「鬼滅の刃」全集中の呼吸は、鬼殺隊隊士が生身で鬼と戦うために用いる基礎にして極意の技です。
全集中の呼吸の一覧、型の特徴、会得方法と習熟度、呼吸法&効果、全集中・常中など、鬼滅の刃の全集中の呼吸を詳しくご紹介します。
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「鬼滅の刃」全集中の呼吸とは
鬼殺隊剣士が用いる呼吸術
全集中の呼吸とは、鬼殺隊の剣士が用いる基本にして極意とも言える呼吸術です。
鍛え抜かれた心肺能力を用いて大量の酸素を体内に取り入れ、血液を吃驚させることで骨と筋肉が強化・熱化、生身の人間のまま鬼のように強い体となることができます。
身体中の血の巡りと心臓の鼓動が速くなり、全集中の呼吸を発動している際には体温が上昇する傾向があります。
型と呼吸の種類
全集中の呼吸には「水の呼吸」のように種類があります。
「炎・風・水・岩・雷」を5つの基本の呼吸とする全集中の呼吸は、戦国時代に生まれた「始まりの呼吸」の使い手・継国縁壱が鬼狩りに加入し、5つの型を使う剣士達に呼吸法を教えたことが全ての始まりになります。
そのため、鬼殺隊が用いる全ての呼吸は日の呼吸の派生であり、5つの基本の呼吸からもさらに様々な派生の呼吸が生まれています。
会得方法と習熟度
全集中の呼吸は、一部例外はありますが基本的に育手による指導によって身につけるものです。
突然覚醒する鬼の「血鬼術」とは異なり、隊士の使う全集中の呼吸は度を超えた鍛錬によって会得するものであり、その点で成り立ちが真反対の立場にあります。
また全集中の呼吸には習熟度があり、育手により基礎と知識を与えられた時点から始まり、凄まじい鍛錬によって習熟度を高めていくことになります。呼吸の習熟度は隊士の呼吸への適性と才能も重要であり、人によってはどれだけ鍛錬を積んでも呼吸を会得できない人もいます。
炭治郎の場合は、狭霧山で育手・鱗滝左近次による指導を一年受けた後、単独で半年、その後錆兎・真菰の指導を受けて半年でようやく水の呼吸を会得し、巨岩を斬るまでに成長しました。
会得度が低い場合は、呼吸を用いた型を使用してもエフェクトが発動しなかったり日輪刀の色が薄いものとなります。
「鬼滅の刃」全集中の呼吸の効果
全集中の呼吸は、煉獄杏寿郎曰く「呼吸を極めれば様々なことができるようになる」との通り、習熟度を深めていくことでより強くなることができるものです。
全集中の呼吸・常中が「柱への一万歩ある第一歩」であり、鬼殺隊剣士として強くなるということは、呼吸を極めていくこととほぼ同義になります。
作中では、全集中の呼吸で下記のことができました。
- 肉体強化
- 動体視力強化
- 止血
- 回復
肉体強化
全集中の呼吸では、まず生身で鬼と対峙するための肉体強化の効果を得ることができます。
さらに、全集中・常中を使用できるようになると基礎体力が上昇し続けていくこととなり、時間経過と共により強い肉体へと変化していきます。
動体視力強化
肉体強化と似た効果ですが、全集中の呼吸を極めていくことで動体視力も強化されていき、速すぎて見えなかった動きも視認できるようになります。
無限列車では猗窩座、遊郭では妓夫太郎に対して炭治郎は攻撃が速すぎて見えないと感じていましたが、無限城・最終決戦となる頃には猗窩座や鬼舞辻無惨とも対等以上に渡り合えるようになっており、攻撃も回避できる状態となっていました。
止血
呼吸の精度を上げることで全神経の隅々にまで意識を巡らせ、敗れた血管を認識して出血を止めることも可能になります。無限列車では炭治郎が煉獄杏寿郎の指導を受けながら止血し、無限城では不死川実弥が黒死牟相手に負傷した際、筋肉を引き絞ると同時に呼吸で血液を凝固させ止血を実現していました。
回復
反動の大きい呼吸を使うと型を使用後に肉体を全く動かせない状態に陥ることがありますが、全集中の呼吸には「回復の呼吸」があり、肉体の回復を早めることもできます。
「鬼滅の刃」全集中・常中とは
全集中・常中の概要
全集中・常中は、睡眠中も含めて四六時中「全集中の呼吸」を維持し続ける基礎体力を飛躍的に向上させる技術です。
効果
大量の酸素を血中に送る「全集中の呼吸」を常時維持することによって、その状態に対応しようと身体能力が上昇し続けます。
会得した直後に柱のような強さを得られる技術ではありませんが、全集中・常中を長年継続していくことで着実により強い肉体に成長していくことができ、「柱への第一歩」となる技術と表現されていました。
会得方法
前提として全集中の呼吸を常時維持するためには「強靭な心肺能力」が必要であり、全集中・常中を会得するためにはまず肺を鍛えることが必要になります。
炭治郎は蝶屋敷で三人娘に常中の存在を教えてもらって以降、日中は機能回復訓練と基礎体力で肺を酷使、夜は瞑想と共に深く息を吸って肺の質を上げ、硬く大きな瓢箪を吹いて割る特訓を通じて心肺能力を高めていきました。睡眠時も全集中の呼吸を維持する必要があることから、無意識下においても全集中の呼吸をするように自らに刻みつけることが大切です。
また、全集中の呼吸の会得可否・習熟速度も人によって異なり、炭治郎は三人娘の指導により一ヶ月強で会得しましたが、教え上手の胡蝶しのぶに奮起させられた善逸・伊之助は九日で会得しています。
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「鬼滅の刃」全集中の呼吸の各流派と使い手
始まりの呼吸・日の呼吸
日の呼吸は、継国縁壱が用いていた呼吸です。縁壱が鬼狩り加入後、剣士達に呼吸法を教えて各流派ができていったことから「始まりの呼吸」とも称されています。鬼舞辻無惨を追い詰めた最強の御技でもありますが、縁壱・日の呼吸を恐れた鬼舞辻無惨・黒死牟によって縁壱没後に型を知る者は全員粛清され、鬼殺隊では知識含め継承が途絶えていました。
ヒノカミ神楽
ヒノカミ神楽は、継国縁壱の日の呼吸を後世に繋げるため、戦国時代の炭治郎の先祖・竈門炭吉が神楽に昇華させたものです。一年に一度ヒノカミ様に舞を奉納する習慣と共に代々竈門家に受け継がれていき、炭十郎・炭治郎の世代でも驚くほど完全な状態で日の呼吸が継承できていました。
水の呼吸
水の呼吸は、基本となる五つの呼吸の一つです。初心者向けの型が多く鬼殺隊で最も多くの使い手がいます。水のように相手や状況に合わせて変化する対応力が水の呼吸の真髄であり、心を平静に保つことのできる精神力と穏やかさを持つ者に適性があります。水の呼吸からは蛇の呼吸と花の呼吸が派生し、花の呼吸からはさらに蟲の呼吸が派生しています。
柱の呼称 | 水柱(みずはしら) |
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日輪刀の色 | 青 |
呼吸音 | ヒュゥゥゥゥ |
蛇の呼吸
蛇の呼吸は、水の呼吸から派生した呼吸の一つです。全ての呼吸の中でも剣技の正確さ・精度がずば抜けており、僅かしかない隙間でも正確で回避しづらい軌道の剣戟を放ち相手に打撃を与えることが可能です。相手を撃破するまで執拗に追い詰める蛇の呼吸の剣技は、最終決戦での鬼舞辻無惨戦でも幾度となく無惨に攻撃を当てることに成功しています。
柱の呼称 | 蛇柱(へびはしら) |
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日輪刀の色 | 青紫色 |
呼吸音 | 不明(鏑丸はシャーッ) |
花の呼吸
花の呼吸は、水の呼吸から派生した呼吸の一つです。まるで天女を思わせるような柔らかさと可憐さを持った型が特徴的で、斬られた鬼達も心地よさを感じるほどでした。一方で舞のような連撃を再現するための高い身体能力と肺活量が必要であり、使いこなすには持って生まれた才能が必須の呼吸となっています。
柱の呼称 | 花柱(はなばしら) |
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日輪刀の色 | 桜色 |
呼吸音 | フゥゥゥ |
蟲の呼吸
蟲の呼吸は、花の呼吸から派生した呼吸です。蟲柱・胡蝶しのぶが鬼の頸がきれない非力さを補うために毒を使った戦い方を模索、戦術を最大限に発揮するために刺突技中心の蟲の呼吸を編み出しました。鬼との力比べや衝突には武が悪いため、相手に攻撃をさせる間も無く刺突を与える素早さと、速度の速い突き技を出すための押し出す筋力が必要になります。
柱の呼称 | 蟲柱(むしばしら) |
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日輪刀の色 | 藤色 |
呼吸音 | 無音 |
炎の呼吸
炎の呼吸は、基本となる五つの呼吸の型の一つです。水の呼吸と同様にどの世代においても柱を輩出してきた呼吸になります。伝統的な剣術が型のベースとなっており、使い手には練り上げた剣術と強靭な下半身、威風堂々と日輪刀を振るう威容が求められました。
また、歴代炎柱は全て煉獄家から輩出されており、三冊の炎の呼吸の指南書、歴代炎柱の書など貴重な資料も残されています。
柱の呼称 | 炎柱(えんばしら) |
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日輪刀の色 | 赤色 |
呼吸音 | 不明 |
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恋の呼吸
恋の呼吸は、炎の呼吸から派生した呼吸です。甘露寺蜜璃は元々煉獄杏寿郎の弟子として炎の呼吸を学日ましたが上手に扱うことができず、自分のトキメキに身を任せるようにして編み出した呼吸が恋の呼吸になります。
恋の呼吸を十全に扱うためには音感と柔軟性、さらに素敵なものにキュンキュンときめく心が必要です。鉄珍様製作の日輪刀を使った恋の呼吸の技は、歴代最強レベルが揃った現役の柱達の中でも最速の剣戟を繰り出すことができ、雷さえ切断することができました。
柱の呼称 | 恋柱(こいばしら) |
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日輪刀の色 | 桃色 |
呼吸音 | 不明 |
岩の呼吸
岩の呼吸は、基本となる五つの呼吸の一つです。全ての呼吸の中で最もパワーに優れており、筋力向上と反復動作による爆発的な力を発揮する所作の会得が必要になります。パワー型の呼吸ですが、使い手には状況を冷静に分析する精神力と動じない強い心が求められ、岩のような確固たる存在感を持つ者に適性があります。
柱の呼称 | 岩柱(いわばしら) |
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日輪刀の色 | 灰色 |
呼吸音 | ゴウゴウゴウン |
風の呼吸
風の呼吸は、基本となる五つの呼吸の一つです。激しい風の刃を連想させる苛烈な連続攻撃を特徴とする型であり、型を実現するための素早い剣技、柔軟性、体力、持久力が必要となります。使い手には、自らの定める確固たる目的を目指して激しい気性と共に周囲を巻き込んで突き進んでいく性質が求められます。
柱の呼称 | 風柱(かぜはしら) |
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日輪刀の色 | 緑 |
呼吸音 | シイアアア |
霞の呼吸
霞の呼吸は、風の呼吸から派生した呼吸の一つです。緩急のある高速移動で霞のように相手を翻弄する攻防一体の型が特徴的です。相手を翻弄する動きを実現するための正確な足捌き、また淀むことがなく捉えにくい性格を持っている者に適性がありました。
柱の呼称 | 霞柱(かすみばしら) |
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日輪刀の色 | 白 |
呼吸音 | フウウウ |
獣の呼吸
獣の呼吸は、伊之助が独自に編み出した呼吸法で、分類では風の呼吸の派生の一つになります。山の強者である動物を参考にした型が特徴的で、動きが人間離れしているため伊之助以外に適性のある者が現れる可能性は低いです。二刀流の適性に加え、鋭い皮膚感覚や柔軟性、関節の取り外し・取り戻しなどが必要であり、風の呼吸同様に苛烈に前身し続ける激しい気性が求められます。
柱の呼称 | 獣柱/猪柱(予定) |
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日輪刀の色 | 藍鼠色 |
呼吸音 | カァァァァ |
雷の呼吸
雷の呼吸は、基本となる五つの呼吸の一つです。爆発的な速度を有する攻撃力が特徴的で、目に見えぬ高速攻撃で相手が意識する間も無く撃破します。爆発的な速度を生むためには脚の筋肉の筋繊維・血管を一本ごとに認識できるような凄まじい集中力が必要でした。適性のある者は激情家であることが多く、特に色恋沙汰に対して熱を入れる者に向いている呼吸です。
柱の呼称 | 鳴柱(なりばしら) |
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日輪刀の色 | 黄色 |
呼吸音 | シィィィィ |
音の呼吸
音の呼吸は、雷の呼吸から派生した呼吸です。体術と剣術を駆使した高度な戦闘技能による広範囲攻撃が特徴的な型で、見た目のド派手さは全ての呼吸の中でも随一です。体術が必須の型であるため高い身体能力が必要であり、広範囲攻撃で周囲を巻き込まないようにするための観察眼・戦闘技術の高さも必須となっています。
柱の呼称 | 音柱(おとばしら) |
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日輪刀の色 | 橙色 |
呼吸音 | 不明 |
月の呼吸
月の呼吸は、縁壱の双子の兄である継国巌勝が編み出した呼吸です。鬼となって四百年以上かけて磨き上げた剣技は、黒死牟の血鬼術と組み合わさることで凶悪的な強さを誇りました。高速かつ変速的な圧倒的密度の剣戟が広範囲を埋め尽くし、鬼殺隊の柱が複数で対峙しても近付くこともできないほどの強さを持っています。
柱の呼称 | 不明 |
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日輪刀の色 | 紫色 |
呼吸音 | ホオオオ |
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