本記事では、【テレビの地震対策】配置は?地震後はどう点検する?倒れるのを防ぐアイテムについて詳しく説明します。
日本は地震が頻繁に発生する地域であり、家の中の安全を確保するためには、家具や家電製品の地震対策が非常に重要です。
特にテレビは大きくて重いため、適切な対策を行わないと倒れて破損するだけでなく、ケガの原因にもなります。
1. テレビの地震対策の観点から設置場所の選定
まず、テレビの地震対策を鑑みた設置場所を選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。
- 安定した場所に設置: テレビは安定した台や壁にしっかりと固定された場所に設置することが重要です。テレビ台がぐらつくような場合は、補強するか新しいものに買い替えることを検討してください。重心を低くするのも大事です。重心が高いと、地震の揺れで倒れやすくなります。テレビの重心を低く保つためには、低い台に設置するか、壁掛けにする際も低めの位置に取り付けることが重要です。
- (できれば)テレビは部屋の中心に設置:テレビは部屋の中心に設置することが望ましいです。部屋の壁際や窓際に設置すると、地震の際に倒れたり、窓ガラスが割れて飛散するリスクがあります。また直射日光が当たる場所に設置すると、画面に反射が生じるだけでなく、内部の部品が過熱して故障の原因になることも防げます。
- 大きな家具の近くに設置しない:大きな家具やガラス製の家具の近くにテレビを設置すると、地震の際にその家具が倒れてきてテレビが壊れるリスクがあります。また、ガラスの破片が飛散する危険もあります
- 通路や出入口をふさがない:テレビを設置する場所が通路や出入口をふさいでしまうと、地震の際に避難の妨げになります。安全に避難できるように、設置場所は通路や出入口をふさがないようにしましょう。
- 通気性の確保: テレビの背面には放熱のためのスペースを確保しましょう。壁に密着させすぎると、放熱が妨げられ、過熱、火災発生のリスクが高まります。
2. 地震の影響を防ぐテレビの固定方法
地震の揺れでテレビが倒れないように、しっかりと固定することが重要です。以下の方法で固定できます。
テレビの固定方法のまとめ
- 耐震マット(滑り止めシート)の使用: 耐震マットは、テレビの底部に置くことで滑り止めの役割を果たし、地震時の転倒を防ぎます。
- 地震対策ベルト・ワイヤーの利用: テレビと壁を地震対策ベルト・ワイヤーで結びつける方法です。ワイヤーは比較的安価で、自分でも簡単に取り付けることができます。
- 壁掛け金具の使用: テレビを壁に取り付けることで、地震の際にも倒れにくくなります。どの壁に設置するのか、も大事ですので必要であれば専門業者に依頼して、適切な金具でしっかり固定してもらいましょう。
耐震マット(滑り止めシート)の使用:
耐震マット(滑り止めシート)は、テレビの底部に置くことで滑り止めの役割を果たし、地震時の転倒を防ぎます。。特にガラス製の棚板を使用している場合は効果的です。耐震マットは、ホームセンターやインターネットで手軽に購入できます。
例えば転倒防止用ゲルパッドは、テレビの底部に貼り付けることで、滑り止め効果を発揮します。ゲルパッドはテレビの重量を支え、地震時の振動を吸収します。
テレビ固定用バンドを使用する
テレビ固定用バンドを使用するのも良いでしょう。これにより、テレビが揺れによって転倒するリスクを減少させることができます。そもそものテレビ台やキャビネットを壁に固定するために家具固定具を使用しても良いでしょう。
壁掛け金具の使用
テレビを壁に掛けることで、地震時にテレビが倒れるリスクを大幅に減らせます。ただし、壁掛け金具がしっかりと取り付けられていることを確認する必要があります。どの壁に設置するのか、も大事ですので必要であれば専門業者に依頼して、適切な金具でしっかり固定してもらいましょう。
家具と一体化させる
テレビとピッタリサイズが一致するキャビネットにテレビを設置することで、ある程度テレビの揺れを防ぐことができます。その際は、テレビ台の背面とテレビを結ぶ固定器具を使用するとさらに安全です。
3. 地震後の対策
地震が発生した後も、安全にテレビを使用するために対策が重要です。地震後の対応を適切に行うことで、さらなる事故を防ぎ、安全にテレビを使用することができます。
- 点検と修理: 地震後はテレビの状態を確認し、破損や異常がないかをチェックします。異常が見られる場合は、専門の業者に点検や修理を依頼しましょう。
- 再固定: 地震の揺れで固定が緩んでいる場合は、再度しっかりと固定し直します。
1. 点検と修理
地震後はテレビの状態を確認し、破損や異常がないかをチェックします。特に以下のポイントに注意しましょう。
- 外観のチェック: テレビの外観を確認し、画面にひび割れがないか、フレームが損傷していないかを確認します。外観に異常がある場合は、使用を中止し、専門の業者に点検や修理を依頼しましょう。
- 機能の確認: 電源を入れてテレビが正常に動作するかを確認します。画面が映らない、音が出ない、操作ができないなどの異常がある場合も、すぐに使用を中止し、専門の業者に点検を依頼します。
- 配線の確認: 配線が抜けていたり、損傷していないかを確認します。特に、電源コードや接続ケーブルに異常がないかを注意深くチェックしましょう。配線に異常がある場合は、新しいケーブルに交換するか、専門の業者に相談します。
2. 再固定
地震の揺れで固定が緩んでいる場合は、再度しっかりと固定し直します。以下のポイントに注意して再固定を行いましょう。
- 固定具のチェック: 壁掛け金具や地震対策ワイヤー、転倒防止ベルトが緩んでいないかを確認します。固定具が緩んでいる場合は、再度しっかりと取り付け直します。特にネジが緩んでいる場合は、締め直しを行いましょう。
- 滑り止めシートの確認: テレビ台の上に敷いてある滑り止めシートがずれていないか、劣化していないかを確認します。必要に応じて新しい滑り止めシートに交換します。
- 再配置の検討: 地震後の状況に応じて、テレビの設置場所や方法を見直すことも検討しましょう。より安全な場所に移動させたり、固定方法を強化したりすることで、次回の地震に備えることができます。
まとめ
地震の対策と、地震が発生した後の点検をしっかりと行うことで、テレビを安全に使用することができます。外観や機能、配線の確認を丁寧に行い、異常があればすぐに専門の業者に相談しましょう。また、固定具のチェックと再固定を行い、次回の地震に備えることが重要です。これらの対策を実践することで、家族の安全を守りながら、安心してテレビを楽しむことができます。