この記事では、ビットフライヤーの「かんたん積立」の特徴やメリット、具体的な始め方を初心者向けに徹底解説します。
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ビットフライヤーの「かんたん積立」とは？
かんたん積立の基本
- 仮想通貨を自動で定期購入できるサービス
- 好きな通貨を選んで、頻度と金額を設定するだけ
- 設定後は自動で積立が実行される
- 1円から始められる手軽さが魅力
- ドルコスト平均法で価格変動リスクを抑制
ビットフライヤーの「かんたん積立」は、仮想通貨取引所bitFlyer（ビットフライヤー）が提供する自動積立購入サービスです。スマートフォンアプリ「bitFlyerウォレット」上で設定すれば、あとは指定した頻度と金額で自動的に仮想通貨を買い付けてくれます。
このサービスの最大の特徴は「購入のタイミングに悩む必要がない」点です。仮想通貨投資で最も難しいのは「いつ買うべきか」という判断ですが、かんたん積立なら定期的に自動購入するので、その悩みから解放されます。
さらに、一定間隔で少しずつ買うことで、ドルコスト平均法の効果により価格変動リスクを抑えられます。これは「高い時も安い時も平均して買う」という方法で、長期投資において非常に有効な戦略です。
ビットフライヤーかんたん積立の設定方法
積立設定の流れ
STEP1：ビットフライヤーで口座開設 – 本人確認書類が必要です – スマホで数分で完了可能
STEP2：口座に日本円を入金 – 銀行振込が手数料が安くておすすめ – コンビニ入金は手数料330円がかかります
STEP3：アプリで「かんたん積立」を設定 – 積立したい通貨を選択 – 積立頻度と金額を設定
STEP4：設定内容を確認して完了 – 翌日から自動積立開始 – 解約はいつでも可能
1. ビットフライヤーで口座開設をする
まずはビットフライヤーの口座（アカウント）を持っていない方は、公式サイトやスマホアプリから新規登録を行いましょう。メールアドレスやパスワードを登録し、本人確認（KYC）手続きを完了させることで口座開設ができます。
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2. ビットフライヤー口座に日本円を入金する
積立設定を行う前に、購入原資となる日本円をbitFlyerの口座に入金しておきましょう。「かんたん積立」ではビットフライヤー口座の日本円残高から自動で買付が行われるため、事前に残高がないと積立が実行されません。アプリの場合はホーム画面のメニューから「入出金」を選び、銀行振込やコンビニ入金等で任意の金額を入金します。
銀行振込なら基本的に振込手数料のみで入金でき、平日昼間であれば数分〜当日中に反映されます。住信SBIネット銀行などを使えば振込手数料が無料になる場合もありおすすめです（コンビニ入金は手軽ですが手数料330円がかかります）。
ポイント
積立設定日ごとに所定の金額が口座残高から差し引かれるため、積立予定日の前日までに十分な日本円残高を用意しておくことが重要です。不足しているとその回の積立はスキップされます（自動的に設定が解除されることはなく、次回以降はまた残高があれば積立が継続します）。
3. アプリで「かんたん積立」を開き、設定を開始する
bitFlyerのスマホアプリを開き、ログイン後、画面下部のメニュー（「三」ボタン）から**「かんたん積立」**の項目を選択します。すると「積立を設定する」というボタンが表示されますのでタップしましょう。ここから積立設定の画面に進みます。
まず最初に、「未設定の通貨」一覧から積立したい暗号資産の銘柄を選択します。ビットコインやイーサリアム、リップルなど主要コインを含む利用可能な通貨がリスト表示されているので、その中から自分が積立したいコインをタップしましょう。ビットフライヤーでは前述の通り取り扱い全銘柄が対象なので、2025年現在で20種類以上の中から選べます。「これから長期的に値上がりしそうなコインを選びたい」「とりあえず安定性の高いビットコインにしたい」など、自分の方針に合わせて銘柄を決めてください。
4. 積立頻度と積立金額を設定する
通貨を選択すると、続いて積立の頻度を選ぶ画面になります。「毎日1回」「毎週1回」「毎月2回（1日と15日）」「毎月1回」の中から希望の積立頻度をタップして選択しましょう。例えば「毎日1回」を選べば、毎日指定時間に自動購入、「毎週1回」であれば好きな曜日を指定して週1回購入…という形になります。頻度を選んだら画面下の「積立金額の設定に進む」をタップします。
次に1回あたりの積立金額を入力します。金額入力画面では、あらかじめ「+100円」「+500円」「+1,000円」…といったボタンが用意されており、タップするだけで手軽に金額を設定可能です。
設定内容の確認画面が表示されたら、頻度と金額に間違いがないかチェックして確定しましょう。「内容を確定する」を押せば積立設定は完了です。これで初回の積立日は自動的にスケジュールされ、翌日以降、設定した頻度でbitFlyer口座残高からの積立購入がスタートします。
5. 積立設定の解除・変更方法
実際に積立を始めてみたものの、「やっぱり頻度を変更したい」「一旦積立を止めたい」という場合もあるでしょう。その際の解除・変更方法も簡単です。
**積立の解除（停止）**はいつでも可能で、手数料等もかかりません。アプリの「かんたん積立」画面にて、現在積立設定中の通貨を選択し、「設定解除」をタップすればその通貨での積立が停止されます。解除後はその通貨の積立は行われなくなりますが、既に購入済みの暗号資産は口座にそのまま残ります（売却はされません）。再開したくなった場合は再度新たに設定を行えばOKです。
積立内容の変更（頻度や金額の変更）をしたい場合は、直接編集する機能がないため一度設定を解除してから、改めて希望の内容で積立設定をやり直す形になります。例えば毎週1回→毎日1回に変えたい時は、一旦現在の設定を解除し、再度頻度「毎日1回」で積立設定を作成してください。少し手間にはなりますが、何度でも自由に設定し直し可能なので、自身の状況に応じて柔軟に積立プランを調整できます。
以上が「かんたん積立」の基本的な始め方と設定方法です。アプリ操作に不慣れな方でも、画面の案内に沿って進めれば最短5分程度で設定完了できるでしょう。初回設定さえ済ませてしまえば、あとは自動で積立購入が進みますのでとても簡単です。
「かんたん積立」の特徴とメリット
主なメリット
1円という超少額から積立可能
積立頻度は4種類から選択可能
購入タイミングを自動化（ドルコスト平均法）
最短翌日から積立開始可能
積立サービス利用料は無料
対応通貨が豊富（20種類以上）
大手取引所ならではの安心感
1円という少額から積立可能
最低積立金額はわずか1円と非常にハードルが低く、少額からコツコツ暗号資産を購入できます。1円単位で金額設定でき、最大で1回あたり100万円まで積立設定が可能です。手元に余った数百円からでも始められるので、初心者でも無理のない範囲で投資ができます。
積立頻度は4種類から選択できる
積立の頻度は「毎日1回」「毎週1回」「毎月2回（毎月1日と15日）」「毎月1回」から自由に選べます。例えば毎週月曜に買う、毎月15日に買う、といった設定が可能です（※毎月1回の場合は好きな日付を1〜28日の範囲で指定できます）。自分の投資計画や給料日のサイクルなどに合わせて柔軟に積立頻度を調整できるのが便利です。
購入タイミングを自動化できる（ドルコスト平均法）
一度設定すれば自動で仮想通貨を定期購入してくれるため、日々の値動きを追って「今買うべきか？」と悩む必要がありません。毎回決まった日に決まった金額を買い付けることで、価格が高い時も安い時も平均化して取得できるドルコスト平均法の効果を得られます。これにより、一度にまとめて購入する場合に比べて価格変動リスクを軽減できるメリットがあります。
最短翌日から積立開始、すぐ始められる
積立の設定はわずか数分で完了し、設定した翌日から早速積立を開始できます。例えば月初に設定すれば、翌日には初回の買付が行われるため、機会損失を減らしてすぐに積立投資を始められます。思い立ったらすぐ行動に移せる手軽さも魅力です。
手数料無料で使える
かんたん積立の利用自体に手数料はかかりません（※後述のとおり、購入レートにスプレッドが含まれる点には注意）。サービス利用料ゼロで自動積立を続けられるため、長期的な積立でもコスト負担が少なく済みます。
対応通貨が豊富
ビットフライヤーで取り扱う全ての暗号資産が積立対象になっています。ビットコインやイーサリアム、リップル等の主要銘柄はもちろん、bitFlyer上で購入可能な20種類以上（※2025年時点）の仮想通貨すべてで積立設定できます。将来性に期待する好きなコインを選んで積み立てられる柔軟性があります。
大手取引所ならではの安心感
ビットフライヤーは国内有数の大手取引所であり、利用者数も多く信頼性が高い点もメリットです。大手ならではのセキュリティ体制の下で積立投資ができるので、初心者でも安心して利用できます。
手数料やコストはどれくらい？
コスト一覧
- 積立サービス利用料：完全無料
- 購入時のスプレッド：実質的な手数料（銘柄により異なる）
入金手数料：銀行振込は振込手数料のみ、コンビニ入金は330円
出金手数料：3万円未満は220円、3万円以上は770円
初心者の方が気になるのが、積立にかかる手数料やコストでしょう。「かんたん積立」はサービス利用料自体は無料ですが、**実質的なコストとしてスプレッド（売買差額）**が発生する点に注意が必要です。
積立サービス利用料
先述のとおり、bitFlyerの「かんたん積立」を利用するための手数料は発生しません。口座開設料や月額料金も一切なく、完全無料でサービスを使えます。これはユーザーにとって嬉しいポイントです。
購入時のスプレッド（実質的な手数料）
ビットフライヤーの積立購入は、同社の販売所での買い付けという形になります。そのため、購入レートにはスプレッドと呼ばれる隠れた手数料分が含まれていることになります。スプレッドとは、販売所における売値と買値の差のことで、実質的に取引所の利益（手数料）に相当するものです。
例えばある時点で市場価格が1ビットコイン＝300万円だとしても、販売所で購入する際はそれより高いレート（例えば303万円）で買わされ、売却時は低いレート（例えば297万円）でしか売れない、という風に差額が生じます。この差額部分がユーザーの負担するコストになります。
bitFlyerの場合、積立時はその時刻の販売所レートを参照して自動購入が行われます。したがって都度の購入ごとにスプレッド分のコストが含まれていることを理解しておきましょう。「手数料0円だから完全にお得！」と油断すると、スプレッドが意外と大きな額になる可能性もあります。特にアルトコイン（ビットコイン以外のコイン）の場合、流動性が低いとスプレッドが広め（割高）になる傾向があるため注意が必要です。
※参考までに、ビットフライヤーは国内有数の取引高を誇るためビットコインのスプレッドが比較的狭いと言われています。一方、マイナーな銘柄では数％程度の開きが出るケースもあります。長期投資前提であれば多少のスプレッドは許容範囲ですが、短期売買だと不利になるため、積立はあくまで長期保有向きと言えるでしょう。
入出金にかかる手数料
積立用の日本円をbitFlyerに入金したり、将来暗号資産を売却して日本円を出金したりする際には、所定の手数料がかかります。他の取引方法と比較する上でも把握しておきましょう。
日本円の入金手数料は、銀行振込の場合は銀行側の振込手数料のみです（bitFlyer側は無料）ですが、コンビニ入金やクイック入金では330円～の手数料が発生します。
日本円の出金手数料は、出金額が3万円未満なら220円、3万円以上なら税込770円（住信SBIネット銀行あては別途設定）という料金がかかります。頻繁に出金する予定はないかもしれませんが、いざ利益確定して銀行口座に戻す際にコストがかかる点は押さえておきましょう。
その他費用
暗号資産自体の送金をする場合（例えばbitFlyerから他のウォレットにビットコインを引き出す等）は、各通貨ごとに定められた所定の送付手数料（ネットワーク手数料）がかかります。しかし積立サービスの範囲では直接関係しないため、利用時には主にスプレッドと入出金手数料に留意すれば十分です。
以上のように、「かんたん積立」はサービス利用料無料で始められる反面、購入価格に含まれるスプレッドが主なコストになります。これはbitFlyerに限らず販売所方式での購入全般に言えることですが、見えにくい手数料として認識しておきましょう。コストを極力抑えたい上級者であれば、販売所ではなく板取引（取引所）を利用して自分で買う方法もあります。しかし取引所での売買は注文操作や価格変動の監視が必要となり初心者にはハードルが高めです。
その点、「かんたん積立」は多少コストがかかっても手軽さ・自動化のメリットを優先したサービスと言えます。初心者の方は大きな額を一度に積み立てようとせず、小刻みに買い増して平均購入単価を平準化しながら、長期的な値上がりを狙うスタンスで利用すると良いでしょう。
「かんたん積立」はどんな人におすすめ？
こんな人におすすめ
暗号資産投資が初めての初心者- 忙しくて相場を常にチェックできない人
コツコツ長期積立・長期保有したい人
投資のタイミング判断に自信がない人- 貯金感覚で投資したい人
以上を踏まえて、ビットフライヤーの「かんたん積立」が特におすすめできるのは次のようなタイプの人です。
暗号資産投資が初めての初心者
仮想通貨をこれから買ってみたいけれど、タイミングがわからず不安…という初心者に最適です。少額から試せて自動で買ってくれるため、難しいことを考えず投資デビューできます。
忙しくて相場を常にチェックできない人
仕事や学業で日中チャートを見られない方でも、かんたん積立なら設定後は自動で買付が進みます。「ほったらかしOK」なので時間に余裕がない人でも継続しやすいです。
コツコツ長期積立・長期保有したい人
毎月コツコツ積み立てて将来的な値上がりに期待したい人に向いています。ドルコスト平均法でリスク分散しながら、時間を味方につけてじっくり資産形成したい方におすすめです。短期の売買益よりも、**将来の大きなリターンを狙ってHODL（ホールド）**するスタンスの人にマッチします。
投資のタイミング判断に自信がない人
いつ買えばいいか悩んで結局買えない…という人でも、自動積立にすれば強制的に投資を続けられます。感情に左右されず機械的に買うことで、結果的に合理的な平均取得価格に落ち着きやすくなります。**「貯金感覚で投資したい」**という方にも合っているでしょう。
反対に、短期間で売買を繰り返して利益を狙いたいトレーダー志向の人には積立は向いていません。スプレッドコストもあるため売買を頻繁にすると不利です。このサービスはあくまで中長期の資産形成目的に適したものです。また、一度に大金を投じて一発狙いたいという人よりも、「無理なく分散投資したい人」におすすめと言えます。
ビットフライヤーの安全性と信頼性
ビットフライヤーの安全性
金融庁に正式登録された国内最大級の取引所- コールドウォレットで資産を安全に保管
顧客資産と会社資産の分別管理を徹底
日米欧3地域でライセンスを取得した唯一の取引所
創業以来セキュリティ事故ゼロの実績
初めて利用する取引所の場合、その安全性や信頼性も気になります。ビットフライヤーは国内最大級の仮想通貨取引所の一つであり、以下の点で高い安全性と信頼性を備えています。
運営企業と規制面の信頼性
ビットフライヤー（株式会社bitFlyer）は2014年設立の老舗企業で、暗号資産交換業者として金融庁に正式登録された取引所です。日本のみならず米国（BitFlyer USA）や欧州（BitFlyer EUROPE）にも進出し、日米欧3地域すべてでライセンスを取得した世界で唯一の暗号資産取引所でもあります。
創業以来コンプライアンスを重視した運営がなされており、2020年時点でグループ全体のユーザー数が250万人を突破しています。国内におけるビットコイン取引量は5年連続No.1の実績（※）があり、市場での存在感・信頼度は抜群です。
※注：国内No.1についてはbitFlyer社発表による（期間：2016-2020年など）。
強固なセキュリティ対策
ビットフライヤーは「世界最高水準のセキュリティ」を謳っており、ユーザー資産保護のための体制が充実しています。具体的には、マルチシグ（複数署名）対応のウォレットを採用し、万一一つの秘密鍵が流出しても資産移動されない仕組みを導入。
また、顧客資産の管理には**コールドウォレット（オフライン保管）**を徹底し、全資産の約100%をインターネットから切り離して保管しています。これによりハッキングリスクを大幅に低減しています。過去に大規模なハッキング被害も報告されておらず、創業以来セキュリティ事故ゼロを維持しています。加えて、二段階認証や暗号化通信、24時間365日のシステム監視など基本的な対策も網羅されています。
資産の分別管理と信頼性
ビットフライヤーでは顧客資産と会社資産を明確に区分して管理する分別管理を徹底しています。仮に会社側の財務状況に問題が生じても、顧客の預けた仮想通貨や日本円は保全される仕組みです。また、大手三菱UFJ銀行など複数の信頼性の高い金融機関と提携しており、ユーザーが即時入金できる「クイック入金」サービス提供や警察とのサイバー犯罪対策協力実績もあります。こうした取り組みからも、同社の信頼性の高さがうかがえます。
業界トップクラスの実績
前述のようにビットフライヤーは国内最大級の取引高・ユーザー数を誇り、市場からの評価も高い取引所です。経営陣は元ゴールドマンサックス出身者など金融・ITに精通したメンバーで構成され、ベンチャーキャピタルやメガバンク系からの資本出資も受けています。こうした背景もあり、運営基盤の安定性という点でも信頼がおけます。
以上より、ビットフライヤーは**「信頼できる取引所で積立をしたい」という初心者にも安心なサービス基盤**を提供していると言えます。他社では過去にハッキング事件等が起きた例もありますが、ビットフライヤーはセキュリティ・法令遵守の両面で高い水準を維持しています。もちろん預けた資産を完全に無リスクにできるわけではありませんが、国内業界ではトップクラスの安全性でしょう。
「かんたん積立」の注意点やリスク
知っておくべき注意点
価格変動リスクは依然として存在する
暗号資産自体のリスク（価値がゼロになる可能性）
暴落時でも続けられる精神力が必要- 残高不足で積立が止まる可能性
- 自動引き落としに対応していない
便利な「かんたん積立」ですが、利用にあたって知っておくべき注意点やリスクもあります。主な点をまとめます。
価格変動リスクは依然として存在する
ドルコスト平均法による長期積立は短期的な価格変動リスクを和らげる効果がありますが、元本割れのリスクがゼロになるわけではありません。暗号資産の価格はボラティリティ（変動幅）が大きく、長期的に見ても上下に大きく振れる可能性があります。積立途中で価格が大暴落すれば、取得総額より評価額が下回る（元本割れ）ことも十分起こり得ます。「時間分散＝リスク分散」ではありますが、価格下落局面では評価損が出るリスクは常にあることを忘れないでください。
暗号資産自体のリスク
暗号資産そのものが法定通貨ではなく、価格が保証されたものではありません。最悪の場合、投資した暗号資産の価値がゼロ近くにまで下がる可能性も否定できません。また、ハードフォークや規制変更など外的要因で価格が急変動するリスクもあります。長期で保有する間に市場環境が大きく変わる可能性もある点には注意しましょう。
精神的な注意点：暴落時でも続けられるか
積立投資は基本的に継続することが大前提ですが、実際に価格が大きく下落すると不安になって積立を止めたくなることがあります。暴落時こそ安く沢山の枚数を買えるチャンスでもありますが、精神的に動揺してしまうと中断してしまうケースも少なくありません。
自動積立とはいえ、設定を解除するか続けるかの判断は自分次第です。長期的な目標と割り切り、一時的な値動きに惑わされない強い意志も必要でしょう。逆に、価格が急騰した局面で「利益確定したい」と途中で売却すれば、そこで積立はストップします。長期運用すると決めた額は、基本的には余剰資金で途中で引き出す必要のない範囲で行うことが肝心です。
積立を止める判断は？
「どんな時に積立を停止すべきか」は難しい問題ですが、一般的には資金に余裕がなくなった時や投資目標を達成した時が挙げられます。例えば急な出費でこれ以上投資に回せなくなった場合は、一旦積立を停止して生活防衛資金を優先するべきです。また、例えば「資産〇円を貯める」という目標額に到達した時や、最初に決めた投資期間が終わった時も、いったん積立を終了してよいでしょう。
重要なのは、自分の経済状況や目標に応じて計画を見直す柔軟性です。逆に、単に価格が下がって怖いからという理由だけで停止するのは非推奨です。積立投資は下落局面でこそ購入単価を下げる好機でもあるため、余裕資金の範囲内であれば続ける方が長期的には有利な場合が多いです。
サービス面の制約
ビットフライヤーのかんたん積立では、銀行口座からの自動引き落としには対応していません。つまり、毎回の積立のために自分でbitFlyer口座へ入金しておく必要がある点に留意しましょう。「積立＝完全放置OK」と思っていると、残高不足で買付が行われず計画どおり積立できなくなる恐れがあります。
手間を減らすには、ネット銀行の定期自動振込機能などを活用して、毎月決まった日にbitFlyerに入金する仕組みを自分で用意するといった工夫も考えられます。
以上のようなリスクや注意点を踏まえ、計画的に積立投資を行うことが大切です。bitFlyerも「暗号資産取引は元本を保証するものではなく、価格変動により損失が生じる可能性があります」と注意喚起しています。くれぐれも生活費を投じたり、リスク許容度を超えた金額を積み立てたりしないようにしましょう。**「余裕資金で、長期視点で」**が暗号資産積立の鉄則です。
まとめ：ビットフライヤーの「かんたん積立」ガイド
「かんたん積立」の重要ポイント
- 1円からの少額投資で始められる手軽さ
設定後は完全自動で積立継続
毎日・毎週・毎月など4種類の頻度から選択可能- ドルコスト平均法で価格変動リスクを軽減
国内最大級の取引所による高いセキュリティ
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