NFTゲームは、ブロックチェーンの上で構築され「Play to Earn」の概念を実現しています。
ブロックチェーンが果たしている役割、種類、異なるネットワーク間でNFTや仮想通貨の移動ができるかなど、本記事ではNFTゲームとブロックチェーンについてご紹介していきます。
\取引所手数料無料!!※/
※BTC/LSKなど
NFTゲームのチェーン(ネットワーク)とは?
ブロックチェーンとは、非中央集権的にデータを分散保持する仕組みのことです。
情報の改竄が困難であると同時に追跡可能性があり、これまで複製し放題だった情報というものに「唯一無二」という価値を担保し、資産性を付与することを実現しました。
これにより、ブロックチェーン上で構築されているNFTゲームは、従来のゲームとは異なり次の仕組みが提供されています。
- 仮想通貨(トークン)が付与される
- NFTの発行が可能となった
つまり、ブロックチェーンという仕組みを活用することで「Play to Earn」というNFTゲームのコンセプト的概念が実現されているということになります。
NFTゲームで利用されているブロックチェーンの種類
ブロックチェーンは、最初の仮想通貨であるビットコインを実装するための仕組みとして開発されたものです。
ただし、この時の目的は仮想通貨自体の価値の保全及び決済手段としての活用であるため、高速に情報を処理する仕様は求められていませんでした。
NFTゲームに利用されているブロックチェーンは「スマートコントラクト」という機能を実装しており、これに高効率のコンセンサスアルゴリズムを実装することで、ブロックチェーンに情報を保存するためのブロック生成時間の短縮を実現、NFTゲームなどブロックチェーン上で動くアプリケーションの開発が可能なプラットフォームとしての一面を生み出しました。
最初に有名になったのがイーサリアムであり、そこから改善あるいは新しいコンセプトを持ち出し、現在は様々なブロックチェーンが生み出されています。
ブロックチェーン間のデータ・暗号資産の移動にはブリッジが必要
ブロックチェーンは時にネットワークとも呼ばれます。
同一のネットワーク内であれば自由に情報データの移動・保存をすることができますが、異なるネットワークにNFTや暗号資産などの情報データを移動させたい場合は、一度データをネットワーク間で移動させる「ブリッジ」と呼ばれる手続きが必要となります。
Polygonはイーサリアムのサイドチェーンですが、Polygonチェーンで販売されているNFTを購入する場合、イーサリアム上で保存されているETHで購入することはできません。ETHをPolygonネットワークに移動させ「ETH on Polygon」にして、ようやくPolygonネットワークのNFTを購入できるようになります。
NFTゲームの有名なブロックチェーン(ネットワーク)
現在、NFTゲームで活用されている有名なブロックチェーンには下記のものがあります。
- イーサリアム
- Polygon
- Solana
- BSC
- Ronin
- BNB
ネットワークごとに特徴があり、NFTゲームが求める仕様に応えた専門的なチェーンも多いです。
イーサリアム
イーサリアムは、スマートコントラクトを実装した分散型アプリケーションです。
ブロックチェーン上に仮想通貨の取引情報以外にもアプリケーションを実行及び記録の保存ができる仕組みを構築したことで、NFTゲームをはじめ非常に多様な事業活動のプラットフォームとして人気となりました。
また、「ERC20」という独自トークンの発行が可能な仕様を持っており、これによりイーサリアムベースの様々なトークンが比較的自由に発行が可能となり、これがNFTゲームで使用されている独自トークンを生み出しています。
Polygon
Polygonは、イーサリアムと並行して動くパラレルサイドチェーンです。
イーサリアムはアプリケーションプラットフォームとして圧倒的な革新性を持っていますが、次の課題がありました。
- 取引処理速度が遅い(ブロック生成に15秒程度かかる)
- ガス代(ネットワーク利用料)が高い
この問題を解決したのがPolygonであり、実際にイーサリアムに次ぐ人気を得て多くのNFTゲームがPolygonのネットワーク上で実装されてきています。