格安スマホ(格安SIM)にはたくさんの選択肢があるので、自分にとってどこがいいのか迷ってしまいますよね。シンプルに安さを重視するのもおすすめですが、それだけだと通信品質が悪くて使いものにならないなんてことも…。
もし誤った格安スマホを契約してしまうと、ネットや電話の使い勝手がよくなかったり、想像していたよりも高い料金が請求されてしまうなど、なにかと不便さを感じることになるでしょう。かといって、頻繁に格安スマホを乗り換えるのも面倒です。
そこで本記事では、あなたが自分にピッタリの格安スマホを見つけられるように、押さえておくべきポイントやおすすめのサービスをまとめて紹介いたします。
本来であればいろいろと情報を集めなければならないところですが、こちらの記事を1本読んでいただければ格安スマホ選びの悩みを解決することが可能です。
元携帯ショップスタッフのわたしが、だれでも理解できるようにアシストいたしますので、さっそく内容をチェックしてみてください!
- 格安スマホはどこがいい?
「大手キャリアの提供するサービスがおすすめ」 - 格安スマホを選ぶポイントは?
「料金の安さや通信品質を比べる」 - 格安スマホを選ぶメリットは?
「携帯料金が簡単に節約できる」 - 格安スマホを利用する注意点は?
「通信速度が遅くなる可能性がある」 - 格安スマホはどんな人におすすめ?
「携帯料金を重視するかたにおすすめ」
はじめて格安スマホへ乗り換えをしようと考えているんですが、会社によっていろいろ特徴があるみたいで、どこがいいのかわからないんですよね…。
たしかに格安スマホのサービスには、たくさんの種類があるので迷ってしまうのも無理はありません。ですが、それぞれの特徴を押さえられれば、自分にとってどこのサービスがいいのか簡単に判断できますよ♪
格安スマホを契約するならどこがいい?
格安スマホ(格安SIM)の契約先を選ぶには月額基本料金をはじめとして、さまざまな要素を比較する必要があります。しかし格安スマホは国内だけで2,000種類ほどあるとされており、それらの情報を調べるだけでも大変です。
そこでこちらでは、多くのユーザーにおすすめできる優れた格安スマホだけを抜粋して紹介いたします。とくに格安スマホをはじめて利用されるかたにおすすめのラインナップですので、ぜひチェックしてみてください。
格安スマホはとても種類が多いですが、とくにこだわりがないのであれば、メジャーなサービスを利用するのがおすすめです!各サービスの詳細については、個別で解説いたしますね♪
【おすすめ①】ahamo
項目 | 概要 |
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月額基本料金 | 30GB:2,970円 110GB:4,950円 |
通信速度 | ダウンロード:62Mbps アップロード:10Mbps |
通話オプション | 5分間かけ放題:無料/月 無制限かけ放題:1,100円/月 |
使用回線 | ドコモ回線 |
ahamoは、NTTドコモが提供する格安スマホのブランドです。シンプルでわかりやすい料金プランが特徴で、ややこしい割引きなども必要ないので、スマホ特有の難しい契約内容を気にしなくて済みます。
また、ahamoの月額基本料金には5分間かけ放題の料金も含まれているため、追加でオプションに加入しなくとも、ahamoを契約するだけで通話開始の5分間は通話料金がかからないのも魅力です。
格安スマホとしてはボリューミーなデータ容量を提供しているため、Wi-Fiがないところでインターネットをそこそこ使われるかたには安心のプランといえるでしょう。
一方で毎月のデータ使用量が30GBにまったく満たないかたにとっては、割高になってしまう可能性もあります。まずは今のスマホでどれくらいのデータ容量をつかっているかチェックして、ahamoが適しているか確認するのがおすすめです。
データ使用量が毎月20GBを超えているかたであれば、ahamoはとてもおすすめです。さらに通話オプションもリーズナブルに利用できるので、電話とインターネットをどちらも多用するなら、ahamoの適正度は高いといえます♪
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【おすすめ②】povo 2.0
項目 | 概要 |
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月額基本料金 | 0円 |
データトッピング | 1GB(7日間):390円/回 3GB(30日間):990円/回 20GB(30日間):2,700円/回 60GB(90日間):6,490円/回 150GB(180日間):12,980円/回 データ使い放題(24時間):330円/回 |
通信速度 | ダウンロード:98Mbps アップロード:17Mbps |
通話オプション (トッピング) | 5分間かけ放題:550円/月 無制限かけ放題:1,650円/月 |
使用回線 | au回線 |
povo 2.0は、KDDI株式会社が提供する格安スマホのブランドです。povo 2.0は月額基本料金が0円で利用できる唯一の通信サービスで、ユーザーの利用スタイルにあわせて、都度データ容量やオプションを購入できます。
一般的なスマホサービスとは違い、毎月決まった請求が来るわけではないため、ユーザーのスマホの使いかたによって価値が大きく変わるすこしトリッキーな格安スマホです。
たとえば普段はデータ容量をあまり消費しないのであれば、データの購入も必要最低限でOKなので、出費を大きく抑えることができるでしょう。
さらには通話オプションだけを利用するといった使いかたもできるので、データ容量やほかのサービスに対して無駄にコストをかける必要もありません。
スマホを全般的に多用するかたにはあまりおすすめできませんが、一部の機能だけをよく利用されるかたや、毎月のデータ使用量にムラがあるかたにはおすすめの格安スマホです。
povo 2.0を契約されるかたのなかには、スマホを2台持ちしているかたが多く見られます。povo 2.0は普段あまり利用しない予備の回線として、契約しておくのにうってつけです。
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【おすすめ③】LINEMO
項目 | 概要 |
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月額基本料金 | 【ベストプラン】 0〜3GB:990円 3〜10GB:2,090円 【ベストプランV】 0〜20GB:2,970円 20〜30GB:3,960円 |
通信速度 | ダウンロード:79Mbps アップロード:14Mbps |
通話オプション | 【ベストプラン】 5分間かけ放題:550円/月 無制限かけ放題:1,650円/月 【ベストプランV】 5分間かけ放題:無料/月 無制限かけ放題:1,100円/月 |
使用回線 | ソフトバンク回線 |
LINEMOは、ソフトバンク株式会社が提供する格安スマホのブランドです。料金プランはデータ使用量に応じて請求額が変動する段階制を採用しているため、インターネットの使用状況によって請求額が変動します。
もっとも安い料金プランでは、月額基本料金が990円で抑えられるので、毎月のデータ使用量が3GB未満というかたはLINEMOを利用すると携帯料金を節約できるでしょう。
また、段階制の料金プランを採用しているため、いざインターネット通信が必要になった際も、わざわざデータ容量を追加購入しなくてよいのもメリットです。
そのためLINEMOは、毎月のデータ使用量が3GB未満かたや、インターネットの使いかたにムラがあるかたにおすすめのサービスといえます。
ちなみにLINEMOは、「LINEアプリ」が無制限に利用できるサービスを無償で提供しています。LINEMOを契約していれば、LINEをつかったメッセージや通話が使い放題なので、LINEのヘビーユーザーにもおすすめですよ♪
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【おすすめ④】楽天モバイル
項目 | 概要 |
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月額基本料金 | 0〜3GB:1,078円 3GB〜20GB:2,178円 20GB超過後:3,278円 |
通信速度 | ダウンロード:109Mbps アップロード:29Mbps |
通話オプション | 15分間かけ放題:1,100円/月 無制限かけ放題:無料/月 ※専用アプリ利用で通話料無料 |
使用回線 | 楽天回線 au回線 |
楽天モバイルは、楽天モバイル株式会社が提供する格安スマホのブランドです。楽天モバイルの料金プランは、段階制のワンプランとなっており、使用したデータ容量に応じて請求額が変動します。
また、楽天モバイルはデータ無制限も売りにしており、データ使用量が20GBを超えてからは、どれだけインターネットをつかっても基本料金が3,278円の固定です。
たとえば毎月インターネットで100GBや200GBものデータ容量を消費しているかたにとっては、楽天モバイルはかなりコスパの良いサービスと言えるでしょう。
さらに楽天モバイルでは、通話料金が無料になるサービスも実施しています。専用アプリ「Rakuten Link」をつかって電話をかければ、固定電話や携帯電話への通話が24時間かけ放題になるので、通話料金の節約にも役立つこと間違いなしです。
ちなみに専用アプリの使用感は、一般的なスマホに搭載されている通話アプリとほとんど同じで、電話帳からの発信はもちろんダイヤル発信もできます。
そのためインターネットや電話など、とにかくスマホをとことん使いたいというかたは、楽天モバイルがおすすめです。
有料ダイヤルへの通話やコンテンツの購入などがなければ、楽天モバイルは月額3,278円でスマホを自由につかえます!さらにインターネットの利用がなければ、自動的に料金をさげてくれるのも魅力ですよ♪
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【おすすめ⑤】NUROモバイル
項目 | 概要 |
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月額基本料金 | 3GB:792円 5GB:990円 10GB:1,485円 15GB:1,790円 20GB:2,699円 40GB:3,980円 |
通信速度 | ダウンロード:36Mbps アップロード:13Mbps |
通話オプション | 5分間かけ放題:490円/月 10分間かけ放題:880円/月 |
使用回線 | ドコモ回線 au回線 ソフトバンク回線 |
NUROモバイルは、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供する格安スマホのブランドです。これまでに紹介した格安スマホとはちがって、提携先の回線をユーザーが選んで契約できます。
そのため自宅の付近で繋がりやすい回線を契約しておけば、通信品質もアップしてスマホのパフォーマンスを高めることが可能です。しかも月額基本料金が安いので、料金を重視するならNUROモバイルは有力な選択肢になるでしょう。
また、NUROモバイルでは「NURO 光」を契約している場合、通信費の割引きも受けることができます。ただでさえ安い料金をさらに節約できるうえに、十分なデータ容量も確保できるサービスはなかなかありません。
残念ながら無制限かけ放題のオプションがないため、通話をメインで利用されるかたにはあまりおすすめできませんが、5分間かけ放題が安く利用できるので長電話をされないかたにおすすめのサービスです。
毎月のデータ使用量が20GB未満であれば、5社のなかではNUROモバイルがもっとも安いです。上記4社が当てはまらないと感じたら、ぜひNUROモバイルを検討してみてください♪
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格安スマホを選ぶポイント
格安スマホ(格安SIM)を選ぶ際には、各サービスの特徴はもちろんですが、いくつかの要素を押さえておくことも重要です。しかし情報が多い格安スマホは、なにを比べればよいのかわからないですよね。
そこでこちらでは最低限チェックしておくべき3つのポイントをご紹介いたします。
どこの格安スマホがいいか迷った場合は、以下の3つを確認してみてください。どれもシンプルな情報なので、簡単に比べることができるでしょう♪
【ポイント①】月額基本料金の安さ
格安スマホの最大の魅力は、やはりその月額基本料金の安さです。とくに従来からある大手キャリアと比較して、月額基本料金が大幅に抑えられるため、年間で見てもかなりのコスト削減が可能となります。
たとえば大手キャリアで10GBのデータ使用量だと、請求額は5,000円から7,000円ほどです。一方で格安スマホを利用すれば、おなじデータ使用量でも請求額を1,000円〜2,000円ほどに抑えることができます。
節約効果は契約しているサービスと、契約する格安スマホの種類によってことなりますが、乗り換えのパターン次第では月間3,000円〜4,000円ほど費用を抑えることもできるでしょう。
もし月額基本料金を中心に、契約する格安スマホを選びたいというかたは、「格安SIMの料金を比較」の記事が役立ちますのでセットでご覧ください。
格安スマホへ乗り換える最大のメリットは、携帯料金の節約にあります。しかし、料金設定は会社によってことなるので、すべてが理想的な安さとは限りません。ですので、契約前に絶対にチェックしておきましょう!
【ポイント②】通信速度の速さ
月額料金の安さだけでなく、通信速度も重要なチェックポイントです。通信速度が遅いと、動画視聴やインターネットサイトの読み込みに時間がかかり、ストレスを感じる原因となります。
特にインターネット利用が集中する昼間や夜間には、一部の格安スマホでは回線が混雑することもあるため、スマホの動作に影響がでるケースも珍しくありません。
本記事で紹介したおすすめの格安スマホはどれも通信速度に優れた仕様となっているため、利便性に関して心配する必要はほとんどないですが、マイナーな格安スマホを利用する際は注意が必要です。
もし格安スマホをつかうにあたって、通信速度をメインに考えたい場合は、「格安SIMの通信速度を比較」の記事が役立ちます。ぜひセットでチェックしてみてください。
せっかく格安スマホで料金が安くなっても、肝心のスマホの使用感に問題があっては台なしです。できるだけ快適につかえるサービスを選びましょう!
【ポイント③】サポートの使いやすさ
サポート体制の使いやすさも、スマホを快適につかうためには欠かせない要素です。格安スマホのサポートは、オンラインチャットのみとなっていることが多いですが、なかにはショップでの対面サポートが利用できるものもあります。
たとえばスマホをなくしてしまったときや、スマホの使いかたがわからなくなったときなど、気軽に相談できる環境が整っていると安心してスマホを使えますよね。
なにかしらトラブルが発生した際に、オンラインチャットしか相談方法がなければ、意思疎通が難しくおもったように問題が解決できないかもしれません。
しかし電話やショップで相談ができるサービスを利用していれば、文章よりも具体的な情報を伝えやすいので、問題が解決できる可能性がアップします。
とくに格安スマホをはじめて使うかたは、不安を感じることもあるでしょうから、最初はサポートが充実したサービスを選ぶのも1つのポイントです。
トラブルを自己完結できるかたについては、サポートを優先しなくてもOKです。あくまであれば安心という感覚で、チェックしておくと良いでしょう♪
格安スマホを選ぶメリット
格安スマホ(格安SIM)には、従来の大手キャリアにないメリットが多数あります。メリットを理解しておけば、より自分にあった格安スマホを見つけやすくなるでしょう。
こちらでは格安スマホを利用する5つのメリットを紹介いたします。
メリットを理解すれば、自然と格安スマホが人気な理由もわかりますよ♪
【メリット①】携帯料金を節約できる
格安スマホを利用する最大のメリットは、携帯料金を節約できる点です。格安スマホが登場するまで、携帯料金は毎月5,000円〜10,000円が当たり前でした。
しかし格安スマホが登場したことによって、ユーザーが負担する費用は大幅に減っており、なかには毎月1,000円未満でスマホをつかっているかたも多く見られます。
従来の大手キャリアから格安スマホへ乗り換えれば、月額基本料金が大幅に安くなり、年間で数万円の節約といったことも可能です。さらに家族で格安スマホへ乗り換えれば、より大きな節約効果を得られるでしょう。
とにかく安くスマホを利用したいと考えているなら、もはや格安スマホの導入は避けられません。物価があがれば、携帯料金も高くなる可能性がでてくるので、早めに格安スマホへ乗り換えておくのが得策です☆
【メリット②】データ容量の選択肢が多い
格安スマホには、多くのデータ容量(料金プラン)が用意されており、ユーザーのニーズにあわせたサービスを契約しやすくなっています。
たとえばpovo 2.0のようにデータ容量0GBから利用できるサービスもあれば、楽天モバイルのようにデータ無制限で利用可能なものもあるので、ユーザーはまさに選び放題と言えるでしょう。
一方で大手キャリアでは、少なめのデータ容量かデータ無制限の料金プランの2種類しか用意されておらず、なかなか状況にあわせたデータ容量を選ぶことができません。
格安スマホであれば、1GB単位で好みのデータ容量を探すこともできるので、毎月のデータ使用量が決まっているかたにとっては無駄のない契約が可能です。
ちなみに当サイトではデータ容量ごとに、「格安SIMの3GBプランを比較」「格安SIMの5GBプランを比較」「格安SIMの10GBプランを比較」「格安SIMの20GBプランを比較」の記事も作成しております。
よく利用されるデータ容量に焦点をあてて情報をまとめていますので、気になるかたは本記事とセットで読んでいただくと、効率的にどこのサービスを契約するか決められるでしょう。
毎月のデータ使用量を基準にして契約するサービスを探すことで、具体的に自分にあった格安スマホを見つけやすくなりますよ♪
【メリット③】契約期間の縛りや違約金がない
すべてのサービスに当てはまるわけではありませんが、ほとんどの格安スマホは契約期間の縛りや、解約時の違約金が廃止されています。そのためユーザーは、自分のタイミングでサービスを解約したり、他社に乗り換えやすい有利な状況です。
たとえば過去のスマホの契約では、2年や3年サイクルの契約期間があたり前となっており、指定された期間以外でサービスを解約する場合には10,000円〜20,000円ほどの違約金が発生していました。
しかし現在の格安スマホでは、ほとんどのサービスで契約期間や違約金が廃止となっているため、ユーザーは縛りを気にすることなくサービスを自由に契約できます。
契約期間の縛りがあると、どうしても拘束されている窮屈感があり、気軽にサービスを乗り換えることができませんでした。しかし今なら、自分が乗り換えたいと考えたタイミングで、高額な違約金の負担なく乗り換えが可能です!
【メリット④】インターネットで簡単に契約できる
ほとんどの格安スマホは、公式サイトや専用アプリをつかって、インターネット上で簡単に契約ができます。わざわざ店舗へ足を運ぶ必要はなく、ネット環境さえあれば申し込みができるのでとても便利です。
たとえば、インターネット申し込みができる利点としては、「天候を気にしなくていい」「ショップの営業時間を気にしなくていい」「スタッフと会話をしなくて良い」など、たくさんのメリットが挙げられます。
また、インターネットからの申し込みは基本的に24時間365日対応しているため、日中に手続きが難しいかたでも夜間にゆっくり申し込みをするといったことも可能です。
申し込みだけでなく、プラン変更や解約手続きもすべてオンラインで完結できます。店舗にいって順番待ちをして、といった面倒なことはありませんので、とても快適にスマホを利用できますよ♪
【メリット⑤】従来の電話番号を引き続き利用できる
格安スマホでは、今つかっている電話番号をそのまま継続して利用できます。電話番号を引き継ぐには、「MNP(モバイルナンバーポータビリティ)」のサービスをつかうだけなので、手続きもとても簡単です。
たとえば大手キャリアから格安スマホへ乗り換えるのであれば、契約している大手キャリアでMNPの予約番号を発行してもらい、15日以内に乗り換え先に予約番号を提出するだけでOKです。
格安スマホへ乗り換えるからといって、わざわざ電話番号を変更する必要もありませんから、連絡先やサービスの登録情報が変わってしまう心配は一切ありません。
MNP予約番号の発行は基本的に無料ですから、電話番号を引き継ぐために費用がかかるといったこともありませんよ♪
格安スマホを利用する際の注意点
格安スマホ(格安SIM)には多くのメリットがありますが、反対に注意しなければならない要素もあります。なかでも絶対に知っておくべき注意点は、以下の3つです。
格安スマホは決して完璧な存在ではありません。どういったリスクがあるのか理解して、納得したうえで利用しましょう!
【注意点①】通信速度が遅いことがある
格安スマホは、大手キャリアから回線を借りてサービスを提供していることが多く、回線が混雑する時間帯には通信速度が低下する場合があります。
とくに、昼休みや夕方など多くの人がインターネットを利用する時間帯では、動画の再生やファイルのダウンロードが遅く感じられるといった報告もしばしばあるほどです。
しかし格安スマホが全体的に速度が遅いわけではありません。たとえば「ahamo」「povo 2.0」「LINEMO」のような、大手キャリアが提供するサービスは通信が安定している傾向にあります。
実際にわたしもいくつかのサービスを契約して使用感をチェックしてみましたが、マイナーな格安スマホと比べて、大手キャリアが提供する格安スマホのほうが明らかに安定していました。
格安スマホだからといって、必ずしもインターネットが不便になるわけではありません。適切なサービスを利用すれば、大手キャリアと遜色のない使用感でスマホをつかえます!
【注意点②】サポートの範囲に限りがある
格安スマホは、コストを抑えるためにオンラインサポートが中心となっており、電話やショップでのサポートが充実していない場合があります。
なかにはメールサポートや、FAQがメインになっているケースもあるので、契約するサービスによってはトラブルをスムーズに解決できなかったりします。
そのためスマホの扱いに慣れていないかたは、できるだけサポートが充実していないサービスを避けるようにすることが大切です。
もし、自分でトラブルを解決できる自信がなかったり、安心感がほしいというかたは、利用する格安スマホのサポート体制にも注目しておきましょう。
チャットやメールだけのサポートでは、対応できる内容に限界があります。とくに不安を感じるかたは、もっともサポート内容が充実している、店舗サポートに対応した格安スマホを選ぶようにしてください!
【注意点③】データ無制限のプランが少ない
ほとんど格安スマホには、データ無制限のプランがないため、モバイル回線でインターネットをたくさん利用されるかたにとっては選択肢が少ないです。
もしインターネットをたくさん利用されるかたで、格安スマホをつかいたいのであれば、有力となってくるのは「楽天モバイル」でしょう。
楽天モバイルは、従来の大手キャリアのように一定額でインターネットが使い放題になるプランを提供しています。しかも料金は大手キャリアに比べて半額以下なので、しっかりと節約をすることも可能です。
楽天モバイル以外にも、インターネットが使い放題になるプランを提供しているサービスはありますが、通信速度や利用できるコンテンツに制限があります。
まったく選択肢がないわけではありませんが、もしデータ無制限の格安スマホをつかうのであれば、ぜひ楽天モバイルを検討してみてください。ちなみに「楽天モバイルの口コミ評判」のページでは、楽天モバイルの使用感を知ることができます。
ほかにもahamoなど、大きめのデータ容量を提供しているサービスもあるので、データ無制限にこだわらないかたは検討してみると良いでしょう♪
格安スマホをつかった体験談
格安スマホ(格安SIM)などの通信サービスは、実際につかってみないと知れない情報もあります。あくまで参考程度になりますが、わたしが格安スマホをつかって感じたことを紹介しますので、気になるかたはチェックしてみてください。
わたしは職業柄、大手キャリアといわれる3社すべてと、いくつかの格安スマホを利用したことがあります。すこしは参考になる情報もあるかと思いますので、よければご覧ください☆
【ケース①】携帯料金が毎月3,000円も安くなった
とある大手キャリアにて小容量の料金プランを契約していたのですが、毎月の支払いが4,000円もあり高いと感じていました。そこで話題になっていた格安スマホへ乗り換えたところ、つかえるデータ容量は変わらないまま、請求額が毎月1,000円に!
実はもっと早くから乗り換えることはできたのですが、とくに使っていないスマホだったことや忙しかったこともあり、なかなか乗り換えに踏み出せずにいました。
しかし、あまりつかっていないスマホに毎月4,000円も支払うのは正直いってツラかったので、思いきって乗り換えを決意!
そのときが初めての格安スマホ契約だったので、すこし不安もあったのですが、手続きがとても簡単でサクッと乗り換えられたので「これなら誰でもできそう!」と感じ、妻にも乗り換えの提案をすることに。
妻もわたしとおなじ大手キャリアから、おなじ格安スマホへ乗り換えたことで、家計で毎月6,000円の節約に成功し、今でも毎月乗り換えの恩恵を感じる日々を過ごしています。概算になりますが、すでに200,000円以上は節約できているはずです!
格安スマホが安いことは周知の事実なのですが、なかなか乗り換えに踏み出せないというかたは多いと思います。しかし乗り換えたあとに思ったことは、安さに対する感動と「もっと早く乗り換えておけばよかった」という後悔でした(笑)
【ケース②】思ったよりもネットが快適につかえる
格安スマホといえば、「インターネットの速度が遅い」「接続がブチブチ切れる」といった噂を耳にしたことがあるかたも多いのではないでしょうか。実際にわたしが契約した格安スマホにも、インターネットが安定しないサービスはありました。
しかし今まで契約してきた8割ほどのサービスは、なんの問題もなくサクサクとインターネットが使えています。もちろん選ぶサービスによっては、もっと多くの不満を感じていたかもしれません。
そこで大切だと感じたのは、格安スマホを選ぶにあたって無茶な冒険はしないことです。格安スマホはマイナーなサービスも含めれば、およそ2,000種類存在します。
なかには激安なサービスもありますが、名前も聞いたことがないようなサービスでは、理想的な通信環境が整っている可能性が低くくリスクが大きいです。
一方でだれでも名前を聞いたことがあるようなメジャーなサービスは、設備にコストをかけているため、たとえ格安スマホであっても安定しています。
さらにはアフターフォローもしっかりしているなど、大手のサービスだからこその恩恵は大きいので、もし格安スマホをどこにするか迷っているなら、とにかくメジャーなサービスから選びましょう。
どのサービスするか迷っているかたは、「格安SIMの比較ランキング」のページも参考にしてみてください♪
【ケース③】日常生活で困るようなことはなかった
料金やネットの使用感はもちろんですが、格安スマホへ乗り換えても日常生活で困ることはありませんでした。たしかに契約しているサービスは変わりましたが、電話番号もそのままですし、通話やインターネットも普通に利用できます。
大手キャリアから格安スマホへ乗り換えるにあたって困るポイントとして、キャリアメールが使えなくなるというものもありますが、わたしはフリーメール派なので困ることはありません。
もしキャリアメールをつかい続けたい場合でも、現在では月額330円でメールアドレスを維持できるので、時間をかけてフリーメールサービスに乗り換えるのも良いでしょう。
また、わたしが契約していた格安スマホはチャットサポートのみでしたが、とくにトラブルもありませんでした。そもそも、ほとんどの問題はネットの情報で解決できるので、サポートをつかう機会はないです。
結局のところ、大手キャリアから格安スマホに乗り換えて変わったのは、料金が安くなったという部分くらいで、ほかに大きく変わったところはないように思います。
最近はスマホの性能自体もレベルアップしており、そもそもトラブル自体もすくなくなっている印象です。ですのでサポートをつかう機会も、以前よりはかなり減っているのかなと感じます。
格安スマホはどんな人におすすめ?
格安スマホ(格安SIM)は、幅広いかたにおすすめのサービスです。なかでも特におすすめなかたの特徴をまとめておきましたので、ぜひチェックしてみてください。
- 料金を重視している
- 通話は着信がメイン
- Wi-Fi環境が整っている
- ブランドにこだわりがない
- 簡単なトラブルは自己完結できる
格安スマホは、携帯料金を重視しているかたにおすすめです。格安スマホは月額基本料金が安く設計されており、ユーザーの負担を大きく軽減してくれます。
ただし通話料金については、従来の大手キャリアと変わらないサービスも多いので、コストを考えるのであれば通話はなるべく着信メインで利用するか通話オプションに加入しましょう。
また、自宅や職場などスマホをつかう場所でWi-Fi環境が整っているかたであれば、さらに効率的に携帯料金を節約できます。
格安スマホはデータ容量の選択肢が多いため、インターネットの多くをWi-Fiでカバーできるなら、あえて少なめのデータ容量を契約することで携帯料金の節約へと繋げることも可能です。
さらにスマホの扱いに慣れているかたや、スマホについての悩みを自己完結できるかたにも格安スマホはおすすめできます。格安スマホは、基本的にサポート体制が簡易的なので、サポートが不要なかたにとってはほぼメリットしかありません。
もし、どれか1つにでも該当するのであれば、ぜひ格安スマホへの乗り換えを検討してみてください。
いろいろ迷ったけど、やっぱり格安スマホって魅力的ですよね!思いきって1回使ってみようかな♪
今の格安スマホは契約の縛りなんかもほとんどありませんし、お試しで利用してみるのもありですね☆
格安スマホがおすすめじゃない人は?
格安スマホ(格安SIM)はとても素晴らしいサービスですが、なかにはあまりおすすめできないかたもいます。以下の特徴に当てはまるかたは、本当に格安スマホをつかうべきか、考えてみてもいいでしょう。
- 通信環境を重視している
- よく自分から電話をかける
- 生活環境にWi-Fiがない
- ブランドにこだわりがある
- 万全のサポート体制を望む
インターネット環境に強いこだわりがあるかたは、格安スマホだと物足りなさを感じる可能性があります。格安スマホのインターネット回線は、基本的に大手キャリアからのレンタルとなるため、大手キャリアより劣るケースがあるからです。
とくに生活環境にWi-Fiがなく、スマホのインターネット回線を主体につかうのであれば、格安スマホでは荷が重いケースも出てくるでしょう。
また、スマホをつかうにあたってサポートが必須というかたにとっても、格安スマホはすこしハードルが高いです。電話や対面でのサポートが少ない格安スマホだと、相談するのにも苦労することになるでしょう。
しかしながらインターネット利用、サポート体制のどちらも契約するサービスをしっかりと選んでおけば、格安スマホでも十分に対応することが可能です。
いまの格安スマホは、ただ安いだけのサービスではなくなってきており、なかには大手キャリアに劣らないクオリティのものもあります。
もし格安スマホがおすすめでない特徴に当てはまったとしても、自分にピッタリのサービスが見つけられるのであれば、一度は試してみる価値があるでしょう。
格安スマホだからって、なんでもダメなわけじゃないんですね!
いまでも格安スマホは大手キャリアよりも質が悪いと考えるかたが一定数おられますが、実際はあまり違いがなかったりします。なによりも、まずは使ってみることが重要です!
格安スマホについてよくある質問
格安スマホについて、よくある質問をと回答をまとめておきました。
格安スマホでLINEやYouTubeは問題なくつかえる?
格安スマホ(格安SIM)でもLINEやYouTubeは問題なく利用できます。
ただしLINEについては、年齢確認が必要な「ID検索」のみ利用できません。そのため友だち追加をしたい場合は、QRコードやURL共有といった他の方法をつかいましょう。
そのほかの使用感などについては、格安スマホと大手キャリアで大きな違いはなく、乗り換えても安心して利用いただけます。
格安スマホでキャリアメールはつかえないの?
格安スマホ(格安SIM)では、キャリアメールの提供がありません。
そのため格安スマホでメールを利用したい場合は、基本的にフリーメールが主体となります。
もし大手キャリアのキャリアメールを引き続き利用したい場合は、個別で月額330円を支払うことでキャリアメールを継続することが可能です。
格安スマホにしたら確実に料金が安くなる?
格安スマホ(格安SIM)にしても、確実に料金が安くなる保証はありません。
たしかに格安スマホは月額基本料金が安いため、大手キャリアからの乗り換えであれば高確率で携帯料金を節約できます。
しかし通話料金などは変動がなかったり、オプション料金が高くなるといったケースも存在するため、乗り換え先やスマホの使いかたによってはコストが高くなってしまう可能性もゼロではないです。
格安スマホの支払い方法は?
主にクレジットカードでの支払いになります。
格安スマホでは、料金の未払いというリスクを回避するために、クレジットカード払いのみとなっているケースが多いです。
そのためクレジットカードがなければ契約できないケースもあります。
ただし口座振替など、そのほかの支払い方法に対応しているサービスも多いので、クレジットカードをお持ちでないかたでも格安スマホを契約することは可能です。
格安スマホは何年縛りですか?
ほとんどの格安スマホは、契約期間の縛りがありません。
2019年の電気通信事業法改正によって、多くの通信会社はいわゆる契約縛りを廃止しています。
ただし、一部の格安スマホでは1年未満の短い契約期間などを設けているケースもあるので、気になるかたは事前にチェックしておきましょう。
どこの格安スマホをつかえば良いか、判断できるようになりましたでしょうか。もし迷ってしまった場合は、まず気になるサービスを試してみることからトライしてみてください♪
【まとめ】格安スマホは大手キャリアのサービスがおすすめ!
今回はどこの格安スマホ(格安SIM)がいいかというテーマについて、おすすめのサービスや格安スマホを選ぶ際のポイントなどをご紹介いたしました。
格安スマホは、毎月の負担になる携帯料金を大幅に削減できる魅力的なサービスです。さらにオンラインで簡単に手続きを済ませることができ、多くの選択肢も用意されています。
なかには選択肢が多くて迷ってしまうかたもおられますが、格安スマホを選ぶ際はリスクのある冒険をしないことが大切です。とくに利用者の少ないマイナーなサービスは、スマホに慣れているかたでも使いこなせません。
たとえ激安なサービスだったとしても、インターネットや通話の接続が不安定であったり、サポート体制が不十分といったことになると満足してスマホをつかうことはできないでしょう。
しっかりとスマホをつかえる環境をキープしながら、スマートに料金だけを節約できるのが最高の形です。せっかく格安スマホをつかうのであれば、できるだけ自分にピッタリのサービスを契約してみてください。
- 料金を重視している
- 通話は着信がメイン
- Wi-Fi環境が整っている
- ブランドにこだわりがない
- 簡単なトラブルは自己完結できる
- 通信環境を重視している
- よく自分から電話をかける
- 生活環境にWi-Fiがない
- ブランドにこだわりがある
- 万全のサポート体制を望む
まだ契約するサービスが決まっていないかたは、「格安スマホを契約するならどこがいい?」の見出しを再チェックしていただくのがおすすめです♪
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