「東京リベンジャーズ」黒川イザナは横浜天竺の初代総長です。
イザナと鶴蝶が目指した天竺のあり方、真一郎・マイキー・エマとの関係性、横浜天竺を創立した意味など、東京リベンジャーズの黒川イザナを詳しくご紹介します。
『東京リベンジャーズ』黒川イザナのプロフィール
略歴
施設に預けられる
黒川イザナはエマと母親の三人暮らしで、エマが3歳の時にイザナだけが施設へと預けられます。
エマは幼かったため覚えていませんでしたが、イザナは施設に向かう際、いつかエマを迎えに来ると言うほどにエマを可愛がっていました。
鶴蝶と出会い天竺を目指す
両親を亡くした鶴蝶が施設に預けられると、黒川イザナは建物横で小さなお墓を作っていた鶴蝶に声をかけ、自分が王、鶴蝶が下僕としての関係を与えます。
乱暴な関わり方ではありましたが、これは鶴蝶に取って生きる目的となり、二人は施設の中で仲良くなり、将来は自分達と同じように身寄りのない人達を集めた国「天竺」を創ろうと夢を語り合いました。
真一郎と出会う
施設に自分の兄と称する佐野真一郎が訪ねてくると、イザナは真一郎からバイクの乗り方などあらゆることを教わります。
エマや母親とも離れ、真一郎を唯一の家族としてイザナは深く信頼するようになり、尊敬と共に心の支えとしていきました。
少年院で極悪の世代と出会う
施設を出た後のイザナは荒れに荒れており、少年院の中で灰谷兄弟、望月莞爾、斑目獅音と出会います。
これら極悪の世代に対してイザナはリーダーの立場に収まり、いつか将来全員で集まることを約束して出所します。
八代目黒龍総長となる
少年院から出たイザナは、佐野真一郎のバイク屋に顔を出し、真一郎の残したものを大切にしたいと次の黒龍を継がせて欲しいと依頼します。
真一郎はイザナの提案を嬉しく思い快諾しますが、この時初めて佐野万次郎の存在が明かされ、イザナはマイキーに嫉妬と憎悪を持ち始めました。
血の繋がりがないことを知り闇落ちする
偶然パチンコ屋で母親を発見、イザナは自分が母親の前の旦那の連れ子であったことを知り、母親とも、エマとも、真一郎、マイキーとも血の繋がりがないことを知りました。
唯一の家族として全幅の信頼を置いていた真一郎との関係もイザナは拒絶、より深く闇落ちしていくこととなります。
真一郎の死を知り灰になる
真一郎と疎遠になった頃、羽宮一虎、場地圭介によって佐野真一郎が命を落としたことを知り、イザナは心の支えの全てを失い灰となってしまいます。
黒龍も九代目の斑目に譲渡し、極悪の世代とも距離を置き、廃人のような生活を送り始めてしまいました。
稀咲と出会い横浜天竺を創立
全てを失い空虚となったイザナの元に、東京卍會を除名された稀咲鉄太が接触、イザナは稀咲と組んで横浜天竺を創立、天竺の夢と共にマイキーを苦しめるための企みを始めます。
黒川イザナの強さ
圧倒的戦才
イザナは圧倒的戦才を持つカリスマであり、極悪の世代と恐れられたS62世代も含め、全て暴力でねじ伏せてきました。
マイキーと同じく蹴りを多用し、関東事変では一時的ではありますがマイキーと互角に張り合っており、作中でもかなり上位の実力を有していたと思われます。
黒川イザナの人物像・性格
元々極悪非道だったが孤独により闇落ちが加速
イザナは施設から出た段階で極悪非道の性格をしており、数の力で攻撃してきた相手に対しては、一人一人仕返しをし、リーダー格に対しては徹底的に追い込んで命を奪うまでしています。
黒龍もイザナが八代目総長についてから極悪路線へ変わって初代の志が潰えており、特に真一郎との血の繋がりがないことが判明してからは、その極悪っぷりが加速していきました。
『東京リベンジャーズ』黒川イザナのセリフ・口癖
そのうち…必ず迎えにいく、約束だエマ
ゴメンな鶴蝶、でもオレにはオマエしかいないから
なあ?マイキー…オレが救えるか?救いようねぇだろ?
『東京リベンジャーズ』黒川イザナの過去
施設で鶴蝶と出会い天竺を作る約束を交わす
両親を事故で失った鶴蝶が施設に入ってくると、建物の裏で小さなお墓を作っていた鶴蝶にイザナは会いにいき、王と下僕の関係を与え、鶴蝶に生きる理由をもたらします。
施設で仲良くなり一緒に過ごすようになったイザナは、雪の日に二人でかまくらを作り、その秘密基地の中で最強の国を創り上げる計画を立てました。
計画内容は、国王はイザナ、鶴蝶は一個中隊を率い、自分達のように身よりのない人を国民にして居場所を創るというもので、西遊記から取って王国の名前を「天竺」と名付けます。
兄・真一郎と出会う
施設に佐野真一郎が自分の兄だと訪ねてくると、イザナは真一郎から全てを教わり、自分だけの兄だと全幅の信頼と尊敬を向けるようになりました。
数年後、少年院を出て真一郎のバイク屋へ向かったイザナは、真一郎をツーリングに誘い、真一郎が大切にしたものを自分が守りたいと次の黒龍(ブラックドラゴン)を継がせて欲しいとお願いします。
真一郎は喜んでイザナに黒龍を任せると伝えますが、ここで初めて佐野万次郎の名前が現れ、黒龍はイザナと万次郎に継いで欲しいと思って残したチームだと打ち明けられました。
母に出生の秘密を教えられ孤独を知る
偶然パチンコ屋の列に並ぶ母と遭遇したイザナは、昼間からパチンコを打つ母親に対し、こんなことをするために自分を捨てたのかと問い詰めます。
ここで、イザナは前の旦那がフィリピンの女と作った連れ子だと明かされ、エマはもちろん、マイキーや佐野真一郎とも血の繋がりがないことを知りました。
兄だと信頼していた真一郎が他人だと知ったイザナは、血の繋がりはなくとも兄弟だと話す真一郎を拒絶するようになり、真一郎とも距離を置くようになります。
万次郎が命を落とし灰になったところで稀咲と出会う
その後、羽宮一虎、場地圭介によって真一郎が命を落としたことを知ると、イザナは黒龍・不良を引退して全てを無くした灰となってしまいました。
そこに東京卍會を除名された稀咲鉄太が接触、自分から全てを奪ったマイキーを灰にし、日本一の犯罪組織の頭領に据えてずっと苦しみを与えるという目的で、稀咲と共に横浜天竺を創立します。
『東京リベンジャーズ』黒川イザナの主な活躍
東京リベンジャーズ「ループ8周目」の黒川イザナ
マイキーに会いにいく
横浜天竺による東京卍會への襲撃が始まる中、イザナは一人で防波堤の上に座るマイキーの元に会いに行きます。
敬愛していた佐野真一郎がマイキーのためにカスタムしたCB250Tを良いバイクだと褒めると、また会おうと伝えてその場を去りました。
未来:東京卍會No.3となる
未来では、関東事変を通じて東京卍會と横浜天竺が合併されており、イザナは東京卍會No.3となっていたことが判明します。
また、柴大寿の情報から、マイキーがドラケンに寄せた以上の信頼をイザナに向けていたことが明らかになります。
未来:タケミチ、直人を撃破
フィリピンでマイキーの命を奪った橘直人をイザナは恨んでおり、稀咲、鶴蝶を連れて柴大寿の店から脱走してきた直人とタケミチを急襲します。
稀咲のタケミチへの攻撃が直人に当たると、イザナは直人は自分の獲物だと稀咲に注意、残ったタケミチに対しては鶴蝶に命じて攻撃させ、二人を窮地に追い込みました。
東京リベンジャーズ「ループ9周目」の黒川イザナ
イザナと真一郎、エマの関係性が判明
マイキーの部屋で行われた対黒龍への相談で、イザナとエマの関係性、東京卍會を狙ってきた理由が発覚します。
イザナは3歳までエマと一緒に暮らしていましたが、一人だけ施設へ預けられることとなり、そこで兄と自称する佐野真一郎と出会い、自らの存在の唯一の支えとして真一郎のことを深く信頼し尊敬するようになります。
しかし、真一郎には自分にもマイキーという弟がいることが発覚、黒龍もマイキーのために残したことを知り、マイキーに対して激しい嫉妬と恨みを持ち、今回の襲撃に繋がったと明らかになりました。
真一郎のお墓参りでマイキー、エマと再会
初代黒龍の創立日である2月22日にイザナは真一郎の墓参りへ向かい、タケミチとイヌピーに出会います。
マイキーとエマもその場に登場すると、イザナは稀咲の奇襲に繋げる目的でエマとマイキーを引き離し、マイキーとイヌピーに対して今日の夕方、横浜第7埠頭で決着をつけようと提案しました。
稀咲、半間の奇襲によってエマの命を奪うとイザナは横浜に戻り、自分と同じように空虚の極みとなったマイキーを時間をかけて飼い慣らそうとしていることを打ち明けます。
東京中の不良のトップを集めて圧倒
東京卍會との関東事変を目前に、イザナは来賓として現在の東京中の不良のトップを集めます。新宿音速鬼族、吉祥寺S S、池袋ICBM、上野夜ノ鷹の総長達を相手に一人で圧倒、格の違いを見せつけました。
横浜天竺の目的は、東京中の不良を抱えて大人の闇社会に喧嘩を売り、裏社会を牛耳る巨悪組織になることだと判明します。
そして、イザナはその真ん中にマイキーを据えて、ずっと苦しめ続けようと考えていたのでした。
関東事変:魁戦を勝利したペーやんを一撃で撃破
マイキーとドラケンに加え、タケミチ以外の隊長を事前に戦線離脱させたものの、東京卍會は横浜第7埠頭に現れ、天竺400人vs東卍50人の戦いが始まります。
イザナは魁戦を提案、斑目を出すとペーやんに一撃で沈められてしまい、斑目の弱さに怒りますが、勢いがついた東京卍會を止めるため、突撃してきたペーやんの元へ向かい、イザナの一撃で沈め返しました。
マイキーに敗北
鶴蝶、稀咲を相手にしても倒れないタケミチにトドメを刺すため、イザナがタケミチの前に現れたタイミングでマイキー、ドラケン、日向が到着、イザナはマイキーとの戦いを始めることとなります。
戦いの序盤はイザナ優勢で進み、イザナがマイキーを狙うのは、自分から全てを奪い取ったマイキーを自分と同じように全て失わせ、空っぽにした上で傀儡とし、自分の新しい理想の兄に仕立て上げるためだと打ち明けました。
しかし、戦いの後半はマイキーの優勢に変化し、イザナは劣勢に追い込まれるも、マイキーから自分達はイザナを救いたいのだと教えられます。それでもマイキーを受け入れられないイザナは、マイキーの後ろに佐野真一郎やエマがいる姿を見て、戦いで負けたら全てを失ってしまうと武器を出しました。
鶴蝶を庇い稀咲の凶弾に倒れる
武器を取り出したイザナは鶴蝶に止められ、天竺の負けだと諌められますが、鶴蝶を邪魔に思った稀咲の攻撃によって鶴蝶が倒れ、追撃から庇うためにイザナが攻撃を受け、イザナも倒れてしまいます。
どうして王が下僕を助けるのかと問われたイザナは、鶴蝶に自分にはお前しかいないと返し、マイキーには自分は誰とも血が繋がっておらず天涯孤独で救いようがないだろうと伝えました。
傷は深く、イザナは死亡、パトカーのサイレンが近づき関東事変は終わりを迎えます。
本ページの情報は2021年11月09日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。