アニメ『うたわれるもの』は、チバテレビで2006年4月4日から毎週火曜日深夜2時40分~に放送されていたファンタジーアニメです!31日間無料トライアルを活用して視聴できるU-NEXTで配信がされています。本記事では、無料で視聴できる期間限定の見逃し配信や、無料体験が可能な動画配信サービスでの配信状況をまとめました!『うたわれるもの』をテレビでもオンラインでも楽しみましょう!
仮面の男が記憶を失い、辺境の村で始まる壮大なファンタジー、「うたわれるもの」は、AQUAPLUS先生の人気コミックスを原作とした物語です。
人々を救うために立ち上がったハクオロが、王に反旗を翻すドラスティックな展開の中、王の暴虐に立ち向かう彼の姿は視聴者の心を熱く焦がします!
結論を先にお伝えすると、アニメ「うたわれるもの」を視聴したい場合は、31日間無料トライアルを活用して視聴できる「U-NEXT」がもっともおすすめです。
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本作は、記憶を失った仮面の男・ハクオロが辺境の村で新たな人生を歩むファンタジー物語です。
登場する各キャラクターが独自の背景と強い個性を持ち、複雑に絡み合う人間関係が物語の魅力を引き立てます。
記憶を失った主人公が辺境の地で王となり、多大なる戦いに挑む過程を追体験することで、勇気と正義、そして愛と友情の大切さを改めて感じることができます。
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アニメ『うたわれるもの』を無料で視聴できる動画配信サービス・サブスクの調査結果
上表の調査結果の通り、アニメ『うたわれるもの』は下記の動画配信サービス・サブスクで視聴できます。
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アニメ「うたわれるもの(全26話)」の配信が確認できない動画配信サービス一覧
配信サービス | |||
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ABEMA | Disney+ (ディズニープラス) | Hulu | TELASA |
Lemino | Amazonプライムビデオ | NETFLIX | ひかりTV |
FOD | Pontaパス | スカパー! | WOWOWオンデマンド |
ニコニコ | TVer | music.jp | クランクイン!ビデオ |
AnimeFesta | HAPPY!動画 | VIDEX | ビデオマーケット |
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アニメ「うたわれるもの」の無料見逃し配信と再放送
アニメ「うたわれるもの」のテレビ放送を見逃してしまった場合は、最新話の期間限定見逃し配信や再放送であれば無料で見逃し視聴することができます。
見逃し動画配信サービスと再放送情報について整理しましたので参考にしてください!
アニメ「うたわれるもの」を無料視聴できる見逃し動画配信サービス
アニメ「うたわれるもの」は、Tver含めて見逃し配信サービスでの配信は見つかりませんでした。
アニメ「うたわれるもの」を無料視聴できる再放送
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アニメ「うたわれるもの」のPV・基本情報
放送開始日時 | 2006年4月4日 火曜日 深夜2時40分 |
---|---|
放送局 | チバテレビほか |
話数(放送済) | 26話 |
制作国 | 日本 |
制作会社 | カオスプロジェクト/AQUAPLUS |
監督 | 桂憲一郎 |
著者・原作者 | AQUAPLUS |
キャラクターデザイン | 桂憲一郎 |
キャラクター:声優 | ハクオロ:小山力也|エルルゥ:柚木涼香|アルルゥ:沢城みゆき|ムックル:下山吉光|オボロ:桐井大介|ユズハ:中原麻衣|ドリィ:渡辺明乃|ウルトリィ:大原さやか|カミュ:釘宮理恵|ベナウィ:浪川大輔|クロウ:小山剛志|カルラ:田中敦子|トウカ:三宅華也|トゥスクル:京田尚子|テオロ:石川ひろあき|ソポク:雪野五月|ウゥハムタム:下山吉光|ヤァプ:加藤将之|カムチャタール:日本語:田口宏子|ノポン:日本語:下山吉光|ゴムタ:日本語:間島淳司|アムルリネウルカ・クーヤ:日本語:富坂晶 |ゲンジマル:日本語:飯塚昭三 |ラクシャイン:日本語:小山力也 |
あらすじ | 辺境の村に現れた記憶喪失の仮面の男はハクオロと名付けられ、その知識で人々を助け、村で暮らし始める。その国の王の暴虐さを目の当たりにした彼は、周囲の村々の力を結集し反乱を起こし王位につく。しかし、それは大いなる戦乱の序章に過ぎなかった…。引用元:U-NEXT |
ジャンル | ファンタジー |
アニメ「うたわれるもの」の見どころ
辺境の村での新たな生活と自己発見
ハクオロが記憶を失いながらも村人たちと一緒に新しい農法を導入し始め、村の発展に貢献
自己の過去に困惑しながらも、徐々に村の一員として受け入れられ、有意義な関係を形成
視聴者はハクオロの成長と彼が運命的な挑戦にどう応えるかを見守ることで、感動や共感を経験
反乱から王への道
王の暴虐を目の当たりにしたハクオロは、彼の知識と指導力で周囲の村々の力を結集し、反乱を起こす決意を固める
様々な困難や葛藤を経て、最終的には王位に就くまでのドラマティックな展開が繰り広げられる
ハクオロのリーダーシップと彼の決断が物語の流れを大きく変え、視聴者は彼の試練と成功に心を引かれる
アルルゥ、勇敢な心
アルルゥはハクオロを「おとうさん」と呼び、彼のことを心から信じて慕ってるんだよ
動物と心を通わせる能力で、何かと困った時にはその特技が大活躍するシーンがあるの
トラブルが起こるたびにアルルゥがどんな風に対処するのか超注目されるポイントだから見逃さないで!
集落の反乱
ハクオロが王位を目指した反乱のシーンがとても盛り上がるとこあります
いろんなキャラクターが結集して戦いに挑む様子が、本当に力強くて…
戦の中で見せる個々の英雄的な瞬間と、ハクオロの成長が最高潮に達するんだから、ぜひ見てほしいです
ハクオロの真実の探究と彼の選択
ハクオロが自己の過去と正体に迫る瞬間は、物語のクライマックスであり、ドラマの核心部分をなす
彼の選択が周りのキャラクターたちや王国の運命にどのような影響をもたらすか、精緻に描かれる
視聴者はハクオロの決断に注目し、その影響の深い意味を考察する機会を得ることができる
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アニメ『うたわれるもの』の感想・評判
記憶を失った男が新たな生命を得て、自らの運命を切り開く様は圧巻です。
仮面の男の正体や彼の過去に迫る物語の進展は、視聴者にも自己探求の旅を促す魅力に満ちています。
この壮大なスケールの物語世界は、まるで現実を離れた幻想的な一時を与えてくれるからこそ、心がときめきます。
人間ドラマと戦略の融合は、視聴者にとってストーリーを一層引き込まれるものにしています。
この物語は、それぞれの登場人物が持つ背景と心情が複雑に絡み合いながら展開することで、見る者を魔法の世界へと誘います。
アニメ「うたわれるもの(全26話)」の各話あらすじ
第1話 招かれざるもの(放送日:2006年4月04日)
アニメ『うたわれるもの』1話のあらすじ
大怪我をして倒れていた青年が、エルルゥと名乗る少女に助けられる。記憶を一切なくした彼の顔には奇妙な仮面が被せられ、外すことができない。エルルゥの祖母で村長でもあるトゥスクルは青年に息子の古着を与える。
第2話 荒ぶる森の王(放送日:2006年4月11日)
アニメ『うたわれるもの』2話のあらすじ
ムティカパによって、次々と村人たちの命が奪われていく。拡大する被害を前になす術のない住人たち。だが、そこで青年があることに気付く。勝機が見えた青年はムティカパの退治を村人たちに提案し…。
第3話 紫琥珀(放送日:2006年4月18日)
アニメ『うたわれるもの』3話のあらすじ
夜、ハクオロは妹・ユズハの病のためにトゥスクルに度々往診を依頼していたオボロと出会った。隠れるように住むオボロたちに違和感を覚えつつも、ユズハから懇願されてハクオロは再びの逢瀬を約束することになる。
第4話 戻れぬ道(放送日:2006年4月25日)
アニメ『うたわれるもの』4話のあらすじ
倉に忍び込んだ賊を追い、藩主ササンテたちがヤマユラの集落に来た。だがトゥスクルは相手にしない。その態度に怒ったヌワンギは、彼女を捕らえる指示を出す。反抗しようとしたアルルゥは逆に兵士に切り付けられる。
第5話 森の娘(放送日:2006年5月02日)
アニメ『うたわれるもの』5話のあらすじ
蜂起したハクオロたちの最初の戦いが終わった。そして彼らは藩主の屋敷跡を整備して、陣を構える。やがて迎える皇軍との戦いに備えて訓練を行う一方、ハクオロたちは近隣の集落に助力を求めようと試みるが…。
第6話 集う力(放送日:2006年5月09日)
アニメ『うたわれるもの』6話のあらすじ
インカラ皇の信頼を得たヌワンギは兵を率いて村々への襲撃を続けていた。一方、ハクオロの元には、残った集落の村長たちが傘下に加わるべく集まりつつあった。そんな中、屋敷に侵入しようとした男が捕らえられる。
第7話 皇都侵攻(放送日:2006年5月16日)
アニメ『うたわれるもの』7話のあらすじ
ハクオロ軍は勢力を広げ、インカラ城のある皇都を囲みつつあった。そして決戦の時。敵兵を一太刀で叩き切るオボロを先頭にインカラ城へ攻め込む叛乱軍。一方、投獄の身だったベナウィがハクオロの前に立ちはだかる。
第8話 調停者(放送日:2006年5月23日)
アニメ『うたわれるもの』8話のあらすじ
第2の戦いを経て、ハクオロは皇となった。だが国家を統治する身の彼を待ち受けていたのは、膨大な執務の山である。執政の毎日を過ごす彼の元にある日、ウルトリィという名の美しく気高い客人が現れる。
第9話 禁忌(放送日:2006年5月30日)
アニメ『うたわれるもの』9話のあらすじ
突如、ハクオロの元に大国の使者が訪れる。彼らの無礼な態度にも終始冷静に従うハクオロ。トゥスクル国と、ニウェの大国・シケリペチム。その国力差は約10倍だった。そして大国・シケリペチムの進撃が開始される。
第10話 傭兵(放送日:2006年6月06日)
アニメ『うたわれるもの』10話のあらすじ
人を売り買いする貿易船が暴風のため難破した。その船底の檻から逃れ、ただ一人生き残った女・カルラ。牢の中で目覚めたカルラは、やすやすと牢を破ってハクオロの前に姿を現し、ハクオロに問い掛ける。
第11話 永遠の約束(放送日:2006年6月13日)
アニメ『うたわれるもの』11話のあらすじ
ハクオロはウルトリィを使節とし、ニウェに対抗すべく近隣諸国と同盟を結ぶ。容易に攻め込まれぬよう兵力を拮抗させるためだ。だが、その“調印の儀”が行われる中、テオロが敵襲を知らせるべく、駆け込んできた。
第12話 動揺(放送日:2006年6月20日)
アニメ『うたわれるもの』12話のあらすじ
「裏切り者よ! その罪、死をもって償うがいい!」とハクオロを罵り、彼に突き進む敵将・オリカカンと騎馬兵。そんな中、敵将に助太刀する誇り高き女剣士トウカの刃が閃光を放ち、あわや、カルラの首輪をかすめる。
第13話 血塗られた戦い(放送日:2006年6月27日)
アニメ『うたわれるもの』13話のあらすじ
正義を重んじる“エヴェンクルガ”のトウカが敵方にいることで、トゥスクルの兵や民たちに動揺が走る。自分が何者か分からぬ不安から逃れるように毎夜酒を飲むハクオロ。エルルゥはそんな彼を優しく叱り、励ます。
第14話 戦禍(放送日:2006年7月04日)
アニメ『うたわれるもの』14話のあらすじ
シケリペチムの軍勢が国境を越え、トゥスクル国へ進撃。襲撃のたび、犠牲者も相当数に上るが、一気に攻め込んではこない敵の企てをベナウィは見抜く。その頃、ニウェは精鋭の兵を集めて何らかの施術を行っていた。
第15話 宴の終わり(放送日:2006年7月11日)
アニメ『うたわれるもの』15話のあらすじ
シケリペチムを迎え討つべく兵を率いて国境へ向かうベナウィたち。一方、ハクオロは、エルルゥとカルラ、トウカを伴い、シケリペチム本国のニウェの城を目指す。それを察したニウェは皇の間でハクオロを待ち構える。
第16話 戦いの果て(放送日:2006年7月18日)
アニメ『うたわれるもの』16話のあらすじ
戦は終わった。だがハクオロの脳裏からは、あの戦いのおぞましい記憶と、ニウェが自分に向かって放った言葉がいつまでも去らない。苦悩するハクオロにエルルゥは優しく声を掛け、かいがいしく世話を焼く。
第17話 幼き皇(放送日:2006年7月25日)
アニメ『うたわれるもの』17話のあらすじ
エヴェンクルガの武人・ゲンジマルがハクオロに、クンネカムンの皇・クーヤを引き合わせる。民の大神と聞かされてきたウィツァルネミテアが忌むべきヌグィソムカミであると知り、ハクオロは心に拭えぬものを覚える。
第18話 解放軍(放送日:2006年8月01日)
アニメ『うたわれるもの』18話のあらすじ
かつてカルラが捕らわれていた國、ナ・トゥンクで叛乱の火の手が上がる。叛乱への支援を乞うカルラ。彼女の強引さに観念したハクオロは、カルラやエルルゥ、ウルトリィ、トウカたちと、ナ・トゥンクへ旅立つ。
第19話 決別(放送日:2006年8月08日)
アニメ『うたわれるもの』19話のあらすじ
ハクオロの一行は傭兵としてデリホウライの隊に加勢。そんな中、カルラの示唆で少数なら地下水路より城内へ入れると判明し、デリホウライは決戦を決意する。ついにデリホウライとハクオロたちは皇の間へたどり着く。
第20話 初陣(放送日:2006年8月15日)
アニメ『うたわれるもの』20話のあらすじ
トゥスクル城に侵入した賊はゲンジマルの孫・サクヤだった。彼女がクーヤの使いであることを見抜いたハクオロはクーヤと密会する。だが、用件とはサクヤをハクオロの側室に差し出すことだった。
第21話 大封印(放送日:2006年8月22日)
アニメ『うたわれるもの』21話のあらすじ
後顧の憂いをなくすために天下を統一すべきと言うヒエンの言葉に揺れるクーヤ。一旦は自國の守りに専念することを命ずるが、他國の侵攻に虐げられるクンネカムンの民の声に天下統一に打って出ることを決意する。
第22話 忌まわしき契約(放送日:2006年8月29日)
アニメ『うたわれるもの』22話のあらすじ
クーヤからハクオロ確保の命を受けたアヴ・カムゥ隊がトゥスクル城に侵入。策を講じたとするハクオロは部下たちに撤退を命じ、自らは敵を引き付けるおとりとなる。それこそ無策のハクオロにできる唯一の戦略だった。
第23話 心の在り処(放送日:2006年9月05日)
アニメ『うたわれるもの』23話のあらすじ
アヴ・カムゥが破壊され、ハクオロ捕獲の失敗に動揺するクーヤ。ゲンジマルは、クンネカムンの破滅を避けるため全土統一の意を翻すよう諫言するが、幼き皇の決断に撤退はない。一方、トゥスクル軍は戦略に窮し…。
第24話 滅びゆくもの(放送日:2006年9月12日)
アニメ『うたわれるもの』24話のあらすじ
新たな賢大僧正ウルトリィの号令の下、各勢力を伴い攻めるトゥスクルの前に、クンネカムンも陥落しつつあった。そんな中、決死の覚悟で挑むクーヤに対し、ハクオロはゲンジマルの手を借りてそのアヴ・カムゥを討つ。
第25話 太古の夢跡(放送日:2006年9月19日)
アニメ『うたわれるもの』25話のあらすじ
ゲンジマルは散り、全てを失ったクーヤは我を失い、クンネカムンの城下は炎に焼かれた。現世を彷徨う旅に決着をつける覚悟を決めたハクオロは、ディーの居所であるオンカミヤムカイの宗廟へ発とうとするが…。
第26話 うたわれるもの(放送日:2006年9月26日)
アニメ『うたわれるもの』26話のあらすじ
魔獣となり、持てる力を解き放って戦うハクオロとディー。壮絶な争いの中、始まりの全てを思い出したハクオロは、分身ディーを取り込み一つの存在へ戻る。そして、自身をウルトリィに封印させようとするが…。
アニメ『うたわれるもの』の主なキャラクターと声優さん
ハクオロ(声優:小山力也さん)
本作の主人公。大怪我をして倒れていた所をエルルゥ達に助けられる。助けられる以前の記憶を失っており、なぜか外すことの出来ない仮面を着けている。ヤマユラの村人達に獣のような耳や尻尾がある事や、農作に有用な化学肥料や製鉄、薬品の調合などの高度な専門知識を自身が持っている事に疑問を持ち、自分自身とそれを取り巻く世界に感じる微妙な齟齬を訝しみつつも、おおらかで穏やかな村の雰囲気に徐々に馴染み、そこでの暮らしを受け入れていく。「ハクオロ」とは、トゥスクルの計らいでエルルゥ達の実父(故人)から借りうけた名前である。開発スタッフによれば、イメージ的な年齢は27歳〜28歳とされる。カミュに「おじ様」と呼ばれた時にショックを受けたり、アルルゥから父親の面影を重ねられたときに内心複雑な心境であるような言動を見せたりと、記憶喪失であることも相まって自分自身の年齢を気にしている。時に優しく、時に厳しい父親のような性格。自らの胸の内や悩みは人に話さず自分で解決する傾向にあり、それでいて大抵の逆境は自力でどうにか出来てしまうという難儀な性をしているが、それでも安定した人格者であり、宿命から逃げない人物。
エルルゥ(声優:柚木涼香さん)
本作のヒロイン。大怪我をして倒れていたハクオロを助けた少女。面倒見が良く、村人に慕われる心優しい性格。しかし、自分の胸が小さいことにコンプレックスを抱いており、ハクオロが他の女性と親しくしている時に不機嫌になるなど嫉妬深く「やきもち焼きが唯一の欠点」とされ、怒らせると誰も止められない。家事全般が得意。酒が入るとすぐ酔うが、そこから一向に潰れない。薬師の卵で、祖母であるトゥスクルには薬の調合法などを教わっている。薬草や薬石を採りに行くのが好きで、しばしば森まで通っている。トゥスクルの遺言でアルルゥとともにハクオロに預けられ、建國後はトゥスクル國の薬師となり、以後ハクオロの御付として体調管理を任され彼を見守り続ける。建國後はハクオロが「家族」と説明したこともあり、当初ウルトリィからは皇后と勘違いされたこともある。エルルゥの名前は、トゥスクルの姉と姉妹草から取られている。
アルルゥ(声優:沢城みゆきさん)
エルルゥの妹。無口で人見知りが激しいが、一度懐くと甘えたり悪戯をしたりする。ハクオロを「おと〜さん」と呼び慕う。動物と心を通わすことができ「ヤーナ・マゥナ(森の母)」ともよばれる。ユズハとカミュとは親友であり、「アルちゃん」と呼ばれている。食欲旺盛な育ち盛りで、皆からは小動物の如く可愛がられ、よく餌付けされている。はちみつが大好物で、カルラに便乗して倉にてつまみ食いすることもしばしば。無垢な性格の割に頭の回転が早く、勘が鋭い。また真っ直ぐな性格で、身内などが危険にさらされた時にはどんな状況であっても黙っていられず、そのため何度か危険な目にあうこともあった(内一回はウィツァルネミテアの契約により蘇生した)。アルルゥの名前は、姉妹草からとられている。エルルゥと共に最後までハクオロの精神を支え続け、たとえ異形の者と化してしまっても、ハクオロのことを「お父さん」と呼び続けていた。ハクオロにとっては、正真正銘の「娘」と言える存在。
ムックル(声優:下山吉光さん)
エルルゥ達が住む村の近くの森で「ムティカパ様(森の主)」として恐れられハクオロ達に退治された、ムティカパ(白虎)の子供。成長した時のことを考え始末されそうになるが、ハクオロが「産まれてきた命は元来無垢なものだ」と説得したため、事なきを得た。その後は、アルルゥが面倒を見ている。人の言語を解するほどの高い知能を持つ。そう時間が経たずに巨大な白虎に成長するが。
オボロ(声優:桐井大介さん)
ユズハの異母兄。義賊として活動をしており、最初はユズハと親しくなっていくハクオロを敵対視していたが、様々な出来事を通じてハクオロに惹かれていく。ケナシコウルペとの戦を通じて彼を「兄者」と呼ぶようになり、最初に彼に心酔する忠臣の1人となる。部下としてドリィとグラァを従え、彼らからは「若様」と呼ばれている。性格は「熱く」、「優しく」、「真っ直ぐ」で、落ち着いた性格のハクオロと対になる「もう一人の主人公」であると評されている。妹であるユズハのことを溺愛しており、それゆえ後先が見えなくなることもある。
ユズハ(声優:中原麻衣さん)
オボロの異母妹。盲目であり生まれつき病弱。大病(トゥスクル曰く躰中のオンカミが、いがみ合い、争う病)を患っており、しばしば発作で苦しむ。寝所という狭い範囲の世界が彼女の生活圏であり、兄オボロの極端な過保護により純真無垢のまま育ったため、色々な方面の知識が欠けている。そのためハクオロがオボロに対して「ユズハという名の愛玩動物を飼っている」と苦言を呈する場面もあった)。アニメ版では、子供を産むことはなく最終回で他界。エルルゥに対して、ウルトリィと同様「自分の意思でハクオロの傍に居て良い」という考えに至らせる大切な役目を担った。
ドリィ(声優:渡辺明乃さん)
オボロの部下の双子。共に弓の名手。常に二人一組で行動し、見た目も思考パターンもほとんど同じ。瞳が紫で袴が藍色なのがドリィ、瞳が青で袴が朱色なのがグラァである。オボロに対して尊敬以上の感情を持っているらしく、オボロに記憶がなくなるまでお酌をし、撃沈させることもある。少女と見間違えるほどかわいらしい外見で、ハクオロも勘違いしていたが、実際は二人とも少年である。二人ともオボロを「若様」と、ハクオロを「兄者様」と呼び敬愛する。隠密活動も得意であり、しばしば諜報活動も担当する。隠密活動時は通常より小さめの弓を使用する。ペリエライ(弓衆)隊長を務めており、ドリィが蒼組隊長、グラァが朱組隊長。戦後、オボロが修行の旅に出る際「若様にお仕えできないのならディネボクシリ(地獄)に堕ちたほうがマシです!」と言い切り、後を追っていった。
ウルトリィ(声優:大原さやかさん)
オンカミヤムカイの第1皇女であり、カミュの姉。本来はカムナギ(巫、巫女)であり外交特使として活動することはないが、本人たっての希望によりトゥスクルのヨモル(國師)として派遣された。美しい大きな白い翼を持ち、慈愛に満ちた立ち振る舞いでさまざまな人々から尊敬と畏敬の念を集めている。妹であるカミュのことは心から大切に思っており、常々心配している。また、カルラとは旧知の仲(幼馴染)であり、かつてラルマニオヌが存在していたころ、親交を深めるためにやってきた使者の一団の中にいたことがきっかけで出会い、友情を育んでいた。神々しい聖女のような女性ではあるが、預けられた捨て子に感情移入しすぎてしまい、親元に帰す際に手放すことが出来ずに我を見失い、悪鬼のごとく変貌するなど人間的な面も見せる(その際、法術の力が暴走したのか、頭上に天使の輪が出現していた)。ハクオロに想いを寄せている。当初からハクオロがウィツァルネミテアに関係があることに感づいていたようで、トゥスクルのヨモル(國師)に自分から名乗り出たのはそのためである。後にワーベからオルヤンクル(賢大僧正)の地位を譲り受け、正真正銘の皇女となる。また、アニメ版では立場上の問題から進んで戦場に立つ描写はないが、アンクァム(傭兵)という扱いでナ・トゥンクに出向いた際にだけ攻撃法術を使用する場面を見ることができる。
カミュ(声優:釘宮理恵さん)
ウルトリィの妹で第2皇女。人懐こく、とても元気で活発な少女。一族の始祖の力を特に強く受け継ぐ。その背中に大きな黒い翼を持ち、ゆえに畏怖をもって別格視され、皇女であることも重なり、トゥスクルに来るまで友達と呼べるような者がいなかった。最初は興味本位で付いて行っただけだったが、再度ウルトリィがヨモルとして派遣された際には、正式に補佐としてトゥスクルで過ごすこととなる。積極的に関わっていった結果、アルルゥやユズハとは仲良しとなり、アルルゥからは「カミュちー」と呼ばれる。アルルゥとは年はあまり変わらないがウルトリィの妹であるだけに姉に負けないほどの巨乳で今でも成長しているらしく、年上であるエルルゥはそのことにショックを受けた。ハクオロのことを「おじ様」と呼び、父のように慕っているが段々それ以上の想いを寄せるようになる。『この世ならざるもの』と対話することが可能な、オンカミヤムカイの中でも特異な存在(ムツミの項参照)。カミュの名前は、神を結ぶ者と書いて「神結-カミ・ユウ-」となる。物語が進むに連れて前述の始祖の血を受け継いでいる影響から、お腹を痛めるまで水を飲み続けたり、吸血行為をしてしまったりした。物語終盤、ディーの手によりムツミへと変貌してしまうが、自ら眠りを選んだハクオロの意思に従い、ムツミが人格を変換(返還)したため最終的に元に戻ることができた。その後ウルトリィと姉妹2人でウィツァルネミテアの封印を成功に導き、人の手で「神」を封じるという罪を共に背負うこととなった。
ベナウィ(声優:浪川大輔さん)
ケナシコウルペのオムツィケル(侍大将)であり、ラクシャライ(騎兵衆)隊長。國に住まう民への忠義のため戦う生粋の武人。槍の達人であり『三國一の槍の達人』として周辺國に名を轟かせている。物語序盤ではオボロやハクオロを圧倒したり、アニメ版ではカルラとの本組手で全力の攻撃を受け流して見せたりしていることから、相当な実力の持ち主であることが窺い知れる。その冷静沈着さと知性で、政務の補佐においても優れた手腕を発揮する。
クロウ(声優:小山剛志さん)
ベナウィ率いるラクシャライ(騎兵衆)副長。ベナウィと違い、叩き上げの軍人で、言葉使いも行動も少々粗野だが礼節は弁えた、頼りになる屈強な武人。「平和を望まないわけではないが、戦場を駆けることこそ生きがい」と豪語する。縁の下の力持ち的存在で、また意外と細かい気配りも出来る好漢である。口癖は「ういっス」。かなりの酒豪で、自分の周りに健啖な飲み仲間が増えて喜んでおり、豪放磊落な彼曰く「酒は競わず、楽しむもの」。オボロとはじゃれ合いめいたいがみ合いが絶えない。隊長であるベナウィとは強い信頼関係で結びついており、ベナウィを小馬鹿にした態度を取ったヌワンギに対して手を上げたり、ケナシコウルペ陥落寸前の際にはそれとなくベナウィに離反を勧める場面もあった。ベナウィを「大将」、ハクオロを「総大将」と呼び、彼らに心酔する忠臣の1人。インカラ皇の娘であるカムチャタールから好意を寄せられているが、当の本人は気づいていない。
カルラ(声優:田中敦子さん)
本名:カルラゥアツゥレイ。戦闘に特化した肉体を持つギリヤギナ族のナクァン(女剣奴)。鎖つきの大きな首輪が特徴の怪力娘で、男5人がかりでないと運べないほど重い巨大な剣を片手で軽々と振り回す。この剣は、通常の剣ではカルラの怪力に耐えきれず折れてしまうため、「決して刃こぼれせず、折れず、曲がらない」という注文によって作られた特注品。「刃こぼれせず、折れず、曲がらない」ことを最優先に造ったため、切れ味は二の次でモロロ(芋)一つ切れないナマクラ。カルラの怪力をもってはじめて威力を発揮し、敵を薙ぎ払うか、もしくは叩き潰すようにして斬る。この常識外の強靭な力はカルラ生来の(ギリヤギナ族としての)素質もあるが、彼女の父親が大神と契約し得た力が引き継がれているためでもある。一流の戦士であると同時に酒と風流を嗜む生粋の自由人で、かなりの酒豪。まじめな人をからかうのが好き。アルルゥ同様、つまみ食いの常習犯である。奔放な言動と行動でハクオロを翻弄するが彼に心酔する忠臣の1人であり、同時に彼を心から愛している。髪の毛の一本から血の一滴まで捧げるという「ウィツァルネミテアの契約」をハクオロと交わし、彼を「あるじ様」と呼ぶ。作中では明言されていないが、過去に関わった人物の発言などから、滅亡した超大國ラルマニオヌの元皇女でデリホウライの姉であることが伺える。ウルトリィとは幼馴染で、かつて皇女だったころに親交があった。他人からはいい加減で捻じ曲がった精神の持ち主のように思われがちだが、後述のスオンカス曰く「自らの痛みは我慢できても、他人の苦痛には耐えられない」性格で、いざとなれば自己犠牲も厭わない。一人のまだ幼さの残る少女が剣奴の闘覇者として君臨し、そのあまりの強さのために恐れられ、死ぬことを前提とした過酷な戦に常に駆り出されていた、という噂話があり、ベナウィがそのような話を耳にしたと語る場面があるが、その少女がカルラだったのかどうかは明言されていない。
トウカ(声優:三宅華也さん)
武術に優れ、義を重んじ、高潔なる魂を持つといわれるエヴェンクルガ族で、流浪の女武人。始めはクッチャ・ケッチャに与してハクオロと敵対していたが、誤解が解けた後は彼に心酔する忠臣の1人となった。ハクオロのことを「聖上」と呼びお傍付(護衛役)を務めている。
トゥスクル(声優:京田尚子さん)
エルルゥとアルルゥの祖母で、ヤマユラ村の村長。各地で知られる高名な薬師で、村人から絶大な信頼を寄せられる人格者。倒れていたハクオロを治療する。祖母として優しく孫たちに接するが、怒ると怖い。オボロからも実の親のように慕われている。「アルルゥはわしの若い頃にそっくりじゃ」とは本人の談で、かなりいたずらっ子だった模様。病弱だったヌワンギの母親に代わり面倒を見ていたこともあり、現在の彼の変わりようを心配している。
テオロ(声優:石川ひろあきさん)
辺境の村ヤマユラの男。村人からは「おやっさん」または「親父」と呼ばれており、「頼りにされている」と自分では言っているが、実際は子供の頃から親父くさい顔をしていたからだという。ハクオロを「アンちゃん」と呼び慕っている。
ソポク(声優:雪野五月さん)
テオロの妻。姉御肌で、親を亡くしたエルルゥ達から身近な女性として家族のように慕われ、また接している。若い時はエルルゥのような可憐な少女だったらしい。
ウゥハムタム(声優:下山吉光さん)
ヤーやターと一緒にいる三人組の一人で、「ウー」と呼ばれている。大柄の男で無口。主に後方支援として戦うが、戦闘場面には登場しない。
ヤァプ(声優:加藤将之さん)
ウーやターと一緒にいる三人組の一人で、「ヤー」と呼ばれている。老人で、よく語尾に「〜ダニ」と付く。主に後方支援として戦うが、戦闘場面には登場しない。
カムチャタール(声優:日本語:田口宏子さん)
歓楽街にある居酒屋の女主人。実はインカラの娘で、ある理由から裏で盗賊稼業をしていた。ベナウィ、クロウとも元は主従関係にあり、カムチャタールが幼い頃の顔馴染み。特にクロウに対しては何か含むものがあるようである。(後に好意を寄せていることが判明したが、当のクロウは気が付いていない)その美しい容姿はエルルゥですら羨ましがるほど。父親には全く似ていないが、たまに本音が出たりすると父親と同じ「にゃも」と言うことがある。大人びた雰囲気と容姿から経営する店の同年代や年上の娘からも「お姉様」と呼ばれ慕われていることに苦悩しているが、まんざらではない様子も見せる。 クロウとは居酒屋での対面時に成長したカムチャタールだと全く気づかれず、「老けた」と指摘されたことが相当気に障ったらしく、戦後は自分に振り向かせるためと若返りの薬を調合するために奔走している(ノポンには「これ以上若くなったら幼児になってしまう」と呆れられていた)。 ゲームの戦闘フェイズでは鞭を得物として戦っている。
ノポン(声優:日本語:下山吉光さん)
ひょうきんな髭面と言葉遣いが特徴のオンカミヤリュ-族。一人称は「僕ちん」。地脈を利用した転移術など、本来なら僧正級の身分でないと使えないような高位の術を会得しているが、オンカミヤリューの戒律を嫌って出奔した破戒僧。また金を塩に変えたり、取れたてのモロロに命を吹き込んだり出来る。インカラ皇の時代にはベナウィ、クロウと同僚であった。主であるカムチャタールの幸せを誰よりも願っており、「お嬢様のためなら、たとえ火の中、水の中」の言葉通りに尽くしに尽くす忠臣。しかしそれが裏目に出てはきつくお仕置きされている。
ゴムタ(声優:日本語:間島淳司さん)
脳天が禿ているのが特徴で、人間の言葉を理解出来るほど高い知能を持つキママゥ。キママゥではあるが自分のことを人間と思っているらしく、キママゥ扱いされると怒る。好みのタイプであるらしく、ドリィとグラァに懸想した。OVAではエルルゥに薬の材料を持ってくるよう頼まれた際、アルルゥと仲良くなる描写があり、アルルゥも彼の知能の高さに驚いた。
アムルリネウルカ・クーヤ(声優:日本語:富坂晶 さん)
三大強國の1つであるクンネカムンの若き女皇で、数ある種族の中で最弱と言われ迫害され続けているシャクコポル族。ハクオロに興味を持ち接触してくる。言葉遣いは尊大だが、非常に愛らしい容姿をしている。その姿は、仮面を脱いだ際、思わずハクオロが見とれてしまうほど(ただ、それまでの二度の秘密裏の会談でハクオロがクーヤのことを男だと思い込んでいたことも大きく起因しているようである)。また、年若い皇であることも相まって、臣民や忠臣たちからは密かに軽く見られがちなため、人前では常に外套で素顔を隠している。 戦場では、白のアヴ・カムゥを駆って戦う。戦場にて初めて人を殺めたことで戦争の恐ろしさを自覚し、自分に与えられた力の大きさと自身の未熟と非力の落差や、自分の中の理想と現実との齟齬に苦悩する。そして、攻め滅ぼされ続ける自國の民逹の無念の声や臣下の強い要望から、ついに自分の意思で(ハウエンクアを筆頭とした扇動の影響はあるものの結果的に)シャクコポル族の権威の確立のため、全土統一に乗り出す。 クーヤが精神的に追い詰められ自暴自棄になったことを察したゲンジマルが謀反を起こしたことでアヴ・カムゥの弱点。 また、クーヤを演じた富坂晶は「演じるのがとても大変な役で、辛く、悪戦苦闘した。(暗に声優人生を試されているかのような気分だったとも)自分にとって絶対に忘れることができない役になると思う」と語っている。
ゲンジマル(声優:日本語:飯塚昭三 さん)
先代のクンネカムン皇の人質となっていた妹を敵国より救い出しクンネカムンに仕えているタゥロ(大老)でクーヤの腹心にして義理の叔父(救い出した姫を妻として娶った)。そのクンネカムンに対しては、まずは國を盤石にするべきとの思いを常に抱いている。エヴェンクルガ族の中でも稀代の英雄であり、生ける伝説とまで言われている。アヴ・カムゥを苦もなく倒し、カルラとの一騎討ちではカルラの大剣を剣技で叩き斬るほど。一族の名に恥じぬ忠義に厚い性格で、クンネカムンが全土統一に向けて動き出してしまった際には「真の忠義とは、君主の道を正すことにございます」とまで言い切り、謀反を起こしてまでクーヤのことを案じ続けた。 が、彼のその力は『武の極み』『英雄としての人生』を求めてウィツァルネミテア(ディー)と契約して彼の眷属となったことで手に入れたものであり、そのために前回のハクオロを裏切り、トゥスクら白の陣営を裏切りその敗北を招き、その不義を許さなかった弟子にして甥のディコトマを殺めた不忠と不義の徒。実態としては最もエヴェンクルガらしくない経歴の持ち主といえる。 そのためディーに仇なすことは許されていなかったが、クーヤ達の身を守るため、あるものを代償として、ディーが先代の皇と交わした契約の破棄を願う。友のその覚悟に心動かされたディーは、先代からクーヤに渡っていた契約の破棄を認めている。かつてカルラの父を、長年に渡る決闘の末に打ち倒している。 ゲームの戦闘フェイズでは、大太刀から繰り出される究極の剣技で相手を蹴散らす。
ラクシャイン(声優:日本語:小山力也さん)
オリカカンの義弟。オリカカンやトウカの台詞によれば、己の欲望のために自分の妻と子、クッチャ・ケッチャの多くの同胞を殺めたとされる男。精神操作されたオリカカンが、ハクオロのことをラクシャインだと思い込んでおり、それが原因でクッチャ・ケッチャとの戦争に繋がった。いずれも他キャラクターの台詞のみで、実際には作中での登場はなく「ハクオロと同時期に行方不明になった」となっている。アニメ版12話のアバンタイトル(オリカカンの回想)では仮面を着けている人物であることが描写されているが、上記の精神操作のため実在している人物なのかどうかも定かではなく、ミスリードの可能性も含めて、依然として謎の人物のままである。 『ロストフラグ』では本人が登場。顔に刺青を刻んだ青年という風貌をしている。
カトゥマウ(声優:日本語:白熊寛嗣さん)
幼い頃からデリホウライの面倒を見てきた忠臣の老人。デリホウライについては「大器を持つ漢であるが、未だその器は完成せず、むしろこのままではその器が歪んでしまう」と語っている。デリホウライに体術を教えたのも彼であるとされる。
ディー(声優:日本語:池田秀一 さん)
凛とした涼やかな容貌の、オンカミヤリュー族の青年。終始無表情で、畏怖・重圧さえ感じるような気配をまとっている。さまざまな國に現れ、意図的に戦火を拡大せんとする。元はオンカミヤムカイの哲学士で、ウルトリィと師弟関係にあった。自分逹が崇拝している「神」に対しての好奇心が抑えられず、オンカミヤムカイの宗廟に侵入した結果、ウィツァルネミテアを発見。用もなく眠りを妨げたとして逆鱗に触れる。その際、知識を求めていることを見透かされたために、一方的な契約の代償として自分の肉体を差し出すこととなり、多量の知識(意識)が一度に流れ込んだ影響でディー本人の精神は崩壊してしまう。そのため、憑代とさせられる前の面影はもはや霞ほども残っていない。 その正体はハクオロと起源を共にするウィツァルネミテアの半身が顕現した姿であり、精神は「分身」である(「ディー本人」からすると「分身」に憑代〈よりしろ〉として肉体を奪われた状態)。オンカミヤリュー族であるため、憑代として「しっくりとくる良質な躰」であると発言している。さまざまな陰謀に関わりハクオロとは度々敵対した。闘争こそが進化の本道であるとし、戦乱を通じて自らの「子供達」をより高い存在へと導こうという超越的な「愛情」を見せる。闘争の過程で抑圧され、あるいは滅びていく種に対しては「必要な犠牲」と冷酷に切り捨てる姿勢であり、その手段や思想、またそれを「愛情」と呼ぶことそのものも含めて全く相反する思想を持つ自身の「空蝉」であるハクオロとは対立している。ストーリー終盤でハクオロ側から強引に意識の統合を行われ、「力のある者」へと回帰する。 ゲンジマルに対しては「友」と呼んでおり、契約を反故にしたために命を奪う結果となってしまったが、「お前まで先に逝くのか」と悔やむ様子も見せていた。 ウィツァルネミテアは「無限の孤独から解放されることが願い」だと発言しており、種を昇華させる行為は最終的にこの目的を果たすためである。化石として存在していた時から、この行動原理は引き継がれているようであるが、オンヴィタイカヤン(旧人類)もこの産物であったかは劇中で明言されていないため不明。空蝉と分身が出会ってしまった際に争う衝動が抑えられないのは、自分と同じ次元の存在に飢えていたウィツァルネミテアにとって、もう一人の自分が目の前にいることは歓喜の極み(または憎悪)であり、その存在を確かめたいがために争ってしまうとされている。
ムツミ(声優:日本語:釘宮理恵さん)
ディーの側に控える、黒翼・血眼の女性。現行の法術・術者の水準を遥かに超越した力を操り、法術とは明らかに別物である不可思議な現象までをも行使する。ディーのことを「お父様」と呼び、ハクオロに対しても何らかの含みのある態度を見せる。 その正体は、遠い過去(創成期)にハクオロの遺伝子から複製された彼の子供たち「実験体」の内、最もハクオロに近い性質を持った一体。強大な力を発現させてしまったため、研究者たちによって肉体を分解・破棄処分されたロストナンバー「製造番号欠番No63」。「No63」の語呂合わせで「ムツ (6) ミ (3)」と付けられた。その名前の意味するところは「睦」。アニメ版では肉体が存続している描写が存在するが、原作では脳髄のみの存在となって「父親」であるアイスマン(ハクオロ)にコンタクトを試みた。ディーとハクオロを同一視し「お父様」と呼ぶ。彼女の行動はすべて父の望み(我を滅せよ、出来ぬならば封ぜよ)を叶え、「父を安らかに眠らせる」という理由に起因する。名前が「ムツミ」に決定する前に「ムーミン」やら「ムツゾウ」などという名前を付けられかけ、そのたびにサイキックウェーブをアイスマンに叩き付けて激しい異議申し立てを行う場面が見られた。オンカミヤリュー族の生物学的始祖である。また、カミュはムツミの中に存在するいくつもの人格のうちのひとつであり、ストーリー終盤でディーの呼びかけに答えてムツミへと変貌する。オンカミヤムカイ最深部でカミュの意識に立ち戻るが、ムツミとはある程度意識を共有している状態である。数々の能力の他に、太古の人類が衛星軌道上に創った衛星レーザー兵器「アマテラス」と直接リンクすることができ、衛星軌道上から超出力レーザー「浄化の炎」で標的を跡形もなく破壊することができる。クンネカムン皇都を破壊し尽した他、過去にウイツァルネミテアを滅するためにも使用されたが、それには至らず封印という形となった。 アニメ版では、前述のアイスマンとの関係の描写が省かれてしまったため、ハクオロのことを「もう一人のお父様」と呼ぶ理由については謎のままの部分がある。またカミュの親友のアルルゥの呼びかけに動揺する場面が追加されていた。 ゲームの戦闘フェイズでは強力な闇の法術に加え、分身しながらの連続攻撃など、始祖の名に恥じない力を見せる。
ミコト(声優:日本語:柚木涼香さん)
時折、ハクオロの脳裏に涼やかな鈴の音と共にフラッシュバックする幻影に出てくる女性。 その正体は、ムツミと同じくハクオロの複製体の内の一体「製造番号No3510」。ミコトの名付け親もまたアイスマン(ハクオロ)であり、「No3510」にちなんで「3(ミ)5(コ)10(ト)」と付けられた。その名前の意味するところは、「命」。また、「No3510」という製造番号もミコトにとっては、「博士がつけてくれた名前」なのであると語っている。ムツミのような特殊能力は見られなかったため、彼女は大勢居る実験用モルモットの内の一体として扱われていた。アイスマンと共に研究施設を脱走し、彼との間に子をもうけるが、後にアイスマンを追ってきた研究者達に捕獲され、「人との間に子を成した貴重なサンプル」として解体・惨殺される。エルルゥが髪飾りにしている輪っかのような物は、古代の研究施設のリング型のマスターキーであり、アイスマンとの接触でミコトに微かな父性的愛情を持ち、彼らの逃亡を幇助した研究者ミズシマがミコトに与えたものである。マスターキーはミコトの「父」からの贈り物としてアイスマンとミコトの間に産まれた子供に贈られ、その後は直系の子孫の長女に引き継がれていった。トゥスクルの代では彼女の姉が死んでしまったためにトゥスクルが受け継ぎ、その直系の長女であるエルルゥに授けられた。また、研究過程では発覚しなかった様だが、ミコトは「動物の声を聞く」という特殊な感応能力を持っており、彼女の子孫には希にその能力が発現する。そうした存在は、動物達と心を通わせるその様から「ヤーナ・マゥナ(森の母)」と呼ばれている。
アイスマン(声優:日本語:小山力也さん)
隠蔽されていたウィツァルネミテアの化石を発見したために、射殺されそうになった考古学者。朦朧とする意識の中、自身の返り血によって目覚めた「化石」の声を聴き、「眠らせてくれ」と頼んだ結果、化石と同化(契約の代償)し、氷の中で長い眠りにつくこととなった。後にミズシマをはじめとする研究者達に発見され、研究材料のためとして蘇生させられる。ミコトを解体したことに加え、肉体を強化する作用のある仮面のレプリカが完成したことを研究者の口から聴いた結果、怒りからウィツァルネミテアの力に目覚め、研究者達を次々と赤いゲル状の謎の物体へと変貌させる(強い肉体が欲しいという願いを歪めて叶えた)。その際、ウィツァルネミテアの凄まじい力に愉悦を感じる心と、こんな残酷なことはしたくないという心がせめぎあい、ムツミの手によって封印されるも、長い年月が経ち封印が弱まるにつれてその心は二つに分かれ、戻ることなく、やがてそれぞれが自我を持つようになった。
ミズシマ(声優:日本語:加藤将之さん)
生命の創造の研究を進めていた科学者の一人で、主にアイスマンの仮面についての秘密を探っていた。オンヴィタイカヤン(旧人類)。地下での生活を続けている間に、地上の環境に耐えられない肉体となってしまった。そのため新たな生命を創造するという研究を続けていたが、気の遠くなるような時間の中で研究を続けていくうちに、罪の意識が麻痺していき何も感じなくなることを恐れていた、良識ある人物で、「神の真似をし、生命の臓器を弄ぶことなど人の身には余りにも大それていること」だと考えている。実験体であるミコトに対しては、「研究者である自分が名前をつけることはできない」としてアイスマンに名前をつけてあげるように頼んでおり、後に逃亡を幇助した際には「ミコト」という名前に満足していた様子を見せた。 ゲームの中ではミズシマの他にもマツオなどの日本の名字を持つ研究者が登場している。
オシュトル(声優:日本語:藤原啓治さん)
シーズンパスを購入したユーザーのみダウンロード可能。
ヌワンギ(声優:吉野裕行さん)
権力を笠に身勝手に振舞う、プライドだけ高い若者。藩主ササンテが下女に産ませた子供であり、インカラ皇の甥に当たる。 子供時代は母親の故郷であるヤマユラの集落で過ごしており、幼少の頃は病弱な母親に代わりトゥスクルによく面倒を見てもらっていたとのこと。幼馴染のエルルゥに好意を寄せていたが、後にササンテの嫡子だったが、欲と権力に塗れた父親の元で長い間過ごしたことで性格が歪みひねくれてしまったため、今では村人たちから嫌われてしまっている。 謀反の兆候ありとして父と共に軍を連れてヤマユラの集落へ来た際、部下が暴走による凶刃からアルルゥを庇ってトゥスクルが重症を負った際、普段は「ババア」と罵っていたトゥスクルを思わず「バアちゃん」と呼んだりと、心の奥底では彼女を慕っていた本心を露わにする。(「バアちゃん」とヌワンギがトゥスクルを呼んだことに、ヌワンギのトゥスクルへの隠された想いに、辛い状況でありながらもその場にいたエルルゥは気付く。このことが後にヌワンギが昔の自分を取り戻すきっかけとなる。) その後はトゥスクルの落命を信じられずササンテの護衛についていたが敗北、父であるササンテ亡き後はインカラの下で侍大将となったが次第に暴走、罪のない集落を見せしめとして焼き払うという蛮行を続ける。そういった暴挙に各地の集落が結束して反旗を翻してしまい、最後はハクオロたちとの戦闘に敗れ捕えられる。
ササンテ(声優:大川透さん)
エルルゥ達の村とその周辺を治める藩主で、ヌワンギの父。横暴な性格をしており、重税をかけて村人を苦しめる。喋る際、語尾に「にゃも」がつくのが特徴。鈍重そうな見かけによらず、武人としての実力は高くそれなりに強く、ゲーム版では斬りかかってきたオボロを難なく吹き飛ばしている。ハクオロたちの反乱に敗れ、ヌワンギを囮に自分だけ逃げようとしたところ、母親と一緒で役に立たないと言われ、逆上したヌワンギに殺されてしまう。アニメ版と漫画版では戦う描写がなく、ハクオロに鉄扇を喉に突き立てられあっさりと殺されてしまった。 ゲームの戦闘フェイズでは鉤爪のような得物を袖から出して戦っている。コンシューマ版ではヌワンギとの協撃が敵で唯一追加された。
インカラ(声優:大川透さん)
エルルゥ達の國のケナシコウルペの皇でササンテの兄、ヌワンギの伯父。やはり弟同様、語尾に「にゃも」がつく。ユーモラスな外見とは裏腹に、弟ササンテ以上に狡猾かつ残虐な性格で、民からの収穫を私事につぎこみ、「民あっての國ではなく、國あっての民、そして國はこのインカラ自身」とまで言い切る愚皇。自分の髪の毛(アフロ)には並々ならぬこだわりを持っている。皇都陥落の際、皇の最後の務めを拒否し、最後の最後まで贅沢と我侭を通そうとしたため、それを良しとしないベナウィに介錯される。しかしインカラ亡き後、トゥスクル國内では叛意を持つ残党が未だに活動を続けている。
チキナロ(声優:太田哲治さん)
旅の商人。薬や武器や装飾品から他國の情報まで、人身売買以外のありとあらゆる物を売り買いしている。護身のためか仕込み武器を持っており、忠告と称して「自分が刺客なら命を頂戴していた」と発言したり、ユズハの病の治療のために必要なムイコーハ(紫琥珀)を欲していることを知っている(そもそも治療に使うものが紫琥珀だとわかっていた)など、あまりにも底が知れない人物。また、ハクオロについても「惹かれる」のだと、本質の一端を見抜いていた。人身売買は決して請け負わないが商人としてのプライドを貫くために、自分自身の命ならば平気で質に入れる。ケナシコウルペに服従しているわけではなく、ケナシコウルペの滅亡後はトゥスクルと取引を行なっており、ノセシェチカとも取引している場面がある。 作者の菅によれば、実はディー(ウィツァルネミテア分身)側の人間である設定があるが、それを説明するシナリオが入れられなかったことが心残りであったとされる。
ワーベ(声優:大木民夫さん)
宗教國家オンカミヤムカイの皇で、教祖たるオルヤンクル(賢大僧正)でもある。ウルトリィ、カミュの父親で、性格は温厚かつ厳格。 トゥスクル建國の際、使節団を派遣しようとするが、カムナギ(巫)であったことに加え、思うところがあると言うウルトリィたっての願いにより、ウルトリィをトゥスクルに派遣させることを了承する。オンカミヤムカイにクンネカムンが進軍した際、シャクコポル族が種の運命に翻弄されていることを嘆きながらも、オンリィヤーク(大封印)にて対抗する。成功したと思われたが、突如ディーの手によりオンリィヤークは打ち破られてしまい、このような芸当が出来る者は他にはいないと、ディーがウィツァルネミテアであることに気づく。オンカミヤムカイ陥落後、生死不明とされたがサハラン島に幽閉されていることが判明し、これをハクオロ逹が救出。後に、逸早くウィツァルネミテアのことを感じ取り、ハクオロのことを見守り続けたウルトリィにオルヤンクル(賢大僧正)の地位を譲る。 お茶目な面もあり、救出された後に「思い残すことはない」と発言し息絶えてしまったかと思われたが、疲れて眠ってしまっただけで、ハクオロは「殴ってもいいかコレ」と呆れ半分、怒り半分の感情を覗かせていた。
ムント(声優:白熊寛嗣さん)
オンカミヤムカイのヤンクル(僧正)にして皇女ウルトリィ、カミュのお目付役を務める老人。ウルトリィとカミュがヨモル(國師)としてトゥスクルに派遣された際、共にトゥスクルへやって来た。ウルトリィやカミュのことを心から心配しているが、気合いが空回りする事もあり、色々と気苦労が絶えない。DVD特典のショートエピソードでは、勉強を放りだして遊びに行ってしまったカミュを必死の形相で追い回し続ける、愉快なムントを見ることができる。僧としての位は、ウルトリィよりも高い。また、カミュ封じなど独自の術を開発している。ゲームとアニメの両方とも、戦闘には参加しない。
サクヤ(声優:水橋かおりさん)
クーヤの世話係で、ゲンジマルの孫でありヒエンの妹。性格は大人しく、とても純粋で、ひたむき、そしておっちょこちょい。主であるクーヤに振り回されるが彼女のことをとても大切に思っており、クーヤにとっては親友ともいえる存在。クーヤ曰く、床上手(布団を敷くのがうまい)。クーヤにトゥスクルとの友好のためと、ハクオロの室にいつの間にか入れられそうになったが、事なきを得た。この世界では母親の遺伝子を強く受け継ぐため、ゲンジマルとは違いシャクコポル族。本来は腰まである長髪(原作では見せなかったが、アニメではその姿が描かれていた)だったが、ハクオロを呼びに禁裏に忍び込んだ際に衛兵に見つかり、逃げている最中に髪を斬られて短髪になってしまった。この際、ゲーム版だと、堀に落ちたせいでハクオロから「泥田坊」呼ばわりをされたり、アニメ版だと運動神経はないが天井に張り付いて移動するという離れ技を披露したりしている。ワーベ救出の際、ゲンジマルの人質として逃げ出さない証のため、自ら願い出てゲンジマルに足の腱を切られており(アニメ版では切られていない)、走ったり強く力を入れることが出来なくなっている。終盤以降、幼児退行してしまったクーヤの親代わり兼世話役として、共にトゥスクルで過ごす。 アプリ版「ロストフラグ」ではプレイアブルキャラとしてクーヤと共に参戦し、ハクオロを迎えに行く際、ロストフラグの世界に迷い込み、同じく未来から迷い込んだ幼児退行したクーヤと出会い、戸惑いを見せる。こちらでは髪を切られる前に迷い込んだ為、本来の長髪姿である。
ヒエン(声優:野島裕史さん)
鉢金が特徴のクンネカムン左大将。ゲンジマルの孫で、サクヤの兄。仁義に厚く、義を重んじる人格者であるゲンジマルの孫らしく、彼の影響を顕著に受けた武人。ゲンジマルが居ぬ間はクーヤの御側付きを務めようとするなど、責任感の強さも持ち合わせる。原作では全土統一を進言しつつ、クーヤが「國を盤石にする」と宣言した際はそれに忠実に従い、ハウエンクアと側近がクーヤを扇動し全土統一の令を発させようとした際は、それを阻止しようと動き、統一の令を発した後もクーヤに令を取り消すよう進言している。一方でアニメ版では原作版における全土統一派の側近達の言動や立ち位置が彼に置き換わっており、クーヤの全土統一の決意が鈍った際には苦言や不満な表情を度々見せているなど人物像が異なる描かれ方をしている。祖父であるゲンジマルを強く尊敬しているものの、エヴェンクルガでもある彼と違って自分が貧弱なシャクコポル族であり、到底自分では追いつけないほどの英雄であることに強烈なコンプレックスを抱いている。そのため、ハウエンクアとはまた違った理由で戦争による武功を、そして強さを望む。その強い願望からディーと契約し、仮面の力を得て、アヴ・カムゥをもってさえすればゲンジマルにも迫るほどの力を得る。ハウエンクアに対しては、全土を統一(支配)するという望みに関しては一致しているものの、扇動するやり方が気に食わないとした。戦場では青いアヴ・カムゥを駆り、厳格に、しかし慈悲無く敵兵をなぎ払う。 原作では、ディーと契約し力を得るに至るが、敗退。その後、約束を守るため、ハクオロ達を進ませるために、ムツミと戦い、またディーとの契約の反動もあって絶命する。アニメ版ではクンネカムン皇都で変身したハクオロと相対し果敢に挑むが、終始劣勢。その際「お前を殺す理由はない」と言われるも、声が届くことはなく、敗退し息絶える。双方とも最期はゲンジマルの血を受け継ぐ者として、誇り高い武人として散った。
ニウェ(声優:秋元羊介さん)
三大強國の1つであるシケリペチムの皇。武と知を兼ね備えた皇で元は狩猟部族の長だったが、各地に散らばった部族達を統括し一代で國を三大強國の1つと言われるようにまで成長させた。 非常に好戦的な性格で大変気性が荒く、戦うために生まれ、戦うために生きる武人なのだと自ら認めている。妖兵という「強いものと戦いたい」という欲求を満たすためだけの軍用ではない兵士(攻め滅ぼした國の有望な武将)を幾人も所有し、潜在能力を引き出しては争わせている。その一環として支配下に置いた國の姫に自分の子を産ませて争わせている。子に対する愛情は皆無で、名前ですら呼ばずに番号で呼びジュウニ以外の子はみな命を落としている。 ハクオロに「最高の獣」としての素質を見抜き、獲物と定め執拗にトゥスクルに攻め込む。しかしトゥスクルに軍勢の大半を送り込んでいる隙にハクオロを含む少数の精鋭に城を襲撃される(「狩りは獲物を追い込むのではなく、誘い込むものだ」という発言をしており、ハクオロと戦いたいがためにわざと軍勢の大半を送り込んだ可能性もある)。その際、自分の欲を満たすためだけに多くの命を弄び続けたニウェに対して、怒りを露わにしたハクオロがウィツァルネミテアへと覚醒し、倒された。どのように倒されたかの直接的な描写はないが、全身を裂かれて、若しくは体の内側から爆発のように四散して死んだと思われる。 その最期の時まで「最高の獣」を見出した自分の目に狂いはなかったと満足していた様子。笑い方が非常に特徴的。
シケリペチム三人衆(声優:白熊寛嗣さん)
アニメ版にのみ登場するシケリペチムの武将で、三人揃った時に真価を発揮するとされる。大柄なのがエムロ、中背で髪を編んでいるのがイナウシ、小柄で目つきが悪いのがイコルである。ベナウィ、クロウ達が対等に戦える相手として設定され、一度はクロウを追い詰めるも、決着がつくには至らなかった。シケリペチム侵攻の際、カルラに対して三位一体の攻撃を繰り出すも、圧倒的な力の前に、なす術もなく敗れてしまう。
オリカカン(声優:小形満さん)
北方の騎馬民族國家・クッチャ・ケッチャの皇。ハクオロを裏切り者の義弟ラクシャインと呼び、同胞と妹の仇としてトゥスクルに攻め込んだ。しかしハクオロに対する憎悪は実はディーによって精神操作された偽りのものであり、トゥスクルへの進攻もハクオロを追い詰めるためにニウェとディーによって仕組まれたものに過ぎず、最期はハクオロがラクシャインでないことには気づくが、用済みとされ暗殺(毒殺)されてしまう。スタッフによれば「騙されちゃった悲劇の武将」。 「オリカカン皇もニウェとその手の者による不幸な被害者だった」という場面について、アニメ版では遺体を故郷の土へ還してやるようにトウカへ命じるシーンが追加されている。オリカカンの死後、國が滅びたわけではなく、別の人物が皇となって存続している模様。 ゲームの戦闘フェイズでは黒いウォプタルを駆り、棍棒の両端に棘のある鉄塊の付いた得物を使用している。
スオンカス(声優:近藤孝行さん)
奴隷の売買を國益とするナ・トゥンクの皇。生きた人間を苗床にすることで綺麗な花を咲かせる「ラルマニオヌの花」を栽培するなど、倒錯した美的感覚をもつ残忍な性格。カルラに異様なまでの執着心を抱いており(彼にとってのラヤナ・ソムカミ(日天之神)であるらしい)、昔から手に入れたいと思い続けていた。その愛は本物であり、当のカルラもそのことだけは認めていた様子。実はカルラに男性としての機能を破壊されているが、本人はむしろそのことを「汚い雄の呪縛から解き放たれた」などと言って感謝しており、オカマ言葉で喋る。得物として投擲用のナイフを袖の下に隠し持っており、その腕前は確かなもの。最期は愛するカルラの腕の中で「今この時だけ、誰よりも愛してあげる」と言われながら息絶えた(当のカルラも「嫌いではなかった」と発言している)。アニメ版ではカルラが守りの兵を薙ぎ倒した隙に、デリホウライから痛恨の一撃を顔面に喰らい、そのまま絶命した。 ゲームの戦闘フェイズでは上述のナイフを操る上、柵(檻)を有効に利用して戦うなどの戦技を見せつける。
カンホルダリ(声優:最上嗣生さん)
三大強國の1つ、ノセシェチカの皇。屈強の肉体を持ち傲慢で自己中心的性格。明確な描写がないため種族は不明だが、シャクコポル族に対して偏見があり、憎悪にも近い嫌悪感を抱いている。戦の才はあっても、視野の狭い独裁者。ポナホイにクンネカムンへの侵攻を命じたが、その後、自身も返り討ちにあいディーによって生きた操り人形にされてしまう。アニメ版では、アヴ・カムゥになす術もなく蹂躙される自軍を目の当たりにした結果「俺様が負けるなどありえない」と特攻し、クーヤのアヴ・カムゥによってあっさりと一刀両断され死亡する。その後、死体をハウエンクアが回収し、ディーが仮面兵を作り出すための研究材料とされてしまった。 ゲームの戦闘フェイズでは、仮面兵と共にディーの傀儡として登場する。
ポナホイ(声優:近藤孝行さん)
ノセシェチカと同盟を結んでいる小國、エルムイの皇。本人が皇になりたかったわけではなく、カンホルダリが自らの支配欲を満たすために傀儡として祭りあげた元漁師で、カンホルダリの言いなりになっている。都合の良い下僕として扱われ、民からは弱腰の無能者とそしられている自分に苦悩している。カンホルダリの死後、「脅されて仕方なくクンネカムンに攻め入った」とトゥスクルに助けを求めたものの、結果は虚しく、後日クンネカムンによってエルムイは滅ぼされてしまう。その際ハウエンクアから「生き続けて苦しめ」等と言われているが、その後の消息は不明。アニメ版では、上記の元漁師などの細かい説明はなく、エルムイの皇として登場する。クンネカムンから反撃を受けた際には、ハウエンクアたちに土下座して「責めは私一人に。民に罪はありません」と慈悲を求めるも、聞き入れられなかった。
アニメ『うたわれるもの』に関するよくある質問
アニメ「うたわれるもの」はどこで見れる?
アニメ「うたわれるもの」は、見放題配信している動画配信サービス「U-NEXT」で視聴することができます。31日間無料の無料お試し期間もありますので、1話から最新話まで「U-NEXT」で見逃し視聴するのがおすすめです。
アニメ「うたわれるもの」はいつから放送?
アニメ「うたわれるもの」は、2006年4月04日からチバテレビで毎週深夜2時40分に放送されます。
アニメ『うたわれるもの』の続きは?
『うたわれるもの』は放送終了しており、VODサービスで配信中です。
次シーズンの発表がありましたらこちらに追記致します。
アニメ『うたわれるもの』の原作は?
アニメ『うたわれるもの』はコミックスが原作となっています。
アニメの内容を詳しく知りたい方や、続きを読みたい方は原作コミックスも手に取ってみてください!。
『うたわれるもの』のアニメの再放送予定は?一挙放送はある?
アニメ『うたわれるもの』は現在再放送や一挙放送の予定などはありません。
アニメ『うたわれるもの』を視聴したい方は動画配信サービスをご活用ください。
アニメ「うたわれるもの(全26話)」の動画配信サービスまとめ
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2024年10月時点の情報です。
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本ページの情報は2024年10月28日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。
ハクオロが王位についてからのリーダーシップと知識に感動!その強さと苦労が胸を打ちます!