キッズ携帯は小学校低学年の子どもを持つ保護者の3人に1人が持たせているといわれています。必要最低限の機能と安全対策の観点から、「親子の連絡専用ツール」としてすでに活用していたり今後購入を検討している人もいるでしょう。
唯一気になる点はキッズ携帯はLINEが使えないということです。LINEはコミュニケーションツールとしての利便性はありつつも、子どもに使わせるとなると危険と隣り合わせだという側面も持ち合わせています。
この記事では、キッズ携帯ではLINEが使えない理由に加えて、LINEより安全に使えるメッセージ機能について説明します。
- キッズ携帯ではLINEが使えない
- 「+メッセージ」ならキッズ携帯でもLINEと同じ使い方ができる
- どうしてもLINEが使いたいなら格安SIMを検討
- 格安SIM各社でも、キッズ携帯のような安全機能を提供している
ぜひこの記事を参考に、子どもとの連絡手段を再確認してみましょう!

「キッズ携帯でLINEが使えたらいいのに」って思う人もいますよね。でも使えない仕様になっているからこそ安全性が確保されてるというメリットもあるんです。
TONEモバイル(トーンモバイル)

料金 | 通話 | ||
月額基本料金 1,100円 動画以外のインターネット使い放題 動画チケット1GB分付 | 5分かけ放題:770円 | ||
平均速度 | 事務手数料 | ||
平均ダウンロード速度:約56Mbps ※みんそく1月確認 | 契約事務手数料: 3,300円 SIM発行手数料: 433円 | ||
iPhone対応 | テザリング | 5G | 海外利用 |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ (無料) |
支払い | データ繰越 | eSIM | サポート体制 |
クレジットカード 口座振替 | × | ◯ | 電話 店舗 メール Q &A |
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キッズ携帯でLINEは使えない!

キッズ携帯でLINEは使えません。
キッズ携帯に搭載されている機能は限られており、メインは電話とSMSを利用したメッセージのやり取り、GPSの位置確認機能や防犯ブザーなど、子どもの安全を確保するものです。
そのため、インターネットに繋ぐことができず、LINEアプリでのやり取りはできません。
一見スマホのように見えるタッチパネル式のキッズ携帯も存在しますが、スマホのようにアプリをインストールして様々な機能が使える設計にはなっていないのです。

LINEが使えないとなると、キッズ携帯ではSMSでしかメッセージのやりとりができないということ?
基本的に、キッズ携帯の連絡手段は通話とSMSで、料金は各社で少々異なります。
- ドコモ
- 通話:家族内無料、家族以外への通話は22円/30秒
- SMS送受信:国内はすべて無料、海外へは一送信あたり50円~
- au
- 通話:家族内無料、家族以外への通話は22円/30秒
- SMS送受信:家族内無料、家族以外へは一送信あたり3.3円
- ソフトバンク
- 通話:家族内無料、家族以外への通話は5分以内無料、超過後は22円/30秒
- SMS送受信:受信無料、ソフトバンク以外への送信は一送信あたり3.3円
- MSM送受信:無料
ソフトバンクのみ、キッズ携帯でもメールアドレスを使うMMSを採用しており、写真や音声データを添付したメールの送受信が可能です。
また、LINEに代わる連絡ツールアプリとして、ドコモ・au・ソフトバンクが共同開発した「+メッセージ」というものがあり、こちらで詳しく説明しています。
なぜキッズ携帯でLINEが使えないのか?
キッズ携帯でLINEが使えない理由をまとめると以下の通りです。
- キッズ携帯はインターネット接続ができず、アプリのダウンロードができない
- キッズ携帯の機能は子どもの安全を確保するためのものに限定されている
- LINEからのSMS認証の受信ができず、アカウントが作れない
- キッズ携帯では指定された電話番号以外からのSMSは受信できない
- LINEアプリの推奨年齢が12歳以上のため、保護者の許可がないと使えない仕様
- LINEを使いたいならキッズ携帯ではなく、キッズスマホで親が設定する必要がある
LINEはコミュニケーションツールとして便利なアプリである反面、知らない相手とでも簡単につながってしまうという危険もあります。
キッズ携帯ではセキュリティ仕様的に許可されていないSMSの受信ができず、LINEアカウントが作れません。
また、LINEアプリにも年齢による機能制限が設けられており、キッズ携帯以外でも12歳未満の利用は親の許可が必要です。
キッズ携帯のセキュリティ、LINEアプリの機能制限それぞれに子どもの安全を守るため仕様がありますが、子どもにLINEを使わせるのであれば、安全対策を理解した上でキッズ携帯以外の選択が必要です。
親が知るべきキッズ携帯での代替コミュニケーション手段
キッズ携帯は音声通話の発着信とSMSの送受信がどちらも電話帳に登録されている相手のみに制限されています。そのため、知らない人から着信やSMSが届く心配はありません。
しかし、SMSでは家族内のグループトークや、画像・スタンプなどの送受信ができないため、物足りなさを感じる人もいるでしょう。
キッズ携帯では代替コミュニケーションツールとして「+メッセージ」が利用できます。

「+メッセージは」、SMSの機能拡張ツールとして、ドコモ・au・ソフトバンクが共同開発したメッセージサービスです。利用料無料で、お互いが電話番号さえ知っていれば専用アプリを使って1対1でのやり取りや、複数人でのグループトークも可能です。
ここで、+メッセージとSMSの機能を比較します。
機能 | +メッセージ | SMS |
---|---|---|
テキストの文字数 | 最大全角2730文字 | 最大全角70文字 |
写真・動画の送受信 | 〇 | × |
スタンプの利用 | 〇 | × |
グループメッセージ | 〇 | × |
音声メッセージ | 〇 | × |
機能面は+メッセージが圧勝です。SMSは1対1のやりとりのみですが、+メッセージなら家族でグループを作ってやりとりできるのも嬉しいポイントです。
さらに、文字によるメッセージのやり取りの他に、画像や動画、スタンプも送受信できるので、家族のコミュニケーションもますます楽しめますね!

+メッセージで利用できるスタンプはすべて無料です!
また、+メッセージはドコモ・au・ソフトバンク(または3大キャリアのサブブランド)で契約している電話番号同士でしかやりとりできないので、安全性が高いといえます。
+メッセージは、LINEの「フィルタリングが効かない」「広告やニュースで不適切な内容が表示されてしまう」「知らない人と繋がれてしまう」といったデメリットを排除したもので、機能はほぼLINEと同じです。
+メッセージなら、ネットリテラシーがまだ低い子どもでも安全に使えるでしょう。
どうしてもLINEを使いたい場合の解決策:格安SIMのスマホを検討
子どもとのやり取りでどうしてもLINEを使いたいのであれば、キッズ携帯ではなくスマホを持たせる必要があります。
選択する通信会社によっては月額料金が高額になってしまうため、格安SIMがおすすめです。
格安SIMは種類が多く、どれを選べば良いのか分からない人のために、子どもにおすすめの格安SIMをピックアップしてご紹介します。
LINEギガフリーのLINEMOがおすすめ

LINEMOは子ども向けプランはありませんが、「LINEMOベストプラン」は子どもにもおすすめです。
3GBまで月額990円(税込)で使えるだけでなく、「LINEギガフリー」が標準サービスでLINEアプリ内の機能はすべてデータ容量を消費せずに利用できます。
ソフトバンクのサブブランドであるLINEMOと、同じくドコモとauのサブブランドであるirumoとpovoで3GBプランを比較します。
項目 | LINEMO | irumo | povo |
---|---|---|---|
月額料金 | 990円 | 2,167円 | 990円(30日間トッピング) |
SNS使い放題 | LINEギガフリー | × | × |
フィルタリングサービス | 無料 | 無料 | 無料 |
家族間通話無料 | × | ファミリー割引グループ回線からirumoへの発信のみ無料 | × |
フィルタリングサービスは各社で無料ですが、LINE使い放題はLINEMOだけです。
家族間通話無料サービスはありませんが、LINEギガフリーならLINE通話もデータ消費0なので、通話に関しても特に問題はないでしょう。
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キッズ携帯の機能も兼ね備えたトーンモバイル

子どもにLINEを使わせたいけど、キッズ携帯のような安心機能も欲しいという人にトーンモバイルはおすすめです。
月額1,100円(税込)で動画視聴(1GBまで)以外はデータ通信使い放題というシンプルな料金設定のため、使い過ぎで速度制限がかかってしまったり、想像以上に月額料金がかかってしまう心配がありません。
また、月額308円(税込)のTONEファミリーオプションに加入すれば、「LINEが使えるキッズ携帯」のような使い方ができます。
- GPS居場所確認
- 行動通知機能
- チャット機能
- インターネットフィルタリング機能
- アプリ利用制限
- 端末利用時間制限
子どもの見守り機能として保護者が欲しい機能は一通り揃っているため、親子で安心して利用できる格安SIMだといえます。
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子どもの成長に合わせてデータ通信を使うならmineo

子どもの成長に合わせてデータ容量を使わせつつ、子どもの安全機能や家族間通話も欲しいという人にmineoがおすすめです。
1GB1,298円(税込)から利用できますが、子どもが成長するにつれて、YouTubeやTikTokなど視聴するようになり、データ容量を増やしたとしても20GB2,178円(税込)とコスパに優れています。
なお、余ったデータ容量は家族内で分け合えるため、子どもはデータ容量少なめにしておいて、足りなくなったときだけ補填するという使い方もできます。
子どもの安全機能としてmineoで採用されているフィルタリングサービスは「日本PTA全国協議会」の推薦製品なので、子どもにも安心して使わせられるでしょう。
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LINEが使えないキッズ携帯の利点とは?安心・安全のポイント
LINEが使えないキッズ携帯の利点としては以下の点が挙げられます。
- 使える機能は最低限
- 親と連絡を取り合うための専用機器とした、通話・SMS・GPSが基本の機能
- LINEやSNSが使えない
- インターネットに接続できないため、不適切な情報に触れる心配がない
- 親の目が行き届かないことによるリスクが低い
- もめ事やトラブルに巻き込まれる可能性が低い
キッズ携帯は小学生などの子ども向けに設計されており、子どもの安全を守ることに特化した仕様です。最低限の機能しか搭載されておらず、インターネットに接続してサイトを見たり、LINEアプリを使うことはもちろんできません。
一方、子どもが使うスマホは、防犯やトラブル防止機能つきのフィルタリングされた大人のスマホといった立ち位置です。利便性はキッズ携帯よりも優れていますが、インターネットやアプリを簡単に利用できる環境はトラブルに繋がる可能性もあります。
子どもにスマホを持たせると、いくらフィルタリング機能を使ったとしても、LINEやSNSを使う環境によっては親の目が行き届かないところで起きた些細なもめ事やトラブルが、いつの間にか深刻化するケースも考えられます。
そのため、子どもの安全に特化しつつ最低限の機能が使えるキッズ携帯の方が、親としては安心だといえるでしょう。
LINEの子供向け制限に関するよくある質問
- キッズ携帯の番号を使ってタブレットでLINEはできる?
-
キッズ携帯ではSMS認証ができないため、LINEアカウントが作れません。
使っていないタブレットやスマホを子どものLINE用に使うのであれば、格安SIMを契約するか、親がデュアルSIMなら片方の番号をLINEアカウント作成用に使うという手もあります。
- 電話番号なしで子どもが使えるメッセージアプリは?
-
「Slack」は電話番号なしでメールアドレスのみで登録できます。
ビジネスツールとしての使用が一般的ではありますが、音声通話やリアクション、画像・動画の送受信など、LINEと変わらない使い方ができます。
Wi-Fi環境下で使えるので、使わなくなったスマホやタブレットを自宅にいる子どもとの連絡用として活用することも可能です。
- 子どもは何歳からLINEを使える?
-
LINEの利用推奨年齢は12歳以上なので、12歳未満が利用する場合は保護者の許可と設定が必要です。
なお、ID検索は18歳以上の機能となっており、子ども同士でLINEを交換する際はQRコードやURLを使う必要があります。
- LINEの広告は非表示にできる?
-
広告の右上に表示されているマークをタップすることで一時的に非表示にすることができます。
ただし、この機能はLINEに対して「この広告は不適切」と伝えるだけのもので、今後一切広告が表示されなくなる制限ではありません。
結論:キッズ携帯ではLINEは使えないが、安心して使える他の選択肢がある
この記事では以下の内容について説明しました。
- キッズ携帯ではLINEが使えない
- 「+メッセージ」ならキッズ携帯でもLINEと同じ使い方ができる
- どうしてもLINEが使いたいなら格安SIMを検討
- 格安SIM各社でも、キッズ携帯のような安全機能を提供している
キッズ携帯はインターネット接続が使えないため、LINEは利用できません。
しかし、キッズ携帯では音声通話とSMSだけでなく、「+メッセージ」というアプリが使えます。
+メッセージはSMSの機能拡張ツールで、LINEと同じような使い方ができるだけでなく、電話番号を知っている人同士でしかやり取りができないため、安全性にも優れています。
LINEにこだわらなくても安全に連絡を取ることはできますが、どうしてもLINEを使いたい場合は格安SIMを検討しましょう。
LINEMOなら「LINEギガフリー」でLINEアプリ内の機能がデータ消費0で利用できるため、データ容量を気にせずに使えます。
また、他にも格安SIM各社で子供向けの安全機能を備えたお得なプランを提供しています。
メッセージツールはLINEだけではないということを頭に置きつつ、保護者のライフスタイルに合った子どもとの連絡手段を検討しましょう。
【LINEMO】


料金プラン | 通話 | ||
【ベストプラン】 3GB:990円 10GB:2,090円 【ベストプランV】 30GB:2,970円 LINEギガフリーでデータ消費0! | 【ベストプラン】 5分通話かけ放題:+550円 無制限かけ放題:+1,650円 【ベストプランV】 5分通話かけ放題:無料 無制限かけ放題:+1,650円 | ||
平均速度 | 事務手数料 | ||
平均ダウンロード速度: 98.94Mbps ※みんそく1月確認 | 新規・乗り換えともに無料 | ||
iPhone対応 | テザリング | 5G | 海外利用 |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
支払い | データ繰越 | 速度制限時 | eSIM |
クレカ 口座振替 | × | ベストプラン 300kbps ベストプランV 1Mbps | ◯ |
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