「鬼滅の刃」柱は、文字通り鬼殺隊を支える最も位の高い九名の剣士です。
歴代最強クラスと称賛された現役の柱メンバー一覧、柱への昇格条件と特権、過去の柱一覧など、鬼滅の刃の柱を詳しくご紹介します。
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『鬼滅の刃』柱とは?
鬼殺隊を支える最強の剣士
「柱」とは、鬼殺隊の中で最も位の高い九名の剣士です。
九名と人数が指定されているのは柱という漢字が九角で構成されているためです。柱より下の階級の隊士は入れ替わりの速度が激しいですが、当代の柱は歴代最強クラスが揃っており、名実共に鬼殺隊を支えている九人でした。
また、鬼殺隊は産屋敷耀哉で九十七代目ですが、歴代の柱の中には必ず炎柱と水柱がいたとされています。
柱への昇格条件
柱への昇格条件は、一般隊士の十の階級の頂上「甲(きのえ)」であることに加え、十二鬼月または鬼を五十体倒すことです。
鬼殺隊入隊から柱に昇格するまでの期間は早い人で二年、普通は五年くらいですが、天才剣士である時透無一郎は二ヶ月で昇格を果たしています。
九人の柱の席に空席が生まれると、甲(きのえ)の中から実力が到達している者が選ばれますが、上記の条件を満たしていない場合には空席のままとなり、煉獄杏寿郎が命を落とし、宇髄天元が離脱した後は、二席が空いている状態となりました。
無限城では炭治郎・善逸・伊之助・カナヲがそれぞれ共同ではありますが上弦の鬼を撃破しているため、もし地上の最終決戦で鬼舞辻無惨を取り逃すことがあれば、四人も柱に昇格したかもしれません。
柱合会議
産屋敷邸では半年に一度柱合会議が開催され、柱にはこの会議に参加して産屋敷輝哉と対面できる機会が与えられます。
会議では、鬼の出没地域や現在の鬼舞辻無惨の居場所・企み、次世代の柱候補や隊内の諸問題の解決・裁定、戦力バランスを整えるための隊士の配置変更など、鬼殺隊運営の重要事項が話し合われます。
また、お館様への挨拶は早い者勝ちであるため、開始前は皆ソワソワしているようです。
日輪刀
柱の日輪刀には『惡鬼滅殺』と銘が刻まれておりこれは柱にだけ許されています。
一般隊士は手の甲に階級が浮かび上がる仕組みがありましたが、柱になると水柱の場合は「水」など柱名が浮かび上がるようになります。
俸給
柱の俸給は望む分だけ与えられます。産屋敷家は「先見の明」で財産を築いており、柱が望めば「蝶屋敷」など屋敷ももらうことができました。
継子
継子は、柱が直接育てる直弟子の隊士のことです。
一般隊士からお願いをして柱が承諾するケースと、柱からスカウトするケースがあります。基本的には同じ呼吸の使い手が望ましいですが、違う呼吸であっても問題はありません。
前提として才能があり優秀でないと貴重な柱の時間を使う継子になることはできませんが、そもそも柱の訓練は全員異常に厳しいため、一般隊士でついていける者は僅かで、ほとんどの柱には継子がいません。
『鬼滅の刃』現役の柱一覧
現役の柱は、長年の歴史を誇る歴代鬼殺隊でも最強クラスのメンバーが揃っています。
遊郭では妓夫太郎が天元に対して「これまでの柱とは違う」と言及しており、無限城では黒死牟が悲鳴嶼行冥を「300年ぶり」と絶賛、さらにアニメでは産屋敷耀哉が「始まりの呼吸の剣士達に匹敵するほどの精鋭が揃っている」と言及していました。
水柱・冨岡義勇
冨岡義勇は、息を呑むほど美しく流麗な剣技を持つ水柱です。
蔦子姉さん、錆兎を失った悲しみから自らを叩き上げて水柱にまで成長しました。最終決戦では無限城で炭治郎と共に猗窩座を撃破、地上での鬼舞辻無惨との戦いも最初から参戦し、最後は炭治郎と共に片腕を失いながら日輪刀を赫刀に変え、兄弟弟子で無惨に致命的なダメージを与える活躍をしました。
蟲柱・胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶは、鬼に効く毒を精製した人物であり、鬼殺隊の中でも最速の突き技を持っていた蟲柱です。
両親と最愛の姉・胡蝶カナエを鬼に奪われたことにより、尽きない憎悪を内心に抱えて蟲柱にまで成長しました。産屋敷耀哉の提案により鬼の珠世と共同研究をし、生み出した毒によって上弦の弐「童磨」の撃破に大きく貢献しました。
炎柱・煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎は、炭治郎や伊之助など鬼殺隊全体に大きな影響を残し、鬼舞辻無惨撃破の悲願成就に向け大きな貢献を果たした炎柱です。
最愛の母・瑠火との約束を胸に己を鍛え上げ、父の槇寿郎が心を折って挫折しても、三冊しかない炎の呼吸の指南書を読み込んで炎柱になりました。無限列車では上弦の参「猗窩座」により命を奪われましたが、乗客二百名と炭治郎・善逸・伊之助・禰?豆子の命を守り切り、この結果杏寿郎の想いを受け継いだ四人が運命を変えていくことになります。
音柱・宇髄天元
宇髄天元は、身体能力・聴覚に優れた元忍のド派手な音柱です。
元々は忍の名のある一族の長男でしたが、父・弟への拒絶から里を抜け出し、奪ってきた命に報いるためにより多くの命を救おうと鬼殺隊に入隊、三人の妻に助けられながら音柱へと成長しました。遊郭ではかまぼこ隊と共に上弦の陸「妓夫太郎・堕姫」を撃破、百年以上変わらなかった上弦の顔ぶれを変え、運命の変化をもたらしました。
岩柱・悲鳴嶼行冥
悲鳴嶼行冥は、反復動作により爆発的な力を発揮する鬼殺隊最強の岩柱です。
元々は寺子屋で身寄りのない子供達を育てて穏やかな人生を生きてきましたが、鬼にその人生を奪われ、さらに悲しい誤解によって謂れのない罪を着せられ死罪となってしまいます。ここに事情を理解できる産屋敷耀哉が現れて助けられると、お館様に忠誠を近い、鋼の精神力で自らを鍛えて鬼殺隊最強の岩柱となりました。
無限城では上弦の壱「黒死牟」撃破に大きく貢献し、最終決戦でも死力を尽くして鬼舞辻無惨撃破に尽力しました。
恋柱・甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃は、恋のトキメキを力に変えて、爆発的な力で鬼殺隊最速の攻撃を放つ恋柱です。
自分らしく生きて愛されることを目標に強い殿方がいると思しき鬼殺隊に入隊、居場所を見つけて幸福を感じましたが、仲間達が鬼に奪われる経験を通じて怒りで震え恋柱にまで成長しました。
無限城では鬼舞辻無惨に窮地に追い込まれた炭治郎・冨岡義勇を救出、最終決戦では無惨の吸息によって負傷し戦線離脱となりましたが、最後まで見事に戦い無惨撃破に大きく貢献しました。
霞柱・時透無一郎
時透無一郎は、二ヶ月で柱にまで上り詰めた天才剣士の霞柱です。
兄・有一郎の愛情を知ると同時に失ったショックで記憶を無くし、体に刻み込まれた鬼への怒りだけを胸に己を鍛え上げて二ヶ月で霞柱へと成長しました。刀鍛冶の里で記憶を取り戻すと柔和な一面も取り戻し、深く幸福な人生を歩み始めます。
無限城では祖先である上弦の壱「黒死牟」と対峙、仲間のために逃げることなく最後まで立ち向かい、玄弥と共に黒死牟を無力化して勝利に繋げました。
蛇柱・伊黒小芭内
伊黒小芭内は、うねるような変幻自在・正確無比の剣術を持つ蛇柱です。
蛇鬼に寄生する蛇屋敷で生まれ、自らに流れる血を嫌悪し、その浄化のために鬼舞辻無惨を撃破することを目指し蛇柱にまで成長しました。甘露寺蜜璃のことを心底愛しており、無限城でも多数の鬼から蜜璃を守り最終決戦でも蜜璃の無事を優先して動きました。
他の柱が戦線離脱する中でいち早く戦場に戻って炭治郎と奮闘、鬼舞辻無惨撃破に大きく貢献しました。
風柱・不死川実弥
不死川実弥は、鬼を滅殺するという凄まじい激情と稀血を持つ風柱です。
母を鬼に変えられ玄弥以外の家族を奪われると、鬼を滅殺して玄弥の幸福な人生を守るという理想を持ち鬼殺隊に入隊、風柱にまで成長しました。無限城では最愛の弟である玄弥を失いながらも上弦の壱「黒死牟」を撃破、最終決戦でも他の柱と共に奮闘し、鬼舞辻無惨撃破に貢献しています。
『鬼滅の刃』過去の柱一覧
元水柱・鱗滝左近次
鱗滝左近次は、冨岡義勇や炭治郎、錆兎、真菰を育てた元水柱の育手です。
この年代の元柱は桑島慈悟郎しか登場していないことから、二人以外の当時の柱は命を落とした可能性が高いです。素顔が優しすぎて鬼に馬鹿にされたため、天狗のお面をつけて戦うようになりました。
元鳴柱・桑島慈悟郎
桑島慈悟郎は、善逸・獪岳を育てた元鳴柱の育手です。
鍛錬は滅茶苦茶に厳しく善逸が何度も逃走を企図、明らかにやりすぎと思うくらいの指導を与えていきましたが、その実二人に対しては深い愛情を持って接しており、その愛情は善逸の方にはしっかりと伝わっていました。
元炎柱・煉獄槇寿郎
煉獄槇寿郎は、杏寿郎の父親である元炎柱です。
歴代炎柱の書に書かれていた継国縁壱が鬼舞辻無惨と遭遇した時の話から自分の才能の無さに愕然とし、同時に最愛の妻・瑠火を失ったことで心が折れてしまいました。二人の息子を危険に晒さないために貶すようになりますが、そうしているうちに杏寿郎が失われ、炭治郎との出会いによって正気を取り戻します。
元花柱・胡蝶カナエ
胡蝶カナエは、可憐で優しく強く美しい元花柱です。
両親が鬼によって命を奪われると、悲鳴嶼行冥に助けてもらった自分達のように、まだ破壊されていない誰かの幸福を守ろうと妹の胡蝶しのぶと共に鬼殺隊に入隊します。鬼が元人間であることを知ると炭治郎のように鬼は悲しい生き物だと憐憫の情を向けるようになり、自らが敗北した童磨に対しても同情していました。
元水柱(猗窩座に敗北)
鱗滝さんの先代、先々代の水柱は、名前は登場していませんが50年前に猗窩座によって敗北していたことが明らかになっています。冨岡義勇はこの水柱よりもさらに流麗な剣技を持っていたことが判明しています。
『鬼滅の刃』鬼殺隊概要
産屋敷家と鬼殺隊
平安時代、産屋敷の一族から鬼の始祖・鬼舞辻無惨を出してしまったことで子供達が早逝する呪いにかけられた産屋敷家は、神主から鬼の始祖を倒すことに心血を注ぐように神託されます。
同時に鬼舞辻無惨が鬼を増やしていくことで世の中に悲しみの連鎖が広がっていき、鬼を滅する強い意志を持った者達が現れました。産屋敷家を中心に組織化、代々産屋敷家当主が当主を兼任する鬼殺隊が発足します。

最終選別と三つの支給物
鬼殺隊隊士となるためには藤襲山で行われる最終選別を突破することが必要になります。
育手により鍛え上げられた候補生は、中腹まで藤の花が咲き乱れる藤襲山の上に登り、鬼が生息する山の中で七日間を生き抜くことが必要になります。
最終選別で撃破されるのと共食いで数が減るため、囚われている鬼の大半は弱い鬼でしたが、中には異形となるほどの力を蓄えた鬼もいました。

七日間を生き抜くことで三つの支給品が贈られ、全ての準備が終わると鎹鴉を通じて任務が言い渡されます。
鎹鴉(かすがいがらす)
鎹鴉は、鬼殺隊当主の伝令を隊士に伝えるために与えられる鴉です。
知能が極めて高く人語を操って伝令を伝えることができます。鴉ですが、一羽だけ雀が混ざっていたりもするようです。
隊服
隊服は、鬼との戦いで自らの身を守ってくれる服です。
特殊な繊維で仕立てられており、通気性が良い上に濡れにくく燃えにくい性質を有しており、弱い鬼であれば攻撃を通さないほどの防御力を有しています。
隠の隊服縫製係が仕立てており、「ゲスメガネ」こと前田まさおによって女性隊士の隊服はカスタマイズされることがあるので注意が必要です。

日輪刀
日輪刀は、鬼に対して唯一有効な攻撃を与えられる鬼殺隊士に必須の武器です。
最終選別を終えた後、自ら選んだ玉鋼を元に担当となった刀鍛冶が刀に変えます。「色変わりの刀」とも呼ばれており、手に取った隊士の適性に合わせて刃の色と紋様が変化する性質を持っています。

前線部隊
柱
柱は、鬼殺隊士の中で最も階級が高く最も優れた九名の隊士のことです。
柱となるには柱以外で最も高い階級である「甲(きのえ)」となり、「十二鬼月を撃破」または「鬼を五十体撃破」する必要があります。文字通り鬼殺隊を支える柱であり、あらゆる特権が認められ、隊士達からも尊敬と羨望を送られています。
継子
継子は、柱が直弟子として育てる次期柱候補の隊士です。
柱は多忙であるため継子となるにはずば抜けた才能と実力が必要になります。ただし、柱と行動を共にするため危険な鬼と対峙する機会が多く、才能と実力があっても生存し続けられる可能性は高くありません。

隊士
最終選別を突破した隊士は、最も低い階級「癸(みずのと)」から始まり、任務を受けながら「甲(きのえ)」、そして柱を目指していくことになります。
一般隊士の十の階級は次の通りです。
- 甲(きのえ)
- 乙(きのと)
- 丙(ひのえ)
- 丁(ひのと)
- 戊(つちのえ)
- 己(つちのと)
- 庚(かのえ)
- 辛(かのと)
- 壬(みずのえ)
- 癸(みずのと)
現在の階級は握り拳を作って「階級を示せ」と唱えると文字が浮かび上がるようになっています。
後方支援
育手
育手は、鬼殺隊への入隊を希望する候補生を鍛え上げる師匠のことです。
元々実力のあった隊士が怪我や老齢などにより現役を引退して育手になることが多く、それぞれの場所・方法で候補生を鍛えて藤襲山の最終選別に送り出します。元柱の育手は貴重であり、鍛えられた候補生はそれ以外の候補生と比較すると洗練されていて生存率も高めでした。
隠
隠は、隊士と鬼が戦った戦場の後処理・隠蔽をするなど後方支援の役割を担う部隊です。
最終選別を経て生存した人物の中で剣術の才能が乏しかった者がなることが多く、産屋敷邸や刀鍛冶の里への隊士の運搬、鬼の被害にあった遺族の対応、一般人の避難誘導など、多種多様な任務を請け負います。
炭治郎達と縁深い隠には「後藤さん」がいました。
刀鍛冶
刀鍛冶は、隊士達が鬼と戦うために欠かすことのできない日輪刀を打つ刀匠です。
産屋敷邸と同様に秘匿されている刀鍛冶の里の中で生活しており、担当している隊士の日輪刀の製作・修理・調整などを担当しています。また、里にはより強くなるための鍛錬ができる「縁壱零式」という絡繰人形もありました。

鬼殺隊の給料・俸給事情
鬼殺隊に携わる人々には、全員産屋敷家から給料・俸給が出ています。
産屋敷家は代々「先見の明」に明るく、この力を用いて財産を築き鬼殺隊の活動を支えてきました。
癸(みずのと)の給料
公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」では、最も低い階級である「癸(みずのと)」の隊士で月額20万円程度と明かされています。
柱の給料
また、柱については「欲しいだけいくらでも」と判明しており、本人が望めば無限に得ることができました。
蝶屋敷は胡蝶カナエが花柱となってから構えており、三人娘やあおい、カナヲなど天涯孤独の少女達を集めて育てています。
本ページの情報は2024年05月13日時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サイトにてご確認ください。
