海外旅行でeSIMを使ってみたいけど、海外ローミングやWi-Fiとの違いや使い方がよくわからないし、どれが良いのか迷っていませんか?
海外旅行で使えるeSIMは、対象端末であればいまお使いのiPhoneやAndroid端末でそのまま使えて便利なんです。
- 購入から開通までスマホ1つで完結
- SIMカードが届くのを待つ必要がない
- 利用料金が安い
- レンタルWi-Fiは個人または少人数の利用だと高額になることも
- SIMカードの入れ替えが不要
- 紛失や破損の心配がない
- 旅行中の荷物が減らせる
- レンタルWi-Fiは本体のほか充電器の持ち運びが必要なことも
- 出国前や帰国時の手間がない
- レンタルや返却の手続きが不要
本記事では、数ある海外eSIMの中から13社をピックアップし、さらにおすすめの5社について詳しくご紹介します。
ほかにもeSIMのメリット・デメリットや使い方、注意点など、初めてeSIMの利用を検討している方が気になる情報がすべてわかります。
「eSIMは難しそうだから」と利用をためらっていた方も、ぜひ参考に安心して使ってみてくださいね☆

今回ご紹介するすべてのeSIMで、海外利用時も日本語のサポートが受けられるので、万が一の時も安心ですよ☆
\世界200以上の国に対応◎おすすめ一位をチェック!/

【LINEMO】

今なら最大16,000円分のPayPayポイントもらえる!
海外旅行で使える通信手段は3つある
項目 | 海外ローミング | 海外用SIM&eSIM | 海外Wi-Fi |
---|---|---|---|
使い方 | 日本のスマホをそのまま | 海外用のSIMをスマホに入れる | Wi-Fiルーターをレンタルし、スマホと繋ぐ |
料金/1日 | 無料~2,980円 | 約240円~2,680円 | 700円~1,000円 |
通信品質 | SIMには劣るが充分速い | 現地の回線のため速い | 遅いものもあり少々不安定 |
メリット | スマホがそのまま使用できるため、事前準備不要で設定も簡単 | 料金が抑えられ、通信速度が速く、デュアルSIMで使いやすい | 複数人でシェアすれば料金が抑えられる |
デメリット | 長期的に利用すると高額になる可能性 | SIMフリー端末が必要で、準備や設定に手間を感じることも | 充電が必要で荷物になる。シェアしないと割 |
海外旅行で使える通信手段は3つあり、それぞれにメリットやデメリットがあります。
コストや通信品質もさまざまのため、ニーズに合った方法を選択しましょう。
①日本で使ってるスマホそのままで海外ローミング

海外ローミングとは、日本の通信事業者をそのまま海外でも利用する方法です。
日本の通信事業者が、海外の国や地域でサービスを提供している通信事業者の回線を利用して、データ通信や音声通話、SMSをおこなう仕組みです。
普段日本で使用しているスマホがそのまま海外でも使用できるため、事前準備が不要で設定も簡単なので安心して利用できます。
ただし、通信事業者によっては料金がやや高くなってしまう場合があるのが難点です。
そのため、海外ローミングを利用するのであれば、追加料金なしのahamoや楽天モバイルがおすすめです。
ahamoの海外利用は毎月30GBまでで対象国は91ヵ国、楽天モバイルの海外利用は毎月2GBまでで90の国と地域で使えます。
②海外用SIMまたはeSIMを契約する

海外用SIMやeSIMは、海外専用のSIMカードまたはeSIMを購入する方法です。
海外ローミングと比較するとコストを抑えられることや、現地の回線を使用するため通信速度が安定していて速いのが特徴です。
海外旅行でeSIMを利用する場合、たとえばヨーロッパで比較すると、他の通信方法より圧倒的にお得なことがわかります。
【ヨーロッパ7日間無制限で比較すると】
eSIM:約4,000円
海外ローミング:約5,000円~7,000円
Wi-Fiレンタル:約15,000円~20,000円
ただし、SIMフリー端末が必要なことや、設定に少々手間がかかるという難点もあります。
1日あたりの料金は海外ローミングや少人数で海外Wi-Fiをレンタルするよりも安いため、1~2人程度の旅行や、グループでも別行動をする可能性がある旅行で使いやすいでしょう。
③海外Wi-Fiをレンタルする

海外Wi-Fiとは、海外でデータ通信を利用するためのポケットWi-Fiをレンタルする方法です。
ポケットWi-Fiは、1台レンタルすればシェアして使えるため、複数人のグループ海外旅行であればeSIMよりもコストが抑えられます。
ただし、少人数での利用では料金が高くなってしまうことや、通信速度が不安定なこと、Wi-Fiの充電が必要で荷物になるというデメリットもあります。
また、グループでシェアする場合、全員通信できる状態にするには常に一緒に行動する必要があるため、個別行動を希望するのであれば別の通信手段を検討しましょう。
今の海外旅行の主流は海外eSIM+ローミング

現代の海外旅行での通信手段は、海外eSIMと海外ローミングが主流です。
SIMカードとは異なり、購入してから手元に届くのを待つ必要がなく、差し替えも不要です。
また、海外eSIMは専用のQRコードを読み取ってスマホにインストールと設定をおこなえば使えるため、購入後1時間程度で開通できる手軽さも魅力です。
なお、海外eSIMも海外ローミングも、日本で使っているSIMを入れたまま使えるため、SIMカードを紛失や破損するリスクが低く、緊急時に海外で音声通話が受信できるのも安心ポイントです。
実際に海外eSIMを利用した方の口コミをご紹介します。

海外eSIMの不足分を海外ローミングで補填したり、逆パターンでの使い方もできるので、併用すると過不足なく使いやすいですよね☆
楽天モバイルやahamoなら海外に着いてもそのまま使える
海外eSIMの設定が手間に感じる方は、楽天モバイルやahamoの海外ローミングなら日本で使っているスマホをそのまま利用できて便利です。
ahamoの海外ローミング

ahamoは毎月30GBまで(大盛りオプション加入時も同様)追加料金なしで海外でもそのまま使えます。
ただし、ahamoの海外利用は最大15日間と決まっており、海外で利用を始めてから15日が経過すると速度制限がかかり、128kbpsに下がってしまいます。
この速度制限は、データ容量を追加購入しても解除されないため、ahamoを海外で利用するのであれば、15日以内の短期間もしくは不足日数分を海外eSIMで補うのがおすすめです。
日数超過による速度制限がかかるとほぼ何もできなくなってしまいますが、海外でもそのまま30GBが追加料金なしで使えるのは高評価されており、海外ローミングのためにahamoを契約したという声もありました。
30GBあれば、長時間の動画視聴や動画配信などしない限り、足りなくなることは考えにくいですが、万が一使い切ってしまっても1GB550円(税込)で購入可能です。
つまり、ahamoの海外ローミングは、15日以内の旅行でデータ容量をたっぷり使いたい方におすすめです。
\ iPhone16が乗り換えで44,000円引き!/
楽天モバイルの海外ローミング

楽天モバイル毎月2GBまで追加料金なしで海外でもそのまま使えます。
楽天モバイルは従量課金制で、月額1,078円(税込)から海外ローミングを利用できるため、とにかくコスパに優れています。
ただし、2GBを超過すると速度制限がかかり128kbpsまで下がり、解除には1GB:500円(不課税)で追加データの購入が必要です。
しかし、楽天モバイルの海外利用には日数の制限がなく、月をまたぐ渡航であれば4GBまで使えるため、ライトユーザーであれば足りなくなることはあまりないでしょう。
口コミ調査によるとホテルや空港にはWi-Fiがあることが多いため、そちらの活用すれば2GBで十分だったという声がありました。
また、Rakuten Linkアプリを使えば日本への通話も無料なので、こまめに連絡は取りたいけど通話料が心配という方も安心です。
つまり、楽天モバイルの海外ローミングは、データ容量をあまり使わないライトユーザーもしくは15日以上の長期旅行をする方、通話もしたい方におすすめです。
使わなければ勝手に安くなる!お得なワンプラン♪
失敗しない海外旅行用eSIM・SIMカードの選び方

海外旅行用のSIMカードやeSIMを選ぶ際は、以下の基準を参考に判断しましょう。

渡航先や日数、スマホの使用用途に合った海外SIMを選択することで、過不足なくお得に使えますよ☆
初心者は日本で購入・開通できるものを選ぶ
海外SIMは海外旅行先での現地調達も可能ですが、出国前に日本でオンラインで購入と開通できるものを選択しましょう。
現地調達の方が安い場合が多いものの、販売店を探す手間や、現地スタッフと外国語でやり取りする必要があるため、海外旅行に慣れていない方にはハードルが高い可能性があります。
なお、日本では、家電量販店などの店舗や、オンラインで購入できます。
オンラインでの購入が一番手軽ですが、SIMカードのように自宅への配送や、現地の空港での受け取りが必要なものよりも、スマホ上で完結するeSIMが便利です。
eSIMは、SIMカードの受け取りや差し替えが不要なほか、スマホ一つで簡単に開通できるので、スピーディかつ利便性に優れており、使いやすいのが魅力です。
スマホがeSIM対応か確認する
eSIMは1台のスマホに複数追加できるのが特徴ですが、スマホが非対応の場合はeSIMを利用できません。
最近はeSIM対応の端末が増えているとはいえ、非対応の端末もあります。
なお、アメリカで販売されているiPhone14以降のモデルはeSIMのみ対応でSIMカードの挿入口がないなど、物理SIMが使えない端末も出てきています。
通信事業者的には、eSIMは在庫を抱える心配がなく参入しやすいため、今後は日本でもeSIMが主流になる可能性もあるでしょう。
そのため、今のうちからeSIM対応の端末を使用して慣れておくのもおすすめです。
渡航先に対応しているか確認する
渡航する国や地域に対応したSIMカードやeSIMを選ぶのは当然ですが、複数国をめぐる予定であれば、すべての国に対応したSIMを選ぶ必要があります。
SIMによって、特定の国や地域限定のものや、アジア全体・ヨーロッパ全体というように広域で使えるもの、ほぼ全世界で使えるものなどさまざまな種類があります。
そのため、購入するSIMが渡航予定の国すべてに対応しているかを事前に確認しておきましょう。
使用日数と用途に合わせた容量を選ぶ
海外旅行用に購入する海外SIMは、有効期限と使えるデータ容量が決まっているものがほとんどです。
設定されている有効期限とデータ容量はさまざまですが、日数や渡航先でのスマホの使用用途に合わせて使用する海外SIMを探しましょう。
海外SIMは1日単位で購入できるものから、1週間程度の短期間のもの、1ヶ月程度の長期間のものがあり、データ容量も小容量から無制限など幅広い組み合わせから選択できます。
海外旅行であれば、有効期限は1週間程度のもので、データ容量は1日1GBくらいを選ぶのがおすすめです。
1日1GBあれば、SNSやWebサイトの閲覧、地図の確認など十分に利用できるため、土地勘のない海外でも安心でしょう。
通話・SMSが必要なら音声対応プランを選ぶ
海外SIMは、データ通信のみと音声通話付きで選択できますが、データ通信のみでもLINEの音声通話は利用できるので、基本的にはデータ通信のみで問題ありません。
ただし、OS標準アプリで日本にいる人と通話する頻度が多いのであれば、音声通話付きの海外SIMを選択しましょう。
海外旅行eSIM13社を比較!人気のおすすめ5選を解説
サービス名 | 料金 | データ容量 | 有効期間 | 対応国 | サポート |
---|---|---|---|---|---|
airalo![]() | 約700円~ | 1GB~無制限 | 7~365日 | 約200ヵ国 | チャット・専用フォーム:24時間対応(英語からの翻訳) |
Holafly![]() | 約990円~ | 無制限 | 1日~90日 | 約200ヵ国 | チャット・LINE:24時間対応(英語からの翻訳) |
World eIM![]() | 約980円~ | 1GB~無制限 | 3日~30日 | 約180ヵ国 | 専用フォーム:9時~18時対応 |
Ubigi![]() | 約700円~ | 500MB~無制限 | 1日~12ヶ月 | 約200ヵ国 | サイト内専用フォーム:9時~17時対応(平日のみ) |
Saily![]() | 約430円~ | 1GB~無制限 | 7日~30日 | 約200ヵ国 | チャット:24時間対応 |
trifa![]() | 約590円~ | 1GB~無制限 | 3日~60日 | 約200ヵ国 | チャット:24時間対応 |
VOYAGEESIM![]() | 約550円~ | 1GB~無制限 | 1日~365日 | 約180ヵ国 | 専用フォーム:9時~19時対応 |
SkySiM![]() | 約240円~ | 500MB~無制限 | 1日~30日 | 約100ヵ国 | メール:10時~19時対応(年中無休) チャット:24時間対応(AIチャットボット) |
Glocal eSIM![]() | 約1,680円~ | 1GB~無制限 | 3日~30日 | 約110ヵ国 | メール:9時~17時対応(平日のみ) |
TRAVeSIM![]() | 約500円~ | 1GB~100GB | 7日~365日 | 約168ヵ国 | 電話:24時間対応 LINE:12時半~20時半対応 |
旅ともモバイル![]() | 約300円~ | 500MB~無制限 | 1日~30日 | 約150ヵ国 | サイト内の専用フォーム:順次対応 |
eSIM square![]() | 約770円~ | 1GB~無制限 | 2日~31日 | 約200ヵ国 | 専用フォーム:24時間対応(年中無休) |
eSIM Mart![]() | 約590円~ | 1GB~無制限 | 3日~30日 | 約200ヵ国 | 専用フォーム:9時~18時対応 |
airalo|アプリ完結&最安級で初めてのeSIMに最適

項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | airalo |
料金 | 約700円~ |
SIMの種類 | データ通信専用 |
対応国 | 約200ヵ国 |
サポート | チャット・専用フォームから24時間対応(英語からの翻訳) |
特徴 | すべての商品で各国の大手キャリアの回線を使用 |
airaloは世界200以上の国に対応しており、専用アプリでeSIMの購入やインストールが可能です。
アプリで購入すれば面倒な設定は不要ですぐに使えるため、QRコードよりも簡単ということもあり、その手軽さと安さから多くの海外旅行者から支持されています。
また、どのeSIMも各国の大手キャリアの回線を使用しているため、通信品質が良く、安定したネット回線を重視する方にもおすすめです。
Holafly|無制限プランが格安でたっぷりデータを使いたい人に最適

項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | Holafly |
料金 | 約990円~ |
SIMの種類 | データ通信専用 |
対応国 | 約200ヵ国 |
サポート | チャットとLINEで24時間対応(英語からの翻訳) |
特徴 | 無制限プランが豊富 |
Holaflyは世界200ヵ国で利用できるスペイン発のeSIMで、世界で累計100万人以上に利用されている実績があります。
無制限プランを豊富に取り扱っており、1日単位での購入も可能なので、スマホの使用用途に合わせて無駄なく購入できます。
なお、eSIMによっては無制限プランを利用できる国が限られていることも多いですが、Holaflyは120以上の国と地域で利用可能です。
料金も安く、手軽に無制限プランが利用できるため、海外旅行でもデータ容量を気にせずにeSIMを使いたいという方も安心です。
World eSIM|アプリからの設定で初心者も簡単かつ安心

項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | World eSIM |
料金 | 約980円~ |
SIMの種類 | データ通信専用 |
対応国 | 約180ヵ国 |
サポート | 専用フォームから9時~18時対応 |
特徴 | グローバルWi-Fiと同じ会社が運営 |
World eSIMは、累計利用者数2,200万人以上の「グローバルWi-Fi」を提供する株式会社ビジョンが運営しています。
そのため、海外通信着事業に関する知識や実績が豊富で、安心感があります。
eSIMの設定や残量管理はアプリから可能で、かんたんアプリ設定を使えばQRコードのスキャンが必要なく、初めて使う方にもおすすめです。
また、24時間オンラインでデータ容量の追加購入が可能なので、臨機応変に対応しやすいのも魅力です。
Ubigi|月額や年額の長期滞在向けプランがおすすめ

項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | Ubigi |
料金 | 約700円~ |
SIMの種類 | データ通信専用 |
対応国 | 約200ヵ国 |
サポート | サイト内専用フォームで9時~17時対応(平日のみ) |
特徴 | Wi-Fiなしで購入できる |
Ubigiは、フランスの通信事業者が提供しているeSIMで、NTTグループの関連企業ということもあり、日本語でのサポートが受けられます。
事前にアプリをダウンロードしておけばオフライン環境下でもeSIMの購入ができるため、フリーWi-Fiを探す必要がありません。
また、月額や年額のプランが豊富のため、長期滞在の海外ユーザーにおすすめです。
ただし、eSIMを購入した瞬間から有効期限のカウントが始まってしまうため、長距離の移動がある場合、日本での事前インストールに注意が必要です。
Trifa|あんしんキャンセル保証で急な予定変更も安心

項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | Trifa |
料金 | 約590円~ |
SIMの種類 | データ通信専用 |
対応国 | 約200ヵ国 |
サポート | チャットで24時間対応 |
特徴 | キャンセル時の全額返金保証がある |
Trifaは日本の通信事業者が提供しているeSIMで、24時間日本語でのサポートが受けられます。
なお、アプリでeSIMの購入やデータ容量の管理が簡単かつ設定もわかりやすいため、eSIMにまだ慣れていない方でも使いやすいです。
また、Trifaでは「あんしんキャンセル保証」に加入すれば、キャンセル時にプラン料金が全額返金されます。
- プラン料金が2,500円未満の場合:500円
- プラン料金が2,500円以上の場合:プラン料金の20%
仕事や家庭の事情などで急な予定変更の可能性がある方でも、あんしんキャンセル保証に加入しておけば安心です。
海外eSIM利用時の注意点・デメリットは?購入前に必ずチェック

海外eSIMは非常に便利ですが、いくつか注意点もあります。

事前に知っておけば対策できるので、購入を検討している方は必ずチェックしましょう。
スマホがeSIM非対応だと使えない
eSIMは対応機種以外では使えません。
最近の端末であればほぼ使えますが、2018年以前に発売された端末は対応していない可能性が高いです。
なお、端末情報を確認して「EID」という32桁の識別番号があればeSIMに対応しています。
- iPhoneの場合
- 設定アプリを開く
- 一般から情報をタップ
- EIDの表示があるかを確認
- Androidの場合
- 設定アプリを開く
- 端末情報をタップ
- EIDの表示があるかを確認
有効期限や容量切れで使えなくなる可能性
日本で購入できるeSIMは、有効期限と使えるデータ容量が決まっている「プリペイド式」がほとんどです。
そのため、購入したeSIMの有効期限が切れたり、データ容量が超過したりすると、データ通信が使えなくなってしまう可能性があります。
eSIMによってはデータ容量の追加購入ができることもありますが、旅行の残りの日数次第では小容量のeSIMを購入するなど、必要に応じた追加購入がおすすめです。
音声通話つきでも電話番号はすぐに反映されないことも
音声通話付きのeSIMを購入した場合、日本国内でeSIM設定を有効化すると、SIM欄に「電話番号なし」と表示されることがあります。
これは、海外SIMを国内で開通した場合に起きる現象で、現地で通信を受信した際に自動的に番号が付与されるので心配ありません。
通信エリアによっては接続が不安定な場合も
eSIMは、地下や建物の奥まった場所、田舎など、通信エリアによっては電波が届きにくくなることがあります。
海外では現地キャリアの電波の強さが日本とは異なるため、日本でサクサク繋がる回線を利用していると多少不便を感じる場合もあるでしょう。
eSIM再発行・キャンセル不可なことも
eSIMを誤って削除してしまうと、使えなくなってしまうことがあります。
インストール時に読み取ったQRコードは1回限り有効なことが多く、誤って削除してしまうと、未使用だとしても買いなおしが必要です。
逆に、海外eSIMは購入するとすぐに発行されるため、申し込み後のキャンセルができません。
条件付きで返品可能なeSIMもありますが、削除や購入ミスに気を付けて操作しましょう。
海外SIMやeSIMの設定方法と使い方(iPhone・Android)

海外SIMの設定方法は、iPhoneとAndroidともにQRコードやeSIMの専用アプリから簡単です。
出発前の準備から現地到着後のeSIMの切替方法まで解説します。

eSIMを利用するにあたって事前に知っておきたいチェックリストもまとめてあるので、ぜひ参考にしてください。
eSIMの設定方法|QRコードでプロファイルをインストールするだけ
eSIMのインストールは、基本的にインターネット環境が必要です。
そのため、現地でフリーWi-Fiを利用するか、出発前に済ませておきましょう。
- iPhone
- eSIMを購入
- 設定アプリを開き「モバイル通信」→「eSIMを追加」の順にタップ
- 「QRコードを使用」を選択しスキャンする
- スキャン完了後に「eSIMをアクティベート」→「続ける」を選択
- 設定アプリを開き「モバイル通信」タップ
- 「SIM」の欄にある「副回線」をタップし「この回線をオンにする」からチェックを外す
※到着前からカウントが始まってしまうため、現地につくまでオフに設定しておく
- Android
- 設定アプリを開き「ネットワークとインターネット」→「SIM」の順にタップ
- 「eSIMをダウンロードしますか?」→「次へ」の順にタップ
- QRコードをスキャンし「ダウンロード」をタップ
- 右下の「設定」をタップし「SIMを使用」のチェックを外す
※到着前からカウントが始まってしまうため、現地につくまでオフに設定しておく

QRコードからインストールする場合は、印刷するか別端末に表示させる必要があります。難しい場合は専用アプリに対応しているeSIMをインストールしましょう。
設定はいつ行う?開通タイミングとアクティベートの注意点
多くのeSIMは現地のネットワークに接続した瞬間から有効期限の開始されますが、一部のeSIMはインストール直後に開始されます。
そのため、インストール直後からカウントが始まるeSIMは出発直前の設定がおすすめです。
基本的には、旅行前日〜出発直前にインストールまで済ませて回線をオフにしておき、現地でオンにするのがおすすめです。
現地で通信を始める手順|メインSIMとの切り替え方法
iPhoneとAndroidどちらも、モバイルデータの優先回線を海外eSIMに切り替えるだけなので簡単です。
- iPhoneの場合
- 設定アプリを開き「モバイル通信」をタップ
- 「SIM」の欄から日本で使用している回線をタップ
- 「この回線をオンにする」からチェックを外す
- 海外用eSIMをタップ
- 「この回線をオンにする」にチェックを入れる
- Androidの場合
- 設定アプリを開き「ネットワークとインターネット」→「SIM」の順にタップ
- 日本で使用している回線をタップ
- 「SIMを使用」からチェックを外す
- 海外用eSIMをタップ
- 「SIMを使用」にチェックを入れる

普段日本で使っている回線のデータローミングを有効にしていると国際通信料がかかってしまうため、忘れずにオフにしておきましょう。
SIMカードの場合の設定方法|入れ替え+APN設定が必要
SIMカードの場合は、日本で使っているSIMカードとの入れ替えとAPN設定が必要です。
- 専用のピンを使ってスマホ側面にあるトレイを引き出し、SIMカードを入れ替える
- ピンはスマホ購入時に付属しているが、もしなければペーパークリップなど細くて硬いもので代用可
- 元から入っていたSIMカードは帰国後にまた使うため、必ず保管する
- iPhoneの場合はプロファイルのダウンロード、Androidの場合はAPN設定をおこなう
- Androidの場合は接続先の情報の入力が必要な場合も
- ほとんどの場合SIMカードに説明書がついているため参考にするのがおすすめ

飛行機の機内は揺れるので作業が難しく、SIMカードを紛失してしまうリスクがあるため、SIMカードの入れ替えやプロファイルのダウンロードは日本で飛行機に乗る前がおすすめです。
☑️設定に失敗しないための事前チェックリスト
eSIMをスムーズに設定するために、以下のチェックリストを事前確認しておきましょう!
- eSIM対応スマホか確認済み?
- 2018年以前に発売の端末は対応していない可能性
- 端末情報に「EID」という32桁の識別番号があればeSIM対応
- Wi-Fi環境で設定する準備OK?
- eSIMのインストールはネット環境が必要
- ネット環境がない場合は専用アプリからオフラインで購入ができるeSIMを選択
- 有効期限・利用開始日のルールを確認済み?
- 一部のeSIMはインストール直後から有効期限のカウントが始まることも
- ほとんどのeSIMはQRコードの再ダウンロード不可
- 旅行中も設定画面にすぐアクセスできる?
- インストールしたeSIMの接続は設定アプリからおこなう
- OSのアップデートを最新の状態にしておくと安心

事前に設定環境の準備をして情報を頭に入れておくと、スムーズに設定ができますよ☆
海外旅行のSIM・eSIMに関するよくある疑問と答え
- 海外旅行ではeSIMとSIMカードどちらがおすすめ?
-
海外旅行の際は、SIMカードの入れ替えの手間や、破損・紛失のリスクがないため、eSIMがおすすめです。
また、eSIMはオンラインですべて完結するほか、必要に応じて複数のeSIMのインストールも可能です。
海外旅行において利便性の高さはeSIMの方が優れているといえるでしょう。
- 海外旅行時にeSIMでテザリングできる?
-
eSIMでもテザリングは可能です。
ただし、テザリングはデバイスのバッテリーを大幅に消費します。
そのため、テザリングを利用しすぎると出先でバッテリー切れになってしまうこともあるので、注意が必要です。
- auは海外旅行で使えるeSIMに対応している?
-
auは海外旅行用eSIMに対応しており、世界160以上の国と地域で利用できます。
主要国だけでなく、マイナーな国や地域でも使えるので、海外でも安心です。
- 海外旅行ではeSIMとWi-Fiどっちがいい
-
レンタルWi-Fiはシェアすればコストは抑えられますが、端末から離れるとネットが使えなくなります。
そのため、別行動する予定がある方にはeSIMがおすすめです。
また、eSIMはスマホ1つで完結するため、Wi-Fiのレンタルや返却の手間も不要です。
eSIMはWi-Fiと比較すると、出発前や帰国後に時間がない方にも使いやすいでしょう。
海外eSIM+ローミングを使えば旅行の通信ストレスなし◎

本記事では、海外旅行におすすめのeSIMについて紹介しました。
- 購入から開通までスマホ1つで完結
- SIMカードが届くのを待つ必要がない
- 利用料金が安い
- レンタルWi-Fiは個人または少人数の利用だと高額になることも
- SIMカードの入れ替えが不要
- 紛失や破損の心配がない
- 旅行中の荷物が減らせる
- レンタルWi-Fiは本体のほか充電器の持ち運びが必要なことも
- 出国前や帰国時の手間がない
- レンタルや返却の手続きが不要
海外旅行での通信手段はeSIMがおすすめです。
利用料金も安く、データ容量などプランも豊富なので、自分のニーズに合ったものを選択できます。
eSIMも手軽にデータ容量の過不足なく購入しやすいですが、ahamoや楽天モバイルの海外ローミングは、日本で使っているスマホがそのまま利用できるので便利です。
なお、eSIMと海外ローミングを併用する使い方もおすすめです。eSIMは難しそうでなかなか手が出せなかった方も、ぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

キャリアの海外ローミングが気になる方は、キャンペーンを参考に乗り換えもおすすめです!
ahamoのキャンペーンでは2万ポイントプレゼント、楽天モバイルのキャンペーンでは14,000ポイントプレゼントなど盛りだくさんですよ☆
ahamo(アハモ)

料金 | 通話 | ||
月30GB 2,970円 月110GB 4,950円 | 5分かけ放題無料 通話かけ放題 +1,100円 | ||
平均速度 | 事務手数料 | ||
平均ダウンロード速度: 108.02Mbps ※みんそく2月確認 | オンライン申し込みで無料 ドコモショップで有料サポートも可 | ||
iPhone対応 | テザリング | 5G | 海外利用 |
◯ | ◯ | ◯ | 手続きなしで 30GBまで無料 |
支払い | データ繰越 | 速度制限時 | eSIM |
クレカ、デビット 口座振替 | × | 1Mbps | ◯ |
ahamoに乗り換えたら最大10,000円分のポイントもらえる!
コメント