Polygonチェーンはイーサリアムと並列で動くパラレルサイドチェーンの一種です。
スマートコントラクト機能によりNFT関連の主要ネットワークとなったイーサリアムでしたが、高負荷による取引処理速度の遅延、ガス代と呼ばれる手数料の高騰化という問題が発生し、この問題の解決策として開発されたのがPolygonになります。
本記事ではPolygonチェーンの特徴とPolygonネットワーク上で動いているNFTゲームについてご紹介します。
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Polygonチェーンとは?
イーサリアムのサイドチェーン
Polygonチェーンは、イーサリアムのサイドチェーンの一種です。
イーサリアムチェーンと並行して動作する「レイヤー2」のサイドチェーンであり、イーサリアムの課題である処理速度遅延と高いガス代(ネットワーク手数料)を解決したブロックチェーンになります。
情報記録のためのブロック生成時間について、イーサリアムでは15秒ほどかかりますがPolygonでは一瞬で完了し、よりシームレスな情報処理・取引手続きが可能となっています。
また、ガス代と呼ばれるネットワーク手数料もイーサリアムでは300~1500円程度(混雑する時間帯は高い)かかるのに対して、Polygonでは1セントもかからないことが多く、取引コストを気にすることなく暗号資産の取引やアプリケーションの利用が可能です。
独自暗号資産MATIC
Polygonの独自暗号資産はMATICであり、Polygonネットワークの手数料を支払うことなどに使用できます。
名称の由来はPolygonの元々の名称がMATICだったからであり、イーサリアムのETHと同じような関係です。
MATICはガバナンストークンでもあるためPolygonの運営方針に賛否表明することもでき、またステーキングも可能となっています。
Polygonチェーンの人気NFTゲーム
イーサリアムの大型アップデート「The Merge」によって取引処理速度やガス代の問題が解決される噂があり、Polygonの将来性に疑問視が投げかけられた時期もありましたが、「The Merge」ではこれらの問題が解決されないことが明らかになりました。
そのため、今後もより高速な取引、安価な手数料というPolygonの優位性のある特徴は継続され、NFTゲームやプロジェクトの発足が続いていきそうです。
現時点でPolygonネットワークで動く人気のNFTゲームには下記のものがあります。
- CryptoSpells(マルチチェーン)
- Bombcrypto2
- マイクリプトサーガ
- 元素騎士ONLINE
- Pegaxy
- Wonderhero
また、テラ(LUNA)の暴落を受け、テラで動いていた48のプロジェクトがPolygonに移行することが決まりました。NFTゲーム「Derby Stars」もPolygonに移動することとなり、今後これらの動きが増えていきそうです。
ブリッジに注意
Polygonはイーサリアムのサイドチェーンですが、ネットワークが異なるため仮想通貨を利用する場合にはPolygonチェーンにブリッジさせることを忘れないようにしましょう。
イーサリアムでもPolygonでも仮想通貨ETH(イーサリアム)はありますが、Polygonの上で利用する場合には「ETH on Polygon」に変更する(ブリッジする)ことが必要になります。
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