トロン(TRON/TRX)とは、デジタルコンテンツを配信できる分散型プラットフォームのプロジェクトのことです。
YouTubeのような中央集権型とは異なり、トロン(TRON)には中央管理者が存在しないため、広告表示や中間マージンがなく、クリエイターとユーザーが直接繋がることができます。
クリエイターの収益の源泉は仮想通貨TRXの投げ銭であり、ユーザーの満足度の高さが重要になるため、コンテンツの質自体が上がると注目されています。
- トロン(TRON)はデジタルコンテンツの分散型プラットフォーム
- プラットフォームで使用されるのが仮想通貨TRX(トロン)
- dApps開発が可能で1000以上のアプリケーションが稼働済み
- 創業者が著名人物で大手企業との提携も続々成立
- DeFiのTVL(顧客預入金額)が全世界3位(2022年11月時点)
- ロードマップが公表されており2027年に完成
仮想通貨TRX(トロン)が気になった方は、「DMM Bitcoin(PR)」などに上場されておりますので公式サイトをご確認なさってください。
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仮想通貨トロン(TRON/TRX)とは？
トロン(TRON)公式HPトロン(TRON/TRX)は、2017年に仮想通貨界隈の有名人ジャスティン・サン氏によって開発されたデジタルコンテンツの配信・所有ができる分散型プラットフォームのプロジェクトです。
YouTubeのような中央集権型のコンテンツ配信プラットフォームとは異なり、トロンは分散型プラットフォームとなっています。クリエイターの収益構造は広告ではなく仮想通貨TRX(トロン)の投げ銭となっており、従来のプラットフォームよりもコンテンツの「質」が重視されます。
また、トロンネットワーク上でdApps開発をすることができ、ジャスティン・サン氏の影響力もあって次々と大手企業との契約が締結していったことも、トロン(TRON/TRX)が注目を浴びる一因となりました。
2022年現在、DeFiのTVL(Total Value Locked)では、イーサリアム・BSCに次ぐ第三位となっており、いかに注目され信頼されているかがお分かりになるかと思います。
仮想通貨トロン(TRON/TRX)の特徴
トロン(TRON/TRX)の主な特徴には次のものがあります。
- デジタルコンテンツ配信の分散型プラットフォーム
- クリエイターが個人でICOすることができる
- 高速な処理速度(Bpos)
- dApps開発が可能
- 大手企業と次々と提携
- DeFiのTVL(顧客預入金額)が全世界3位
- 明確なロードマップ
- 著名な創業者
それぞれ具体的にみていきましょう。
デジタルコンテンツ配信の分散型プラットフォーム
トロン(TRON/TRX)は、YouTubeなどと同様にデジタルコンテンツを配信しているプラットフォームです。
ただし、中央集権型の仕組みではなく、ブロックチェーン技術を活かした分散型のプラットフォームを構築しており、Googleのような中央の存在がおらず、クリエイターとユーザーが直接繋がることができ、下記の特徴を生み出しています。
- 広告が存在しない
- 中間マージンを取られない
- クリエイターの収益はユーザーの投げ銭(仮想通貨TRX)
- そのため、視聴回数ではなくユーザーの満足度が重要となり「質」が重要となる
- 一方、著作権の問題など中央管理者がいないことの問題もある
投げ銭をもらうためには、ユーザーが満足するコンテンツを提供し、このクリエイターにずっと制作を続けてもらいたいと感じてもらえるファン化が重要になります。
そのため、分散型のコンテンツプラットフォームは、従来の中央管理型よりもコンテンツ自体の「質」が優れるものになると期待されています。
クリエイターが個人でICOすることができる
下項目でご紹介する通り、トロン(TRON)には開発ロードマップがあり、2023年3月に完了予定の「アポロ(Apollo)」で一般クリエイターへのICO機能が開放される予定となっています。
そのため、クリエイターがICOで独自トークンを発行し、ファンや支持者が購入することで、クリエイターはコンテンツ制作のための資金調達ができるようになります。
トークン保有者はトークンを売買することができる(TRXとの交換が可能)ため、クリエイターの制作するコンテンツの人気が高くるよう、従来のクリエイターとファンの関係性よりもさらに深く結びついた関係に発展していくことになるでしょう。
高速な処理速度(Dpos)
トロン(TRON/TRX)はコンセンサスアルゴリズムにおいて「DPoS(Delegated Proof-of-Stake)」を採用しています。
これは、ガバナンスに対する投票権を持つ人物から委任された人・組織が、トロンネットワーク上でのブロックの生成(承認)を行う承認方法であり、この仕組みにより非常に高い処理能力を実現することができました。
| 仮想通貨 | 処理件数/秒 |
|---|---|
| ビットコイン(BTC) | 5 |
| イーサリアム(ETH) | 16 |
| ネム(XEM) | 160 |
| リップル(XRP) | 1500 |
| トロン(TRX) | 2000 |
この情報処理能力の高さから、イーサリアム等が直面しているスケーラビリティ問題の影響を回避することができず、取引件数が増えてもガス代は廉価で、承認までの時間も短縮することができています。
dApps開発が可能
トロン(TRON)のネットワーク上では、dAppsの開発が可能となっており、現在も1000種類以上のアプリケーションがトロン上で稼働しています。
トロンの特性を活かしたDeFi(分散型金融)サービスやNFTゲーム(エピックドラゴンズが有名)など、様々なアプリケーションがトロンのエコシステム内で稼働しており、この結果仮想通貨TRX(トロン)の需要がさらに上がるのではないかと期待されています。
トロンベースの分散型取引所としては「Poloni DEX」なども既に稼働開始して取引がされています。
大手企業と次々と提携
また、トロン(TRON/TRX)は大手企業との提携にも積極的に動いており、下記のような企業との提携を進めてきました。
- Samsung：韓国の「Galaxy」上でトロンのdAppsをサポート
- Opera：ウェブブラウザ
- Peiwo(中国の音楽配信サービス)：配信中にクリエイターにTRXで直接支援
- BigTorrent(P2Pファイル共有サービス)
- Swisscom(スイスで最も大きい通信事業社)
- oBike(自転車シェアリングサービス)
- steelmit(分散型SNS)
- BitGuild(分散型ゲームプラットフォーム)
DeFiのTVL(顧客預入金額)が全世界3位
上記の特徴の結果、トロン(TRON/TRX)は多くのユーザー・投資家からの支持を集め、TVL(顧客の預け入れ残高)が40億ドルを突破、DeFi(分散型金融)プロジェクトの中で３位となっています。(2022年11月時点)
- イーサリアム
- BSC(Binance Smart Chain)
- トロン
- ポリゴン(Polygon)
- アバランチ(Avalanche)
参考：https://defillama.com/chains
一位のイーサリアムが圧倒的な地位を占めていますが、BSCとトロン(Tron)の差が縮まってきましたので、もしかすると将来的に２位に躍り出る可能性もありそうです。
明確なロードマップ
このように期待されているトロン(TRON/TRX)ですが、リリース当初から明確なロードマップを示しており、2027年までのトロン(TRON/TRX)ネットワークの成長が示されています。
| ロードマップ | 開始 | 完了 | 内容 |
|---|---|---|---|
| Exodus | 2017年8月 | 2018年12月 | ・トロンネットワークを構築 ・デジタルコンテンツのアップロード、保存、配布を可能とする |
| Odyssey | 2019年1月 | 2020年6月 | ・クリエイターの報酬システムの構築 ・コンテンツに対する著作権をクリエイターが保有できるようにする ・ユーザーから仮想通貨TRXを投げ銭できるようにする |
| Great Voyage | 2020年7月 | 2021年7月 | ・トロン内でのICO機能の開発 ・クリエイターによるシステム管理機能の実装 ・クロスチェーンプロトコルの実装 ・企業向けシステムの開発 |
| Apollo | 2021年8月 | 2023年3月 | ・一般クリエイターへのICO機能の開放 |
| StarTrek | 2023年4月 | 2025年9月 | ・オンラインゲーム用の開発プラットフォームの提供 ・トロンを用いた資金調達の実現 |
| Eternity | 2025年9月 | 2027年9月 | ・オンラインゲーム用プラットフォームの実用化 ・クラウドファンディング機能の実装 |
ロードマップが順調に進められるほど、トロンと仮想通貨TRXの需要は高まると考えられております。
今後、トロンのエコシステムがどのような方向性で成長していくのか明確になっている点も、トロンを評価する上で重要な点です。
著名な創始者
トロン(TRON)の創始者であるジャスティン・サン氏は仮想通貨界隈では著名な人物です。
北京大学を卒業した後、XRP(リップル)チャイナの事務所長として活躍し、その後音楽配信ストリーミングサービス「PeiWo」を創業、このサービスを中国大手と呼ばれるまでに成長させます。
その後、2017年にTRON財団を立ち上げ、トロン(TRON)のプロジェクトを開始しました。トロン(TRON)が「PeiWo」と提携しているのも、ジャスティン・サン氏という存在がいるからです。
ただし、真偽はともかく悪評ゴシップも多く流れており、違法ビジネスへの関与や資金調達、ハラスメントなどの情報もあります。
ただ今後はトロン(TRON)に対してはこれまでのようにリーダーとして積極的に関わらず、新しく着任したグレナダの仕事に重点を置くようなので、影響力は軽減していきそうです。
仮想通貨トロン(TRON/TRX)の価格推移(チャート)/これまでの値動き
仮想通貨トロン(TRX)は、リリース直後の2018年初頭に提携ニュース(後に破談)によって25円まで瞬間的に高騰した後、2020年終わりまでは3~4円程度の価格で推移してきました。
その後、国内仮想通貨取引所BITPOINT(ビットポイント)への上場が発表されると、再び価格が高騰し17.5円水準まで上昇しています。
大手企業との新たな提携や、大きな仮想通貨取引所への上場ニュースが入った時には、トロン(TRX)も上昇する可能性がありますのでニュースをチェックするようにしておきましょう！
仮想通貨トロン(TRON/TRX)の将来性・価格予測
仮想通貨トロン(TRON/TRX)の将来性・今後の価格予測が気になる方は、下記の仮想通貨の価格予想サイトが公表している数値も参考にしてください。
| 予測サイト/$ | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|
| Digital Coin Price | 0.0524 | 0.084 | 0.11 | 0.13 |
| TradingBeasts | 0.073 | 0.078 | 0.089 | 0.102 |
なお、こちらの数字はあくまで各サイトの予想数値となりますので、実際に取引を開始する場合にはご自身で情報を収集し、ご自身の判断で行うようにしてください。
仮想通貨トロン(TRON/TRX)は儲かる？期待される理由と関連ニュース
トロンの分散型プラットフォームの活用が拡大していくか
仮想通貨トロン(TRON/TRX)の将来性は、トロンの分散型コンテンツ配信プラットフォームの価値が増大していくかに大きくかかっています。
dApps開発も可能で今後ICO機能も利用できるようになり、さらにはSamsungなどの大企業とも積極的に提携を進めてきていることから、一定程度の成長はしていくのではないかと期待されています。
今後、大手企業との提携や、ロードマップに記された機能が無事にリリースされた時などに価格が動くかもしれません。
また、将来的にリリース予定のオンラインゲームの開発プラットフォームがリリースされれば、さらにトロン(TRON/TRX)の影響力は強くなりますので、開発が順調に進捗していルカチェックするようにしましょう。
創業者のジャスティン・サン氏の関わり方が変化
これまで様々なスキャンダルが報じられながらもトロン(TRX)の成長を牽引してきたジャスティン・サン氏が、2021年12月にカリブ海に浮かぶ島国グレナダの世界貿易機関(WTO)の常任代表となり、今後のトロン運営に対して従来のようにリーダーとしての積極的な関わりは控えることを公表されました。
成長したトロンのエコシステムは既に自走できる段階にあると考えられており、ジャスティン氏自身はグレナダの代表として公的機関に関わりながら、トロンのブロックチェーンを公的機関に導入する手助けをしたいということになっています。
2022年5月：ステーブルコイン「USDD」をリリース
2022年5月には、米ドルと連動するステーブルコイン「USDD」をリリース、トロンとイーサリアムに対応していることで注目されました。
リリース直後は1USDD=0.91USDと連動が逸脱するなどの問題が発生しており、まだステーブルコインとしての安定性はこれからというところです。
しかし、将来的なトロンのエコシステムへのDeFiサービスの本格導入に向けてのステップが始まったことを受け、市場も反応していました。
仮想通貨トロン(TRON/TRX)が購入できるおすすめの仮想通貨取引所
| TRON/TRX | DMM Bitcoin | BITPOINT | BitTrade |
|---|---|---|---|
| 販売所 | ○ | ○ | ○ |
| 取引所 | – | ○ | ○ |
| レバレッジ取引 | ○ | – | – |
| レンディング | – | ○ | ○ |
| ステーキング | – | – | – |
| 積立 | – | – | – |
1.「DMM Bitcoin」でトロン(TRON/TRX)を購入する方法・買い方
初めてトロン(TRON/TRX)を購入する方には、「DMM Bitcoin(PR)」がおすすめです。
日本円と暗号資産の入出金手数料が無料で利用できる取引所であるため、少額からトロンの取引を始めたい方に向いています。
また、本格的な取引を始めたくなった場合でも、DMM Bitcoinはトロンのレバレッジ取引にも対応しているので、リスクとリターンを増やして売買することも可能となっています。
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2.「BITPOINT」でトロン(TRON/TRX)を購入する方法・買い方
トロン(TRON/TRX)の長期保有や頻繁な売買を考えている方には「BITPOINT(ビットポイント)」がおすすめです。
2023年6月10日まで、トロン(TRX)保有者は「毎月10日の21時に100TRX以上保有していること」を条件に『APENFT』のエアドロップ配布がされており、国内の仮想通貨取引所では「BITPOINT(ビットポイント)」が唯一対応しています。
『APENFT』はNFT取引に関連する仮想通貨でありますので、トロンの長期保有を考えている方はBITPOINTで保有しておくのが良いでしょう。
また、利用者同士で取引する「取引所」の取引手数料が無料であるため、頻繁にトロン(TRX)の売買をしたい方にもBITPOINTはおすすめできます。
「BITPOINT(ビットポイント)」では、2024年8月30日15:59までの口座開設完了のお客様全員にもれなく最大2,000円相当のビットコインがもらえるキャンペーンが開催しています。まだ口座をお持ちでない方は、この機会にBITPOINTの口座開設をお申し込みください。
＼取引手数料が無料!!／
※取引所名称は「BITPOINT PRO」
3.「BitTrade」でトロン(TRON/TRX)を購入する方法・買い方
「ビットトレード」は、トロンのレンディングを考えている人におすすめしたい取引所です。
常時募集している訳ではありませんが、BitTradeにはレンディングサービスがありますので、トロン(TRX)の募集がされた時に口座を保有していれば、応募してトロン(TRX)を増やすことができます。
取引所での取り扱いもありますが、取引手数料無料の「BITPOINT(ビットポイント)」でも取り扱いがありますので、この点を考慮頂ければと思います。
＼取扱銘柄数が豊富!／
※2022年11月1日よりDEP取扱開始
仮想通貨トロン(TRON/TRX)に関するよくある質問
トロンにステーキング報酬は存在する？
トロン(TRON/TRX)は、海外仮想通貨取引所のBinanceでステーキングが提供されています。
https://www.binance.com/ja/earn/trx
まだ口座をお持ちでない方は、下記より口座開設にお進みください。
＼世界最大級の取引所／
※紹介コード（13325577）を入力してアカウントを新規開設すると1,800円相当のBNBが貰えます！
仮想通貨トロン(TRON/TRX)まとめ
トロン(TRON/TRX)は、デジタルコンテンツを配信することができる分散型プラットフォームです。
dApps機能やICO機能などがロードマップに記されている通りに開発が進捗しており、大手企業との提携も続々と発表、時価総額でも上位に位置する注目の仮想通貨銘柄の一つとなっています。
仮想通貨トロン(TRON/TRX)の取引・保有を考えている方は、国内仮想通貨取引所「DMM Bitcoin(PR)」などに上場しておりますので、この機会に口座開設を進めて取引を始めてみてはいかがでしょうか？
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