「東京リベンジャーズ」稀咲鉄太(きさきてつた)は未来で東京卍會が巨悪化した原因の一人です。
稀咲が日本一の不良を目指した理由、タケミチをヒーローと呼ぶ意味、八・三抗争以前から始まっていた稀咲の謀略と計画など、東京リベンジャーズの稀咲鉄太を詳しくご紹介します。
『東京リベンジャーズ』稀咲鉄太のプロフィール
略歴
愛美愛主のH2世代のまとめ役
稀咲鉄太は新宿を仕切る愛美愛主のH2世代のまとめ役であり、東京卍會のNo.2の座を得るために八・三抗争を画策します。
東京卍會との火種を作るためにパーちんの親友とその彼女を狙い、パーちんに長内を狙わせて少年院へ行かせると、ペーやんを唆して武蔵祭りでのドラケン狩りを誘導、キヨマサを使って八・三抗争の間にドラケンの命を奪う計略を立てました。
東京卍會参番隊隊長
タケミチの関与によって八・三抗争でのドラケン襲撃は失敗に終わりますが、パーちんの代わりに東京卍會参番隊隊長に抜擢され、元愛美愛主組を率いて東卍最大派閥の長となります。
芭流覇羅を結成
次に稀咲はマイキーをトップに据える組織として芭流覇羅を結成、半間と一虎を使って血のハロウィンを演出しました。
稀咲は東京卍會、芭流覇羅のどちらが勝利しても自分のポジションが上がる戦略をとり、唯一自分の計画に気付いて邪魔をしていた存在、場地を一虎を使って撃破します。
またもタケミチの関与によってマイキー、一虎が正気となって東京卍會の勝利に終わりますが、稀咲はマイキーに半間を紹介して芭流覇羅を東京卍會傘下に収めて勢力を拡大、未来では東京卍會の総長代理となって全権掌握するに至りました。
聖夜決戦を演出
東京卍會を成長させるために黒龍(ブラックドラゴン)の財力を狙った稀咲は、柴八戒を助けようとするタケミチ・千冬を使って聖夜決戦を演出します。
稀咲は柴柚葉に接触して八戒を助けるために大寿を襲う計画を授けますが、タケミチの関与によって阻害され、裏での行動が暴露された稀咲はマイキーから東卍を除名されてしまいました。
初代横浜天竺総参謀
東卍を除名された稀咲は黒川イザナに接触、横浜天竺を創立させ、初代総参謀となります。
稀咲の狙いは至高の媒体であるマイキーを空っぽの器にし、時間をかけてイザナに懐柔させることであり、マイキーが現在支えとしている存在の全てを奪うべく、佐野エマの襲撃を行いました。
未来ではマイキーとドラケンは戦意喪失して東卍と横浜天竺は合併、稀咲が支配する巨悪組織へと変貌を遂げていましたが、これもタケミチ、そして日向の関与によって失敗し、稀咲はここで命を落とす結果となりました。
『東京リベンジャーズ』稀咲鉄太のセリフ・口癖
じゃあな…オレのヒーロー
『東京リベンジャーズ』稀咲鉄太の過去
橘日向と出会い恋に落ちる
稀咲は特進クラスで全国模試1位を獲得する天才であり、同じ塾に通っていた橘日向に恋をします。帰る方角が一緒であったことから、塾から一緒に帰ることもよくあり、稀咲は当然日向も自分のことを愛しているはずだと思い込むようになります。
タケミチと出会いリスペクトする
ある日、公園で猫を囲んでいた子供達と遭遇、日向が突進していくのを稀咲は止めますが、日向は子猫を助けるために中学生の男子の群れに突っ込んでいってしまいます。
子猫を助けた日向が男子達に囲まれる中、マントをつけてヒーロー登場と宣言したタケミチが登場、子供達に敗北しながらも日向を守り、目の前で日向の心をタケミチに奪われる場面を見届けました。
同時に稀咲はタケミチのことをリスペクトするようになり、後をつけ回してタケミチのことを知ろうとし始めます。
長内と出会う
タケミチを追跡する中、中学生になったらタケミチが日本一の不良になると考えていることを知り、稀咲は自分がタケミチを上回って日本一の不良になれば日向の心を取り戻せると考えます。
周囲で評判の不良であった長内信高に接触すると、その一年後には長内を新宿を治める愛美愛主の八代目総長へと成長させました。
半間と出会う
長内を仲介に立てて「歌舞伎町の死神」と呼ばれていた半間と接触、稀咲は半間に自分のコマとなれと命じ、稀咲を面白いと気に入った半間が相棒となります。
これ以降、稀咲は自らが日本一の不良となるため、最高の媒体であるマイキーをトップとした巨悪組織を創り上げることに腐心していきました。
『東京リベンジャーズ』稀咲鉄太の主な活躍
東京リベンジャーズ「ループ1周目」の稀咲鉄太
東京卍會のマイキーとの2トップとして登場
タケミチがいた世界での東京卍會は最悪な組織となっており、稀咲鉄太はマイキーとの2トップとしてマークされていました。
東京リベンジャーズ「ループ2周目」の稀咲鉄太
河川敷でタケミチとすれ違う
稀咲は、マイキー、ドラケンとの河原での時間を過ごしたタケミチとすれ違う形で12年前の世界に初登場します。
未来:東京卍會を恐怖で仕切る
12年後の世界では、マイキーは幹部とも何年も会っておらず、幹部含めて東京卍會は稀咲の手下として恐怖に支配されていることが判明します。
稀咲はアッくんとタケミチが店の屋上で出会っている場面も観察、アッくんが悲惨な最後を迎えても全く動揺せずに事の成り行きを見守りました。
東京リベンジャーズ「ループ4周目」の稀咲鉄太
死刑囚となったドラケンからの憎悪を受ける
武蔵祭りを経てドラケンが生還しても稀咲が東京卍會のNo.2、総長代理として恐怖支配をしている状態は変わらず、千堂と日向がタケミチの目の前で命を落とす結果となります。
タケミチと直人が死刑囚となっていたドラケンに会いに行った際は、元々稀咲はマイキーに心酔しており、それが憎悪へと変化、マイキーが大事にしていた全てを破壊しようとしていると明かされます。ドラケンも稀咲の謀略に嵌められて死刑囚となっており、激しい稀咲への怒りを発露します。
東京リベンジャーズ「ループ5周目」の稀咲鉄太
参番隊隊長に任命
参番隊隊長任命式では、芭流覇羅と戦うための戦力としてマイキーに参番隊隊長に任命されます。
稀咲は愛美愛主のH2世代をまとめていた男と紹介され、50名のメンバーと共に参番隊として東京卍會に参画、一躍組織内の最大勢力となりました。
8・3抗争を裏で操っていたことが判明
タケミチと千冬が長内の元を訪れ、武蔵神社での8・3抗争の全ては、稀咲が東京卍會のNo.2の座を得るために裏で仕組んでいたことだと明らかになります。
元々長内は腕っぷしだけの男でしたが、稀咲がついて一年で新宿を仕切る男にのし上がっており、その力は長内さえ恐怖するほどでした。
芭流覇羅の総長代理半間と繋がりがあると判明
また、芭流覇羅の総長代理である半間と繋がりがあることも語られ、半間は稀咲の新しい刀だと説明されます。
東京リベンジャーズ「ループ6周目」の稀咲鉄太
血のハロウィンの勝敗がどちらに転んでも良いように準備
稀咲は東京卍會と芭流覇羅のどちらが勝利しても良いように画策、手下の丁次を使ってマイキーを襲わせ、自ら参番隊を率いてこれを防衛、東京卍會内での株をあげることに成功します。
東卍が勝てば芭流覇羅を吸収した上でのし上がり、芭流覇羅が勝てば史実通りに芭流覇羅母体の新生・東京卍會の結成を目論んでいました。
場地の一撃をもらう
予定通りに戦いは進んでいきましたが、稀咲だけをずっと狙ってきた場地による奇襲を受けてしまいます。
稀咲はパーちんを出所させる代わりに参番隊隊長に任命して欲しいとマイキーに相談しており、この場面を偶然場地に見られてしまっていたのでした。
半間に連絡、一虎に場地を襲撃させる
場地の襲撃を受けた稀咲は、ドラケンと対峙していた半間に電話で連絡、一虎を唆して場地に奇襲をさせます。
場地は致命傷を負いながらも稀咲を守る参番隊50人を撃破しますが、稀咲の前で力尽き、倒れてしまいました。
マイキーと一虎の一騎討ちを煽る
稀咲はすかさず、一虎が場地を芭流覇羅に引き抜いたのは場地の寝首をかくためかと呟き、マイキーと一虎の対立を煽ります。
しかし、場地の決意と御守りによってマイキー、一虎共に東京卍會創立の志を思い出して終戦、マイキーは一虎を許し、一虎は自首することとなりました。
マイキーに半間を繋ぎ芭流覇羅を東卍の傘下とする
その後、稀咲は芭流覇羅を率いていた半間をマイキーに紹介、東京卍會の傘下に加えました。
未来:総長代理として全てを支配
12年後の未来では東京卍會総長代理として圧倒的な権力を有していました。警察による立て続けの調査が入り裏切り者の存在を確信すると、幹部会に顔を出してタケミチと千冬を部屋に呼び出します。
12年前の場地の一件は全て自分が仕組んだことと告白、千冬を処分し、タケミチの処分前に涙を流しながら「俺のヒーロー」と謎の言葉を残しました。
タケミチは一虎に助けられますが、稀咲とマイキーによる旧東京卍會幹部陣の粛清は続き、ペーやん、パーちんなども処分されることとなります。
東京リベンジャーズ「ループ7周目」の稀咲鉄太
東卍内の最大勢力となる
稀咲率いる参番隊は100名に増加しており、元芭流覇羅組300名の陸番隊も新設され、東京卍會における最大勢力を築き上げていました。
黒龍対策を議論する幹部会に参加
タケミチが黒龍総長の柴大寿に襲われると、八戒黒龍移籍を協議するための幹部会に参加します。
タケミチ&千冬に協力
三ツ谷によって黒龍との和平が成立した後、八戒を連れ戻すためにタケミチと千冬が黒龍壊滅を主張しますが、東卍の幹部陣は三ツ谷の顔に泥を塗るという理由で却下します。
その状態を見た稀咲は半間を連れて二人と接触、黒龍幹部のココから大寿が一人になるのはクリスマス深夜の宇田川教会だと教わると、四人で大寿に立ち向かい、八戒を守り、大寿を撃破する計画を立てました。
直前で裏切り千冬を拘束
しかし、稀咲は最初から裏切る予定であり、八戒の説得にタケミチが教会内に入った後、半間に命じて千冬を拘束、大寿と八戒、タケミチを衝突させます。
柚葉に八戒を守るように唆す
また、八戒と大寿が衝突することを事前に柚葉に知らせており、八戒を守れるのは柚葉しかいないと得物を渡して襲撃を唆しました。
史実では、柚葉によって大寿が撃破され、その罪を八戒が背負い、全てを知る稀咲が二人を傀儡にして元黒龍組として東京卍會に合流、一気に東卍を巨悪化させていく流れでしたが、タケミチの介入によって柚葉の一撃は致命傷にならず、マイキーとドラケン到着によって東京卍會の勝利となってしまいます。
新年全体集会で東卍を除名
新年を迎えた最初の全体集会では、千冬からマイキーに稀咲の裏切りが報告されており、マイキーから稀咲の除名が言い渡されます。
稀咲は東京卍會の拡大・発展において自分の行動は必要だと主張、マイキーを輝かせられるのは自分だと必死に説得しますが、マイキーの結論は変わらず、半間と共に東京卍會を去ることとなってしまいました。
未来:マイキーによって命を落とす
12年後の未来ではマイキーが巨悪化しており、稀咲もマイキーによって命を落としてしまっていました。
東京リベンジャーズ「ループ8周目」の稀咲鉄太
横浜天竺の総参謀として登場
稀咲は横浜天竺の総参謀として望月隊に撃破されたタケミチの前に登場、すぐに別のチームに寝返ったのかとタケミチに問われ、稀咲は自分は自分の東卍を作ると宣言します。
窮地のタケミチに対して、ここで終わるなよと伝えて半間と共に去っていきました。
未来:タケミチ、直人を奇襲
12年後の未来では、多くの罪状を抱える稀咲は東京卍會の影響力によって命を落としたこととなっていましたが、実際は生存しており、海外では国内に潜伏していました。
タケミチと直人が柴大寿の店から逃走してくると、路地からタケミチを狙って攻撃、庇った直人に致命傷を与える結果となります。
東京リベンジャーズ「ループ9周目」の稀咲鉄太
佐野エマの命を奪う
稀咲は自らが創り上げる東卍のトップには絶大的なカリスマを持つマイキーが必要と考えており、マイキーの大切なものを全て引き剥がした上で、兄であるイザナを利用して時間をかけて操り人形とし、自らが不良界の頂点に実質的に君臨することを考えていました。
マイキーへの仕込みを完成させるため、稀咲はマイキーの心の支えであり妹のエマの襲撃を決意、2月22日の初代黒龍創立の日に半間と共に向かい、タケミチと一緒に出てきたエマを攻撃、命を奪いました。
関東事変:武器を持ち出すも使えず
関東事変では、鶴蝶を相手に奮闘するタケミチに対して稀咲は武器を持ち出しますが、撃てと凄まれても撃つことはできず、東卍メンバーの復活を招いてしまいます。
状況が拮抗したところで稀咲は東卍と横浜天竺の合併を提案、マイキーをトップにする形を提示しますが、未来を知るタケミチには断固拒否され一撃をもらう結果となりました。
黒川イザナの命を奪う
マイキー、ドラケン、日向が到着し、イザナがマイキー相手に劣勢に追い込まれると、鶴蝶がイザナを止めて天竺の負けだと諭します。
鶴蝶の存在が自分の目的の邪魔になると判断した稀咲はここで武器を使用、攻撃は鶴蝶にヒットして倒れますが、追撃に対してイザナが鶴蝶を庇って攻撃を受け、イザナはここで命を落としてしまいます。
警察のサイレンが近付き関東事変が終わりを迎えると、稀咲だけは許さないとマイキーの目線が向きますが、半間に拾われて脱出、バイクでの逃走を開始しました。
日向への恋心のために日本一の不良を目指していた
焦った稀咲は半間に急スピードを求めて転倒、ドラケンとタケミチに追いつかれ、未来で日向の命を奪った駐車場でタケミチと対峙することとなります。
稀咲はここで日向への恋心の告白を始めます。学生時代に同じ塾に通っていた日向に恋をし、当然日向も自分に好意を持っていると考えていた稀咲でしたが、子猫事件の時に現れたヒーロー・タケミチに日向の心を奪われてしまいます。
タケミチを追跡して、日本一の不良を目指していることを知ると、それを上回ることで日向の心を奪い返すことを計画、その至高の媒体としてマイキーを発見、自分の東卍を創り上げるという計画を何度も何度も繰り返してきたことが判明しました。
東京卍會を育て上げ日本一の不良になった後、未来で稀咲は日向にプロポーズをしては断られ、自分のものにならないのであればと、これまでの未来で日向の命を奪ってきたと明かされます。
タイムリーパーではないと判明
稀咲の元に日向とマイキーが到着すると、稀咲は再び逃走を開始、タケミチからタイムリーパーだと思われていると感じ、自分はそうではないと答えようとしたところで、道路の真ん中に立っていたことが悪運を招き、事故によって命を落とす結果となりました。
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