テレビは、Bluetooth接続を活用することでヘッドフォンやイヤホン・ステレオスピーカーなどで音を聴くことができるようになります。
家族が寝静まった夜に好きなドラマや映画を大音量で楽しめたり、高音質のステレオスピーカーを活用して作品の世界観に没頭したりすることができます。
Bluetooth非対応のテレビでも、Bluetoothトランスミッター等を活用すればBluetooth接続を利用できます。
本記事では、テレビでBluetooth接続を使ってヘッドフォンやスピーカーで聴けるようにする方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
テレビでBluetoothを活用するメリット
周囲を気にせずテレビの音をヘッドフォンで聴けるようになる
テレビでBluetooth接続を使うと、Bluetooth対応のヘッドフォンやイヤホンでテレビの音を聴くことができるようになります。
深夜時間帯や、家族が寝た後の時間帯でも周囲を気にすることなくテレビを楽しむことができ、帰宅してから「動画配信サービス」でエンタメ時間を満喫している人にとっては大きなメリットとなるでしょう。
ステレオスピーカーに接続して高音質で聴ける
また、Bluetooth対応のステレオスピーカーに接続することもできるため、日中の時間帯でも、テレビ以上の音質と迫力で音を楽しむことができます。
充実したスピーカーセットを揃えれば、自宅を映画館のようにすることができるかもしれません。
Bluetooth対応の主なテレビ
Bluetoothに対応しているテレビであれば、専用機器などを用いずにヘッドフォンやスピーカーとBluetooth接続することができます。
ただし、Bluetoothに対応しているテレビは機種が多くなく、自分の所有しているテレビがBluetooth対応しているのかをまず確認することが大切です。
Sony『Bravia』
映画『キングダム2 遥かなる大地へ』の監督を務めた佐藤信介氏が、BRAVIA XRの4K有機ELテレビ「XRJ-65A95K」とホームシアターシステム「HT-A9」で本作品(Blu-ray版)を視聴。BRAVIA XRの魅力について伺いました。 https://t.co/cuoaM1Smtj pic.twitter.com/vmLlCdrNFt
— Sony (Japan) (@sony_jpn) January 19, 2023
Sonyの『Bravia』は、多くの機種でBluetoothに対応しています。
Bluetooth通信をするためには「A2DP」というBluetooth信号のプロファイルに対応している必要があり、こちらの公式サイトから対応機種を確認することができます。
BraviaをBluetooth接続でヘッドフォンに接続する方法も公式サイトで紹介されておりますのでご確認ください。
SHARP『AQUOS』
明るいリビングで見やすく色鮮やかな液晶テレビ、シアター用途に適した明暗表現力を持つ有機ELテレビ。それぞれの良さをあわせ持つのが、#AQUOS_XLED です。黒と光の表現力で、推しが出演するドラマや映画、舞台、ライブなど、様々なコンテンツを美しく映し出します。https://t.co/GKY3XzDSbG pic.twitter.com/r48VPila3y
— テレビAQUOS商品企画 (@AQUOS_kikaku) January 25, 2023
SHARPの『AQUOS』も多くの機種でBluetooth接続に対応しています。
スマートフォンと接続をすれば双方向で受信と送信を切り替えることができ、スマートフォンでテレビの音を流したり、反対にテレビの画面にスマートフォンの画面を反映させたりすることができます。
Bluetooth非対応のテレビでBluetooth接続をする方法
Bluetoothに対応していないテレビであっても、専用機器を用いることでBluetooth接続を利用できるようになります。
自宅のテレビがBluetooth非対応だけれど、Bluetooth接続を使えるようにしたい方は、これらの機器の購入を検討してください。
Bluetoothトランスミッター
Bluetoothトランスミッターとは、Bluetooth接続に非対応の電子機器に装着し、Bluetooth通信をできるようにする機器のことです。
Bluetooth非対応のテレビであっても、Bluetoothトランスミッターをテレビにつければ、Bluetooth対応のヘッドフォンやステレオスピーカー、あるいはスマートフォンと繋げることができます。
名称が「オーディオアダプター」となっていることもありますが、機能は同じになります。
Bluetooth非対応テレビで活用できるおすすめトランスミッター
Bluetooth非対応テレビでBluetooth通信を利用したい人のために、おすすめのトランスミッターをご紹介します。
なお、Bluetoothのどのバージョンに対応しているトランスミッターなのかは、購入時に必ず確認するようにしてください。
UGREEN Bluetooth 5.1 トランスミッター&レシーバー
「UGREEN Bluetooth 5.1 トランスミッター&レシーバー」は、Ugreen Group Limitedが販売しているUSBタイプのBluetoothトランスミッターです。
Bluetooth5.1に対応しており、Bluetooth通信のデメリットであり音声遅延や品質劣化などが起きづらい設計となっています。
本記事作成時点ではAmazonで2,099円で購入できるリーズナブルな価格となっているため、USBタイプの接続端子で問題がなければこの製品がおすすめです。
(JPRiDE) JPT1 Bluetooth ver 5.0 超小型 トランスミッター & レシーバー
「JPT1 Bluetooth ver 5.0 超小型 トランスミッター & レシーバー」は、JPRiDEが販売しているBluetoothトランスミッターです。
Bluetooth通信での音声劣化を最大限防ぐことができる「APT-X」コーデックに対応しているため、こちらのBluetoothトランスミッターでも快適な音声品質でテレビ視聴を楽しむことができます。
1度に2台まで接続することができるので利用用途も幅広いです。
Bluetoothでテレビを視聴する時の注意点
Bluetooth通信を用いてテレビを視聴する時は、次の二点に注意する必要があります。
- 音の遅延
- 繋がらない場合もある
どちらも対処方法がありますので確認していきましょう。
音の遅延
Bluetooth通信の場合、通信処理を行うために0.1秒ほどの音声の遅延が発生する場合があります。
0.1秒と短い時間にはなりますが、動画と音声が微妙にずれてしまうことに違和感を感じてしまうかもしれません。
ただし、現在はこの音声遅延にも対応したBluetooth通信ができるようになっており、「APT-X」コーデックに対応している機器であれば音声遅延や音声劣化を最大限防ぐことができるので、この遅延問題も気にすることなくテレビを楽しむことができます。
繋がらない場合もある
Bluetooth接続は、下記のような場面で繋がりにくくなる場合があります。
- 距離が離れすぎている
- Bluetooth接続を同じ場所で使用しすぎている
有効距離は機器によって異なりますが、10m以上離れてしまうと通信が繋がりにくくなってしまいます。
また、同じ場所で大量のBluetooth接続をしていると、通信回線が混雑してしまい、正常に繋がりにくくなってしまうので、不要なBluetooth機器は電源を落としておくようにしましょう。
テレビでBluetooth接続を活用する時によくある質問
Bluetoothトランスミッターの繋げ方は?
Bluetoothトランスミッターの繋げ方は、詳細手順は機器によって異なりますが、基本的な手順は同じです。
- Bluetoothトランスミッターをテレビに装着
- 電源を入れる
- Bluetoothトランスミッターがペアリングモードとなる
- Bluetooth接続したいヘッドフォンやステレオスピーカーをペアリングモードにする
- お互いが認識すれば数秒後にペアリング完了
二回目以降は自動的にペアリングし、装着すればBluetooth接続されるようになります。
テレビがBluetooth対応かどうかの調べ方は?
自宅のテレビがBluetoothに対応しているかどうかは、メーカーの公式サイトを確認する方法が確実です。
検索で「型番 Bluetooth」「型番 A2DP対応」などと検索すれば表示されます。
まとめ
テレビでBluetooth通信ができるようになると、周囲を気にせずいつでもテレビを視聴することができるようになります。
最近はVODサービスが充実してきたこともあり、自宅時間を好きなドラマや映画を楽しんで過ごす人が多くなってきました。
ご家族が寝た後しか自分の自由時間がない方でも、ワイヤレスで接続したヘッドフォンで音を聴けるようになれば、より快適にエンタメ時間を楽しむことができるようになるはずですので、ぜひ挑戦してみてください!