「東京リベンジャーズ」乾青宗(イヌピー)は佐野真一郎・初代黒龍に憧れた男です。
乾青宗が黒龍に入った理由、佐野真一郎との関係性、イザナ・ココ・柴大寿・タケミチとの関わり、ドラケンと始めた「D&D MOTORS」など、東京リベンジャーズの乾青宗を詳しくご紹介します。
『東京リベンジャーズ』乾青宗のプロフィール
略歴
八代目黒龍隊員
イヌピーは少年時代に初代黒龍、佐野真一郎と出会って憧れ、真一郎が創った黒龍の八代目に入隊します。
当時の総長だったイザナに気に入られて側近となりますが、黒龍はイザナによって在り方が完全に悪に変えられており、イヌピーも徐々に染まり、少年院へ入所してしまう事態となりました。
十代目黒龍特攻隊長
少年院から黒龍の特攻服を着て出てきたイヌピーはココと合流、斑目が継いだ九代目が東京卍會に潰されたことを教えられます。黒龍復活のために柴大寿、ココの力を借りて十代目黒龍を再興させました。
東京卍會壱番隊隊員(タケミチ時代)
聖夜決戦で大寿に立ち向かう姿に佐野真一郎の姿をみたイヌピーは、東京卍會の傘下に降るならタケミチの下につきたいとマイキーにお願いし、東京卍會壱番隊の傘下につくこととなります。
十一代目黒龍副総長
関東事変ではタケミチと共にココを奪還する動きとなり、佐野真一郎のバイク屋だった場所でタケミチに十一代目黒龍総長を依頼、自らが副総長としてタケミチを支える立場となりました。
「D&D MOTORS」経営
未来ではドラケンと共に「D&D MOTORS」を経営、タケミチのCB250Tを直すなど、かつてイヌピーが憧れた初代と黒龍の関係のように、皆が昔話を語れる場所を残しました。
乾青宗の人物像・性格
純粋な憧れから不良の道を歩んだ青年
イヌピーは佐野真一郎・初代黒龍のカッコ良い不良に憧れた少年です。しかし、時代の流れと共に変化していった黒龍に悪に染められ、その流れに反発する力もなく、不良の道を歩んでいってしまいました。
バイク屋でタケミチに初代黒龍の話をしていた少年のような笑顔が、イヌピーの本来の性質だと思われます。
ココとは幼馴染み
ココとは小学生時代からの幼馴染みであり、姉の乾赤音の一件以来、互いに共依存しながら過ごしてきました。
関東事変の横浜第7埠頭での語り合いは、互いが今まで誤魔化してきた弱さを突きつけ合う場面であり、イヌピーは黒龍をダメにした弱さを、ココには赤音を失ったと受け入れられない弱さを互いに突きつけたことで共依存の関係が解消、別々の道を歩み始めることとなりました。
『東京リベンジャーズ』乾青宗のセリフ・口癖
オレはオマエに命を預ける、黒龍を背負ってくれ花垣…
なんかいいだろ?大人になっても昔やったバカな事、笑い合える仲間
オレは赤音じゃねえ、青宗だ!!
『東京リベンジャーズ』乾青宗の過去
姉の赤音を失う
イヌピーには美人の乾赤音という姉がおり、ココは赤音のことが大好きで一生守るという約束をしていました。
しかし、乾の家に火事が発生すると、ココは火事の中に飛び込んで二階の部屋から赤音を助けますが、それは赤音ではなく青宗であり、赤音は全身火傷で治療するのに4000万円が必要な状態となっています。
イヌピーはココが金作りに腐心するのを見守りますが、努力の甲斐なく赤音は死亡してしまいます。しかし、赤音の喪失を受け入れられないココは、イヌピーに赤音の姿を重ね合わせて時間を共に過ごすようになり、意味のない金作りに腐心していくようになります。
ココに大樹を紹介され十代目黒龍を結成
イヌピーが少年院から出てくるとココが待っており、黒龍復活の手段としてココの同級生であった柴大寿を紹介されます。
イヌピーは大寿と一騎討ちをしますが敗北、大寿の強さを認めてトップに座ってもらうこととなりました。
『東京リベンジャーズ』乾青宗(イヌピー)はどうなる?残された伏線の考察
イヌピーも梵(ブラフマン)入りする?
D&D MOTORSをドラケンと経営していた未来は、三天戦争でドラケンが命を落としたことで変化しています。
ドラケンが遊園地へ向かったのはイヌピーの情報提供が理由であるため、イヌピーが責任を感じてしまうのは仕方がなく、十一代目黒龍総長であるタケミチ、さらに佐野真一郎の仲間である明司、ベンケイ、ワカがいることから、ドラケンの敵討ちでイヌピーも梵(ブラフマン)に加入して前線に戻ってくるかもしれません。
『東京リベンジャーズ』乾青宗の主な活躍
東京リベンジャーズ「ループ6周目」の乾青宗
未来:元黒龍組の東卍最高幹部として登場
芭流覇羅が東卍傘下となった後の12年後の未来では、乾青宗が元黒龍組として東卍最高幹部となっており、ココ、八戒と共に東卍の資金力を支える存在として力を発揮していました。
東京リベンジャーズ「ループ7周目」の乾青宗
八戒の家の前でタケミチ達と出会う
乾青宗は大寿について柴家の前で待機、八戒、柚葉に家に招待されていたタケミチ、日向と出会います。
タケミチが東卍壱番隊隊長と知ると、黒龍の領域に侵入されたと険悪なムードになり迫りますが、柚葉の一撃をもらう結果となりました。
大寿とやり合っていた三ツ谷を奇襲
ココに連れられ宇田川教会に来た乾青宗は、三ツ谷が大寿と互角の戦いを繰り広げていた所に登場、三ツ谷の背後から奇襲をして撃破します。
ボロボロ状態だった千冬を圧倒
その後、八戒・三ツ谷が大寿と対峙する流れとなり、乾青宗を止める役として千冬が向かってきます。この時点で千冬は本間にボロボロの状態にされており乾青宗が圧倒しますが、千冬のことを知っていたらしく、万全の状態の時に戦いたかったと残念がりました。
マイキーに敗れた大寿と別れる
マイキーの一撃に大寿が沈み、黒龍精鋭100人がドラケンに敗北すると乾青宗も敗北を認めます。戦意喪失した大寿に別れを告げて別行動を取り、ココと共に宇田川教会を去ります。
十一代目黒龍となり東卍傘下に降る
東京卍會の新年の全体集会に傘下、乾青宗はココと共に十一代黒龍として旗揚げしており、集会で東京卍會の傘下に降ることを表明します。
また、東卍の傘下となるのならばタケミチが率いる壱番隊の下が良いと希望、タケミチの配下となり、信用できないだろうが困ったことがあれば手を貸すと協力姿勢を打ち出しました。
聖夜決戦の翌日に乾はタケミチに真一郎の面影を見て総長に指名していた、マイキーは最初に見つけたのは自分
東京リベンジャーズ「ループ8周目」の乾青宗
未来:ココと共に東京卍會を率いて柴大寿・タケミチ・直人を奇襲
イヌピーはイザナの命令でココと共に東京卍會の兵隊を率い、梵天を調べ回っていた橘直人を襲撃しに向かいます。
柴大寿の店でタケミチ、直人、柴大寿と遭遇し、かつて圧倒的敗北を喫した大寿を相手に全く臆することなく、物量での戦いを仕掛けました。
東京リベンジャーズ「ループ9周目」の乾青宗
ココと共に武藤に拘束される
イヌピーはココと共に伍番隊隊長の武藤、副隊長の三途に拘束されます。
その後、タケミチも拘束された状態で連れてこられると、自分が黒龍でイザナの下で働いていた過去があることから、壱番隊全体が東卍の裏切り者だと思われたのだろうと推測を出しますが、武藤にはそうではないと教えられました。
武藤は少年院時代にイザナと出会って忠誠を誓っており、既に東卍を裏切って横浜天竺創立メンバーとして参画、金作りの天才であるココを求めて三人を拘束したのだと言われます。
タケミチと武藤に挑むも敗北、ココを連れ去られる
ココを天竺に渡さないためにタケミチが武藤に挑むと、イヌピーも拘束された状態でタケミチに協力、二人で武藤へと挑みます。
しかし、武藤は東卍隊長格の中でも最も強い人物であり、拘束されている状態では二人がかりでも全く歯が立たず、二人のボロボロの姿を見たココが天竺に行くと自ら決断を下してしまいました。
真一郎のバイク屋でタケミチに十一代目黒龍総長就任を依頼
イヌピーとタケミチはゴミ捨て場に捨てられ、傷の手当てをするためにココとアジトにしていた既に廃墟と化している真一郎のバイク屋跡地へと向かいます。
イヌピーはここでかつて真一郎に憧れていた過去をタケミチに共有、自分は憧れていた初代黒龍の復興が目的であり、柴大寿に挑んだタケミチに真一郎の姿を見て、壱番隊の下に入ったのだと打ち明けました。
そして、タケミチに十一代目黒龍総長を継いでくれと頼むと、タケミチはイヌピーの気持ちに答えてこれを受け、壱番隊隊長との兼任で黒龍総長となります。
決起集会で初めて東京卍會の特攻服に袖を通す
タケミチに全てを託すと決めたイヌピーは、初めて東京卍會の制服に袖を通してマイキーに会いにいき、十一代目黒龍をタケミチに継いでもらったことを報告します。
マイキーからイザナが攻めてくる日を問われると、明日の2月22日は初代黒龍が誕生した日であり、天竺はここで間違いなく攻めてくると説明、イヌピーの考えを聞いたマイキーは決起集会を開いて横浜天竺との決戦を宣言しました。
真一郎の墓参りで十一代目総長を報告
決戦当日の朝、イヌピーはタケミチと共に真一郎の墓参りへ向かい、十一代目総長としてタケミチを真一郎に紹介します。
ここにイザナ、マイキー、エマが現れると、タケミチとエマが離れた時に稀咲と半間が襲撃、エマが命を落としたことでマイキー、ドラケンが失意の底に沈んで戦線離脱となり、イヌピーはこの状況を決戦を待って待機していた東卍のメンバーに伝えました。
関東事変:ココと直接対決、姉の赤音を巡る関係性が発覚
関東事変では、イヌピーはココに天竺に幹部の席を用意していると伝えられますが、金だけを求めるココに目を覚ませと叫び、自分は赤音ではなく青宗だと伝え続けます。
二人の叫びは平行線を辿り、戦いが進まないと分かると武藤が参戦、イヌピーは武藤の柔道技で撃破されてしまいました。
鶴蝶に敗北
復活したイヌピーは、アングリーを撃破した鶴蝶からタケミチを守るために立ちますが、イヌピーも鶴蝶の一撃で再び沈められてしまいます。
ココとは別々の道を歩み始める
関東事変が終わると、イヌピーはココと再会、これからは別々の道を歩み始めることとなります。二人はこれまでの時間に感謝を伝え合いながら別れました。
未来:ドラケンとバイク屋「D&D MOTORS」を始める
12年後の未来では、イヌピーはドラケンと一緒に真一郎のバイク屋を復活させ「D&D MOTORS」で仕事をしていました。
東京リベンジャーズ「ループ10周目」の乾青宗
「六波羅単代」寺野サウスの襲撃を受ける
10年前の過去の時点で、イヌピーはドラケンと共に「D&Dモーターズ」を始めていたことが判明、タケミチのCB250Tを修理して渡します。
タケミチとドラケンが試運転で店を開けている間に、六波羅単代の寺野が店を訪れ、イヌピーはバイクに乗っている寺野に吊り下げられる形でドラケン、タケミチの元へ連れていかれました。
目の前でタケミチ、ドラケンを巡る六波羅単代と梵(ブラフマン)の戦いがあった後、バイク屋に戻ると、イヌピーはタケミチにドラケンが加入している梵(ブラフマン)は大人の愚連隊であり、東京卍會とは異なる本物の悪だと教えます。
タケミチが六波羅単代に狙われていることをドラケンに共有
タケミチが瓦城千咒と遊園地デートをしている最中、イヌピーは六波羅単代の下っ端がタケミチを狙っている情報をキャッチ、急いでバイク屋に戻り、ドラケンに緊急事態であることを伝えました。
この情報を伝えた結果、タケミチを助けに遊園地に向かったドラケンが代わりに攻撃を受けて命を落とす結果となってしまいます。
本ページの情報は2021年11月01日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。