仮想通貨チェーンリンク(LINK)とは？特徴と価格＆将来性、購入方法を紹介

チェーンリンク(LINK)とは、ブロックチェーンに外部ソースのデータを信頼できる形で接続し、ブロックチェーンと外部サービスを相互接続するプロジェクトのことです。

分散型オラクルと呼ばれる仕組みを持っており、DeFi(分散型金融)の実質的な業界水準となるなど界隈では圧倒的な存在感を持っています。

仮想通貨LINK(チェーンリンク)は、このチェーンリンクのネイティブトークンです。

本記事の内容

チェーンリンクはブロックチェーンに外部ソースのデータを供給する分散型オラクル
ネットワークとして独立しているブロックチェーンに信頼できる外部データを供給
ブロックチェーン同士を繋ぐ「クロスチェーン」も実装
DeFi(分散型金融)の実質的な業界水準(デファクトスタンダード)
LINKはチェーンリンク発行のネイティブトークン、信頼性向上に活用されている

仮想通貨LINK(チェーンリンク)は、国内仮想通貨取引所に多数上場しており、「DMM Bitcoin(PR)」などで取引が可能です。

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仮想通貨チェーンリンク(LINK)とは？
- 分散型オラクルとは
- チェーンリンク(LINK)の基本情報・価格
仮想通貨チェーンリンク(LINK)の特徴
仮想通貨チェーンリンク(LINK)の価格推移(チャート)/これまでの値動き
仮想通貨チェーンリンク(LINK)の将来性・価格予測
仮想通貨チェーンリンク(LINK)は儲かる？期待される理由と関連ニュース
仮想通貨チェーンリンク(LINK)が購入できるおすすめの仮想通貨取引所
仮想通貨チェーンリンク(LINK)に関するよくある質問
- チェーンリンクにステーキング報酬は存在する？
- チェーンリンクとLINEのリンクの関係性は？
仮想通貨チェーンリンク(LINK)まとめ

仮想通貨チェーンリンク(LINK)とは？

チェーンリンクの公式HP

チェーンリンク(LINK)は、ブロックチェーンと外部ソースデータを接続する分散型オラクルのプロジェクトです。

任意のブロックチェーンと外部サービス、あるいは他のブロックチェーンのデータを接続することができ、主にDeFi(分散型金融)の市場で大きなシェアを占め、現在は実質的な業界水準(デファクトスタンダード)となっています。

歴史は古く、2017年11月にスマートコントラクト社のSergey Nazarov氏が開発してリリースすると、2022年11月時点でチェーンリンクのトークン「LINK」は時価総額21位に位置するなど、分散型オラクルの市場において支持を集めました。

分散型オラクルとは

チェーンリンクの分散型オラクル

チェーンリンク(LINK)が支持される理由の一つは、分散型オラクルという仕組みによるデータの信頼性です。

オラクルとは、ブロックチェーンと外部データソースの間にあるノード(必ず通過する場所のようなもの)であり、外部データソースのデータをブロックチェーンのスマートコントラクトに供給するレイヤーになります。

オラクルには下記の二種類のタイプが存在します。

中央集権型オラクル
分散型オラクル

中央集権型オラクルとは、ブロックチェーンにデータ提供するオラクルが単体である構造のものです。

そのため、データの信頼性はデータソースに依存しており、外部データが改竄された場合はブロックチェーンに提供するデータも改竄されたデータになるという構造的脆弱性があります。

分散型オラクルの利点

これに対し、分散型オラクルは複数のノードから外部データソースを取り込み、互いに検証することで改竄されたデータが入ってきた時に即座に検知できるという仕組みになっています。

そのため、分散型オラクルを採用しているブロックチェーンに対して改竄データを送信することは非常に困難であり、中央集権型オラクルと比較すると分散型オラクルは提供するデータの信頼性が高く、多くのDeFi(分散型金融)プロジェクトに採用されている要因となっています。

この分散型オラクルの中で2022年11月の段階でNo.1の時価総額を確保しているのがチェーンリンク(LINK)です。

仮想通貨LINKによる信頼性向上

また、チェーンリンクに対してデータを提供する外部データソース(ノード)となるためには、一定程度の仮想通貨LINKのステーキングが必要となります。

その上で、万が一誤った情報をチェーンリンクに送信してしまうとステーキングしているLINKが没収され、逆に継続して正しい情報を送信していくとLINKが支払われるという仕組みになっています。

この仮想通貨LINKを活用した仕組みにより、各ノードにおけるデータの信頼性も向上され、結果としてチェーンリンクは非常に信頼性の高い分散型オラクルとして支持されているのです。

チェーンリンク(LINK)の基本情報・価格

シンボル	LINK
発行枚数上限	1,000,000,000枚
公式サイト	チェーンリンク公式HP
公式Twitter	公式Twitter
取扱いのある国内仮想通貨取引所＊2022年11月12日時点	DMM Bitcoin(PR) GMOコイン BITPOINT(ビットポイント) bitbank bitFlyer SBI VCトレード Kraken Japan Coinbase

NFT GAMER’S

分散型オラクルの中で最もシェアの高いプロジェクトがチェーンリンクです。仮想通貨全体に大きく影響するので、価格や時価総額はトレンドに影響を受ける傾向があります。

仮想通貨チェーンリンク(LINK)の特徴

仮想通貨チェーンリンク(LINK)の主な特徴には次のものがあります。

分散型オラクルによる提供データの信頼性
双方向性による外部サービスでの活用
クロスチェーンによるデータ・送金

各特徴について詳しく見ていきましょう。

分散型オラクルによる提供データの信頼性

上項目でご紹介した通り、チェーンリンクは分散型オラクルの中で最も市場評価されているプロジェクトです。

ブロックチェーンに外部データを取り込みたいプロジェクトから大きな支持を集めており、下記のような代表的なDeFiプロジェクトにおいてもチェーンリンクが導入されています。

Aave
PancakeSwap
Trader Joe
Compound
LIDO
dYdX
Synthetixn

後述するようにクロスチェーン機能があるため様々なチェーンのDeFiプロジェクトに採用され、その数は数百種類以上にもなります。

また、DeFiに限らずNFT関連プロジェクトなどにもチェーンリンクは導入されています。

BAYC
Axie Infinity
DOT(ポルカドット)
XTZ(テゾス)

GoogleCloudとも提携

また、提供データの信頼性はDeFi(分散型金融)プロジェクトだけでなく、大手企業にも評価されています。

2019年にはGoogleCloudと連携、Google提供の天気データをチェーンリンクのネットワークで利用できるようになりました。

データの信頼性がより重要になるサービスについて、チェーンリンクの分散型オラクルが活用される事例が増えて来そうです。

双方向性による外部サービスでの活用

チェーンリンク(LINK)は、ブロックチェーンのスマートコントラクトに対して信頼できるデータを提供するだけでなく、ブロックチェーンに保存されたデータを外部サービスに送信することができます。

この機能により、信頼できるデータが重要となる市場(主に金融や証券など)において、チェーンリンク(LINK)を活用する事例が出て来ています。

SWIFTとの提携

SWIFTとは、国際銀行間金融通信協会が提供している国際決済の管理システムです。

200を超える国が加盟しており、あらゆる為替取引に係る金融機関の手続きを中継、為替取引においては欠かすことのできない重要なシステムとなっています。

昨今の話題としてはウクライナ問題に対する経済制裁として、ロシアのSWIFT除外などが上がりましたので、名前を耳にしたことがある人も多いでしょう。

チェーンリンク(LINK)は、2016年にSWIFTと提携を締結しており、この国際決済システムに対して分散型オラクルを用いたブロックチェーン技術を応用することを目的に研究開発をしています。

クロスチェーンによるデータ・送金

チェーンリンク(LINK)は、異なる独立したブロックチェーン同士でデータやトークンを相互接続する「クロスチェーン」機能も提供しています。

この機能によりマルチチェーン対応のアプリケーションにおける利便性が格段に向上するなど、開発者・利用者共に多大な恩恵を与えています。

SOLANAチェーンにも対応

また、従来はEVM(イーサリアム仮想マシン)に互換性を持つブロックチェーンのみを対応していましたが、2022年6月には初めてEVM非対応のSOLANAをサポートする発表がありました。

これにより、SOLANAチェーンのDeFiプロジェクトにおいてもチェーンリンク(LINK)が提供する信頼性の高い価格フィードを提供できるようになり、また分散型オラクルのネットワークを利用できるようになります。

SOLANA対応に端を発して対応するブロックチェーンの種類が増加していけば、今よりさらにチェーンリンクの存在感が増していくことになるかもしれません。

仮想通貨チェーンリンク(LINK)の価格推移(チャート)/これまでの値動き

2017年に正式ローンチされたチェーンリンクでしたが、仮想通貨LINKは2019年春頃まではほぼ横ばいで進捗していました。

転機が訪れたのはDeFiに注目が集まった2020/2021年であり、2020年の年初には200円程度だったLINKEが、2021年の5月には一時的に5600円程の価格をつけました。

その後は仮想通貨市場全体の落ち込みにより下落トレンドではありますが、FTX問題の前は1200円ほどに回復するなど、DeFi市場で覇権を取っていることが評価されているのか、根強い価格を形成しています。

仮想通貨チェーンリンク(LINK)の将来性・価格予測

仮想通貨チェーンリンク(LINK)の将来性・今後の価格予測が気になる方は、下記の仮想通貨価格予想サイトの公表数値も参考にしてください。

予測サイト/$	2022年	2023年	2024年	2025年
Digital Coin Price	6.26	9.75	12.54	15.41
TradingBeasts	5.996	6.603	9.174	11.469

ただし、上記はあくまで各予想サイトの予想数値になりますので、実際に購入される際にはご自身の責任・判断で行うようにしてください。

仮想通貨チェーンリンク(LINK)は儲かる？期待される理由と関連ニュース

分散型オラクル市場の拡大

仮想通貨チェーンリンク(LINK)の将来性に関わる最も重要な要素は、やはり分散型オラクル市場の拡大とその中でのシェア獲得です。

これまでも下記のような著名な大手企業・プロジェクトとの提携を進めており、今後も同様に外部サービスとの提携が進むことによって分散型オラクルの市場が拡大していくことでしょう。

Google
SWIFT
Oracle
AP通信
BSN
SportsDataIO

その中で現在のように覇権を握り続けることができれば、仮想通貨チェーンリンク(LINK)の将来性にさらに期待ができると考えられるかもしれません。

クロスチェーンのグローバル規格の制定

また、対応可能なブロックチェーンを増やしていくことも、チェーンリンクの拡大には重要です。

チェーンリンク社は2022年6月に初めてEVMと互換性のないSOLANAチェーンのサポートを発表しました。

また、クロスチェーンのグローバル規格「CCIP(Cross-Chain Interoperability Protocol)」の制定・発表を計画しており、これが実用化されればチェーンを意識せずに自由にデータやトークンの相互接続・移動が可能となります。

あらゆるチェーンでチェーンリンクが利用できるようになると、LINKの価値が向上する可能性があるので注視しておきましょう。

仮想通貨市場の拡大

分散型オラクルは、今や仮想通貨市場全体において重要な役割を果たしています。

主に利用されているDeFiは特に仮想通貨市場の成長と連動する側面があるため、チェーンリンクの価値が向上するためには、仮想通貨市場全体も拡大していくことが必要となります。

この面はボラティリティの高さと表裏一体であるため良いことだけではありませんが、仮想通貨市場のトレンドが上がっていく時には、チェーンリンク(LINK)の動きにも注視したいところです。

大手仮想通貨取引所への上場

また、当然ながら取引が活発になれば仮想通貨チェーンリンク(LINK)の価値にも大きく影響します。

2022年1月にクラーケンに上場した際に値上がりしたように、今後新たに大手の仮想通貨取引所に上場する時には、値動きがあるかもしれませんん。

仮想通貨チェーンリンク(LINK)が購入できるおすすめの仮想通貨取引所

LINK	DMM Bitcoin	BITPOINT	GMOコイン	bitbank	bitFlyer	SBI VCトレード	Kraken Japan	Coinbase Japan
販売所	○	○	○	○	○	○	○	○
取引所	–	–	○	○	–	○	○	–
レバレッジ取引	○	–	–	–	–	○	–	–
レンディング	–	○	○	○	–	○	–	–
ステーキング	–	–	–	–	–	–	–	–
積立	–	–	○	–	○	○	–	○