためだけに創造されたと予測されます。
『リゼロ』パックのセリフ・口癖
運命なんて安っぽいものに、ボクもこの子も負けないよ
『リゼロ』パックはどうなる?残された伏線の考察と最期
「終焉の獣」をかび臭い名前と言及した理由
パックは400年前の魔女と竜の時代から存在する人工精霊であり、「終焉の獣」という二つ名で異端の大精霊と恐れられていました。
そのため、ルグニカ王都で自分のことを「永久凍土の終焉の獣」とマイクロトフに呼ばれた際、古いことを知っている人物もいると褒め、かび臭い名前だと言及したのでした。
エキドナとの契約内容
パックはある目的のためにエキドナの人工精霊となることを決意し、次の内容の契約を交わします。
- パックはある目的を果たすために四大の一角となる程の莫大な力を手に入れる
- 代わりに、パックがエミリアと契約など深い関わりを持てば、記憶、想い、目的などが失われる
- また、エミリアが命を落とすことがあれば、パックはエキドナの願いである世界の救済を破壊するべく、世界を終焉に導く
パックとエキドナの契約は「氷結の絆」で描かれておりますので、是非一度観賞することをオススメします。
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エミリアの生まれとの関わり
パックはエミリアの誕生と深く関わりを持ち、本来はエミリアを一人にせず共に過ごす予定でした。
エミリアがメラクェラに存在自体が邪悪だと否定された際、パックがエミリアは「望まれて、祝福されて生まれてきた」と告げており、400年前の時代に誕生したエミリアのすぐ側にいたことが明らかになっています。
また、100年前のエリオール大森林で再会した際には「君を一人にした」と涙を流していたことから、本来はエミリアをフォルトナに預けた後、戻ってくる予定であったと示唆されています。
ベアトリスとの関係
エキドナが魔女の館で生み出した人工精霊は三体おり、順番は襟ドナ、パック、ベアトリスです。
ベアトリスは人工精霊として目覚めた瞬間からパックに対して異常な愛着を感じており、にーちゃと愛情を全開で表現するようになりました。
パックはずっと森の中にいた?
パックは、エリオール大森林が永久凍土となってからエミリアの居場所を見つけ、マナが尽きて氷結から助け出すまで見守り続けていたと考えられます。
かつてグステコ聖王国との戦いに参戦したユリウス祖父の思い出にも登場、エリオール大森林に迷い込んできたユリウス祖父をルグニカに送っており、最愛の我が子の安息を守るためと言及していたことから、エミリアが眠っていることは50~70年程前には掴んでいたと思われます。
水門都市プリステラで、エミリアが氷結から解除されたのはマナが尽きたからと明かされていますので、パックはエミリアが目覚めるまでの間、ずっと近くで見守り続けていたのではないかと考えられます。
『リゼロ』パックの主な活躍
リゼロ前日譚「過ぎ去りし日々を愛して」のパックの活躍
ベアトリスと共にトスカの願いを叶えるため白銀龍アマンガムと対峙
パックはエキドナ不在の魔女の館でベアトリスと過ごしていた所、剣聖レイド・アストレアの弟トスカが訪ねて来て、エキドナの代わりに願いを叶えるべく、白銀龍アマンガムと対峙することになります。
ラインハルト同様に異常な身体能力を持つトスカ、ベアトリスと共にパックは龍を相手に奮闘しますが、100体を超える龍が登場、窮地に追い込まれた所でエキドナが戻り、エキドナの隕石を降らす大魔法アル・シャリオで勝負を決しました。
トスカとの関わりを経て、パックは自らの使命のために旅立つことを決意、ベアトリスとも別れを告げ、エキドナの元を去ります。
リゼロ外伝「氷結の絆」のパックの活躍
野良精霊としてエミリアを守りながら過ごす
パックはエリオール大森林の氷の中で眠っていたエミリアを起こし、目覚めたエミリアに、君を一人にした、ずっと見つけられなかったと泣いて謝ります。そして、これまでも、これからも、僕は君のためだけの精霊だと話します。
それから、野良精霊としてエミリアの側にいながら、パックはエミリアの知らないところで危険を排除していきます。
しかし、鉱山都市ガナクスの裏社会の人間がエリオール大森林に現れたことを契機に、パックが隠していたエミリアの存在を四大精霊メラクェラに確信を持たれ、危機を迎えることになりました。
メラクェラとの激突を機にエミリアの契約精霊となる
パックは鉱山都市ガナクスに赴き、裏社会の上役にお土産を渡して口封じを図りますが、メラクェラも鉱山都市へと向かい、秘密が暴かれてしまいます。
メラクェラはチャップに分体を融合して森の結界をすり抜けると、森に残っていた黒蛇の呪いの残滓を呼び起こし、エミリアに試練を与えます。
パックはエミリアを守ってオドに負傷を負いますが、誓約を破ってエミリアの契約精霊となって星獣化、メラクェラを撃退しました。
この時のパックとメラクェラの激突は、世界が赤く染まったことから「天地赤日」と呼ばれ、パックはメラクェラの代わりに四大精霊の席に位置づけられます。
ロズワール相手に星獣化を使って戦う
エミリアとの契約から7年後、パックは森に結界を張って誰も中に入ってこれないようにしていました。しかし、ロズワールが森に無理矢理侵入し、エミリアの住居の中に入ってきます。
パックは星獣化まで使って半日間ロズワールと戦いますが、切り札「六重展開魔法」を使ったロズワールとは決着がつかず、結局ロズワールがエミリアに敵対する人間ではないと判明したことで戦いは終了します。
その後、氷を溶かす方法を提示されたエミリアが森の外に出ると決心すると、パックはその判断を尊重し、エミリアと共に森の外の馬車へと向かって進んでいきました。
リゼロ外伝「エミリーさんのメイド道」のパックの活躍
ミロード家でエミリアの奮闘を見守る
ロズワール邸の準備が整うまでの間、ミロード家に滞在することとなったパックとエミリアでしたが、アンネローゼがロズワールからの手紙を破ったことで情報が共有されず、エミリアがメイドライフを始めてしまいます。
パックも悪ノリし、エミリアを可愛くメイド仕様の髪型に変えたり、皿を割りまくるエミリアの仕事ぶりを楽しそうに見守りました。
天候を操る大魔法を行使
ロズワールが到着して事情が共有され、エミリアとパックがロズワール邸に移ることになると、エミリアとアンネローゼは大切な約束をして別れます。
パックはエミリアに求められ、アンネローゼへのメッセージとして天候を操る大魔法を発動してミロード家周辺に季節外れの雪を降らしました。
リゼロ第1章「王都の一日編」のパック
ナツキ・スバルと出会う
エミリアの初めての王都へのお出かけに同行したパックでしたが、エミリアが王都に興奮してフラフラしているうちにラムとはぐれ、隙だらけの所をフェルトによって徽章を奪われてしまいます。
エミリアと共にフェルトを追いかけた先でナツキ・スバルと出会い、共に徽章を探すこととなりました。
盗品蔵でエルザと戦うもマナ切れで消える
確定した世界では、エミリアと共にパックも盗品蔵に到着したところでエルザの奇襲を受けますが、スバルの呼び掛けによって間一髪でエミリアを守ることに成功します。
エミリアとのコンビでエルザを追い詰めるものの、圧倒的な回復力を持つエルザに対してパックは撃破までは辿り着けず、マナ切れで魔晶石に戻ることとなってしまいました。
パックが眠った後、スバルが体を張ってエミリアを守ってくれたことを知り、パックはスバルに感謝します。
第2章「屋敷の一週間編」のパック
ロズワール邸で平穏無事な日々を過ごす
ロズワール邸に戻ったパックは、主にエミリア、ベアトリスと多くの時間を共有して平穏な日々を過ごします。
スバルが魔法について興味を持つと、陰属性に適性を持つスバルに基本魔法シャマクを教えました。
アーラム村の子供達にかけられた呪いを解く
魔獣ウルガルムの騒動が勃発し、アーラム村の子供達が呪いをかけられてしまうと、エミリアに求められ、ベアトリスと共にアーラム村に出向いて子供達の呪いを解きます。
重傷のスバルに対してエミリアがオドを削ってまで治癒することは黙って見守りましたが、眠ったエミリアが目覚めた時にスバルを追いかけて森へ行かないようグルグルに縛り、スバルよりもエミリアだけを優先する姿勢を見せました。
リゼロOVA「Memory Snow」&外伝「Another Memory Snow」のパック
発魔期を迎える
ロズワール邸に来てからマナを使う機会がなかったパックは発魔期を迎え、周囲に季節外れの氷期をもたらします。
エミリア、ベアトリスが隠そうとし、ロズワールが目溢ししようとしますが、屋敷には耐えられない寒気が訪れ、パックのマナを発散させるため、スバル発案でロズワール邸雪祭りが開催されることになりました。
王都に雪を降らせる
雪祭りの夜、ロズワール邸の面々でのお疲れ様会では、パックは酒風呂に浸かって上機嫌になります。
バルコニーに一同が集まり、雪の精の美しい光景に目を奪われていると、パックは残りのマナを使って、雪のお裾分けといって王都にも雪を降らせました。
数十年前にエリオール大森林に既にいたことが判明
王国で雪をみたユリウスの昔話の中に、パックの口調をした人物が登場します。
数十年前、ユリウスの祖父が王国騎士だった頃、グステコ聖王国と国境付近で争いになり、森の中に迷い込んだ際に幻影が現れ、『ボクの愛娘の傍で、騒がしくするなら許さないよ』と声をかけられていました。
ユリウス祖父含む一団は、次の瞬間にルグニカの緑の平原に転移させ、一団は命拾いします。この逸話は騎士団の中で「雪中の父親幻影」として語り継がれることとなりました。
第3章「Truth of Zero」のパック
王選開始の会議でロズワールと演技
カルステン家からの使者が訪れ、王選関連の重要な会議が開催されることが知らされると、パックもエミリアに同行して再び王都へと向かいます。
玉座の間での会議では、ハーフエルフとして侮蔑と嫌悪を向けられるエミリアを援護するため、事前にロズワールと協議した通りに終焉の獣としての威信を知らしめ、自分と契約しているエミリアの株を相対的に上げようとしました。
1周目:ロズワール邸に到着したスバルを凍らせる
一周目の世界では、スバルがロズワール邸にたどり着いた時には既にエミリアは失われており、パックはペテルギウスを含む魔女教徒を氷漬けにした上で、スバルにもう遅すぎたんだよと告げて、スバルのことも凍らせ粉々にしました。
2周目:終焉の獣となる
2周目の世界では、スバルがロズワール邸の庭園にたどり着いたタイミングで終焉の獣の姿となって登場、再びスバルを氷漬けにして粉々にします。
3周目:スバルに三つの罪を解く
3周目の世界では、スバルが死に戻りを強引に打ち明けようとしたことでエミリアが命を落とし、パックは一度本体に戻されることとなります。
すぐにリゼロ世界に戻ってきたパックは、ペテルギウスを撃破、スバルにも犯したの三つの罪を説きました。
- リアとの約束を破ったこと
- リアの言いつけを守らず帰ってきたこと
- リアを死なせたこと
そして、ラインハルトによって倒されることを知りながら、パックは契約に従いこの世界を滅ぼそうと動き出しました。
4周目:エミリアとのコンビでペテルギウスを撃破
4周目の世界では、アーラム村での戦いの騒動が知らされ、エミリアと共にペテルギウスと対峙し撃破に成功します。
しかし、氷柱に変えて撃破したペテルギウスを前にエミリアが理由が分からない涙を流し、パックもエミリアに何かを教えるように言葉をかけました。
5周目:スバルに協力してエミリアを王都へ避難させる
5周目の世界では、ユリウスの準精霊に呼ばれてアーラム村でスバルと話し、スバルの謝罪と変化を受け入れ、エミリアの避難に力を貸すこととなりました。
第4章「聖域と強欲の魔女」のパック
カルステン邸でスバルにエミリアのことを託す
カルステン邸で眠り姫となったレムの前に佇むスバルの前にパックは登場、暴食の権能をスバルに共有します。
また、まるで去ってしまうかのようにエミリアのことをスバルに託して消えていき、ロズワール邸に戻ってからはエミリアの前にも姿を現さなくなってしまいました。
6周目:エミリアとの契約を強制解除する
スバルがエミリアの過去を聞くためにパックを呼び起こすと、パックは自分を起こしてくれたことを感謝し、エミリアとの最後の時間を迎えます。
エミリアが眠りから目覚めると、パックは時間が残されていない中で、エミリアが過去の記憶を思い出せないのは自分のせいだと告げ、エミリアの記憶の蓋を外すために一方的な契約破棄を告げました。
エミリアはパックを失うことを拒絶しますが、パックはエミリアへの愛の言葉を告げて消えていってしまいます。
スバルのガーフィール戦に協力
エミリアの前から姿を消した後、パックはスバルが所有していたフレデリカの青い輝石を依代にしたことが判明、ガーフィール戦ではスバルに協力し、体力ギリギリのガーフのマナを一気に吸い上げて大きく弱体化させました。
ラムとのコンビでロズワールと戦う
スバルからラムに青い輝石が渡されており、パックはラムとのコンビでロズワール戦に参戦します。
パックは契約以前の記憶を少しずつ取り戻しており、ロズワールの目的も理解しました。
マナ切れ直前のパックは大技は出すことはできませんでしたが、星獣化を模倣した技でロズワールの気を引き、ラムとの連携でロズワール相手に勝利を収めることに貢献しました。
エミリアを複製施設に呼び眠りにつく
ロズワールが倒れたラムを抱えて放心するも、聖域に雪が降り始め、パックは氷の塔を出現させてエミリアを呼び、ロズワールが仕掛けていた天候を操る大魔法を止めに建物の中に入ります。
複製施設の中に張られていた罠を解いた段階で力尽きて結晶石の中で深い眠りにつき、リューズ・シーマから到着したエミリアに渡されました。
第5章「歴史を刻む星々」のパック
依代となる魔晶石が発見される
アナスタシア・ホーシンからパックの依代となる魔晶石が見つかったと情報が入り、エミリア陣営は水門都市プリステラへと向かいます。
魔女教大罪司教撃退に貢献すると、都市の代表についてキリタカから、謝礼としてパックの依り代となる魔晶石をもらうことができました。
▼▽▼リゼロ原作最新巻までのあらすじ▽▼▽
本ページの情報は2021年11月29日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。