「リゼロ」サテラは、400年前に嫉妬の魔女として世界の半分を闇に飲み込んだ人物です。
サテラが適性のない嫉妬の魔女因子を取り込んだ理由、エキドナに憎悪を向けられる原因、エミリアとの関係性、神龍ボルカニカに感謝されていた意味、スバルを死に戻りさせる目的など、リゼロの嫉妬の魔女サテラを詳しくご紹介します。
「リゼロ」サテラの基本プロフィール
名前 | サテラ |
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立場 | ・400年前の嫉妬の魔女 |
特徴 | ・ウジウジした性格 ・エミリアと瓜二つ ・適性のない嫉妬の魔女因子を取り込む ・フリューゲルらと行動を共にする ・魔女達とも凄く仲が良かった ・エキドナに恨まれている |
『リゼロ』サテラとは?
400年前の嫉妬の魔女
サテラは、400年前の嫉妬の魔女です。
元々はエキドナら同時代に存在した魔女達に好かれる存在でしたが、フリューゲル陣営に与して魔女因子を取り込む器となり、他の魔女達の魔女因子を取り込むことで手に負えない強力な存在となっていきました。
最終的には適性のなかった嫉妬の魔女因子の魔女人格に侵食され、嫉妬の魔女として覚醒、一瞬で世界の半分を闇に沈め、三英傑によって封印されることとなります。
封印の洞窟
サテラを封印した洞窟はアウグリア砂丘の先、大瀑布近くの洞窟だとされています。
プレアデス監視塔に影が迫った際には、この洞窟の方角から影が迫ってきました。
ゼロ層メローペ
プレアデス監視塔のゼロ層メローペは、封印の祠があるとされています。
封印の祠にたどり着くためには鉄扉の封印を解除することが必要であり、解除はスバルにしか行うことができず、恐らく魔女因子が鍵となっていると思われます。
封印の扉
封印の扉は、エリオール大森林に保管されパンドラが持ち帰った扉です。
エミリアが鍵を所有しており、再び開けば今度こそ世界が滅びると言及されていることから、嫉妬の魔女が封印されていると考えられます。
『リゼロ』サテラの性格・人物像
純真
サテラは世界から名前を語ることも憚れる程の恐怖の対象となっている存在です。
しかし、嫉妬の魔女人格に侵食される前のサテラはとても純真な少女であり、フリューゲル/ホーシンへの愛情を貫き、個性的な魔女達を優しく見守り続ける聖女のような人物でした。
夢の城にサテラとして登場した際には、魔女達からも大人気であり、深く傷付いたスバルのために涙を溜めて寄り添いました。
『リゼロ』サテラのセリフ・口癖
あなたを、あなただけを、ずっとずっと、愛し続けています
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エミリアとの関係性
サテラとエミリアは、共通したオドを持つ別存在であると考えられます。
エミリアは封印の扉の鍵をオドの中に持っていましたが、オドは固有世界であり他者からの干渉は不可能であるため、エミリアが誕生した時点で鍵を所有していたと考えられます。そのため、エミリアは鍵を持つ存在のオドを複製する形で誕生した可能性が高いです。
さらに、エミリアは嫉妬の魔女の器でもありますが、魂の転写は共通するオドの形をしていないと失敗しやすく、再現度合いを考えてもエミリアとサテラは同一のオドを持っていると考えられます。
サテラは他の魔女達の魔女因子を取り込んでおり、暴食の魔女因子には複製や分裂の能力があるので、恐らくは嫉妬の魔女となる前の段階でエミリアを生み出したのではないかと思われます。
サテラがエキドナに憎悪を向けられる理由
IFからカサネル異世界生活では、クリンドによって400年前の人物達は共通して世界を破滅から救うことを求めており、主義主張の違いから複数陣営に分かれていたと言及されています。
サテラは元々は魔女達と行動を共にしていましたが、プレアデス監視塔ではフリューゲル陣営についていることが明らかになっています。以降は魔女達を撃破して魔女因子を取り込んでいきますので、この段階でエキドナとは対立する立場となったのでしょう。
魔女達がサテラに感謝していることからも、サテラの判断、つまり自分が賢人になることは400年前時点ではこれ以外に方法がない妥当なものと思われますが、エキドナは「叡智の書」を以て全員を救う方法を探していたので、自分の力不足でサテラを犠牲にしてしまった罪悪感もあり、そこから憎いという感情が生まれているのだと考えられます。
神龍ボルカニカに感謝されていた意味
プレアデス監視塔では、神龍ボルカニカがエミリアをサテラと間違え、感謝している場面がありました。
この感謝も、サテラが魔女陣営からフリューゲル陣営に移籍し、賢人候補として因子を取り込む判断をしたからだと考えると話がまとまります。
スバルに死に戻りの権能を与えた理由
スバルに死に戻りの権能を与えた理由は、世界を破滅から救うためだと考えられます。
フリューゲルやボルカニカが賢人の誕生を目的に400年前に動いていたことからも、完璧な賢人の誕生はオドラグナの寿命問題を解決し、世界を破滅から救うことになると思われます。
一方、サテラは最終的に嫉妬の魔女因子に狂ってしまったため、不完全な賢人で終わってしまった可能性が高いです。
賢人候補であり、魔女因子の器であるスバルに死に戻りを与えることによって、あらゆる死の運命を回避させ、嫉妬以外の魔女因子を取り込んだ後に、封印の扉を通じてエミリアと共に自分を撃破させ、嫉妬の魔女因子を渡してスバルを完全な賢人とするのが、サテラとフリューゲルが仕組んでいることだと思われます。
死に戻りの口外を許さない理由
上記の理由に加えて、夢の城でサテラがスバルにいつか自分を倒しにきてとお願いしていることからも、スバルを死に戻りをさせているのは、嫉妬の魔女ではなくサテラの方だと考えられます。
本来、死に戻りを共有できた方が事態の解決は容易になりますが、サテラがその口外を許さないということは、スバルの死に戻りを知られてはならない存在がいると考えられ、サテラは敵対する立場の観覧者を警戒して口外をさせないのではないかと思われます。
『リゼロ』サテラのストーリー・活躍
リゼロ外伝「アポカリプス・ガールズ」のサテラ
シトニア・フェザーランの話に出てくる
嫉妬の魔女は、フェザーラン邸でのシトニアとオルニアの会話のなかで逸話が登場します。
400年前、嫉妬の魔女以外にも魔女は存在し、嫉妬の魔女は、他の魔女を滅ぼすうちに彼女達の力を奪っていき、最後には誰の手にも負えない存在となったと記されていました。
第2章「激動の一週間」のサテラ
死に戻りの口外を禁じる
ロズワール邸での日々で擦り切れたスバルはエミリアに死に戻りの事実を打ち明けようとしますが、サテラは時間を止めた空間に現れ、スバルの心臓を握って口外は許さないことを暗に伝えました。
第3章「再来の王都」のサテラ
エミリアの命を奪う
ルグニカ王都から戻ってきたスバルが意を決してエミリアに死に戻りを共有しようとしますが、スバルを止められないと判断すると、サテラは近くにいたエミリアに干渉してその命を奪いました。
ペテルギウスを拒絶
ペテルギウスが憑依した後でスバルが死に戻りを口外しようとすると、サテラは影のなかでペテルギウスと再会します。
ペテルギウスは感涙して幸福の絶頂に至りましたが、サテラは求めていた相手ではないと真っ向から拒絶し、ペテルギウスの心をおりました。
第4章「聖域と強欲の魔女」のサテラ
聖域を闇に沈める
スバルが二度目の茶会に呼ばれている間、サテラはエミリアのオドに魂を転写して聖域に再臨、一瞬で聖域を闇に沈め、墓所から出てきたスバルの前に姿を現して「愛してる」と囁きました。
しかし、スバルに拒絶されると、サテラはスバルの心の中にいるレムを奪おうとロズワール邸の方角へ足を向けます。ガーフィールとリューズの複製体が立ちはだかりますが容赦無く撃破、スバルも陰に取り込み、溶かして同一存在となり永遠に愛そうとしました。
しかし、エキドナが仕組んだペトラのハンカチにより、意識を取り戻したスバルが死に戻りを発動させようとすると、サテラは泣きそうな辛い表情でスバルを抱き抱え、スバルから俺が必ずお前を救ってみせると言われます。
夢の城でスバルを救う
サテラは夢の城の魔女の茶会に姿を現し、自分だけを犠牲にして死に戻りを繰り返すスバルを助けたいと願います。
ここでサテラは適性のない魔女因子を取り込み魔女人格に侵されていたことが判明、限りある時間の中で、サテラはスバルにもっと自分を愛して、もっと自分を大切にしてと伝え、スバルが救いたいと願う全ての中に、スバル自身も入るべきだと教えました。
スバルがサテラとの出会いによって考えを変えると、サテラは最後にいつか自分を倒しにきてと伝えますが、スバルからは必ず救ってみせると返されます。
本ページの情報は2021年11月16日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。