「リゼロ」大罪司教は、現在の時間軸で魔女因子に適合した存在です。
大罪司教と魔女教の関係性、ジュースやフリューゲルの関与、魔女教の目的と派閥、福音書の謎など、リゼロの大罪司教と魔女教を詳しくご紹介します。
『リゼロ』魔女教・大罪司教とは?判明している情報を解説
魔女教の創設者の一人は「ジュース」
魔女教の創設者の一人はジュースです。
フリューゲルから「怠惰の魔女因子」が入った箱を預けられており、フリューゲルらから託された何らかの願いを実現するために魔女教を創設、400年前の時代から活動を続けてきました。
「福音書」が届くと魔女教になってしまう
魔女教の素質がある者にはある日突然福音書が届き、中身を見てしまうとあっという間に魔女教徒が出来上がってしまいます。
魔女教徒は性別や年齢などバラバラである一方、それぞれが剣術や魔法に優れた力を有していました。
このことから、福音書は魂の転写の仕組みも備えていると考えられており、魔女教徒のオドを強制的に転写しているものと考えられます。
「魔女因子」に適応すると大罪司教となる
魔女因子は、依主が命を落とすと次の依主を選んで宿る性質を持ち、魔女因子に適合した者は大罪司教となります。
また、大罪司教になるとペテルギウスが福音書を持ってきます。
「大罪司教」とペテルギウスは全員面識がある
ペテルギウスは魔女因子に選ばれた者に福音書を渡す役割を担っていました。
そのため、未だ不明である当代の傲慢の魔女因子に選ばれた者を除いて、他の5人の大罪司教とは面識を持っています。
「怠惰の魔女因子」が入っていた箱の素材は「賢人の骨」
エリオール大森林ではジュースが自ら適性のない怠惰の魔女因子を取り込んでいます。
この時、フリューゲルから託されていた箱の素材は「賢人の骨」であると明かされており、賢人には魔女因子を封じ込められる力があることを暗に示唆されていました。
エリオール大森林時代の魔女教は異常者ではない
また、フォルトナがいた時代のエリオール大森林に訪れていた魔女教は、現在のように異常者の集団ではありませんでした。
ジュースはパンドラの派閥とエリオール大森林の管理を交渉で自分のものにしていたと言及しているので、魔女教にはいくつかの派閥があると考えられ、少なくともジュースが率いていた派閥は現在の魔女教とは在り方が異なっています。
ペテルギウスの目的は「嫉妬の魔女の再臨」
現在の時間軸でペテルギウスがエミリアと再会した際、魔女教の目的は「嫉妬の魔女の再臨」であることを明かしています。
ペテルギウス自身も嫉妬の魔女サテラとの再会を切望しており、スバルを経由して再会した際には感動で号泣しました。
試練は「魔女因子を入れる器に足るか」を試すこと
また、魔女教が課していた試練とは、「魔女因子を入れる器に足るか」を試すことだと示唆されています。
エミリアが魔女教襲撃に敗れた際には、最初の試練で終わったことを侮辱しており、このことからも試練はペテルギウス以降も続くことが明らかになっています。
他の大罪司教は自分達の目的を追求している
一方、嫉妬の魔女サテラの再臨のために動いているのはペテルギウスだけであり、他の大罪司教はそれぞれの目的・欲望に従って自由に生活しています。
福音書に従うことだけは共通していますが、必ずしも魔女教の目的が全員に共有され、納得されている訳ではありません。
『リゼロ』魔女教大罪司教一覧
『怠惰』ペテルギウス・ロマネコンティ
ペテルギウス・ロマネコンティは、怠惰の大罪司教です。
エリオール大森林でエミリア、フォルトナを守るために適性のない怠惰の魔女因子を体内に取り込み、パンドラによって自らフォルトナを撃破してしまうと精神崩壊、魔女人格に飲み込まれ、怠惰の大罪司教となりました。
『強欲』レグルス・コルニアス
レグルス・コルニアスは、強欲の大罪司教です。
100年前のエリオール大森林の時代から存在、「獅子の心臓」「小さな王」という二つの権能を所有していました。
『憤怒』シリウス・ロマネコンティ
シリウス・ロマネコンティは、憤怒の大罪司教です。
ペテルギウスのことを愛しており、勝手に妻を自称してロマネコンティの性を名乗っています。あらゆる情報がフォルトナと一致し、フォルトナ説がかなり濃厚です。
『色欲』カペラ・エメラダ・ルグニカ
カペラ・エメラダ・ルグニカは色欲の大罪司教です。
亜人戦争前に存在したルグニカ王族の女性「エメラダ・ルグニカ」を名乗っており同一人物説が流れています。不死王の秘蹟を用いられたテレシア、クルガンを率いていたこともあり、魔女スピンクスとの繋がりが疑われています。
『暴食』ライ・バテンカイトス
ライ・バテンカイトスは、暴食の大罪司教の長男です。
「美食家」を名乗り、食べる相手を厳選して食事をします。レムの記憶と名前を奪った張本人であり、エミリア陣営・クルシュ陣営と因縁を持ちました。
『暴食』ロイ・アルファルド
ロイ・アルファルドは、暴食の大罪司教の次男です。
「悪食」を名乗り、質よりも量を優先して大量に記憶と名前を食事する傾向があります。プレアデス監視塔ではユリウスによって封印され、王都に運搬されることとなっています。
『暴食』ルイ・アルネブ
ルイ・アルネブは、暴食の大罪司教の妹です。
「飽食」を名乗り、二人の兄とは違い自分の肉体を持たないため、記憶の回廊で兄から提供される食事を食べて過ごしていました。緑部屋に出現して以降は幼児化し、スバルに懐いてヴォラキアで行動を共にしています。
『傲慢』ストライド・ヴォラキア
ストライド・ヴォラキアは、先代の傲慢の大罪司教です。
幼少期の体験により天上の観覧者の存在を知覚、残酷な世界の仕組みを破壊することを目的に、亜人戦争後の争いを演出、結界と邪竜バルグレンを用いてルグニカに神龍ボルカニカを召喚させました。
『虚飾』パンドラ
パンドラは、虚飾の魔女と称される禁忌の魔女です。
封印の扉を持ち帰り、エミリアとの再会を確信していることから、エミリアとスバルが嫉妬の魔女因子を求めた終盤での再登場が期待されています。
『憂鬱』ヘクトール
ヘクトールは、憂鬱の魔人と称された人物です。
ロズワールに仕えているクリンドと同一人物説が濃厚であり、圧力・重力などを操る権能を有しています。
『リゼロ』魔女教・大罪司教に残された謎と考察
魔女教の目的は?
本来の魔女教の目的
魔女教の本来の目的は、賢人を誕生させることで嫉妬の魔女となったサテラを救うことだと考えられます。
魔女教の創設にはフリューゲルとジュースが関与しており、この二人が関わった組織であれば、目的はサテラの救出以外には考えられません。
嫉妬の魔女を撃破するためには、同等の力を得るために賢人が嫉妬を除く魔女因子を取り込むことが必要であり、最終的に封印の扉を解除、嫉妬の魔女を撃破してサテラを救うというのが、本来のジュース達の目的であったと思われます。
「福音書」は誰が作っている?
福音書は、エキドナの権能「叡智の書」の粗悪コピー品です。
権能を用いることができるのは魔女因子を取り込んだ人物のみであるため、福音書の創造は封印前のサテラが行ったものであると考えられます。
サテラはセクメトの「見えざる手」を用いていたこともパックに言及されており、エキドナ撃破後に取り込んだ強欲の魔女因子の力を用いて、「叡智の書」に近い能力を顕現していたとしても不思議ではありません。
大罪司教が福音書に従う理由
世界を望むままに生きる大罪司教達は基本的に誰の命令にも従わず協力もしませんが、福音書の記述だけは絶対に従います。
これは、福音書の指示は絶対であり、「自分の目的」を叶える道筋を教えてくれるから従っていると考えられます。
本ページの情報は2021年11月18日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。